JP7226622B1 - ワイヤロープ固定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤロープを損傷させることなく安定して挟持固定できるワイヤロープ固定装置を提供する。【解決手段】一方側から他方側に向かって狭くなる貫通孔を有するソケットと、貫通孔に貫通させるワイヤロープを挟持するように合わせられる一組の挟持部材とを備え、一組の挟持部材は、ワイヤロープを挟持した状態で一方側から他方側に向かって狭くなる外形を有し、貫通孔に一方側から挿入されて嵌合されるものであり、一組の挟持部材は、ワイヤロープを挟持する部分に挟持用の溝を有し、当該ワイヤロープを挟持する部分は、ワイヤロープの外表部よりも硬さが低い材料で形成されているワイヤロープ固定装置を提供する。【選択図】 図3

Description

本開示は、複数のストランドが撚り合わせられてなるエレベータのワイヤロープを挟持固定する際に用いるワイヤロープ固定装置に関する。
従来、高層ビル等の建築工事現場において、建築工事の進捗に応じて昇降路内の機械室ユニットを上方へ移動しながら、かごの昇降行程を順次延長させる揚程延長式工事用エレベータが知られている。揚程延長式工事用エレベータでは、巻上機によってワイヤロープを牽引してかごを昇降させるが、このワイヤロープは機械室ユニットに設けられたロープドラムに巻かれている。ロープドラムから繰り出されたワイヤロープは、機械室ユニットに配設されたワイヤロープ固定装置によって挟持され、機械室ユニットに固定されている。機械室ユニットを上方の階に移動するときには、ワイヤロープ固定装置によるワイヤロープの挟持固定を解除し、ロープドラムからワイヤロープを繰り出させて長くした後、再びワイヤロープ固定装置によってワイヤロープを挟持固定する。
この揚程延長式工事用エレベータにおけるワイヤロープ固定装置の構成として、特許文献1及び特許文献2には、ワイヤロープを一対の板で挟み、一対の板を複数のボルトによって締め付けることによってワイヤロープを固定する構成が開示されている。
特開2020-179968号公報 特開平8-133637号公報
しかし、特許文献1および特許文献2に開示のワイヤロープ固定装置では、経年によりボルトが緩みやすくなり、ワイヤロープを強固に固定できなくなる虞がある。また、ワイヤロープを強固に固定するためには締め付け力を強くすればよいが、過剰な締め付けによりワイヤロープがつぶれて損傷しその機能を損なう虞がある。
そこで、本開示の目的は、ワイヤロープを損傷させることなく、ワイヤロープを安定して挟持固定できるワイヤロープ固定装置を提供することである。
本開示に係るワイヤロープ固定装置は、複数のストランドが撚り合わせられてなるエレベータのワイヤロープを挟持固定する際に用いるワイヤロープ固定装置であって、一方側から他方側に向かって狭くなる貫通孔を有するソケットと、貫通孔に貫通させるワイヤロープを挟持するように合わせられる一組の挟持部材とを備え、一組の挟持部材は、ワイヤロープを挟持した状態で一方側から他方側に向かって狭くなる外形を有し、貫通孔に一方側から挿入されて嵌合されるものであり、一組の挟持部材は、ワイヤロープを挟持する部分に溝を有し、当該ワイヤロープを挟持する部分は、ワイヤロープの外表部よりも硬さが低い材料で形成されており、ソケットの一方側に取り付けられ、貫通孔に挿入された一組の挟持部材の貫通孔から離れる方向への移動を制限する押さえ部材をさらに備える
また、本開示に係るワイヤロープ固定装置は、複数のストランドが撚り合わせられてなるエレベータのワイヤロープを挟持固定する際に用いるワイヤロープ固定装置であって、一方側から他方側に向かって狭くなる貫通孔を有するソケットと、貫通孔に貫通させるワイヤロープを挟持するように合わせられる一組の挟持部材とを備え、一組の挟持部材は、ワイヤロープを挟持した状態で一方側から他方側に向かって狭くなる外形を有し、貫通孔に一方側から挿入されて嵌合されるものであり、一組の挟持部材は、ワイヤロープを挟持する部分に溝を有し、当該挟ワイヤロープを挟持する部分は、ワイヤロープの外表部よりも硬さが低い材料で形成されており、挟持部材の貫通孔に篏合されたときに貫通孔の一方側に露出される部分に、当該挟持部材を貫通孔から取り出す際に用いる開口が形成されている
また、本開示に係るワイヤロープ固定装置は、複数のストランドが撚り合わせられてなるエレベータのワイヤロープを挟持固定する際に用いるワイヤロープ固定装置であって、一方側から他方側に向かって狭くなる貫通孔を有するソケットと、貫通孔に貫通させるワイヤロープを挟持するように合わせられる一組の挟持部材とを備え、一組の挟持部材は、ワイヤロープを挟持した状態で一方側から他方側に向かって狭くなる外形を有し、貫通孔に一方側から挿入されて嵌合されるものであり、一組の挟持部材は、ワイヤロープを挟持する部分に溝を有し、当該ワイヤロープを挟持する部分は、ワイヤロープの外表部よりも硬さが低い材料で形成されており、ソケットの挟持部材との間に、低摩擦シートが配置される。
本開示に係るワイヤロープ固定装置によれば、ワイヤロープを損傷させることなく、ワイヤロープを安定して挟持固定できる。
実施の形態に係るワイヤロープ固定装置を示す斜視図である。 ソケットの構造を示す斜視図である。 ソケットの貫通孔に一組の挟持部材が挿入された状態を示す斜視図である。 ワイヤロープを挟持固定する際に生じる挟持部材の状態の変化を説明するための図である。 ワイヤロープと挟持部材の接触面の様子を側方からみた断面図である。 ワイヤロープの大きさに対する挟持用の溝の大きさを説明するための図である。 ワイヤロープを挟持固定する際に生じる挟持部材の状態の変化を説明するための図である。 ワイヤロープを挟持固定する際に生じる溝の表面状態の変化を示す図である。 押さえ部材が取り付けられた状態のワイヤロープ固定装置を示す図である。 揚程延長式工事用エレベータにおける揚程延長処理を示す図である。 ガイド部材が設置された状態のワイヤロープ固定装置を示す図である。 ソケットと挟持部材の間に低摩擦シートを配置した例を示す図である。 ソケットが一体的に形成されたものである例を示す図である。 ソケットが3つの分割体からなる例を示す図である。 片方の挟持部材のみが一方側から他方側に向かって狭くなる外形を有する例を示す図である。 割りピンを用いて挟持部材の移動を制限する構造を示す図である。 ソケットの下方にコイルバネが設置された例を示す図である。 ワイヤロープの別の例を示す図である。 ワイヤロープ固定装置によりコンペンロープを挟持固定する例を示す図である(その1)。 ワイヤロープ固定装置によりコンペンロープを挟持固定する例を示す図である(その2)。 ワイヤロープ固定装置により調速機ロープを挟持固定する例を示す図である。 ワイヤロープ固定装置を1:1ローピング方式のエレベータに適用した例を示す図である。
以下、実施の形態に係るワイヤロープ固定装置11について説明する。このワイヤロープ固定装置11は、複数のストランドが撚り合わせられてなるエレベータのワイヤロープを挟持固定する際に用いられる。図1は、実施の形態に係るワイヤロープ固定装置11を示す斜視図である。
図1に示すように、ワイヤロープ固定装置11は、一方側(図面上方側)から他方側(図面下方側)に向かって狭くなる貫通孔130を有するソケット13と、貫通孔130に貫通させるワイヤロープ5を挟持するように合わせられ、貫通孔130に挿入される一組の挟持部材14と、一組の挟持部材14が貫通孔130に挿入されたときにソケット13に取り付けられて、一組の挟持部材14の動きを制限する押さえ部材15とを備えている。
ソケット13は、ベース13aとカバー13bを備えている。ベース13aとカバー13bは、貫通孔130の一方側の端部(広口の開口部)から他方側の端部(狭口の開口部)に亘る分割面によって分割される分割体であり、ネジS等を用いてベース13aにカバー13bを取り付けることができる。図2に示すように、カバー13bをベース13aから取り外した場合、貫通孔130が広く開放され、貫通孔130にワイヤロープ5を通したり貫通孔130からワイヤロープ5を外したりする作業を容易に行えるようになる。また、貫通孔130に第1の挟持部材14aと第2の挟持部材14bを配置したり、機械室ユニット7上昇の際に貫通孔130から第1の挟持部材14aと第2の挟持部材14bを外したりする作業も容易に行えるようになる。
なお、図1に示すように、貫通孔130の一方側の端部(広口の開口部)における、一組の挟持部材14と接触する可能性がある角部137には面取り又は曲面加工が施されていてもよい。これにより、一組の挟持部材14が貫通孔130の一方側の端部に引っ掛かってワイヤロープ5の挟持固定の機能を損なうことを防止できる。また、一組の挟持部材14の貫通孔130に挿入される側先端の角部147に面取り又は曲面加工が施すことにより、一組の挟持部材14の端部が、ソケット13の挟持部材と接触する表面に引っ掛かってワイヤロープ5の挟持固定の機能を損なうことを防止することもできる。
ソケット13の第1の挟持部材14a(または第2の挟持部材14b)と接触する表面(貫通孔130の内側)には、低摩擦化表面処理が施されている。この低摩擦化表面処理としては、メッキ処理、研磨処理、潤滑剤の塗布処理などが用いられる。たとえば、第1の挟持部材14a(または第2の挟持部材14b)がアルミニウム合金からなる場合、ソケット13の第1の挟持部材14a(または第2の挟持部材14b)と接触する表面に電気亜鉛メッキ処理を施すことができる。これにより、ソケット13の第1の挟持部材14a(または第2の挟持部材14b)の接触面では摩擦係数が小さくなる。なお、ここではソケット13の表面に低摩擦化表面処理が施す場合について説明したが、これに代えて、またはこれに加えて、第1の挟持部材14a(または第2の挟持部材14b)のソケット13と接触する表面に低摩擦化表面処理を施すようにしてもよい。
図3は、一組の挟持部材14が貫通孔130に挿入された状態を示す斜視図である。一組の挟持部材14は、ワイヤロープ5を挟持するように合わせられる第1の挟持部材14aと第2の挟持部材14bからなり、ワイヤロープ5を挟持した状態で一方側から他方側に向かって狭くなる外形を有する。ワイヤロープ5を挟持固定する際に、第1の挟持部材14aと第2の挟持部材14bは、ワイヤロープ5を挟持するように合わせられ、貫通孔130に一方側(広口の開口部側)から挿入されて嵌合される。ワイヤロープ5に張力が発生しているとき、一組の挟持部材14がワイヤロープ5に掛かる張力によって他方側(狭口の開口部側)に受ける力は、一組の挟持部材14がソケット13の内壁から受ける抗力の上記他方側に受ける力の方向とは逆向きの成分と釣り合っている。また、一組の挟持部材14には、ソケット13の内壁から受ける抗力の上記他方側に受ける力の方向に直交する向きの成分により、ワイヤロープ5を挟持する力が発生する。
ワイヤロープ5の挟持固定を解除する際に、第1の挟持部材14aと第2の挟持部材14bは、貫通孔130から取り外される。第1の挟持部材14aと第2の挟持部材14bは、図3に示すように、貫通孔130に嵌合されたときに貫通孔130の一方側に露出される部分141を有する。その露出される部分141には、第1の挟持部材14aと第2の挟持部材14bを貫通孔130から取り出す際に、金属棒等の道具が引っかけられて用いられる開口144が形成されている。
また、第1の挟持部材14aと第2の挟持部材14bは、ワイヤロープ5を挟持する部分に挟持用の溝140を有し、そのワイヤロープ5を挟持する部分は、ワイヤロープ5の外表部よりも硬さが低い材料で形成されている。たとえばワイヤロープ5の外表部が、ビッカース硬さが440~470Hvの範囲内である硬鋼線材で形成されている場合に、第1の挟持部材14aと第2の挟持部材14bは、たとえばビッカース硬さが45~100Hvの範囲内であるアルミニウム合金で形成されている。これにより、図4に示すように、第1の挟持部材14aと第2の挟持部材14bは、その挟持する部分の表面にワイヤロープ5を食い込ませつつ挟持することができるため、ワイヤロープ5のストランドと挟持部材の実質の接触面積を増大することができ、ワイヤロープ5を損傷させることなく、ワイヤロープを挟持固定できる。図4(b)は、図4(a)においてワイヤロープ5を省略したA-A断面図である。
さらに、ワイヤロープ5が溝140に食い込むことにより、挟持部材14の表面には、ワイヤロープ5の圧痕が形成される。図5は、ワイヤロープ5と第1の挟持部材14a(または第2の挟持部材14b)の接触面の様子を側方からみた断面図である。図5に示すように、第1の挟持部材14a(または第2の挟持部材14b)は、ワイヤロープ5よりも硬さが低い材料で形成されているために、挟持部材14の表面にはワイヤロープ5が食い込む。一般に、摩擦係数は下記の式(1)の如く、凝着摩擦のメカニズムと掘起しのメカニズムの和で考えられている。凝着摩擦は接触面に生じる凝着力であり、掘起しは硬い材料の部材が柔らかい部材の材料を掘起すことに伴う抵抗である。下記の式(1)中のμaは、凝着項であり、μpは、掘起し項である。
Figure 0007226622000002
ワイヤロープ5が挟持部材に食い込むことで、上記掘起しの項μpの成分が大きくなり、ワイヤロープ5と第1の挟持部材14a(または第2の挟持部材14b)の接触面では摩擦係数が大きくすることが可能となる。これにより挟持部材14の溝140とワイヤロープ5の摩擦係数が増加し、ワイヤロープ5を挟持する力を予め印加することを不要とすることができる。
溝140は、図6に示すように、断面円弧状に形成され、その曲率半径rはワイヤロープ5の半径Rより小さくなるように設定するとよい。これにより挟持部材14の溝140とワイヤロープ5の摩擦係数をより増加させることができる。このとき、溝が小さすぎるとワイヤロープ5が溝に嵌らなくなるため、溝140の曲率半径rは、ワイヤロープ5の半径Rの90%以上100%未満になるようにすることが好ましい。ここで、ワイヤロープ5は、繊維芯510と、その繊維芯510の外周に複数本の鋼製ストランド505を巻き付けてなる鋼線層520とを備えている。各鋼製ストランド505は、複数の鋼線が撚り合わされて形成されている。このワイヤロープ5においては、鋼線層520が、本開示におけるワイヤロープの外表部に相当する。ワイヤロープ5の半径Rとしては、ワイヤロープ5の長手方向に垂直な断面に外接する円の半径を用いる。
これにより、第1の挟持部材14aと第2の挟持部材14bがワイヤロープ5を挟持するように合わせられると、まずは、図7(a)に示すように、ワイヤロープ5が溝140に嵌り、溝140の溝部が広がるように変形し、それと同時に、図中矢印Cで示すように、反力が発生する。その後、ワイヤロープ5に張力が発生すると、ワイヤロープ5が第1の挟持部材14aと第2の挟持部材14bを押し付ける力が発生し、図5(b)に示すように、ワイヤロープ5のほぼ全体に力が加えられることとなる。
図8(a)は、図7(a)においてワイヤロープ5を省略したA-A断面図である。図8(a)に示すように、図7(a)の状態では、溝140の表面の一部にワイヤロープ5の圧痕が形成される。図8(b)は、図7(b)においてワイヤロープ5を省略したA-A断面図である。図8(b)に示すように、図7(b)の状態では、溝140の表面の全体にワイヤロープ5の圧痕が形成され、第1の挟持部材14a及び第2の挟持部材14bとワイヤロープ5の接触面での摩擦係数をより大きくすることが可能となる。
押さえ部材15は、図9に示すように、一組の挟持部材14が貫通孔130に挿入されたときに、ボルト16等によりソケット13の一方側に取り付けられ、一組の挟持部材14の貫通孔130から離れる方向への移動を制限する。押さえ部材15は、板金を曲げて製作され、一組の挟持部材14の一方側の端部を包むような形状に折り曲げられた折曲部151を有する。また、押さえ部材15とボルト16の頭部との間にバネを介在させることにより、ボルト16の緩みを抑制するようにしてもよい。
以下、図10を参照して、ワイヤロープ固定装置11が適用された揚程延長式工事用エレベータ100における揚程延長処理について説明する。図10に示すように、揚程延長式工事用エレベータ100は、昇降路内を上下方向に移動可能な機械室ユニット7を有する。機械室ユニット7には、ワイヤロープ5(メインロープ)を介してかご1と釣合おもり2を昇降させる巻上機6と、昇降行程延長時に追加で必要となるワイヤロープ5が巻かれているロープドラム8と、ワイヤロープ固定装置11や、制御盤などの機器が設置され、ロープドラム8から繰り出されるワイヤロープ5は、転向プーリ9により転向されてワイヤロープ固定装置11に通されている。ワイヤロープ固定装置11を通ったワイヤロープ5は、かご1に取り付けられたかご側吊り車3、巻上機6、釣合おもり2に取り付けられた釣合おもり側吊り車4の順にさらに巻きかけられ、その先端をシャックル10により 機械室ユニット7に固定されている。
機械室ユニット7を昇降路内に固定し揚程延長式工事用エレベータ100を利用可能とする場合、図10(a)に示すように、ワイヤロープ固定装置11によりワイヤロープ5を固定した状態で巻上機6を駆動させる。利用者による揚程延長式工事用エレベータ100の利用を中断し、機械室ユニット7を上方に移動するときは、まず、図10(b)に示すように、釣合おもり2を昇降路の最下部に下げ、たとえば緩衝器23や、昇降路底部により支持された状態とし、連結装置12によりかご1を 機械室ユニット7に連結する。その後、図10(c)に示すように、一組の挟持部材14をソケット13から取り外すことによってワイヤロープ固定装置11によるワイヤロープ5の固定解除し、タワークレーン、ウインチ等の揚重装置により機械室ユニット7を昇降路内上方に移動する。このとき、ロープドラム8からワイヤロープ5が繰り出され、昇降行程が延長される。その後、ワイヤロープ固定装置11により再びワイヤロープ5を固定し、連結装置12による連結を解除して、再び揚程延長式工事用エレベータ100を利用可能とする。
なお、ワイヤロープ固定装置11によるワイヤロープ5の固定を解除し、機械室ユニット7を昇降路内上方に移動する際には、図11に示すように、ワイヤロープ5がソケット13に接触して、ワイヤロープ5が損傷することを防止するため、貫通孔130に一方側(広口の開口部側)と他方側(狭口の開口部側)に、樹脂などで製作された第1のガイド部材17と第2のガイド部材18を設置することができる。なお、図11(a)は、正面図であり、図11(b)は側面図であり、図11中の17aは、第1のガイド部材17をソケット13に固定するためのボルトである。
以上説明したように、実施の形態に係るワイヤロープ固定装置11は、一方側から他方側に向かって狭くなる貫通孔130を有するソケット13と、ワイヤロープ5を挟持するように合わせられる一組の挟持部材と14備える。また、一組の挟持部材14は、ワイヤロープ5を挟持した状態で一方側から他方側に向かって狭くなる外形を有し、貫通孔130に一方側から挿入されて嵌合される。また、一組の挟持部材14は、ワイヤロープ5を挟持する部分に溝を有し、そのワイヤロープを挟持する部分は、ワイヤロープ5の外表部よりも硬さが低い材料で形成されている。これにより、ワイヤロープ5を損傷させることなく、ワイヤロープ5を安定して挟持固定できる。
さらに、ワイヤロープ5が挟持部材14に食い込むために、挟持部材14とワイヤロープ5の接触面の摩擦係数を増大させられるために、挟持部材14のあらかじめの押しつけ力を不要としてワイヤロープ5を挟持固定することを可能とできる。
なお、上記実施の形態では、ソケット13の第1の挟持部材14a(または第2の挟持部材14b)と接触する表面、または第1の挟持部材14a(または第2の挟持部材14b)のソケット13と接触する表面に低摩擦化表面処理を施す場合について説明したが、これに限定されない。低摩擦化表面処理に代えて、またはこれに加えて、ソケット13と第1の挟持部材14a(または第2の挟持部材14b)の間に、低摩擦シートを配置するようにしてもよい。図12は、ソケット13と第1の挟持部材14a(または第2の挟持部材14b)の間に、低摩擦シート40を配置した例を示す図である。なお、図12(b)は、側面図であり、図12(a)は、図12(b)のD-D断面図である。
また、上記実施の形態では、ソケット13は、ベース13aとカバー13bという2つの分割体からなる場合について説明したが、これに限定されない。ソケット13は、一体的に形成されたものであってもよいし、3つ以上の分割体からなるものであってもよい。図13は、ソケット13が一体的に形成されたものである例を示す図(正面図、側面図、平面図)であり、図14は、ソケット13が3つの分割体13c、13d、13fからなる例を示す図(正面図、側面図、平面図)である。また、図14中の13mは、分割体13cに対し分割体13dと分割体13fを固定するためのボルトである。
また、上記実施の形態では、第1の挟持部材と第2の挟持部材が両方とも一方側から他方側に向かって狭くなる外形を有する場合について説明したが、これに限定されない。ワイヤロープを挟持するように合わせられる一組の挟持部材は、その少なくとも1つが一方側から他方側に向かって狭くなる外形を有することにより、一組の挟持部材の全体として、ワイヤロープを挟持した状態で一方側から他方側に向かって狭くなる外形を有すればよい。図15は、一組の挟持部材を構成する第3の挟持部材14cと第4の挟持部材14dのうち、片方の第4の挟持部材14dのみが一方側から他方側に向かって狭くなる外形を有する例を示す図(正面図、側面図、平面図)である。
また、上記実施の形態では、押さえ部材15により一組の挟持部材14の貫通孔130から離れる方向への移動を制限する場合について説明したが、これに代えて、またはこれに加えて、図16に示すような、割りピン372を用いた構造により、一組の挟持部材14の貫通孔130から離れる方向への移動を制限するようにしてもよい。図16には、一組の挟持部材14の下端付近にピン穴371を設け、貫通孔130に挿入された一組の挟持部材14のピン穴371に割りピン372を挿入している構造が示されている。この構造により、一組の挟持部材14が貫通孔130から離れる方向へ移動しようとした場合、ピン穴371に挿入された割りピン372がカバー13bの下面に当たって一組の挟持部材の貫通孔130から離れる方向への移動が制限されることとなる。なお、図16(a)は、正面図であり、図16(b)は側面図である。
また、上記実施の形態において、機械室ユニット7にワイヤロープ固定装置11を設置する際には、図17に示すように、ソケット13の下方にコイルバネ19を設置することができる。貫通孔130から一組の挟持部材14を取り出す際には、取り外し用棒20を開口144に差し込み、一組の挟持部材14と取り外し用棒20の接点を作用点とし、取り外し用棒20とソケット13の接点を支点とした梃の力で一組の挟持部材14を取り外すことができる。このとき、ソケット13の下方にコイルバネ19を設置し、ソケット13が下方向に移動可能にすることによって、より小さな力で一組の挟持部材14を取り出せるようになる。これは、貫通孔130から一組の挟持部材14を取り出す際に、一組の挟持部材14により挟持されているワイヤロープ5は自重による張力が印加されている状態である場合があるが、コイルバネ19によりソケット13が下方向に移動可能となることで、ワイヤロープ5を持ち上げることなく、ソケット13と一組の挟持部材14を分離させることができるためである。なお、図17(a)は、正面図であり、図17(b)は側面図である。
また、上記実施の形態では、ワイヤロープ5が、繊維芯510の外周に複数本の鋼製ストランド505を巻き付けてなる構成である場合について説明したが、ワイヤロープ5は、複数のストランドが撚り合わせられてなるものであればよく、上記実施の形態において例示したものに限定されない。たとえば、図18に示すようなワイヤロープ600を用いるようにしてもよい。ワイヤロープ600は、鋼製ストランドからなる鋼芯610と、その鋼芯610の外周に複数本の鋼製ストランド615を巻き付けてなる第1の鋼線層620と、第1の鋼線層620の外周に複数本の鋼製ストランド625を巻き付けてなる第2の鋼線層630とを備えたものであってもよい。このワイヤロープ600においては、第2の鋼線層630が、本開示におけるワイヤロープの外表部に相当する。
上記実施の形態では、ワイヤロープ固定装置11により挟持固定するワイヤロープ5がメインロープである場合を例示したが、これに限定されない。ワイヤロープ固定装置11により挟持固定するワイヤロープ5は、コンペンロープであってもよいし、調速機ロープであってもよい。
また、上記実施の形態では、ワイヤロープ固定装置11が昇降路内に設置された機械室ユニット内に配置される場合を例示したが、これに限定されない。ワイヤロープ固定装置11は、ピット内に配置されるようにしてもよいし、ピットに隣接して設けられた附室内に配置されるようにしてもよい。また、ワイヤロープ固定装置11は、かご1に固定されるようにしてもよいし、釣合おもり2に固定されるようにしてもよい。
図19は、メインロープ501を挟持固定する第1のワイヤロープ固定装置511に加えて、コンペンロープ502を挟持固定する第2のワイヤロープ固定装置512を備えた揚程延長式工事用エレベータの例を示す図である。図19に示す揚程延長式工事用エレベータ200では、コンペンロープ502が巻かれているコンペンロープドラム508と、コンペンロープドラム508から繰り出されるコンペンロープ502を挟持固定する第2のワイヤロープ固定装置512がいずれも釣合おもり2に固定されている。そして、機械室ユニット7を昇降路内に設置し揚程延長式工事用エレベータ200を利用可能とするときには、第1のワイヤロープ固定装置511によりメインロープ501を挟持固定するとともに、第2のワイヤロープ固定装置512によりコンペンロープ502を挟持固定する。一方、機械室ユニット7を昇降路内上方に移動するときには、第1のワイヤロープ固定装置511によるメインロープ501の挟持固定を解除するとともに、第2のワイヤロープ固定装置512によるコンペンロープ502の挟持固定を解除することによって、メインロープ501とコンペンロープ502を延長可能にする。なお、図19では、コンペンロープドラム508と第2のワイヤロープ固定装置512が釣合おもり2に固定されている場合を示したが、コンペンロープドラム508と第2のワイヤロープ固定装置512はかご1に固定されるようにしてもよい。
図20は、メインロープ501を挟持固定する第1のワイヤロープ固定装置511に加えて、コンペンロープ502を挟持固定する第2のワイヤロープ固定装置512を備えた揚程延長式工事用エレベータの別の例を示す図である。図20に示す揚程延長式工事用エレベータ300では、コンペンロープ502が巻かれているコンペンロープドラム508と、コンペンロープドラム508から繰り出されるコンペンロープ502を挟持固定する第2のワイヤロープ固定装置512がいずれもピットに配置されている。そして、機械室ユニット7を昇降路内に設置し揚程延長式工事用エレベータ300を利用可能とするときには、第1のワイヤロープ固定装置511によりメインロープ501を挟持固定するとともに、第2のワイヤロープ固定装置512によりコンペンロープ502を挟持固定する。一方、機械室ユニット7を昇降路内上方に移動するときには、第1のワイヤロープ固定装置511によるメインロープ501の挟持固定を解除するとともに、第2のワイヤロープ固定装置512によるコンペンロープ502の挟持固定を解除することによって、メインロープ501とコンペンロープ502を延長可能にする。
図21は、メインロープ501を挟持固定する第1のワイヤロープ固定装置511に加えて、調速機ロープ503を挟持固定する第3のワイヤロープ固定装置513を備えた揚程延長式工事用エレベータの例を示す図である。図21に示す揚程延長式工事用エレベータ400では、調速機ロープ503が巻かれている調速機ロープドラム518と、調速機ロープドラム518から繰り出される調速機ロープ503を挟持固定する第3のワイヤロープ固定装置513がいずれもかご1に固定されている。具体的には、調速機ロープドラム518は、かご1の上方に設置され、第3のワイヤロープ固定装置513は、連結棒513aによりかごに連結固定されている。そして、機械室ユニット7を昇降路内に設置し揚程延長式工事用エレベータ400を利用可能とするときには、第1のワイヤロープ固定装置511によりメインロープ501を挟持固定するとともに、第3のワイヤロープ固定装置513により調速機ロープ503を挟持固定する。一方、機械室ユニット7を昇降路内上方に移動するときには、第1のワイヤロープ固定装置511によるメインロープ501の挟持固定を解除するとともに、第3のワイヤロープ固定装置513による調速機ロープ503の挟持固定を解除することによって、メインロープ501と調速機ロープ503を延長可能にする。
また、上記実施の形態では、2:1ローピング方式の揚程延長式工事用エレベータ100にワイヤロープ固定装置11を適用した場合を示したが、それに限定されない。図22は、メインロープ501を挟持固定する第1のワイヤロープ固定装置511を1:1ローピング方式の揚程延長式工事用エレベータに適用した例を示す図である。図22に示す揚程延長式工事用エレベータ500では、メインロープ501が巻かれているメインロープドラム528と、メインロープドラム528から繰り出されるメインロープ501を挟持固定する第1のワイヤロープ固定装置511がいずれもかご1に固定されている。そして、機械室ユニット7を昇降路内に設置し揚程延長式工事用エレベータ500を利用可能とするときには、第1のワイヤロープ固定装置511によりメインロープ501を挟持固定し、機械室ユニット7を昇降路内上方に移動するときには、第1のワイヤロープ固定装置511によるメインロープ501の挟持固定を解除することによって、メインロープ501を延長可能にする。
1 かご
2 釣合おもり
3 かご側吊り車
4 釣合おもり側吊り車
5、600 ワイヤロープ
6 巻上機
7 機械室ユニット
8 ロープドラム
9 転向プーリ
10 シャックル
11 ワイヤロープ固定装置
12 連結装置
13 ソケット
13c、13d、13f 分割体
14 一組の挟持部材
15 押さえ部材
16 ボルト
17 第1のガイド部材
18 第2のガイド部材
19 コイルバネ
20 取り外し用棒
23 緩衝器
40 低摩擦シート
130 貫通孔
13a ベース
13b カバー
140 溝
144 開口
14a 第1の挟持部材
14b 第2の挟持部材
14c 第3の挟持部材
14d 第4の挟持部材
100、200、300,400,500 揚程延長式工事用エレベータ
371 ピン穴
372 割りピン
501 メインロープ
502 コンペンロープ
503 調速機ロープ
508 コンペンロープドラム
511 第1のワイヤロープ固定装置
512 第2のワイヤロープ固定装置
513 第3のワイヤロープ固定装置
518 調速機ロープドラム
520 鋼線層
528 メインロープドラム

Claims (9)

  1. 複数のストランドが撚り合わせられてなるエレベータのワイヤロープを挟持固定する際に用いるワイヤロープ固定装置であって、
    一方側から他方側に向かって狭くなる貫通孔を有するソケットと、
    前記貫通孔に貫通させるワイヤロープを挟持するように合わせられる一組の挟持部材と
    を備え、
    前記一組の挟持部材は、前記ワイヤロープを挟持した状態で前記一方側から前記他方側に向かって狭くなる外形を有し、前記貫通孔に前記一方側から挿入されて嵌合されるものであり、
    前記一組の挟持部材は、前記ワイヤロープを挟持する部分に溝を有し、当該ワイヤロープを挟持する部分は、前記ワイヤロープの外表部よりも硬さが低い材料で形成されており、
    前記ソケットの前記一方側に取り付けられ、前記貫通孔に挿入された前記一組の挟持部材の前記貫通孔から離れる方向への移動を制限する押さえ部材をさらに備えるワイヤロープ固定装置。
  2. 複数のストランドが撚り合わせられてなるエレベータのワイヤロープを挟持固定する際に用いるワイヤロープ固定装置であって、
    一方側から他方側に向かって狭くなる貫通孔を有するソケットと、
    前記貫通孔に貫通させるワイヤロープを挟持するように合わせられる一組の挟持部材と
    を備え、
    前記一組の挟持部材は、前記ワイヤロープを挟持した状態で前記一方側から前記他方側に向かって狭くなる外形を有し、前記貫通孔に前記一方側から挿入されて嵌合されるものであり、
    前記一組の挟持部材は、前記ワイヤロープを挟持する部分に溝を有し、当該ワイヤロープを挟持する部分は、前記ワイヤロープの外表部よりも硬さが低い材料で形成されており、
    前記挟持部材の前記貫通孔に篏合されたときに前記貫通孔の前記一方側に露出される部分に、当該挟持部材を前記貫通孔から取り出す際に用いる開口が形成されているワイヤロープ固定装置。
  3. 複数のストランドが撚り合わせられてなるエレベータのワイヤロープを挟持固定する際に用いるワイヤロープ固定装置であって、
    一方側から他方側に向かって狭くなる貫通孔を有するソケットと、
    前記貫通孔に貫通させるワイヤロープを挟持するように合わせられる一組の挟持部材と
    を備え、
    前記一組の挟持部材は、前記ワイヤロープを挟持した状態で前記一方側から前記他方側に向かって狭くなる外形を有し、前記貫通孔に前記一方側から挿入されて嵌合されるものであり、
    前記一組の挟持部材は、前記ワイヤロープを挟持する部分に溝を有し、当該ワイヤロープを挟持する部分は、前記ワイヤロープの外表部よりも硬さが低い材料で形成されており、
    前記ソケットの前記挟持部材との間に、低摩擦シートが配置されるワイヤロープ固定装置。
  4. 前記溝は、断面円弧状に形成され、その曲率半径が前記ワイヤロープの半径より小さい請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のワイヤロープ固定装置。
  5. 前記ソケットの前記挟持部材と接触する表面、または前記挟持部材の前記ソケットと接触する表面に、低摩擦化表面処理が施されている請求項1から請求項のいずれか一項に記載のワイヤロープ固定装置。
  6. 前記ソケットは、前記貫通孔の前記一方側の端部から前記他方側の端部に亘る分割面によって分割される2以上の分割体からなる請求項1から請求項のいずれか一項に記載のワイヤロープ固定装置。
  7. 前記ワイヤロープは、メインロープ、コンペンロープ、または調速機ロープである請求項1から請求項のいずれか一項に記載のワイヤロープ固定装置。
  8. 前記ワイヤロープ固定装置は、昇降路内に設置された機械室ユニット内、ピット内、若しくはピットに隣接して設けられた附室内に配置され、またはかご、若しくは釣合おもりに固定される請求項1から請求項のいずれか一項に記載のワイヤロープ固定装置。
  9. 前記一組の挟持部材は、前記ワイヤロープを挟持するように合わせられる第1の挟持部材と第2の挟持部材により構成され、
    第1の挟持部材と第2の挟持部材のいずれか一方または両方は、前記一方側から前記他方側に向かって狭くなる外形を有する請求項1から請求項のいずれか一項に記載のワイヤロープ固定装置。
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