JPH08228574A - 脱穀装置の選別部構造 - Google Patents
脱穀装置の選別部構造Info
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- JPH08228574A JPH08228574A JP3953295A JP3953295A JPH08228574A JP H08228574 A JPH08228574 A JP H08228574A JP 3953295 A JP3953295 A JP 3953295A JP 3953295 A JP3953295 A JP 3953295A JP H08228574 A JPH08228574 A JP H08228574A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 脱穀処理物量が多い場合や濡れ脱穀処理を行
う場合でも処理物の選別処理が円滑かつ良好に行え、か
つ選別装置の小型化を図ることのできる脱穀装置の選別
部構造を提供する。 【構成】 扱室3の受網4からの漏下処理物を粗選別す
るチャフシーブ6より所定間隔を隔てた下方に精選別用
のグレンシーブ13を配設するとともに、チャフシーブ
13からの漏下処理物を比重選別しながら後方に移動さ
せるグレンパン14と、該グレンパン14の後端より後
方に延出した処理物ほぐし用の篩い線15を左右に複数
並設される状態で配設し、該篩い線15の後端を、前記
グレンシーブ13の前後方向での中間上に位置させてあ
る。
う場合でも処理物の選別処理が円滑かつ良好に行え、か
つ選別装置の小型化を図ることのできる脱穀装置の選別
部構造を提供する。 【構成】 扱室3の受網4からの漏下処理物を粗選別す
るチャフシーブ6より所定間隔を隔てた下方に精選別用
のグレンシーブ13を配設するとともに、チャフシーブ
13からの漏下処理物を比重選別しながら後方に移動さ
せるグレンパン14と、該グレンパン14の後端より後
方に延出した処理物ほぐし用の篩い線15を左右に複数
並設される状態で配設し、該篩い線15の後端を、前記
グレンシーブ13の前後方向での中間上に位置させてあ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、扱室の受網からの漏下
処理物を粗選別するチャフシーブより所定間隔を隔てた
下方に精選別用のグレンシーブを配設してある脱穀装置
の選別部構造に関する。
処理物を粗選別するチャフシーブより所定間隔を隔てた
下方に精選別用のグレンシーブを配設してある脱穀装置
の選別部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の脱穀装置の選別部構
造にあっては、例えば特開平7‐8103号公報に開示
されているように、扱室の受網前部がわから漏下した処
理物は揺動選別装置の前端部のグレンパンで比重選別さ
れ、その比重選別された処理物や受網後部がわから漏下
した処理物は、そのグレンパンの後方に配設されるチャ
フシーブで漏下選別され、チャフシーブ下方のグレンシ
ーブで精選別されるように構成されているのが一般的で
ある。
造にあっては、例えば特開平7‐8103号公報に開示
されているように、扱室の受網前部がわから漏下した処
理物は揺動選別装置の前端部のグレンパンで比重選別さ
れ、その比重選別された処理物や受網後部がわから漏下
した処理物は、そのグレンパンの後方に配設されるチャ
フシーブで漏下選別され、チャフシーブ下方のグレンシ
ーブで精選別されるように構成されているのが一般的で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造のものにあっては、比較的乾燥した脱穀処理物で
その量が少ないときには良好な選別処理を行えるもの
の、多量の脱穀処理がなされる場合や濡れ穀稈の脱穀処
理を行う場合には、チャフシーブ上に処理物が滞留しな
いよう、チャフシーブ開度を大きくしてチャフシーブか
らの漏下量を増大させることになるから、選別性能が低
下することになるとともに、チャフシーブから漏下した
処理物がグレンシーブ選別面のほぼ全面に付着して漏下
選別用の漏下孔を塞いでしまうという問題があった。
又、このような問題を解決するために、選別装置の全体
構造を大型することも考えられるが、よりコンパクトな
脱穀装置が望ましいものであり、選別装置だけを大型化
することは困難であった。本発明は、上記実情に鑑みて
なされたものであって、脱穀処理物量が多い場合や濡れ
脱穀処理を行う場合でも処理物の選別処理が円滑かつ良
好に行え、かつ選別装置の小型化を図ることのできる脱
穀装置の選別部構造の提供を目的とする。
来構造のものにあっては、比較的乾燥した脱穀処理物で
その量が少ないときには良好な選別処理を行えるもの
の、多量の脱穀処理がなされる場合や濡れ穀稈の脱穀処
理を行う場合には、チャフシーブ上に処理物が滞留しな
いよう、チャフシーブ開度を大きくしてチャフシーブか
らの漏下量を増大させることになるから、選別性能が低
下することになるとともに、チャフシーブから漏下した
処理物がグレンシーブ選別面のほぼ全面に付着して漏下
選別用の漏下孔を塞いでしまうという問題があった。
又、このような問題を解決するために、選別装置の全体
構造を大型することも考えられるが、よりコンパクトな
脱穀装置が望ましいものであり、選別装置だけを大型化
することは困難であった。本発明は、上記実情に鑑みて
なされたものであって、脱穀処理物量が多い場合や濡れ
脱穀処理を行う場合でも処理物の選別処理が円滑かつ良
好に行え、かつ選別装置の小型化を図ることのできる脱
穀装置の選別部構造の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1にかか
る脱穀装置の選別部構造は、上記目的を達成するため
に、扱室の受網からの漏下処理物を粗選別するチャフシ
ーブより所定間隔を隔てた下方に精選別用のグレンシー
ブを配設するとともに、前記チャフシーブと前記グレン
シーブとの上下方向での中間に、前記チャフシーブから
の漏下処理物を比重選別しながら後方に移動させるグレ
ンパンと、該グレンパンの後端より後方に延出した処理
物ほぐし用の篩い線を左右に複数並設される状態で配設
し、該篩い線の後端を、前記グレンシーブの前後方向で
の中間に位置させてあることを特徴構成とする。本発明
の請求項2にかかる脱穀装置の選別部構造は、上記目的
を達成するために、扱室の受網からの漏下処理物を粗選
別するチャフシーブより所定間隔を隔てた下方に精選別
用のグレンシーブを配設するとともに、前記チャフシー
ブと前記グレンシーブとの上下方向での中間に、前記チ
ャフシーブからの漏下処理物を比重選別しながら後方に
移動させるグレンパンと、該グレンパンの後端より後方
に延出した処理物ほぐし用の篩い線を左右に複数並設さ
れる状態で配設し、前記グレンシーブの前後方向での中
間上に前記篩い線の後端を位置させ、かつ、前記扱室後
端部の送塵口からの排出物を比重選別しながら後方に移
動させる第2グレンパンの前端部下方箇所に、前記篩い
線の後端をほぼ位置させてあることを特徴構成とする。
かかる特徴構成による作用・効果は次の通りである。
る脱穀装置の選別部構造は、上記目的を達成するため
に、扱室の受網からの漏下処理物を粗選別するチャフシ
ーブより所定間隔を隔てた下方に精選別用のグレンシー
ブを配設するとともに、前記チャフシーブと前記グレン
シーブとの上下方向での中間に、前記チャフシーブから
の漏下処理物を比重選別しながら後方に移動させるグレ
ンパンと、該グレンパンの後端より後方に延出した処理
物ほぐし用の篩い線を左右に複数並設される状態で配設
し、該篩い線の後端を、前記グレンシーブの前後方向で
の中間に位置させてあることを特徴構成とする。本発明
の請求項2にかかる脱穀装置の選別部構造は、上記目的
を達成するために、扱室の受網からの漏下処理物を粗選
別するチャフシーブより所定間隔を隔てた下方に精選別
用のグレンシーブを配設するとともに、前記チャフシー
ブと前記グレンシーブとの上下方向での中間に、前記チ
ャフシーブからの漏下処理物を比重選別しながら後方に
移動させるグレンパンと、該グレンパンの後端より後方
に延出した処理物ほぐし用の篩い線を左右に複数並設さ
れる状態で配設し、前記グレンシーブの前後方向での中
間上に前記篩い線の後端を位置させ、かつ、前記扱室後
端部の送塵口からの排出物を比重選別しながら後方に移
動させる第2グレンパンの前端部下方箇所に、前記篩い
線の後端をほぼ位置させてあることを特徴構成とする。
かかる特徴構成による作用・効果は次の通りである。
【0005】
【作用】即ち、本発明の請求項1の構成によれば、チャ
フシーブとグレンシーブとの上下方向での中間に、チャ
フシーブからの漏下処理物を比重選別しながら後方に移
動させるグレンパンと、該グレンパンの後端より後方に
延出した処理物ほぐし用の篩い線を左右に複数並設され
る状態で配設してあるから、例えば濡れ脱穀処理を行っ
ている場合にはチャフシーブへの処理物の付着を抑制す
るようチャフシーブの漏下開度を高めてグレンシーブが
わへの漏下量を増大させた場合でも、第2グレンパンに
よる比重選別作用や篩い線による処理物のほぐし作用が
グレンシーブに至る途中でなされることになって、穀粒
と藁屑等との分離が十分なされた状態でグレンシーブ上
に処理物が供給されて、このグレンシーブにより精選別
処理がなされる。例え処理物がグレンシーブに付着する
ようなことがあっても、篩い線の後端を、グレンシーブ
の前後方向での中間に位置させてあるから、処理物が篩
い線の間からグレンシーブに漏下する範囲よりさらに後
方のグレンシーブの作用面には精選別可能な作用面が存
在することになって、そこでの精選別処理できる余地が
あることで、精選別処理がほとんど不能になることもな
い。又、本発明の請求項2に構成によれば、上記請求項
1の作用に加えて、扱室後端部の送塵口からの排出物を
比重選別しながら後方に移動させる第2グレンパンの前
端部下方箇所に、前記篩い線の後端をほぼ位置させてあ
るから、送塵口からの排出物の量が多くて第2グレンパ
ンの前端から下方にこぼれ落ちる処理物はチャフシーブ
を介して大多数が篩い線上に供給されることになり、篩
い線の後端よりさらに後方のグレンシーブの作用面に直
接処理物が落ちることはなく、例えばその送塵口からの
排出物が濡れ状態であっても、グレンシーブの作用面の
後半がわに付着することが抑制され、グレンシーブが不
当に目詰まりしないようにできる。
フシーブとグレンシーブとの上下方向での中間に、チャ
フシーブからの漏下処理物を比重選別しながら後方に移
動させるグレンパンと、該グレンパンの後端より後方に
延出した処理物ほぐし用の篩い線を左右に複数並設され
る状態で配設してあるから、例えば濡れ脱穀処理を行っ
ている場合にはチャフシーブへの処理物の付着を抑制す
るようチャフシーブの漏下開度を高めてグレンシーブが
わへの漏下量を増大させた場合でも、第2グレンパンに
よる比重選別作用や篩い線による処理物のほぐし作用が
グレンシーブに至る途中でなされることになって、穀粒
と藁屑等との分離が十分なされた状態でグレンシーブ上
に処理物が供給されて、このグレンシーブにより精選別
処理がなされる。例え処理物がグレンシーブに付着する
ようなことがあっても、篩い線の後端を、グレンシーブ
の前後方向での中間に位置させてあるから、処理物が篩
い線の間からグレンシーブに漏下する範囲よりさらに後
方のグレンシーブの作用面には精選別可能な作用面が存
在することになって、そこでの精選別処理できる余地が
あることで、精選別処理がほとんど不能になることもな
い。又、本発明の請求項2に構成によれば、上記請求項
1の作用に加えて、扱室後端部の送塵口からの排出物を
比重選別しながら後方に移動させる第2グレンパンの前
端部下方箇所に、前記篩い線の後端をほぼ位置させてあ
るから、送塵口からの排出物の量が多くて第2グレンパ
ンの前端から下方にこぼれ落ちる処理物はチャフシーブ
を介して大多数が篩い線上に供給されることになり、篩
い線の後端よりさらに後方のグレンシーブの作用面に直
接処理物が落ちることはなく、例えばその送塵口からの
排出物が濡れ状態であっても、グレンシーブの作用面の
後半がわに付着することが抑制され、グレンシーブが不
当に目詰まりしないようにできる。
【0006】
【発明の効果】従って、本発明の請求項1の構成によれ
ば、チャフシーブから漏下した処理物がグレンシーブに
至る途中で選別処理やほぐし処理等がなされることで、
グレンシーブでの精選別機能を処理物の目詰まりを抑制
した状態で高めることができるので、処理物量が多い場
合や濡れ脱穀処理を行うような場合でも、選別機能の低
下を招くことなく、かつ、選別装置自体をコンパクトに
構成できるものとなるに至った。又、本発明の請求項2
の構成によれば、上記請求項1の効果に加えて、送塵口
から排出された処理物量が多い場合でも、その処理物が
直接グレンシーブに供給されることがないようにできる
から、より一層選別機能を高めることができるに至っ
た。
ば、チャフシーブから漏下した処理物がグレンシーブに
至る途中で選別処理やほぐし処理等がなされることで、
グレンシーブでの精選別機能を処理物の目詰まりを抑制
した状態で高めることができるので、処理物量が多い場
合や濡れ脱穀処理を行うような場合でも、選別機能の低
下を招くことなく、かつ、選別装置自体をコンパクトに
構成できるものとなるに至った。又、本発明の請求項2
の構成によれば、上記請求項1の効果に加えて、送塵口
から排出された処理物量が多い場合でも、その処理物が
直接グレンシーブに供給されることがないようにできる
から、より一層選別機能を高めることができるに至っ
た。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に、本発明にかかる脱穀装置の一例としてコ
ンバインに備えられる脱穀装置を示している。この脱穀
装置は、脱穀部A、選別部B、回収部Cを備えて構成さ
れている。脱穀部Aは、フィードチェーン1で挾持搬送
される刈取穀稈を脱穀処理する扱胴2が前後軸芯周りで
回転駆動される状態で扱室3に支持されるとともに、脱
穀処理物を漏下処理する受網4を扱室3の下方に張設し
て構成している。選別部Bは、受網4の下方に位置する
とともに処理物を後方に移送する比重選別用の第1グレ
ンパン5と、第1グレンパン5とほぼ同じ移送面を有す
る粗選別経路部としての開度調節可能なチャフシーブ6
と、前記扱室3の後端部の送塵口7より排出される主に
藁屑から成る処理物を受け止めて比重選別する第2グレ
ンパン8及び第1ストローラック9と、チャフシーブ6
の後方に配設した第2ストローラック10と、第1グレ
ンパン5の後端から後方下方に処理物を流下させる流下
面11の下端部より後方へ延出するように設けられる第
3グレンパン12と、この第3グレンパン12の後方に
配設したグレンシーブ13と、前記流下面11の途中箇
所で前記第3グレンパン12より前方に位置し、かつチ
ャフシーブ6とグレンシーブ13との間に位置する状態
で設置されたグレンパンとしての第4グレンパン14
と、この第4グレンパン14の後端よりさらに後方に延
出した処理物ほぐし用の篩い線15とを、揺動駆動され
る揺動ケース16に架設するとともに、グレンシーブ1
3、チャフシーブ6、第1,第2ストローラック9,1
0等に選別風を供給する唐箕ファン17を第1グレンパ
ン5の下方に配設して構成している。回収部Cは、グレ
ンシーブ13で精選別された一番物を回収して脱穀装置
の横外側方の穀粒貯留装置(図示せず)に移送するスク
リュー式回収装置18と、グレンシーブ13後端やチャ
フシーブ6、第2ストローラック10から落下してきた
処理物を第1グレンパン5或いはチャフシーブ6の前端
側に還元するためのスクリュー式回収装置19とで構成
している。
する。図1に、本発明にかかる脱穀装置の一例としてコ
ンバインに備えられる脱穀装置を示している。この脱穀
装置は、脱穀部A、選別部B、回収部Cを備えて構成さ
れている。脱穀部Aは、フィードチェーン1で挾持搬送
される刈取穀稈を脱穀処理する扱胴2が前後軸芯周りで
回転駆動される状態で扱室3に支持されるとともに、脱
穀処理物を漏下処理する受網4を扱室3の下方に張設し
て構成している。選別部Bは、受網4の下方に位置する
とともに処理物を後方に移送する比重選別用の第1グレ
ンパン5と、第1グレンパン5とほぼ同じ移送面を有す
る粗選別経路部としての開度調節可能なチャフシーブ6
と、前記扱室3の後端部の送塵口7より排出される主に
藁屑から成る処理物を受け止めて比重選別する第2グレ
ンパン8及び第1ストローラック9と、チャフシーブ6
の後方に配設した第2ストローラック10と、第1グレ
ンパン5の後端から後方下方に処理物を流下させる流下
面11の下端部より後方へ延出するように設けられる第
3グレンパン12と、この第3グレンパン12の後方に
配設したグレンシーブ13と、前記流下面11の途中箇
所で前記第3グレンパン12より前方に位置し、かつチ
ャフシーブ6とグレンシーブ13との間に位置する状態
で設置されたグレンパンとしての第4グレンパン14
と、この第4グレンパン14の後端よりさらに後方に延
出した処理物ほぐし用の篩い線15とを、揺動駆動され
る揺動ケース16に架設するとともに、グレンシーブ1
3、チャフシーブ6、第1,第2ストローラック9,1
0等に選別風を供給する唐箕ファン17を第1グレンパ
ン5の下方に配設して構成している。回収部Cは、グレ
ンシーブ13で精選別された一番物を回収して脱穀装置
の横外側方の穀粒貯留装置(図示せず)に移送するスク
リュー式回収装置18と、グレンシーブ13後端やチャ
フシーブ6、第2ストローラック10から落下してきた
処理物を第1グレンパン5或いはチャフシーブ6の前端
側に還元するためのスクリュー式回収装置19とで構成
している。
【0008】前記篩い線15は、左右方向、つまり揺動
ケース16の幅方向に複数本をそれぞれ所定間隔おきに
並設して構成している。又、図1乃至図3に示すよう
に、前記第2グレンパン8は、その選別を行う作用面が
チャフシーブ6の選別作用面に対して前側ほど上位に位
置する前上がり傾斜面に設定している。そして、この第
2グレンパン8の前端位置と、前記篩い線15の後端位
置とは、前後方向でほぼ一致する状態に配置構成されて
いる。又、篩い線15の後端位置は、グレンシーブ13
の前後長さ範囲でのほぼ中央となる箇所に位置するよう
に設定している。
ケース16の幅方向に複数本をそれぞれ所定間隔おきに
並設して構成している。又、図1乃至図3に示すよう
に、前記第2グレンパン8は、その選別を行う作用面が
チャフシーブ6の選別作用面に対して前側ほど上位に位
置する前上がり傾斜面に設定している。そして、この第
2グレンパン8の前端位置と、前記篩い線15の後端位
置とは、前後方向でほぼ一致する状態に配置構成されて
いる。又、篩い線15の後端位置は、グレンシーブ13
の前後長さ範囲でのほぼ中央となる箇所に位置するよう
に設定している。
【0009】この構成により、例えば濡れ脱穀処理がな
されている場合で、チャフシーブ6の各帯板間の間隔を
広くして漏下を促進する状態にして、グレンシーブ13
への供給量を高めても、少なくともチャフシーブ6の前
半がわから漏下していく処理物は、第4グレンパン14
で比重選別処理され、かつ篩い線15でほぐし処理等が
なされる状態でグレンシーブ13へ供給されることにな
るから、グレンシーブ13の精選別機能が良好に発揮で
きるとともに、グレンシーブ13の漏下用孔への処理物
の付着も抑制される。そして、主としてその篩い線15
箇所から処理物はグレンシーブ13上に落下供給される
から、篩い線15より後方のグレンシーブ13の作用面
には処理物の付着のあまりない作用面が存在することに
なって、グレンシーブ13の前半がわでの選別機能が低
下しても後半がわでの作用面で十分精選別を行うことが
できるから、全体としての選別機能は大きく低下するこ
とはない。
されている場合で、チャフシーブ6の各帯板間の間隔を
広くして漏下を促進する状態にして、グレンシーブ13
への供給量を高めても、少なくともチャフシーブ6の前
半がわから漏下していく処理物は、第4グレンパン14
で比重選別処理され、かつ篩い線15でほぐし処理等が
なされる状態でグレンシーブ13へ供給されることにな
るから、グレンシーブ13の精選別機能が良好に発揮で
きるとともに、グレンシーブ13の漏下用孔への処理物
の付着も抑制される。そして、主としてその篩い線15
箇所から処理物はグレンシーブ13上に落下供給される
から、篩い線15より後方のグレンシーブ13の作用面
には処理物の付着のあまりない作用面が存在することに
なって、グレンシーブ13の前半がわでの選別機能が低
下しても後半がわでの作用面で十分精選別を行うことが
できるから、全体としての選別機能は大きく低下するこ
とはない。
【0010】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】コンバインの脱穀装置を示す縦断側面図
【図2】送塵口近くの選別装置等を示す縦断側面図
【図3】選別装置を示す平面図
【符号の説明】 3 扱室 4 受網 6 チャフシーブ 7 送塵口 8 第2グレンパン 13 グレンシーブ 14 グレンパン 15 篩い線
フロントページの続き (72)発明者 濱谷 功二 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 森本 勇 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内
Claims (2)
- 【請求項1】 扱室(3)の受網(4)からの漏下処理
物を粗選別するチャフシーブ(6)より所定間隔を隔て
た下方に精選別用のグレンシーブ(13)を配設すると
ともに、前記チャフシーブ(6)と前記グレンシーブ
(13)との上下方向での中間に、前記チャフシーブ
(6)からの漏下処理物を比重選別しながら後方に移動
させるグレンパン(14)と、該グレンパン(14)の
後端より後方に延出した処理物ほぐし用の篩い線(1
5)を左右に複数並設される状態で配設し、該篩い線
(15)の後端を、前記グレンシーブ(13)の前後方
向での中間に位置させてある脱穀装置の選別部構造。 - 【請求項2】 扱室(3)の受網(4)からの漏下処理
物を粗選別するチャフシーブ(6)より所定間隔を隔て
た下方に精選別用のグレンシーブ(13)を配設すると
ともに、前記チャフシーブ(6)と前記グレンシーブ
(13)との上下方向での中間に、前記チャフシーブ
(6)からの漏下処理物を比重選別しながら後方に移動
させるグレンパン(14)と、該グレンパン(14)の
後端より後方に延出した処理物ほぐし用の篩い線(1
5)を左右に複数並設される状態で配設し、前記グレン
シーブ(13)の前後方向上での中間に前記篩い線(1
5)の後端を位置させ、かつ、前記扱室(3)後端部の
送塵口(7)からの排出物を比重選別しながら後方に移
動させる第2グレンパン(8)の前端部下方箇所に、前
記篩い線(15)の後端をほぼ位置させてある脱穀装置
の選別部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7039532A JP3069259B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 脱穀装置の選別部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7039532A JP3069259B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 脱穀装置の選別部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08228574A true JPH08228574A (ja) | 1996-09-10 |
JP3069259B2 JP3069259B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=12555664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7039532A Expired - Fee Related JP3069259B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 脱穀装置の選別部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3069259B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007267753A (ja) * | 2007-06-15 | 2007-10-18 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
JP2020099221A (ja) * | 2018-12-20 | 2020-07-02 | 株式会社クボタ | 脱穀装置 |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP7039532A patent/JP3069259B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007267753A (ja) * | 2007-06-15 | 2007-10-18 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
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