JP2007111145A - 自覚式検眼装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被検者が眼鏡に設けられる各レンズの眼鏡の両側方側に位置する側端部を通して見たときの各眼の視機能を測定することができる自覚式検眼装置を提供する。
【解決手段】被検者12の各眼13a,13bの視機能を矯正するための矯正装置15に、その右眼矯正部21及び左眼矯正部22の各検眼窓23内に配置された各矯正レンズ24の光軸の間隔が被検者12から視標提示装置14へ向けて漸減及び漸増するように右眼矯正部21及び左眼矯正部22を傾動させるための傾動機構37を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、被検眼の視機能を被検者の自覚的な判断に基づいて検査するための自覚式検眼装置に関する。
従来、眼鏡を作成する際に該眼鏡のレンズの屈折度数を定めるために、被検者の各眼の視機能を被検者の応答に基づいて検査するための自覚式検眼装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このような自覚式検眼装置は、各種の視標を各眼に提示するための視標提示装置と、各眼の視機能を矯正するための矯正装置とを備える。矯正装置は、右眼に対応する右眼矯正部と、左眼に対応する左眼矯正部とを有する。各矯正部には、それぞれ視標提示装置により提示された視標を見るための検眼窓が設けられており、該各検眼窓内には、それぞれ各眼を矯正するための複数の矯正レンズが選択的に配置される。被検者は、各検眼窓を通して視標提示装置により提示された視標を見ることによって被検眼の視機能を検査することができる。
各矯正部の検眼窓内に配置された各矯正レンズの光軸が互いに平行である場合、各矯正レンズの光軸は、遠方を見たときの被検者の各眼の視軸と一致する。しかしながら、被検者が近くを見たときは、各眼の視軸が遠くを見たときの視軸から互いに近づく方向すなわち輻輳方向へずれるため、各眼の視軸が各矯正レンズの光軸からずれてしまう。そこで、従来の自覚式検眼装置には、矯正レンズの光軸を各眼のずれた視軸に一致させるために、各矯正部の検眼窓の中心線間の間隔が各矯正部から視標提示装置へ向けて漸減する方向すなわち輻輳方向へ各矯正部を傾動させるための傾動機構が設けられている。この傾動機構によって各矯正レンズの光軸を各眼のずれた視軸に一致させることにより、被検者が近くを見たときすなわち眼鏡に設けられた一対のレンズの互いに対向する内端部を通して見たときの各眼の視機能を正確に測定することができる。
特開2002−346762号(第3−6頁、図1)
ところで、眼鏡に設けられた各レンズが顔の側方へ顔の輪郭に沿って大きく湾曲したレンズである場合、各眼は各レンズの互いに離れた側すなわち眼鏡の両側方側に位置する側端部を通して見ることが多くなるため、被検者が眼鏡の各レンズの前記側端部を通して見たときの各眼の視機能を測定することが望まれる。
しかしながら、従来の自覚式検眼装置では、各矯正部は、眼鏡に設けられた各レンズの内端部を通して見たときの各眼の見え具合を測定するために、傾動機構により、各矯正部に輻輳方向へのみの傾動が許されていることから、被検者が眼鏡の各レンズの前記側端部を通して見たときの各眼の視機能を測定することができない。
そこで、本発明の目的は、被検者が眼鏡に設けられる各レンズの眼鏡の両側方側に位置する側端部を通して見たときの各眼の視機能を測定することができる自覚式検眼装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、各種の視標を被検者の右眼及び左眼に提示するための視標提示装置と、前記視標を見るための検眼窓が前記右眼に対応して設けられた右眼矯正部及び前記検眼窓が前記左眼に対応して設けられた左眼矯正部を有し、前記各検眼窓の内部にそれぞれ前記右眼及び前記左眼の前記視標の見え具合に応じて前記各眼の視機能を矯正するための複数の矯正レンズが選択的に配置される矯正装置とを備え、前記被検者の自覚的な判断に基づいて前記両眼の視機能を検査するための自覚式検眼装置であって、前記各検眼窓の中心線間の間隔が前記右眼矯正部及び前記左眼矯正部から前記視標提示装置へ向けて少なくとも漸増するように前記右眼矯正部及び前記左眼矯正部を傾動させるための傾動機構が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、矯正装置の右眼矯正部及び左眼矯正部は、傾動機構により、各矯正部の検眼窓の中心線間の間隔が各矯正部から視標提示装置へ向けて少なくとも漸増する方向すなわち反輻輳方向への傾動が可能となることから、各矯正部を反輻輳方向へ所定の傾動角度で傾動させることにより、被検者の各眼は、擬似的に、眼鏡に設けられた各レンズの側端部を通して見ている状態におかれる。
これにより、被検者が眼鏡の各レンズの前記側端部を通して見たときの各眼の視機能を正確に測定することができるので、この測定結果に基づいて、顔の側方へ顔の輪郭に沿って大きく湾曲したレンズを作成することができる。
本発明を図示の実施例に沿って説明する。
本発明に係る自覚式検眼装置10は、図1に示すように、各種の視標11を被検者12の右眼13a及び左眼13b(図3参照。)に提示するための視標提示装置14と、各眼13a,13b,の視機能を矯正するための矯正装置15とを備える。自覚式検眼装置10は、従来よく知られているように、図示しない眼鏡を作成する際に該眼鏡の図示しない一対のレンズの屈折度数を定めるために、各眼13a,13b,の視機能を被検者12の応答に基づいて検査するために用いられている。
視標提示装置14は、視標11が表示される表示窓16が形成された提示装置本体17を備える。表示窓16には、図示の例では、各眼13a,13b,の視力を測定するための従来よく知られたランドルト環が記された視力テスト用チャートが表示されており、該チャート以外に、例えば図示しない乱視テスト用チャート及びクロスシリンダーテスト用チャート等が表示される。
視標提示装置14の被検者12側には、検眼テーブル18が配置されており、該検眼テーブルには、該検眼テーブルからその上方へ伸びる支柱19が設けられている。支柱19の上部には横方向に伸びるアーム20が設けられており、該アームに矯正装置15が取り付けられている。
矯正装置15は、被検者12の右眼13aに対応する右眼矯正部21と、左眼13bに対応する左眼矯正部22とを有する。各矯正部21,22は、それぞれ左右に並べて配置されており、それぞれハウジング21a,22aを備える。各ハウジング21a,22aは、左右対称になるように形成されている。各ハウジング21a,22aには、それぞれ視標提示装置14の表示窓16に表示された視標11を見るための検眼窓23が形成されている。各検眼窓23は、それぞれ各ハウジング21a,22aを被検者12側から視標提示装置14側へ貫通している。また、各ハウジング21a,22a内には、各眼13a,13b,の視機能をそれぞれ矯正するための矯正レンズ24(図3参照。)が配置されている。各矯正レンズ24は、互いに屈折度数の異なる他の図示しない複数の矯正レンズと共に、各ハウジング21a,22a内に回転可能に収納された環状の図示しないレンズディスクにその周方向に沿って互いに等間隔をおいて設けられており、前記レンズディスクの回転により各検眼窓23内に選択的に配置される。各矯正レンズ24が各検眼窓23内に配置された状態では、各矯正レンズ24の光軸は、各検眼窓23の中心線に一致している。
本発明に係る矯正装置15には、図2に示すように、右眼矯正部21及び左眼矯正部22(図2には、左眼矯正部22が示されている。)をそれぞれ保持し、該各矯正部を互いに近づける方向及び互いに離反させる方向へ移動させるための移動機構25が設けられている。
移動機構25は、アーム20に支持されたフレーム部材26を備える。フレーム部材26は、横方向に沿って伸びる板状をなし板厚方向が上下方向を向くように配置された横枠部27と、該横枠部の両端27aから下方へ伸び互いに板厚方向を一致させて配置された一対の板状の側枠部28とを有する。フレーム部材26は、その横枠部27の長手方向の中心部に設けられた取付部材29を介してアーム20に支持されている。横枠部27の下方には、両端部30aが各側枠部28に回転可能に支持された移動用シャフト部材30が設けられている。移動用シャフト部材30は、図2で見て右側に位置する一方の側枠部28に支持された端部が前記一方の側枠部28に設けられた移動用モータ31の回転軸32に固定されており、移動用モータ31の作動により該モータの回転軸32から伝わる回転力によって回転する。移動用モータ31は、図示の例では、パルス電流の給電に応じて回転する従来よく知られたステッピングモータで構成されている。
移動用シャフト部材30の長手方向の一半部における周面には、図示しない雄ねじが形成されており、移動用シャフト部材30の他半部における周面には、前記雄ねじの巻き方向と逆の方向に巻かれた図示しない雄ねじが形成されている。また、移動用シャフト部材30の一半部及び他半部には、それぞれ移動基体33が支持されている。
各移動基体33は、それぞれ横断面がほぼ矩形状をなしており、それぞれの上面が横枠部27の下面に当接するように配置されている。各移動基体33には、それぞれ移動用シャフト部材30の挿通を許す挿通孔33aが形成されており、該各挿通孔の周面には、前記各雄ねじに螺合する雌ねじが形成されている。各移動基体33には、それぞれ右眼矯正部21及び左眼矯正部22をそれぞれ保持するための保持部材34(図2には、左眼矯正部21を保持するための一方の保持部材34が示されている。)が支持されている。
各保持部材34は、フレーム部材26の下方に各移動基体33に対応する位置で配置されており、それぞれ横枠部27に沿って伸びる板状の取付部35と、該取付部の被検者12側(図2で見て、手前側である。)の縁部35aから下方へ伸びる伸長部36とを有する。各保持部材34は、その取付部35の横枠部27の中心側の端部35bで、各移動基体33の横枠部27の中心側に位置する端部33bに上下方向に伸びるように設けられた図示しない軸部材を介して、各移動基体33の前記端部に前記軸部材の周りに揺動可能に取り付けられている。右眼矯正部21及び左眼矯正部22は、それぞれのハウジング21a,22aの上部で各保持部材34の伸長部36に固定されており、これにより、各矯正部21,22は、各保持部材34、各移動基体33、フレーム部材26及び取付部材29を介してアーム20に取り付けられている。
移動用シャフト部材30が回転すると、前記各雄ねじが該各雄ねじに螺合した各移動基体33の前記雌ねじにねじ込まれる。このとき、前記したように、各移動基体33の上面が横枠部27の下面に当接していることから、各移動基体33は、それぞれ移動用シャフト部材30の周りに回転することが防止される。また、前記したように、前記各雄ねじの巻き方向が互いに逆方向であることから、移動用シャフト部材30の回転時、各移動基体33は、移動用シャフト部材30の回転方向すなわち移動用モータ31の回転軸32の回転方向に応じて互いに近づく方向又は互いに離反する方向へ移動用シャフト部材30に沿って移動する。これにより、各移動基体33に固定された各矯正部21,22は、それぞれ各移動基体33の移動方向に応じて移動用シャフト部材30に沿って移動するので、各矯正部21,22に設けられた各矯正レンズ24間の間隔の大きさを各眼13a,13bの瞳孔間距離に応じて調節することができる。
更に、本発明に係る自覚式検眼装置10には、右眼矯正部21及び左眼矯正部22の各検眼窓23の中心線間の間隔すなわち各検眼窓23内に配置された各矯正レンズ24の光軸が各矯正部21,22から視標提示装置14へ向けて漸増及び漸減するように各矯正部21,22を傾動させるための傾動機構37が設けられている。
傾動機構37は、両端部38aが各側枠部28に回転可能に支持された傾動用シャフト部材38と、該シャフト部材をその軸線の周りに回転させるための傾動用モータ39とを備える。
傾動用モータ39は、図2で見て左側に位置する他方の側枠部28に設けられており、図示の例では、前記したステッピングモータで構成されている。傾動用シャフト部材38は、移動用シャフト部材30の被検者12側に移動用シャフトに平行に且つ間隔をおいて配置されており、前記他方の側枠部28に支持された端部で傾動用モータ39の回転軸40に固定されている。
更に、傾動機構37は、傾動用シャフト部材38の回転運動を各保持部材34の揺動運動に変換するための一対の変換部材41と、各保持部材34の各取付部35の各側枠部28側の端部に各取付部35の伸長方向に伸びるように形成された溝42とを備える。
各変換部材41は、傾動用シャフト部材38に各移動基体33と各側枠部28との間で各移動基体33の移動を妨げないように支持されており、傾動用シャフト部材38に固定される固定部43と、該固定部から下方へ伸び各保持部材34の取付部35の溝42を経て取付部35を貫通する棒状部44と、該棒状部の先端に形成され、各取付部35からの棒状部44の抜け出しを防止するための抜止部45とを有する。固定部43には、傾動用シャフト部材38の挿通を許す挿通孔46が形成されており、固定部43は、その挿通孔内に傾動用シャフト部材38が挿通された状態で該シャフト部材に固定されている。抜止部45は、図示の例では、球状をなしている。
傾動用モータ39の作動により傾動用シャフト部材38が回転すると、該シャフト部材に固定された各変換部材41の固定部43が傾動用シャフト部材38の回転方向と同一の方向へ該シャフト部材の周りに回動する。各変換部材41の固定部43が傾動用シャフト部材38の周りに回動すると、各変換部材41の棒状部44が固定部43の回動中心を中心に揺動する。これにより、各変換部材41の棒状部44を受け入れた各保持部材34の取付部35の溝42の縁部には、傾動用シャフト部材38の回転力が各保持部材34を各棒状部44の揺動方向に応じて被検者12又は視標提示装置14へ向けて前記軸部材の周りに揺動させる揺動力として各棒状部44から作用する。このとき、各保持部材34の取付部35に、前記したように、それぞれ該取付部の伸長方向に伸びる溝42が形成されていることから、各保持部材34に作用する回転力により該各保持部材が前記軸部材の周りに回転すると同時に各棒状部44が各溝42に沿って案内される。これにより、各棒状部44が各保持部材34の回転の妨げになることが防止される。また、各棒状部44の先端に形成された抜止部45が、前記したように、球状をなしていることから、各棒状部44が各溝42に沿って案内されたときに、各抜止部45と各溝42の縁部との間の摩擦抵抗が低減されるので、各溝42に沿った各棒状部44の移動を円滑に行うことができる。
各保持部材34の回転により、各保持部材34に保持された右眼矯正部21及び左眼矯正部22は、それぞれ各保持部材34の回転方向に応じて、各矯正レンズ24の光軸の間隔が被検者12から視標提示装置14へ向けて漸減する輻輳方向又は漸増する反輻輳方向へ傾動可能となる。各矯正部21,22は、被検者12の各眼13a,13bの視機能測定を開始する状態では、各検眼窓23内に配置された各矯正レンズ24の光軸が互いに平行になる基準位置に配置される。各矯正部21,22の基準位置からの傾動角度は、傾動用モータ39の回転軸40の回転角度に応じて調節される。
また、自覚式検眼装置10は、矯正装置15及び視標提示装置14の作動を制御するための制御装置47を備える。制御装置47は、図1に示すように、検眼テーブル18上に載置されており、検者48により操作される操作部49と、該操作部の操作内容を表示するためのモニター部50とを備える。操作部49は、図示の例では、視標提示装置14の表示窓16に表示する視標11の選択、矯正装置15の検眼窓23内に配置する各矯正レンズ24の選択、右眼矯正部21及び左眼矯正部22の傾動方向及び傾動角度を設定するための複数の操作スイッチ49aを備える。モニター部50は、操作部49の各操作スイッチ49aの操作内容を表示する図示しない表示画面を有する。
被検者12が近くを見たとき、被検者12の各眼13a,13bの視軸は遠方を見たときの視軸から輻輳方向へずれるので、被検者12が近くを見たときの各眼13a,13bの視機能を測定する際、制御装置47の操作部49の各操作スイッチ49aを操作することにより、図3(a)に示すように、右眼矯正部21及び左眼矯正部22をそれぞれ輻輳方向に傾動させ、更に、図3(b)に示すように、各矯正部21,22を移動用シャフト部材30に沿って移動させることによって、各矯正レンズ24の光軸を各眼13a,13bの視軸に一致させる(図3(a)には、左眼矯正部22の傾動及び移動が示されている。)。このとき、移動用モータ31には、各移動基体33を移動させる方向に応じて移動用シャフト部材30を時計回り又は反時計回りに回転させることを示す信号が制御装置47から送られる。移動用モータ31は、この信号に基づいて移動用シャフト部材30を回転させる。また、傾動用モータ39には、傾動用シャフト部材38をその傾動用モータ39の回転軸40に固定された端部38aから見て時計周り方向へ傾動用シャフト部材38を回転させることを示す信号が制御装置47から送られる。この信号に基づいて、傾動用モータ39は、傾動用シャフト部材38を時計周り方向へ回転させる。
各眼13a,13bの視軸が各矯正レンズ24の光軸に一致した状態で、被検者12は、制御装置47の操作部49の各操作スイッチ49aの操作により視標提示装置14の表示窓16に表示された視標11を各検眼窓23内に配置された各矯正レンズ24を通して見て、その見え具合を検者48に応答する。この被検者12の応答に基づいて、各検眼窓23内に配置するレンズを操作部49の各操作スイッチ49aの操作により切り替えることによって、各眼13a,13bの視機能が矯正される。これにより、被検者12が近くを見たときすなわち被検者12が実際に前記眼鏡を掛けたときに該眼鏡の図示しない一対のレンズの互いに対向する内端部を通して見たときの各眼13a,13bの視機能が測定される。
また、被検者12が前記眼鏡の前記各レンズの互いに離れた側すなわち前記眼鏡の両側方側に位置する側端部を通して見たときの各眼13a,13bの視機能を測定する際、制御装置47の操作部49の各操作スイッチ49aを操作することにより、図3(c)に示すように、右眼矯正部21及び左眼矯正部22を、傾動機構37の作動により反輻輳方向に傾動させる(図3(c)では、左眼矯正部22のみが傾動している。)。このとき、傾動用モータ39には、傾動用シャフト部材38をその傾動用モータ39の回転軸40に固定された端部38aから見て反時計周り方向へ傾動用シャフト部材38を回転させることを示す信号が制御装置47から送られる。この信号に基づいて、傾動用モータ39は、傾動用シャフト部材38を反時計周り方向へ回転させる。
各矯正部21,22の傾動により、被検者12の各眼13a,13bは、擬似的に、眼鏡に設けられた各レンズの前記側端部を通して見ている状態におかれる。この状態で、被検者12は、近方視時と同様に、視標提示装置14の表示窓16に表示された視標11を各検眼窓23内に配置された前記各レンズを通して見て、その見え具合を検者48に応答する。これにより、被検者12が眼鏡の各レンズの前記側端部を通して見たときの各眼13a,13bの視機能が測定される。
本実施例によれば、前記したように、矯正装置15の右眼矯正部21及び左眼矯正部22は、それぞれ傾動機構37により、各検眼窓23内に配置された各矯正レンズ24の光軸の間隔が被検者12から視標提示装置14へ向けて漸減するように傾動することから、従来と同様に、傾動機構37によって各矯正レンズ24の光軸を輻輳方向へずれた各眼13a,13bの視軸に容易に一致させることができる。これにより、被検者12が近くを見たときの各眼13a,13bの視機能を正確に測定することができる。
更に、前記したように、矯正装置15の右眼矯正部21及び左眼矯正部22は、傾動機構37により反輻輳方向への傾動が可能となることから、被検者12が眼鏡の各レンズの前記側端部を通して見たときの各眼13a,13bの見え具合を正確に測定することができるので、この測定結果に基づいて、顔の側方へ顔の輪郭に沿って大きく湾曲したレンズを作成することができる。
また、前記したように、矯正装置15に、右眼矯正部21及び左眼矯正部22を互いに近づける方向及び互いに離反させる方向へ移動させるための移動機構25が設けられていることから、各矯正部21,22をそれぞれ移動機構25により移動させることにより、各矯正レンズ24間の間隔の大きさを各眼13a,13bの瞳孔間距離に応じて調節することができる。これにより、各矯正レンズ24の光軸を各眼13a,13bの視軸により確実に一致させることができるので、各眼13a,13bの視機能をより正確に測定することができる。
本実施例では、右眼矯正部21及び左眼矯正部22を互いに近づかせる方向及び互いに離反させる方向に移動させるための移動機構25が設けられた自覚式検眼装置10に本発明を適用した例を示したが、これに代えて、移動機構25が設けられていない自覚式検眼装置に本発明を適用することができる。
また、本実施例では、傾動機構37が、右眼矯正部21及び左眼矯正部22をそれぞれ輻輳方向及び反輻輳方向へ傾動させる例を示したが、これに代えて、各矯正部21,22をそれぞれ反輻輳方向へのみ傾動させる傾動機構を本発明に適用することができる。
本発明に係る自覚式検眼装置を概略的に示す斜視図である。 本発明に係る矯正装置を概略的に示す横断面図である。 (a)は、本発明に係る傾動機構により右眼矯正部及び左眼矯正部がそれぞれ輻輳方向に傾動した状態を概略的に示す説明図であり、(b)は、移動機構により各矯正部が移動した状態を概略的に示す説明図であり、(c)は、傾動機構により各矯正部が反輻輳方向に傾動した状態を概略的に示す説明図である。
符号の説明
10 自覚式検眼装置
11 視標
12 被検者
13a 右眼
13b 左眼
14 視標提示装置
15 矯正装置
21 右眼矯正部
22 左眼矯正部
23 検眼窓
24 矯正レンズ
25 移動機構
37 傾動機構

Claims (1)

  1. 各種の視標を被検者の右眼及び左眼に提示するための視標提示装置と、前記視標を見るための検眼窓が前記右眼に対応して設けられた右眼矯正部及び前記検眼窓が前記左眼に対応して設けられた左眼矯正部を有し、前記各検眼窓の内部にそれぞれ前記右眼及び前記左眼の前記視標の見え具合に応じて前記各眼の視機能を矯正するための複数の矯正レンズが選択的に配置される矯正装置とを備え、前記被検者の自覚的な判断に基づいて前記両眼の視機能を検査するための自覚式検眼装置であって、前記各検眼窓の中心線間の間隔が前記右眼矯正部及び前記左眼矯正部から前記視標提示装置へ向けて少なくとも漸増するように前記右眼矯正部及び前記左眼矯正部を傾動させるための傾動機構が設けられていることを特徴とする自覚式検眼装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE112008001024T5 (de) 2007-04-20 2010-02-11 Mitsubishi Electric Corp. Magnetischer Drehwinkeldetektor

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