JPH09132366A - エレベーターの制御ケーブル装置 - Google Patents
エレベーターの制御ケーブル装置Info
- Publication number
- JPH09132366A JPH09132366A JP28975095A JP28975095A JPH09132366A JP H09132366 A JPH09132366 A JP H09132366A JP 28975095 A JP28975095 A JP 28975095A JP 28975095 A JP28975095 A JP 28975095A JP H09132366 A JPH09132366 A JP H09132366A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rope
- control cable
- cable device
- elevator
- ropes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】建物の超高層化に伴い、かごが最上部に移動す
ると、かご側でほとんどの制御ケーブル重量を支え、最
下部では制御ケーブル重量はほとんどなくなる。このよ
うに、制御ケーブル端部のワイヤロープに作用する繰返
し応力と、曲げ応力によってワイヤロープの疲労寿命が
低下するという問題があった。 【解決手段】この発明に係わるエレベーターの制御ケー
ブル装置は、かごに一端が連結され、他端が建物側に連
結されるケーブル９の長手方向に、撚り方向の互いに異
なるロープを挿通したエレベータの制御ケーブル装置に
おいて、撚り方向の互いに異なるロープ６のうち一方の
ロープを巻掛けて吊り下げるロープ懸垂手段と、巻掛け
て吊り下げられた一方のロープと他方のロープとの各々
の端部を重ねて連結するロープ連結部と、連結した側の
ロープの回転を防止する回転防止手段７とを備えたもの
である。
ると、かご側でほとんどの制御ケーブル重量を支え、最
下部では制御ケーブル重量はほとんどなくなる。このよ
うに、制御ケーブル端部のワイヤロープに作用する繰返
し応力と、曲げ応力によってワイヤロープの疲労寿命が
低下するという問題があった。 【解決手段】この発明に係わるエレベーターの制御ケー
ブル装置は、かごに一端が連結され、他端が建物側に連
結されるケーブル９の長手方向に、撚り方向の互いに異
なるロープを挿通したエレベータの制御ケーブル装置に
おいて、撚り方向の互いに異なるロープ６のうち一方の
ロープを巻掛けて吊り下げるロープ懸垂手段と、巻掛け
て吊り下げられた一方のロープと他方のロープとの各々
の端部を重ねて連結するロープ連結部と、連結した側の
ロープの回転を防止する回転防止手段７とを備えたもの
である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベーターの
かごと建物の間に設けられる制御ケーブルを懸垂する装
置に関する。
かごと建物の間に設けられる制御ケーブルを懸垂する装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】エレベーターでは、電力送電、信号伝送
のため、かごと建物の間に制御ケーブルが懸垂されるこ
とは、特開平５−２９８９３７号公報あるいは特開平４
−２４３７８７号公報に開示されている。一般に制御ケ
ーブルの長さは上記のかごの昇降行程の半分よりも少し
長くなるように設定されており、一端はかご側（移動
側）に、他端は建物側（固定側）に取付けられている。
のため、かごと建物の間に制御ケーブルが懸垂されるこ
とは、特開平５−２９８９３７号公報あるいは特開平４
−２４３７８７号公報に開示されている。一般に制御ケ
ーブルの長さは上記のかごの昇降行程の半分よりも少し
長くなるように設定されており、一端はかご側（移動
側）に、他端は建物側（固定側）に取付けられている。
【０００３】図５は一般的なエレベーターの全体構成を
示すものであり、図６，図７は従来のエレベータの制御
ケーブルの端部で制御ケーブルを懸垂する装置を示す。
図において、かごと建物の間に制御ケーブル９が懸垂さ
れており、巻上機１４に巻掛けられた主索１５の一端
は、かご１６が吊持され、他端は釣合錘１７が吊持され
ている。かご１６と釣合錘１７の下部にはコンペンロー
プ１８が取付けられており、かご１６がガイドレール１
９に案内されて昇降した際、主索１５のアンバランスを
補正するようになっている。
示すものであり、図６，図７は従来のエレベータの制御
ケーブルの端部で制御ケーブルを懸垂する装置を示す。
図において、かごと建物の間に制御ケーブル９が懸垂さ
れており、巻上機１４に巻掛けられた主索１５の一端
は、かご１６が吊持され、他端は釣合錘１７が吊持され
ている。かご１６と釣合錘１７の下部にはコンペンロー
プ１８が取付けられており、かご１６がガイドレール１
９に案内されて昇降した際、主索１５のアンバランスを
補正するようになっている。
【０００４】昇降行程の大きいエレベーターに適用する
制御ケーブル９では制御ケーブル９自体の重量を支える
ため、複数の鋼製のワイヤロープ６を長手方向全体に通
して構成している。上記ワイヤロープ６は制御ケーブル
９長手方向の捩れ、変形を防止するため、一般的に片側
がｓ撚り方向に、他側がｚ撚り方向に撚られており、ワ
イヤロープ６に生ずる回転モーメントが互いに逆になる
ので各々の回転モーメントを打ち消し合うように構成さ
れている。
制御ケーブル９では制御ケーブル９自体の重量を支える
ため、複数の鋼製のワイヤロープ６を長手方向全体に通
して構成している。上記ワイヤロープ６は制御ケーブル
９長手方向の捩れ、変形を防止するため、一般的に片側
がｓ撚り方向に、他側がｚ撚り方向に撚られており、ワ
イヤロープ６に生ずる回転モーメントが互いに逆になる
ので各々の回転モーメントを打ち消し合うように構成さ
れている。
【０００５】制御ケーブル９の端部では、ワイヤロープ
６が制御ケーブル９から外に出されて、１本のワイヤロ
ープ６が制御ケーブル９を懸垂するカラー２の外周部の
溝部に巻掛けられ、他側の撚り方向の異なるワイヤロー
プ６とワイヤクリップ８等で端部を互いに重ねて連結さ
れている。カラー２は軸１を介してケーブルハンガー３
に回転自在に取付けられている。制御ケーブル９端部
は、かご側、建物側ともに同様の取付けとなっている。
これらによって、ｓ撚りロープとｚ撚りロープの伸びが
経年変化によって差が生じた時カラー２の外周部の溝部
に沿ってワイヤロープ６が滑り、各々のワイヤロープ６
の張力を均一化するようにしている。
６が制御ケーブル９から外に出されて、１本のワイヤロ
ープ６が制御ケーブル９を懸垂するカラー２の外周部の
溝部に巻掛けられ、他側の撚り方向の異なるワイヤロー
プ６とワイヤクリップ８等で端部を互いに重ねて連結さ
れている。カラー２は軸１を介してケーブルハンガー３
に回転自在に取付けられている。制御ケーブル９端部
は、かご側、建物側ともに同様の取付けとなっている。
これらによって、ｓ撚りロープとｚ撚りロープの伸びが
経年変化によって差が生じた時カラー２の外周部の溝部
に沿ってワイヤロープ６が滑り、各々のワイヤロープ６
の張力を均一化するようにしている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベーターの
制御ケーブル装置は、上記のように、構成されているの
で、建物が高層化して昇降行程が大きくなると、制御ケ
ーブル９が長くなりワイヤロープ６に発生する応力が大
きくなる。近年、２００ｍ以上の超高層ビルが出現する
ようになり、制御ケーブル９を懸垂するカラー２の外周
部の溝部には大きな重量が作用するようになった。超高
層化に伴い、ワイヤロープ６がカラー２に巻掛けられる
ことによって、ワイヤロープ６に発生する曲げ応力と、
ケーブル重量によってワイヤロープ６に発生する引っ張
り応力は増大するようになった。つまり、かご１３が最
上部に移動すると、かご側でほとんどの制御ケーブル重
量を支え、最下部では制御ケーブル重量はほとんどなく
なる。このように、制御ケーブル９端部のワイヤロープ
６に作用する繰返し応力と、前記曲げ応力によってワイ
ヤロープ６の疲労寿命が低下するという問題があった。
制御ケーブル装置は、上記のように、構成されているの
で、建物が高層化して昇降行程が大きくなると、制御ケ
ーブル９が長くなりワイヤロープ６に発生する応力が大
きくなる。近年、２００ｍ以上の超高層ビルが出現する
ようになり、制御ケーブル９を懸垂するカラー２の外周
部の溝部には大きな重量が作用するようになった。超高
層化に伴い、ワイヤロープ６がカラー２に巻掛けられる
ことによって、ワイヤロープ６に発生する曲げ応力と、
ケーブル重量によってワイヤロープ６に発生する引っ張
り応力は増大するようになった。つまり、かご１３が最
上部に移動すると、かご側でほとんどの制御ケーブル重
量を支え、最下部では制御ケーブル重量はほとんどなく
なる。このように、制御ケーブル９端部のワイヤロープ
６に作用する繰返し応力と、前記曲げ応力によってワイ
ヤロープ６の疲労寿命が低下するという問題があった。
【０００７】また、制御ケーブル９のワイヤロープ６の
連結部はワイヤクリップ８により異なった撚り方向のワ
イヤロープ６で結合しているが、ワイヤロープ６に荷重
がかかると、各々異なった撚り方向のストランドで構成
されたワイヤロープ６が絞られ、ストランドの撚れが伸
びようとし、図８に示すようにワイヤロープ６に回転力
が生じる。
連結部はワイヤクリップ８により異なった撚り方向のワ
イヤロープ６で結合しているが、ワイヤロープ６に荷重
がかかると、各々異なった撚り方向のストランドで構成
されたワイヤロープ６が絞られ、ストランドの撚れが伸
びようとし、図８に示すようにワイヤロープ６に回転力
が生じる。
【０００８】また、荷重が解放されると、前記回転力に
よって捩じられたワイヤロープ６が元の状態に戻る。従
って、ワイヤロープ６にかかる荷重の変動でワイヤロー
プ６の連結部で回転が生じ、繰返し捩じり応力が生じる
結果となる。
よって捩じられたワイヤロープ６が元の状態に戻る。従
って、ワイヤロープ６にかかる荷重の変動でワイヤロー
プ６の連結部で回転が生じ、繰返し捩じり応力が生じる
結果となる。
【０００９】また、エレベーターの高揚程化に伴い、制
御ケーブル９の自重が増大し、ワイヤロープ６の連結部
での回転角も大きくなり（２００ｍ級のビルでは図８の
θが１８０゜程にもなる）、ワイヤロープ６の端部での
疲労寿命が低下してしまう問題があった。これら寿命の
低下は、制御ケーブル９の早期取り替えとなり、改修に
多大の費用をかける必要があった。
御ケーブル９の自重が増大し、ワイヤロープ６の連結部
での回転角も大きくなり（２００ｍ級のビルでは図８の
θが１８０゜程にもなる）、ワイヤロープ６の端部での
疲労寿命が低下してしまう問題があった。これら寿命の
低下は、制御ケーブル９の早期取り替えとなり、改修に
多大の費用をかける必要があった。
【００１０】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ワイヤロープの疲労寿命を伸ば
すことができるとともに、ワイヤロープに懸かる曲げ応
力を抑制したエレベーターの制御ケーブル装置を得るこ
とを目的とする。また、同一軸上に複数のカラーを配置
し省スペース化すると共に、カラーとワイヤロープ間で
の滑りをなくし、カラーの回転が各々個別に行えるよう
にしたエレベーターの制御ケーブル装置を得ることを目
的とする。
ためになされたもので、ワイヤロープの疲労寿命を伸ば
すことができるとともに、ワイヤロープに懸かる曲げ応
力を抑制したエレベーターの制御ケーブル装置を得るこ
とを目的とする。また、同一軸上に複数のカラーを配置
し省スペース化すると共に、カラーとワイヤロープ間で
の滑りをなくし、カラーの回転が各々個別に行えるよう
にしたエレベーターの制御ケーブル装置を得ることを目
的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるエレベ
ーターの制御ケーブル装置は、ガイドレールに案内され
て昇降路を昇降するかごに一端が連結され、他端が建物
側に連結されるケーブルの長手方向に、複数のストラン
ドからなり、撚り方向の互いに異なるロープを挿通した
エレベータの制御ケーブル装置において、前記撚り方向
の互いに異なるロープのうち一方のロープを巻掛けて吊
り下げるロープ懸垂手段と、前記巻掛けて吊り下げられ
た一方のロープと他方のロープとの各々の端部を重ねて
連結するロープ連結部と、前記連結した側のロープの回
転を防止する回転防止手段とを備えたものである。
ーターの制御ケーブル装置は、ガイドレールに案内され
て昇降路を昇降するかごに一端が連結され、他端が建物
側に連結されるケーブルの長手方向に、複数のストラン
ドからなり、撚り方向の互いに異なるロープを挿通した
エレベータの制御ケーブル装置において、前記撚り方向
の互いに異なるロープのうち一方のロープを巻掛けて吊
り下げるロープ懸垂手段と、前記巻掛けて吊り下げられ
た一方のロープと他方のロープとの各々の端部を重ねて
連結するロープ連結部と、前記連結した側のロープの回
転を防止する回転防止手段とを備えたものである。
【００１２】また、ガイドレールに案内されて昇降路を
昇降するかごに一端が連結され、他端が建物側に連結さ
れるケーブルの長手方向に、複数のストランドからな
り、撚り方向の互いに異なるロープを挿通した制御ケー
ブル装置において、前記撚り方向の互いに異なるロープ
のうち一方のロープを巻掛けて吊り下げるカラーと、端
部で一方のロープを前記カラーに巻掛けた後、他方のロ
ープと各々の端部を重ねて連結する連結部と、前記連結
側のロープと非連結側のロープとを繋ぎ、連結した側の
ロープの回転を、非連結側のロープをストッパーとして
防止する回転防止治具とを備えたものである。
昇降するかごに一端が連結され、他端が建物側に連結さ
れるケーブルの長手方向に、複数のストランドからな
り、撚り方向の互いに異なるロープを挿通した制御ケー
ブル装置において、前記撚り方向の互いに異なるロープ
のうち一方のロープを巻掛けて吊り下げるカラーと、端
部で一方のロープを前記カラーに巻掛けた後、他方のロ
ープと各々の端部を重ねて連結する連結部と、前記連結
側のロープと非連結側のロープとを繋ぎ、連結した側の
ロープの回転を、非連結側のロープをストッパーとして
防止する回転防止治具とを備えたものである。
【００１３】また、連結部の上下で連結した側のロープ
の回転を防止するものである。
の回転を防止するものである。
【００１４】また、連結側のロープと非連結側のロープ
の間隔に対して大きい直径を有するカラーに懸垂された
各々のロープの間隔をケーブル構成部のロープ間隔と一
致させるように案内するロープ間隔矯正手段を備えたも
のである。
の間隔に対して大きい直径を有するカラーに懸垂された
各々のロープの間隔をケーブル構成部のロープ間隔と一
致させるように案内するロープ間隔矯正手段を備えたも
のである。
【００１５】また、軸を介してケーブルハンガーに回転
自在に取り付けられた複数のカラーに各々のケーブルを
吊持したものである。
自在に取り付けられた複数のカラーに各々のケーブルを
吊持したものである。
【００１６】また、回転防止治具は、連結側のロープを
止め金で挟持して平板に固定し、非連結側のロープを前
記平板に固定されたＵボルトの内面にクリアランスを有
して挿入するように構成されているものである。
止め金で挟持して平板に固定し、非連結側のロープを前
記平板に固定されたＵボルトの内面にクリアランスを有
して挿入するように構成されているものである。
【００１７】また、止め金の材質を非鉄材としたもので
ある。
ある。
【００１８】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図に基づ
いて説明する。 実施の形態１．図１は、この発明の実施の形態１による
エレベーターの制御ケーブル装置の要部を示す正面図で
ある。図２は、図１のエレベーターの制御ケーブル装置
の要部を示す側面図である。図において、ケーブルハン
ガー３は、かご床の下部に取付けられている。ケーブル
ハンガー３に挿入した軸１にはカラー２が支持されてお
り、カラー２の外周部に設けた溝部に制御ケーブル９の
一方のワイヤロープ６が巻掛けられている。制御ケーブ
ル９の他方のワイヤロープ６は上記一方のワイヤロープ
６と異なる撚り方向のものであり、据付現地にて上記一
方のワイヤロープ６と、たとえば端部を重ねてワイヤク
リップ８等で固定されている。
いて説明する。 実施の形態１．図１は、この発明の実施の形態１による
エレベーターの制御ケーブル装置の要部を示す正面図で
ある。図２は、図１のエレベーターの制御ケーブル装置
の要部を示す側面図である。図において、ケーブルハン
ガー３は、かご床の下部に取付けられている。ケーブル
ハンガー３に挿入した軸１にはカラー２が支持されてお
り、カラー２の外周部に設けた溝部に制御ケーブル９の
一方のワイヤロープ６が巻掛けられている。制御ケーブ
ル９の他方のワイヤロープ６は上記一方のワイヤロープ
６と異なる撚り方向のものであり、据付現地にて上記一
方のワイヤロープ６と、たとえば端部を重ねてワイヤク
リップ８等で固定されている。
【００１９】カラー２の両側面に沿って前記軸１に挿通
された取付金４の下部にはホルダー５が取付けられてい
る。ホルダー５内側面にはカラー２の径、また制御ケー
ブル９内での２本のワイヤロープ６の間隔に相当する円
こ部が形成され、この面に沿ってワイヤロープ６は案内
されている。（図１は、下記に示すようにカラー２が制
御ケーブル９内での２本のワイヤロープ６の間隔に対し
て大きい場合を示している。） 互いのワイヤロープ６を結合している複数のワイヤクリ
ップ８の上部、及び下部にはそれぞれ回転防止治具７及
び回転防止治具１０が設けられている。
された取付金４の下部にはホルダー５が取付けられてい
る。ホルダー５内側面にはカラー２の径、また制御ケー
ブル９内での２本のワイヤロープ６の間隔に相当する円
こ部が形成され、この面に沿ってワイヤロープ６は案内
されている。（図１は、下記に示すようにカラー２が制
御ケーブル９内での２本のワイヤロープ６の間隔に対し
て大きい場合を示している。） 互いのワイヤロープ６を結合している複数のワイヤクリ
ップ８の上部、及び下部にはそれぞれ回転防止治具７及
び回転防止治具１０が設けられている。
【００２０】この回転防止治具７、１０は、図３に示す
ように、ワイヤロープ６を連結している側はボルトにて
ワイヤロープ６を材質を非鉄材とした止メ金１１でしっ
かり固定し、ワイヤロープ６に対して回らないようにし
ている。他方の連結していない側はＵボルト１２でワイ
ヤロープ６を囲み、Ｕボルト１２と止メ金１１は平板１
３にて連結されている。 異った撚り方向のワイヤロー
プ６を連結することによって荷重を加えるとワイヤロー
プ６に回転力が生じワイヤロープ６が捩じれるのを防止
するため、回転防止治具７、１０を設け、連結側のすな
わち回転力の生じるワイヤロープ６を止メ金１１でしっ
かり固定し、その回転力をＵボルト１２に挿入されたワ
イヤロープ６で受け止めることにより連結側のワイヤロ
ープ６の回転を防止することができる。また、荷重が解
放されて連結側のワイヤロープ６の捻じれが戻ろうとし
てワイヤロープ６に逆方向の回転力が生じた場合も同様
にワイヤロープ６の回転を防止することができる。した
がって、 エレベータの昇降を繰り返して起こる無数の
ワイヤロープ６の回転を押えてワイヤロープ６の疲労寿
命を伸ばすことができる。
ように、ワイヤロープ６を連結している側はボルトにて
ワイヤロープ６を材質を非鉄材とした止メ金１１でしっ
かり固定し、ワイヤロープ６に対して回らないようにし
ている。他方の連結していない側はＵボルト１２でワイ
ヤロープ６を囲み、Ｕボルト１２と止メ金１１は平板１
３にて連結されている。 異った撚り方向のワイヤロー
プ６を連結することによって荷重を加えるとワイヤロー
プ６に回転力が生じワイヤロープ６が捩じれるのを防止
するため、回転防止治具７、１０を設け、連結側のすな
わち回転力の生じるワイヤロープ６を止メ金１１でしっ
かり固定し、その回転力をＵボルト１２に挿入されたワ
イヤロープ６で受け止めることにより連結側のワイヤロ
ープ６の回転を防止することができる。また、荷重が解
放されて連結側のワイヤロープ６の捻じれが戻ろうとし
てワイヤロープ６に逆方向の回転力が生じた場合も同様
にワイヤロープ６の回転を防止することができる。した
がって、 エレベータの昇降を繰り返して起こる無数の
ワイヤロープ６の回転を押えてワイヤロープ６の疲労寿
命を伸ばすことができる。
【００２１】Ｕボルト１２とワイヤロープ８には若干の
隙間があり、ｓ撚り、ｚ撚りの各々のワイヤロープ６が
制御ケーブル９の重量によって伸びて互いに長さが異っ
た場合、カラー２が回転し、長さを同一にする。この時
Ｕボルト１２はワイヤロープ８の動きを規制しないよう
にしている。以上、回転防止治具を説明したが、回転防
止治具は上記構造に限定されるものではなく、連結側の
ワイヤロープ６を固定し、その回転力を非連結側のワイ
ヤロープ６で受け止める構造のものであれば同様の効果
があり、また、連結側のワイヤロープ６を固定し、その
回転力を受け止める手段を非連結側のワイヤロープ６以
外に求めても良い。
隙間があり、ｓ撚り、ｚ撚りの各々のワイヤロープ６が
制御ケーブル９の重量によって伸びて互いに長さが異っ
た場合、カラー２が回転し、長さを同一にする。この時
Ｕボルト１２はワイヤロープ８の動きを規制しないよう
にしている。以上、回転防止治具を説明したが、回転防
止治具は上記構造に限定されるものではなく、連結側の
ワイヤロープ６を固定し、その回転力を非連結側のワイ
ヤロープ６で受け止める構造のものであれば同様の効果
があり、また、連結側のワイヤロープ６を固定し、その
回転力を受け止める手段を非連結側のワイヤロープ６以
外に求めても良い。
【００２２】また、カラー２の外周部の径を大きく（例
えば溝部の径でφ１０３ｍｍ）して制御ケーブル部９で
のワイヤロープピッチＰ（例えば４５ｍｍ）とカラー２
の外周部の溝部の直径との差をホルダー５で案内してロ
ープ間隔を矯正するようにした。よって、カラー径大に
よるワイヤロープ６の曲げ応力を小さくしてワイヤロー
プ強度の劣化を抑制し、ワイヤロープ６の寿命を伸ばす
ことができる。
えば溝部の径でφ１０３ｍｍ）して制御ケーブル部９で
のワイヤロープピッチＰ（例えば４５ｍｍ）とカラー２
の外周部の溝部の直径との差をホルダー５で案内してロ
ープ間隔を矯正するようにした。よって、カラー径大に
よるワイヤロープ６の曲げ応力を小さくしてワイヤロー
プ強度の劣化を抑制し、ワイヤロープ６の寿命を伸ばす
ことができる。
【００２３】また、ケーブルハンガー３に支持された軸
１に複数のカラー２を挿通し、これらのカラー２に各々
制御ケーブル９を吊持した。よって、同一軸上に複数の
カラー２を配置し省スペース化すると共に、各々のカラ
ー２が回転してワイヤロープ６の伸び調整ができるよう
になって、カラー２とワイヤロープ６間での滑りがなく
なった。また、カラー２の回転が各々個別に行えるよう
にした。
１に複数のカラー２を挿通し、これらのカラー２に各々
制御ケーブル９を吊持した。よって、同一軸上に複数の
カラー２を配置し省スペース化すると共に、各々のカラ
ー２が回転してワイヤロープ６の伸び調整ができるよう
になって、カラー２とワイヤロープ６間での滑りがなく
なった。また、カラー２の回転が各々個別に行えるよう
にした。
【００２４】カラー２とホルダー５の距離を一定とする
ため、ホルダー５を軸１に挿通した取付金４で支持する
ことにより、ホルダー５を位置決めした。
ため、ホルダー５を軸１に挿通した取付金４で支持する
ことにより、ホルダー５を位置決めした。
【００２５】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ガイ
ドレールに案内されて昇降路を昇降するかごに一端が連
結され、他端が建物側に連結されるケーブルの長手方向
に、複数のストランドからなり、撚り方向の互いに異な
るロープを挿通したエレベータの制御ケーブル装置にお
いて、撚り方向の互いに異なるロープのうち一方のロー
プを巻掛けて吊り下げるロープ懸垂手段と、巻掛けて吊
り下げられた一方のロープと他方のロープとの各々の端
部を重ねて連結するロープ連結部と、連結した側のロー
プの回転を防止する回転防止手段とを備えたことによ
り、制御ケーブルの端部のロープの疲労寿命が大きく向
上する効果がある。
ドレールに案内されて昇降路を昇降するかごに一端が連
結され、他端が建物側に連結されるケーブルの長手方向
に、複数のストランドからなり、撚り方向の互いに異な
るロープを挿通したエレベータの制御ケーブル装置にお
いて、撚り方向の互いに異なるロープのうち一方のロー
プを巻掛けて吊り下げるロープ懸垂手段と、巻掛けて吊
り下げられた一方のロープと他方のロープとの各々の端
部を重ねて連結するロープ連結部と、連結した側のロー
プの回転を防止する回転防止手段とを備えたことによ
り、制御ケーブルの端部のロープの疲労寿命が大きく向
上する効果がある。
【００２６】また、撚り方向の互いに異なるロープのう
ち一方のロープを巻掛けて吊り下げるカラーと、端部で
一方のロープを前記カラーに巻掛けた後、他方のロープ
と各々の端部を重ねて連結する連結部と、連結側のロー
プと非連結側のロープとを繋ぎ、連結した側のロープの
回転を、非連結側のロープをストッパーとして防止する
回転防止治具とを備えたことにより、制御ケーブルの端
部のロープの疲労寿命が大きく向上する効果がある。
ち一方のロープを巻掛けて吊り下げるカラーと、端部で
一方のロープを前記カラーに巻掛けた後、他方のロープ
と各々の端部を重ねて連結する連結部と、連結側のロー
プと非連結側のロープとを繋ぎ、連結した側のロープの
回転を、非連結側のロープをストッパーとして防止する
回転防止治具とを備えたことにより、制御ケーブルの端
部のロープの疲労寿命が大きく向上する効果がある。
【００２７】また、連結部の上下で連結した側のロープ
の回転を防止することにより、制御ケーブルの端部のロ
ープの疲労寿命が更に大きく向上する効果がある。
の回転を防止することにより、制御ケーブルの端部のロ
ープの疲労寿命が更に大きく向上する効果がある。
【００２８】また、連結側のロープと非連結側のロープ
の間隔に対して大きい直径を有するカラーに懸垂された
各々のロープの間隔をケーブル構成部のロープ間隔と一
致させるように案内するロープ間隔矯正手段を備えたこ
とにより、カラー直径が大きくなった分カラー部でロー
プに懸かる曲げ応力が小さくなり、その部分でのロープ
の疲労寿命が向上する効果がある。
の間隔に対して大きい直径を有するカラーに懸垂された
各々のロープの間隔をケーブル構成部のロープ間隔と一
致させるように案内するロープ間隔矯正手段を備えたこ
とにより、カラー直径が大きくなった分カラー部でロー
プに懸かる曲げ応力が小さくなり、その部分でのロープ
の疲労寿命が向上する効果がある。
【００２９】また、軸を介してケーブルハンガーに回転
自在に取り付けられた複数のカラーに各々のケーブルを
吊持したことにより、省スペース化すると共に、各々の
カラーが回転してロープの伸び調整ができるようにした
ので、カラーとロープ間での滑りを防止した。また、カ
ラーの回転が各々個別に行えるようになった。
自在に取り付けられた複数のカラーに各々のケーブルを
吊持したことにより、省スペース化すると共に、各々の
カラーが回転してロープの伸び調整ができるようにした
ので、カラーとロープ間での滑りを防止した。また、カ
ラーの回転が各々個別に行えるようになった。
【００３０】また、回転防止治具は、連結側のロープを
止め金で挟持して平板に固定し、非連結側のロープを前
記平板に固定されたＵボルトの内面にクリアランスを有
して挿入するように構成されていることにより、簡単に
回転防止治具をエレベータの制御ケーブル装置に装着で
き、製造コストも安価である。
止め金で挟持して平板に固定し、非連結側のロープを前
記平板に固定されたＵボルトの内面にクリアランスを有
して挿入するように構成されていることにより、簡単に
回転防止治具をエレベータの制御ケーブル装置に装着で
き、製造コストも安価である。
【００３１】また、止め金の材質を非鉄材としたことに
より、炭素鋼あるいはステンレス製のロープに対してロ
ープよりも軟くして、ロープとの接触、すべりによるロ
ープへの損傷を生じさせないようにしてロープの高寿命
化を図れる効果がある。
より、炭素鋼あるいはステンレス製のロープに対してロ
ープよりも軟くして、ロープとの接触、すべりによるロ
ープへの損傷を生じさせないようにしてロープの高寿命
化を図れる効果がある。
【図１】 この発明の実施の形態１によるエレベータの
制御ケーブル装置の要部を示す正面図である。
制御ケーブル装置の要部を示す正面図である。
【図２】 図１のエレベータの制御ケーブル装置の要部
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図３】 図１のエレベータの制御ケーブル装置の回転
防止治具を示す平面図である。
防止治具を示す平面図である。
【図４】 この発明の実施の形態１によるエレベータの
制御ケーブル装置の要部の別の例を示す側面図である。
制御ケーブル装置の要部の別の例を示す側面図である。
【図５】 一般的なエレベーターを示す全体構成図であ
る。
る。
【図６】 従来のエレベータの制御ケーブル装置の要部
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図７】 図６のエレベータの制御ケーブル装置の要部
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図８】 従来のエレベータの制御ケーブル装置の要部
に懸かる回転力を示す説明図である。
に懸かる回転力を示す説明図である。
１ 軸、２ カラー、３ ケーブルハンガー、４ 取付
金、５ ホルダー、６ ワイヤロープ、７ 回転防止治
具、８ ワイヤクリツプ、９ 制御ケーブル、１０ 回
転防止治具、１１ 止め金、１２ Ｕボルト、１３ 平
板、１４ 巻上機、１５ 主索、１６ かご、１７ 釣
合錘、１８ コンペンロープ、１９ ガイドレール
金、５ ホルダー、６ ワイヤロープ、７ 回転防止治
具、８ ワイヤクリツプ、９ 制御ケーブル、１０ 回
転防止治具、１１ 止め金、１２ Ｕボルト、１３ 平
板、１４ 巻上機、１５ 主索、１６ かご、１７ 釣
合錘、１８ コンペンロープ、１９ ガイドレール
Claims (7)
- 【請求項１】 ガイドレールに案内されて昇降路を昇降
するかごに一端が連結され、他端が建物側に連結される
ケーブルの長手方向に、複数のストランドからなり、撚
り方向の互いに異なるロープを挿通したエレベータの制
御ケーブル装置において、前記撚り方向の互いに異なる
ロープのうち一方のロープを巻掛けて吊り下げるロープ
懸垂手段と、前記巻掛けて吊り下げられた一方のロープ
と他方のロープとの各々の端部を重ねて連結するロープ
連結部と、前記連結した側のロープの回転を防止する回
転防止手段とを備えたことを特徴とするエレベーターの
制御ケーブル装置。 - 【請求項２】 ガイドレールに案内されて昇降路を昇降
するかごに一端が連結され、他端が建物側に連結される
ケーブルの長手方向に、複数のストランドからなり、撚
り方向の互いに異なるロープを挿通した制御ケーブル装
置において、前記撚り方向の互いに異なるロープのうち
一方のロープを巻掛けて吊り下げるカラーと、端部で一
方のロープを前記カラーに巻掛けた後、他方のロープと
各々の端部を重ねて連結する連結部と、前記連結側のロ
ープと非連結側のロープとを繋ぎ、連結した側のロープ
の回転を、非連結側のロープをストッパーとして防止す
る回転防止治具とを備えたことを特徴とするエレベータ
ーの制御ケーブル装置。 - 【請求項３】 連結部の上下で連結した側のロープの回
転を防止することを特徴とする請求項１または２に記載
のエレベーターの制御ケーブル装置。 - 【請求項４】 連結側のロープと非連結側のロープの間
隔に対して大きい直径を有するカラーに懸垂された各々
のロープの間隔をケーブル構成部のロープ間隔と一致さ
せるように案内するロープ間隔矯正手段を備えたことを
特徴とする請求項２に記載のエレベーターの制御ケーブ
ル装置。 - 【請求項５】 軸を介してケーブルハンガーに回転自在
に取り付けられた複数のカラーに各々のケーブルを吊持
したことを特徴とする請求項２に記載のエレベーターの
制御ケーブル装置。 - 【請求項６】 回転防止治具は、連結側のロープを止め
金で挟持して平板に固定し、非連結側のロープを前記平
板に固定されたＵボルトの内面にクリアランスを有して
挿入するように構成されていることを特徴とする請求項
２に記載のエレベーターの制御ケーブル装置。 - 【請求項７】 止め金の材質を非鉄材としたことを特徴
とする請求項６に記載のエレベーターの制御ケーブル装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28975095A JP3412367B2 (ja) | 1995-11-08 | 1995-11-08 | エレベーターの制御ケーブル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28975095A JP3412367B2 (ja) | 1995-11-08 | 1995-11-08 | エレベーターの制御ケーブル装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09132366A true JPH09132366A (ja) | 1997-05-20 |
| JP3412367B2 JP3412367B2 (ja) | 2003-06-03 |
Family
ID=17747284
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28975095A Expired - Lifetime JP3412367B2 (ja) | 1995-11-08 | 1995-11-08 | エレベーターの制御ケーブル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3412367B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007261724A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータの制御ケーブル装置 |
| JP2008137772A (ja) * | 2006-12-01 | 2008-06-19 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータの制御ケーブル装置 |
| JP2011037622A (ja) * | 2009-08-18 | 2011-02-24 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータ制御ケーブルおよびその吊手装置 |
| JP2012116645A (ja) * | 2010-12-02 | 2012-06-21 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータのケーブル懸架装置及びケーブル懸架方法 |
| CN107108161A (zh) * | 2014-12-19 | 2017-08-29 | 奥的斯电梯公司 | 用于电梯皮带的终端 |
-
1995
- 1995-11-08 JP JP28975095A patent/JP3412367B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007261724A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータの制御ケーブル装置 |
| JP2008137772A (ja) * | 2006-12-01 | 2008-06-19 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータの制御ケーブル装置 |
| JP2011037622A (ja) * | 2009-08-18 | 2011-02-24 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータ制御ケーブルおよびその吊手装置 |
| JP2012116645A (ja) * | 2010-12-02 | 2012-06-21 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータのケーブル懸架装置及びケーブル懸架方法 |
| CN107108161A (zh) * | 2014-12-19 | 2017-08-29 | 奥的斯电梯公司 | 用于电梯皮带的终端 |
| US11155442B2 (en) | 2014-12-19 | 2021-10-26 | Otis Elevator Company | Termination for elevator belt |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3412367B2 (ja) | 2003-06-03 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7207421B2 (en) | Elevator | |
| FI119769B (fi) | Menetelmä hissin asentamiseksi ja hissi | |
| JP5528312B2 (ja) | エレベーター用テールコードの懸架装置、及びエレベーター装置 | |
| JP2001524060A (ja) | エレベータロープ装置 | |
| US6341669B1 (en) | Pivoting termination for elevator rope | |
| EP1721859B1 (en) | Elevator compensating cable having a selected loop radius and associated method | |
| FI119056B (fi) | Hissi, menetelmä hissin muodostamiseksi ja hissin tasauslaitteessa aikaansaadun lisävoiman käyttö | |
| FI116562B (fi) | Menetelmä hissin asentamiseksi | |
| US4842101A (en) | Elevator system | |
| WO1999043601A2 (en) | Dual sheave rope climber using flat flexible ropes | |
| JP2006524171A (ja) | 移動式カウンターウエイトのないエレベーターシステム | |
| JP3412367B2 (ja) | エレベーターの制御ケーブル装置 | |
| EP1097101B1 (en) | Elevator system having drive motor located at the bottom portion of the hoistway | |
| JP4713494B2 (ja) | エレベータと装置 | |
| JP3734851B2 (ja) | 液圧式エレベータの懸架装置 | |
| JP2002145556A (ja) | エレベータ装置 | |
| EP1535875B1 (en) | Elevator device | |
| JP2001247277A (ja) | デッドエンドヒッチ | |
| JP5308159B2 (ja) | 異なる大きさの荷重支持部材を備えたエレベータの荷重支持アッセンブリ | |
| EP1560779B1 (en) | Method for ensuring and measuring the internal tension of an elevator hoisting rope, and elevator permitting the use of said method | |
| JPH09240957A (ja) | エレベーターの主索案内装置 | |
| JP4271989B2 (ja) | エレベータの制御ケーブル装置 | |
| US20060243540A1 (en) | Elevator | |
| EP1911715B1 (en) | Elevator system having drive motor located at the bottom portion of the hoistway | |
| JP7226622B1 (ja) | ワイヤロープ固定装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080328 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090328 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100328 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100328 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120328 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140328 Year of fee payment: 11 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |