JPS63225124A - 磁気的位置検出装置 - Google Patents
磁気的位置検出装置Info
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- JPS63225124A JPS63225124A JP5973687A JP5973687A JPS63225124A JP S63225124 A JPS63225124 A JP S63225124A JP 5973687 A JP5973687 A JP 5973687A JP 5973687 A JP5973687 A JP 5973687A JP S63225124 A JPS63225124 A JP S63225124A
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Landscapes
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は位置検出装置、さらに詳細には、磁気的に位置
を検出して正弦波出力を得る磁気的位置検出装置の改良
に関するものである。
を検出して正弦波出力を得る磁気的位置検出装置の改良
に関するものである。
精密機器の分野においては、磁気媒体と磁気センサとか
らなる、いわゆる磁気的位置検出装置を用いて、例えば
回転機器や直線運動する機器の位置検出がおこなわれて
おり、その場合、高精度かつ高信頼度の測定が求められ
る。
らなる、いわゆる磁気的位置検出装置を用いて、例えば
回転機器や直線運動する機器の位置検出がおこなわれて
おり、その場合、高精度かつ高信頼度の測定が求められ
る。
なお、磁気的位置検出装置に関する従来技術は、例えば
特公昭60−45804号公報に記載されている。
特公昭60−45804号公報に記載されている。
しかしながら、従来にあっては、磁気センサに組み込ま
れている磁気抵抗効果素子(以下、MR素子と略称する
)と磁気媒体間に位置している空隙(スペーシング)が
変化した場合の特性変化について全く配慮されていない
のが現状である。
れている磁気抵抗効果素子(以下、MR素子と略称する
)と磁気媒体間に位置している空隙(スペーシング)が
変化した場合の特性変化について全く配慮されていない
のが現状である。
しかして、磁気的位置検出装置を実際に使用する場合(
例えば、回転体の位置検出をおこなう場合)を考えてみ
ると、回転体である磁気媒体には、当該磁気媒体の偏心
、その他機器製作上の誤差が原因となって、回転磁気媒
体と磁気センサに組み込まれているMR素子間にスペー
シング変化が生じる。
例えば、回転体の位置検出をおこなう場合)を考えてみ
ると、回転体である磁気媒体には、当該磁気媒体の偏心
、その他機器製作上の誤差が原因となって、回転磁気媒
体と磁気センサに組み込まれているMR素子間にスペー
シング変化が生じる。
ここで、磁気的位置検出装置のスペーシングに対する出
力電圧特性線図を第15図に示す、すなわち、815図
は前記スペーシングに対し、MR素子で構成された磁気
センサの出力振幅をプロットした図である。第15図か
ら明かなように、スペーシングの大きなりの範囲では、
磁気センサの出力振幅が小さく、かつその出力振幅がス
ペーシング変化に対して大きく変化する。一方、スペー
シングの狭いAの範囲では、磁気センサの出力振幅変化
は少ないが、出力波形に歪みを生じることが実験の結果
明らかとなった。
力電圧特性線図を第15図に示す、すなわち、815図
は前記スペーシングに対し、MR素子で構成された磁気
センサの出力振幅をプロットした図である。第15図か
ら明かなように、スペーシングの大きなりの範囲では、
磁気センサの出力振幅が小さく、かつその出力振幅がス
ペーシング変化に対して大きく変化する。一方、スペー
シングの狭いAの範囲では、磁気センサの出力振幅変化
は少ないが、出力波形に歪みを生じることが実験の結果
明らかとなった。
本発明は、前記した従来技術の問題点を解決すべく、種
々検討の結果なされたものであり、その目的とするとこ
ろは、磁気媒体の偏心、その他機器製作上の誤差が原因
となって、磁気センサに組み込まれているMR素子と磁
気媒体間のスペーシングが変化した場合、さらには前記
スペーシングを可及的に小さくした場合であっても、磁
気センサの出力振幅が大きく、かつその出力振幅がスペ
ーシング変化に対して大きく変化することがなく、しか
も前記磁気センサの出力波形歪みの少ない、高分解能を
志向した改良された磁気的位置検出装置を提供しようと
するものである。
々検討の結果なされたものであり、その目的とするとこ
ろは、磁気媒体の偏心、その他機器製作上の誤差が原因
となって、磁気センサに組み込まれているMR素子と磁
気媒体間のスペーシングが変化した場合、さらには前記
スペーシングを可及的に小さくした場合であっても、磁
気センサの出力振幅が大きく、かつその出力振幅がスペ
ーシング変化に対して大きく変化することがなく、しか
も前記磁気センサの出力波形歪みの少ない、高分解能を
志向した改良された磁気的位置検出装置を提供しようと
するものである。
前記目的は、移動体あるいは固定体のいずれか一方に担
持された磁気媒体と、この磁気媒体上にあって所定の信
号磁界を生成し、所定のピッチで配された複数の磁極と
、前記磁気媒体に対向して固定体あるいは移動体のいず
れか一方に配され、かつ磁気媒体の信号磁界に感応して
、その内部抵抗が変化する複数の磁気抵抗効果素子と、
これら複数の磁気抵抗効果素子の抵抗変化を電気信号に
変えて移動体あるいは固定体の位置を検出する磁気的位
置検出装置において、出力基本波に対する1つの高調波
成分が互いに逆位相で相殺される位相となる磁気抵抗効
果素子群を複数群設けることによって達成される。
持された磁気媒体と、この磁気媒体上にあって所定の信
号磁界を生成し、所定のピッチで配された複数の磁極と
、前記磁気媒体に対向して固定体あるいは移動体のいず
れか一方に配され、かつ磁気媒体の信号磁界に感応して
、その内部抵抗が変化する複数の磁気抵抗効果素子と、
これら複数の磁気抵抗効果素子の抵抗変化を電気信号に
変えて移動体あるいは固定体の位置を検出する磁気的位
置検出装置において、出力基本波に対する1つの高調波
成分が互いに逆位相で相殺される位相となる磁気抵抗効
果素子群を複数群設けることによって達成される。
しかして、前記構成よりなる本発明によれば、出力基本
波に対する1つの高調波成分は、互いに逆位相で相殺さ
れる位相となるMR素子群によって打ち消されるもので
あり、この打消作用を全ての高調波成分に対してほどこ
すことにより、正弦波形を有する基本波成分のみを取り
出すことができる。
波に対する1つの高調波成分は、互いに逆位相で相殺さ
れる位相となるMR素子群によって打ち消されるもので
あり、この打消作用を全ての高調波成分に対してほどこ
すことにより、正弦波形を有する基本波成分のみを取り
出すことができる。
以下、本発明を、第1図〜第5図の一実施例にもとづい
て説明すると、第1図は磁気媒体3と磁気センサ4の取
合説明図、第2図は第1図に示す磁気媒体3の展開図、
第3図は第1図および第2図に示す磁気センサ4の電気
回路図、第4図は第1図および第2図に示す磁気センサ
4を構成する磁気抵抗効果素子(MR素子)の動作特性
線図、第5図は第1図および第2図に示す位置検出装置
によって得られた各種信号波形図である。
て説明すると、第1図は磁気媒体3と磁気センサ4の取
合説明図、第2図は第1図に示す磁気媒体3の展開図、
第3図は第1図および第2図に示す磁気センサ4の電気
回路図、第4図は第1図および第2図に示す磁気センサ
4を構成する磁気抵抗効果素子(MR素子)の動作特性
線図、第5図は第1図および第2図に示す位置検出装置
によって得られた各種信号波形図である。
磁気媒体3と磁気センサ4の取合いを示す第1図におい
て、移動体、例えば回転軸1には、回転ドラム2が固定
されており、回転ドラム2の外周には、ピッチλで磁気
信号を記録した、いわゆる磁極31を有する磁気媒体3
が配置されている。
て、移動体、例えば回転軸1には、回転ドラム2が固定
されており、回転ドラム2の外周には、ピッチλで磁気
信号を記録した、いわゆる磁極31を有する磁気媒体3
が配置されている。
磁気媒体3は、例えば強磁性体または永久磁石、あるい
は磁性粉を樹脂で固めたものに磁極31を着磁して形成
される。この磁気媒体3に対向して。
は磁性粉を樹脂で固めたものに磁極31を着磁して形成
される。この磁気媒体3に対向して。
MR素子を所定間隔で配置した磁気センサ4が。
前記磁気媒体3との間にスペーシングQtの間隔を存し
て固定されている。図中、41はセンサ基板を示してい
る。
て固定されている。図中、41はセンサ基板を示してい
る。
第1図に示す磁気媒体3の展開図である第2図において
、磁気媒体3には、既述のごとく記録ピッチλで磁極N
、Sが記録されている。磁気センサ4は1MR素子R1
1,Rli R13,Rza、 R21゜R221Rz
ay Rz4で構成され、RzzとR12、Rt aと
R14、RzlとRzay RzaとRzaは、それぞ
れλ/10離して配置されており、R11とRt3.
RatとRzaは、それぞれλ/6離して配置されてい
る。
、磁気媒体3には、既述のごとく記録ピッチλで磁極N
、Sが記録されている。磁気センサ4は1MR素子R1
1,Rli R13,Rza、 R21゜R221Rz
ay Rz4で構成され、RzzとR12、Rt aと
R14、RzlとRzay RzaとRzaは、それぞ
れλ/10離して配置されており、R11とRt3.
RatとRzaは、それぞれλ/6離して配置されてい
る。
また、R11とR21,R12とRzz、 RxsとR
2hR14とR24は、それぞれλ/2離して配置され
ている。そして、第3図において、前記したMR素子の
うち、RztとRzt、 RzzとRat、 R111
とRas。
2hR14とR24は、それぞれλ/2離して配置され
ている。そして、第3図において、前記したMR素子の
うち、RztとRzt、 RzzとRat、 R111
とRas。
R14とRzaを、それぞれ直列に接続して、それぞれ
の両端を電源Vに接続しである。また、前記各直列接続
したMR素子の中点at by at dは。
の両端を電源Vに接続しである。また、前記各直列接続
したMR素子の中点at by at dは。
それぞれ抵抗R1を介して差動増幅器OPAの負入力に
接続されている。差動増幅器○PAの出力Paと負入力
間には、帰還抵抗Rtが接続されている。差動増幅器O
PAの正入力には、電圧VRが加えられている。したが
って、各MR素子の出力aj b# c、dの信号は加
え合わされて増幅され、差動増幅器OPAの出力端子P
Oに現れる。
接続されている。差動増幅器○PAの出力Paと負入力
間には、帰還抵抗Rtが接続されている。差動増幅器O
PAの正入力には、電圧VRが加えられている。したが
って、各MR素子の出力aj b# c、dの信号は加
え合わされて増幅され、差動増幅器OPAの出力端子P
Oに現れる。
磁気センサ4のMR素子は、磁界に対して電気抵抗が変
化するものでトー例えば、ガラス等の表面に強磁性体N
iFeやNiCo等の薄膜を蒸着して作られる。磁界に
対する抵抗変化は、第4図に示すように、磁界の方向に
関係なく、磁界の大きさに比例して変化する。しかし、
磁界の大きさは、成る値で抵抗変化が飽和する。いま、
第1図に示す回転ドラム2が回転して磁気媒体3が移動
し、磁極31の磁界が第4図の入力磁界のように変化し
たと仮定すると、MR素子R11の抵抗は、第5図(1
)のように変化する。また、MR素子λ R21は、Rztより−ずれて配置されているので、M
R素子R11の抵抗変化より位相が一遅れて、第5図(
1)のR11のように変化する。そして、第3図に示す
MR素子R11とRzzの中点aの出力電圧VaOは、
第5図(a)の実線のように歪んだ波形となり、この波
形は、破線の基本波vatの他に、璃 第5次高調波Vanおよび第3次高調波vasを含んで
いる。次に、MR素子R1zとRzzは、R11゜↑ Rzlに対し、されぞれλ/10位置がずれて配置され
ているので、RzzとRZZの出力端子すから得られる
電圧の位相は、VaOよりλ/10ずれた第5図(b)
のVbOのようになる。同様に、MR素子R13とR2
3による出力電圧VcO1さらにはR14とRzaによ
る出力電圧VaOも、第5図(c)および(d)のよう
に、それぞれVaOに対し、λ/6およびλ/6+λ/
10の位相差を有している。
化するものでトー例えば、ガラス等の表面に強磁性体N
iFeやNiCo等の薄膜を蒸着して作られる。磁界に
対する抵抗変化は、第4図に示すように、磁界の方向に
関係なく、磁界の大きさに比例して変化する。しかし、
磁界の大きさは、成る値で抵抗変化が飽和する。いま、
第1図に示す回転ドラム2が回転して磁気媒体3が移動
し、磁極31の磁界が第4図の入力磁界のように変化し
たと仮定すると、MR素子R11の抵抗は、第5図(1
)のように変化する。また、MR素子λ R21は、Rztより−ずれて配置されているので、M
R素子R11の抵抗変化より位相が一遅れて、第5図(
1)のR11のように変化する。そして、第3図に示す
MR素子R11とRzzの中点aの出力電圧VaOは、
第5図(a)の実線のように歪んだ波形となり、この波
形は、破線の基本波vatの他に、璃 第5次高調波Vanおよび第3次高調波vasを含んで
いる。次に、MR素子R1zとRzzは、R11゜↑ Rzlに対し、されぞれλ/10位置がずれて配置され
ているので、RzzとRZZの出力端子すから得られる
電圧の位相は、VaOよりλ/10ずれた第5図(b)
のVbOのようになる。同様に、MR素子R13とR2
3による出力電圧VcO1さらにはR14とRzaによ
る出力電圧VaOも、第5図(c)および(d)のよう
に、それぞれVaOに対し、λ/6およびλ/6+λ/
10の位相差を有している。
また、前記各出力VbO,VcO,VaOは、vaoと
全く同じ波形であり、それぞれ基本波Vb1.vct。
全く同じ波形であり、それぞれ基本波Vb1.vct。
Vtlの他に、第5次高調波V b 8 p V c
3 、 V d8と第5次高調波VbIs+ VC61
v、、δをそれぞれ含んでいる。これらの各波形に注目
すると、第5図(a)に示す出力電圧vaoの第3次高
調波Va5と第5図(b)に示す出力電圧VbOの第5
次高調波Vb11は逆位相であり、したがってvaoと
VbOを加えることで、第5次高調波が打ち消される。
3 、 V d8と第5次高調波VbIs+ VC61
v、、δをそれぞれ含んでいる。これらの各波形に注目
すると、第5図(a)に示す出力電圧vaoの第3次高
調波Va5と第5図(b)に示す出力電圧VbOの第5
次高調波Vb11は逆位相であり、したがってvaoと
VbOを加えることで、第5次高調波が打ち消される。
また、第5図(c)、(d)の出力電圧VcQとvdo
を比較すると、第5火成分vc6とvdISは逆位相で
あり、したがってVcOとvaoを加えることで、その
第5火成分を打ち消すことができる。さらに、第3次高
調波について考えると、第5図(a)に示す出力電圧v
aoの第3火成分Va11と第5図(c)に示す出力電
圧VCOの第3火成分Vc3は逆位相であり、また第5
図(b)に示す出力電圧VbOの第3火成分Vb3と第
5図(d)に示す出力電圧VtOの第3吹成分vd8も
逆位相である。したがって、第5図(a)、(b)、(
c)、(d)の4つの信号V&O+V1.0. VcO
,V+i0を加え合わせることにより、第5次および第
3次高調波を打ち消すことが可能となり、残った4つの
基本波Valy Vbl、 vci*Vdtを第3図の
差動増幅器OPAで加え合わせれば、その出力端子Po
には、第5図(2)のような正弦波出力voが得られる
ものであり、以上の説明から明らかなように、MR素子
の飽和によって生じる磁気センサ4の波形歪を打ち消す
ことができる6また、磁気センサ4に組み込まれている
MR素子と磁気媒体3間のスペーシング変化に対する基
本波成分の出力変化は、第15図の破線のようになるの
で、本発明装置を出力変化の少ないCの範囲で使用する
ことにより、前記スペーシングに対する出力変動は非常
に少なくなる。
を比較すると、第5火成分vc6とvdISは逆位相で
あり、したがってVcOとvaoを加えることで、その
第5火成分を打ち消すことができる。さらに、第3次高
調波について考えると、第5図(a)に示す出力電圧v
aoの第3火成分Va11と第5図(c)に示す出力電
圧VCOの第3火成分Vc3は逆位相であり、また第5
図(b)に示す出力電圧VbOの第3火成分Vb3と第
5図(d)に示す出力電圧VtOの第3吹成分vd8も
逆位相である。したがって、第5図(a)、(b)、(
c)、(d)の4つの信号V&O+V1.0. VcO
,V+i0を加え合わせることにより、第5次および第
3次高調波を打ち消すことが可能となり、残った4つの
基本波Valy Vbl、 vci*Vdtを第3図の
差動増幅器OPAで加え合わせれば、その出力端子Po
には、第5図(2)のような正弦波出力voが得られる
ものであり、以上の説明から明らかなように、MR素子
の飽和によって生じる磁気センサ4の波形歪を打ち消す
ことができる6また、磁気センサ4に組み込まれている
MR素子と磁気媒体3間のスペーシング変化に対する基
本波成分の出力変化は、第15図の破線のようになるの
で、本発明装置を出力変化の少ないCの範囲で使用する
ことにより、前記スペーシングに対する出力変動は非常
に少なくなる。
第6図および第7図はいずれも第1図、第2図の磁気セ
ンサ4を第3図と異なる結線態様で示した電気回路図で
あり、第6図においては、MR素子R11l Rtz+
Rxs、 RtaとRzxt Rzz、 R231R
24を直列接続して、その両端を電源Vに直列接続し、
中点に出力端子Poを設けたものである。
ンサ4を第3図と異なる結線態様で示した電気回路図で
あり、第6図においては、MR素子R11l Rtz+
Rxs、 RtaとRzxt Rzz、 R231R
24を直列接続して、その両端を電源Vに直列接続し、
中点に出力端子Poを設けたものである。
また、第7図においては、MR素子Rxt、 Rtz。
R13,Rz4、Rzt、 R22,Rza+ R24
をそれぞれ並列接続したものを電源Vに対して直列接続
し、その中点に出力端子Po を設けたものである。そ
して、第6図および第7図に示すMR素子R11゜R1
2、R1a 、 Riaの抵抗変化は、素子配置による
位相差と同じ位相差により、第8図(1)に示すように
なるが、この抵抗変化には、それぞれ奇数波の高調波成
分が多く含まれている。しかし、これらのMR素子4個
を直列または並列接続した合成抵抗R1は、第8図(2
)のように、奇数次高調波成分が打ち消された波形とな
る。また、MR素子Rzty Rzz+ R23,R2
4の抵抗変化は、先のR1t〜R14の抵抗変化より位
相がλ/2ずれて配置されているので、その合成抵抗R
2は、R1に対してλ/2位相のずれた第8図(3)の
Rzのような波形となる。したがって、第6図および第
7図の出力端子Poから得られる出力電圧の波形は、高
調波成分のない第8図(4)の基本波出力voとなる。
をそれぞれ並列接続したものを電源Vに対して直列接続
し、その中点に出力端子Po を設けたものである。そ
して、第6図および第7図に示すMR素子R11゜R1
2、R1a 、 Riaの抵抗変化は、素子配置による
位相差と同じ位相差により、第8図(1)に示すように
なるが、この抵抗変化には、それぞれ奇数波の高調波成
分が多く含まれている。しかし、これらのMR素子4個
を直列または並列接続した合成抵抗R1は、第8図(2
)のように、奇数次高調波成分が打ち消された波形とな
る。また、MR素子Rzty Rzz+ R23,R2
4の抵抗変化は、先のR1t〜R14の抵抗変化より位
相がλ/2ずれて配置されているので、その合成抵抗R
2は、R1に対してλ/2位相のずれた第8図(3)の
Rzのような波形となる。したがって、第6図および第
7図の出力端子Poから得られる出力電圧の波形は、高
調波成分のない第8図(4)の基本波出力voとなる。
そして、第6図および第7図に示す結線例によれば、第
3図に示す差動増幅器OPAを使用しなくとも、MR素
子の接続のみで、歪の少ない正弦波を得ることができる
。
3図に示す差動増幅器OPAを使用しなくとも、MR素
子の接続のみで、歪の少ない正弦波を得ることができる
。
第9図(a)〜(d)は、第1図および第2図に示すM
R素子をブリッジ接続した例である。第9図(a)は、
MR素子R11とRta、 R22とRzaをそれぞれ
直列接続したものを、電源Vに直列に接続して、その中
点より端子e1を取り出している。同様に、MR素子R
ztとRza、 R12とR1番も、それぞれ直列接続
したものを、電源Vに直列に接続して、その中点より端
子出力e2を取り出している。ここで、ブリッジの各辺
に当るMR素子の組合わせRztとRta、 Rzzと
R24y RztとR23゜R12とRtaは、それぞ
れλ/6位置がずれており、第3次高調波が打ち消され
るように動作する。次の位相差があり、第5次高調波を
打ち消すように動作する。したがって、出力端e1に現
れる電圧は、第3次および第5次高調波が打ち消された
基本波のみとなる。同様に、MR素子RztとR12、
RzaとR14も、第5次高調波を打ち消す配置である
ので、出力端子e2にも、第3次および第5次高調波底
分のない、elの出力よりλ/2位相差のある基本波の
出力が得られる。したがって、前記したブリッジ接続に
よれば、正弦波出力が得られる。第9図(b)の接続は
、第9図(a)とは逆に、ブリッジ各辺の2つのMR素
子R11とR1,、R23とR24,R,1とR,、、
R1,とR14で第5次高調波を打ち消し、電源Vに対
して直列接続する所で第3次高調波を打ち消す例である
。第9図(c)は、ブリッジの各辺、すなわちR工□と
R2,、RliとR23,R2m、 R2,、Ro、、
R□、で第3次高調波を打ち消すもので、出力端子θ
5゜e6には、それぞれ第5次高調波底分が含まれるが
、この第5次高調波底分は、es + esで同位相と
なって表われるため、ブリッジ出力としては、第5次高
調波が打ち消されることになる。第9図(d)は、第9
図(c)と逆で、各ブリッジ辺で第5次高調波を打ち消
し、ブリッジ出方で、第3次高調波を打ち消して、正弦
波出力を得る。
R素子をブリッジ接続した例である。第9図(a)は、
MR素子R11とRta、 R22とRzaをそれぞれ
直列接続したものを、電源Vに直列に接続して、その中
点より端子e1を取り出している。同様に、MR素子R
ztとRza、 R12とR1番も、それぞれ直列接続
したものを、電源Vに直列に接続して、その中点より端
子出力e2を取り出している。ここで、ブリッジの各辺
に当るMR素子の組合わせRztとRta、 Rzzと
R24y RztとR23゜R12とRtaは、それぞ
れλ/6位置がずれており、第3次高調波が打ち消され
るように動作する。次の位相差があり、第5次高調波を
打ち消すように動作する。したがって、出力端e1に現
れる電圧は、第3次および第5次高調波が打ち消された
基本波のみとなる。同様に、MR素子RztとR12、
RzaとR14も、第5次高調波を打ち消す配置である
ので、出力端子e2にも、第3次および第5次高調波底
分のない、elの出力よりλ/2位相差のある基本波の
出力が得られる。したがって、前記したブリッジ接続に
よれば、正弦波出力が得られる。第9図(b)の接続は
、第9図(a)とは逆に、ブリッジ各辺の2つのMR素
子R11とR1,、R23とR24,R,1とR,、、
R1,とR14で第5次高調波を打ち消し、電源Vに対
して直列接続する所で第3次高調波を打ち消す例である
。第9図(c)は、ブリッジの各辺、すなわちR工□と
R2,、RliとR23,R2m、 R2,、Ro、、
R□、で第3次高調波を打ち消すもので、出力端子θ
5゜e6には、それぞれ第5次高調波底分が含まれるが
、この第5次高調波底分は、es + esで同位相と
なって表われるため、ブリッジ出力としては、第5次高
調波が打ち消されることになる。第9図(d)は、第9
図(c)と逆で、各ブリッジ辺で第5次高調波を打ち消
し、ブリッジ出方で、第3次高調波を打ち消して、正弦
波出力を得る。
第10図は本発明に係る磁気的位置検出装置の他の実施
例を示す磁気媒体3と磁気センサ4の取合説明図、第1
1図は第10図に示す磁気センサ4の電気回路図であり
、本実施例においては。
例を示す磁気媒体3と磁気センサ4の取合説明図、第1
1図は第10図に示す磁気センサ4の電気回路図であり
、本実施例においては。
MRR子4個で第5次および第3次高調波を打ち消す場
合を示した。
合を示した。
磁気媒体3と磁気センサ4の取合いを示す第10図にお
いて、磁気センサ4は、MRR子R11゜R1□、R2
□、R22で構成され、MRR子R11に対し、R1□
はλ/6離して配置されており、またR2□とRffi
2は、λ/6離して配置されている。そして、第11図
において、前記した4個のMR素子のうち、R1□とR
2□、 R1,とR1を電源に直列接続し、その中点a
te axより出力を得て、それ党 ぞ泣会動増幅器○PA2で加え合わせた出力を端子P、
□から得る。MR素素子R1上R2□、R1□とがって
第5次高調波を打ち消すように動作する。
いて、磁気センサ4は、MRR子R11゜R1□、R2
□、R22で構成され、MRR子R11に対し、R1□
はλ/6離して配置されており、またR2□とRffi
2は、λ/6離して配置されている。そして、第11図
において、前記した4個のMR素子のうち、R1□とR
2□、 R1,とR1を電源に直列接続し、その中点a
te axより出力を得て、それ党 ぞ泣会動増幅器○PA2で加え合わせた出力を端子P、
□から得る。MR素素子R1上R2□、R1□とがって
第5次高調波を打ち消すように動作する。
また、R工、とR工3.R1□とR1,はλ/6位相差
があり、したがって第3次高調波を打ち消すように動作
し、その結果、端子P01からは、第3次および第5次
高調波のない出力を得ることが可能となる。
があり、したがって第3次高調波を打ち消すように動作
し、その結果、端子P01からは、第3次および第5次
高調波のない出力を得ることが可能となる。
第12図(a)および(b)はいずれも第10図の磁気
センサ4を第11図と異なる結線態様で示した電気回路
図であり、第12図(a)は、第10図に示すMR素子
をブリッジ接続した例である。そして、第12図(a)
に示す結線例によれば、MR素子R工、とR21および
R1とR1,でそれぞれ第5次高調波を打ち消した波形
を出力端子e、とeユ。から得られる。また、第12図
(a)にあっては、MR素子RttとRoおよびR21
とR1□でそれぞれ第3次高調波を打ち消すものであり
、したがってブリッジ出力には、正弦波出力が得られる
。第12図(b)は、MRR子R11とR1□、R21
とRoをそれぞれ直列接続したものを、電源Vに直列接
続してあり、各辺でaS3次高調波を打ち消し、出力端
子P02の上下、すなわちR工、。
センサ4を第11図と異なる結線態様で示した電気回路
図であり、第12図(a)は、第10図に示すMR素子
をブリッジ接続した例である。そして、第12図(a)
に示す結線例によれば、MR素子R工、とR21および
R1とR1,でそれぞれ第5次高調波を打ち消した波形
を出力端子e、とeユ。から得られる。また、第12図
(a)にあっては、MR素子RttとRoおよびR21
とR1□でそれぞれ第3次高調波を打ち消すものであり
、したがってブリッジ出力には、正弦波出力が得られる
。第12図(b)は、MRR子R11とR1□、R21
とRoをそれぞれ直列接続したものを、電源Vに直列接
続してあり、各辺でaS3次高調波を打ち消し、出力端
子P02の上下、すなわちR工、。
R12とR,1,R,、で第5次高調波を打ち消すので
。
。
出力端子P、2には、正弦波出力が得られる。
第13図および第14図はそれぞれ本発明に係る磁気的
位置検出装置のさらに他の実施例を示す磁気媒体3と磁
気センサ4の取合説明図であり、第13図はMRR子R
11とRtz、 RatとRzzをそれぞれλ/10離
し、R11とRz t 、 R12とRazは、λ/2
+λ/6離して配置した例である。そして、第13図に
示すMR素子の結線態様は、前記第11図および第12
図の場合と同じでよく、第10図の実施例における第3
次高調波と第5次高調波が入れ替ったと考えることがで
きる。すなわち、これを、第11図の回路を参照して説
明すると、第13図の磁気センサ4は、第3次高調波を
R11とRZIおよびRlzとRzzで打ち消し、出力
a1の信号とR2の信号で第5次高調波を打ち消すよう
に動作する。また、第13図の磁気センサ4を第12図
(a)のように結線した場合、前記第13図の磁気セン
サ4は、MR素子RztとR21およびR22とRtz
で第3次高調波を打ち消し、ブリッジ出力によって第5
次高調波を打ち消す。さらに、第13図の磁気センサ4
を第12図(b)のように結線した場合、第13図の磁
気センサ4は、MR素子R工、とR22およびR81と
Rlzで第5次高調波を打ち消し、出力端子pI1.の
上下、すなりちMRR子R1,、R工2とRlzとR1
で第3次高調波を打ち消す。
位置検出装置のさらに他の実施例を示す磁気媒体3と磁
気センサ4の取合説明図であり、第13図はMRR子R
11とRtz、 RatとRzzをそれぞれλ/10離
し、R11とRz t 、 R12とRazは、λ/2
+λ/6離して配置した例である。そして、第13図に
示すMR素子の結線態様は、前記第11図および第12
図の場合と同じでよく、第10図の実施例における第3
次高調波と第5次高調波が入れ替ったと考えることがで
きる。すなわち、これを、第11図の回路を参照して説
明すると、第13図の磁気センサ4は、第3次高調波を
R11とRZIおよびRlzとRzzで打ち消し、出力
a1の信号とR2の信号で第5次高調波を打ち消すよう
に動作する。また、第13図の磁気センサ4を第12図
(a)のように結線した場合、前記第13図の磁気セン
サ4は、MR素子RztとR21およびR22とRtz
で第3次高調波を打ち消し、ブリッジ出力によって第5
次高調波を打ち消す。さらに、第13図の磁気センサ4
を第12図(b)のように結線した場合、第13図の磁
気センサ4は、MR素子R工、とR22およびR81と
Rlzで第5次高調波を打ち消し、出力端子pI1.の
上下、すなりちMRR子R1,、R工2とRlzとR1
で第3次高調波を打ち消す。
一方、第14図は、磁気センサ4の出力に第3次および
第5次高調波のみならず、第7次高調波が混入している
場合に、これらの3高調波を同時に打ち消す場合を例示
した。そして、第14図において、MR素子R,1,R
,、、R工39R14間の配置、さらにはR,、、R2
2,R,、、R,9間の配置は、第2図の場合と同様で
ある。しかし、R1□とR2□。
第5次高調波のみならず、第7次高調波が混入している
場合に、これらの3高調波を同時に打ち消す場合を例示
した。そして、第14図において、MR素子R,1,R
,、、R工39R14間の配置、さらにはR,、、R2
2,R,、、R,9間の配置は、第2図の場合と同様で
ある。しかし、R1□とR2□。
R12とR22,R1,とRz3. R14とR24の
間隔は、る。ここで、前記のように配置された磁気セン
サ4を第3図のように接続し、MR素子RL1とR21
゜R,2とR1,R1,とR,、、R工、とR24によ
る出力端a l b l Q t dの出力を考える。
間隔は、る。ここで、前記のように配置された磁気セン
サ4を第3図のように接続し、MR素子RL1とR21
゜R,2とR1,R1,とR,、、R工、とR24によ
る出力端a l b l Q t dの出力を考える。
MR素子R□、による第7次高調波成分とRzzによる
第7次高調波成分は、丁度逆位相になっており、第3図
のa点の出力vaoからは、第7次高調波成分が打ち消
される。同様に、R12とR22、R13とR23、R
14とR124の関係から、b、c、d点の各出力vb
o。
第7次高調波成分は、丁度逆位相になっており、第3図
のa点の出力vaoからは、第7次高調波成分が打ち消
される。同様に、R12とR22、R13とR23、R
14とR124の関係から、b、c、d点の各出力vb
o。
VCQg V、H)は、第7次高調波分が含まれない第
5図のV b O) V COHV d Oのようにな
る。したがって、第3図の出力端子Poには、第2図で
説明したように、第3次および第5次高調波を打ち消し
た正弦波出力が得られる。また、第14図の磁気センサ
4を第6図および第7図のように接続した場合は、出力
端子Paの上側MR素子R11,Rtz+R13,R1
4と下側MS素子R21,Rzz、 Rzstで、第7
次高調波については逆位相となっており、したがってそ
の出力に第7次高調波は現れず、また第3次および第5
次高調波については、第2図で説明したと同じように動
作して、これら第3次および第5次高調波を打ち消すの
で、その出力vo として、正弦波出力を得ることがで
きる。同様に、第14図の磁気センサ4を第9図(a)
のように接続した場合は、ブリッジの各辺R11とR1
,、R,、とR24,R,□とR23,R1,とR1,
で第3次高調波を打ち消し、R工LtR13とR工21
R□。
5図のV b O) V COHV d Oのようにな
る。したがって、第3図の出力端子Poには、第2図で
説明したように、第3次および第5次高調波を打ち消し
た正弦波出力が得られる。また、第14図の磁気センサ
4を第6図および第7図のように接続した場合は、出力
端子Paの上側MR素子R11,Rtz+R13,R1
4と下側MS素子R21,Rzz、 Rzstで、第7
次高調波については逆位相となっており、したがってそ
の出力に第7次高調波は現れず、また第3次および第5
次高調波については、第2図で説明したと同じように動
作して、これら第3次および第5次高調波を打ち消すの
で、その出力vo として、正弦波出力を得ることがで
きる。同様に、第14図の磁気センサ4を第9図(a)
のように接続した場合は、ブリッジの各辺R11とR1
,、R,、とR24,R,□とR23,R1,とR1,
で第3次高調波を打ち消し、R工LtR13とR工21
R□。
およびR,1,R23とR,、、R24で第5次高調波
を打ち消す。さらに、R工0.R,、、R1,、R14
とR2□、 R22,R2,、R24で第7次高調波を
打ち消す。また、第14図の磁気センサ4を第9図(b
)。
を打ち消す。さらに、R工0.R,、、R1,、R14
とR2□、 R22,R2,、R24で第7次高調波を
打ち消す。また、第14図の磁気センサ4を第9図(b
)。
(c)、(d)のようにブリッジ接続した場合も、同様
に動作して、第3次および第5次高調波、さらには第7
次高調波を打ち消して、その出力に正弦波出力を得るこ
とができる。
に動作して、第3次および第5次高調波、さらには第7
次高調波を打ち消して、その出力に正弦波出力を得るこ
とができる。
以上述べたように各高調波の位相が逆位相となる条件を
満足すれば、本発明で達しようとする所期の目的を達成
することができる。そして1図示実施例の場合、第3次
高調波を打ち消すためには、MR素子をλ/6ずらずこ
とが基本となり、nを整数2mを奇数とすると、(n−
!:m/6)λ位置をずらしてMR素子を配置すればよ
いことが分る。
満足すれば、本発明で達しようとする所期の目的を達成
することができる。そして1図示実施例の場合、第3次
高調波を打ち消すためには、MR素子をλ/6ずらずこ
とが基本となり、nを整数2mを奇数とすると、(n−
!:m/6)λ位置をずらしてMR素子を配置すればよ
いことが分る。
そして、このことは、図示実施例の場合、第5次配置す
ればよいことになる。
ればよいことになる。
なお、図示実施例においては、第1図に示すように、移
動体1として回転ドラムを用いた場合について例示した
が、この回転ドラムをプラスチックマグネットで成形す
ることに問題はなく、また回転ドラムに代えて、回転デ
ィスクを用いるようにしてもよい。さらに、図示実施例
においては、回転体の位置検出をおこなう場合について
例示したが、本発明装置は、回転体以外に、直線運動す
る機器の位置検出に用いることもできる。
動体1として回転ドラムを用いた場合について例示した
が、この回転ドラムをプラスチックマグネットで成形す
ることに問題はなく、また回転ドラムに代えて、回転デ
ィスクを用いるようにしてもよい。さらに、図示実施例
においては、回転体の位置検出をおこなう場合について
例示したが、本発明装置は、回転体以外に、直線運動す
る機器の位置検出に用いることもできる。
本発明は以上のごときであり、図示実施例の説明からも
明らかなように、本発明によれば、磁気センサを構成す
るMR素子の飽和による出力波形 4の歪を除去できる
ので、位置検出出力を正弦波で得ることができる。特に
、本発明によれば、磁気センサに組み込まれているMR
素子と磁気媒体との間のスペーシング変化に対し、基本
出力の振幅変化を少なくすることができるので、精度の
高い位置検出をおこなうことができる。さらに本発明に
よれば、前記スペーシングを可及的に小さくすることが
できるので、磁気センサの出力振幅を大きくすることが
できる。
明らかなように、本発明によれば、磁気センサを構成す
るMR素子の飽和による出力波形 4の歪を除去できる
ので、位置検出出力を正弦波で得ることができる。特に
、本発明によれば、磁気センサに組み込まれているMR
素子と磁気媒体との間のスペーシング変化に対し、基本
出力の振幅変化を少なくすることができるので、精度の
高い位置検出をおこなうことができる。さらに本発明に
よれば、前記スペーシングを可及的に小さくすることが
できるので、磁気センサの出力振幅を大きくすることが
できる。
以上、要するに、本発明によれば、磁気媒体の偏心、そ
の他機器製作上の誤差が原因となって。
の他機器製作上の誤差が原因となって。
センサに組み込まれているMR素子と磁気媒体間のスペ
ーシングが変化した場合、さらには前記スペーシングを
可及的に小さくした場合であっても、磁気センサの出力
振幅が大きく、かつその出力振幅がスペーシング変化に
対して大きく変化することがなく、しかも磁気センサの
出力波形歪みの少ない、高分解能を志向した改良された
磁気的位置検出装置を得ることができる。
ーシングが変化した場合、さらには前記スペーシングを
可及的に小さくした場合であっても、磁気センサの出力
振幅が大きく、かつその出力振幅がスペーシング変化に
対して大きく変化することがなく、しかも磁気センサの
出力波形歪みの少ない、高分解能を志向した改良された
磁気的位置検出装置を得ることができる。
第1図は本発明に係る磁気的位置検出装置の−実施例を
示す磁気媒体3と磁気センサ4の取合説明図、第2図は
第1図に示す磁気媒体3の展開図、第3図は第1図およ
び第2図に示す磁気センサ4の電気回路図、第4図は第
1図および第2図に示す磁気センサ4を構成する磁気抵
抗効果素子(MR素子)の動作特性線図、第5図は第1
図および第2図に示す位置検出装置によって得られた各
種信号波形図、第6図および第7図はいずれも第1図、
第2図の磁気センサ4を第3図と異なる結線態様で示し
た電気回路図、第8図は第6図。 第7図に示す電気結線によって得られた各種信号波形図
、第9図は第1図、第2図の磁気センサ4を第3図、第
6図、第7図と異なる結線態様で示した電気回路図、第
10図は本発明に係る磁気的位置検出装置の他の実施例
を示す磁気媒体3と磁気センサ4の取合説明図、第11
図は第10図に示す磁気センサの電気回路図、第12図
は第10図の磁気センサ4を第11図と異なる結線態様
で示した電気回路図、第13図および第14図はそれぞ
れ本発明に係る磁気的位置検出装置のさらに他の実施例
を示す磁気媒体3と磁気センサ4の取合説明図、第15
図は磁気内位は検出装置のスペーシングに対する出力電
圧特性線図である。 2・・・移動体(回転ドラム)、3・・・磁気媒体、4
・・・磁気センサ。
示す磁気媒体3と磁気センサ4の取合説明図、第2図は
第1図に示す磁気媒体3の展開図、第3図は第1図およ
び第2図に示す磁気センサ4の電気回路図、第4図は第
1図および第2図に示す磁気センサ4を構成する磁気抵
抗効果素子(MR素子)の動作特性線図、第5図は第1
図および第2図に示す位置検出装置によって得られた各
種信号波形図、第6図および第7図はいずれも第1図、
第2図の磁気センサ4を第3図と異なる結線態様で示し
た電気回路図、第8図は第6図。 第7図に示す電気結線によって得られた各種信号波形図
、第9図は第1図、第2図の磁気センサ4を第3図、第
6図、第7図と異なる結線態様で示した電気回路図、第
10図は本発明に係る磁気的位置検出装置の他の実施例
を示す磁気媒体3と磁気センサ4の取合説明図、第11
図は第10図に示す磁気センサの電気回路図、第12図
は第10図の磁気センサ4を第11図と異なる結線態様
で示した電気回路図、第13図および第14図はそれぞ
れ本発明に係る磁気的位置検出装置のさらに他の実施例
を示す磁気媒体3と磁気センサ4の取合説明図、第15
図は磁気内位は検出装置のスペーシングに対する出力電
圧特性線図である。 2・・・移動体(回転ドラム)、3・・・磁気媒体、4
・・・磁気センサ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、移動体あるいは固定体のいずれか一方に担持された
磁気媒体と、この磁気媒体上にあつて所定の信号磁界を
生成し、所定のピッチで配された複数の磁極と、前記磁
気媒体に対向して固定体あるいは移動体のいずれか一方
に配され、かつ磁気媒体の信号磁界に感応して、その内
部抵抗が変化する複数の磁気抵抗効果素子と、これら複
数の磁気抵抗効果素子の抵抗変化を電気信号に変えて移
動体あるいは固定体の位置を検出する磁気的位置検出装
置において、出力基本波に対する1つの高調波成分が互
いに逆位相で相殺される位相となる磁気抵抗効果素子群
を複数群設けたことを特徴とする磁気的位置検出装置。 2、特許請求の範囲第1項記載の発明において、出力基
本波に対する高調波成分が第3次および第5次高調波成
分である磁気的位置検出装置。 3、特許請求の範囲第1項記載の発明において、出力基
本波に対する高調波成分が第3次、第5次および第7次
高調波成分である磁気的位置検出装置。 4、特許請求の範囲第1項記載の発明において、1つの
磁気抵抗効果素子群内における磁気抵抗効果素子の高調
波次数をにとし、信号磁界のNSのピッチをλとし、n
を整数、mを奇数として、(n±m/2k)λ間隔で磁
気抵抗効果素子を配置した磁気的位置検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62059736A JP2529960B2 (ja) | 1987-03-14 | 1987-03-14 | 磁気的位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62059736A JP2529960B2 (ja) | 1987-03-14 | 1987-03-14 | 磁気的位置検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63225124A true JPS63225124A (ja) | 1988-09-20 |
JP2529960B2 JP2529960B2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=13121794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62059736A Expired - Lifetime JP2529960B2 (ja) | 1987-03-14 | 1987-03-14 | 磁気的位置検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2529960B2 (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0682268A (ja) * | 1991-02-28 | 1994-03-22 | Japan Servo Co Ltd | 磁気式位置検出装置 |
JP2008286667A (ja) * | 2007-05-18 | 2008-11-27 | Okuma Corp | 電磁誘導型位置センサ |
JPWO2008130002A1 (ja) * | 2007-04-20 | 2010-07-22 | 三菱電機株式会社 | 磁気式回転角検出器 |
JP2012073241A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-04-12 | Hitachi Metals Ltd | エンコーダ |
JP2012159475A (ja) * | 2011-02-02 | 2012-08-23 | Nidec Sankyo Corp | 磁気センサおよびリニアエンコーダ |
JP2012519296A (ja) * | 2009-03-02 | 2012-08-23 | アールエルエス メリルナ テニカ ディー.オー.オー. | ポジションエンコーダ装置 |
WO2013024830A1 (ja) | 2011-08-12 | 2013-02-21 | 日立金属株式会社 | エンコーダ |
CN104697555A (zh) * | 2013-12-10 | 2015-06-10 | 日本电产三协株式会社 | 磁传感器装置、磁性编码器装置及磁传感器 |
WO2015087725A1 (ja) * | 2013-12-10 | 2015-06-18 | 日本電産サンキョー株式会社 | 磁気センサ装置、および磁気式エンコーダ装置 |
JP2016166741A (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | Tdk株式会社 | 磁気センサ |
JP2018054584A (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | Tdk株式会社 | 角度センサおよび角度センサシステム |
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