JP2949877B2 - コンバインの脱穀装置の排塵装置 - Google Patents

コンバインの脱穀装置の排塵装置

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JP2949877B2
JP2949877B2 JP4253391A JP4253391A JP2949877B2 JP 2949877 B2 JP2949877 B2 JP 2949877B2 JP 4253391 A JP4253391 A JP 4253391A JP 4253391 A JP4253391 A JP 4253391A JP 2949877 B2 JP2949877 B2 JP 2949877B2
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純二 土居原
謙二 重松
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Iseki and Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバインの脱穀装置
の排塵装置に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の、特公昭60−17483号公
報には、扱室と、該扱室よりの落下物を風選する風選室
と、該風選室の始端側に設けた選別風を送風する送風フ
ァンと、前記風選室の終端側に設けた選別風を吸引排除
する幅方向に複数の固定用リングを設けた横断流ファン
とからなるコンバインの脱穀装置の排塵装置について記
載されている。また、公報には記載されていないが、横
断流ファンの排出側の藁屑排出口に横断流ファンからの
排風を既刈地側に案内する縦板状のガイド板を前記横断
流ファンの幅方向に所定の間隔を置いて複数設けたもの
についても公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知のガイド板
は、横断流ファンより吸引排出された藁屑が引掛って滞
留するという課題がある。その対策として従来は、ガイ
ド板の高さを低くしているが、ガイド板の高さを低くす
ると、横断流ファンからの排風を既刈地側に案内する作
用に悪影響がある。しかし、ガイド板の高さを低くしな
くとも、ガイド板の取付位置を工夫すると藁屑が引掛ら
ないようにすることはできると共に、ガイド板の高さは
高いので横断流ファンからの排風を既刈地側に確実に案
内できるようになる。
【0004】
【発明の目的】本発明は、ガイド板への藁屑の滞留の防
止および確実な横断流ファンからの排風の案内を目的と
したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって本発明は、扱室3
と、該扱室3よりの落下物を風選する風選室18と、該
風選室18の始端側に設けた選別風を送風する送風ファ
ン27と、前記風選室18の終端側に設けられ選別風を
吸引排除する幅方向に複数の固定用リング32を設けた
横断流ファン29とからなり、該横断流ファン29の排
出側の藁屑排出口28には前記横断流ファン29からの
排風を既刈地側に案内する縦板状のガイド板36を前記
横断流ファン29の幅方向に所定の間隔を置いて複数設
けたものにおいて、前記ガイド板36の前端部は前記横
断流ファン29の前記リング32の位置に合せてその後
方に位置させたコンバインの脱穀装置の排塵装置とした
ものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1は脱穀装置であり、走行車体2の上方に設けられ、図
示は省略するが、走行車体2の下方には走行装置を設
け、また、脱穀装置1の前方には圃場の穀稈を刈取って
前記脱穀装置1に供給する刈取部を設けている。前記脱
穀装置1の前側上部には扱室3を設け、扱室3の前側に
は穀稈供給口4を形成し、扱室3の後側には穀稈排出口
5を形成する。前記脱穀装置1の側部には前記穀稈供給
口4から穀稈排出口5まで穀稈を搬送する穀稈供給装置
6を設けている。
【0007】前記扱室3内には前後方向の横軸回転の扱
胴7が軸装され、該扱胴7の主として下方部分は半円弧
形状の扱網8により包囲される。前記扱室3の後側に
は、処理室9を形成する。該処理室9内には、前記扱胴
7と平行回転する処理胴10を軸装する。処理胴10は
その始端部を前記扱室3の終端側部に位置させ、処理胴
10の終端部は前記扱室3の終端部よりも更に後側に位
置させる。処理胴10の外周面には、該処理胴10に対
して送り角を有するソリッド歯11と、丸棒形状の処理
棒12とを所定の間隔を置いて多数設けている。処理棒
12は回転方向に傾斜させて設け、処理棒12の先端の
回転軌跡は前記ソリッド歯11の先端の回転軌跡よりも
外側に位置させる。
【0008】前記処理胴10の外側は、半円弧形状の無
孔板13により包囲するが、処理胴10の内側は半円弧
形状の処理枠14により包囲する。処理枠14は横枠1
5と縦枠16とにより形成され、前記横枠15には前記
処理棒12に対応させて溝17を形成し、前記処理棒1
2の先端は溝17内を移動し、後側からみると、処理棒
12の回転軌跡と前記横枠15とが重合するように構成
する。したがって、処理棒12の処理作用が大きくな
り、穀粒と藁屑の分離が確実となって排塵物中の含粒率
が低下して三番ロスを減少させる。
【0009】前記扱室3の下方には、風選室18の始端
部を臨ませ、風選室18内に揺動選別装置19を揺動自
在に設ける。揺動選別装置19は、その始端部側に移送
棚20を設け、該移送棚20に続いてグレンシーブ21
を設け、該グレンシーブ21に続いてチャフシーブ22
を設け、該チャフシーブ22の終端にはストローラック
23を設ける。24は前記グレンシーブ21およびチャ
フシーブ22の下方に設けた選別網、25は一番コンベ
ア、26は二番コンベア、27は風選室18内に選別風
を送風する送風ファンである。
【0010】しかして、前記風選室18は前記処理室9
の下方を通り過ぎて後側に延長され、その終端部上方位
置には左右方向に藁屑排出口28を開口させ、藁屑排出
口28の内側には横断流ファン29を回転軸30により
軸装する。横断流ファン29は横長形状であって前記藁
屑排出口28の幅内の略一杯に取付けられる。前記横断
流ファン29は、左右方向の多数の起風板31をそれぞ
れ略平行状態に設け、各起風板31は前記回転軸30と
直交する複数の固定用リング32により固定され、空気
は該横断流ファン29の前側面より後側面に横断して流
れる。33は前記横断流ファン29の上方を覆う天蓋で
あり、該天蓋33と前記起風板31の外周回転軌跡面と
の間に藁屑の通過路を形成している。
【0011】前記横断流ファン29の下方は下板34に
より包囲され、下板34には前記藁屑排出口28の下方
に位置する藁屑落下誘導板35を設け、該藁屑落下誘導
板35にはガイド板36を左右方向に所定の間隔を置い
て複数設ける。各ガイド板36は前記横断流ファン29
と直交する前後方向の縦板により形成し、側方からみる
と、その前端部は略水平でそれ以降の上縁は前記藁屑落
下誘導板35と略平行に形成する。また、後方からみる
と、各ガイド板36の前端部は前記横断流ファン29の
リング32の直後に重合するように位置させるが、後側
に至るに従い既刈地側に位置するように傾斜させてい
る。
【0012】
【作用】次に作用を述べる。本発明は、前記の構成であ
るから、切断された穀稈の根部は穀稈供給装置6により
挾持され、その穂先のみが穀稈供給口4より扱室3内に
供給され、反対側の穀稈排出口5より引出される間、回
転する扱胴7により脱穀され、脱穀物は扱網8部を通
り、揺動する揺動選別装置19の移送棚20上に落下
し、扱網8を通らない脱穀物は処理室9内に移動して処
理される。処理室9内に設けた処理胴10には、ソリッ
ド歯11および処理棒12が設けられ、処理棒12の先
端は処理枠14の横枠15の溝17内を移動し、後側か
らみると、処理棒12の回転軌跡と前記横枠15とは重
合するように構成しているから、処理棒12の処理作用
が大きくなり、穀粒と藁屑の分離が確実となって排塵物
中の含粒率を低下させて三番ロスを減少させる。
【0013】また、移送棚20上に落下した脱穀物は、
グレンシーブ21にて揺動風選別され、そのうち主に穀
粒がグレンシーブ21より落下し風選されて、穀粒は一
番コンベア25、二番コンベア26に入り、また、グレ
ンシーブ21からチャフシーブ22まで移送された脱穀
物はチャフシーブ22上で揺動風選され、その間より二
番コンベア26内に落下する。
【0014】しかして、前記穀稈供給装置6により根部
を挾持された穀稈は、扱胴7の回転により引抜かれて扱
室3内に入り扱室3の排出口より揺動選別装置19上に
落下し、また、穀稈排出口5より引抜かれるときに発生
する長大な穀稈は前記扱室3から排出された藁屑と合流
し、これらは、グレンシーブ21およびチャフシーブ2
2により後側に移送されてストローラック23により機
外に排出されるが、風選室18内では送風ファン27か
らの選別風を横断流ファン29により吸引しているの
で、藁屑の一部は横断流ファン29により吸引される。
そして、長大な藁屑は、天蓋33と起風板31の外周回
転軌跡面との間に形成された藁屑の通過路を通るが、短
かいものは、横断流ファン29内を横断して排出され、
このとき、藁屑排出口28に設けられたガイド板36に
引掛って詰まり現象を起すことがある。
【0015】本発明のガイド板36の前端部は、後方か
らみると、横断流ファン29の固定用リング32の後方
に重合させて位置しているから、横断流ファン29に吸
引された藁屑は前記リング32以外の部分から排出され
るので、ガイド板36に引掛ることを防止する。したが
って、ガイド板36への藁屑の堆積がなく、横断流ファ
ン29の性能低下を防止できる。ガイド板36は後方か
らみると、後側に至るに従い既刈地側に位置するように
傾斜させ、横断流ファン29からの排風をより既刈地側
に案内する作用を期待しているが、ガイド板36は、横
断流ファン29のリング32と重合させておくと、藁屑
はガイド板36に引掛らないので、ガイド板36の高さ
を高くできるから、横断流ファン29からの排風をより
強い状態で既刈地側に案内することができ、藁屑を既刈
地側に吹き飛ばすことができる。
【0016】
【効果】本発明は、扱室3と、該扱室3よりの落下物を
風選する風選室18と、該風選室18の始端側に設けた
選別風を送風する送風ファン27と、前記風選室18の
終端側に設けられ選別風を吸引排除する幅方向に複数の
固定用リング32を設けた横断流ファン29とからな
り、該横断流ファン29の排出側の藁屑排出口28には
前記横断流ファン29からの排風を既刈地側に案内する
縦板状のガイド板36を前記横断流ファン29の幅方向
に所定の間隔を置いて複数設けたものにおいて、前記ガ
イド板36の前端部は前記横断流ファン29の前記リン
グ32の位置に合せてその後方に位置させたコンバイン
の脱穀装置の排塵装置としたものであるから、 ガイド板36の前端部は横断流ファン29のリング
32の位置に合せてその後方に位置させているので、横
断流ファン29により吸引排出される藁屑はリング32
以外の部分から排出されて、ガイド板36の前端部には
引掛らない。 ガイド板36に藁屑が引掛らないので、ガイド板3
6の高さを高くすることができ、横断流ファン29から
の排風を既刈地側に確実に案内できる。 横断流ファン29からの排風を案内するので、ガイ
ド板36間に流れる排風は強く、ガイド板36に藁屑が
引掛ったとしてもすぐに飛ばされて滞留を防止できる。 という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 脱穀装置の縦断側面図。
【図2】 同横断平面図。
【図3】 同背面図。
【図4】 横断流ファンの背面図。
【図5】 同縦断側面図。
【図6】 同背面図。
【図7】 処理室の縦断背面図。
【図8】 同要部断面図。
【符号の説明】
1…脱穀装置、2…走行車体、3…扱室、4…穀稈供給
口、5…穀稈排出口、6…穀稈供給装置、7…扱胴、8
…扱網、9…処理室、10…処理胴、11…ソリッド
歯、12…処理棒、13…無孔板、14…処理枠、15
…横枠、16…縦枠、17…溝、18…風選室、19…
揺動選別装置、20…移送棚、21…グレンシーブ、2
2…チャフシーブ、23…ストローラック、24…選別
網、25…一番コンベア、26…二番コンベア、27…
送風ファン、28…藁屑排出口、29…横断流ファン、
30…回転軸、31…起風板、32…リング、33…天
蓋、34…下板、35…藁屑落下誘導板、36…ガイド
板、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱室3と、該扱室3よりの落下物を風選
    する風選室18と、該風選室18の始端側に設けた選別
    風を送風する送風ファン27と、前記風選室18の終端
    側に設けられ選別風を吸引排除する幅方向に複数の固定
    用リング32を設けた横断流ファン29とからなり、該
    横断流ファン29の排出側の藁屑排出口28には前記横
    断流ファン29からの排風を既刈地側に案内する縦板状
    のガイド板36を前記横断流ファン29の幅方向に所定
    の間隔を置いて複数設けたものにおいて、前記ガイド板
    36の前端部は前記横断流ファン29の前記リング32
    の位置に合せてその後方に位置させたコンバインの脱穀
    装置の排塵装置。
JP4253391A 1991-02-14 1991-02-14 コンバインの脱穀装置の排塵装置 Expired - Lifetime JP2949877B2 (ja)

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