JP2514242Y2 - 一体型粗選再脱毅処理装置 - Google Patents

一体型粗選再脱毅処理装置

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JP2514242Y2
JP2514242Y2 JP1990076800U JP7680090U JP2514242Y2 JP 2514242 Y2 JP2514242 Y2 JP 2514242Y2 JP 1990076800 U JP1990076800 U JP 1990076800U JP 7680090 U JP7680090 U JP 7680090U JP 2514242 Y2 JP2514242 Y2 JP 2514242Y2
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JP1990076800U
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隆章 杉村
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セイレイ工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、粗選機能と再脱穀処理機能とを有する一体
型粗選再脱穀処理装置に関するものである。
(ロ) 従来の技術 従来の粗選再脱穀処理装置は、例えば、実開昭61-121
984号公報に開示されているように、風選部と揺動選別
部とからなる粗選機と、再脱穀機は別体のもので両機を
隣設させて組み合わせることによって該装置を構成させ
ている。
それ故に、1つの機能しかもたないから両機を隣設せ
ねばならず、各機の据付位置の考慮が必要となり設置面
積は大になるとともに消費電力量も多くなり、輸送にお
いてもコスト高になる。また、両機は別体のものである
からそれぞれに選別風起風ファンと塵埃排出用の吸引フ
ァンを各々備えていて製作面からもコスト高になるなど
欠点とする点が多い。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 このように、従来の粗選再脱穀装置のものは、上記の
ように欠点とする点が多いのであるから、本考案はそれ
らを合理的に配置して一体的に組成し、且つ選別風起風
ファンと塵埃排出用の吸引ファンを兼用させることによ
って装置をコンパクト化しその欠点を解消せんとするも
のである。
(ニ) 課題を解決するための手段 そこで、本考案は、前記に記載の従来の欠点とすると
ころを解消せんがため、 風選部と揺動選別部とからなる粗選機と脱芒処理室付
再脱穀機を上下に配置して再脱穀機を粗選機の後行程に
設け、これら粗選機と再脱穀機を一体的に組成して、粗
選機により選別された穂切れ・枝梗付籾を再脱穀機によ
って処理し、該再脱穀機により発生する塵埃排出用の吸
引ファンを前記風選部の選別風起風ファンに兼用させた
ものにしたのである。
(ホ) 作用 収穫された籾は粗選機の風選部で風選されて藁稈のよ
うな塵芥が除去され、この塵芥の除去されたものが揺動
選別部に供給されて揺動する選別網により穂切れ・枝梗
付籾・籾・脱ぷ粒等に選別されるのである。
そして、この揺動選別部で選別された穂切れ・枝梗付
籾は再脱穀機の処理室または脱芒処理室に送られて処理
されるようになり、選別された籾と脱ぷ粒はそれぞれ機
外に取出される。
(ヘ) 実施例 以下、本考案による一体型粗選再脱穀処理装置に関し
て例図を参照し記載すると、縦形の機体(1)内には風
選部(a)と揺動選別部(b)とからなる粗選機(A)
と脱芒処理室(c)付再脱穀機(B)が上下に配置され
て、その粗選機(A)は吸気口(2)と吸引風胴(3)
の間に選別風路(4)を構成する風選部(a)を上に、
吊持杆(5)・・・で前後両側部を吊持して前低後高に
稍々傾斜させ前後方向に揺動する選別体(6)(6)を
2段にして構成した揺動選別部(b)を下にして設けて
あって、前記選別風路(4)で風選除去されたあとのも
のを各供給樋(7)(7)で各選別体(6)(6)の後
部側に供給する構成になっている。
前記の各選別体(6)(6)には籾が漏下する網目の
籾選別網(8)と脱ぷ粒が漏出する網目の脱ぷ粒選別網
(9)が上下に張設されて、上段の籾選別網(8)の前
端部下側には穂切れ受樋(10)と枝梗付籾受樋(11)が
設けられ、切換弁(12)によって前端部から流出するも
のを穂切れ受樋(10)と枝梗付籾受樋(11)とに切換え
可能にし、また下段の脱ぷ粒選別網(9)の前端部下側
には籾受樋(13)と脱ぷ粒受樋(14)が設けられて、脱
ぷ粒選別網(9)を漏下しないものが籾受樋(13)に、
漏下したものが脱ぷ粒受樋(14)に落下するように構成
されている。
次に、粗選機(A)の下に配置される脱芒処理室
(c)付再脱穀機(B)について記載すると、 (15)は処理歯(16)付処理胴(17)を内装して前側
部に投入口(18)を開口する再処理室で、下側周りには
受網(19)が張設され、終端側に排塵口(20)が開口さ
れている。
(21)はこの再処理室(15)の下方から後方にかけて
設けられた選別部で、圧風ファン(22)と吸引ファン
(23)とによって選別風路(24)を形成し、その選別風
路(24)と再処理室(15)の間に揺動選別板(25)を装
架し、選別風路(24)の底部に穀粒搬出樋(26)が横設
されている。
(c)は脱芒処理室であって、前記再処理室(15)の
後側で選別風路(24)の上方部に並設されて、スパイラ
(27)付処理胴(28)を内装し、下側周りは網(29)が
張設され、スパイラ(27)の間には打撃棒(30)が多数
植設されている。
そして、この脱芒処理室(c)の終端側は排出樋(3
1)によって前記再処理室(15)の終端側に連通させ、
始端側を前記の枝梗付籾受樋(11)(11)と落下路(3
2)で連通し、再処理室(15)の前記投入口(18)と前
記穂切れ受樋(10)(10)とを落入路(33)で通じ、前
記籾受樋(13)(13)は籾取出樋(34)に連絡し、脱ぷ
粒受樋(14)(14)は脱ぷ粒取出樋(35)に連通し、前
記風選部(a)の吸引風胴(3)を吸引ファン(23)の
吸入側に連通させ選別風路(4)をこの吸引風胴(3)
を介して吸引ファン(23)に通ずるようにし、再脱穀機
(B)により発生する塵埃を排出するところの吸引ファ
ン(23)を選別風路(4)を吹流する選別風の起風ファ
ンに兼用させてある。
なお、(36)は籾タンク、(37)は繰出ロールを示
し、(38)は排塵筒である。
これによって、籾タンク(36)内に投入された収穫後
の籾は繰出ロール(37)によって繰出されて選別風路
(4)で風選され、藁稈のような塵芥は吸引風胴(3)
を通って吸引ファン(23)から排塵筒(38)内を機外に
排出される。そして、この塵芥の除去されたものは供給
樋(7)(7)によって上段の選別体(6)と下段の選
別体(6)に分配供給され、前後方向の揺動によって前
方側に流動する間に穂切れ・枝梗付籾は籾選別網(8)
(8)から漏下せず前端部に至り、籾・脱ぷ粒は籾選別
網(8)(8)から漏下し、この漏下したもののうち籾
は次の脱ぷ粒選別網(9)(9)から漏下せず前端部に
至って籾受樋(13)(13)から落下し籾取出樋(34)で
機外に取出され、脱ぷ粒は脱ぷ粒選別網(9)(9)を
漏下し脱ぷ粒受樋(14)(14)から脱ぷ粒取出樋(35)
に落下して取出される。
また、前記の籾選別網(8)(8)の前端部に至った
穂切れ・枝梗付籾は、その穂切れが多いときには切換弁
(12)を仮想線のように切換えて穂切れ受樋(10)(1
0)から落入路(33)を経て投入口(18)から再処理室
(15)に供給するのであり、枝梗付籾が多いときは切換
弁(12)を実線で示す姿勢にして枝梗付籾受樋(11)
(11)から落下路(32)を経て脱芒処理室(c)の始端
側に供給するようにする。
投入口(18)から再処理室(15)に供給された穂切れ
類は処理歯(16)付処理胴(17)によって処理されて受
網(19)を通過し、また終端側に開口する排塵口(20)
から選別部(21)に落下して揺動選別板(25)の揺動作
用と選別風路(24)を吹流する風で風選される。また脱
芒処理室(c)に供給される枝梗付籾類は回転するスパ
イラ(27)によって終端側に送られる間に打撃棒(30)
と共働して処理され、その処理されたものは網(29)か
ら順次漏下して前記の選別部(21)で揺動作用と吹流す
る風によって風選選別され、網(29)から漏下しないも
のは排出樋(31)内を通って受網(19)上に返され再処
理室(15)でさらに処理され、前記の選別部(21)で一
緒になって揺動作用と吹流する風によって選別された籾
は穀粒搬出樋(26)から機外に排出されるのである。
そして、この選別風路(24)での風選によって吸引フ
ァン(23)に吸引される塵埃は前記吸引風胴(3)を通
ってきた塵芥と一緒になって排塵筒(38)から機外に排
出されるのである。
(ト) 考案の効果 本考案は、以上詳述したように、風選部と揺動選別部
とからなる粗選機と脱芒処理室付再脱穀機を上下に配置
して再脱穀機を粗選機の後行程に設け、これら粗選機と
再脱穀機を一体的に組成して、粗選機により選別された
穂切れ・枝梗付籾を再脱穀機によって処理し、該再脱穀
機により発生する塵埃排出用の吸引ファンを前記風選部
の選別風起風ファンに兼用させたものにしたのであるか
ら、1つの機械で多機能を合理的に発揮できるコンパク
トなものになって、従来のように1つの機能しかもたな
い粗選機と再脱穀機を隣設させて組み合わせるに及ば
ず、各機械の据付位置の考慮が不要となり、設置面積は
小面積で足り、消費電力量も節減され、輸送においても
便利になってコスト安になる。且つ粗選機を構成する風
選部の選別風起風ファンと再脱穀機により発生する塵埃
排出用の吸引ファンを兼用させるので、製作面からもコ
スト安になるなどその効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案を例示せるものにして、一体型粗選再脱
穀処理装置の縦断側面図を示してある。 a……風選部、b……揺動選別部、c……脱芒処理室 A……粗選機、B……再脱穀機、23……吸引ファン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】風選部(a)と揺動選別部(b)とからな
    る粗選機(A)と脱芒処理室(c)付再脱穀機(B)を
    上下に配置して再脱穀機(B)を粗選機(A)の後行程
    に設け、これら粗選機(A)と再脱穀機(B)を一体的
    に組成して、粗選機(A)により選別された穂切れ・枝
    梗付籾を再脱穀機(B)によって処理し、該再脱穀機
    (B)により発生する塵埃排出用の吸引ファン(23)を
    前記風選部(a)の選別風起風ファンに兼用させてある
    ことを特徴とする一体型粗選再脱穀処理装置。
JP1990076800U 1990-07-18 1990-07-18 一体型粗選再脱毅処理装置 Expired - Lifetime JP2514242Y2 (ja)

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