JP4873709B2 - 電流センサ - Google Patents

電流センサ Download PDF

Info

Publication number
JP4873709B2
JP4873709B2 JP2006302758A JP2006302758A JP4873709B2 JP 4873709 B2 JP4873709 B2 JP 4873709B2 JP 2006302758 A JP2006302758 A JP 2006302758A JP 2006302758 A JP2006302758 A JP 2006302758A JP 4873709 B2 JP4873709 B2 JP 4873709B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
permanent magnet
detection unit
current
current sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006302758A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008122083A (ja
Inventor
栄男 小関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kohden Co Ltd
Original Assignee
Kohden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kohden Co Ltd filed Critical Kohden Co Ltd
Priority to JP2006302758A priority Critical patent/JP4873709B2/ja
Publication of JP2008122083A publication Critical patent/JP2008122083A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4873709B2 publication Critical patent/JP4873709B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R15/00Details of measuring arrangements of the types provided for in groups G01R17/00 - G01R29/00, G01R33/00 - G01R33/26 or G01R35/00
    • G01R15/14Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks
    • G01R15/20Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using galvano-magnetic devices, e.g. Hall-effect devices, i.e. measuring a magnetic field via the interaction between a current and a magnetic field, e.g. magneto resistive or Hall effect devices
    • G01R15/205Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using galvano-magnetic devices, e.g. Hall-effect devices, i.e. measuring a magnetic field via the interaction between a current and a magnetic field, e.g. magneto resistive or Hall effect devices using magneto-resistance devices, e.g. field plates

Description

本発明は、導体に流れる電流を検出するための電流センサに関するものである。
従来、導体に流れる電流量を検出するための電流センサとして様々なものが提案されている。その1つとして、C型のコアを有する電流センサが存在する。図6に示すのは、従来のC型のコアを有する電流センサ16を表した模式図である。この図6の電流センサ16は、ギャップ10を有するC型コア11と、コアに巻かれたコイル12と、C型コア11のギャップ10に設置されたホール素子13と信号処理回路を有している。C型コア11の内部に貫通させた導体14に被測定電流が流れると、導体の周囲には被測定電流に比例して磁界15が発生する。この磁界がC型コア11により集磁されギャップ10に磁束が生じる。この磁束に応じてホール素子が電気信号を出力する。信号処理回路は、この電気信号を基にコアに巻かれたコイル12にギャップ10に生じた磁束を消去する電流を流すことによって平衡状態を形成する。このとき、被測定電流とコイル12に流す電流は比例するため、コイル12に流す電流を測定することで導体14を流れる電流変化を検出することが可能となる。しかしながら上記の構造の場合C型コア11と、コアに巻かれたコイル12が必要なため電流センサとして大型になってしまうという欠点と、コアとコイルによる周波数特性の低下という欠点を有している。
上記の欠点を解消するためには、感度が高い磁気抵抗素子を用いて導体の周囲に発生する磁界を直接検出する方法を採用した電流センサが好適である。図7に示すのは、コアレス化した電流センサ21の構成を表した模式図である。この図7の電流センサ21は、導体20の周囲に発生する磁界17を、直接、永久磁石18を具備した磁気抵抗素子19で検出することで電流を検出する構成となっている。このようなコアレス化した電流センサとして、例えば、特許文献1が既に提案されている。
特開平5−223848号公報
しかし、特許文献1に記載されているコアレス化した電流センサは、設置角度が傾くと感度が低下するという問題があった。図8に示すのは、コアレス化した電流センサ21の設置角度と出力との関係を表したものである。図8(a−1)は、導体20と永久磁石18を具備した磁気抵抗素子19の位置関係が正規の状態を表しており、導体20からの電流による磁界(以下電流磁気ベクトル)17に対して、永久磁石からの磁界(以下バイアス磁気ベクトル)22は垂直の角度をなすため合成磁気ベクトル23が形成される。この時の磁気抵抗素子19a、19bからの出力A、磁気抵抗素子19c、19dからの出力−Aを、図8(b)で示す。出力Aと出力−Aは同じ方向の合成磁気ベクトルを検出し電気的な差動関係であるため、出力Aと出力−Aはx軸の平行線に対して線対称となる。
これに対して、図8(a−2)のように正規の状態に比べて若干斜めに設置された時は、バイアス磁気ベクトル22(点線)は、電流磁気ベクトル17に対して垂直角90°よりずれてしまう。図8(b)でしめすように、傾いていない状態の磁気抵抗素子19a、19bからの出力Aは、傾いたことにより出力A’となり、出力−A’は、出力A’のx軸の平行線に対して線対称の出力波形となる。よって図8(c)示すように、傾いたことにより差動後の出力電位は、プラス電流とマイナス電流とで電位に違いが生じるとともに感度が低下するという欠点を有している。また浮遊磁界に対しての対策も講じられていないため高性能な磁気抵抗素子を実用化できない。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、センサが若干斜めになっても導体からのプラス電流とマイナス電流のそれぞれにおける差動出力に電位の違いが生じず、かつ、感度が低下することのない電流センサを提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1は、磁気抵抗素子を用いた検出部と永久磁石とによって導体を流れる電流から発生する磁界を検出してなる電流センサにおいて、前記永久磁石は、磁極面が前記検出部の磁気抵抗素子を配置する面と平行となるように配置し、前記検出部は、互いの延伸方向が90°の角度もった2つの磁気抵抗素子を対とし、永久磁石の磁気ベクトルが逆方向に印加されるように永久磁石の磁極面の磁気的中心軸から対称となる2つの領域に1対ずつ計2対を配置し、かつ、前記2つの領域のそれぞれの中心を共に通り磁気的中心軸と直交する直線上の磁気ベクトルに対して全ての磁気抵抗素子の延伸方向が45°の角度をなすように形成し、対となる2つの磁気抵抗素子を結線して出力をとり、異なる対の間で同一方向に延伸する磁気抵抗素子をそれぞれ結線して1組のフルブリッジの等価回路を構成したことを特徴とする電流センサである。
本発明の請求項2は、磁気抵抗素子を用いた検出部と永久磁石とによって導体を流れる電流から発生する磁界を検出してなる電流センサにおいて、前記永久磁石は、磁極面が前記検出部の磁気抵抗素子を配置する面と平行となるように配置し、前記検出部は、互いの延伸方向が90°の角度もった2つの磁気抵抗素子を対とし、永久磁石の磁気ベクトルが逆方向に印加されるように永久磁石の磁極面の磁気的中心軸から対称となる2つの領域に1対ずつ計2対を配置し、かつ、前記2つの領域のそれぞれの中心を共に通り磁気的中心軸と直交する直線上の磁気ベクトルに対して全ての磁気抵抗素子の延伸方向が45°の角度をなすように形成し、対となる2つの磁気抵抗素子を結線して出力をとり、異なる対の間で同一方向に延伸する磁気抵抗素子をそれぞれ結線して1組のフルブリッジの等価回路を構成し、さらに、同様のフルブリッジの等価回路を、永久磁石の磁極面の磁気的中心軸から略90°回転させた位置に1組配置して、計2組のフルブリッジの等価回路を形成したことを特徴とする電流センサである。
本発明の請求項3は、請求項1又は2に加えて、導体を流れる電流によって発生する磁界が逆方向になる導体を挟んだ対称の位置に、前記検出部及び永久磁石を1つずつ配置したことを特徴とする電流センサである。
請求項1記載の発明によれば、検出部及び永久磁石が導体に対して傾いて配置されることによって、電流磁気ベクトルとバイアス磁気ベクトルとによって生じる合成磁気ベクトルの方向及び大きさが正常状態に比較して変化したとしても、フルブリッジの等価回路の2つの出力の差動出力は、若干の感度低下はあるものの、プラス電流とマイナス電流において電位の違いを生じない。
請求項2記載の発明によれば、2組のフルブリッジの等価回路を磁気的中心軸から略90°回転させた位置に設けたので、一方のフルブリッジの等価回路からの出力A、−Aの差動出力と、他方のフルブリッジの等価回路からの出力B、−Bの差動出力との差をとることによって、互いの感度を補償することになり、検出部が0〜180°傾いても感度低下は起こらない。無論、プラス電流とマイナス電流において電位の違いも生じない。
請求項3記載の発明によれば、2つの検出部からの出力は逆となり、これら2つの出力の差によって、浮遊磁界対策を講じることが可能となる。
本発明による電流センサは、磁気抵抗素子を用いた検出部と永久磁石とによって導体を流れる電流から発生する磁界を検出してなる電流センサにおいて、前記永久磁石は、磁極面が前記検出部の磁気抵抗素子を配置する面と平行となるように配置し、前記検出部は、互いの延伸方向が90°の角度もった2つの磁気抵抗素子を対とし、永久磁石の磁気ベクトルが逆方向に印加されるように永久磁石の磁極面の磁気的中心軸から対称となる位置に1対ずつ計2対を配置し、かつ全ての磁気抵抗素子の延伸方向が永久磁石の磁気ベクトルに対して45°の角度をなすように配置し、2対の間で同一方向に延伸するエレメントを結線して1組のフルブリッジの等価回路を構成したことを特徴とするものである。以下、図面に基づいて説明を行う。
本発明の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1に示すのは、本発明の電流センサ24の構成を表したものであり、(a)は、本発明の電流センサの斜視図、(b)は、磁気抵抗素子を配置してなる検出部を表した正面図、(c)は、永久磁石26から放射状に発せられるバイアス磁気ベクトルの様子を表した模式図、(d)は、検出部25と導体27及び電流磁気ベクトル28との位置関係を示した図である。
図1(a)に示すように、本発明の電流センサ24は、非検出電流が流れる導体27に対して永久磁石26を下面に具備した検出部25を配置して、導体27に流れる電流によって発生する磁界(以下、電流磁気ベクトル)28を検出する構成となっている。
本発明の電流センサ24においては、図1(b)及び(c)に示すように、検出部25における第一磁気抵抗素子29aと第二磁気抵抗素子29bの対と、第三磁気抵抗素子29cと第四磁気抵抗素子29dの対に対して、バイアス磁気ベクトル34が逆方向に印加されるように永久磁石26の磁極面30の磁気的中心軸31から対称となる領域32、33にそれぞれの対を配置し、第一磁気抵抗素子29aと第二磁気抵抗素子29b及び第三磁気抵抗素子29cと第四磁気抵抗素子29dの延伸方向は互い90°の角度をなし、各磁気抵抗素子29a〜dの延伸方向がバイアス磁気ベクトル34に対して45°の角度をなすように構成する。対間で同一方向の磁気抵抗素子を結線し4つの磁気抵抗素子をフルブリッジとすることで、電流磁気ベクトル28の変化によって等価回路よりA、−Aが出力される構造になっている。
図1(d)は、図1(a)の導体断面方向からの図で、検出部25と導体27及び電流磁気ベクトル28との位置関係を示した図である。この図1(d)に示すように、電流磁気ベクトル28は導体27から同心円状に広がっており、この同心円の接線35と略平行となり、かつ、その接点部分に検出部25の中心がくるように電流センサ24を配置する。この配置で電流磁気ベクトル28が検出部25の検出面に平行に印加され、磁気抵抗素子29a〜dの抵抗値変化を促し出力感度が向上する。
次に、以上のような構成における本発明の動作について、図2を用いて説明する。図2(a−1)は、永久磁石26の磁気的中心軸31から対称となる領域32、33を結ぶ線が電流磁気ベクトル28と垂直になるように検出部25を配置した場合を表しており、この場合、図2(a−1)の右側図のように、電流磁気ベクトル28とバイアス磁気ベクトル34によって合成磁気ベクトル36、37が形成される。合成磁気ベクトル36、37は、被測定電流の大きさによってその角度が変化するものであり、そのため磁気抵抗素子29a、29bからの出力A、及び、磁気抵抗素子29c、29dからの出力−Aは、図2(b)で示すように変化するものとなる。また、出力Aと出力−Aは方向の違う合成磁気ベクトルを検出する磁気的な差動関係であるため、出力Aと出力−Aはy軸の平行線に対して線対称となる。
図2(a−2)は、図2(a−1)よりも検出部25が若干斜めに設置された場合を表しており、バイアス磁気ベクトル34は、電流磁気ベクトル28に対して垂直角90°よりずれてしまい、この場合、図2(a−2)の右側図に示すように、大きさの異なる合成磁気ベクトル36、37がそれぞれ領域32、33に形成される。このため、図2(b)で示すように、傾いた場合の出力A’と出力−A’は、x軸の平行線に対して非対称の出力波形となる。しかし、マイナス電流が流れて、電流磁気ベクトル28が図2(a−2)の右側図と同じ大きさで反対方向に加わった場合には、合成磁気ベクトル36、37は、図2(a−2)の場合のものを磁気的中心軸31で180°回転させたものとなる。即ち、同じ電流量であるならば、プラス電流が流れた場合の領域32での合成磁気ベクトル36とマイナス電流が流れた場合の領域33での合成磁気ベクトル37は大きさが同じで反対方向となり、プラス電流が流れた場合の領域33での合成磁気ベクトル37とマイナス電流が流れた場合の領域32での合成磁気ベクトル36は大きさが同じで反対方向となる。このため、図2(b)で示すように、傾いた場合の出力A’と出力−A’は、y軸の平行線に対して線対称の出力波形となる。よって図2(c)示すように、傾いたことによる差動後の出力は、若干の感度低下はあるもののプラス電流とマイナス電流において電位の違いを生じない。これは、磁極面30の磁気的中心軸31を検出部25の中心に配置し、かつ、磁気抵抗素子29a〜29dを直線上に配置したことによるものであり、本発明の独自の特徴である。
図3に示すのは、本発明の電流センサの他の構成を表したものであり、実施例1の形態である4つの磁気抵抗素子からなる1組のフルブリッジ構成に、同じ構成の4つの磁気抵抗素子からなる第2の組のフルブリッジ構成を加えた形態である。
図3(a)は、永久磁石26を示すものであり、磁極面30(ここではN極とする)側で発せられる磁気ベクトルは、実施例1と同様、N磁面の磁気的中心31から方向が違う磁気ベクトル34が放射状に発生している。磁気的中心31より対称となる2つの領域32、33には、実施例1に示す4つの磁気抵抗素子からなるフルブリッジが構成され、領域32と33とを結ぶ線に対して垂直となる直線上に同様な領域38、39を設け、この領域38、39にもう1組の4つの磁気抵抗素子からなるフルブリッジを構成する。このもう1組のフルブリッジの構成を図3(b)に示す。図3(b)に示すように、領域38、39に設けられた4つの磁気抵抗素子40a〜40dは、領域32、33に設けられた4つの磁気抵抗素子を中心点で90°回転させた位置に配置され、これらの4つの磁気抵抗素子40a〜40dで構成されたフルブリッジからは、出力B及び出力−Bが得られる。
以上の構成における動作について説明する。先ず、永久磁石26の磁気的中心軸31から対称となる領域32と33を結ぶ線と電流磁気ベクトル28とが垂直になるように検出部25が配置された場合、領域32と33での合成磁気ベクトルは、被測定電流の大きさによってその角度が変化し、出力A,−Aの差動出力は図3(c)のようになる。しかし、このときの領域38と39でのバイアス磁気ベクトルは、電流磁気ベクトル28と平行なため、被測定電流の大きさによって領域38と39での合成磁気ベクトルの角度は変化しない。よって、領域38と39での磁気抵抗素子からの出力B、−Bの差動出力は感度を持たない出力となる。
次に、検出部25が若干斜めに設置された時、出力Aは出力A’となり出力−Aは出力−A’となり差動出力の感度は低下する。しかしながら領域38と39でのバイアス磁気ベクトルは電流磁気ベクトル28と平行でなくなるため、被測定電流の大きさによって領域38と39での合成磁気ベクトルに角度が生じ、磁気抵抗素子40a〜40dからの出力B’、−B’の差動出力は感度を持つようになる。出力A、−Aの差動出力と出力B、−Bの差動出力の差をとることによって、互いの感度を補償することになり、検出部が0〜180°傾いても感度低下は起こらない。無論、実施例1と同様に、プラス電流とマイナス電流において電位の違いも生じない。
前記実施例1及び2においては、図1(d)のように、導体27に対して検出部25と永久磁石26とを1組配置した電流センサ24として構成したが、この実施例3においては、図4に示すように、これらの電流センサ24を2組配置する。
このとき、電流磁気ベクトル28は導体27から同心円状に広がっているが、この同心円上の接線35aと略平行になるように検出部25aと永久磁石26aとからなる電流センサを配置し、電流磁気ベクトル28が逆方向になる導体27を挟んだ対称の位置で、同心円上の接線35bと略平行になるように検出部25bと永久磁石26bとからなる電流センサ24bを配置する。この場合、接線35aと接線35bは略平行となる。
このような配置とすることで、2つの電流センサ24a、24bの出力は逆となり、これら2つの出力の差によって、浮遊磁界対策を講じることが可能となる。なお、2つの電流センサ24a、24bは、実施例1の構成であっても実施例2の構成であってもよく、同様に浮遊磁界対策の効果を得ることができる。
前記実施例においては、フルブリッジを構成する磁気抵抗素子は、図5(a)に示すように、永久磁石26の磁極面30の磁気的中心軸31から対称となる領域32、33にそれぞれ2つずつ配置し、全体として1本の直線上に重なるように配置していた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、図5(b)に示すように、磁気的中心軸31から対称となる領域32、33内にそれぞれ2つずつ配置する場合に、領域内でバイアス磁気ベクトルに対して横並びに配置するようにしてもよい。このような構成としても、同様の効果をえることができる。
また、磁気抵抗素子の本数も4つに限定されるものではなく、フルブリッジを構成することが可能であればよい。永久磁石及び検出部についても角型に限定されるものではなく、円形であってもよい。
(a)は、本発明の電流センサの斜視図、(b)は、磁気抵抗素子を配置してなる検出部を表した正面図、(c)は、永久磁石26から発せられるバイアス磁気ベクトルの様子を表した模式図、(d)は、検出部25と導体27及び電流磁気ベクトル28との位置関係を示した図である。 (a−1)及び(a−2)は、図1の電流センサ24において、電流磁気ベクトル28に対してバイアス磁気ベクトル34が垂直な場合と傾いた場合の合成磁気ベクトル36、37をそれぞれ表した模式図であり、(b)は、それぞれの場合における電流センサ24の出力を表したグラフであり、(c)は、それぞれの場合における差動出力を表したグラフである。 本発明の実施例2を表したものであり、(a)は、永久磁石から発せられるバイアス磁気ベクトルを表した模式図であり、(b)は、実施例2における検出部25の構成を表した正面図であり、(c)は、2組のフルブリッジからのそれぞれの差動出力を表したグラフである。 本発明の実施例3を表した模式図である。 検出部25の他の構成例を表した正面図である。 C型コアを有する従来の電流センサの構成を表した斜視図である。 磁気抵抗素子を用いた従来の電流センサの構成を表した斜視図である。 図7に示す従来の電流センサの動作を説明したものであり、(a−1)及び(a−2)は、電流磁気ベクトル17とバイアス磁気ベクトル22で合成される合成磁気ベクトル23の様子を表した模式図、(b)は、電流センサ21の出力を表したグラフ、(c)は、電流センサ21の差動出力を表したグラフである。
符号の説明
10…ギャップ、11…C型コア、12…コアに巻かれたコイル、13…ホール素子、14…導体、15…磁界、16…電流センサ、17…磁界(電流磁気ベクトル)、18…永久磁石、19a〜19d…磁気抵抗素子、20…導体、21…電流センサ、22…永久磁石からの磁界(バイアス磁気ベクトル)、23…合成磁気ベクトル、24…電流センサ、25…検出部、26…永久磁石、27…導体、28…電流磁気ベクトル、29a〜29d…磁気抵抗素子、30…磁極面、31…磁気的中心軸、32…領域、33…領域、34…バイアス磁気ベクトル、35…(同心円状に発生した電流磁気ベクトルの)接線、36…合成磁気ベクトル、37…合成磁気ベクトル、38…領域、39…領域、40a〜40d…磁気抵抗素子。

Claims (3)

  1. 磁気抵抗素子を用いた検出部と永久磁石とによって導体を流れる電流から発生する磁界を検出してなる電流センサにおいて、前記永久磁石は、磁極面が前記検出部の磁気抵抗素子を配置する面と平行となるように配置し、前記検出部は、互いの延伸方向が90°の角度もった2つの磁気抵抗素子を対とし、永久磁石の磁気ベクトルが逆方向に印加されるように永久磁石の磁極面の磁気的中心軸から対称となる2つの領域に1対ずつ計2対を配置し、かつ、前記2つの領域のそれぞれの中心を共に通り磁気的中心軸と直交する直線上の磁気ベクトルに対して全ての磁気抵抗素子の延伸方向が45°の角度をなすように形成し、対となる2つの磁気抵抗素子を結線して出力をとり、異なる対の間で同一方向に延伸する磁気抵抗素子をそれぞれ結線して1組のフルブリッジの等価回路を構成したことを特徴とする電流センサ。
  2. 磁気抵抗素子を用いた検出部と永久磁石とによって導体を流れる電流から発生する磁界を検出してなる電流センサにおいて、前記永久磁石は、磁極面が前記検出部の磁気抵抗素子を配置する面と平行となるように配置し、前記検出部は、互いの延伸方向が90°の角度もった2つの磁気抵抗素子を対とし、永久磁石の磁気ベクトルが逆方向に印加されるように永久磁石の磁極面の磁気的中心軸から対称となる2つの領域に1対ずつ計2対を配置し、かつ、前記2つの領域のそれぞれの中心を共に通り磁気的中心軸と直交する直線上の磁気ベクトルに対して全ての磁気抵抗素子の延伸方向が45°の角度をなすように形成し、対となる2つの磁気抵抗素子を結線して出力をとり、異なる対の間で同一方向に延伸する磁気抵抗素子をそれぞれ結線して1組のフルブリッジの等価回路を構成し、さらに、同様のフルブリッジの等価回路を、永久磁石の磁極面の磁気的中心軸から略90°回転させた位置に1組配置して、計2組のフルブリッジの等価回路を形成したことを特徴とする電流センサ。
  3. 導体を流れる電流によって発生する磁界が逆方向になる導体を挟んだ対称の位置に、前記検出部及び永久磁石を1つずつ配置したことを特徴とする請求項1又は2記載の電流センサ。
JP2006302758A 2006-11-08 2006-11-08 電流センサ Active JP4873709B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006302758A JP4873709B2 (ja) 2006-11-08 2006-11-08 電流センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006302758A JP4873709B2 (ja) 2006-11-08 2006-11-08 電流センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008122083A JP2008122083A (ja) 2008-05-29
JP4873709B2 true JP4873709B2 (ja) 2012-02-08

Family

ID=39507005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006302758A Active JP4873709B2 (ja) 2006-11-08 2006-11-08 電流センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4873709B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8094034B2 (en) 2007-09-18 2012-01-10 Georgia Tech Research Corporation Detecting actuation of electrical devices using electrical noise over a power line
JP2010243232A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Panasonic Corp 電流センサ
US9766277B2 (en) 2009-09-25 2017-09-19 Belkin International, Inc. Self-calibrating contactless power consumption sensing
WO2011111493A1 (ja) * 2010-03-12 2011-09-15 アルプス・グリーンデバイス株式会社 電流センサ
JP2013169020A (ja) * 2010-06-03 2013-08-29 Tomen Electronics Corp 充放電状態監視システム
EA027503B1 (ru) 2010-07-02 2017-08-31 Белкин Интернэшнл, Инк. Системы и способы измерения потребления электрической энергии в сооружении и системы и способы их калибровки
US9291694B2 (en) 2010-07-02 2016-03-22 Belkin International, Inc. System and method for monitoring electrical power usage in an electrical power infrastructure of a building
JP5560225B2 (ja) * 2011-04-05 2014-07-23 トヨタ自動車株式会社 電流検出装置
WO2012172946A1 (ja) * 2011-06-13 2012-12-20 アルプス・グリーンデバイス株式会社 電流センサ
CN102419393B (zh) * 2011-12-30 2013-09-04 江苏多维科技有限公司 一种电流传感器
JP6116061B2 (ja) * 2013-07-16 2017-04-19 横河電機株式会社 電流センサ
JP6447335B2 (ja) 2014-05-19 2019-01-09 株式会社デンソー A/d変換回路

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2547169Y2 (ja) * 1991-07-05 1997-09-10 株式会社村田製作所 電流検知センサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008122083A (ja) 2008-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4873709B2 (ja) 電流センサ
JP3848670B1 (ja) 回転角度検出装置
JP4319153B2 (ja) 磁気センサ
JP5500785B2 (ja) 磁気センサ
JP6431664B2 (ja) 磁界方向検出器
JP4582298B2 (ja) 磁気式位置検出装置
EP1406068B1 (en) Rotation angle detecting device using pairs of GMR sensors connected in a wheatstone bridge
JP2018151181A (ja) 磁気式位置検出装置
US20090251830A1 (en) Magnetic detector
CN109655767B (zh) 一种集成磁结构
JP6934708B2 (ja) 変位検出装置
JP2007051953A (ja) 磁気エンコーダ
JP2010527454A (ja) 直線運動又は回転運動を非接触に検出するための装置
JP2002156390A (ja) 電流センサ
JP4900838B2 (ja) 位置検出装置及び直線駆動装置
JP2005351656A (ja) 磁気検出装置
JP5138039B2 (ja) 磁気式位置センサ
JP4737371B2 (ja) 回転角度検出装置
JP2011043338A (ja) 電流センサ
JP2009041949A (ja) 磁気式加速度センサ
JP2022061879A (ja) 磁気センサ及び磁気センサ装置
JP2021152457A (ja) 磁気センサ
JP2006038658A (ja) 磁気検出装置及びこの装置を用いた磁気検出方法
JP5013135B2 (ja) 磁気式位置検出装置
JP2022102470A (ja) 磁気センサ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091015

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111101

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4873709

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250