JP2828172B2 - 逓倍回路 - Google Patents

逓倍回路

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JP2828172B2 JP2102929A JP10292990A JP2828172B2 JP 2828172 B2 JP2828172 B2 JP 2828172B2 JP 2102929 A JP2102929 A JP 2102929A JP 10292990 A JP10292990 A JP 10292990A JP 2828172 B2 JP2828172 B2 JP 2828172B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ロボット、工作機械、計測器等において位
置または速度の検出に用いられるエンコーダに含まれる
逓倍回路に関する。
〔従来の技術〕
エンコーダの分解能を上げる場合、スリット板のスリ
ットの幅や着磁ピッチを細かくすることは製造上の制約
から限度がある。このような場合に、目標とする分解能
よりも粗い、互いに位相差が90゜ずれた原信号から、抵
抗分割によって異なった位相の信号を作り出し、それを
デジタル信号に変換したあと論理回路で原信号よりも細
かいピッチの信号を作る逓倍回路が用いられる。
第4図は従来の2逓倍回路の回路図、第5図(1)〜
(7)はその各部の信号の波形図である。
この2逓倍回路は、入力アナログ信号S1,S2,S3を抵抗
21,22,23,24で抵抗分割することによりアナログ信号
S4、S5を作り、アナログ信号S1,S4,S2,S5をそれぞれ比
較回路25,26,27,28で基準電圧VRと比較することによ
り、それぞれデジタル信号S6,S7,S8,S9に変換し、デジ
タル信号S6とS8、S7とS9の排他的論理和をそれぞれEXOR
回路29,30でとることにより、元の信号の2倍の周波数
の信号S10,S11を得るものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
さらに分割を増やして4逓倍する場合は第6図のよう
な回路構成となる。ここで、原信号であるセンサA,Bの
出力には、温度ドリフトなどによりオフセット成分が発
生する。このとき、E−信号はE+信号を反転して作っ
ているため、互いに逆方向にオフセットが変動する。同
様に、J+とJ−も逆方向に変動する。
これらのオフセットの変動量をそれぞれs,,t,と
いう量で表わすと、抵抗分割によって作られた信号には
表1に示すようなオフセットが生じることになる。セン
サA,Bはほぼ同じ構成であるので、ここで発生するオフ
セット成分はほぼ同じとなる。いま、(s−)と(t
−)の大きさを1としたとき、第6図中のコンパレー
タへの入力信号の差動成分に伝播するオフセットの大き
さは表2のようになる。すなわち、8番目の信号のみが
他と逆方向にドリフトすることがわかる。
この結果、信号PMのデューティのみが他と比べて逆方
向に変動し、最終出力であるPA,PBへの影響が大きくな
る。
また、信号E+,F+,G+,H+,J+,K+,L+,M+と信号
E−,F−,G−,H−,J−,K−,L−,M−のそれぞれの差動を
とったときのオフセットは表2のようになる。
オフセットのずれ(s−)と(t−)の大きさを
1としたとき、各々波形のオフセットの大きさは、表2
の右側に示すような値になる。通常、波形のオフセット
調整は、差動をとった後の原信号の波形を見ながら行
う。すなわち(s−)と(t−)を小さくするよう
に調整することになる。ここでは、s−,t−が正の
場合を想定しているが、負の場合、(M+)−(M−)
のみが正となり、同様である。
オフセット調整後の回路のドリフトなどによりオフセ
ットの変動が生じるが、各回路は同じ構成であるので、
原信号のオフセットのずれは同じ方向になる。そのと
き、表2の例では、差動信号(M+)−(M−)のオフ
セットのずれは、他と逆方向になり、この信号のデュー
ティのみが他と比べて狂うことになる。
本発明の目的は、入力信号のオフセットの影響が少な
い、逓倍回路を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の逓倍回路は、 位相が0のアナログ信号と位相がおよそπのアナログ
信号とからなる第1のアナログ信号対と、前記アナログ
信号対とおよそπ/2だけずれた位相を持つ第2のアナロ
グ信号対から、第1、第2のアナログ信号対とは位相が
異なり、かつ位相差がおよそπの1つ以上のアナログ信
号対を抵抗分割により作り出す抵抗分割回路と、 前記アナログ信号対毎の各々に対応して設けられ、当
該アナログ信号対を差動で入力し、位相θが−π/4<θ
<3π/4のアナログ信号は全て同じ極性の入力端子に入
力し、位相差θが−π/4<θ<3π/4以外のアナログ信
号は全て前記入力端子の前記極性と異なる極性の入力端
子に入力して、前記アナログ信号対毎にデジタル信号を
出力する比較回路と、 前記デジタル信号を分周する論理回路とを含む。
〔作用〕
本発明の逓倍回路では、差動信号(M)−(M−)の
オフセットのずれは他の差動信号と同じ方向になるた
め、全差動信号のオフセットのバラツキが減少し、比較
回路の出力信号のデューティの変動を小さく押えること
ができる。
したがって、温度や電源電圧の変動による原信号のオ
フセットの変化が起こっても、逓倍された信号のデュー
ティの変化を押さえることができる。さらに、原信号の
オフセット調整が容易になる。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図(1),(2)はそれぞれ本発明の一実施例の
逓倍回路を構成する抵抗分割回路、比較回路の回路図、
第2図は信号E+〜M−の波形図である。
第1図(1)の抵抗分割回路では、πの位相差を持つ
アナログ信号E+とE−、アナログ信号E+とE−とπ
/2だけずれた位相を持つアナログ信号J+とJ−とか
ら、これら信号E+,E−,J+,J−とは位相が異なり、か
つ互いにπの位相差を持つアナログ信号対F+とF−,G
+とG−,H+とH−,K+とK−,L+とL−,M+とM−が
出力される。これらの信号E+〜M−は第2図に示すよ
うな波形と位相を有し、回転ベクトルで表わすと、第3
図のようになる。
第1図(2)に示す比較回路では、抵抗分割回路の出
力E+とE−、F+とF−,・・・,M+とM−のうち、
位相が−π/4から3π/4の範囲にある信号E+,F+,G
+,H+,J+,K+,M−がそれぞれ比較回路1,2,・・・・,8
の同じ極性の入力端子(この場合、反転入力端子)に入
力されている。なお、信号L−とL+は接続を逆にして
も効果は同じである。
このように、第1図(2)の比較回路では抵抗分割後
の差動信号のうちM+,M−の信号対が、他の信号対と逆
の極性で接続されている。したがって、原信号のオフセ
ットの影響は逆に働き、原信号1に対して+0.4のオフ
セットが生ずることになる。この結果、全体の信号のオ
フセットのバラツキは、1.4から1に減少することにな
り、比較回路1〜8の出力信号のデューティの変動を小
さく押えることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、全ての差動信号のオフ
セットのずれを同じ方向にすることにより、全ての差動
信号のオフセットのバラツキが減少するため、温度、電
源電圧の変化によるオフセットの変化が起こっても、逓
倍された信号のデューティの変化を最小限に押えること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(1),(2)はそれぞれ本発明の一実施例の逓
倍回路を構成する抵抗分割回路、比較回路の回路図、第
2図は信号E+〜M−の波形図、第3図は信号E+〜M
−の回転ベクトルを示す図、第4図は従来の2逓倍回路
の回路図、第5図は第4図中の各信号の波形図、第6図
は従来の4逓倍回路の回路図である。 VR……基準電圧 Vin……入力信号 VCC……電源電圧 R1,R2……抵抗 VB……基準電圧 1〜8……比較回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】位相が0のアナログ信号と位相がおよそπ
    のアナログ信号とからなる第1のアナログ信号対と、前
    記アナログ信号対とおよそπ/2だけずれた位相を持つ第
    2のアナログ信号対から、第1、第2のアナログ信号対
    とは位相が異なり、かつ位相差がおよそπの1つ以上の
    アナログ信号対を抵抗分割により作り出す抵抗分割回路
    と、 前記アナログ信号対毎の各々に対応して設けられ、当該
    アナログ信号対を差動で入力し、位相θが−π/4<θ<
    3π/4のアナログ信号は全て同じ極性の入力端子に入力
    し、位相θが−π/4<θ<3π/4以外のアナログ信号は
    全て前記入力端子の前記極性と異なる極性の入力端子に
    入力して、前記アナログ信号対毎にデジタル信号を出力
    する比較回路と、 前記デジタル信号を分周する論理回路とを含む逓倍回
    路。
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