JP2020534227A5 - - Google Patents

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JP2020534227A5
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本発明は、クレーンの巻上機の巻上構造部に関する。巻上構造部は、クレーンの主支持構造体に沿って動くよう構成されたトロリを有し、トロリは、支持フレーム構造体および支持フレーム構造体に結合する締結された支承ホイールを有し、トロリは、支承ホイールによって主支持構造体に沿って動くよう構成され、トロリは、巻上ロープ用のロープドラムと、上方シーブ装置および下方ローププーリ装置を備えていて巻上ロープをロープドラムから取り付け箇所に案内することができるローププーリ装置と、荷重を巻き上げるために巻上ロープと協働する巻上部材とを含む巻上機構体をさらに有する。ロープドラムは、ロープドラムの心棒が主支持構造体に平行であるよう支持フレーム構造体に対して支持されている。巻上構造部に関し、ロープドラムからの巻上ロープの離脱箇所、シーブの取り付け箇所、および巻上ロープの取り付け箇所は、巻上構造部の同一の鉛直平面上に配置されている。ロープドラムは、第1の端部を有し、巻上ロープが巻上部材の上方位置において第1の端部に向かって巻き上げられ、ロープドラムは、第2の端部を有し、巻上ロープが巻上部材の下方位置において第2の端部に向かって巻き出される。ローププーリ装置の第1のローププーリは、第1のローププーリから第1のシーブへの巻上ロープの放出箇所がロープドラムの心棒方向においてロープドラムの第1の端部からよりも第2の端部から、より遠くに位置するよう配置されている。
クレーンのトロリの巻上構造部は、例えば、橋形クレーンのトロリに用いられるのが良い。トロリ1は、クレーンの主支持構造体2に沿って動く。主支持構造体2は、代表的には、異形ビームを有し、トロリ1は、異形ビームの下方フランジ上に支持される。したがって、主支持体は、その最も簡単な形態において、1本のビームである支持構造体を意味している。巻上構造部に複数の、例えば2つの主支持体が存在する場合、主支持体およびその方向は、支持構造体の鉛直方向主慣性の重ね合わされた平面を意味している。ロープ巻上機の巻上構造部は、トロリ1内に配置されている。
ロープドラム5は、ロープドラムの心棒11が主支持構造体2に平行であるようにトロリの支持フレーム構造体3に対して支持されている。巻上構造部では、ロープドラム5からの巻上ロープ6の離脱箇所12、シーブの取り付け箇所13、および巻上ロープ6の第1の端部の取り付け箇所9は、巻上構造部の同一の鉛直平面14のところに配置されている。巻上機は、この鉛直平面14が主支持体と一致し、または複数の主支持体の場合には垂直主慣性の重ね合わせされた平面と一致するよう鉛直平面14に対して支持されている。ロープドラム5からの離脱箇所12は、巻上ロープ6がロープドラム5のロープ溝を出る場所である。巻上ロープ6の第1の端部の取り付け箇所9は、トロリ1の巻上部材10のために適合されている。ロープドラム5は、第1の端部17を有し、巻上ロープ6が巻上部材10の上方位置において第1の端部17に向かって巻き上げられ、ロープドラム5は、第2の端部18をさらに有し、巻上ロープ6が巻上部材10の下方位置において第2の端部18に向かって巻き出される。ローププーリ装置8の第1のローププーリ8aは、第1のローププーリ8aから第1のシーブ7aへの放出箇所15がロープドラム5の心棒方向においてロープドラム5の第1の端部17からよりも第2の端部18から、より遠くに位置するよう配置されている。
さらに、回転要素、すなわち、ロープドラム5、ローププーリ8a〜8c、およびシーブ7a,7bのフランクまたは弧の配置場所が鉛直方向に交互に位置する場合、これらは、巻上部材10がその上方位置に巻き上げられているときに互いに当たらない。このことは、巻上構造部をよりコンパクトにかつ巻き上げ長さを大きくすることができるということを意味している。
ローププーリ8a〜8cおよびシーブ7a,7bは、これらの内側に、これらの周囲によって画定された円板状平面19a,21a,21bを有する。ローププーリ8a〜8cは、ローププーリ装置8内に配置され、シーブ7は、ローププーリ8a〜8cおよびシーブ7a,7bの円板状平面19a〜19c,21a,21bが鉛直に整列するようシーブ装置7内に配置されている。ローププーリ8a〜8cは、ローププーリの回転心棒24a〜24cが同一高さ位置にあるようにローププーリ装置8内に配置され、シーブ7a,7bは、シーブの回転心棒20a,20bが同一の高さ位置にあるようにシーブ装置7内に配置されている。
一実施形態によれば、ローププーリ装置8は、巻上構造部の鉛直平面14に対して斜めに配置された第1のローププーリ8aを有する。かかる場合、ローププーリ8aの鉛直方向vに配置された円板状平面19aおよび巻上構造部の鉛直平面14は、互いに対して鋭角をなしている。
第1のローププーリ8aは、巻上構造部の鉛直平面14に対して、例えば、20°〜70°、有利には40°〜50°の角度をなして配置されている。第1のローププーリ8aの巻上ロープ6の放出箇所15は、巻上ロープの入口箇所16よりも巻上構造部の鉛直平面14から一層離れて位置している。
図2a〜図2dは、上側シーブ装置7がシーブ7aを有し、下側ローププーリ装置8がローププーリ8aを有する解決手段を示している。ローププーリ8aの円板状平面19aは、鉛直方向vに配置されている。図2cは、上から見た巻上構造部を示している。巻上ロープ6は、ロープドラム5からローププーリ8aに導かれており、ローププーリ8aは、その外縁上に、巻上ロープ6をロープドラム5の心棒11の方向に見てロープドラムの第1の端部17の外側で斜め前方にかつ巻上構造部の鉛直平面14から距離sを置いたところまで案内するローププーリ溝を有する。ローププーリの円板状平面19aと巻上構造部の鉛直平面14は、互いに対して鋭角をなしている。巻上ロープ6は、上方に位置するシーブ7aまで、そしてロープドラムから遠くに位置するそのフランクまで掛かっている(図2a)。シーブ7aから、巻上ロープ6は、巻上部材10上の巻上ロープの取り付け箇所9まで下降している(図2d)。図2a〜図2dは、1×3ロープ掛け方式を示している。
一実施形態によれば、ローププーリ装置は、第2のローププーリ8bをさらに有し、第1および第2のローププーリの円板状平面19a,19bは、巻上構造部の鉛直平面14に対して鋭角に対して相互に平行に配置されている。第2のローププーリ8aは、巻上部材10のプーリのそばに位置している。図1a〜図1eは、ローププーリ装置が巻上構造部の鉛直平面に対して相互に鋭角をなして配置された2つの互いに平行なローププーリ8a,8bを有し、シーブ装置は、シーブ7aを有する解決手段を示している。
図1cは、巻上構造部の平面図である。巻上ロープ6は、ロープドラム5から第1のローププーリ8aに導かれており、第1のローププーリ8aは、その外縁上に、巻上ロープ6をロープドラム5の心棒11の方向に見てロープドラムの第1の端部17の外側で斜め前方にかつ巻上構造部の鉛直平面14から距離を置いたところまで案内するローププーリ溝を有する。巻上ロープ6は、上方に位置するシーブ7aまで、そしてロープドラム5の近くに位置するそのフランクまで掛かっている(図1a)。シーブ7aから、巻上ロープ6は、下方に位置する第2のローププーリ8bまで、そしてロープドラム5の近くに位置するそのフランクまで下降している。第2のローププーリ8bから、巻上ロープ6は、トロリ1上に配置された巻上構造部の自由端部の固定取り付け場所9まで上昇している。
ローププーリの回転心棒24a,24bは、互いに平行であり(図1dおよび図1e)、ローププーリの円板状平面19a,19bは、巻上構造部の鉛直平面14に対して鋭角をなして相互に平行な状態にある。回転心棒24a,24bは、互いに距離を置いたところにある側方に逸脱した場所のところに相互に位置し、それにより、巻上部材10の形状は、ロープパターンとして、上から見て平行四辺形に作られ、この平行四辺形の端点は、巻上ロープ6の入口箇所16および放出箇所15に基づいて得られており、平行四辺形は、巻上部材10のフレームについて頑丈かつ有利な形状として選択されるのが良い。かくして、第2のローププーリ8bの放出箇所15もまた、巻上構造部の鉛直平面14に対して設定されている。図1a〜図1eは、1×4ロープ掛け方式を示している。
巻上部材10は、例えば、上記の場合と同様にフック25と巻上部材のフレーム26をまとめるよう心棒および軸受けを備えたローププーリを有する。図1cから理解されるように、巻上部材10の巻上フック25の鉛直軸線は、鉛直および水平方向においてシーブの下に設定され、それと同時に、巻上機構造体の耐荷力は、できるだけ大きくされるのが良い。
一実施形態では、ローププーリ装置8は、第2のローププーリ8bをさらに有し、第2のローププーリ8bの円板状平面19bは、巻上構造部の鉛直平面14に平行に配置されている。図3a〜図3dは、ローププーリ装置8の垂直平面に平行な円板状平面19a,19bが相互に平行な位置にはない解決手段を示している。図3dは、巻上構造部の垂直平面14に対して鋭角αをなして配置された第1のローププーリ8aの鉛直方向に配置されている円板状平面19aおよび第2のローププーリ8bの鉛直平面内に配置されかつ巻上構造部の鉛直平面14に平行に配置された円板状平面19bの平面図である。
図3cは、巻上構造部19の平面図である。巻上ロープは、ロープドラム5から第1のローププーリ8aに導かれており、第1のローププーリ8aは、その外縁上に、巻上ロープ6をロープドラムの心棒11の方向に見てロープドラム5の第1の端部17の外側で斜め前方にかつ巻上構造部の鉛直平面14から距離sを置いたところまで案内するローププーリ溝を有する。巻上ロープ6はさらに、上方に位置するシーブ7aまで、そしてロープドラム5から遠くに位置するそのフランクまで掛かっている(図3a)。シーブ7aから、巻上ロープ6は、下方に位置する第2のローププーリ8bまで、そしてロープドラム5の近くに位置するそのフランクまで下降している。第2のローププーリ8bから、巻上ロープ6はさらに、上方に位置する第2のシーブ7bまで上昇している。第2のシーブ7bから、巻上ロープ6は、巻上部材10上の巻上ロープの自由端部の取り付け箇所9まで下降している(図3d)。
一実施形態によれば、ローププーリ装置8は、第3のローププーリ8cをさらに有し、第3のローププーリの円板状平面19bと巻上構造部の鉛直平面14は、互いに対して鋭角αをなしている。図4a〜図4cは、ローププーリの鉛直方向に配置された円板状平面19a〜19cが、第1のローププーリの円板状平面19aが巻上構造部の鉛直平面14に対して鋭角αをなし、第2のローププーリの円板状平面19bが巻上構造部の鉛直高さ位置14に対して平行であり、第3のローププーリの円板状平面19cが巻上構造部の鉛直平面14に対して鋭角αをなした解決手段を示している。
図4cは、巻上構造部の平面図である。巻上ロープ6は、ロープドラム5から第1のローププーリ8aに導かれており、第1のローププーリ8aは、その外縁上に、巻上ロープ6をロープドラムの心棒11の方向に見てロープドラムの第1の端部17の外側で斜め前方にかつ巻上構造部の鉛直平面14から距離sを置いたところまで案内するローププーリ溝を有する。巻上ロープ6は、上方に位置するシーブ7aまで、そしてロープドラムから遠くに位置するそのフランクまで掛かっている(図4a)。シーブ7aから、巻上ロープ6は、下方に位置する第2のローププーリ8bまで、そしてロープドラム5の近くに位置するそのフランクまで下降している。第2のローププーリ8bから、巻上ロープは、上に位置する第2のシーブ7bまでさらに上昇している。第2のシーブ7bから、巻上ロープ6は、下方に位置する第3のローププーリ8cまで、そしてロープドラム5の近くに位置するそのフランクまで下降している。第3のローププーリ8cは、巻上構造部の鉛直平面14に対して斜めであり、有利には、鉛直平面14に対するその角度αは、第1のローププーリ8aの角度と実質的に同一であり、第3のローププーリ8cの巻上ロープ6の放出箇所15は、巻上構造部の鉛直平面14のところに設定されている。図4a〜図4cは、1×6ロープ掛け方式を示している。
一実施形態によれば、1つまたは複数のシーブの回転心棒20a,20bは、巻上構造部の鉛直平面14に平行でありかつ鉛直平面14上に配置されている。
図1a〜図1eおよび図2a〜図2dは、シーブの心棒20a,20bが巻上構造部の鉛直平面14に平行でありかつこの鉛直平面上に配置された解決手段を示している。図3a〜図3dおよび図4a〜図4cは、両方のシーブの回転心棒20a,20bが巻上構造部の鉛直平面14に平行でありかつこの鉛直平面14上に配置された2つのシーブ7a,7bによる解決手段を示している。
一実施形態によれば、シーブ7a,7bは、その内側に、その周囲によって画定された円板状平面21a,21bを有し、この円板状平面21a,21bは、鉛直方向vに配置され、シーブ装置は、第1のシーブ7aおよび第2のシーブ7bを有し、シーブの円板状平面21a,21bは、巻上構造部の鉛直平面14に対して鋭角から逸脱した角度をなして配置されている。シーブを斜めの位置にそらすことによって、巻上部材の構造をよりコンパクトにすることが可能である。図5および図6は、実施形態のそれぞれの実施例を示している。ロープドラム、ローププーリおよびシーブならびに巻上部材のフックの取り付け箇所は、図5および図6で上から見える。
図5は、1×5ロープ掛け方式、すなわち奇数のロープ掛け数を示している。2つのシーブが設けられ、これらの円板状平面21a,21bは、巻上構造部の鉛直平面14に対して鋭角αから逸脱した角度に配置されている。巻上部材のフックの取り付け箇所22は、第1のシーブの下に配置され、それと同時に、巻上構造部の鉛直平面14上に位置している。
図6は、1×6ロープ掛け方式、すなわち偶数のロープ掛け数を示している。2つのシームが設けられ、これらの円板状平面21a,21bは、巻上構造部の鉛直平面14に対して鋭角αから逸脱した角度に配置されている。
一実施形態によれば、連続して位置するローププーリ8a〜8cとシーブ7a,7bとの間の放出箇所15および入口箇所16は、ロープ走行部が実質的に鉛直であるように配置されている。図1aは、例えば、ローププーリ装置8のローププーリ8aからシーブ装置のシーブ7aまで実質的に鉛直に延びる巻上ロープを示している。
一実施形態によれば、巻上部材の取り付け箇所22は、巻上構造部の鉛直平面14上に位置している。図1eは、例えば、巻上部材10に対して描かれた巻上構造部の鉛直平面14を示し、鉛直平面14は、巻上フック25の取り付け箇所22を通って巻上部材のフレーム26を経て延びている。
一実施形態によれば、巻上部材10は、巻上フック25を有し、この巻上フック25の取り付け箇所は、実質的に、ローププーリ装置8のローププーリ8a〜8cのハブの高さのところには位置されている。図1dおよび図1eは、巻上部材10の巻上フック25を示し、この巻上フックの取り付け箇所は、実質的に、ローププーリ装置8のローププーリ8a,8bのハブの高さのところに配置されている。図1dは、2つのローププーリ8a,abのハブ相互間に配置された巻上フック25を示している。巻上フック25の上方に位置するアーム、そのロック部分、例えばスウォートは、ローププーリ8a,8b相互間に適合可能である。取り付け箇所は、有利には、横方向におけるローププーリ8a,8b相互間に位置し、高さ方向においては、取り付け箇所は、実質的に、ローププーリ8a,8bのハブの高さ位置のところに位置している。巻上部材10の鉛直構造体に関するこの解決手段では、巻上部材の巻き上げ高さは、できるだけ高くされるのが良い。
一実施形態によれば、巻上部材が上方位置にあるとき、ローププーリ装置8のローププーリの上面28は、ロープドラムの下面27よりも高いところに位置している。図7aおよび図7bに示された解決手段は、ローププーリ装置のローププーリを示しており、これらローププーリの上面28は、ロープドラムの下面27よりも高いところに位置している。図7aおよび図7bの解決手段では、ローププーリ装置は、巻上構造部の鉛直平面14に対して相互に鋭角αをなして配置された2つの互いに平行なローププーリを有し、シーブ装置は、シーブを有する。図7aおよび図7bは、1×4ロープ掛け方式を示している。
一実施形態によれば、トロリ1は、1つの主支持体2の下を動くトロリであり、ロープドラム5からの巻上ロープの離脱箇所12、少なくともロープドラム5に隣接して位置する上方シーブ装置7の回転心棒20a,20b、および巻上部材の締結箇所22は、本質的に同一の鉛直平面のところに位置している。図8は、主支持体の方向から見たトロリ1を示している。この図では、鉛直平面14がマーク付けされ、この鉛直表面上には、ロープドラム5からの巻上ロープの離脱箇所12、少なくともロープドラムに隣接して位置する上方シーブ装置の回転心棒20a,20bおよび巻上部材の締結箇所22が配置されている。
上述の実施形態はまた、ロープドラム5が水平線に対して穏やかな角度、例えば、0°〜4°の角度に逸脱されている。この逸脱は、ロープドラム5の第2の端部18がロープドラム5の第1の端部17よりも鉛直方向において低く設定されるよう実施される。この解決手段により、ロープドラム5のロープ溝への巻上ロープ6の位置決め具合は、巻上部材10がその上方位置にあるときに一段と解決できる。
ロープの本数が1×3および1×5の場合のように奇数本の場合、ロープ力およびレバーアームの距離は、取り付け箇所の配置場所をどのように巻上部材10上に選択するかに影響を及ぼす。ロープ力の数は、ローププーリの場合には2つであり、取り付け箇所の場合には1つである。1×3ロープ力は、図2dの場合のように互いに反対側に約120°をなして位置決めされ、ローププーリのレバーアームは、取り付け箇所のレバーアームの1/2に過ぎない。図3a〜図3dに示されている1×5ロープ掛け方式では、これらの力の方向は、約180°ごとに位置し、ローププーリのレバーアームは、図3dの取り付け箇所のレバーアームよりも依然として小さい。巻上フック25をその取り付け箇所22に対してこれらの力相互間に配置することによって、巻上部材10は、全ての加重状況において鉛直のままである対称装置に作られ、それと同時に、回転心棒の所望の変化方向は、ローププーリ8a〜8cとシーブ7a,7bとの間で起こる。加うるに、巻上部材10は、巻上構造部の鉛直高さ14のところに位置したままであり、巻上部材10もまた、有利には、その上方位置で高く巻き上げられるのが良い。
部品一覧:1 トロリ、2 主支持構造体、3 支持フレーム構造体、4 支承ホイール、5 ロープドラム、6 巻上ロープ、7 上方シーブ装置、7a,7b シーブ、8 下側ローププーリ装置、8a〜8c ローププーリ、9 取り付け箇所、 10 巻上箇所、11 心棒またはロープドラム、12 離脱箇所、13 シーブの取り付け箇所、14 巻上構造部の鉛直平面、15 放出箇所、16 入口箇所、17 第1の端部、18 第2の端部、19a〜19c ローププーリの円板状平面、20a,20b シーブの回転心棒、21a,21b シーブの円板状平面、22 巻上部材の取り付け箇所、23 締結部、24a〜24c ローププーリの回転心棒、25 巻上フック、26 フレーム、27 ロープドラムの下面、28 ローププーリの上面、s 距離、v 鉛直方向、α 角度。

Claims (17)

  1. クレーンの巻上機の巻上構造部であって、前記巻上構造部は、前記クレーンの主支持構造体(2)に沿って動くよう構成されたトロリ(1)を有し、前記トロリ(1)は、
    支持フレーム構造体(3)を有し、
    前記支持フレーム構造体(3)に結合する締結された支承ホイール(4)を有し、前記トロリ(1)は、前記支承ホイール(4)によって前記主支持構造体(2)に沿って動くよう構成され、
    巻上ロープ(6)用のロープドラム(5)と、上方シーブ装置(7)および下方ローププーリ装置(8)を備えていて前記巻上ロープ(6)を前記ロープドラム(5)から取り付け箇所(9)に案内することができるローププーリ装置と、荷重を巻き上げるために巻上ロープ(6)と協働する巻上部材(10)とを含む巻上機構体を有し、
    前記ロープドラム(5)は、前記ロープドラム(5)の心棒(11)が主支持構造体(2)に平行であるよう前記トロリの前記支持フレーム構造体(3)に対して支持され、前記巻上構造部に関し、前記ロープドラム(5)からの前記巻上ロープ(6)の離脱箇所(12)、前記シーブの取り付け箇所(13)、および前記巻上ロープの前記取り付け箇所(9)は、前記巻上構造部の同一の鉛直平面(14)上に配置され、
    前記ロープドラム(5)は、第1の端部(17)を有し、前記巻上ロープ(6)が前記巻上部材(10)の上方位置において前記第1の端部に向かって巻き上げられ、前記ロープドラム(5)は、第2の端部(18)を有し、前記巻上ロープ(6)が前記巻上部材(10)の下方位置において前記第2の端部(18)に向かって巻き出される、巻上構造部において、
    前記ローププーリ装置(8)の第1のローププーリ(8a)は、前記第1のローププーリ(8a)から第1のシーブ(7a)への前記巻上ロープの放出箇所(15)が前記ロープドラム(5)の心棒方向において前記ロープドラム(5)の前記第1の端部(17)からよりも前記第2の端部(18)から、より遠くに位置するよう配置されている、巻上構造部。
  2. 連続して位置するローププーリ(8a〜8c)およびシーブ(7a,7b)の回転心棒の方向は、互いに実質的に異なる、請求項1記載の巻上構造部。
  3. 前記ロープドラム(5)および前記ローププーリ装置(8)の前記第1のローププーリ(8a)の方向は、互いに実質的に異なる、請求項2記載の巻上構造部。
  4. 前記ローププーリ(8a〜8c)は、該ローププーリの周囲によって画定された円板状平面(19a〜19c)を有し、前記円板状平面(19a〜19c)は、鉛直方向に配置され、前記ローププーリ装置(8)は、第1のローププーリ(8a)を含み、前記第1のローププーリ(8a)の円板状平面(19a)および前記巻上構造部の鉛直平面(14)は、互いに対して鋭角(α)をなしている、請求項1〜3のうちいずれか一に記載の巻上構造部。
  5. 前記ローププーリ装置(8)は、第2のローププーリ(8b)を含み、前記第1のローププーリ(8a)の前記円板状平面(19a)および前記第2のローププーリ(8b)の前記円板状平面(19b)は、前記巻上構造部の前記鉛直平面(14)に対して鋭角(α)に平行に相互に配置されている、請求項4記載の巻上構造部。
  6. 前記ローププーリ装置(8)は、第2のローププーリ(8b)を含み、前記第2のローププーリ(8b)の前記円板状平面(19b)は、前記巻上構造部の前記鉛直平面(14)に平行に配置されている、請求項4記載の巻上構造部。
  7. 前記ローププーリ装置(8)は、第3のローププーリ(8c)をさらに含み、前記第3のローププーリ(8c)の円板状平面(18c)および前記巻上構造部の前記鉛直平面(14)は、互いに対して鋭角(α)をなしている、請求項6記載の巻上構造部。
  8. 前記ローププーリ装置(8)の前記第1のローププーリ(8a)は、前記巻上構造部の前記鉛直平面(14)に対して20°〜70°の角度(α)、有利には40°〜50°の角度(α)をなして配置されている、請求項4記載の巻上構造部。
  9. 1つまたは複数の前記シーブの回転心棒(20)は、前記巻上構造部の前記鉛直平面(14)に平行でありかつ前記鉛直平面(14)のところに配置されている、請求項1〜8のうちいずれか一に記載の巻上構造部。
  10. 前記シーブ(7a,7b)は、該シーブの内側に、該シーブの周囲によって画定された円板状平面(21a,21b)を有し、前記円板状平面(21a,21b)は、鉛直方向に配置され、前記シーブ装置(7)は、第1のシーブ(7a)および第2のシーブ(7b)を含み、前記シーブの前記円板状平面(21a,21b)は、前記巻上構造部の前記鉛直平面(14)に対して前記鋭角(α)から逸脱した角度をなして配置されている、請求項6または7記載の巻上構造部。
  11. 連続して位置する前記ローププーリ(8a〜8c)と前記シーブ(7a,7b)との間の前記巻上ロープ(6)の前記放出箇所(15)および入口箇所(16)は、ロープ走行部が実質的に鉛直であるよう配置されている、請求項1〜10のうちいずれか一に記載の巻上構造部。
  12. 前記巻上部材の取り付け箇所(22)は、前記巻上構造部の前記鉛直平面(14)のところに位置している、請求項1〜11のうちいずれか一に記載の巻上構造部。
  13. 前記巻上部材(10)は、巻上フック(25)を有し、前記巻上フックの取り付け箇所は、実質的に前記ローププーリ装置(8)の前記ローププーリ(8a〜8c)のハブの高さのところに配置されている、請求項1〜12のうちいずれか一に記載の巻上構造部。
  14. 前記トロリ(1)は、1つの支持構造体(2)の下で動くトロリであり、前記ロープドラムからの前記巻上ロープ(6)の離脱箇所(12)、少なくとも前記ロープドラムに隣接して位置する前記上方シーブ装置の前記回転心棒(20)、および前記巻上部材の前記取り付け箇所(22)は、本質的に、同一の鉛直平面のところに位置している、請求項1〜13のうちいずれか一に記載の巻上構造部。
  15. 前記巻上部材(10)が前記上方位置のところに位置している間、前記ローププーリ装置(8)の前記ローププーリ(8a〜8c)の上面(28)は、前記ロープドラム(5)の下面(27)よりも高い高さ位置のところにある、請求項1〜14のうちいずれか一に記載の巻上構造部。
  16. 前記巻上ロープ(6)は、1×ロープ掛け数から成り、この場合、前記巻上ロープ(6)は、n個の上下ピッチを有し、この場合、nは、2、3、4、5または6に等しい、請求項1記載の巻上構造部。
  17. ロープ掛け数が奇数(n=3,5)である場合、巻上ロープ(6)の取り付け箇所(9)は、前記巻上部材(10)のために適合されている、請求項16記載の巻上構造部。
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