JP2021152457A - 磁気センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】位置検出の精度向上を可能にした磁気センサを提供する。【解決手段】第1ブリッジ回路11aは、センサエレメント32を交互に折り返すことにより形成された複数の磁気抵抗素子Rmがブリッジ状に組まれ、磁気抵抗素子Rmの第1群で検出した磁界に応じた第1検出信号Sa1を出力する。第2ブリッジ回路11bは、センサエレメント32を交互に折り返すことにより形成された複数の磁気抵抗素子Rmがブリッジ状に組まれ、磁気抵抗素子Rmの第2群で検出した磁界に応じた第2検出信号Sa2を、第1検出信号Sa1に対して正余弦の関係を有する波形で出力する。第1ブリッジ回路11a及び第2ブリッジ回路11bのセンサエレメント32は、エレメント中心P回りにおいて非全周で配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、磁界を検出する磁気センサに関する。
従来、この種の位置検出装置として、4つの磁気抵抗素子をブリッジ状に組み合わせた磁気センサを用いた回転検出装置が周知である(特許文献1等参照)。この磁気センサでは、磁気抵抗素子に付与された磁界に応じて抵抗値が変化し、その検出磁界に基づく検出信号を出力する。このような磁気センサは、例えば被検出体の2位置(オン位置、オフ位置)の切り替わりや、被検出体の位置をリニアに検出する場合に使用される。
特開2011−027495号公報
このような磁気センサを用いた位置検出装置では、検出精度を一層よくしたいニーズが高い。
本発明の目的は、位置検出の精度向上を可能にした磁気センサを提供することにある。
前記問題点を解決する磁気センサは、センサエレメントを交互に折り返すことにより形成された複数の磁気抵抗素子がブリッジ状に組まれ、前記磁気抵抗素子の第1群で検出した磁界に応じた第1検出信号を出力する第1ブリッジ回路と、前記センサエレメントを交互に折り返すことにより形成された複数の磁気抵抗素子がブリッジ状に組まれ、前記磁気抵抗素子の第2群で検出した磁界に応じた第2検出信号を、前記第1検出信号に対して正余弦の関係を有する波形で出力する第2ブリッジ回路とを備え、前記第1ブリッジ回路及び前記第2ブリッジ回路の前記センサエレメントは、エレメント中心回りにおいて非全周で配置されている。
本発明によれば、位置検出の精度を向上できる。
第1実施形態の位置検出装置の構成図。 磁気センサの回路図。 磁気センサのセンサエレメントのレイアウト図。 位置検出装置の電気ブロック図。 従来の位置付けの磁気センサの構成図。 第2実施形態の磁気センサのセンサエレメントのレイアウト図。 第3実施形態の磁気センサのセンサエレメントのレイアウト図。 位置検出装置の構成図。 別例の磁気センサのセンサエレメントのレイアウト図。
(第1実施形態)
以下、磁気センサの第1実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、位置検出装置1は、回転する被検出体2の位置(回転位置)を検出する回転検出装置3である。この回転検出装置3は、被検出体2と一体回転するように設けられた磁石4と、基板5に設けられたセンサIC6とを備える。センサIC6は、磁石4から付与される磁界を検出する磁気センサ7を備える。磁石4は、例えば円板形状をなし、被検出体2と同一軸心上に配置されている。磁石4は、周方向に沿ってN極及びS極が交互に入れ替わるように磁極が配列されている。被検出体2は、円環状の磁石4の孔8に一体回転可能に挿通固定されている。
磁気センサ7は、被検出体2の径方向の外側に配置されている。このように、磁気センサ7は、磁石4(磁石4の外周面)の横、すなわち磁石4に対して横置き配置されている。被検出体2及び磁石4が軸L1回りに回転すると、磁石4から磁気センサ7に付与される磁界方向(磁界の向き)が変化する。磁気センサ7は、磁石4から付与される磁界に対し、磁界方向の変化を検出し、検出した磁界方向に応じた検出信号Saを出力する。
磁気センサ7は、磁気抵抗素子Rmをフルブリッジ状に組んだブリッジ回路11を複数有するブリッジ対10を備える。本例の場合、ブリッジ対10は、第1ブリッジ回路11a及び第2ブリッジ回路11bの計2組のブリッジ回路11を備える。第1ブリッジ回路11aの出力と第2ブリッジ回路11bは、出力が正余弦の関係を有する検出信号Saを各々出力する。
図2に示すように、第1ブリッジ回路11aは、第1磁気抵抗素子R1、第2磁気抵抗素子R2、第3磁気抵抗素子R3及び第4磁気抵抗素子R4の4素子がフルブリッジ状に組まれている。第2ブリッジ回路11bは、第5磁気抵抗素子R5、第6磁気抵抗素子R6、第7磁気抵抗素子R7及び第8磁気抵抗素子R8の4素子がフルブリッジ状に組まれている。第1ブリッジ回路11a及び第2ブリッジ回路11bは、位相が45度ずれるように配置されている。なお、第1磁気抵抗素子R1、第2磁気抵抗素子R2、第3磁気抵抗素子R3及び第4磁気抵抗素子R4が磁気抵抗素子Rmの第1群を構成する。また、第5磁気抵抗素子R5、第6磁気抵抗素子R6、第7磁気抵抗素子R7及び第8磁気抵抗素子R8が磁気抵抗素子Rmの第2群を構成する。
第1ブリッジ回路11aは、第1磁気抵抗素子R1及び第3磁気抵抗素子R3の中点14が電源Vccの端子15に接続され、第2磁気抵抗素子R2及び第4磁気抵抗素子R4の中点16が接地の端子17に接続されている。第1磁気抵抗素子R1及び第2磁気抵抗素子R2の中点18は、第1ブリッジ回路11aにおける磁界検出の+側出力を取り出す第1プラス側出力端子19に接続されている。第3磁気抵抗素子R3及び第4磁気抵抗素子R4の中点20は、第1ブリッジ回路11aにおける磁界検出の−側出力を取り出す第1マイナス側出力端子21に接続されている。第1ブリッジ回路11aは、第1プラス側出力端子19及び第1マイナス側出力端子21の間の電位差を、検出磁界に応じた検出信号Sa(本例は、第1検出信号Sa1)として出力する。
第2ブリッジ回路11bは、第5磁気抵抗素子R5及び第7磁気抵抗素子R7の中点24が電源Vccの端子15に接続され、第6磁気抵抗素子R6及び第8磁気抵抗素子R8の中点25が接地の端子17に接続されている。第5磁気抵抗素子R5及び第6磁気抵抗素子R6の中点26は、第2ブリッジ回路11bにおける磁界検出の+側出力を取り出す第2プラス側出力端子27に接続されている。第6磁気抵抗素子R6及び第7磁気抵抗素子R7の中点28は、第2ブリッジ回路11bにおける磁界検出の−側出力を取り出す第2マイナス側出力端子29に接続されている。第2ブリッジ回路11bは、第2プラス側出力端子27及び第2マイナス側出力端子29の間の電位差を、検出磁界に応じた検出信号Sa(本例は、第2検出信号Sa2)として出力する。
図3に示すように、第1ブリッジ回路11a及び第2ブリッジ回路11bの各磁気抵抗素子Rmは、センサエレメント32を交互に折り返した形状に形成されるとともに、エレメント中心P回りに沿って周方向に等間隔で並ぶように配列されている。センサエレメント32の折り返し形状とは、例えばセンサパターンを交互に何度も折り返したつづら折りの形状である。
第1磁気抵抗素子R1〜第8磁気抵抗素子R8は、センサエレメント32のセンサパターンの中心、すなわちエレメント中心P(図1参照)回り沿って周方向に部分的に配置されている。本例の場合、第1磁気抵抗素子R1〜第8磁気抵抗素子R8は、半円の円弧状に沿って並び配置されている。このように、本例の場合、第1磁気抵抗素子R1〜第8磁気抵抗素子R8のセンサエレメント32は、エレメント中心P回りにおいて非全周で配置されている。具体的には、本例のセンサエレメント32は、エレメント中心P回りにおいて半円状に配列されている。
第1磁気抵抗素子R1及び第2磁気抵抗素子R2は、エレメント中心P回りの傾き角度が90度となるような位置に配置され、その90度の傾き角度で各々のセンサエレメント32のパターン配列の方向が直交するように、センサパターンの向きを90度傾けて形成されている。なお、これは、第3磁気抵抗素子R3及び第4磁気抵抗素子R4も同様である。第1磁気抵抗素子R1及び第3磁気抵抗素子R3は、エレメント中心P回りの傾き角度が45度となるような位置に配置され、その45度の傾き角度で各々のセンサエレメント32のパターン配列の方向が直交するように、センサパターンの向きを90度傾けて配置されている。なお、これは、第2磁気抵抗素子R2及び第4磁気抵抗素子R4も同様である。
このように、第1磁気抵抗素子R1〜第4磁気抵抗素子R4は、第1磁気抵抗素子R1及び第3磁気抵抗素子R3が45度の傾き角度で配置され、第2磁気抵抗素子R2及び第3磁気抵抗素子R3が45度の傾き角度で配置され、第2磁気抵抗素子R2及び第4磁気抵抗素子R4が45度の傾き角度で配置されている。また、第1磁気抵抗素子R1〜第4磁気抵抗素子R4は、第1磁気抵抗素子R1及び第3磁気抵抗素子R3が半円の紙面右側に配置され、第2磁気抵抗素子R2及び第4磁気抵抗素子R4が半円の紙面左側に配置されている。
第5磁気抵抗素子R5及び第6磁気抵抗素子R6は、エレメント中心P回りの傾き角度が90度となるような位置に配置され、その90度の傾き角度で各々のセンサエレメント32のパターン配列の方向が直交するように、センサパターンの向きを90度傾けて形成されている。なお、これは、第7磁気抵抗素子R7及び第8磁気抵抗素子R8も同様である。第5磁気抵抗素子R5及び第7磁気抵抗素子R7は、エレメント中心P回りの傾き角度が45度となるような位置に配置され、その45度の傾き角度で各々のセンサエレメント32のパターン配列の方向が直交するように、センサパターンの向きを90度傾けて配置されている。なお、これは、第6磁気抵抗素子R6及び第8磁気抵抗素子R8も同様である。
このように、第5磁気抵抗素子R5〜第8磁気抵抗素子R8は、第5磁気抵抗素子R5及び第7磁気抵抗素子R7が45度の傾き角度で配置され、第6磁気抵抗素子R6及び第7磁気抵抗素子R7が45度の傾き角度で配置され、第6磁気抵抗素子R6及び第8磁気抵抗素子R8が45度の傾き角度で配置されている。また、第5磁気抵抗素子R5〜第8磁気抵抗素子R8は、第5磁気抵抗素子R5及び第7磁気抵抗素子R7が半円の紙面右側に配置され、第6磁気抵抗素子R6及び第8磁気抵抗素子R8が半円の紙面左側に配置されている。
また、磁気センサ7は、第5磁気抵抗素子R5及び第7磁気抵抗素子R7の間に第1磁気抵抗素子R1が配置され、第1磁気抵抗素子R1及び第3磁気抵抗素子R3の間に第7磁気抵抗素子R7が配置されている。磁気センサ7は、第2磁気抵抗素子R2及び第4磁気抵抗素子R4の間に第8磁気抵抗素子R8が配置され、第6磁気抵抗素子R6及び第8磁気抵抗素子R8の間に第2磁気抵抗素子R2が配置されている。
このように、第1ブリッジ回路11aのセンサエレメント32と、第2ブリッジ回路11bのセンサエレメント32とは、エレメント中心P回りにおいて交互に配置されている。すなわち、エレメント中心P回りにおいて、第1ブリッジ回路11aのセンサエレメント32と、第2ブリッジ回路11bのセンサエレメント32が交互に位置するように配置されている。本例の場合、第1磁気抵抗素子R1〜第8磁気抵抗素子R8は、エレメント中心Pの反時計回りに、第5磁気抵抗素子R5、第1磁気抵抗素子R1、第7磁気抵抗素子R7、第3磁気抵抗素子R3、第6磁気抵抗素子R6、第2磁気抵抗素子R2、第8磁気抵抗素子R8、第4磁気抵抗素子R4の順で、各々隣同士と22.5度の傾き角度を開けて配置されている。
図4に示すように、回転検出装置3は、増幅器35、比較部36及び演算部37を備える。増幅器35は、第1ブリッジ回路11aから出力される第1検出信号Sa1を増幅する第1増幅器35aと、第2ブリッジ回路11bから出力される第2検出信号Sa2を増幅する第2増幅器35bとを備える。増幅器35は、生成した増幅信号Stを比較部36に出力する。本例の場合、第1増幅器35aは、例えば正弦波の第1検出信号Sa1を増幅した第1増幅信号St1を生成する。第2増幅器35bは、例えば余弦波の第2検出信号Sa2を増幅した第2増幅信号St2を生成する。これら第1増幅信号St1及び第2増幅信号St2は、正余弦の関係を有する波形の信号として生成される。
比較部36は、第1増幅器35aから出力される交流波状の第1増幅信号St1をコンパレートする第1比較部36aと、第2増幅器35bから出力される交流波状の第2増幅信号St2をコンパレートする第2比較部36bとを備える。第1比較部36a及び第2比較部36bは、コンパレート後の信号として矩形波のパルス信号Spを出力する。第1比較部36aの第1パルス信号Sp1と第2比較部36bの第2パルス信号Sp2とは、位相が所定量(例えば1/4周期)ずれた信号となっている。
演算部37は、比較部36から出力された矩形波のパルス信号Spを基に、被検出体2の回転(角度、回転量、回転方向など)を検出する。演算部37は、第1比較部36aから入力する第1パルス信号Sp1と、第2比較部36bから入力する第2パルス信号Sp2とを基に、被検出体2の回転検出を実行する。一例としては、例えば第1パルス信号Sp1及び第2パルス信号Sp2の矩形波のパルスをカウントすることにより、被検出体2の角度を演算したり、矩形波のパルスの立ち上がり及び立ち下がりの組み合わせにより、被検出体2の回転方向を演算したりする。
次に、図1及び図5を用いて、本実施形態の磁気センサ7の作用について説明する。
図5に、従来技術の位置付けの回転検出装置3を図示する。この例の場合、従来技術の位置付けの磁気センサ40は、磁気抵抗素子Rmのセンサエレメント41がエレメント中心P’回りに全周に亘って等間隔に配列された配置パターンをとっている。磁気センサ40が同構成の場合、磁気センサ40のエレメント中心P’と磁石4との間の距離が「W2」と大きくなる。このため、磁石4から強い磁界を磁気センサ40の全体に付与することができず、これが角度検出の精度悪化に繋がってしまう。
一方、本例の場合、図1に示すように、磁石4の横位置に磁気センサ7を配置するにあたり、エレメント中心Pを磁石4に極力近づけることができる。このように、磁気センサ7を磁石4との距離を、図5の例の場合に比べて、「W1(<W2)」の位置まで近づけることができる。このため、磁石4から磁気センサ7に対して、高い強度の磁界を付与することが可能となる。よって、磁気センサ7で被検出体2の回転を検出するに際して、その検出精度を高くすることができる。
上記実施形態の磁気センサ7によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)磁気センサ7は、第1ブリッジ回路11a及び第2ブリッジ回路11bを備える。第1ブリッジ回路11aは、センサエレメント32を交互に折り返すことにより形成された複数の磁気抵抗素子Rmがブリッジ状に組まれ、磁気抵抗素子Rmの第1群(本例は、第1磁気抵抗素子R1〜第4磁気抵抗素子R4)で検出した磁界に応じた第1検出信号Sa1を出力する。第2ブリッジ回路11bは、センサエレメント32を交互に折り返すことにより形成された複数の磁気抵抗素子Rmがブリッジ状に組まれ、磁気抵抗素子Rmの第2群(本例は、第5磁気抵抗素子R5〜第8磁気抵抗素子R8)で検出した磁界に応じた第2検出信号Sa2を、第1検出信号Sa1に対して正余弦の関係を有する波形で出力する。第1ブリッジ回路11a及び第2ブリッジ回路11bのセンサエレメント32は、エレメント中心P回りにおいて非全周で配置されている。
本例の構成によれば、磁気センサ7のセンサエレメント32がエレメント中心P回り全周に配置される配置パターンに比べて、磁気センサ7のエレメント中心Pを、磁石4に近づけて配置することが可能となる。このため、磁石4から磁気センサ7に強い磁界を付与することが可能となる。よって、位置検出装置1において位置検出の精度を向上することができる。
(2)第1ブリッジ回路11aのセンサエレメント32と、第2ブリッジ回路11bのセンサエレメント32とは、エレメント中心P回りにおいて交互に配置されている。この場合、第1ブリッジ回路11aのセンサエレメント32に付与される磁界と、第2ブリッジ回路11bのセンサエレメント32に付与される磁界とに偏りが生じ難くなるので、位置検出の精度確保に一層寄与する。
(3)第1ブリッジ回路11a及び第2ブリッジ回路11bのセンサエレメント32は、エレメント中心P回りにおいて半円状に配置されている。この場合、磁気センサ7のエレメント中心Pを、磁石4に極力近づけることが可能となる。よって、磁気センサ7に強い磁界を付与することが可能となるので、位置検出の精度確保に一層寄与する。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図6に従って説明する。なお、第2実施形態は、第1実施形態に記載した磁気センサ7のセンサエレメント32の配置パターンを変更した実施例である。よって、第1実施形態と同一部分には同じ符号を付して詳しい説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
図6に示すように、第1ブリッジ回路11a及び第2ブリッジ回路11bのセンサエレメント32は、コモンセントロイドとなる配置パターンによって配列されている。具体的には、磁気センサ7は、センサパターンの幅方向(図6の左右方向)の中央を中心として、センサエレメント32がコモンセントロイド配置となっている。
本例の場合は、エレメント中心Pの時計回り方向に沿って、第8磁気抵抗素子R8、第4磁気抵抗素子R4、第2磁気抵抗素子R2、第6磁気抵抗素子R6、第7磁気抵抗素子R7、第3磁気抵抗素子R3,第1磁気抵抗素子R1、第5磁気抵抗素子R5の順に並び配置されている。これにより、センサIC6のウエハ面内の特性勾配とチップ応力がキャンセルされる。よって、磁気センサ7の検出精度の向上に寄与する。
上記実施形態の磁気センサ7によれば、第1実施形態に記載の(1)〜(3)に加え、以下のような効果を得ることができる。
(4)第1ブリッジ回路11a及び第2ブリッジ回路11bのセンサエレメント32は、コモンセントロイドとなる配置パターンによって配列されている。このように、磁気センサ7の第1ブリッジ回路11a及び第2ブリッジ回路11bのセンサエレメント32の配置をコモンセントロイド配置としたので、磁気センサ7の検出精度を向上することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態を図7及び図8に従って説明する。なお、第3実施形態も第1及び第2実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図7に示すように、磁気センサ7は、ブリッジ対10(第1ブリッジ対10a、第2ブリッジ対10b)を2つ備えた二重系となっている。本例の場合、第1ブリッジ対10aは、第1実施形態などに記載のブリッジ対10とする。また、第2ブリッジ対10bは、第1ブリッジ対10aと同様の構成をとるとともに、自身のエレメント中心P2を第1ブリッジ対10aのエレメント中心P1と向き合うように配置されている。
図8に示すように、ブリッジ対10を二重系とした場合、回転検出装置3は、磁石4に対して磁気センサ7が縦置き配置された構造をとることが好ましい。磁石4は、例えば円板形状をなし、被検出体2と同一軸心上に配置されている。磁石4は、平面方向の片側がN極に形成され、もう片側がS極に形成されている。被検出体2及び磁石4が軸L1回りに回転すると、磁石4から磁気センサ7に付与される磁界方向(磁界の向き)が変化する。
磁気センサ7は、被検出体2及び磁石4の回転の軸L1方向に沿って並ぶように配置されている。本例の場合、磁気センサ7は、磁石4の下方にされている。このように、本例の磁気センサ7は、磁石4に対して縦置き配置されている。磁気センサ7は、磁石4から付与される磁界に対し、磁界方向の変化を検出し、検出した磁界方向に応じた検出信号Saを出力する。
上記実施形態の磁気センサ7によれば、第1及び第2実施形態に記載の(1)〜(4)に加え、以下のような効果を得ることができる。
(5)磁気センサ7は、第1ブリッジ回路11a及び第2ブリッジ回路11bを備えた第1ブリッジ対10aと、第1ブリッジ対10aと同様の構成をとる第2ブリッジ対10bとを備える。第2ブリッジ対10bは、自身のエレメント中心P2を第1ブリッジ対10aのエレメント中心P1と向き合うように配置されている。この場合、センサエレメント32がエレメント中心P回りにおいて非全周で配置されたセンサを2つ用いて、二重系の磁気センサ7を構築することができる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・各実施形態において、図9に示すように、磁気センサ7のセンサエレメント32は、半円状に配列されることに限定されず、非半円状で配置されてもよい。図9の例の場合は、第1磁気抵抗素子R1、第3磁気抵抗素子R3、第5磁気抵抗素子R5及び第7磁気抵抗素子R7を1つの集合体と、残りの第2磁気抵抗素子R2、第4磁気抵抗素子R4、第6磁気抵抗素子R6及び第8磁気抵抗素子R8をもう1つの集合体とした配置パターンである。磁気センサ7をこのような配置としても、通常よりも、エレメント中心Pを磁石4に近づけることができる。
・各実施形態において、ブリッジ回路11は、フルブリッジに限定されず、ハーフブリッジでもよい。
・各実施形態において、検出信号Saの周期は、180度に限定されず、例えば360度としてもよい。
・各実施形態において、第1検出信号Sa1と第2検出信号Sa2との位相差は、45度以外の他の値に変更してもよい。
・各実施形態において、第1検出信号Sa1は、正弦波信号に限定されず、これ以外の波形の信号としてもよい。また、第2検出信号Sa2は、余弦波信号に限定されず、これ以外の波形の信号としてもよい。
・各実施形態において、第1ブリッジ回路11a及び第2ブリッジ回路11bの磁気抵抗素子Rmは、エレメント中心P回りに交互に配置されることに限定されない。例えば、第1ブリッジ回路11aの磁気抵抗素子Rmの群をまとめて配置し、第2ブリッジ回路11bの磁気抵抗素子Rmの群をまとめて配置してもよい。
・各実施形態において、センサエレメント32の非全周の配置は、半円に限定されず、例えば扇状の円弧としてもよい。このように、センサエレメント32の配置は、非全周であれば、どのような配置パターンを適用してもよい。
・各実施形態において、ブリッジ対10は、1つのみではなく、複数設けられてもよい。
・各実施形態において、位置検出装置1は、回転検出する装置(回転検出装置3)に限定されず、例えば被検出体2が直線方向に動くリニア検出の装置としてもよい。
1…位置検出装置、2…被検出体、3…回転検出装置、4…磁石、7…磁気センサ、10…ブリッジ対、10a…第1ブリッジ対、10b…第2ブリッジ対、11…ブリッジ回路、11a…第1ブリッジ回路、11b…第2ブリッジ回路、32…センサエレメント、Rm…磁気抵抗素子、R1〜R4…第1群を構成する第1〜第4磁気抵抗素子、R5〜R8…第2群を構成する第5〜第8磁気抵抗素子、Sa…検出信号、Sa1…第1検出信号、Sa2…第2検出信号、P…エレメント中心、P1…エレメント中心、P2…エレメント中心。

Claims (5)

  1. センサエレメントを交互に折り返すことにより形成された複数の磁気抵抗素子がブリッジ状に組まれ、前記磁気抵抗素子の第1群で検出した磁界に応じた第1検出信号を出力する第1ブリッジ回路と、
    前記センサエレメントを交互に折り返すことにより形成された複数の磁気抵抗素子がブリッジ状に組まれ、前記磁気抵抗素子の第2群で検出した磁界に応じた第2検出信号を、前記第1検出信号に対して正余弦の関係を有する波形で出力する第2ブリッジ回路とを備え、
    前記第1ブリッジ回路及び前記第2ブリッジ回路の前記センサエレメントは、エレメント中心回りにおいて非全周で配置されている磁気センサ。
  2. 前記第1ブリッジ回路の前記センサエレメントと、前記第2ブリッジ回路の前記センサエレメントとは、前記エレメント中心回りにおいて交互に配置されている
    請求項1に記載の磁気センサ。
  3. 前記第1ブリッジ回路及び前記第2ブリッジ回路の前記センサエレメントは、前記エレメント中心回りにおいて半円状に配置されている
    請求項1又は2に記載の磁気センサ。
  4. 前記第1ブリッジ回路及び前記第2ブリッジ回路の前記センサエレメントは、コモンセントロイドとなる配置パターンによって配列されている
    請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の磁気センサ。
  5. 前記第1ブリッジ回路及び前記第2ブリッジ回路を備えた第1ブリッジ対と、
    前記第1ブリッジ対と同様の構成をとり、自身のエレメント中心を前記第1ブリッジ対のエレメント中心と向き合うように配置された第2ブリッジ対と
    を備えた請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の磁気センサ。
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