JP2022134131A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2022134131A5
JP2022134131A5 JP2022065358A JP2022065358A JP2022134131A5 JP 2022134131 A5 JP2022134131 A5 JP 2022134131A5 JP 2022065358 A JP2022065358 A JP 2022065358A JP 2022065358 A JP2022065358 A JP 2022065358A JP 2022134131 A5 JP2022134131 A5 JP 2022134131A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fine particles
organic fine
solvent
organic
control solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2022065358A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7287717B2 (ja
JP2022134131A (ja
Filing date
Publication date
Priority claimed from JP2020082708A external-priority patent/JP7426710B2/ja
Application filed filed Critical
Publication of JP2022134131A publication Critical patent/JP2022134131A/ja
Publication of JP2022134131A5 publication Critical patent/JP2022134131A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7287717B2 publication Critical patent/JP7287717B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Claims (21)

  1. 処理対象とする少なくともその一部が非晶質からなる有機物微粒子を用意する工程1と、
    上記有機物微粒子に対して一部溶解能を有する溶媒に界面活性剤を添加した粒子性状制御溶液を調製し、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させる工程2と、を含み
    上記一部溶解能を有する溶媒に対する有機物微粒子の溶解度が1μg/g以上1000μg/g以下であり、
    上記工程2は、上記有機物微粒子の結晶化度を向上させるあるいは上記有機物微粒子を結晶転移させるように作用させ、
    上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させた後の上記有機物微粒子の粒子径を(A)、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させる前の上記有機物微粒子の粒子径を(B)としたとき、上記有機物微粒子の粒子径変化率((A)/(B))が1~4であり、
    上記有機物微粒子が生体摂取物の微粒子であり、
    上記溶媒がペンタン、ヘキサン、へプタン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、シクロヘキサン又は水であり、
    上記界面活性剤が高分子界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤の少なくとも何れか一つを含むことを特徴とする、有機物微粒子の製造方法。
  2. 処理対象とする少なくともその一部が非晶質からなる有機物微粒子を用意する工程1と、
    上記有機物微粒子に対して一部溶解能を有する溶媒に界面活性剤を添加した粒子性状制御溶液を調製し、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させる工程2と、を含み、
    上記一部溶解能を有する溶媒に対する有機物微粒子の溶解度が1μg/g以上1000μg/g以下であり、
    上記工程2は、上記有機物微粒子の結晶化度を向上させるあるいは上記有機物微粒子を結晶転移させるように作用させ、
    上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させた後の上記有機物微粒子の粒子径を(A)、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させる前の上記有機物微粒子の粒子径を(B)としたとき、上記有機物微粒子の粒子径変化率((A)/(B))が1~4であり、
    上記有機物微粒子が樹脂微粒子であり、
    上記溶媒がアルコール系溶媒又は芳香族系溶媒を含み、
    上記界面活性剤が非イオン界面活性剤であることを特徴とする、有機物微粒子の製造方法。
  3. 処理対象とする少なくともその一部が非晶質からなる有機物微粒子を用意する工程1と、
    上記有機物微粒子に対して一部溶解能を有する溶媒に界面活性剤を添加した粒子性状制御溶液を調製し、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させる工程2と、を含み、
    上記一部溶解能を有する溶媒に対する有機物微粒子の溶解度が1μg/g以上1000μg/g以下であり、
    上記工程2は、上記有機物微粒子の結晶化度を向上させる及び/又は上記有機物微粒子を結晶転移させるように作用させ、
    上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させた後の上記有機物微粒子の粒子径を(A)、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させる前の上記有機物微粒子の粒子径を(B)としたとき、上記有機物微粒子の粒子径変化率((A)/(B))が1~4であり、
    上記有機物微粒子が有機顔料の微粒子であり、
    上記溶媒がアルコール系溶媒、芳香族系溶媒、エーテル系溶媒、エステル系溶媒、1wt%硫酸水溶液又は0.1wt%硫酸水溶液の何れか又はそれらの混合溶媒であり、
    上記界面活性剤がアクリル系ポリマー、高分子ブロック共重合物、水酸基含有カルボン酸エステル、陰イオン界面活性剤から選ばれることを特徴とする、有機物微粒子の製造方法。
  4. 処理対象とする少なくともその一部が非晶質からなる有機物微粒子を用意する工程1と、
    上記有機物微粒子に対して一部溶解能を有する溶媒に界面活性剤を添加した粒子性状制御溶液を調製し、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させる工程2と、を含み、
    上記一部溶解能を有する溶媒に対する有機物微粒子の溶解度が1μg/g以上1000μg/g以下であり、
    上記工程2は、上記有機物微粒子の結晶化度を向上させるあるいは上記有機物微粒子を結晶転移させるように作用させ、
    上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させた後の上記有機物微粒子の粒子径を(A)、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させる前の上記有機物微粒子の粒子径を(B)としたとき、上記有機物微粒子の粒子径変化率((A)/(B))が1~4であり、
    上記有機物微粒子がインドメタシン、クルクミン又はピレノキシンの微粒子であり、
    上記溶媒がペンタン、ヘキサン、へプタン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、シクロヘキサン又は水であり、
    上記界面活性剤がポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、塩化ベンザルコニウムから選ばれる1種又は2種であることを特徴とする、有機物微粒子の製造方法。
  5. 処理対象とする少なくともその一部が非晶質からなる有機物微粒子を用意する工程1と、
    上記有機物微粒子に対して一部溶解能を有する溶媒に界面活性剤を添加した粒子性状制御溶液を調製し、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させる工程2と、を含み、
    上記一部溶解能を有する溶媒に対する有機物微粒子の溶解度が1μg/g以上1000μg/g以下であり、
    上記工程2は、上記有機物微粒子の結晶化度を向上させるあるいは上記有機物微粒子を結晶転移させるように作用させ、
    上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させた後の上記有機物微粒子の粒子径を(A)、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させる前の上記有機物微粒子の粒子径を(B)としたとき、上記有機物微粒子の粒子径変化率((A)/(B))が1~4であり、
    上記有機物微粒子がポリプロピレン微粒子であり、
    上記溶媒がメチルアルコール、イソプロピルアルコール、イソプロピルアルコール水溶液、トルエン又はキシレンであり、
    上記界面活性剤がポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートであることを特徴とする、有機物微粒子の製造方法。
  6. 処理対象とする少なくともその一部が非晶質からなる有機物微粒子を用意する工程1と、
    上記有機物微粒子に対して一部溶解能を有する溶媒に界面活性剤を添加した粒子性状制御溶液を調製し、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させる工程2と、を含み、
    上記一部溶解能を有する溶媒に対する有機物微粒子の溶解度が1μg/g以上1000μg/g以下であり、
    上記工程2は、上記有機物微粒子の結晶化度を向上させる及び/又は上記有機物微粒子を結晶転移させるように作用させ、
    上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させた後の上記有機物微粒子の粒子径を(A)、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子を作用させる前の上記有機物微粒子の粒子径を(B)としたとき、上記有機物微粒子の粒子径変化率((A)/(B))が1~4であり、
    上記有機物微粒子が有機顔料の微粒子であり、
    上記界面活性剤がアクリル系ポリマー、高分子ブロック共重合物、水酸基含有カルボン酸エステル、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムから選ばれ、
    上記有機顔料の微粒子と上記溶媒との組み合わせが次の第1~第4の組合せからなる群から選択された少なくとも1つの組合せであることを特徴とする、有機物微粒子の製造方法。
    第1の組合せ:上記有機顔料の微粒子がC.I.Pigment Red 254微粒子であり、上記溶媒がプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、メタノール又はトルエンである組合せ。
    第2の組合せ:上記有機顔料の微粒子がC.I.Pigment Red 122微粒子であり、上記溶媒がイソプロピルアルコールである組合せ。
    第3の組合せ:上記有機顔料の微粒子が銅-チタニル-コバルトフタロシアニン微粒子であり、上記溶媒がスチレン、テトラヒドロフラン又はイソプロピルアルコールである組合せ。
    第4の組合せ:上記有機顔料の微粒子が銅フタロシアニン微粒子であり、上記溶媒が1wt%硫酸水溶液又は0.1wt%硫酸水溶液である組合せ。
  7. 上記工程1は、有機物微粒子の原料溶液と、上記有機物微粒子の原料溶液から少なくとも1種類の有機物微粒子を析出させるための析出溶媒Lとを混合し、少なくともその一部に非晶質を含む有機物微粒子(P1)を析出させる工程であり
    上記工程2は、上記粒子性状制御溶液に上記有機物微粒子(P1)を作用させる工程であることを特徴とする、請求項1~6の何れかに記載の有機物微粒子の製造方法。
  8. 上記工程1で得られた上記有機物微粒子(P1)に対して、洗浄および/または溶媒置換を行う工程cを含み、上記工程cで得られた有機物微粒子(P2)を上記粒子性状制御溶液に作用させることを特徴とする、請求項に記載の有機物微粒子の製造方法。
  9. 記有機物微粒子を上記粒子性状制御溶液に作用させる際に撹拌処理を行い、撹拌エネルギーにより上記有機物微粒子、上記有機物微粒子(P1)あるいは上記有機物微粒子(P2)の性状を制御することを特徴とする、請求項1~のいずれかに記載の有機物微粒子の製造方法。
  10. 上記有機物微粒子が赤色有機顔料又は青色有機顔料であることを特徴とする、請求項に記載の有機物微粒子の製造方法。
  11. 上記工程1が、
    有機物微粒子の原料溶液と析出溶媒Lとを含む、少なくとも2種類の被処理流体を、
    接近および離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して相対的に回転する第1処理用面と第2処理用面との間に導入し、
    第1処理用面と第2処理用面との間に付与される導入圧力により、第1処理用面と第2処理用面とを離反させる方向に作用する離反力を発生させ、
    上記離反力によって、第1処理用面と第2処理用面との間を微小な間隔に保ちつつ、上記少なくとも2つの被処理流体を、上記微小な間隔に保たれた第1処理用面と第2処理用面との間で合流させ、
    上記第1処理用面と第2処理用面との間を通過させることによって、薄膜流体を形成させ、
    上記薄膜流体中で被処理流体同士を反応させるマイクロリアクターで行われることを特徴とする、請求項7又は8に記載の有機物微粒子の製造方法。
  12. 上記撹拌は、回転する撹拌翼を備えた撹拌機を用いて行われることを特徴とする、請求項に記載の有機物微粒子の製造方法。
  13. 上記粒子性状制御溶液に、上記有機物微粒子を作用させる前後の上記有機物微粒子の粒子径が100nm以下であることを特徴とする請求項1~12の何れかに記載の有機物微粒子の製造方法。
  14. 上記有機物微粒子(P1)の粒子径が30nm以下であることを特徴とする請求項7又は8に記載の有機物微粒子の製造方法。
  15. 上記粒子性状制御溶液に顔料誘導体を含まないことを特徴とする、請求項3、6又は10に記載の有機物微粒子の製造方法。
  16. 機物微粒子の改質方法であって、
    処理対象とする少なくともその一部に非晶質を含む有機物微粒子を用意する工程1と、
    上記有機物微粒子に対して一部溶解能を有する溶媒に界面活性剤を添加した粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させる工程2と、を含み、
    上記一部溶解能を有する溶媒に対する有機物微粒子の溶解度が1μg/g以上1000μg/g以下であり、
    上記粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させた後の上記有機物微粒子の粒子径を(A)、上記粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させる前の上記有機物微粒子の粒子径を(B)としたとき、上記有機物微粒子の粒子径変化率((A)/(B))が1~4であり、
    この工程により上記有機物微粒子の結晶化度を向上させることによって、上記有機物微粒子を目的の設定条件と合致する結晶化度を備えたものに改質する、あるいは、この工程2により上記有機物微粒子の結晶型を変化させることによって、上記有機物微粒子を目的の設定条件と合致する結晶型を備えたものに改質するものであり、
    上記有機物微粒子が生体摂取物の微粒子であり、
    上記溶媒がペンタン、ヘキサン、へプタン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、シクロヘキサン又は水であり、
    上記界面活性剤が高分子界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤の少なくとも何れか一つを含むことを特徴とする、有機物微粒子の改質方法。
  17. 機物微粒子の改質方法であって、
    処理対象とする少なくともその一部に非晶質を含む有機物微粒子を用意する工程1と、
    上記有機物微粒子に対して一部溶解能を有する溶媒に界面活性剤を添加した粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させる工程2と、を含み、
    上記一部溶解能を有する溶媒に対する有機物微粒子の溶解度が1μg/g以上1000μg/g以下であり、
    上記粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させた後の上記有機物微粒子の粒子径を(A)、上記粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させる前の上記有機物微粒子の粒子径を(B)としたとき、上記有機物微粒子の粒子径変化率((A)/(B))が1~4であり、
    この工程2により上記有機物微粒子の結晶化度を向上させることによって、上記有機物微粒子を目的の設定条件と合致する結晶化度を備えたものに改質する、あるいは、この工程により上記有機物微粒子の結晶型を変化させることによって、上記有機物微粒子を目的の設定条件と合致する結晶型を備えたものに改質するものであり、
    上記有機物微粒子が樹脂微粒子であり、
    上記溶媒がアルコール系溶媒又は芳香族系溶媒を含み、
    上記界面活性剤が非イオン界面活性剤であることを特徴とする、有機物微粒子の改質方法。
  18. 有機物微粒子の改質方法であって、
    処理対象とする少なくともその一部に非晶質を含む有機物微粒子を用意する工程1と、
    上記有機物微粒子に対して一部溶解能を有する溶媒に界面活性剤を添加した粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させる工程2と、を含み、
    上記一部溶解能を有する溶媒に対する有機物微粒子の溶解度が1μg/g以上1000μg/g以下であり、
    上記粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させた後の上記有機物微粒子の粒子径を(A)、上記粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させる前の上記有機物微粒子の粒子径を(B)としたとき、上記有機物微粒子の粒子径変化率((A)/(B))が1~4であり、
    この工程2により上記有機物微粒子の結晶化度を向上させることによって、上記有機物微粒子を目的の設定条件と合致する結晶化度を備えたものに改質する、及び/又は、この工程2により上記有機物微粒子の結晶型を変化させることによって、上記有機物微粒子を目的の設定条件と合致する結晶型を備えたものに改質するものであり、
    上記有機物微粒子が有機顔料の微粒子であり、
    上記溶媒がアルコール系溶媒、芳香族系溶媒、エーテル系溶媒、エステル系溶媒、1wt%硫酸水溶液又は0.1wt%硫酸水溶液の何れか又はそれらの混合溶媒であり、
    上記界面活性剤がアクリル系ポリマー、高分子ブロック共重合物、水酸基含有カルボン酸エステル、陰イオン界面活性剤から選ばれることを特徴とする、有機物微粒子の改質方法。
  19. 有機物微粒子の改質方法であって、
    処理対象とする少なくともその一部に非晶質を含む有機物微粒子を用意する工程1と、
    上記有機物微粒子に対して一部溶解能を有する溶媒に界面活性剤を添加した粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させる工程2と、を含み、
    上記一部溶解能を有する溶媒に対する有機物微粒子の溶解度が1μg/g以上1000μg/g以下であり、
    上記粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させた後の上記有機物微粒子の粒子径を(A)、上記粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させる前の上記有機物微粒子の粒子径を(B)としたとき、上記有機物微粒子の粒子径変化率((A)/(B))が1~4であり、
    この工程2により上記有機物微粒子の結晶化度を向上させることによって、上記有機物微粒子を目的の設定条件と合致する結晶化度を備えたものに改質する、あるいは、この工程2により上記有機物微粒子の結晶型を変化させることによって、上記有機物微粒子を目的の設定条件と合致する結晶型を備えたものに改質するものであり、
    上記有機物微粒子がインドメタシン、クルクミン又はピレノキシンの微粒子であり、
    上記溶媒がペンタン、ヘキサン、へプタン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、シクロヘキサン又は水であり、
    上記界面活性剤がポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、塩化ベンザルコニウムから選ばれる1種又は2種であることを特徴とする、有機物微粒子の改質方法。
  20. 有機物微粒子の改質方法であって、
    処理対象とする少なくともその一部に非晶質を含む有機物微粒子を用意する工程1と、
    上記有機物微粒子に対して一部溶解能を有する溶媒に界面活性剤を添加した粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させる工程2と、を含み、
    上記一部溶解能を有する溶媒に対する有機物微粒子の溶解度が1μg/g以上1000μg/g以下であり、
    上記粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させた後の上記有機物微粒子の粒子径を(A)、上記粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させる前の上記有機物微粒子の粒子径を(B)としたとき、上記有機物微粒子の粒子径変化率((A)/(B))が1~4であり、
    この工程2により上記有機物微粒子の結晶化度を向上させることによって、上記有機物微粒子を目的の設定条件と合致する結晶化度を備えたものに改質する、あるいは、この工程2により上記有機物微粒子の結晶型を変化させることによって、上記有機物微粒子を目的の設定条件と合致する結晶型を備えたものに改質するものであり、
    上記有機物微粒子がポリプロピレン微粒子であり、
    上記溶媒がメチルアルコール、イソプロピルアルコール、イソプロピルアルコール水溶液、トルエン又はキシレンであり、
    上記界面活性剤がポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートであることを特徴とする、有機物微粒子の改質方法。
  21. 有機物微粒子の改質方法であって、
    処理対象とする少なくともその一部に非晶質を含む有機物微粒子を用意する工程1と、
    上記有機物微粒子に対して一部溶解能を有する溶媒に界面活性剤を添加した粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させる工程2と、を含み、
    上記一部溶解能を有する溶媒に対する有機物微粒子の溶解度が1μg/g以上1000μg/g以下であり、
    上記粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させた後の上記有機物微粒子の粒子径を(A)、上記粒子性状制御溶液を上記有機物微粒子に対して作用させる前の上記有機物微粒子の粒子径を(B)としたとき、上記有機物微粒子の粒子径変化率((A)/(B))が1~4であり、
    この工程2により上記有機物微粒子の結晶化度を向上させることによって、上記有機物微粒子を目的の設定条件と合致する結晶化度を備えたものに改質する、及び/又は、この工程2により上記有機物微粒子の結晶型を変化させることによって、上記有機物微粒子を目的の設定条件と合致する結晶型を備えたものに改質するものであり、
    上記有機物微粒子が有機顔料の微粒子であり、
    上記界面活性剤がアクリル系ポリマー、高分子ブロック共重合物、水酸基含有カルボン酸エステル、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムから選ばれ、
    上記有機顔料の微粒子と上記溶媒との組み合わせが次の第1~第4の組合せからなる群から選択された少なくとも1つの組合せであることを特徴とする、有機物微粒子の改質方法。
    第1の組合せ:上記有機顔料の微粒子がC.I.Pigment Red 254微粒子であり、上記溶媒がプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、メタノール又はトルエンである組合せ。
    第2の組合せ:上記有機顔料の微粒子がC.I.Pigment Red 122微粒子であり、上記溶媒がイソプロピルアルコールである組合せ。
    第3の組合せ:上記有機顔料の微粒子が銅-チタニル-コバルトフタロシアニン微粒子であり、上記溶媒がスチレン、テトラヒドロフラン又はイソプロピルアルコールである組合せ。
    第4の組合せ:上記有機顔料の微粒子が銅フタロシアニン微粒子であり、上記溶媒が1wt%硫酸水溶液又は0.1wt%硫酸水溶液である組合せ。
JP2022065358A 2014-12-15 2022-04-11 有機物微粒子の製造方法及び有機物微粒子の改質方法 Active JP7287717B2 (ja)

Applications Claiming Priority (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014253490 2014-12-15
JP2014253490 2014-12-15
JP2015021639 2015-02-05
JP2015021639 2015-02-05
JP2015079626 2015-04-08
JP2015079626 2015-04-08
JP2015238452 2015-12-07
JP2015238452 2015-12-07
JP2020082708A JP7426710B2 (ja) 2014-12-15 2020-05-08 有機物微粒子の製造方法及び有機物微粒子の改質方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020082708A Division JP7426710B2 (ja) 2014-12-15 2020-05-08 有機物微粒子の製造方法及び有機物微粒子の改質方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2022134131A JP2022134131A (ja) 2022-09-14
JP2022134131A5 true JP2022134131A5 (ja) 2022-10-19
JP7287717B2 JP7287717B2 (ja) 2023-06-06

Family

ID=56126673

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016564870A Pending JPWO2016098785A1 (ja) 2014-12-15 2015-12-15 有機物微粒子の製造方法及び有機物微粒子の改質方法
JP2020082708A Active JP7426710B2 (ja) 2014-12-15 2020-05-08 有機物微粒子の製造方法及び有機物微粒子の改質方法
JP2022065358A Active JP7287717B2 (ja) 2014-12-15 2022-04-11 有機物微粒子の製造方法及び有機物微粒子の改質方法

Family Applications Before (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016564870A Pending JPWO2016098785A1 (ja) 2014-12-15 2015-12-15 有機物微粒子の製造方法及び有機物微粒子の改質方法
JP2020082708A Active JP7426710B2 (ja) 2014-12-15 2020-05-08 有機物微粒子の製造方法及び有機物微粒子の改質方法

Country Status (6)

Country Link
US (2) US11633359B2 (ja)
EP (1) EP3235877B1 (ja)
JP (3) JPWO2016098785A1 (ja)
KR (2) KR102424025B1 (ja)
CN (2) CN107001810A (ja)
WO (1) WO2016098785A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107001810A (zh) * 2014-12-15 2017-08-01 M技术株式会社 有机物微粒的制造方法及有机物微粒的改性方法
GB201719693D0 (en) * 2017-11-27 2018-01-10 Sensient Colors Uk Ltd Nanoparticle dispersions
ES2722499B2 (es) * 2018-11-20 2021-06-15 Univ Madrid Politecnica Metodo y sistema de tratamiento de materiales
EP3903924A4 (en) * 2018-12-26 2022-06-22 M. Technique Co., Ltd. FLUID TREATMENT DEVICE
CN112691624B (zh) * 2020-12-04 2022-08-19 中北大学 一种叠片式集成反应器及其使用方法

Family Cites Families (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993025190A1 (en) 1992-06-10 1993-12-23 Eastman Kodak Company Surface modified nsaid nanoparticles
US6267989B1 (en) 1999-03-08 2001-07-31 Klan Pharma International Ltd. Methods for preventing crystal growth and particle aggregation in nanoparticulate compositions
US6485658B1 (en) * 1999-04-28 2002-11-26 Mitsubishi Paper Mills, Limited Phthalocyanine, process for producing the same and electrophotographic photoreceptor using the same
EP1376619A1 (en) * 2001-03-08 2004-01-02 Naoi, Katsuhiko Inorganic/organic complex nano-beads and method for manufacturing the same
JP4300279B2 (ja) * 2002-06-13 2009-07-22 株式会社リコー チタニルフタロシアニン結晶、チタニルフタロシアニン結晶の製造方法、電子写真感光体、電子写真方法、電子写真装置および電子写真装置用プロセスカートリッジ
GB0216700D0 (en) * 2002-07-18 2002-08-28 Astrazeneca Ab Process
CN1488444A (zh) * 2002-10-08 2004-04-14 孙先明 纳米材料高效收集方法
JP2004244563A (ja) 2003-02-17 2004-09-02 Toyo Ink Mfg Co Ltd 有機顔料の製造方法
US7255733B2 (en) * 2003-06-20 2007-08-14 Toyo Ink Mfg. Co., Ltd. Process for the production of β type copper phthalocyanine pigment and a use thereof
JP2005177746A (ja) * 2003-11-28 2005-07-07 Mitsubishi Chemicals Corp 有機化合物微粒子の製造方法
JP2006193681A (ja) 2005-01-17 2006-07-27 Dainippon Ink & Chem Inc 有機顔料微粒子の製造方法
KR20080032233A (ko) 2005-07-29 2008-04-14 후지필름 가부시키가이샤 유기 입자의 제조 방법, 유기 입자 분산 조성물의 제조방법, 및 그것에 의해 얻어지는 유기 입자 분산 조성물을함유하는 잉크젯 기록용 잉크
JP2007291168A (ja) 2006-04-21 2007-11-08 Daicel Chem Ind Ltd 熱処理された有機固体粒子
EP2012564A4 (en) 2006-04-24 2011-04-13 Panasonic Corp TAIL LIGHT CONTROL AND DISPLAY
EP2108682B1 (en) 2006-10-06 2016-07-27 Toyo Ink SC Holdings Co., Ltd. Alpha-diketopyrrolopyrrole pigment, coloring composition containing the same, and red film
JP2008231415A (ja) * 2007-02-20 2008-10-02 Fujifilm Corp 顔料分散組成物の製造方法及びそれにより得られる顔料分散組成物
CN101795772B (zh) 2007-07-06 2013-09-18 M技术株式会社 使用强制超薄膜旋转式处理法的纳米粒子的制造方法
WO2009008388A1 (ja) * 2007-07-06 2009-01-15 M.Technique Co., Ltd. 強制超薄膜回転式反応法を用いた顔料ナノ微粒子の製造方法及びその顔料ナノ粒子、これを用いたインクジェット用インク
CN101784258B (zh) 2007-07-06 2013-07-17 M技术株式会社 生物摄取物微粒子及其制造方法、分散体、医药组成物
WO2009008393A1 (ja) * 2007-07-06 2009-01-15 M.Technique Co., Ltd. 強制超薄膜回転式処理法を用いたナノ粒子の製造方法
JP5266693B2 (ja) * 2007-09-07 2013-08-21 富士ゼロックス株式会社 ガリウムフタロシアニン結晶及びその製造方法、感光体、プロセスカートリッジ、並びに、画像形成装置
CN101801520B (zh) 2007-09-21 2013-08-28 M技术株式会社 微粒的制造方法
US8187554B2 (en) 2008-04-23 2012-05-29 Microfluidics International Corporation Apparatus and methods for nanoparticle generation and process intensification of transport and reaction systems
JP5211919B2 (ja) * 2008-07-31 2013-06-12 東レ株式会社 共重合ポリアミド微粒子、および炭素繊維強化複合材料
WO2010035861A1 (ja) * 2008-09-29 2010-04-01 エム・テクニック株式会社 新規な銅フタロシアニン顔料及び銅フタロシアニン微粒子の製造方法
US9255202B2 (en) 2009-03-03 2016-02-09 M. Technique Co., Ltd. Method for treating surface of pigment microparticles
KR20100123359A (ko) * 2009-05-15 2010-11-24 한화케미칼 주식회사 단분산성이 우수한 금속 산화물 나노입자의 제조방법
CN105860577B (zh) * 2010-06-03 2018-03-16 M技术株式会社 铜酞菁微粒的制造方法
US9481694B2 (en) 2010-11-24 2016-11-01 M. Technique Co., Ltd. Solid solution pigment nanoparticles and method for producing solid solution pigment nanoparticles having controlled solid solution ratio
CN103561855B (zh) 2011-03-08 2016-04-13 公立大学法人名古屋市立大学 胶体晶体的制造方法及胶体晶体
US9427891B2 (en) 2011-04-26 2016-08-30 M. Technique Co., Ltd. Method for producing fine particles
US20140110884A1 (en) 2011-05-28 2014-04-24 M. Technique Co., Ltd. Method for preventing adhesion of processed material using forced thin film treatment apparatus
KR101912136B1 (ko) 2011-05-28 2018-10-26 엠. 테크닉 가부시키가이샤 강제 박막식 유체 처리 장치를 사용한 미립자의 생산량 증가 방법
CN103298533A (zh) 2011-06-10 2013-09-11 M技术株式会社 包括萃取的流体处理方法
US9492763B2 (en) * 2011-07-13 2016-11-15 M. Technique Co., Ltd. Method for producing microparticles having controlled crystallite diameter
EP2781282A4 (en) 2011-11-16 2015-11-11 M Tech Co Ltd SOLID METAL ALLOY
WO2013111811A1 (ja) 2012-01-25 2013-08-01 エム・テクニック株式会社 ガーネット前駆体微粒子及びガーネット構造の微粒子の製造方法
JP5950476B2 (ja) 2012-02-29 2016-07-13 エム・テクニック株式会社 微粒子の製造方法
EP2845643A4 (en) 2012-05-01 2016-04-27 M Tech Co Ltd PROCESS FOR MANUFACTURING FINE GRAINS
JP2014023997A (ja) 2012-07-26 2014-02-06 M Technique Co Ltd 微粒子の製造方法
KR20140023707A (ko) 2012-08-17 2014-02-27 에스케이하이닉스 주식회사 얼라인 키 구조물을 포함한 반도체 메모리 장치
CN104411429B (zh) 2012-09-12 2017-09-26 M技术株式会社 金属微粒的制造方法
JP2014050843A (ja) 2013-12-17 2014-03-20 M Technique Co Ltd 微粒子の製造方法
CN107001810A (zh) * 2014-12-15 2017-08-01 M技术株式会社 有机物微粒的制造方法及有机物微粒的改性方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2022134131A5 (ja)
TWI487716B (zh) 聚乙烯醇樹脂之製造方法
US20080047671A1 (en) Process for the Recovery of a Polymer in Solution
CN106349421B (zh) 一种高分子微球及其制备方法
JPH0326724A (ja) 中空重合体粒子を含有するラテックス及びその製造方法
TW200946569A (en) Process for manufacturing polyphenylene sulfide resin fine particles, polyphenylene sulfide resin fine particles, and liquid dispersion thereof
CN113181846B (zh) 一种基于Pickering乳液溶剂挥发的纯木质素微胶囊的制备方法
CN112300416A (zh) 醋酸纤维素粒子及其制法、填充剂、化妆品及日用品
CN114014836A (zh) 环状交酯的纯化方法
US20210284542A1 (en) Recyclable and/or reusable polymer templates for producing hollow silica particles
CN101547965A (zh) 用于回收聚合物的设备和方法
US4027079A (en) Finely divided saponified ethylene-vinyl acetate interpolymers
CN109180844B (zh) 一种表面粗糙的聚苯乙烯微球及其制备方法和应用
JP3154780B2 (ja) エチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物分散液の製造法
JPS61211342A (ja) 高分子超微粒子の製法
CN114100538B (zh) 一种自组装型微胶囊的制备方法
KR100435520B1 (ko) 구형 저분자량 폴리에틸렌 왁스의 제조방법
CN111263775B (zh) 低雾度和颜色稳定的苯乙烯聚合物的制备方法
JPS6010041B2 (ja) ゴム状重合体の取得法
CN113461978A (zh) 一种球磨预处理辅助制备高得率木质素纳米颗粒的制备方法
EP1358228B1 (fr) Procede de preparation de latex
CN114195608B (zh) 一种Suzuki反应单体的纯化方法
JP2000218154A (ja) マイクロカプセルの製法
JP3460178B2 (ja) エポキシ化ブロック共重合体の回収方法
JPH04173808A (ja) 塩素化ポリオレフィンの製造方法