JP5064492B2 - 磁気式回転角検出器 - Google Patents

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Description

本発明は、回転移動体の位置検出に用いられる磁気式回転角検出器に関する。
従来の磁気式回転角検出器は、例えば特許文献1の第1図に示されているように、回転ドラムの外周に着磁ピッチλで交番着磁された磁気媒体がつくる磁界を、磁気センサにて検出するものである。磁気センサには磁気抵抗効果素子(MR素子)が用いられ、該磁気センサは、磁界に対して電気抵抗が変化するというMR素子の性質を利用するものである。MR素子の抵抗変化率は、磁界の方向に殆ど関係なく磁界の大きさに依存する。回転ドラムが回転することによる磁界の強度変化をMR素子で検知し、これにより得られる正弦波状の出力信号から回転角度を検出することができる。
回転角度検出の高分解能化と高精度化のためには、磁気センサからの正弦波状の出力信号を電気的に内挿することで実現できるが、これは磁気センサ出力の正弦波の歪みが小さく理想的な正弦波に近いことが条件になる。しかし、MR素子単体の出力は、磁界強度とMR感度特性とが非線形であることから、多くの場合、磁気センサの出力波形は、理想的な正弦波とはならず、高調波の歪みが重畳される。
磁気センサの正弦波状の出力信号から上述の高調波成分を除去するためには、n次高調波に対し、互いにλ/nだけ離れた素子同士の出力を差し引くか、あるいはλ/(2n)だけ離れた素子同士の出力を足し合わせることにより、n次の高調波成分を相殺することにより実現できる。
このように、MR素子の配置と、信号の差動または加算の演算とにより、磁気センサの出力信号から高調波成分を除去することで理想正弦波に近い出力信号を得ることができ、回転体の位置および回転角度を高精度で検出することができる。
特許第2529960号
上述したように、磁気センサの出力信号から高調波成分を除去するには、互いに所定の間隔だけ離れたMR素子同士の出力を加算または減算することで実現できる。しかし、回転ドラムは円弧状であるのに対し、磁気センサは平板状である。よって、回転ドラムと各MR素子との間の実効的な距離の違いにより、各MR素子が受ける磁界強度が異なる。
その結果、各MR素子の出力信号振幅にアンバランスが生じる。これにより、各MR素子の出力の加算または減算を行っても、逆位相で相殺しきれない成分が残る。よって、磁気センサの出力信号波形に高調波歪みが残り、回転検出の高精度化の妨げになっていた。
尚、特開昭56−90213号公報には、MR素子を利用した位置検出器において、磁気記憶媒体に対する磁気センサの距離について周囲温度変化の影響を受けにくくする機構が開示されている。しかしながら、当該公報の発明では、磁気センサの中心に対して各MR素子を仮に対称に配置したとしても、各MR素子からの信号出力の差動の方向を反転させていない。よって、当該公報の発明では、対称配置による高調波成分のキャンセル機能は働かない。
また、MR素子は、磁界の方向に対して出力にわずかな違いが見られる。これはヒステリシスと呼ばれる。ヒステリシスは、磁界の方向、すなわち極性により素子感度が異なるために見られる現象である。交番着磁されたドラムが回転することにより、S極およびN極がMR素子を交互に通過し、MR素子から、1波ごとに交互に振幅と波形とが異なる出力が得られる。
よって、ヒステリシスの影響を除去するには、互いにλ、または(2n+1)λ(nは整数)だけ離れたMR素子同士の出力を足し合わせる。これにより、2波分を平均化して、極性によるMR素子の感度の違いを相殺し、ヒステリシスの影響を除去することができる。
しかし、上述のように、回転ドラムと各MR素子との間の実効的な距離の違いにより、各MR素子が受ける磁界強度は異なる。よって、各MR素子の出力信号振幅にアンバランスが生じる。その結果、磁気センサの出力信号波形からヒステリシスの除去が不完全となり、回転検出の高精度化の妨げになっていた。
尚、特開昭62−192615号公報には、磁気エンコーダ用磁気ヘッドにおいて、MR素子を(2u−1)λ(uは正の整数)の間隔で配置することで、ヒステリシスを消去することが開示されている。しかしながら当該公報は、基板の対称軸を中心にしてMR素子を対称に配置することを開示していない。
又、特開平3−257326号公報には、磁気センサにおいて、小型化のために、正弦波信号出力部を形成するMR素子と、余弦波信号出力部を形成するMR素子とを同数ずつ交互に配列することが開示されている。しかしながら当該公報は、MR素子に接続される電源端子及び接地端子の配置位置について、一切、開示していない。
さらに特開2005−214920号公報には、磁気センサにおいて、高調波成分を除去するため、複数のMR素子から得られる変位検出信号を重ね合わせることが開示されている。又、当該公報では、MR素子を対称に配置する旨の記載はあるものの、それ以外の結線方法でも良い旨を記載しており、上記対称配置の優位性については何ら記載していない。
本発明は、上述したような問題点を解決するためになされたもので、回転体の位置および回転角度を高精度にて検出可能な、磁気式回転角検出器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下のように構成する。
即ち、本発明の第1態様における磁気式回転角検出器は、円弧状の外周にその周方向に沿って着磁ピッチλで交番着磁された磁気媒体を有し上記周方向へ回転する回転ドラムと、上記外周に対向して配置される基板に互いに平行に配列され上記回転ドラムの回転に伴う上記磁気媒体の磁界の強度変化を検出する複数の磁気センサ素子とを有する磁気式回転角検出器において、それぞれ複数の上記磁気センサ素子を有する素子群と、各素子群の出力端が接続される差動増幅器とを備える。ここで、上記素子群は、各素子群の出力信号から2次以上の高調波成分を互いに相殺する配列にて上記磁気センサ素子を配置し、かつ上記基板に対称軸を中心にして線対称にて配置される。上記対称軸は、上記回転ドラムの径方向に延びる直線上の一点であり全ての上記磁気センサ素子に対する上記基板上の重心位置を通り上記回転ドラムの回転軸に平行な軸である。それぞれの上記素子群に備わる上記磁気センサ素子は、それぞれ同一形態にてかつ上記対称軸を中心にして線対称にて上記基板に配列される。それぞれの素子群に備わり上記磁気センサ素子に接続される電源端子及び接地端子は、素子群間において上記対称軸を中心にして線対称に配置される。上記差動増幅器からの出力信号に基づいて上記回転ドラムの位置及び回転角を検出することを特徴とする。
本発明の第1態様における磁気式回転角検出器によれば、対称軸を中心に線対称にて基板に素子群を配置する。それぞれの素子群には、それぞれ同一形態にて基板上に磁気センサ素子が配列される。各素子群における磁気センサ素子は、対称軸を中心にして線対称にて配置されている。したがって、n次の高調波成分を互いに打ち消して相殺するように配置した素子による高調波除去が不十分だったとしても、対称性を利用して再度除去することができる。また、磁気センサ素子のヒステリシスに起因する歪みについても同様に除去することができる。その結果、n次高調波歪み及びヒステリシスによる歪みをほぼ完全又は完全に除去できるので、回転ドラムの位置及び角度を高精度に検出することができる。
本発明の実施の形態1による磁気式回転角検出器の全体構成を示す斜視図である。 図1に示す磁気式回転角検出器に備わる磁気センサ素子の配置を示した図である。 図1に示す磁気式回転角検出器に備わる磁気センサ素子の配線図である。 磁気センサ素子を線対称に配置しない場合を説明するための図である。 磁気センサ素子を線対称に配置した場合を説明するための図である。 本発明の実施の形態2による磁気式回転角検出器に備わる磁気センサ素子の配置を示した図である。 図5に示す磁気式回転角検出器に備わる磁気センサ素子の配線図である。
符号の説明
1 磁気ドラム、 2 磁気検出器、 2b 対称軸、 3 差動増幅器、
11 磁気媒体、 12 回転軸、 50 磁気センサ素子、
51,52 素子群、 59 重心位置、 63,64 素子群、 69 重心位置、
101、102 磁気式回転角検出器。
本発明の実施形態である磁気式回転角検出器について、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図において、同一又は同様の構成部分については同じ符号を付している。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1よる磁気式回転角検出器101を示す構成図である。磁気式回転角検出器101は、回転体の一例であり回転ドラムに相当する磁気ドラム1と、磁気センサ素子50と、差動増幅器3とを備え、差動増幅器3からの出力信号に基づいて磁気ドラム1の位置及び回転角を検出する。
磁気ドラム1は、円形回転体の外周部全周に磁気媒体11を有し、回転軸12を中心に周方向1cに回転する。磁気媒体11には、周方向1cに沿って着磁ピッチλにて磁極が交番着磁されている。
磁気検出器2は、磁気媒体11に非接触で近接して対向して配置される平板にてなる基板2aにて形成され、該基板2aには、磁気媒体11にて形成される磁場を検知する複数の磁気センサ素子50が配列されている。磁気センサ素子50として、磁気抵抗効果素子(MR素子)や、巨大磁気抵抗効果素子(GMR素子)などが使用可能である。実施形態1及び後述の実施形態2では、磁気センサ素子として磁気抵抗効果素子(以下、「MR」又は「MR素子」と記す。)を使用する。本実施形態1では、MR111、MR112、MR121、MR122が以下に説明する所定の距離をあけて配置されている。尚、MR111,112、121、122は、その長手方向が磁気媒体11における磁極の配列方向、換言すると磁気ドラム1の周方向1c、と直交するように配置される。
図2は、磁気ドラム1と、磁気検出器2に備わる素子MR111、MR112、MR121、MR122との相対的な位置関係を模式的に示したものである。磁気検出器2の基板2aには、図示するように、MR111、112、121,122が互いに平行に配列される。又、これらMR111、112、121,122における基板2a上の重心位置について、符号「59」を付す。このような重心位置59が、図1に示すように、磁気ドラム1の径方向1aに延びる直線1b上に位置するようにして、磁気検出器2の基板2aは、磁気媒体11に対向して非接触に配置される。又、磁気ドラム1の回転軸12に平行で、重心位置59を通る直線を対称軸2bとする。MR111,112、121、122のそれぞれは、対称軸2bに平行に配置されている。
さらに、MR111及びMR112にて一方の素子群51を形成し、MR121及びMR122にて他方の素子群52を形成している。素子群51と素子群52とは、対称軸2bを中心として線対称にて基板2aに配置され、各素子群51,52では、それぞれ同一形態にて素子MRが配列されている。つまり、素子群51におけるMR素子の数、隣接するMR素子間の距離、及び電気的接続状態と、素子群52におけるそれらとは、同一である。又、各素子群51,52において、MR111,112,121,122は、素子群51、52のそれぞれの出力信号から2次以上の高調波成分を互いに相殺するように配置される。さらに、素子群51及び素子群52に配列されているMR111,112,121,122は、対称軸2bを中心として線対称にて又はほぼ線対称にて配置されている。
尚、各素子群51,52に備わるMR素子の数は、本実施形態の2つに限定されず、複数とすることができる。
又、MR111及びMR112、並びに、MR121及びMR122は、それぞれ、互いにλ/n(nは2以上の整数)の距離をあけて配置されている。又、MR111とMR121とは、互いにλだけ離れている。尚、MR111とMR121との間の距離、つまり各素子群51,52において同位置に配列された一対のMR素子間の距離は、λに限定されず、一般的にはλの(2m+1)倍(ここでmは整数)に設定することができる。
一方、MR111、MR112、MR121、MR122は、図3に示すように、ホイーストンブリッジ接続し、MR111とMR112とを直列接続して、MR111側を接地しMR112側を電源に接続する。同様に、MR121とMR122とを直列接続して、MR122側を接地しMR121側を電源に接続する。
又、図2に示すように、ホイーストンブリッジの出力端子A1、A2は、差動増幅器3に接続される。差動増幅器3は、素子群51及び素子群52の差動電圧を出力する。
次に、上述のように構成した磁気式回転角検出器101による、磁気ドラム1の位置及び回転角を高精度に検出する方法について述べ、出力信号に含まれる高調波歪み、及びヒステリシスによる歪みが効果的に除去されることについて述べる。
MR111とMR112とは互いにλ/nの距離だけ離れているので、両者の差動をとることにより、原理的にはn次高調波成分を打ち消しあい、除去することができる。しかし、磁気媒体11が円弧状であるのに対してMR111等を設けた基板2aは平面であることから、実際には、磁気媒体11の表面に対するMR111とMR112との距離は、異なる。よって、MR111とMR112との出力振幅には差が生じる。したがって、MR111及びMR112の出力の差動をとったとしても、振幅の差の分だけ高調波歪みの成分が残ってしまう。該現象は、磁気ドラム1の直径が小さいほど顕著であり、検出の高精度化の妨げになる。これと同様に、MR121とMR122との差動をとる場合でも、高調波歪みの成分が残る。
出力端子A1およびA2の出力信号電圧をそれぞれV1およびV2とする。MR111及びMR112のペアと、MR121及びMR122のペアとは、互いにλだけ離れた位置に配置され、かつ、電源側と接地側との極性が逆になっている。したがって、V1とV2の信号の主成分S1及びS2は、振幅は同一であるが位相は反転している。即ち、
S1=−S2 ・・・(式1)
となる。
一方、MR111とMR112との差動をとったときに、出力振幅のアンバランスのために除去できなかった高調波の歪み成分は、次のように表すことができる。
MR111とMR112の差動により生じる歪み成分h1は、ブリッジ回路による差動出力のアンバランスにより残るものであるが、これを近似的に電源側の素子出力から接地側の素子出力の差分をとるという形で表現をすると、
h1=hMR112−hMR111 ・・・(式2)
となる。ここでhMR111及びhMR112は、それぞれMR111及びMR112に起因する高調波歪み成分である。
同様に、MR121及びMR122のペアでは、歪み成分h2は、
h2=hMR121−hMR122 ・・・(式3)
となる。
磁界強度に対する感度特性は、どの素子MRでもほとんど変わらないとすると、hMR111、hMR112、hMR121、hMR122の大きさは、それぞれ磁気媒体11と各素子MRとの実効的な距離のみに依存するから、fを関数とすると、
h1=f(d112)−f(d111) ・・・(式4)
h2=f(d121)−f(d122) ・・・(式5)
と表すことができる。ここで、d111、d112、d121、d122は、磁気媒体11と各素子MRとの実効的な距離である。
MR111、112、121、122の配置は、重心位置59に対して線対称であるので、d111=d122、d112=d121である。よって、
h1=h2 ・・・(式6)
となり、出力端子A1及びA2からの出力に含まれる歪み成分は、振幅及び極性が同一になる。
以上より、出力信号V1及びV2は、その主成分S1、S2と、歪みh1、h2との和であるから、
V1=S1+h1 ・・・(式7)
V2=S2+h2 ・・・(式8)
である。ただし、上述したように、S1=−S2,h1=h2である。
出力端子A1及びA2は、差動増幅器3に入力されるので、差動出力V1−V2は、
V1−V2=(S1+h1)−(S2+h2)
=(S1+h1)−(−S1+h1)
=2×S1 ・・・(式9)
となる。
このように、ブリッジ回路による差動で除去し切れなかった歪み成分h1及びh2を、本構成により、ほぼ完全又は完全に除去することができる。
以上説明したように、円弧状の磁気ドラム1と平板状の磁気検出器2とを組み合わせた構成において、磁気ドラム1の曲率により、各MR素子と磁気ドラム1との実効的な距離が異なる場合であっても、各素子群間において対応するMR素子同士を同距離に配置し、かつ、各素子群間において電源側と接地側との極性を逆にし、かつ重心位置59に対して各MR素子を線対称に配置することで、n次高調波歪み成分をほぼ完全又は完全に除去することができ、回転体の位置及び回転角度を高精度に検知することが可能となる。
同様にヒステリシスによる歪みについても以下のようにほぼ完全又は完全に除去することができる。
ヒステリシスは、主に磁界の極性によるMR素子の感度の違いにより生じるものである。原理的には、距離λだけ離れたMR素子同士の出力を加算することにより、その平均化効果によりヒステリシスを除去することができる。しかし、磁気ドラム1の回転中心から径方向1aへ延びる直線上に重心位置59が存在せず、重心位置59に対して各MR素子が線対称に配置されていない場合には、各MR素子と磁気ドラム1との実効的な距離は異なってしまう。よって、各MR素子が受ける磁界強度が異なるため、ヒステリシスを完全に除去することができない。以上の説明を図4A及び図4Bを用いて以下に説明する。
図4Aは、端子A1に接続される素子群MRS1と、端子A2に接続される素子群MRS2が、上記対称軸2bに対して対称に配置されていない場合を示す。
図2に示すように、各素子群MRS1とMRS2では電源側と接地側とが逆転しているので、端子A1及び端子A2における信号は、互いに極性が反転している。そして、端子A1と端子A2との信号を差動増幅器3で増幅することから、実質的には、端子A1及び端子A2における出力信号の加算演算が行われる。端子A1と端子A2との出力信号は、磁界の方向に対するMR素子の感度と、磁気ドラム1とMR素子との実効的な距離とに依存する。fs及びfnを磁界の方向に対する感度をあらわす関数とすれば、図4Aに示す構成における最終出力、つまり差動増幅器からの出力は、端子A1と端子A2との出力信号の加算になる。よって、
[最終出力(a)]=A1+A2
=fs(d1)+fn(d2) ・・・(式10)
となる。ここで、d1、d2は、図示するように、素子群MRS1及び素子群MRS2と磁気ドラム1との距離である。
また、式10の状態から磁気ドラム1が着磁ピッチλだけ回転すると、素子群MRS1およびMRS2が受ける磁場の方向が反転するから、
[最終出力(a)]=A1+A2
=fn(d1)+fs(d2) ・・・(式11)
となる。
図4Aの構成では、素子群MRS1及び素子群MRS2は線対称に配置されていないので、距離d1と距離d2とは等しくない。よって、式10と式11とは明らかに異なる。すなわち、磁気ドラム1が回転したときに、1波ごとに最終出力振幅が異なる。よって、ヒステリシスの影響を完全に取り除くことができない。
一方、図4Bは、端子A1に接続されている素子群MRS1と、端子A2に接続されている素子群MRS2とが、上記対称軸2bに対して線対称に配置されている場合を示す。この場合の最終出力(b)は、上述の最終出力(a)の場合と同様に考えることができるが、d2=d1である点が異なる。
[最終出力(b)]=A1+A2
=fs(d1)+fn(d2)
=fs(d1)+fn(d1) ・・・(式12)
となる。
また、式12の状態から磁気ドラム1が着磁ピッチλだけ回転すると、素子群MRS1及びMRS2が受ける磁場の方向が反転するから、
[最終出力(b)]=A1+A2
=fn(d1)+fs(d2)
=fn(d1)+fs(d1) ・・・(式13)
となるので、式12と式13は全く同一となる。
このように、図4Bに示す構成によれば、即ち、素子群MRS1と素子群MRS2とが対称軸2bに対して線対称に配置した構成によれば、MR素子が磁場方向による感度差を有するとしても、各素子群MRS1、MRS2からは同一の出力を得ることができる。よって、ヒステリシスによる波形の歪みをほぼ完全又は完全に除去することができる。
以上説明したように、本実施形態の磁気式回転角検出器101によれば、n次高調波歪み及びヒステリシスによる歪みをほぼ完全又は完全に除去できるので、回転体の位置及び角度を高精度に検出することができる。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2における磁気式回転角検出器102の構成を示す図である。磁気式回転角検出器102の構成は、磁気式回転角検出器101の構成に対して、磁気センサ素子の配置が異なる以外、同一である。よって、同一構成部分についてはここでの説明を省略し、以下には、相違点である磁気センサ素子の配置形態について説明を行う。尚、磁気式回転角検出器102における、磁気センサ素子を配列した基板2aを有する磁気検出器について、符号「62」を付す。
磁気検出器62の基板2aには、図5に示すように、重心位置69を通る対称軸2bを中心として線対称に、2つの素子群63,64が配置されている。それぞれの素子群63,64には、平板にてなる基板2aに同一形態にて配列されかつ対称軸としての直線2bを中心にして線対称にて、以下に説明する距離にて、各磁気センサ素子が配列されている。素子群63は、磁気センサ素子としてのMR131〜138を有し、素子群64は、MR141〜148を有する。尚、各素子群63,64に備わるMRの数は、本実施形態における8つに限定されず、複数とすることができる。MR131〜138、141〜148は、互いに平行に配列され、又、その長手方向が磁気媒体11における磁極の配列方向と直交するように配置される。尚、重心位置69は、MR131〜138及びMR141〜148に対する重心位置である。該重心位置69は、上述の重心位置59と同様に、上記直線1b上に位置しかつ対称軸2bが通過する。
MR131〜138、141〜148の配置は、以下のようになっている。
まず、MR131とMR132、MR133とMR134、MR135とMR136、MR137とMR138の各ペアにおける素子間の距離は、すべてλ/10である。MR131とMR133との間の距離、及びMR135とMR137との間の距離は、それぞれλ/6である。さらに、MR131とMR135との間の距離は、λ/2である。また、MR141〜148における配置距離も、MR131〜138の場合に同様である。さらに、MR131とMR141との距離は、(15/14)λである。
尚、2つの素子群63,64がそれぞれ8つのMRを有する場合、上述のMR131とMR141とに相当するような、素子群間にて同位置に配列された一対の磁気センサ素子間の距離は、上記(15/14)λに限定するものではなく、一般的に、(2m+1±(1/14))λに設定することができる。ここで、mは整数である。
図6には、MR131〜138、141〜148までの16個の磁気センサ素子の電気的配線を示す。MR131からMR138が直列接続され、同様にMR141からMR148も直列接続される。これらの中点電位の出力端子をA1及びA2とし、端子A1及び端子A2は、差動増幅器3に接続される。
上述した各MR素子の配置距離、及び電気的配線状態によれば、端子A1、A2から出力される信号において高調波成分を互いに相殺することができる。
このように構成される磁気式回転角検出器102における動作、つまり回転検出方法について説明する。
まず、MR131からMR134の4本の磁気センサ素子は、折り返し配線になっており、電気的に直列に接続されている。よって、MR131〜134では、4本の磁気センサ素子単体の出力の和と等価の信号が出力される。同様に、MR135からMR138も直列に接続されており、MR135〜138でも、4本の磁気センサ素子単体の出力の和と等価の信号が出力される。この結果、端子A1の出力は、MR131〜134の和と、MR135〜138の和との差動をとったものとなる。
一方、n次の高調波歪みは、互いにλ/nだけ離れた素子同士の出力の差動をとるか、λ/(2n)だけ離れた素子同士の出力を足し合わせることにより、n次成分を打ち消し合い除去することができる。図5の配置では、MR131とMR132、MR133とMR134、MR135とMR136、MR137とMR138の各ペアでは、λ/10の距離にて離れた磁気センサ素子同士の出力を加算するのと等価である。よって、上記各ペアにより、5次高調波歪みを除去することができる。
また、MR131とMR133、MR132とMR134、MR135とMR137、MR136とMR138の各ペアでは、λ/6の距離にて離れた磁気センサ素子同士の出力を加算するのと等価である。よって、これらのペアにより、3次高調波歪みを除去することができる。
さらに、MR131〜134の各磁気センサ素子群と、MR135〜138の磁気センサ素子群とにおいて、それぞれ対応する磁気センサ素子は、互いにλ/2だけ離れて配置されている。例えば、MR131とMR135、MR132とMR136、…の各ペアは、互いにλ/2離れて配置されている。そして、端子A1は、MR131〜134の各磁気センサ素子群と、MR135〜138の磁気センサ素子群との差動をとる構成となっている。よって、該構成によれば、逆位相の信号を加算することと同等の効果となるので、2次高調波、さらに、偶数次高調波も除去することができる。
これまでの構成によれば、端子A1の出力は、偶数次、3次、5次の各高調波を除去した信号となることがわかる。
同様に、MR141〜148の素子群64側の端子A2の出力も、偶数次、3次、5次の各高調波を除去した信号となることがわかる。
次に、端子A1及び端子A2における出力信号を差動増幅器3に入力する。端子A1を有する素子群63と、端子A2を有する素子群64とでは、電源側と接地側とが互いに逆向きになっているので、端子A1及び端子A2は、逆相の信号を出力する。よって、最終出力である端子A1と端子A2の差動は、加算演算と同等の効果となる。
ところで、端子A1に接続された素子群63の各磁気センサ素子と、端子A2に接続された素子群64の各磁気センサ素子とは、互いに(15/14)λの距離だけ離して配置されている。よって、端子A1及び端子A2の出力が加算されることで、7次高調波を除去することができることがわかる。
上述のように、端子A1側の素子群63と、端子A2側の素子群64とは、対称軸2bに対して線対称に配置されている。よって、実施の形態1で述べたように、端子A1または端子A2に接続されている素子群63,64において、偶数次、3次、5次の高調波除去の際に、円弧状の磁気ドラム1と平板状の磁気検出器62との配置に起因する振幅アンバランスによる歪みが完全に除去できなかったとしても、端子A1及び端子A2の出力の差動を取ることで、残された歪み成分を除去することができる。
また、上述のように、端子A1側の素子群63と、端子A2側の素子群64とは(15/14)λだけ離れているため、7次高調波を除去可能である。このとき、端子A1の素子群63と、端子A2の素子群64とは、重心69に対して対称に配置されているので、振幅のアンバランスはほとんど無く、7次成分をほぼ完全又は完全に除去することができる。
さらに、端子A1に接続された素子群63と、端子A2に接続された素子群64とは、互いに(15/14)λだけ離れているが、近似的にはλとみなすことができる。ヒステリシスを除去する場合、実施の形態1に記載のとおり、互いにλだけ離れた素子同士の出力を足し合わせることにより実現できる。素子群63と素子群64とは、重心69に対して対称に配置されているので、両者の振幅のアンバランスはほとんど無い。よって、ヒステリシスによる歪みもほぼ完全又は完全に除去することができる。
以上説明したように、本実施形態2における磁気式回転角検出器102によれば、偶数次、3次、5次、7次の高調波歪みと、ヒステリシスによる歪みとを同時にほぼ完全又は完全に除去することができる。したがって、高精度な角度検出が可能となる。
なお、上述の様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するように構成することができる。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
又、2007年4月20日に出願された、日本国特許出願No.特願2007−111145号の明細書、図面、特許請求の範囲、及び要約書の開示内容の全ては、参考として本明細書中に編入されるものである。
本発明は、回転移動体の位置検出に用いられる磁気式回転角検出器に適用可能である。

Claims (2)

  1. 円弧状の外周にその周方向に沿って着磁ピッチλで交番着磁された磁気媒体を有し上記周方向へ回転する回転ドラムと、上記外周に対向して配置される基板に互いに平行に配列され上記回転ドラムの回転に伴う上記磁気媒体の磁界の強度変化を検出する複数の磁気センサ素子とを有する磁気式回転角検出器において、
    それぞれ複数の上記磁気センサ素子を有する素子群であって、各素子群の出力信号から2次以上の高調波成分を互いに相殺する配列にて上記磁気センサ素子を配置し、かつ上記基板に対称軸を中心にして線対称にて配置される素子群と、
    各素子群の出力端が接続される差動増幅器とを備え、
    上記対称軸は、上記回転ドラムの径方向に延びる直線上の一点であり全ての上記磁気センサ素子に対する上記基板上の重心位置を通り上記回転ドラムの回転軸に平行な軸であり、
    それぞれの上記素子群に備わる上記磁気センサ素子は、それぞれ同一形態にてかつ上記対称軸を中心にして線対称にて上記基板に配列され、それぞれの素子群は上記磁気センサ素子の数および隣接する上記磁気センサ素子間の距離が同一で、
    上記素子群間にて同位置に配列された一対の磁気センサ素子間の距離は、上記着磁ピッチλの(2m+1±(1/14))倍であり(mは整数)、
    上記磁気センサ素子に接続される電源端子は素子群間において上記対称軸を中心にして線対称に配置され、かつ上記磁気センサ素子に接続される接地端子は素子群間において上記対称軸を中心にして線対称に配置され、
    上記差動増幅器からの出力信号に基づいて上記回転ドラムの位置及び回転角を検出することを特徴とする磁気式回転角検出器。
  2. 円弧状の外周にその周方向に沿って着磁ピッチλで交番着磁された磁気媒体を有し上記周方向へ回転する回転ドラムと、上記外周に対向して配置される基板に互いに平行に配列され上記回転ドラムの回転に伴う上記磁気媒体の磁界の強度変化を検出する複数の磁気センサ素子とを有する磁気式回転角検出器において、
    それぞれ複数の上記磁気センサ素子を有する素子群であって、各素子群の出力信号から2次以上の高調波成分を互いに相殺する配列にて上記磁気センサ素子を配置し、かつ上記基板に対称軸を中心にして線対称にて配置される素子群と、
    各素子群の出力端が接続される差動増幅器とを備え、
    上記対称軸は、上記回転ドラムの径方向に延びる直線上の一点であり全ての上記磁気センサ素子に対する上記基板上の重心位置を通り上記回転ドラムの回転軸に平行な軸であり、
    それぞれの上記素子群に備わる上記磁気センサ素子は、それぞれ同一形態にてかつ上記対称軸を中心にして線対称にて上記基板に配列され、それぞれの素子群は上記磁気センサ素子の数および隣接する上記磁気センサ素子間の距離が同一で、
    上記素子群間にて同位置に配列された一対の磁気センサ素子間の距離は、上記着磁ピッチλの(2m+1±(1/14))倍であり(mは整数)、
    上記磁気センサ素子に接続される電源端子及び接地端子は、素子群間において上記対称軸を中心にして線対称に配置され、
    上記差動増幅器からの出力信号に基づいて上記回転ドラムの位置及び回転角を検出し、
    上記素子群は、第1素子群及び第2素子群を有し、第1素子群及び第2素子群のそれぞれは、電気的に直列に接続された8つの磁気センサ素子を有し、及び、これらの磁気センサ素子が一端の磁気センサ素子からの距離が順に、λ/10、λ/6、(λ/6+λ/10)、λ/2、(λ/2+λ/10)、(λ/2+λ/6)、(λ/2+λ/6+λ/10)に位置決めされる配置を有し、
    上記第1素子群及び上記第2素子群において同位置に配置される一対の磁気センサ素子間のそれぞれの距離は(15/14)λであり、
    上記第1素子群及び上記第2素子群におけるそれぞれの上記出力端は、直列に接続された8つの磁気センサ素子の電気的中点に配置されて上記差動増幅器に接続され、
    上記差動増幅器は、上記第1素子群及び上記第2素子群の出力を用いて差動出力を得て、2次、3次、5次、7次の高調波歪とヒステリシスによる歪が除去された正弦波信号を出力する
    ことを特徴とする磁気式回転角検出器。
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