JPH025719Y2 - - Google Patents

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JPH025719Y2
JPH025719Y2 JP15056785U JP15056785U JPH025719Y2 JP H025719 Y2 JPH025719 Y2 JP H025719Y2 JP 15056785 U JP15056785 U JP 15056785U JP 15056785 U JP15056785 U JP 15056785U JP H025719 Y2 JPH025719 Y2 JP H025719Y2
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JP
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sorting
section
processing cylinder
leakage
threshing
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JP15056785U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、機体前部に設けた刈取搬送部で刈取
つた穀稈を、後方の脱穀部内に全量搬送供給して
脱穀処理する普通型コンバインにおける選別装置
に係るものである。
従来の技術 機体前部に設けた刈取搬送部の後方に脱穀部を
設け、脱穀部の下方に選別部を設けてなる普通型
コンバインには、例えば特開昭58−812号公報あ
るいは特開昭59−88024号公報等に記載されてい
るように種々のものが知られている。
本考案が解決しようとする問題点 このような従来の普通型コンバインにおける選
別装置は、扱胴を軸架した脱穀部の下方に選別室
を設け、選別室の前方から機体後方の開放口に向
つて通風する選別風路中に、揺動選別体を複数段
に設けて、扱胴の外周に設けた受網から漏下する
漏下物を多段的に選別している。ところがこの種
の普通型コンバインは、刈取つた穀稈を、そのま
ま脱穀部内に全量供給して脱穀処理するものであ
るため、特に倒伏稲や雑穀等の屑材が多量に発生
する作物の場合には選別能力が不足して良好な選
別作業をすることができない欠点がある。
本考案は上記の如き実状に鑑み、これらの問題
点を解決すべく創案されたものであつて、その目
的とするところは、選別風路中に揺動選別体を設
けて脱穀部からの漏下物を選別するものでありな
がら、選別風の一部を上昇方向に指向させること
により選別能力を増大させて、屑材が多量に発生
する作物でも良好な選別作業をすることができる
汎用性の高い普通型コンバインにおける選別装置
を提供せんとするものである。
問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するため、本考案が講じた技
術的手段は、機体前部に刈取搬送部を設け、その
後方に脱穀部および選別部を設けてなる普通型コ
ンバインにおいて、上記脱穀部には後端側に排塵
フアンを一体的に形成した処理シリンダを設け、
脱穀部下方の選別部には、処理シリンダの漏下体
からの漏下物を機体後方へ搬送しながら選別する
スクリユーを設け、該スクリユーの下方にチヤフ
シーブを揺動自在に架設した風選室を設けると共
に、上記風選室には、機体前部から送風される選
別風が、機体後部の開放口に向う選別風路と、上
方に向つて処理シリンダの排塵フアンに吸引され
る選別風路とを形成したことを特徴とするもので
ある。
考案の作用 次に上記の如く構成した本考案の作用について
説明する。機体前部に設けた刈取搬送部で刈取つ
た穀稈を後方の脱穀部に搬送供給すれば、脱穀部
に設けた処理シリンダが脱穀処理し、発生した藁
屑等は処理シリンダの後端側に一体的に形成した
排塵フアンで吸引して機外に排出し、脱穀された
穀粒等は、処理シリンダの漏下体の網目を通つて
漏下する。ついで脱穀部下方の選別部に設けたス
クリユーが上記漏下体を機体後方へ搬送しながら
篩選別し、篩選別された穀粒等は更にスクリユー
の下方に設けた風選室のチヤフシーブ上に落下し
て揺動選別される。そして風選室の選別風は、直
接機体後部の開放口に向う選別風路と、上方に向
つて漏下体を通過し、処理シリンダの排塵フアン
に吸引される選別風路とに二分されているので、
風選室内の藁屑等を開放口から排出すると共に、
チヤフシーブや漏下体上にある屑物が浮上状態と
なつて、選別が良好となり、屑材が多量に発生す
る作物であつても円滑に選別作業を行うことがで
きる。
実施例 本考案の構成を図面に示された実施例について
説明すれば、1は刈取搬送部、2は脱穀部、3は
選別部であつて、刈取搬送部1は機体前部に、脱
穀部2は刈取搬送部1の後方に、そして選別部3
は脱穀部2の下方に設けられている。上記刈取搬
送部1は、前方に穀稈の掻込みリール4、下方か
ら後部上方に向けて順に刈刃5、オーガ6、搬送
体7等を備えて構成されている。脱穀部2には扱
室8内に軸架したシヤフト9を介して機体の前後
方向の処理シリンダ10が前低後高状に軸着され
ている。上記処理シリンダ10の外周面には多数
の処理刃11と穀稈搬送用の螺旋体12とが植設
されていて、回転する処理シリンダ10が供給さ
れた穀稈を脱穀処理しながら後方に向つて搬送す
るようになつている。また、上記処理シリンダ1
0の後端部には螺旋体12よりも大径の排塵フア
ン13が一体的に形成されており、該排塵フアン
13を覆つて形成された排塵室14は、螺旋体1
2と略同径の開口15によつて扱室8と連通して
いる。14aは下方に向つて開口した排塵口であ
る。
16は処理シリンダ10の外周面に沿つて張設
された漏下体であつて、該漏下体16の下方に
は、漏下体16の網目を通過した穀粒、穂切れ材
等を樋状の底板17に沿つて後方に搬送するスク
リユー18が上記処理シリンダ10と平行状に複
数本設けられている。底板17の後半部には、後
高状に設けたスクリユー18下方の空間を利用し
て形成された風選室19の上方に臨んで漏下体2
0が張設されており、後端部は開口21となつて
いて、穀粒等はスクリユー18で搬送されながら
粗選別されるようになつている。また上記底板1
7の前端側は前方下方に向つて延設され、その前
端部と前記搬送体7の底板22との間に漏斗23
が形成されていて、刈取搬送部1の搬送過程で脱
穀された穀粒は、底板22の上半側に張設された
漏下体24を通過し、漏斗23に案内されて直接
スクリユー18に供給されて粗選別される。
風選室19には漏下体20からの漏下物が揺動
自在に架設されたチヤフシーブ25を通過して、
更に下方に集められ、これらを排出するための1
番スクリユー26,2番スクリユー27が設けら
れている。そして機体の前部側に設けられた圧風
フアン28から送風される選別風が、チヤフシー
ブ25に沿つて吹き抜け、機体後部の開放口29
から排風される選別風路Yと、後高状に設けたス
クリユー18下面側の漏下体20を上方に通過し
て排塵フアン13に吸引される選別風路Xとが形
成されるようになつている。30は走行部、31
は籾タンク、32は運転室である。
上記の如き構成において、機体の前進に伴つて
掻込リール4の掻込作用により刈刃5で刈取られ
た穀稈は、オーガ6で集められ搬送体7によつて
後方上方に搬送され、扱室8内に全量供給され
る。そして供給された穀稈は回転する処理シリン
ダ10の処理刃11で脱穀処理されながら、螺旋
体12によつて後方に搬送され、脱穀された穀粒
や、穂切れ等は漏下体16の網目を通つて下方へ
漏下し、藁屑や排稈は螺旋体12の回転並びに排
塵フアン13の吸引力により排塵室14に搬送さ
れ、排塵口14aから機外に放出される。漏下体
16を通過した漏下物は、複数のスクリユー1
8,18…により後方に搬送され漏下体20で篩
選別されて大きい藁屑等は開口21から放出さ
れ、穀粒等は風選室19に架設されたチヤフシー
ブ25上に落下してこゝを漏下する間にチヤフシ
ーブ25の揺動作用と選別風の風選作用によつて
精選され、穀粒は1番スクリユー26で回収され
穂切れや小枝梗等の2番物は2番スクリユー27
によつて再度扱室8内に還元される。そして風選
室19に形成された選別風路Yにより藁屑等は機
体後部の開放口29から放出され、一方上昇方向
に指向した選別風路Xにより漏下体20,16上
で穀粒と藁屑等が分離浮上して選別され易い状態
となるので、屑材の発生量が多い作物でも、円滑
に選別作業をすることができる。また、刈取搬送
部1の搬送過程で脱穀された穀粒は、漏斗23か
ら直接スクリユー18に供給されるので、穀粒が
扱室8に入ることなく搬送され、選別効率を向上
させることができる。
考案の効果 これを要するに本考案は、機体前部に刈取搬送
部を設け、その後方に脱穀部および選別部を設け
てなる普通型コンバインにおいて、上記脱穀部に
は後端部に排塵フアンを一体的に形成した処理シ
リンダを設け、脱穀部下方の選別部には、処理シ
リンダの漏下体からの漏下物を機体後方へ搬送し
ながら選別するスクリユーを設け、該スクリユー
の下方にチヤフシーブを揺動自在に架設した風選
室を設けると共に、上記風選定には、機体前部か
ら送風される選別風が機体後部の開放口に向う選
別風路と、上方に向つて処理シリンダの排塵フア
ンに吸引される選別風路とを形成したから、刈取
搬送部で刈取つた穀稈を全量脱穀部内に供給して
脱穀処理するものでありながら、処理シリンダに
形成した排塵フアンの吸引作用と螺旋体の搬送作
用とにより、脱穀処理後の塵埃や排藁を確実に機
体後方から排出することができる。しかも、スク
リユーで搬送されながら小枝梗等は脱粒されて、
風選室に漏下する穀粒は、上昇方向に指向して排
塵フアンに吸引される選別風路の選別風により藁
屑等と分離浮上して選別され易い状態となつて選
別能力が向上し、機体後部の開放口に向つて藁屑
等を排出する選別風路の選別風と協働して、屑材
の発生量が多い作物でも円滑に選別することがで
きて、稲麦はもとより、豆類や雑穀等、作物条件
の異る各種作物にも汎く使用することができる等
極めて有用な実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る普通型コンバインにおける
選別装置の実施例を示すものであつて、第1図は
全体の縦断側面図、第2図は選別部の縦断後面図
である。 図中、1……刈取搬送部、2……脱穀部、3…
…選別部、10……処理シリンダ、13……排塵
フアン、16……漏下体、18……スクリユー、
19……風選室、25……チヤフシーブ、29…
…開放口である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機体前部に刈取搬送部を設け、その後方に脱穀
    部および選別部を設けてなる普通型コンバインに
    おいて、上記脱穀部には後端部に排塵フアンを一
    体的に形成した処理シリンダを設け、脱穀部下方
    の選別部には、処理シリンダの漏下体からの漏下
    物を機体後方へ搬送しながら選別するスクリユー
    を設け、該スクリユーの下方にチヤフシーブを揺
    動自在に架設した風選室を設けると共に、上記風
    選室には、機体前部から送風される選別風が機体
    後部の開放口に向う選別風路と、上方に向つて、
    処理シリンダの排塵フアンに吸引される選別風路
    とを形成したことを特徴とする普通型コンバイン
    における選別装置。
JP15056785U 1985-09-30 1985-09-30 Expired JPH025719Y2 (ja)

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