JP2022134131A5 - - Google Patents

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  1. 処理対象とする少なくともその一部が非晶質からなる有機物微粒子を用意する工程1と、
    上記有機物微粒子に対して一部溶解能を有する溶媒に界面活性剤を添加した粒子性状制御溶液を調製し、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させる工程2と、を含み
    上記一部溶解能を有する溶媒に対する有機物微粒子の溶解度が1μg/g以上1000μg/g以下であり、
    上記工程2は、上記有機物微粒子の結晶化度を向上させるあるいは上記有機物微粒子を結晶転移させるように作用させ、
    上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させた後の上記有機物微粒子の粒子径を(A)、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させる前の上記有機物微粒子の粒子径を(B)としたとき、上記有機物微粒子の粒子径変化率((A)/(B))が1~4であり、
    上記有機物微粒子が生体摂取物の微粒子であり、
    上記溶媒がペンタン、ヘキサン、へプタン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、シクロヘキサン又は水であり、
    上記界面活性剤が高分子界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤の少なくとも何れか一つを含むことを特徴とする、有機物微粒子の製造方法。
  2. 処理対象とする少なくともその一部が非晶質からなる有機物微粒子を用意する工程1と、
    上記有機物微粒子に対して一部溶解能を有する溶媒に界面活性剤を添加した粒子性状制御溶液を調製し、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させる工程2と、を含み、
    上記一部溶解能を有する溶媒に対する有機物微粒子の溶解度が1μg/g以上1000μg/g以下であり、
    上記工程2は、上記有機物微粒子の結晶化度を向上させるあるいは上記有機物微粒子を結晶転移させるように作用させ、
    上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させた後の上記有機物微粒子の粒子径を(A)、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させる前の上記有機物微粒子の粒子径を(B)としたとき、上記有機物微粒子の粒子径変化率((A)/(B))が1~4であり、
    上記有機物微粒子が樹脂微粒子であり、
    上記溶媒がアルコール系溶媒又は芳香族系溶媒を含み、
    上記界面活性剤が非イオン界面活性剤であることを特徴とする、有機物微粒子の製造方法。
  3. 処理対象とする少なくともその一部が非晶質からなる有機物微粒子を用意する工程1と、
    上記有機物微粒子に対して一部溶解能を有する溶媒に界面活性剤を添加した粒子性状制御溶液を調製し、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させる工程2と、を含み、
    上記一部溶解能を有する溶媒に対する有機物微粒子の溶解度が1μg/g以上1000μg/g以下であり、
    上記工程2は、上記有機物微粒子の結晶化度を向上させる及び/又は上記有機物微粒子を結晶転移させるように作用させ、
    上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させた後の上記有機物微粒子の粒子径を(A)、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させる前の上記有機物微粒子の粒子径を(B)としたとき、上記有機物微粒子の粒子径変化率((A)/(B))が1~4であり、
    上記有機物微粒子が有機顔料の微粒子であり、
    上記溶媒がアルコール系溶媒、芳香族系溶媒、エーテル系溶媒、エステル系溶媒、1wt%硫酸水溶液又は0.1wt%硫酸水溶液の何れか又はそれらの混合溶媒であり、
    上記界面活性剤がアクリル系ポリマー、高分子ブロック共重合物、水酸基含有カルボン酸エステル、陰イオン界面活性剤から選ばれることを特徴とする、有機物微粒子の製造方法。
  4. 処理対象とする少なくともその一部が非晶質からなる有機物微粒子を用意する工程1と、
    上記有機物微粒子に対して一部溶解能を有する溶媒に界面活性剤を添加した粒子性状制御溶液を調製し、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させる工程2と、を含み、
    上記一部溶解能を有する溶媒に対する有機物微粒子の溶解度が1μg/g以上1000μg/g以下であり、
    上記工程2は、上記有機物微粒子の結晶化度を向上させるあるいは上記有機物微粒子を結晶転移させるように作用させ、
    上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させた後の上記有機物微粒子の粒子径を(A)、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させる前の上記有機物微粒子の粒子径を(B)としたとき、上記有機物微粒子の粒子径変化率((A)/(B))が1~4であり、
    上記有機物微粒子がインドメタシン、クルクミン又はピレノキシンの微粒子であり、
    上記溶媒がペンタン、ヘキサン、へプタン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、シクロヘキサン又は水であり、
    上記界面活性剤がポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、塩化ベンザルコニウムから選ばれる1種又は2種であることを特徴とする、有機物微粒子の製造方法。
  5. 処理対象とする少なくともその一部が非晶質からなる有機物微粒子を用意する工程1と、
    上記有機物微粒子に対して一部溶解能を有する溶媒に界面活性剤を添加した粒子性状制御溶液を調製し、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させる工程2と、を含み、
    上記一部溶解能を有する溶媒に対する有機物微粒子の溶解度が1μg/g以上1000μg/g以下であり、
    上記工程2は、上記有機物微粒子の結晶化度を向上させるあるいは上記有機物微粒子を結晶転移させるように作用させ、
    上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させた後の上記有機物微粒子の粒子径を(A)、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させる前の上記有機物微粒子の粒子径を(B)としたとき、上記有機物微粒子の粒子径変化率((A)/(B))が1~4であり、
    上記有機物微粒子がポリプロピレン微粒子であり、
    上記溶媒がメチルアルコール、イソプロピルアルコール、イソプロピルアルコール水溶液、トルエン又はキシレンであり、
    上記界面活性剤がポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートであることを特徴とする、有機物微粒子の製造方法。
  6. 処理対象とする少なくともその一部が非晶質からなる有機物微粒子を用意する工程1と、
    上記有機物微粒子に対して一部溶解能を有する溶媒に界面活性剤を添加した粒子性状制御溶液を調製し、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させる工程2と、を含み、
    上記一部溶解能を有する溶媒に対する有機物微粒子の溶解度が1μg/g以上1000μg/g以下であり、
    上記工程2は、上記有機物微粒子の結晶化度を向上させる及び/又は上記有機物微粒子を結晶転移させるように作用させ、
    上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させた後の上記有機物微粒子の粒子径を(A)、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させる前の上記有機物微粒子の粒子径を(B)としたとき、上記有機物微粒子の粒子径変化率((A)/(B))が1~4であり、
    上記有機物微粒子が有機顔料の微粒子であり、
    上記界面活性剤がアクリル系ポリマー、高分子ブロック共重合物、水酸基含有カルボン酸エステル、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムから選ばれ、
    上記有機顔料の微粒子と上記溶媒との組み合わせが次の第1~第4の組合せからなる群から選択された少なくとも1つの組合せであることを特徴とする、有機物微粒子の製造方法。
    第1の組合せ:上記有機顔料の微粒子がC.I.Pigment Red 254微粒子であり、上記溶媒がプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、メタノール又はトルエンである組合せ。
    第2の組合せ:上記有機顔料の微粒子がC.I.Pigment Red 122微粒子であり、上記溶媒がイソプロピルアルコールである組合せ。
    第3の組合せ:上記有機顔料の微粒子が銅-チタニル-コバルトフタロシアニン微粒子であり、上記溶媒がスチレン、テトラヒドロフラン又はイソプロピルアルコールである組合せ。
    第4の組合せ:上記有機顔料の微粒子が銅フタロシアニン微粒子であり、上記溶媒が1wt%硫酸水溶液又は0.1wt%硫酸水溶液である組合せ。
  7. 上記工程1は、有機物微粒子の原料溶液と、上記有機物微粒子の原料溶液から少なくとも1種類の有機物微粒子を析出させるための析出溶媒Lとを混合し、少なくともその一部に非晶質を含む有機物微粒子(P1)を析出させる工程であり
    上記工程2は、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子(P1)を作用させる工程であることを特徴とする、請求項1~6の何れかに記載の有機物微粒子の製造方法。
  8. 上記工程1で得られた上記有機物微粒子(P1)に対して、洗浄および/または溶媒置換を行う工程cを含み、上記工程cで得られた有機物微粒子(P2)を上記粒子性状制御溶液に作用させることを特徴とする、請求項に記載の有機物微粒子の製造方法。
  9. 記有機物微粒子を上記粒子性状制御溶液に作用させる際に撹拌処理を行い、撹拌エネルギーにより上記有機物微粒子、上記有機物微粒子(P1)あるいは上記有機物微粒子(P2)の性状を制御することを特徴とする、請求項1~のいずれかに記載の有機物微粒子の製造方法。
  10. 上記有機物微粒子が赤色有機顔料又は青色有機顔料であることを特徴とする、請求項に記載の有機物微粒子の製造方法。
  11. 上記工程1が、
    有機物微粒子の原料溶液と析出溶媒Lとを含む、少なくとも2種類の被処理流体を、
    接近および離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して相対的に回転する第1処理用面と第2処理用面との間に導入し、
    第1処理用面と第2処理用面との間に付与される導入圧力により、第1処理用面と第2処理用面とを離反させる方向に作用する離反力を発生させ、
    上記離反力によって、第1処理用面と第2処理用面との間を微小な間隔に保ちつつ、上記少なくとも2つの被処理流体を、上記微小な間隔に保たれた第1処理用面と第2処理用面との間で合流させ、
    上記第1処理用面と第2処理用面との間を通過させることによって、薄膜流体を形成させ、
    上記薄膜流体中で被処理流体同士を反応させるマイクロリアクターで行われることを特徴とする、請求項7又は8に記載の有機物微粒子の製造方法。
  12. 上記撹拌は、回転する撹拌翼を備えた撹拌機を用いて行われることを特徴とする、請求項に記載の有機物微粒子の製造方法。
  13. 上記粒子性状制御溶液に、上記有機物微粒子を作用させる前後の上記有機物微粒子の粒子径が100nm以下であることを特徴とする請求項1~12の何れかに記載の有機物微粒子の製造方法。
  14. 上記有機物微粒子(P1)の粒子径が30nm以下であることを特徴とする請求項7又は8に記載の有機物微粒子の製造方法。
  15. 上記粒子性状制御溶液に顔料誘導体を含まないことを特徴とする、請求項3、6又は10に記載の有機物微粒子の製造方法。
  16. 機物微粒子の改質方法であって、
    処理対象とする少なくともその一部に非晶質を含む有機物微粒子を用意する工程1と、
    上記有機物微粒子に対して一部溶解能を有する溶媒に界面活性剤を添加した粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させる工程2と、を含み、
    上記一部溶解能を有する溶媒に対する有機物微粒子の溶解度が1μg/g以上1000μg/g以下であり、
    上記粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させた後の上記有機物微粒子の粒子径を(A)、上記粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させる前の上記有機物微粒子の粒子径を(B)としたとき、上記有機物微粒子の粒子径変化率((A)/(B))が1~4であり、
    この工程により上記有機物微粒子の結晶化度を向上させることによって、上記有機物微粒子を目的の設定条件と合致する結晶化度を備えたものに改質する、あるいは、この工程2により上記有機物微粒子の結晶型を変化させることによって、上記有機物微粒子を目的の設定条件と合致する結晶型を備えたものに改質するものであり、
    上記有機物微粒子が生体摂取物の微粒子であり、
    上記溶媒がペンタン、ヘキサン、へプタン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、シクロヘキサン又は水であり、
    上記界面活性剤が高分子界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤の少なくとも何れか一つを含むことを特徴とする、有機物微粒子の改質方法。
  17. 機物微粒子の改質方法であって、
    処理対象とする少なくともその一部に非晶質を含む有機物微粒子を用意する工程1と、
    上記有機物微粒子に対して一部溶解能を有する溶媒に界面活性剤を添加した粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させる工程2と、を含み、
    上記一部溶解能を有する溶媒に対する有機物微粒子の溶解度が1μg/g以上1000μg/g以下であり、
    上記粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させた後の上記有機物微粒子の粒子径を(A)、上記粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させる前の上記有機物微粒子の粒子径を(B)としたとき、上記有機物微粒子の粒子径変化率((A)/(B))が1~4であり、
    この工程2により上記有機物微粒子の結晶化度を向上させることによって、上記有機物微粒子を目的の設定条件と合致する結晶化度を備えたものに改質する、あるいは、この工程により上記有機物微粒子の結晶型を変化させることによって、上記有機物微粒子を目的の設定条件と合致する結晶型を備えたものに改質するものであり、
    上記有機物微粒子が樹脂微粒子であり、
    上記溶媒がアルコール系溶媒又は芳香族系溶媒を含み、
    上記界面活性剤が非イオン界面活性剤であることを特徴とする、有機物微粒子の改質方法。
  18. 有機物微粒子の改質方法であって、
    処理対象とする少なくともその一部に非晶質を含む有機物微粒子を用意する工程1と、
    上記有機物微粒子に対して一部溶解能を有する溶媒に界面活性剤を添加した粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させる工程2と、を含み、
    上記一部溶解能を有する溶媒に対する有機物微粒子の溶解度が1μg/g以上1000μg/g以下であり、
    上記粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させた後の上記有機物微粒子の粒子径を(A)、上記粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させる前の上記有機物微粒子の粒子径を(B)としたとき、上記有機物微粒子の粒子径変化率((A)/(B))が1~4であり、
    この工程2により上記有機物微粒子の結晶化度を向上させることによって、上記有機物微粒子を目的の設定条件と合致する結晶化度を備えたものに改質する、及び/又は、この工程2により上記有機物微粒子の結晶型を変化させることによって、上記有機物微粒子を目的の設定条件と合致する結晶型を備えたものに改質するものであり、
    上記有機物微粒子が有機顔料の微粒子であり、
    上記溶媒がアルコール系溶媒、芳香族系溶媒、エーテル系溶媒、エステル系溶媒、1wt%硫酸水溶液又は0.1wt%硫酸水溶液の何れか又はそれらの混合溶媒であり、
    上記界面活性剤がアクリル系ポリマー、高分子ブロック共重合物、水酸基含有カルボン酸エステル、陰イオン界面活性剤から選ばれることを特徴とする、有機物微粒子の改質方法。
  19. 有機物微粒子の改質方法であって、
    処理対象とする少なくともその一部に非晶質を含む有機物微粒子を用意する工程1と、
    上記有機物微粒子に対して一部溶解能を有する溶媒に界面活性剤を添加した粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させる工程2と、を含み、
    上記一部溶解能を有する溶媒に対する有機物微粒子の溶解度が1μg/g以上1000μg/g以下であり、
    上記粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させた後の上記有機物微粒子の粒子径を(A)、上記粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させる前の上記有機物微粒子の粒子径を(B)としたとき、上記有機物微粒子の粒子径変化率((A)/(B))が1~4であり、
    この工程2により上記有機物微粒子の結晶化度を向上させることによって、上記有機物微粒子を目的の設定条件と合致する結晶化度を備えたものに改質する、あるいは、この工程2により上記有機物微粒子の結晶型を変化させることによって、上記有機物微粒子を目的の設定条件と合致する結晶型を備えたものに改質するものであり、
    上記有機物微粒子がインドメタシン、クルクミン又はピレノキシンの微粒子であり、
    上記溶媒がペンタン、ヘキサン、へプタン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、シクロヘキサン又は水であり、
    上記界面活性剤がポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、塩化ベンザルコニウムから選ばれる1種又は2種であることを特徴とする、有機物微粒子の改質方法。
  20. 有機物微粒子の改質方法であって、
    処理対象とする少なくともその一部に非晶質を含む有機物微粒子を用意する工程1と、
    上記有機物微粒子に対して一部溶解能を有する溶媒に界面活性剤を添加した粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させる工程2と、を含み、
    上記一部溶解能を有する溶媒に対する有機物微粒子の溶解度が1μg/g以上1000μg/g以下であり、
    上記粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させた後の上記有機物微粒子の粒子径を(A)、上記粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させる前の上記有機物微粒子の粒子径を(B)としたとき、上記有機物微粒子の粒子径変化率((A)/(B))が1~4であり、
    この工程2により上記有機物微粒子の結晶化度を向上させることによって、上記有機物微粒子を目的の設定条件と合致する結晶化度を備えたものに改質する、あるいは、この工程2により上記有機物微粒子の結晶型を変化させることによって、上記有機物微粒子を目的の設定条件と合致する結晶型を備えたものに改質するものであり、
    上記有機物微粒子がポリプロピレン微粒子であり、
    上記溶媒がメチルアルコール、イソプロピルアルコール、イソプロピルアルコール水溶液、トルエン又はキシレンであり、
    上記界面活性剤がポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートであることを特徴とする、有機物微粒子の改質方法。
  21. 有機物微粒子の改質方法であって、
    処理対象とする少なくともその一部に非晶質を含む有機物微粒子を用意する工程1と、
    上記有機物微粒子に対して一部溶解能を有する溶媒に界面活性剤を添加した粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させる工程2と、を含み、
    上記一部溶解能を有する溶媒に対する有機物微粒子の溶解度が1μg/g以上1000μg/g以下であり、
    上記粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させた後の上記有機物微粒子の粒子径を(A)、上記粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させる前の上記有機物微粒子の粒子径を(B)としたとき、上記有機物微粒子の粒子径変化率((A)/(B))が1~4であり、
    この工程2により上記有機物微粒子の結晶化度を向上させることによって、上記有機物微粒子を目的の設定条件と合致する結晶化度を備えたものに改質する、及び/又は、この工程2により上記有機物微粒子の結晶型を変化させることによって、上記有機物微粒子を目的の設定条件と合致する結晶型を備えたものに改質するものであり、
    上記有機物微粒子が有機顔料の微粒子であり、
    上記界面活性剤がアクリル系ポリマー、高分子ブロック共重合物、水酸基含有カルボン酸エステル、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムから選ばれ、
    上記有機顔料の微粒子と上記溶媒との組み合わせが次の第1~第4の組合せからなる群から選択された少なくとも1つの組合せであることを特徴とする、有機物微粒子の改質方法。
    第1の組合せ:上記有機顔料の微粒子がC.I.Pigment Red 254微粒子であり、上記溶媒がプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、メタノール又はトルエンである組合せ。
    第2の組合せ:上記有機顔料の微粒子がC.I.Pigment Red 122微粒子であり、上記溶媒がイソプロピルアルコールである組合せ。
    第3の組合せ:上記有機顔料の微粒子が銅-チタニル-コバルトフタロシアニン微粒子であり、上記溶媒がスチレン、テトラヒドロフラン又はイソプロピルアルコールである組合せ。
    第4の組合せ:上記有機顔料の微粒子が銅フタロシアニン微粒子であり、上記溶媒が1wt%硫酸水溶液又は0.1wt%硫酸水溶液である組合せ。
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