JPH0246518B2 - Katsushasochi - Google Patents

Katsushasochi

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JPH0246518B2
JPH0246518B2 JP6238083A JP6238083A JPH0246518B2 JP H0246518 B2 JPH0246518 B2 JP H0246518B2 JP 6238083 A JP6238083 A JP 6238083A JP 6238083 A JP6238083 A JP 6238083A JP H0246518 B2 JPH0246518 B2 JP H0246518B2
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pulley
drum
block
upper block
frame
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Paandora Oogyusuto
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【発明の詳細な説明】 本発明はフレームにより担持された上側ブロツ
クと、ホイストブロツクまたはそれと同様な装置
を担持し、かつ、可撓性のラインにより前記上側
ブロツクの下方に吊された下側ブロツクとを備え
た滑車ブロツク装置を備えた滑車装置であり、前
記可撓性のラインが前記上下二個のブロツクによ
り担持された滑車のまわりに通され、前記可撓性
ラインの少くとも一方の端部が回転駆動装置によ
り駆動されるドラムプーリのドラムに取りつけら
れるような滑車装置に関する。
前記回転駆動装置は手動操作型式、電気、空気
圧または液圧で作動させる型式とすることができ
る。ホイストフツクに関する「同様な装置」なる
語は特に鉄製の本体を持ち上げることができる電
磁石または窓ガラスまたはそれと同様なものを持
ち上げることができる吸引装置を意味している。
上述した型式の慣用の滑車装置においては、可
撓性のラインは通常チエンにより形成され、そし
て回転駆動装置はシーブ、すなわち、プーリによ
り形成されており、シーブ、すなわち、プーリの
みぞはチエンのリンクの形状に形成され、そのみ
ぞのまわりにチエンが1回転のうちの一部分のみ
に巻きつけられている。チエンはホイストフツク
に向き合つた端部におけるシーブを越えて多少自
由に垂下しかつ滑車装置の下方のスペースを占有
するかまたは大きい容器の中に収納されるが、こ
の方式では、滑車装置を配置しかつ釣り合わせる
際に支障を生ずる。その他の型式の滑車装置にお
いては、チエンが丸いケーブルと置き換えられて
いるが、この構造もまた通常幅方向のドラムプー
リの全体のサイズ(米国特許第4042213号明細書
参照)、脆弱性ならびにケーブルガイドを使用す
る必要性等のようなこの技術分野に良く知られて
いる欠陥を有している。
滑車ブロツク装置を備えていない滑車装置にお
いては、屡々偏平な可撓性ライン(織物ストラツ
プ、スチールバンド、金属製の編組部材等)を使
用することが提案されてきた。この点について
は、西独特許または特許出願第682482号、第
1120093号、第1152237号、第2312604号、第
2700948号、フランス特許第996125号ならびに米
国特許第3452964号を引用することができる。こ
れらの既知の滑車装置においては、偏平な可撓性
ラインがドラムプーリのまわりに低い高さに巻き
つけられる。その理由は、可撓性ラインの厚さ、
すなわち、ドラムプーリ上の各コイルの厚さを比
較的小さい値に保つてその引張強さを増すために
可撓性のラインの幅を利用できるからである。
滑車装置から吊された荷重がある程度横方向に
揺動することが知られている。この現象は今日ま
で上側ブロツクおよび下側ブロツクを備えた滑車
ブロツク装置を有する滑車装置において、ケーブ
ルまたはチエンを偏平な可撓性ラインと置き換え
ることを阻んできた。その理由は、前記揺動によ
りこれらの偏平な可撓性ラインに横方向の力が作
用するために、可撓性ラインがそれらを案内する
種々の滑車から離脱する傾向を生ずるからであ
る。
本発明の目的は、吊された荷重の揺動に関する
前記の支障や不便を惹起させないで偏平な可撓性
ラインを装備することができる序文に述べた型式
の滑車装置を提供することである。
この目的を達成するために、本発明は可撓性ラ
インが偏平であり、かつ、上側ブロツクが二個連
続する滑車、すなわち、偏平な可撓性ラインがド
ラムプーリから移動するときに最初に到達する上
側ブロツクの滑車および該ドラムプーリに向かう
方向において前記滑車に後続する滑車のみぞの上
側部分に対して実質的に接線をなす水平軸線のま
わりに枢動しうるようにフレームに装着されてい
る前述した型式の滑車装置を提供するものであ
る。
この構造によれば、荷重の横方向の揺動が前記
水平軸線のまわりの上側ブロツクの枢動により明
確になり、従つてこの揺動は可撓性ラインをそれ
らを案内する種々の滑車から離脱させる傾向に生
ずる横方向の力を作用させないで単に可撓性ライ
ンを僅かに捩じりまたは捩りを戻す作用をするこ
とになる。
以下、本発明を添付図面に示した種々の実施態
様についてさらに詳細に説明する。
第1図ないし第3図に示した滑車装置は二個の
垂直側壁部16,17により形成されたフレーム
10を備えている。側壁部16,17は例えば符
号18で示したような水平桿と、横部材28と、
並びに管状スペーサ部材20とにより強固に組み
立てられている。
滑車装置の偏平な可撓性のライン、すなわち、
ベルトは偏平な織物ストラツプ(すなわち、金属
製の編組部材)5により形成され、そして該滑車
装置の回転駆動装置はドラムプーリ2によつて形
成されている。ドラムプーリ2はドラム21と二
個のチーク22とを備えており、そして二個の側
壁部16および17の間に配置されている。スト
ラツプ、すなわちベルト5の端部23の一方は例
えばキー24によりドラムプーリ2のドラム21
に取りつけられている。ドラムプーリ2のチーク
22は第2図の断面図から理解し得るようにドラ
ム21上に最大限度まで巻きつけられたストラツ
プ5を収容するために十分な直径を有している。
(次いで、ストラツプ5はドラムプーリ2から第
1図に実線で示したように延びている。) ドラムプーリ2はシヤフト25にキーで留めら
れている。シヤフト25は電動機減速装置1の好
適には細長い出力シヤフト(低速シヤフト)を構
成している。特に第2図から理解できるように、
一体に結合されたブレーキの型式であるこの減速
装置は側壁部16の外側に装着され、そしてその
シヤフト25は二個の側壁部16および17を通
して側壁部17を越えて延びている。
ストラツプ5はドラムプーリ2を離れて複数個
の滑車4のまわりに通され、そしてその端部23
の端部26はストラツプ5が一個、二個または三
個のストラツプ部分を有する滑車ブロツク9を支
持することができるように以下述べる態様でフレ
ーム10にフツクで留められており、つり上げフ
ツク15がこの滑車ブロツク9に装着されてい
る。滑車ブロツク9はフレーム10により担持さ
れた上側ブロツクと、ストラツプ5により上側ブ
ロツク6の下方に吊された下側ブロツク27とを
備えている。第1図に示した実施態様において
は、ストラツプ5は引き続いて第1滑車4a(そ
のスピンドルはフレーム10により直接に担持さ
れている)のまわりに通され、上側ブロツク6に
装着された第2滑車4bおよび下側ブロツク27
に装着された第3滑車4cのまわりに通され、そ
して例えば横方向のピン34により上側ブロツク
6に好適な態様で装着された第4滑車4dのまわ
りを通つて延びている。このような滑車ブロツク
装置を任意のその他の同等の型式の滑車ブロツク
装置と置き換えることは理解されよう。これらの
その他の型式の滑車ブロツク装置の例を第4図な
いし第9図について以下説明する。
本発明によれば、上側ブロツク6はストラツプ
5がドラムプーリ2から移動する際に最初に到達
する上側ブロツク6の滑車4の滑車4bのみぞの
上側部分に実質的に接線をなす水平軸線X−Xの
まわりに自由に枢動しうるようにフレーム10に
装着されている。滑車4bのみぞの上側部分はド
ラムプーリ2に向かう方向において滑車4bに接
続する滑車4aのみぞの上側部分に接線をなして
いる。(第1図参照)。この水平軸線X−Xはピボ
ツトピン44により規制されている。ピボツトピ
ン44は上側ブロツク6の横部材19、横部材2
8並びにフレーム10の管状スペーサ部材20の
それぞれに形成された一列に整列した穴を通して
延びている。二個のほぼ長方形の側壁部16およ
び17によつて形成されたフレーム10はその下
側部分に、しかも上側ブロツク6の下方に切欠部
29を備えている。側壁部16,17はそれらの
間に一方の側においてドラムプーリ2を、そして
他方の側において滑車ブロツク装置9を実質的に
同じ高さに担持している。これは下側ブロツク2
7の横方向の移動を容易ならしめるので、フツク
15をフレーム10に対して非常に高い位置に持
ち上げることが可能になる。
この滑車装置は、少くとも一つのストラツプ部
分、この場合には滑車4aと滑車4bとの間の部
分の張力が所定の好ましくは調節可能な閾値を超
えるときに反作用しうる荷重制限装置7を備えて
いることが好ましい。第1図に示した実施態様に
おいては、荷重制限装置7は前述した滑車4aお
よび4bの間のベルト5の上側部分を押圧するロ
ーラ30を備えている。このローラ30は垂直
(またはほぼ垂直の)通路中に案内され、かつ、
ばね31により下方に偏倚せしめられている。こ
の目的のために、ローラ30の水平スピンドルが
桿32により担持されている。桿32は垂直スリ
ーブ33の中に案内されかつローラ30の反対側
の端部においてナツトおよびロツクナツト8を受
け入れるようにねじ切りされている。ロツクナツ
ト8はカツプ35のサポートの作用をなし、ばね
31はこのカツプ35に作用する圧縮ばねであ
り、スリーブ33のサポート36に反力を作用す
る。桿32は斜面37の形状のその自由端部によ
り行程端電気スイツチ13に作用している。この
スイツチ13は電動機減速装置1の供給回路の中
に挿入されており、フツク15に加えられた負荷
が所定の閾値を超えたとき、すなわち、桿32が
フレーム10に対して所定の高さまで上方に移動
したときに電動機減速装置1を停止させるように
なつている。この閾値はナツトおよびそのロツク
ナツト8により調節することができる。ナツトお
よびそのロツクナツト8はばね31に加えられる
応力の程度を決定する。
電動機減速装置1の供給回路は該減速装置1の
シヤフト25のねじ切りされた自由端部に装置さ
れたナツト40と協働し、かつ、フツク15の変
位の上限および下限をそれぞれ決定する行程端ス
イツチ38および39により完成されている。こ
れらの行程端スイツチ38および39はフレーム
10に装着された電気キヤビネツト11の内部の
棒3に装着されている。このキヤビネツト11は
シヤフト25が貫通して延びる位置においてシー
ト要素41により液密にすることができる。
非爆燃性の型式の一体に構成されたブレーキを
備えた電動機減速装置1を使用しまた非爆燃性の
型式のキヤビネツト11の中に電動機減速装置1
の供給回路のスイツチ13,38,39およびそ
の他の電気構成部分を配置して非爆燃性であり、
かつ火花を発生しない性質の滑車装置を構成すれ
ば十分である。
本発明による滑車装置はトロリ上に配置され、
該トロリにフツク留めされるか、または該トロリ
から吊される型式とすることができる。このトロ
リ装置は第2図に図解のために点線で示してあ
る。トロリ12はモノレール42に沿つて転動
し、滑車装置はこのトロリから吊りピン14によ
り吊される。吊りピン14は管状スペーサ部材2
0を通して延びている。
このようにして、ストラツプ5はドラムプーリ
2の上に連続して巻きつけられた層の形態に巻き
つけることによりその端部23および26の間に
緊張状態に維持される。ストラツプ5の巻きつけ
の限度は該ストラツプがドラムプーリ2から離れ
るときの該ストラツプの端末位置により点線およ
び実線で図解的にそれぞれ示してある。
フツク15から吊された荷重が横方向に揺動す
る傾向がある場合、下側ブロツク27の揺動を生
じ(この揺動は切欠部29により容易ならしめて
いる)、その結果、上側ブロツク6を水平軸線X
−Xのまわりに枢動させ、そして滑車4aと滑車
4bとの間のストラツプ5の部分を僅か捩じる。
フツク15から吊された荷重が安全閾値を超え
たとき、滑車4aと滑車4bとの間のストラツプ
5の部分の張力はローラ30の領域においてばね
31の作用に打ち勝つために十分な垂直分力を作
用する。その結果、ローラ30および桿32が上
昇し、その結果、桿32の斜面37の形状の端部
が電気スイツチ13から離れ、それにより荷重の
巻き上げに関して電動機減速装置1への電流の供
給がしや断される。その場合には、桿32の斜面
37の形状の端部がスイツチ13と再び接触して
電動機減速装置1の供給回路を閉ざすまで荷重を
減らしてばね31により桿32を下降可能にすれ
ば十分である。
第4図の実施態様は(第1図において符号23
および26で示した二つの端部がループを形成す
ることによりドラムプーリ2のドラムに取りつけ
られ、そしてループの二つの部分がドラムプーリ
2のドラム上でそして滑車4aおよび4b上で重
なり合う関係になり、次いで上側部分と下側部分
に分離する点で第1図の実施態様と異なつてい
る。上側部分は滑車4bから離れる際に上側ブロ
ツク6の2個の滑車、すなわち、第1図の滑車4
dと同一の滑車4dおよび滑車4fのまわりを通
過する。滑車4fのスピンドル43は第1図のピ
ン43と同一の位置を占めている。下側部分は滑
車4bから離れる際に下側ブロツク27の単一の
滑車4gまで直接に延び、そこで下側部分はスト
ラツプ5の上側部分と合体せしめられる。ストラ
ツプ5の上側部分および下側部分は滑車4bに到
達するときにそれらの部分がブロツク6とブロツ
ク27との間で捩じれないことを保証するために
十分に広い角度を形成する。ストラツプ5の上側
部分および下側部分が相対的に伸長した場合のみ
に滑車4gが回転することに留意されたい。
第5図の実施態様は上側ブロツク上の滑車4d
を省きそして下側ブロツク27の二個の滑車4c
および4eを単一の滑車4gと置き換えた点で第
1図の実施態様と異なつている。それ故に、スト
ラツプ5は滑車4bから上側ブロツク27上の取
りつけピン34に到達する前に滑車4gまで延び
ている。第4図の場合のように、ストラツプ5の
二つの部分は該部分がブロツク6とブロツク27
との間で捩じれないことを保証するために十分に
広い角度を形成している。
第6図の実施態様は下側ブロツク27上の二個
の滑車4cおよび4eを単一の滑車4gと置き換
え、かつ、ストラツプ5の端部26を上側ブロツ
クではなく下側ブロツク27に例えばピン34に
より取りつけられている点で第1図の実施態様と
異なつている。それ故に、ストラツプ5はその端
部26により下側ブロツク27に取りつけられる
前に上側ブロツク6の滑車4b、下側ブロツク2
7の単一の滑車4gおよび上側ブロツク6の滑車
4dのまわりを連続して移動する。
第7図ないし第9図は滑車装置がフレーム10
に固定されたフツク45により留められている前
述した変型を例示している。フツク45は第8図
および第9図では滑車装置の上側部分を省略して
いるので第7図のみに示してある。この場合に
は、滑車ブロツク装置9は第1図、第4図、第5
図および第6図の実施態様の場合のようにドラム
プーリ2と同じ高さに配置されておらず、ドラム
プーリ2の下方に配置されている。それ故に、軸
線X−Xを規制するピン44はドラムプーリ2の
チーク22の下端縁にできるだけ近接するように
シヤフト25に対して垂直方向に整列して配置さ
れている。
第7図に示した実施態様においては、ストラツ
プ5の両端部は第4図の実施態様と同様にドラム
21に取りつけられ、そしてドラム21において
のみ重なり合う関係にある二つのストラツプ部分
を形成している。(この図を見たときに)左側の
ストラツプ部分は前述した実施態様の場合のよう
に配列された滑車4aおよび4bのまわりに通さ
れ、また左右側のストラツプ部分は滑車4′aお
よび4′bのまわりに通されている。滑車4′aお
よび4′bは吊りフツク45の軸線およびシヤフ
ト25の軸線を通る垂直面Y−Yに関して滑車4
aおよび4bに対称に配置されている。二つのス
トラツプ部分は下側ブロツク27の単一の滑車4
gにおいて合体し、そしてストラツプ5の捩じれ
を阻止するために十分に広い角度を形成してい
る。
第8図の実施態様はその上側部分については第
7図の実施態様と同じであり、そしてその下側部
分については第5図の実施態様と同じである。
第9図の実施態様はその上側部分については第
7図の実施態様と同じであり、そしてその下側部
分については第6図の実施態様と同じである。
第1図ないし第3図の実施態様においては、第
4図ないし第9図の実施態様と同様に、本発明に
よる滑車装置が単一のドラムプーリ2および単一
組の滑車4のまわりに通される単一のストラツプ
5を有するものと仮定した。しかし、実際には、
この滑車装置は同一のシヤフト25にキーで留め
られた多数のドラムプーリにそれぞれ巻きつけら
れた少くとも二個のかかるストラツプ5を平行な
関係に備えることができよう。第10図および第
11図は例として第1図および第3図に類似した
図で二個のドラムプーリ2および2aのまわりに
それぞれ巻きつけられた二個のストラツプ5およ
び5aを備え、前記ストラツプ5,5aを個々の
ピン44および44aに装着された二個の上側ブ
ロツク6および6aに組み合わせた滑車装置の場
合を例示している。
二個のストラツプ5および5aを釣り合わすた
めに、該ストラツプの端部26および26aを符
号46(第12図)で示したような補正揺動レバ
ーにより取りつけることが肝要である。滑車装置
が平行な関係にある三個のストラツプ5,5a,
5bを有している場合には、該ストラツプの端部
26,26aおよび26bは同様に符号46およ
び46a(第13図)で示したような二個の揺動
レバーを有する装置により取りつけることができ
よう。滑車装置が平行な関係にある四個のストラ
ツプ5,5a,5bおよび5cを有している場合
には、該ストラツプの端部26,26a,26b
および26cは符号46,46aおよび46b
(第14図)で示したような三個の揺動レバーを
有する装置により取りつけることができよう。こ
の揺動レバー装置により、たとえばストラツプの
長さが正確に同じでない場合ですらも、荷重はス
トラツプに等分布せしめられる。
第15図において軸方向半断面で例示したよう
に、ストラツプ5の端縁の摩耗を回避するため
に、滑車4のチーク47が例えばころ軸受51に
よりシヤフト48に装着された滑車4の本体50
から独立した例えば個々のころ軸受49によりこ
れらの滑車のシヤフト48に回転自由に装着され
るように滑車4を構成することが肝要である。さ
らに、同じ目的のために、本体50のストラツプ
を受け入れる面、すなわち、外面52を王冠の形
状に形成することが肝要である。
前述したいずれの実施態様が採用されても特に
下記の利点を有する滑車装置が得られる。
(1) コストが低廉である。
(2) 全体のサイズが小さい。
(3) 慣用のケーブルガイドを設ける必要がない。
(4) 行程の下側位置と上側位置との間でフツク1
5が偏倚せず、従つて、フツク15の上昇およ
び下降が常に完全に同じ垂直軸線上で行われ
る。
この滑車装置が非爆燃性または火花を発生し
ない型式で構成された場合には、織物ストラツ
プにより形成された可撓性のライン5と、滑車
装置の全属製部分(ドラムプーリ2、滑車4
等)との間に火花が発生するおそれがない。
(5) 第1図ないし第6図の実施態様においては、
「無効な高さ」(滑車装置の頂部と上側位置にお
けるフツク15との間の距離)が極めて小さ
い。
(6) 本発明による複数個のストラツプ部分を有す
る滑車ブロツクを使用しての滑車装置ホイスト
および(滑車ブロツクを使用しない)直接の滑
車装置ホイストを構成するために同一要素を使
用できる。
(7) ドラムプーリ2の巻きつけ直径が漸次変化す
るようにしてあるために上側位置から下側位置
に向かうフツク15の速度およびその逆方向の
フツク15の速度が減少する。
本発明の範囲が例示した実施態様に限定される
ように意図されておらず、すべての変型を包含し
ていることは理解されよう。特に、上側ブロツク
6のみでなく、滑車装置のフレーム10全体を例
えば上側スペーサ部材20によりX−X軸線のま
わりに枢動させるように装着してストラツプ5を
ドラムプーリ2のまわりに、また、さらに一般的
な場合には、滑車4のまわりに良好な状態に巻き
つけることも可能であろう。
【図面の簡単な説明】
添付図面の第1図は本発明の第一実施態様によ
る滑車装置を示した図であり、第2図を−線
に沿つて裁つた垂直縦断面図、第2図は第1図を
−線に沿つた偏倚した垂直平面に沿つて裁つ
た第1図の滑車装置の断面図、第3図は第1図を
−線に沿つて裁つた滑車装置の詳細垂直断面
図、第4図ないし第9図は第1図と同様に本発明
の多数の異なる実施態様による滑車装置を示した
図、第10図および第11図は複数個のストラツ
プを使用しかつ平行に装着された滑車装置を示し
た第2図および第3図に類似の図、第12図は第
10図および第11図の二個のストラツプを有す
る滑車装置のための釣合わせ装置を示した図、第
13図および第14図は三個のストラツプ、四個
のストラツプをそれぞれ有する滑車装置のための
第12図の釣合わせ装置に類似の釣合わせ装置を
示した図、第15図は滑車の一変型の軸線方向半
断面図である。 1……電動機減速装置、2……ドラムプーリ、
4……滑車、5……ストラツプ(ライン)、6…
…上側ブロツク、7……荷重制限装置、9……滑
車ブロツク装置、10……フレーム、11……キ
ヤビネツト、13……スイツチ、15……フツ
ク、16,17……側壁部、X−X……軸線、2
0……スペーサ部材、21……ドラム、22……
チーク、23……ストラツプの端部、24……キ
ー、25……シヤフト、26……ストラツプの端
部、27……下側ブロツク、29……切欠部、3
0……ローラ、31……ばね、32……桿、33
……スリーブ、34……ピン、38,39……行
程端スイツチ、40……ナツト、44……ピン、
45……吊りフツク、46……補正揺動レバー、
48……シヤフト、50……滑車本体、51……
ころ軸受。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フレームにより担持された上側ブロツクと、
    ホイストフツクまたはそれと同様な装置を担持
    し、かつ、可撓性のラインにより前記上側ブロツ
    クの下方に吊された下側ブロツクとにより形成さ
    れる滑車ブロツク装置を備える滑車装置であつ
    て、前記可撓性のラインが前記二個の上下ブロツ
    クにより担持される滑車のまわりに通され、か
    つ、その少くとも一方の端部が回転駆動装置によ
    り回転せしめられるドラムプーリのドラムに取り
    付けられている滑車装置において、前記可撓性ラ
    インが偏平なものであり、かつ、前記上側ブロツ
    クが二個の連続する滑車、すなわち、前記平偏な
    可撓性ラインが前記ドラムプーリから移動する際
    に最初に到達する上側ブロツクの滑車および前記
    ドラムプーリに向かう方向において前記上側ブロ
    ツクの滑車に後続する滑車の溝の上側部分に対し
    て実質的に接線をなす水平軸線のまわりに自由に
    枢動し得るように前記フレームに装着されている
    ことを特徴とする滑車装置。 2 前記フレームが二つのほぼ長方形の側壁部を
    備え、これらの側壁部はそれらの間に一方の側に
    おいて前記ドラムプーリを、また他方の側におい
    て前記滑車ブロツク装置を実質的に同じ高さに担
    持し、前記フレームが前記上側ブロツクの下方に
    切欠部を備えていることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の滑車装置。 3 前記フレームが水平軸線のまわりに自由に枢
    動され得るように装着されていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項乃至第2項のいずれかに
    記載の滑車装置。 4 前記フレームが前記ドラムプーリの上方に一
    つの吊りフツクを担持し、かつ、前記ドラムプー
    リの下方には前記上側ブロツクを担持することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の滑車装
    置。 5 少くとも二つの偏平な可撓性ラインを備え、
    これらのラインの個々のドラムプーリが駆動装置
    によつて駆動される同一シヤフトにキーで留めら
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    から第4項のいずれかに記載の滑車装置。 6 前記二つの偏平な可撓性ラインが前記各ドラ
    ムプーリに対向するそれらの端部付近で揺動レバ
    ー補正装置によつて取り付けられていることを特
    徴とする特許請求の範囲第5項に記載の滑車装
    置。 7 前記各滑車がそれぞれチークを有し、これら
    チークの各々が滑車本体とは独立して回転可能に
    されており、また該滑車本体の外側表面が王冠状
    に形成されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項から第6項のいずれかに記載の滑車装
    置。 8 前記ドラムプーリまたは各々のドラムプーリ
    が電動機減速装置の出力軸にキー留めされてお
    り、かつ、該電動機減速装置が非爆燃性タイプで
    あつて、しかも該電動機減速装置の供給回路の電
    気的構成部分が非爆燃性のキヤビネツトの中に配
    置されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項から第7項のいずれかに記載の滑車装置。
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