JP2564281Y2 - キャリアテープ用リール - Google Patents
キャリアテープ用リールInfo
- Publication number
- JP2564281Y2 JP2564281Y2 JP1992020810U JP2081092U JP2564281Y2 JP 2564281 Y2 JP2564281 Y2 JP 2564281Y2 JP 1992020810 U JP1992020810 U JP 1992020810U JP 2081092 U JP2081092 U JP 2081092U JP 2564281 Y2 JP2564281 Y2 JP 2564281Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carrier tape
- side plate
- reel
- core member
- core
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、チップ状の電子部品が
テーピングされた可撓性の帯状体であるキャリアテープ
を溝に巻き取って収納するためのキャリアテープ用リー
ルに関するものである。
テーピングされた可撓性の帯状体であるキャリアテープ
を溝に巻き取って収納するためのキャリアテープ用リー
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、チップコンデンサー、チップイン
ダクター、チップフィルター、チップ抵抗器、IC用チ
ップ等のチップ状電子部品を輸送、保管したり、或いは
電子部品の自動組立装置に供給する場合、連続した凹部
ポケットを有する可撓性の帯状体からなるキャリアテー
プにチップ状電子部品を収納し、これをリールに巻き取
った形態とするのが普通となっている。そして、このキ
ャリアテープ用リールとしては、2枚の側板と固定用の
コアの3部品を貼り合わせてなるプラスチック製のもの
が従来より広く使用されている。
ダクター、チップフィルター、チップ抵抗器、IC用チ
ップ等のチップ状電子部品を輸送、保管したり、或いは
電子部品の自動組立装置に供給する場合、連続した凹部
ポケットを有する可撓性の帯状体からなるキャリアテー
プにチップ状電子部品を収納し、これをリールに巻き取
った形態とするのが普通となっている。そして、このキ
ャリアテープ用リールとしては、2枚の側板と固定用の
コアの3部品を貼り合わせてなるプラスチック製のもの
が従来より広く使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プラスチック製のリールは、コアの両側に2枚の側板を
貼り合わせた形状であって、キャリアテープを巻き取る
ための溝が1つであることから、キャリアテープが1巻
きしか巻けずその巻取量が限られるという問題点があっ
た。
プラスチック製のリールは、コアの両側に2枚の側板を
貼り合わせた形状であって、キャリアテープを巻き取る
ための溝が1つであることから、キャリアテープが1巻
きしか巻けずその巻取量が限られるという問題点があっ
た。
【0004】本考案は、上記のような問題点に鑑みなさ
れたものであり、その目的とするところは、製造が容易
でしかもキャリアテープを多く巻き取ることのできるキ
ャリアテープ用リールを提供することにある。
れたものであり、その目的とするところは、製造が容易
でしかもキャリアテープを多く巻き取ることのできるキ
ャリアテープ用リールを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案のキャリアテープ用リールは、チップ状の電
子部品がテーピングされた可撓性の帯状体であるキャリ
アテープを溝に巻き取って収納するためのキャリアテー
プ用リールであって、同じ形状の3枚の側板と同じ形状
の2つのコア部材からなり、反対向きとした2つのコア
部材を3枚の側板の間にそれぞれ挟むように組み合わ
せ、一方のコア部材の突起が側板の中心部の貫通孔を通
って他方のコア部材の対応する窪みに嵌入固定すること
により2つの巻取用の溝が形成されたことを特徴とする
ものである。
に、本考案のキャリアテープ用リールは、チップ状の電
子部品がテーピングされた可撓性の帯状体であるキャリ
アテープを溝に巻き取って収納するためのキャリアテー
プ用リールであって、同じ形状の3枚の側板と同じ形状
の2つのコア部材からなり、反対向きとした2つのコア
部材を3枚の側板の間にそれぞれ挟むように組み合わ
せ、一方のコア部材の突起が側板の中心部の貫通孔を通
って他方のコア部材の対応する窪みに嵌入固定すること
により2つの巻取用の溝が形成されたことを特徴とする
ものである。
【0006】
【作用】上述の本考案のキャリアテープ用リールは、側
板とコア部材の2種類の部材のみで形成される。そし
て、形成されたそれぞれの溝にはキャリアテープが巻か
れて収納される。
板とコア部材の2種類の部材のみで形成される。そし
て、形成されたそれぞれの溝にはキャリアテープが巻か
れて収納される。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面により説明す
る。
る。
【0008】図1は本考案の一実施例であるキャリアテ
ープ用リールをその各部材を離間した状態で示す斜視図
である。同図に示されるように、キャリアテープ用リー
ル1は、同じ形状の3枚の側板2と、反対向きとした同
じ形状の2つのコア部材3を組み合わせて互いに接着す
ることで形成される。
ープ用リールをその各部材を離間した状態で示す斜視図
である。同図に示されるように、キャリアテープ用リー
ル1は、同じ形状の3枚の側板2と、反対向きとした同
じ形状の2つのコア部材3を組み合わせて互いに接着す
ることで形成される。
【0009】図2に上記側板2の正面図を、図3に図2
のA−A断面図を、図4に図2のB−B断面図をそれぞ
れ示している。
のA−A断面図を、図4に図2のB−B断面図をそれぞ
れ示している。
【0010】この側板2は合成樹脂を射出成形して形成
されたもので、巻き回数を多くするため大きな円板状の
薄板としている。このため、本実施例ではABS樹脂に
20%のガラス繊維を入れたもので成形し、全体の強度
を高めるとともに成形時における変形を防ぐようにし
た。
されたもので、巻き回数を多くするため大きな円板状の
薄板としている。このため、本実施例ではABS樹脂に
20%のガラス繊維を入れたもので成形し、全体の強度
を高めるとともに成形時における変形を防ぐようにし
た。
【0011】側板2には、放射状のリブ21の間に適宜
の形状をした複数の窓22が設けられており、中心部2
3には円形状の開口24とその周囲に6個の貫通孔25
が設けられている。ここで、各貫通孔25は縦方向中心
線に対して対称な位置に形成されている。なお、リブ2
1は図3に示すように側板2の厚さと同じ厚みの中央リ
ブ部21aと若干薄い周辺リブ部21bからなり、側板
2の周囲端部は図4に示すように両サイドに傾斜面2a
を有した形状になっている。また、複数の窓22のうち
上下の窓22の中心寄りにはキャリアテープの先端を差
し込んで止めるためのスリット26がそれぞれ形成され
ている。
の形状をした複数の窓22が設けられており、中心部2
3には円形状の開口24とその周囲に6個の貫通孔25
が設けられている。ここで、各貫通孔25は縦方向中心
線に対して対称な位置に形成されている。なお、リブ2
1は図3に示すように側板2の厚さと同じ厚みの中央リ
ブ部21aと若干薄い周辺リブ部21bからなり、側板
2の周囲端部は図4に示すように両サイドに傾斜面2a
を有した形状になっている。また、複数の窓22のうち
上下の窓22の中心寄りにはキャリアテープの先端を差
し込んで止めるためのスリット26がそれぞれ形成され
ている。
【0012】図5に上記コア部材3の正面図を、図6に
背面図を、図7に側面図をそれぞれ示している。
背面図を、図7に側面図をそれぞれ示している。
【0013】このコア部材3は任意の硬質樹脂を射出成
形して形成されたもので、側板2の中心部23に合う大
きさの円板状をしており、図5に示す表側の中央には側
板2の厚みの半分より若干低い高さでかつ前記開口24
と嵌まり合う円形状の内側段部31が設けられ、図6に
示す裏側の中央には側板2の厚みと略々同じ高さでかつ
前記開口24と嵌まり合う円形状の外側段部32が内側
段部31の丁度反対側となるように設けられている。ま
た、コア部材3の中心部には内側段部31と外側段部3
2を貫通するようにして駆動孔33が設けられ、コア部
材3の上下には側板2のスリット26と合致するスリッ
ト34がそれぞれ設けられている。
形して形成されたもので、側板2の中心部23に合う大
きさの円板状をしており、図5に示す表側の中央には側
板2の厚みの半分より若干低い高さでかつ前記開口24
と嵌まり合う円形状の内側段部31が設けられ、図6に
示す裏側の中央には側板2の厚みと略々同じ高さでかつ
前記開口24と嵌まり合う円形状の外側段部32が内側
段部31の丁度反対側となるように設けられている。ま
た、コア部材3の中心部には内側段部31と外側段部3
2を貫通するようにして駆動孔33が設けられ、コア部
材3の上下には側板2のスリット26と合致するスリッ
ト34がそれぞれ設けられている。
【0014】さらに、図5及び図7に示すように、コア
部材3の表側にはその内側段部31より外側に3つの突
起35と3つの窪み36が交互に形成されている。そし
て、これらは側板2における6個の貫通孔25と重なる
位置に形成されており、2つのコア部材3の表側同士を
向かい合わせその間に側板2を挟んで各突起35を側板
2の貫通孔25に通した時に互いに嵌まり合う関係で形
成されている。このように嵌まり合った状態では、2つ
のコア部材3における駆動孔33が合致するようになっ
ている。なお、各突起35の周囲には接着剤の逃げとな
る浅い窪み35aが設けられている。
部材3の表側にはその内側段部31より外側に3つの突
起35と3つの窪み36が交互に形成されている。そし
て、これらは側板2における6個の貫通孔25と重なる
位置に形成されており、2つのコア部材3の表側同士を
向かい合わせその間に側板2を挟んで各突起35を側板
2の貫通孔25に通した時に互いに嵌まり合う関係で形
成されている。このように嵌まり合った状態では、2つ
のコア部材3における駆動孔33が合致するようになっ
ている。なお、各突起35の周囲には接着剤の逃げとな
る浅い窪み35aが設けられている。
【0015】一方、図6及び図7に示すように、コア部
材3の裏側には表側の3つの突起35と3つの窪み36
の位置に対応して6つの突起37が設けられている。し
たがって、各突起37は側板2における6個の貫通孔2
5と重なる位置に形成されている。そして、これらの突
起37の高さは側板2の厚み及び外側段部32の高さと
略々同じになっており、また、各突起37の周囲には接
着剤の逃げとなる浅い窪み37aが設けられている。
材3の裏側には表側の3つの突起35と3つの窪み36
の位置に対応して6つの突起37が設けられている。し
たがって、各突起37は側板2における6個の貫通孔2
5と重なる位置に形成されている。そして、これらの突
起37の高さは側板2の厚み及び外側段部32の高さと
略々同じになっており、また、各突起37の周囲には接
着剤の逃げとなる浅い窪み37aが設けられている。
【0016】上記の構成からなる側板2を3枚とコア部
材3を2つ用いて本実施例のキャリアテープ用リール1
が形成される。具体的には、2つのコア部材3における
各突起35,37の全てに接着剤を塗布した状態とし、
図1に示すように、各コア部材3をその表側を内向きと
して3枚の側板2の間にそれぞれ挟むようにし、図8に
示す状態で接着固定する。これにより、両コア部材3に
おける表側の各突起35は中央の側板2の各貫通孔25
を通って対応する窪み36に嵌入固定し、両コア部材3
における裏側の各突起37は左右の側板2の各貫通孔2
5に嵌入固定した状態となる。なお、各部材の取付け順
序は任意である。
材3を2つ用いて本実施例のキャリアテープ用リール1
が形成される。具体的には、2つのコア部材3における
各突起35,37の全てに接着剤を塗布した状態とし、
図1に示すように、各コア部材3をその表側を内向きと
して3枚の側板2の間にそれぞれ挟むようにし、図8に
示す状態で接着固定する。これにより、両コア部材3に
おける表側の各突起35は中央の側板2の各貫通孔25
を通って対応する窪み36に嵌入固定し、両コア部材3
における裏側の各突起37は左右の側板2の各貫通孔2
5に嵌入固定した状態となる。なお、各部材の取付け順
序は任意である。
【0017】このようにして組み立てられたキャリアテ
ープ用リールは、3枚の側板2の間に2つの巻取用の溝
が形成されたものとなり、しかも側板2が大きいので、
1つのリールで大量のキャリアテープを巻き取って収納
することができる。
ープ用リールは、3枚の側板2の間に2つの巻取用の溝
が形成されたものとなり、しかも側板2が大きいので、
1つのリールで大量のキャリアテープを巻き取って収納
することができる。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のキャリア
テープ用リールは、同じ形状の3枚の側板と同じ形状の
2つのコア部材を組み合わせて2つの巻取用の溝を形成
したものであるので、1つのリールで多くのキャリアテ
ープを巻き取って収納することができるという効果を奏
する。
テープ用リールは、同じ形状の3枚の側板と同じ形状の
2つのコア部材を組み合わせて2つの巻取用の溝を形成
したものであるので、1つのリールで多くのキャリアテ
ープを巻き取って収納することができるという効果を奏
する。
【0019】また、側板とコア部材の2種類の部材を準
備するだけでよいため、費用の高い射出成形の金型が少
なくて済み、しかも簡単に組み立てられることから、低
コストで提供することができる。さらに、一方のコア部
材の突起が側板の中心部の貫通孔を通って他方のコア部
材の対応する窪みに嵌入固定するようにしたので、各部
材を確実にしかも簡易に固定することができる。
備するだけでよいため、費用の高い射出成形の金型が少
なくて済み、しかも簡単に組み立てられることから、低
コストで提供することができる。さらに、一方のコア部
材の突起が側板の中心部の貫通孔を通って他方のコア部
材の対応する窪みに嵌入固定するようにしたので、各部
材を確実にしかも簡易に固定することができる。
【図1】本考案の一実施例であるキャリアテープ用リー
ルをその各部材を離間した状態で示す斜視図である。
ルをその各部材を離間した状態で示す斜視図である。
【図2】側板の正面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】コア部材の正面図である。
【図6】コア部材の背面図である。
【図7】コア部材の側面図である。
【図8】側板とコア部材の取付け状態を示す側面図であ
る。
る。
1 キャリアテープ用リール 2 側板 3 コア部材
Claims (1)
- 【請求項1】 チップ状の電子部品がテーピングされた
可撓性の帯状体であるキャリアテープを溝に巻き取って
収納するためのキャリアテープ用リールであって、同じ
形状の3枚の側板と同じ形状の2つのコア部材からな
り、反対向きとした2つのコア部材を3枚の側板の間に
それぞれ挟むように組み合わせ、一方のコア部材の突起
が側板の中心部の貫通孔を通って他方のコア部材の対応
する窪みに嵌入固定することにより2つの巻取用の溝が
形成されたことを特徴とするキャリアテープ用リール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992020810U JP2564281Y2 (ja) | 1992-03-07 | 1992-03-07 | キャリアテープ用リール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992020810U JP2564281Y2 (ja) | 1992-03-07 | 1992-03-07 | キャリアテープ用リール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0572869U JPH0572869U (ja) | 1993-10-05 |
JP2564281Y2 true JP2564281Y2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=12037399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992020810U Expired - Fee Related JP2564281Y2 (ja) | 1992-03-07 | 1992-03-07 | キャリアテープ用リール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2564281Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5834857U (ja) * | 1981-09-02 | 1983-03-07 | 新名 源太郎 | マルチフランジボビン |
JPS6090257U (ja) * | 1983-11-28 | 1985-06-20 | ニツポー株式会社 | 部品包装用テ−プのリ−ル |
-
1992
- 1992-03-07 JP JP1992020810U patent/JP2564281Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0572869U (ja) | 1993-10-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |