JP2022037936A - 車両の情報表示向けの方法及び装置、電子機器、記憶媒体及びコンピュータプログラム製品 - Google Patents

Abstract

【課題】ナビゲーション技術と自動運転技術をバインディングし、ユーザに自動運転直感的な感覚を提供する車両の情報表示向けの方法及び装置、電子機器、記憶媒体ならびにコンピュータプログラム製品を提供する。【解決手段】複数の道路区間を含む目標ナビゲーション経路を取得することＳ２１０、複数の道路区間が自動運転を許可する目標道路区間を含むと特定した場合、車両の自動運転システムの稼動情報を取得するＳ２２０、稼動情報は自動運転システムが正常であることを指示する場合、目標ナビゲーション経路及び自動運転システムの動作状態を切り替えるためのタッチ対象を表示するように車両を制御することを含むＳ２３０。ここで、表示した目標ナビゲーション経路において、目標道路区間が強調表示される。【選択図】図２

Description

本開示は、情報処理の分野に関し、具体的には自動運転の分野、スマート交通の分野及びナビゲーション技術分野に関し、より具体的には車両の情報表示向けの方法及び装置、電子機器、記憶媒体ならびにコンピュータプログラム製品に関する。

通行効率を向上させるために、車両は電子化時代に段階的に入ている。コンピュータ技術及びインターネット技術の発展に伴い、自動運転が段階的に可能になる。自動運転の発展の現段階において、自動運転の安全性を向上させるために、特定の道路区間のみを設定して自動運転を許可する。車両走行中に、一般的にユーザが経験に基づいて現在の道路区間が自動運転を許可するか否かを判定する必要がある。自動運転を許可する道路区間が予め標定されたとしても、ダッシュボードによりユーザが自動運転状態に入ることを提示することができ、ユーザは車両の所在位置及び自動運転可能な道路長などの情報を感知することができない。

本開示は、ナビゲーション技術と自動運転技術をバインディングし、ユーザに自動運転直感的な感覚を提供する車両の情報表示向けの方法及び装置、電子機器、記憶媒体ならびにコンピュータプログラム製品を提供した。

第１局面によれば、
複数の道路区間を含む目標ナビゲーション経路を取得することと、
前記複数の道路区間が自動運転を許可する目標道路区間を含むと特定した場合、前記車両の自動運転システムの稼動情報を取得することと、
前記運転情報は前記自動運転システムが正常であることを指示する場合、前記目標ナビゲーション経路及び前記自動運転システムの動作状態を切り替えるためのタッチ対象を表示するように前記車両を制御することとを含んでおり、
表示した目標ナビゲーション経路において、前記目標道路区間が強調表示される、
車両の情報表示向けの方法を提供する。

第２局面によれば、
複数の道路区間を含む目標ナビゲーション経路を取得するための経路取得モジュールと、
前記複数の道路区間が自動運転を許可する目標道路区間を含むと特定した場合、前記車両の自動運転システムの稼動情報を取得するための稼動情報取得モジュールと、
前記稼動情報は前記自動運転システムが正常であることを指示する場合、前記目標ナビゲーション経路及び前記自動運転システムの動作状態を切り替えるためのタッチ対象を表示するように前記車両を制御するための情報表示制御モジュールと、を含んでおり、
表示した目標ナビゲーション経路において、前記目標道路区間が強調表示される、車両の情報表示向けの装置を提供する。

第３局面によれば、
少なくとも一つのプロセッサと、前記少なくとも一つのプロセッサと通信接続されたメモリとを含み、
前記メモリに前記少なくとも一つのプロセッサにより実行可能なコマンドが記憶され、
前記コマンドは、前記少なくとも一つのプロセッサにより実行されることにより、前記少なくとも一つのプロセッサが本願の提供する車両の情報表示向けの方法を実行することができる、電子機器を提供する。

第４局面によれば、
コンピュータに本願の提供する車両の情報表示向けの方法を実行させるためのコンピュータコマンドを記憶した非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。

第５局面によれば、
プロセッサによって実行される時に本願の提供する車両の情報表示向けの方法を実現するコンピュータプログラムを含む、コンピュータプログラム製品を提供する。

この部分で説明した内容は、本開示の実施例の肝心な又は重要な特徴を表記するためのものでもなく、本開示の範囲を限定するためのものでもないと理解すべきである。本開示の他の特徴は、以下の明細書によって理解し易くなるであろう。

図面は、本方案がよりよく理解されるためのものであり、本願に対する限定を構成しない。
図１は、本願の実施例に係る車両の情報表示向けの方法、装置、機器及び記憶媒体の適用シーンの概略図である。 図２は、本願の実施例に係る車両の情報表示向けの方法のフローチャートである。 図３は、本願の実施例に係る目標ナビゲーション経路を取得する原理概略図である。 図４は、本願の実施例に係る自動運転システムの運転情報を取得する原理概略図である。 図５は、本願の実施例に係る車両の情報表示向けの方法の原理概略図である。 図６は、本願の実施例に係る車両の情報表示向けの装置の構造ブロック図である。 図７は、本開示の実施例に係る車両の情報表示向けの方法を実現するための電子機器のブロック図である。

以下、図面を参照しながら本開示の例示的な実施例について説明する。その中、理解に役立つように本開示の実施例の各詳細を含み、これらはあくまで例示的なものであると理解すべきである。そのため、当業者は、本開示の範囲及び趣旨から逸脱せずに、ここで説明した実施例に対して、様々な変更や、修正をなし得ることに認識すべきである。同様に、明確及び簡明のために、以下の説明において公知の機能及び構成に対する説明を省略している。

本願は、車両の情報表示向けの方法を提供する。該方法は、まず数の道路区間目標ナビゲーション経路を取得する。その後、複数の道路区間が自動運転を許可する目標道路区間を含むと特定した場合、車両の自動運転システムの稼動情報を取得する。最後、動作情報は自動運転システムが正常であることを指示する場合、目標ナビゲーション経路と自動運転システムの動作状態を切り替えるためのタッチ対象とを表示するように車両を制御する。ここで、表示された目標ナビゲーション経路において、目標道路区間が強調表示される。

以下、図１を参照して、本願の提供する方法及び装置の適用シーンを説明する。

図１は、本願の実施例に係る車両に適用される表示情報の取得方法、装置、機器及び記憶媒体の適用シーン図である。

図１に示すように、該実施例の適用シーン１００は、例えば道路１１０、車両１２０、信号基地局１３０及びサーバ１４０を含むことができる。

本願の実施例によれば、車両１２０には例えばインテリジェント機器が設置されてもよく、該インテリジェント機器はディスプレイを有し、かつクライアントアプリケーションをインストールすることができ、それにより、車両１２０に支援機能を提供するために用いられる。該クライアントアプリケーションは、例えば車両に取り付けられた自動運転システム１２１の稼動を制御するためのアプリケーションを含むことができ、さらにナビゲーションシステム１２２を含むことができ、ディスプレイを介してナビゲーションシステム１２２が提供したナビゲーション地図を表示することができる。理解されるように、該インテリジェント機器は、例えば車載コンピュータなどの電子機器であってもよい。

例示的には、自動運転システム１２１の稼動を制御するアプリケーションとナビゲーションシステム１２２との間は、例えば通信プロトコルにより通信することができ、それにより、自動運転システム１２１の稼動を制御するアプリケーションは、ナビゲーションシステム１２２の提供するナビゲーション情報に基づいて、自動運転システム１２１の稼動を制御する。

例示的には、自動運転システム１２１は、例えばカメラ、レーザレーダ、位置センサ及びレーザ測距器等を含むことができる。カメラは、交通信号等を識別し、かつインテリジェント機器において自動運転システム１２１が実行するアプリケーションの支援下で移動中の物体を識別するように制御するために用いられる。レーダセンサは車両の周囲環境を走査し、かつ走査結果をインテリジェント機器にフィードバックすることにより、インテリジェント機器は走査結果に基づいて車両が位置する環境を判定することにより、該環境に基づいて車両駆動システムの動作を制御し、車両の自動運転を実現する。位置センサは車両の横方向移動を測定することにより、インテリジェント機器が車両を位置決めすることに役立ち、車両の道路上の正確な位置を特定するために用いられる。レーザ測距器は車両と前後左右の各物体との間の距離を測定することにより、インテリジェント機器に車両周辺環境のより詳細な情報をフィードバックするために用いられる。

本願の実施例によれば、図１に示すように、該適用シーン１００は例えば信号基地局１３０及びサーバ１４０をさらに含むことができる。車両１２０におけるインテリジェント機器に搭載されたナビゲーションシステム１２２は、例えば、信号基地局１３０を介してサーバ１４０と通信接続を確立することができる。

例示的には、サーバ１４０はインテリジェント機器におけるクライアントアプリケーションの稼動にサポートを提供するバックサーバであってもよい。例えば、該サーバはアプリケーションプログラムサーバ、サブシステムのサーバであってもよく、又はブロックチェーンを結合したサーバであってもよい。例示的には、該サーバは例えば仮想サーバ又はクラウドサーバなどであってもよい。

例示的には、インテリジェント機器におけるナビゲーションシステム１２２はユーザが入力した開始位置及び終点位置に応答して、サーバ１４０に経路取得要求を送信することができる。サーバ１４０は予め記憶された電子地図、起点位置及び終点位置に基づいて計画して候補ナビゲーション経路を取得し、かつ該候補ナビゲーション経路をナビゲーションシステムにフィードバックし、インテリジェント機器のディスプレイによりユーザに表示し、ユーザが選択するために用いられる。

説明すべきとして、本願の実施例が提供する車両の情報表示向けの方法は、一般的に車両１２０におけるインテリジェント機器により実行することができる。それに応じて、本願の実施例が提供する車両の情報表示向けの装置は、一般的に車両１２０に設置されている。

理解すべきのは、図１における車両、通信基地局及びサーバのタイプは単に概略的である。必要に応じて、任意のタイプの車両、通信基地局及びサーバを有することができる。

以下、図１を参照して説明した適用シーンについて、図２～図５により本願の実施例が提供する車両の情報表示向けの方法を詳細に説明する。

図２は本願の実施例に係る車両の情報表示向けの方法のフローチャートである。

図２に示すように、該実施例の車両の情報表示向けの方法２００は、操作Ｓ２１０～操作Ｓ２３０を含むことができる。

ステップＳ２１０において、複数の道路区間を含む目標ナビゲーション経路を取得する。

本願の実施例によれば、目標ナビゲーション経路は例えばユーザが入力した始点位置及び終点位置に応答して取得することができる。この目標ナビゲーション経路は、例えば、車両におけるナビゲーションシステムからサーバに取得要求を送信して取得することができる。該目標ナビゲーション経路は、サーバが開始位置及び端末位置に基づいて特定された複数のナビゲーション経路において、車両走行の予測時間が最も短いナビゲーション経路であってもよい。又は、目標ナビゲーション経路はサーバが特定した複数のナビゲーション経路のうち、経路長が最も短いナビゲーション経路であってもよい。又は、目標ナビゲーション経路はサーバが特定した複数のナビゲーション経路において、自動運転を許可する道路区間の長さが最も長いナビゲーション経路などであってもよい。

例示的には、サーバは複数のナビゲーション経路を特定した後、ナビゲーション経路を車両におけるインテリジェント機器に送信することができ、車両におけるインテリジェント機器は前述のルールに基づいて複数のナビゲーション経路のうちの一つを目標ナビゲーション経路として特定する。又は、車両内のインテリジェント機器が複数のナビゲーション経路を受信した後、インテリジェント機器のディスプレイを制御して該複数のナビゲーション経路をユーザに表示し、かつユーザが選択した経路が目標ナビゲーション経路であると特定することができる。

ステップＳ２２０において、複数の道路区間が自動運転を許可する目標道路区間を含むと特定した場合、車両の自動運転システムの稼動情報を取得する。

本願の実施例によれば、目標ナビゲーション経路を取得した後、例えば、まず目標ナビゲーション経路に含まれる複数の道路区間のそれぞれの道路区間情報に基づいて、該複数の道路区間に自動運転を許可する目標道路区間が含まれるか否かを特定することができる。道路区間情報は、道路区間の始点、終点、道路区間の曲率半径、道路区間が位置する道路のタイプ（補助道路、中心道路、高架道路、回り道）、道路区間に許可される最大車速、道路区間が自動運転を許可するか否かなどの情報を含む。目標ナビゲーション経路を取得する時、目標ナビゲーション経路に含まれる複数の道路区間のそれぞれの道路区間情報を同時に取得することができる。

本願の実施例によれば、複数の道路区間が目標道路区間を含むと特定した場合、ナビゲーションシステムは、インテリジェント機器を介して自動運転システムの稼動を制御するアプリケーションの提供するＡＰＩインタフェースを呼び出すことにより、自動運転システムにおける各機器の稼動情報を取得することができる。ここで、自動運転システムの稼動を制御するアプリケーションは、例えばインテリジェント機器を介して、ＣＡＮバスを介して自動運転システムにおける各機器と通信接続することができ、ＣＡＮバスを介して自動運転システムにおける各機器と成功に通信することができる状況で、各機器が正常に稼動することができることを特定することができる。自動運転システムにおいて、全てのシステムが正常に稼動することができる場合、自動運転システムの稼動情報が正常な稼動であることを特定することができる。

本願の実施例によれば、自動運転システムの稼動を制御するアプリケーションは自動運転システムにおける各機器から送信された異常を指示する信号を受信しない場合、自動運転システムの運転情報が正常な稼動であると特定する。

ステップＳ２３０において、稼動情報は自動運転システムが正常であることを指示する場合、目標ナビゲーション経路及び自動運転システムの動作状態を切り替えるためのタッチ対象を表示するように車両を制御する。

本願の実施例によれば、ナビゲーションシステムは、自動運転システムが正常であることを指示する稼動情報を取得した後、インテリジェント機器のディスプレイにより表示された電子地図に目標ナビゲーション経路、及び自動運転システムの動作状態を切り替えるためのタッチ対象を同時に表示することができる。ここで、該目標ナビゲーション経路を表示する場合、目標道路区間を強調表示することができる。

例示的には、ナビゲーションシステムは、ユーザが自動運転システムの動作状態を切り替えるためのタッチ対象に対する操作に応答して、インテリジェント端末の自動運転システムを制御するアプリケーションに、自動運転システムの動作状態を切り替える要求を送信することができる。このように、自動運転システムを制御するアプリケーションはＣＡＮバスを介して、自動運転システムにおける各機器に制御指令を送信することができ、自動運転システムの動作状態への切り替えを実現する。

例示的には、タッチ対象は、例えば表示ページのエッジ領域に表示することができ、それにより、表示された目標ナビゲーション経路に対する遮蔽を回避する。例えば、タッチ対象は、ディスプレイの左側領域、右側領域、先端領域又は底端領域などに表示することができる。タッチ対象の表示位置は、実際の需要に応じて設定することができ、本願はこれを限定しない。一つの実施例において、タッチ対象はディスプレイにおいて主運転席に近い領域を表示することができ、それにより、運転者の操作に役立つ。

例示的には、目標道路区間を強調表示する場合、例えば、飽和度の高い色を用いて電子地図における目標道路区間を指示する線分を表示し、又は電子地図における目標区間を指示する線分を太く表示することができる。例えば、青色、黄色などの目立つ色を採用して目標道路区間を指示する線分を表示することができる。一つの実施例において、目標道路区間を強調表示する以外に、電子地図は、例えば渋滞又は事故の発生を指示するための情報を表示することができる。

関連技術においてユーザが経験又はダッシュボードに基づいて、自動運転を許可する道路区間に入るか否かを知る必要がある一方、ハードキー方式で自動運転システムを起動する必要がある技術案となる。本願の上記方法は、ユーザがディスプレイを介して表示した内容により、自動運転を許可する道路区間に進入するか否かを知ることができる。同時に車両が自動運転を許可する道路区間に進入することを知ることができ、かつ自動運転を起動する必要がある場合、タッチ対象に対する操作によって自動運転システムを起動することにより、車両が自動運転モードに入る。したがって、ナビゲーション中に、ユーザに自動運転直感的な感覚を提供する効果を実現することができ、ユーザによる自動運転システムの使用体験及び使用頻度を向上させることができる。

本願の実施例によれば、目標ナビゲーション経路に自動運転を許可する目標道路区間が含まれない場合、自動運転システムの運転情報を取得する必要がなく、かつ表示された電子地図だけに目標ナビゲーション経路を表示し、タッチ対象を表示しない。このように、ユーザがタッチ対象を誤操作して自動運転システムを起動することを回避することができ、それにより車両が自動運転の許可しない道路区間で自動運転をする。

本願の実施例によれば、タッチ対象のデフォルト状態は、例えば第１状態であってもよく、該第１状態は例えばオフ状態であってもよい。このとき、ナビゲーションシステムがユーザのタッチ対象に対する操作を受信した後、タッチ対象は、例えば第１状態から第２状態に切り替え、該第２状態は例えばオン状態である。それに応じて、本願の実施例の車両の情報表示向けの方法は、例えばタッチ対象が第１状態から第２状態に切り替えられることに応答して、自動運転システムにオン情報を送信することにより、自動運転システムの動作状態をオフ状態からオン状態に切り替えることができる。ここで、インテリジェント機器と自動運転システムにおける各機器との間に接続されたＣＡＮバスにより、自動運転システムにオン情報を送信することができる。又は、自動運転システムを制御するアプリケーションに該オン情報を送信し、該自動運転システムのアプリケーションが該オン情報に応答して自動運転システムにおける各機器をオンに制御しかつ稼動することにより、車両が自動運転を開始する。

本願の実施例によれば、タッチ対象が第２状態にある時、ナビゲーションシステムがユーザのタッチ対象に対する操作を受信した後、タッチ対象は、例えば第２状態から第１状態に切り替え、該第１状態は例えばオフ状態である。それに応じて、本願の実施例の車両の情報表示向けの方法は、例えばタッチ対象が第２状態から第１状態に切り替えられることに応答して、自動運転システムにオフ情報を送信することにより、自動運転システムの動作状態をオン状態からオフ状態に切り替えることができる。ここで、例えば、インテリジェント機器と自動運転システムにおける各機器との間に接続されたＣＡＮバスにより、自動運転システムにオフ情報を送信することができる。又は、自動運転システムを制御するアプリケーションに該オフ情報を送信し、該自動運転システムのアプリケーションが該オフ情報に応答して自動運転システムにおける各機器をオフにするように制御することにより、車両が自動運転を停止する。

図３は、本願の実施例に係る目標ナビゲーション経路を取得する原理概略図である。

本願の実施例によれば、サーバから送信された複数のナビゲーション経路を取得した後、車両のナビゲーションシステムは該複数のナビゲーション経路を候補ナビゲーション経路として車両におけるディスプレイを制御して表示することができ、それによりユーザが選択する。ここで、複数の候補ナビゲーション経路への表示を実現するために、ディスプレイが候補ナビゲーション経路のサムネイルを表示するように制御することができる。ディスプレイがサムネイルを表示するように制御する場合、例えば目標道路区間を含む候補ナビゲーション経路を強調表示することにより、ユーザが車両の自動運転を必要とする時、自動運転を許可する経路を便利に選択することができる。

例示的には、図３に示す実施例３００において、目標ナビゲーション経路を取得する場合、まず始点位置３１１及び終点位置３１２に基づいて、少なくとも二本の候補ナビゲーション経路３２０を取得し、各候補ナビゲーション経路は、複数の候補道路区間を含む。例えば、三本の候補ナビゲーション経路を取得することができる。候補ナビゲーション道路経路３２０を取得した後、各候補ナビゲーション経路に含まれる複数の候補道路区間の道路区間情報に基づいて、少なくとも二本の候補ナビゲーション経路に自動運転を許可する目標道路区間を含むナビゲーション経路を特定することができる。その後、ディスプレイは該少なくとも二つの候補ナビゲーション経路のサムネイルを表示するように制御する。例えば、少なくとも二本の候補ナビゲーション経路が三本である場合、サムネイルを表示する表示ページは表示ページ３３０であってもよい。この提示ページ３３０には、候補ナビゲーション経路３３１、候補ナビゲーション経路３３２及び候補ナビゲーション経路３３３のサムネイルが示されている。最後、少なくとも二本の候補ナビゲーション経路において選択された候補ナビゲーション経路を目標ナビゲーション経路として特定する。例えば、表示ページ３３０には、候補ナビゲーション経路３３１～３３３のサムネイルと電子地図の他に、例えば三つの候補ナビゲーション経路３３１～３３３に一対一に対応する三つの選択コントロール素子が表示されてもよい。該三つの選択コントロール素子は例えば候補ナビゲーション経路３３１に対応する“経路一”コントロール素子３３４、候補ナビゲーション経路３３２に対応する“経路二”コントロール素子３３５及び候補ナビゲーション経路３３３に対応する“経路三”コントロール素子３３６を含むことができる。該実施例はユーザの“経路二”コントロール素子３３５に対する操作に応答して、候補ナビゲーション経路３３２が目標ナビゲーション経路３４０であることを特定することができる。

本願の実施例によれば、候補ナビゲーション経路に目標道路区間のナビゲーション経路を含み、かつ候補ナビゲーション経路のサムネイルを表示する時に、目標道路区間を含む候補ナビゲーション経路を強調表示することができる。これにより、ユーザに経路を選択してより豊富な情報を提供することができ、例えばユーザが疲労運転状態にあるため車両の自動運転を必要とする時、候補ナビゲーション経路から強調表示された経路を便利に選択して目標ナビゲーション経路とすることができる。

本願の実施例によれば、候補ナビゲーション経路を表示する場合、例えば車両におけるディスプレイが各候補ナビゲーション経路の属性情報を表示するように制御することができ、該属性情報は例えば車両が各候補ナビゲーション経路に沿って走行することに必要な予測時間長及び各候補ナビゲーション経路の実際の長さを含むことができる。該実施例において、各候補ナビゲーション経路の属性情報は、例えば各候補ナビゲーション経路に対応するコントロール素子により表示することができる。

一つの実施例において、目標道路区間を含む候補ナビゲーション経路に対して、例えば車両ディスプレイがサムネイルにおいて、目標道路区間の実際の長さ及び車両が目標道路区間に沿って走行する予測時間長を表示するように制御することができる。ここで、車両が目標道路区間に沿って走行する予測時間長は、例えば目標道路区間の実際の長さ及び目標道路区間の最大速度制限に基づいて、予測時間長を特定してもよく、目標道路区間の実際の長さと所定の速度に基づいて、予測時間長を特定してもよく、所定の速度は例えばユーザが個人の好みに応じて設定してもよく、車両の出荷時のデフォルト選択であってもよい。該車両が目標道路区間に沿って走行する予測時間長の表示により、ユーザは該目標道路区間を含むナビゲーション経路を選択する時に休憩できる時間長を予め知ることができる。

図４は、本願の実施例に係る自動運転システムの稼動情報を取得する原理概略図である。

本願の実施例によれば、自動運転システムの稼動情報を取得する時、ナビゲーションシステムはナビゲーションシステムをインストールするインテリジェント機器を介して、自動運転システムとの間に通信を行うことにより完了することができる。インテリジェント機器は、ＣＡＮバスを介して自動運転システムと通信可能である。

例示的には、図４に示す実施例４００において、自動運転システムの稼動情報を取得する時、ナビゲーションシステム４１０は、インテリジェント端末４２０のオペレーティングシステムに稼動情報取得要求を送信することができ、該オペレーティングシステムは、ＣＡＮバスを介して受信した稼動情報取得要求を自動運転システム４３０における各機器に送信する。自動運転システム４３０における各機器は、運転情報取得要求を受信した後、各機器が正常に稼動すれば、インテリジェント端末に情報をフィードバックすることができ、機器が正常に稼動できないと、情報を受信又はフィードバックすることもできない。したがって、図４に示すように、インテリジェント端末４２０のオペレーティングシステムは、自動運転システム４３０における全ての機器のフィードバック情報を受信するか否かを判定することができる。全ての装置のフィードバック情報を受信すると、自動運転システムの稼動が正常であると特定し、ナビゲーションシステムに自動運転システムが正常であることを指示する稼動情報を送信する。そうでなければ、自動運転システムの運転異常を特定し、ナビゲーションシステムに自動運転システムが異常であることを指示する稼動情報を送信する。又は、ナビゲーションシステムは自動運転システムのアプリケーションが提供するＡＰＩインタフェースを呼び出すことにより、自動運転システムに稼動情報取得要求を直接的に送信し、かつ自動運転システムが該稼動情報取得要求に応答して送信した稼動情報に基づいて、自動運転システムが正常であるか否かを特定することもできる。例えば、ナビゲーションシステムは、稼動情報としてのフィードバック情報を受信すると、自動運転システムが正常であると説明する。所定の期間内に動作情報としてのフィードバック情報を受信しなければ、自動運転システムが異常であると特定する。

例示的には、ナビゲーションシステムが稼動情報取得要求を送信する時に、例えばアンドロイドインタフェース定義言語（Ａｎｄｒｏｉｄ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ Ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎ Ｌａｎｇｕａｇｅ、ＡＩＤＬ）で定義されたインタフェースを呼び出すことにより、稼動情報取得要求を能動的に放送することができ、該稼動情報取得要求に車両識別子が搬送される。車両における自動運転システムは正常であれば、該取得要求中の車両識別子を識別して情報をフィードバックすることができる。それに応じて、ナビゲーションシステムは自動運転システムから送信されたフィードバック情報を受信すると、自動運転システムが正常であると特定する。

理解されるように、上記自動運転システムの運転情報を取得する方法は、例示として本願を理解することに役立ち、本願はこれを限定しない。

図５は、本願の実施例に係る車両の情報表示向けの方法の原理概略図である。

図５に示すように、本願の実施例に係る車両の情報表示向けの方法５００は例えば車両が目標道路区間に進入する直前に、車両のディスプレイにより表示情報を表示することにより、ユーザが車両の自動運転モードをオンにすることを提示することにより、適切な休憩で疲労運転を回避することができる。

図５に示すように、目標ナビゲーション経路及びタッチ対象を表示した後、ナビゲーションシステムは例えば車両の現在位置情報５１０をリアルタイムに取得することができる。そして、目標ナビゲーション経路５２０及び現在位置情報５１０に基づいて、車両が複数の道路区間のうちの現在の道路区間から次の道路区間に進入するか否かの判断操作を実行することを判断する（即ち、ステップＳ５１０）。例えば、車両の現在位置と次の道路区間の始点位置との距離に応じて、車両が次の道路区間に進入するか否かを判定してもよい。該現在位置と次の道路区間の始点位置との間の距離が予め設定された距離より小さい場合、車両が次の道路区間に進入することを特定する。次の経路に進入する場合、次の道路区間の道路区間情報５３０を取得する。そうでなければ、車両の現在位置情報を取得し続ける。次の道路区間の道路区間情報５３０を取得した後、該次の道路区間の道路区間の区間情報５３０に基づいて、次の道路区間が目標道路区間であるか否かの判断操作を実行することができる（即ち、ステップＳ５２０）。道路区間情報５３０が次の道路区間が目標道路区間であることを指示すれば、車両のディスプレイが目標ナビゲーション経路と同時に第１表示情報５４０を表示するように制御することにより、ユーザが自動運転システムの動作状態をオン状態に設定するように提示することができる。道路区間情報５３０は次の道路区間が目標道路区間ではないことを指示すると、車両のディスプレイのみを制御して目標ナビゲーション経路を表示する。ここで、第１表示情報５４０は、ディスプレイに表示された電子地図ページから飛び出した提示枠に表示することができる。第１表示情報は、例えば「自動運転をオンにするか否か？」であってもよく、かつ該提示枠にさらに「はい」及び「いいえ」の二つのコントロール素子を表示してユーザに選択させる。ユーザが「はい」コントロール素子を選択すると、ナビゲーションシステムは、タッチ対象を第１状態から第２状態に切り替えることにより、自動運転システムの状態切り替えを実現することができる。ユーザが「いいえ」コントロール素子を選択すると、ナビゲーションシステムはタッチ対象状態切り替えの操作を実行しなくてもよい。

類似的には、ナビゲーションシステムは、さらにタッチ対象が第２状態にある後、車両の現在位置情報を取得し続けることができる。現在位置情報５１０と目標ナビゲーション経路５２０に基づいて、車両が現在位置する道路区間から次の道路区間に進入しようとし、かつ次の道路区間が目標道路区間を含まないを特定し場合、車両のディスプレイとナビゲーション経路を制御すると同時に、表示装置が第２表示情報を表示するように制御する。この第２表示情報は、自動運転システムの動作状態をオン状態からオフ状態に切り替えることをユーザに提示するためのものである。例えば、第２表示情報は、ディスプレイに表示された電子地図ページから飛び出した提示枠に表示することができる。第２表示情報は、例えば「自動運転をオフにするか否か？」であってもよく、かつ該提示枠にさらに「はい」及び「いいえ」の二つのコントロール素子を表示してユーザに選択させる。ユーザが「はい」コントロール素子を選択すると、ナビゲーションシステムは、タッチ対象を第２状態から第１状態に切り替えることにより、自動運転システムの状態切り替えを実現することができる。ユーザが「いいえ」コントロール素子を選択すると、ナビゲーションシステムは、タッチ対象状態切り替えの操作を実行しなくてもよい。

本願の実施例は上記方法により、車両が目標道路区間に進入しようとする時に、ユーザに自動運転を開始できることを提示するという効果を達成することができ、それにより、ユーザが自動運転機能を使用するユーザ体験をさらに向上させることができる。さらに、車両が目標道路区間から離れる直前に、ユーザに自動運転をオフにするように提示し、ユーザが自動運転をタイムリーにオフにしないことにより車両が自動運転を許可しない道路区間に自動的に進入することを回避し、それにより、交通規則に違反するイベントの発生を減少させることができる。

本願の実施例によれば、自動運転システムが異常である場合又は車両の所在する環境に極端な状況が存在する場合、ナビゲーション経路と同時に第２表示情報を表示することができ、それにより、ユーザに車両の運転をタイムリーに引き継ぐことを提示し、交通事故の発生を回避する。

例示的には、ナビゲーションシステムは、自動運転システムが送信した自動運転システムが異常であることを指示する稼動情報を受信することにより、車両のディスプレイが第２表示情報を表示するように制御することができる。それに応じて、自動運転システムにおける各機器は稼動不良となる時に、前述のＡＩＤＬによって定義されたインタフェースを介してナビゲーションシステムに異常通知を送信し、ナビゲーションシステムは該異常通知を受信する時に自動運転システムが異常であると特定する。

例示的には、車両の位置する環境は例えば自動運転システムにおけるカメラで撮影された画像で判定することができる。例えば、インテリジェント機器はカメラで撮影された画像を取得し、画像認識により車両の位置する環境に極端な状況が存在するか否かを判定することができる。例えば、前方道路に土砂崩れ、交通事故などの異常状況が存在するか否かを判定し、天候に豪雨、豪雪又は大霧等の状況が存在するか否かを判定する。存在すれば、車両のディスプレイが第２表示情報を表示するように制御する。

本願の実施例によれば、ナビゲーションシステムは、例えばインテリジェント機器を介して、車両のダッシュボード等と通信することができる。目標ナビゲーション経路と同時にディスプレイが第２表示情報を表示するように制御した後、さらにダッシュボードとのインタラクションにより、ダッシュボードを介して同時にユーザに自動運転システムの動作状態をオン状態からオフ状態に切り替えるように提示することができる。又は、ナビゲーションシステムによりユーザに音声提示を送信することができる。これにより、ユーザへの多重提示を実現し、ユーザがナビゲーションページに注目せず、かつ車両運転をタイムリーに引き継ぐことができず、交通規則に違反し、発生する等の状況の発生を回避する。

例示的には、該実施例の車両に適用される自動運転システムはナビゲーション経路と同時に車両におけるディスプレイが第２表示情報を表示するように制御する場合、車両のダッシュボードにアラーム情報を送信することにより、ダッシュボードがアラーム情報に基づいてユーザに自動運転システムの動作状態をオン状態からオフ状態に切り替えるように提示する。ここで、例えばＡＩＤＬ定義のインタフェースを呼び出すことにより、ダッシュボードとの間のインタラクションを実現することができる。

本願の実施例によれば、該実施例の車両の情報表示向けの方法は、ユーザが運転を引き継ぐ必要があると特定する場合、タッチ対象が第２状態から第１状態に切り替えるままに制御し、かつ車両の自動運転をオフにし、予想外の状況が発生することを回避することができる。

例示的には、車両が目標ナビゲーション経路を走行した後、又は車両のナビゲーション機能が正常にログアウトするか又は異常がオフになった後、タッチ対象を第２状態から第１状態に切り替えることを直接制御することができる。それにより、車両が目標ナビゲーション経路を自動運転した後、ナビゲーションなくて自動運転することができないが、車両自動運転システムがオン状態にあることによる不要な電気エネルギーの損失を回避することができる。

例示的には、自動運転システムが送信した自動運転システムの運転異常を指示する運転情報を受信した後、タッチ対象を第２状態から第１状態に切り替えるままに制御することができる。それにより、自動運転システムの異常により自動運転に存在する測位が正確ではなく、道路状況による不測を正確に判定することができないことを回避することができる。

例示的には、道路渋滞の目標ナビゲーション経路が再計画された後、タッチ対象が第２状態から第１状態に切り替えるように直接制御することができる。これにより、再計画された経路が自動運転を許可せずに交通規則に反することが回避される。

例示的には、目標ナビゲーション経路における車両の現在の所在道路区間の後の残りの道路区間の道路区間情報に基づいて、残りの道路区間が閉鎖道路区間を含まないと特定した場合、タッチ対象を第２状態から第１状態に切り替えるままに制御することができる。これにより、道路区間が閉塞されないために車両が突然に合流し、自動運転システムは車両がタイムリーに回避することを制御することができず、交通事故をもたらす状況を回避することができる。

本願の実施例によれば、タッチ対象が第２状態から第１状態に切り替えられるように制御した後、さらに車両のディスプレイがタッチ対象を表示することをキャンセルするように制御し、かつ車両のディスプレイがナビゲーション経路を再表示しかつ自動運転システムが正常であるように制御する場合、さらにディスプレイがタッチ対象を改めて表示するように制御することができる。この方式により、車両が自動運転条件を満たさない場合、ユーザがタッチ対象に誤ってタッチすることにより車両が自動運転状態に入り、かつ不測が発生することを回避することができる。

本願の実施例によれば、目標ナビゲーション経路が再計画されることにより、自動運転システムをオフにし、かつディスプレイがタッチ対象を表示することをキャンセルするように制御する状況で、再計画された経路は、一般的に車両の現在の位置する道路区間を含み、かつ現在の位置する区間は自動運転を許可する。このような状況で、制御ディスプレイにタッチ対象を改めて表示するように制御した後、ユーザは常に車両を自動的に運転させるように選択する。したがって、該実施例は、目標ナビゲーション経路が改めて計画される場合、まずタッチ対象の状態を第２状態に記録することができる。そして、制御ディスプレイがタッチ対象を改めて表示するように制御する場合、まず記録されたタッチ対象の状態が存在するか否かを特定する。記録されたタッチ対象の状態が存在し、かつ車両の現在の位置する道路区間が目標道路区間である場合、タッチ対象を自動的にデフォルトの第１状態から第２状態に切り替えるように制御する。該実施例により、車両が経路を再計画しかつ自動運転条件を満たす場合、ユーザが再び操作する必要がなくて車両を自動運転することができる。したがって、車両のインテリジェント化をさらに向上させ、ユーザ体験を向上させることができる。

類似的には、ユーザが車両の自動運転を選択した後、一般的にユーザが自動運転の体験を好きになることを特徴付ける。したがって、車両のナビゲーション機能が異常にオフにされることにより、自動運転システムをオフにし、かつタッチ対象の表示をキャンセルする場合、ユーザはナビゲーション機能を再起動した後、一般的に車両を自動運転し続けることを選択する。したがって、該実施例はナビゲーションシステムが異常にオフになった場合、まずタッチ対象の状態を第２状態に記録することができる。その後、ナビゲーションシステムが再起動しかつタッチ対象を再表示する場合、まず記録されたタッチ対象の状態が存在するか否かを特定する。記録されたタッチ対象の状態が存在し、かつ車両の現在の位置する道路区間が目標道路区間である場合、タッチ対象を自動的にデフォルトの第１状態から第２状態に切り替えるように制御する。該実施例により、車両ナビゲーションシステムが再起動しかつ自動運転条件を満たす場合、ユーザの再操作を必要とせずに車両を自動運転することができる。したがって、車両のインテリジェント化をさらに向上させ、ユーザ体験を向上させることができる。

例示的には、ナビゲーションシステムは、ナビゲーション記録がクリアされるか否かに基づいて、ナビゲーションシステムが異常終了か正常退出であるかを特定することができる。ナビゲーション記録がクリアされると、ナビゲーションシステムがナビゲーション終了により、正常にログアウトすると特定する。ナビゲーション記録がクリアされなければ、ナビゲーションシステムが異常状況により異常にログアウトすることを特定する。ここで、異常状況は、例えば車両が消火されることにより断電され、インテリジェント機器のメモリが不足するなどであってもよい。

以上の車両の情報表示向けの方法に基づいて、本願は、さらに車両の情報表示向けの装置を提供する。以下、図６を参照して、本願の提供する車両の情報表示向けの装置について説明する。

図６は、本願の実施例に係る車両の情報表示向けの装置の構造ブロック図である。

図６に示すように、該実施例の車両の情報表示向けの装置６００は経路取得モジュール６１０、稼動情報取得モジュール６２０及び情報表示制御モジュール６３０を含むことができる。

経路取得モジュール６１０は複数の道路区間を含む目標ナビゲーション経路を取得するために用いられる。一つの実施例において、経路取得モジュール６１０は例えば前述の操作Ｓ２１０を実行するために用いられ、ここで説明を省略する。

稼動情報取得モジュール６２０は、複数の道路区間が自動運転を許可する目標道路区間を含むと特定した場合、車両の自動運転システムの稼動情報を取得するために用いられる。一つの実施例において、稼動情報取得モジュール６２０は例えば前述の操作Ｓ２２０を実行するために用いられ、ここで説明を省略する。

情報表示制御モジュール６３０は稼動情報が自動運転システムが正常であると指示する場合、目標ナビゲーション経路及び自動運転システムの動作状態を切り替えるためのタッチ対象を表示するように車両を制御するために用いられる。ここで、表示された目標ナビゲーション経路において、目標道路区間が強調表示される。一つの実施例において、情報表示制御モジュール６３０は例えば前述の操作Ｓ２３０を実行するために用いられ、ここで説明を省略する。

図７は、本開示の実施例に係る車両の情報表示向けの方法を実現するための電子機器のブロック図である。

本願の実施例によれば、本願はさらに電子機器及び読み取り可能な記憶媒体を提供する。

図７に示すように、本願の実施例に係る車両の情報表示向けの方法の電子機器のブロック図である。電子機器は様々な形式のデジタルコンピュータ、例えば、ラップトップ型コンピュータ、デスクトップコンピュータ、作業台、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、大型コンピュータ、及び他の適切なコンピュータを表示することを意図する。電子機器はさらに様々な形式の移動装置を表示することができ、例えば、個人デジタル処理、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブル装置及び他の類似の計算装置である。本明細書に示された部材、それらの接続及び関係、及びそれらの機能は例示に過ぎず、本明細書に記載された及び／又は要求された本願の実現を限定するものではない。

図７に示すように、該電子機器７００は、一つ又は複数のプロセッサ７０１、メモリ７０２、及び各部品を接続するための高速インタフェース及び低速インタフェースを含むインタフェースを有している。各部材は異なるバスを用いて互いに接続され、かつ公共のマザーボードに取り付けられるか又は必要に応じて他の方式で取り付けられる。プロセッサは電子機器内で実行されるコマンドを処理することができ、メモリに記憶されるか又はメモリ上に記憶されて外部入力／出力装置（例えば、インタフェースに結合される表示機器）にＧＵＩの図形情報を表示するコマンドを含む。他の実施形態において、必要に応じて、複数のプロセッサ及び／又は複数のバスを複数のメモリ及び複数のメモリと共に使用することができる。同様に、複数の電子機器を接続することができ、各機器は一部の必要な操作（例えば、サーバアレイ、一組のブレードサーバ、又はマルチプロセッサシステムとする）を提供する。図７において一つのプロセッサ７０１を例とする。

メモリ７０２は本願の提供する非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。ここで、前記メモリは少なくとも一つのプロセッサにより実行可能なコマンドを記憶し、それにより、前記少なくとも一つのプロセッサが本願が提供する車両の情報表示向けの方法を実行する。本願の非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体はコンピュータに本願が提供する車両の情報表示向けの方法を実行させるためのコンピュータコマンドを記憶することができる。

メモリ７０２は非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、非一時的ソフトウェアプログラム、非一時的コンピュータ実行可能なプログラム及びモジュール、例えば本願の実施例による車両の情報表示向けの方法に対応するプログラム命令／モジュール（例えば、図６に示す経路取得モジュール６１０、稼動情報取得モジュール６２０及び情報表示制御モジュール６３０）を記憶するために用いられる。プロセッサ７０１はメモリ７０２に記憶された非一時的ソフトウェアプログラム、コマンド及びモジュールを実行することにより、サーバの様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行し、即ち上記方法実施例における車両の情報表示向けの方法を実現する。

メモリ７０２は記憶プログラム領域及び記憶データ領域を含み、そのうち、記憶プログラム領域はオペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができる。記憶データ領域は、表示情報に基づいた電子機器の使用により作成されたデータ等を記憶することができる。また、メモリ７０２は高速ランダムアクセスメモリを含むことができ、さらに非一時的メモリ、例えば少なくとも一つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的固体記憶デバイスを含むことができる。いくつかの実施例において、メモリ７０２は、プロセッサ７０１に対して遠隔に設置されたメモリを選択でき、これらの遠隔メモリはネットワークを介して車両の情報表示向けの方法を実現するための電子機器に接続することができる。上記ネットワークの実例はインターネット、企業内部ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、移動通信ネットワーク及びその組み合わせを含むがそれらに限定されない。

車両の情報表示向けの方法を実現する電子機器は、さらに、入力装置７０３及び出力装置７０４を含むことができる。プロセッサ７０１、メモリ７０２、入力装置７０３及び出力装置７０４はバス又は他の方式で接続されてもよく、図７においてバスでの接続を例とする。

入力装置７０３は入力された数字又は文字情報、及び表示情報を生成する電子機器のユーザ設定及び機能制御に関するキー信号入力、例えばタッチディスプレイ、キーパッド、マウス、軌跡板、タッチパッド、指示ロッド、一つ又は複数のマウスボタン、トラックボール、ジョイスティック等の入力装置を受信することができる。出力装置７０４は表示機器、支援照明装置（例えば、ＬＥＤ）及び触覚フィードバック装置（例えば、振動モータ）などを含むことができる。該表示機器は、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）、発光ダイオード（ＬＥＤ）ディスプレイ及びプラズマディスプレイを含むがこれらに限定されない。いくつかの実施形態において、表示装置はタッチディスプレイであってもよい。

ここで説明したシステム及び技術の様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、専用ＡＳＩＣ（専用集積回路）、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び／又はこれらの組み合わせにおいて実現することができる。これらの様々な実施形態は、一つ又は複数のコンピュータプログラムにおいて、該一つ又は複数のコンピュータプログラムは少なくとも一つのプログラム可能なプロセッサを含むプログラム可能なシステムで実行され及び／又は解釈され、該プログラム可能なプロセッサは専用又は汎用のプログラム可能なプロセッサであってもよく、記憶システム、少なくとも一つの入力装置、及び少なくとも一つの出力装置からデータ及びコマンドを受信し、かつデータ及びコマンドを該記憶システム、該少なくとも一つの入力装置、及び該少なくとも一つの出力装置に伝送することができること、が含まれている。

これらの計算プログラム（プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、又はコードとも呼ばれる）は、プログラマブルプロセッサの機械コマンドを含み、かつ高級過程及び／又はオブジェクト向けの言語、及び／又はアセンブリ／機械言語を利用してこれらの計算プログラムを実施することができる。本明細書に使用されるように、用語「機械読み取り可能な媒体」及び「コンピュータ読み取り可能な媒体」とは、機械コマンド及び／又はデータをプログラマブルプロセッサに提供するための任意のコンピュータプログラム製品、機器、及び／又は装置（例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブルロジック装置（ＰＬＤ））を指し、機械読み取り可能な信号の機械コマンドとしての機械読み取り可能な媒体を受信することを含む。「機械読み取り可能な信号」は機械コマンド及び／又はデータをプログラマブルプロセッサに提供するための任意の信号を指す。

ユーザとのインタラクションを提供するために、コンピュータでここで説明したシステム及び技術を実施してもよく、このコンピュータは、ユーザに情報を表示するための表示装置（例えば、ＣＲＴ（陰極線管）又はＬＣＤ（液晶ディスプレイ）モニタ）と、キーボード及び指向装置（例えば、マウス又はトラックボール）とを有し、ユーザは、このキーボード及びこの指向装置によって、入力をコンピュータに提供することができる。他の種類の装置は、ユーザとのインタラクションを提供するためのものであってもよく、例えば、ユーザに提供するフィードバックは、任意の形式のセンサーフィードバック（例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック）であってもよく、任意の形式（声入力、語音入力、又は触覚入力を含む）でユーザからの入力を受信してもよい。

ここで説明したシステム及び技術は、バックグラウンド部品を含む計算システム（例えば、データサーバとする）、又はミドルウェア部品を含む計算システム（例えば、アプリケーションサーバ）、又はフロントエンド部品を含む計算システム（例えば、グラフィカル・ユーザー・インターフェース又はネットワークブラウザを有するユーザコンピュータ、ユーザはこのグラフィカル・ユーザー・インターフェース又はこのネットワークブラウザを介してここで説明したシステム及び技術の実施形態とのインタラクションを実施することができる）、又はこのようなバックグラウンド部品、ミドルウェア部品、或いはフロントエンド部品の任意の組合せを含む計算システムで実施されてもよい。任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信（例えば、通信ネットワーク）を介してシステムの部品を相互に接続してもよい。通信ネットワークの例示は、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）と、広域ネットワーク（ＷＡＮ）と、インターネットとを含む。

コンピュータシステムは、クライアントとサーバとを含んでもよい。クライアントとサーバとは、一般的に互いに離れて、且つ通常に通信ネットワークを介してインタラクションを実施する。相応するコンピュータで実行されるとともに、互いにクライアント-サー
バの関係を有するコンピュータプログラムによって、クライアントとサーバとの関係を形成する。

前述の本願が提供する車両の情報表示向けの方法、装置、機器及び記憶媒体によれば、ナビゲーション機能と車両の自動運転機能とのバインディングを実現することができる。それにより、ユーザの自動運転の直感的な感覚を与えることができ、ユーザが車両の自動運転機能を使用する頻度及び体験を向上させることができる。したがって、本願の車両の情報表示向けの方法を実現するナビゲーションシステムは、より多くの車両工場によって選択され、有利な支持を提供することができる。

上記に示した様々な形式のフローを利用して、ステップを並び替え、追加又は削除することができると理解すべきである。例えば、本開示に記載された各ステップは、並行に実行されてもよいし、順に実行されてもよいし、異なる順序で実行されてもよく、本開示が開示した技術案が所望する結果を実現できる限り、本文はここで限定しない。

上述した具体的な実施形態は、本開示の保護範囲に対する限定を構成しない。当業者は、設計要求や他の要因に応じて、さまざまな修正、組合、サブ組合及び置換を行うことができると理解すべきである。本開示の趣旨及び原則の範囲内になされた任意の修正、等価な置換、改進などは、いずれも本開示の保護範囲内に含まれるべきである。

Claims (14)

1. 複数の道路区間を含む目標ナビゲーション経路を取得することと、
   前記複数の道路区間は自動運転を許可する目標道路区間を含むと特定した場合、前記車両の自動運転システムの稼動情報を取得することと、
   前記運転情報は前記自動運転システムが正常であることを指示する場合、前記目標ナビゲーション経路及び前記自動運転システムの動作状態を切り替えるためのタッチ対象を表示するように前記車両を制御することとを含んでおり、
   表示した目標ナビゲーション経路において、前記目標道路区間が強調表示される、
   車両の情報表示向けの方法。
2. 前記車両の現在位置情報を取得することと、
   前記目標ナビゲーション経路及び前記現在位置情報に基づいて、前記車両が前記複数の道路区間のうちの、現在の位置する道路区間から次の道路区間に進入すると特定した場合、前記次の道路区間の道路区間情報を取得することと、
   前記次の道路経路の道路区間情報は前記次の道路経路が前記目標道路区間であることを指示する場合、前記目標ナビゲーション経路と同時に第１表示情報を表示するように前記車両を制御することにより、ユーザが前記自動運転システムの動作状態をオン状態に設定するように提示することとをさらに含む
   請求項１に記載の方法。
3. 前記目標ナビゲーション経路を取得することは、
   始点位置及び終点位置に基づいて、少なくとも二本の、複数の候補道路区間を含む候補ナビゲーション経路を取得することと、
   前記複数の候補道路区間の道路区間情報に基づいて、前記少なくとも二本の候補ナビゲーション経路のうち、自動運転を許可する目標道路区間を含むナビゲーション経路を特定することと、
   前記少なくとも二本の候補ナビゲーション経路のサムネイルを表示するように前記車両を制御することと、
   前記少なくとも二本の候補ナビゲーション経路から選択された候補ナビゲーション経路を前記目標ナビゲーション経路と特定することとを含んでおり、
   前記サムネイルを表示するように前記車両を制御する場合、前記目標道路区間の候補ナビゲーション経路が強調表示される
   請求項１に記載の方法。
4. 候補ナビゲーション経路が目標道路区間を含む場合、前記サムネイルに前記目標道路区間の実際の長さ及び前記車両が前記目標区間に沿って走行する予測時間長を表示するように前記車両を制御することをさらに含む
   請求項３に記載の方法。
5. 前記タッチ対象が第１状態から第２状態に切り替えることに応答して、前記自動運転システムにオン情報を送信することにより、前記自動運転システムの動作状態をオフ状態からオン状態に切り替えることと、
   前記タッチ対象が前記第２状態から前記第１状態に切り替えることに応答して、前記自動運転システムにオフ情報を送信することにより、前記自動運転システムの動作状態をオン状態からオフ状態に切り替えることと、を含む
   請求項１に記載の方法。
6. 前記タッチ対象が第２状態であり、かつ、
   前記車両が走行して前記目標ナビゲーション経路を完了することと、
   前記自動運転システムの送信される前記自動運転システムの運転異常を指示する運転情報を受信したことと、
   前記車両のナビゲーション機能がオフにされることと、
   前記目標ナビゲーション経路が再計画されることと、
   前記目標ナビゲーション経路のうち、前記車両の現在の位置する道路区間の後の残りの道路区間の道路区間情報に基づいて、前記残りの道路区間が閉鎖区間を含まないと特定することと、の少なくとも一方が存在する場合、
   前記タッチ対象が前記第２状態から前記第１状態に切り替えられるように制御し、かつ前記タッチ対象の表示をキャンセルするように前記車両を制御する、
   請求項５に記載の方法。
7. 前記目標ナビゲーション経路が再計画される場合及び／又は前記車両のナビゲーション機能が異常に閉じられる場合、前記タッチ対象の状態が第２状態であると記録することと、
   前記タッチ対象の表示を削除してから、前記車両が前記タッチ対象を再表示するように制御する場合、記録された前記タッチ対象の状態が存在するか否かを特定することと、
   記録された前記タッチ対象の状態が存在し、かつ前記車両の現在の位置する道路区間が前記目標道路区間である場合、前記第１状態から前記第２状態に切り替えるように前記タッチ対象を制御することとをさらに含む
   請求項６に記載の方法。
8. さらに、前記タッチ対象が第２状態にあり、かつ
   前記目標ナビゲーション経路と前記車両の現在位置情報に基づいて、前記車両が現在の位置する道路区間から次の道路区間に進入しようとするか否かを特定し、かつ前記次の道路区間が前記目標道路区間を含まないことと、
   前記自動運転システムの送信される前記自動運転システムが異常であることを指示する稼動情報を受信したことと、
   前記車両に所在する環境に極端な状況が存在することと、の少なくとも一方が存在する場合、
   前記ナビゲーション経路と同時に、ユーザに前記自動運転システムの動作状態をオン状態からオフ状態に切り替えると提示するための第２表示情報を表示するように前記車両を制御する、
   請求項５に記載の方法。
9. 前記ナビゲーション経路と同時に第２表示情報を表示するように前記車両を制御する場合、
   前記車両のダッシュボードにアラーム情報を送信することにより、前記ダッシュボードは前記アラーム情報に基づいて、ユーザに前記自動運転システムの動作状態をオン状態からオフ状態に切り替えると提示する
   請求項８に記載の方法。
10. 前記自動運転システムの運転情報を取得することは、
    前記自動運転システムに稼動情報取得要求を送信することと、
    前記自動運転システムが前記運転情報取得要求に応答して送信した運転情報を受信することと、を含んでおり、
    所定の期間内に前記運転情報を受信しない場合、前記自動運転システムが異常であると特定する
    請求項１に記載の方法。
11. 複数の道路区間を含む目標ナビゲーション経路を取得するための経路取得モジュールと、
    前記複数の道路区間が自動運転を許可する目標道路区間を含むと特定した場合、前記車両の自動運転システムの稼動情報を取得するための稼動情報取得モジュールと、
    前記稼動情報は前記自動運転システムが正常であることを指示する場合、前記目標ナビゲーション経路及び前記自動運転システムの動作状態を切り替えるためのタッチ対象を表示するように前記車両を制御するための情報表示制御モジュールと、を含んでおり、
    表示した目標ナビゲーション経路において、前記目標道路区間が強調表示される
    車両の情報表示向けの装置。
12. 少なくとも一つのプロセッサと、前記少なくとも一つのプロセッサと通信接続されたメモリとを含む電子機器であって、
    前記メモリに前記少なくとも一つのプロセッサにより実行可能なコマンドが記憶され、前記コマンドは、前記少なくとも一つのプロセッサにより実行されることにより、前記少なくとも一つのプロセッサが請求項１～１０のいずれか一項に記載の方法を実行することができる、
    電子機器。
13. コンピュータに請求項１～１０のいずれか一項に記載の方法を実行させるためのコンピュータコマンドを記憶した非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
14. プロセッサによって実行される時に請求項１～１０のいずれか一項に記載の方法を実現するコンピュータプログラムを含む、コンピュータプログラム製品。

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