JPS6049711A

JPS6049711A - コンバイン

Info

Publication number: JPS6049711A
Application number: JP15948383A
Authority: JP
Inventors: 友彦市川; 隆夫杉山; 間中　正雄
Original assignee: Institute of Agricultural Machinery
Current assignee: Institute of Agricultural Machinery
Priority date: 1983-08-31
Filing date: 1983-08-31
Publication date: 1985-03-19
Also published as: JPH0127688B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、水稲、麦、大豆、そば、なたね等、多くの作
物の収穫作業に適応できる全量供給形式のコンバインに
関するものである。

本出願人は、かねてからスクリュー形式の１１１穀およ
び選別方式の脱穀装置およびコンバインについて提唱し
ているが、本発明は、これらを有機的に結合、組合ぽて
、広い範囲の作物の収穫作業に適用でき、汎用性を有づ
ると共に、機構のＩ！０素化が図れ、機体振動が少く、
作業能率、作業性、耐久性等に優れたコンバインを提供
しようとするものである。

この目的を達成づ−るため、本発明は、走行車体に装備
され、圃場に植えられている作物を刈取り、搬送する刈
取り・搬送機構ど、搬送された作物の仝吊を供給されて
脱穀、選別処理する脱穀・選別機構とを有で−るコンバ
インにおいて、前記脱穀機溝は、扱室および扱胴を、そ
の軸線方向が機体の進行方向と同方向となるように配設
し、扱胴には、供給された作物を扱室へ掻込むための掻
込み装置と、掻込まれた作物を軸線方向へ移動させなが
ら脱穀する螺旋扱歯とを設け、扱室の周面には受網を張
設し、この受網の下側に選別機構を設け、この選別機構
には前記扱室および扱胴と同じ軸線方向にスクリューオ
ーガを配設し、ここのスクリューオーガの受樋部分に、
被選別物が漏下する程度の選別網を張設してなることを
特徴とするものである。

以下、図示した実施例を参照して本発明を説明する。

第１図において、符号１は、クローラ形式の走行装置２
を装備する車台で、この車台１の前部には、圃場に植え
られている作物を刈取り、搬送する刈取り・搬送装ば３
が設けられている。刈取り・搬送装＠３は、デバイダ４
、刈刃５、リール６゜クランクフィンガ７ａを有する掻
込みオーガ１、チェンコンベヤ８に設けた搬送体９、搬
送体９と対向する床面１０．床面に設けた切断装置１１
などからなり、全体として地面に対し上下動調節可能に
構成されている。

コンベヤ８の搬送終端は、機体の進行方向と同方向に軸
線を配設した扱室１２の前端下部に臨ませてあり、扱室
１２内には、これと同軸にコーン状の掻込みＷ４１３お
よび扱胴１４が」体内に軸架されている。掻込み胴１３
の外周には螺旋状の掻込み羽根１５と放射扱歯１６が設
けられ、また、扱ＪＪｉ１４の外周にはスクリュー扱歯
１７と放射扱歯１８が設けられ、ざらに扱胴１４の後端
部外周には排出板１９が設番プられている。前記掻込み
羽根１５の終端部とスクリュー扱歯１１の始端部との間
は連結扱歯２１で連繋されている。扱室カバー２０の内
側には、第２図に示すように、扱室１２および扱胴１４
の軸線と交差するようにして送塵板２２が設けられ、こ
の送塵板２２は、枢支ビン２２ａに一端を枢支され他端
に設けた調節ねじ２２ｂによって送塵角が調節可能とな
っている。

扱室１２の下部外周には、掻込み部受＠　２３ａと脱穀
部受＠　２３１）とからなる受ｔ１４２３が張設され、
脱穀部受＠　２３ｂの後端で扱胴の排出板１９に対向す
る部分は開放されて排稈口２４が形成されている。なお
、脱穀部受ｗＪ２３ｂの網目の大きさを、後部側で大き
くしてもよいものである。

受精２３の下側には選別室２５が設けられ、この選別室
２５内に、２本のスクリューオーガ２Ｇが、その軸線を
扱室１２および扱胴１４の軸線と平行に並んで軸架され
ている。このスクリューオーガ２Ｇのスクリューピッチ
間には、攪拌板２７と撹拌棒２８が設けられ、スクリュ
ーオーガ２６．２６０受情部分には、選別網２９．３０
が張設されている。選別網２９（３０）の網目の大きさ
は、第３図に示すように前側部分２９ａが細かく、後側
部分２９ｂが粗くなっており、その後端部は開放されて
いて排稈口３１を形成している。前記スクリューオーガ
２Ｇは、２本に限らず１本または２本以上にしてもよ（
、また、選別網２９、３０もスクリューオーガの変化に
応じて適宜変えてもよいものである。

選別網２９．３０の前半部下側には、ベルトコンベヤか
らなる移送体３２が設けられ、この移送体３２の搬送終
端下方はｉ連室３３となっており、ここに、移送体３２
の下方に設けた唐箕ファン３４からの選別用が吹出すよ
うになっている。風選室３３の下部には１番オーガ３５
と２番オーガ３Ｇが設けられ、２ｒＩＪオーガ３θは２
番還元用パケットコンベヤ３１を介して扱室１２の上部
に連通しており、２番オーガ３６の後方は開放されて排
塵口３８を形成している。符号３９は操縦部である。

次に本実施例の作用について、水稲を収穫する場合を説
明する。

デバイダ４により分草され、リール６で引起された稲は
、刈刃５により株元を切断されたのち。

その全量が掻込みオーガ７により掻込まれる。掻込まれ
た稲は、クランクフィンガ７ａで後方に送られ、チェン
コンベヤ８の搬送体９により床面１０に沿って扱室１２
に向は移送される間に、長い茎稈は切断装置１１によっ
て切断される。扱室１２に送り込まれた稲は、ま、ず掻
込み胴１３の掻込み羽根１５により掻込まれると同時に
軸方向に搬送され、放射扱歯１ＧでｌＢ２穀されながら
連結扱歯２１を介して扱ｌＪｉ１４のスクリュー扱歯１
１に引継がれ、軸方向への搬送と共に受網２３との間に
生じるＩ９！擦力により強ツノなｎＱ穀作用を受＋ｊる
。この間に送塵板２２で被脱穀物の移動が制御され、放
ｑ」扱歯１８でもＩｌｌｌｌ用と撹拌作用を行ない、扱
室１２内で脱穀された穀粒（枝梗イリ着粒、穂切粒を含
む）の殆んど全部は小さいわら屑と共に受ＷＪ２３を漏
下して選別室２５にもたらされる。扱室１２に残った大
きなわら稈は軸方向に送られ、排出板１９により排稈口
２４から機外に排出される。脱穀部受網２３ｂの網目の
大きさを後部側で大きくした場合には、鋭穀物の漏下が
よくなり１７１出ロスが緩和される。

選別室２５に落下した穀粒、わら屑は、スクリューオー
ガ２６の送り作用により軸方向に移送されながら、穀粒
および細かいわら屑は選別網２９．３０の前半部を漏下
して移送体３２上に落下し、大きいわら屑、枝梗イリ着
粒、穂切粒等は軸方向に移動し、選別網２９．３０の後
半部の網目の粗い部分から枝梗付着粒や穂切粒が若干の
わら屑と共に漏下し、残った大きいわら稈はそのまま排
稈口３１から機外に排出される。この間に、スクリュー
オーガ２Ｇに取付けた撹拌板２７および撹拌棒２８は、
スクリューの送り作用を円滑にすると共に、選別網２９
．３０の目詰りを防止し、穀粒、枝梗付着粒、穂切粒等
の漏下を促進する働きをする。

移送体３２上に落下した穀粒や小さいわら屑は、移送体
３２の搬送終端から風選室３３中を落下する際に唐箕フ
ァン３４からの選別風を受け、精選された穀粒は１番オ
ーガ３５に落下し、図示しない回収手段で回収され、小
さいわら屑は排塵口３８から機外に排出される。また、
選別４３３２９．３０の後半部から落下した枝梗イリ着
粒や穂切粒は２番オーガ３Ｇから２番還元用パケットコ
ンベヤ３７により扱室１２に還元され、再Ｉｌｌ殺され
る。

なお、切断装置１１は、長稈作物や高水分作物等のよう
に、扱室１２での搬送に多くの動力を要する場合や、高
流最脱ｆｌ（高速作業）を行う場合に好都合なもので、
掻込み胴１３、扱胴１４へのわら稈の巻きつきが少く、
所要動ツノも少くなって安定した脱穀・搬送作用を行な
わせる。切断装置１１の切断刃は、１枚または複数枚に
してもよいものである。

また、送塵板２２は、扱室１２内での被脱穀物の移送速
麿を調節するもので、被１１１２穀物の移動方向に対す
る角度は、調節ねじ２２１）によりプラス側からマイナ
ス側に自由に変えられ、マイナス側にして移動にブレー
キをかけるようにしてもスクリュー１及歯１７の強い搬
送作用によって送られ、脱粒性が難の日本の水稲等に対
して特に有効である。

前記掻込み羽根１３とスクリュー扱歯１１は、第４図に
示すように連続して設【プて、連結扱歯２１を省略して
もよく、また、第５図に示すように２重構造にしてもよ
いものである。

また、第６図に示ずように、搬送装置のチェンコンベヤ
８の搬送終端ど扱室１２の入口どの間に掻込み用ビータ
４０を設番プてもよいものである。

本発明のコンバインは、稲、麦はもとより、大豆、そば
、なたね等、多くの作物の収穫作業に使用することがで
きるものである。

以上説明したように本発明のコンバインによれば、脱穀
機構を、扱室と扱胴が、それぞれの軸線が機体の進行方
向に沿うように配設し、扱胴に、供給された作物を掻込
む掻込み１１ｉｉ置と、掻込まれた作物を搬送しながら
Ｉ！１２穀する螺旋扱歯とを設け、扱室の周面に受精を
設けたので、扱室に供給された作物の扱室への供給が確
実に行われ、作物を移送しながら受網との間に摩擦によ
り強い脱穀作用が行われて１１１２１性能が向上する。

また、選別機構は、扱室および扱胴と同じ軸線方向に設
（プたスクリューオーガと、このオーガの受樋部分に張
設した選別網とによって構成したので、被選別物を移送
しながら選別し、従来のコンバインのように揺動選別機
構を有しないから、機体に振動をちえることがなく、ｎ
　ｔＭの簡素化が図れる。さらに、コンバイン全体とし
て、各種の作物に適用できて汎用性があり、機構の簡素
化により軽量化が図れ、また、機体振動が少くて耐久性
、操作性が向上し、作業能率を向上さぼることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すコンバイン全体の縦断
側面図、第２図は同鋭穀・選別部の縦所正面図、第３図
は同選別部の縦断側面図１．第４図は本発明の他の実胞
例を示す掻込み胴および扱胴の部分側面図、第５図は同
展開平面図、第６図は同搬送機構および脱穀・選別部の
部分縦断側面図である。１・・・車台、２・・・走行装置、３・・・刈取・搬送
装置、４・・・デバイダ、５・・・刈刃、６・・・リー
ル、７・・・掻込みオーガ、７ａ・・・クランクフィン
ガ、８・・・チェンコンベヤ、９・・・搬送体、１０・
・・床面、１１・・・切断装置、１２・・・扱室、１３
・・・掻込み胴、１４・・・扱胴、１５・・・掻込み羽
根、１（３，１８・・・放射扱歯、１７・・・スクリュ
ー扱歯、１９・・・排出板、２０・・・扱室カバー、２
１・・・連結扱歯、２２・・・送塵板、２２ａ・・・枢
支ビン、２２ｂ・・・調節ねじ、２３・・・受網、２３
ａ・・・掻込み部受網、２３ｂ・・・脱穀部受網、２４
、３１−・・排稈口、２５・う・選別室、２Ｇ・・・ス
クリューオーガ、２７・・・撹拌板、２８・・・撹拌棒
、２９．３０・・・選別網、２９ａ・・・前側部分、２
９ｂ・・・後側部分、３２・・・移送体、　・３３・・
・風選室、３４・・・唐箕ファン、３５・・・１番オー
ガ、３６・・・２番オーガ、３７・・・２番還元用パケ
ットコンベヤ、３８・・・排塵口、３９・・・操縦部、
４０・・・掻込み用ピータ。特許出願人　農業機械化研究所代理人　弁理士　小　橋　信　浮量　弁理士　村　井　進

Claims

【特許請求の範囲】

（１）走行車体に装備され、圃場に植えられている作物
を刈取り、搬送する刈取り・搬送機構と、搬送された作
物の全量を供給されて脱穀、選別処理する脱穀・選別機
イＮとを有するコンバインにＪゴいて、前記脱穀機４１
４ば、扱室および扱胴を、その軸線方向が機体の進行方
向と同方向となるように配設し、扱胴には、供給された
作物を扱室へ掻込むための掻込み装置と、掻込まれた作
物を軸線方向へ移動さｔ！′ながらＩＪＩ２親丈る螺旋
扱歯とを設け、扱室の周面には受網を張設し、この受網
のＴ側に選別機構を設け、この選別機構には前記扱室お
よび扱胴と同じ軸線方向にスクリューオーガを配設し、
このスクリーＬ−オーガの受樋部分に、被選別物が漏下
する程度の選別網を張設してなることを特徴どするコン
バイン。
（２）前記掻込み装置は、扱胴の前部をコーン状に形成
し、このコーン部外周に螺旋羽根を巻回してなり、この
螺旋羽根を前記螺旋扱歯と連繋させたことを特徴とする
特許請求の範囲第１項記載のコンバイン。