JP5528312B2 - エレベーター用テールコードの懸架装置、及びエレベーター装置 - Google Patents

エレベーター用テールコードの懸架装置、及びエレベーター装置 Download PDF

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Description

本発明はエレベーター用のテールコードの懸架装置に係り、特に高行程のエレベーターに好適なテールコードの懸架装置、及びエレベーター装置に関するものである。
エレベーターは乗りかごと昇降路中間部の間に懸架されるテールコードなどを介して乗りかごへの給電と信号の授受を行う。
そのテールコードの構造例を図9に示す。同図よりテールコード10は給電と信号を伝送する銅からなる導体を絶縁体で覆った電線10a、その電線10aを複数本構成の束とし、この束を複数個入れ、シース(被覆)10bで覆う構造である。さらに、高行程用では自身のテールコードを懸架するための複数本、図示では2本の懸架用ワイヤロープ10L、10Rを内蔵している。
そのテールコードを用いた乗りかごへの給電の全体構成の一例を図10(a)、(b)に示す。図10(a)は乗りかご最下階に位置する場合、同図(b)は乗りかごが最上階に位置する場合を示す。図10(a)、(b)において、乗りかご11への給電は、昇降路上部に設けられた機械室に設置のエレベーターを制御するエレベーター制御装置12から、エレベーターの乗りかごの走行に連動して可動する部分をテールコード10で、可動しない固定部を同テールコード、または、一般のケーブルを介して乗りかご給電装置13に供給することで行われる。
そのテールコード10を懸架する位置について次に説明する。図10(a)、(b)において、エレベーターが走行する最下階と最上階の間の距離をエレベーターの昇降行程(H)と呼んでいるが、そのテールコード10の一端は、そのほぼ中間より上部で、最下階レベルからH(≒H/2)の位置に設ける昇降路側の懸架機構部500で懸架し、他端は乗りかごの下部に設ける乗りかご側の懸架機構部600で前述の2本の懸架用ワイヤロープ10L、10Rを用いて懸架する。
ここで、行程H=200mの高行程の場合に各懸架装置に加わる荷重について考察する。このクラスに適用するテールコードの単重Wは概ね50N/m(図9に示すテールコードの構造例において電線1本あたりの導体面積が0.75mmで、その線心数が100〜150本のもの)である。
まず、昇降路側の懸架機構部500に加わる荷重は、図10(a)に示す乗りかごが最下階に位置するときに最大荷重となり、以下に示す荷重Wh1が加わる。
h1=W×Lt1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・数式(1)
ここで、Lt1≫L 、Lt1≒H=H/2 から
h1=W×H/2 =50×200/2 =5,000(N)
同様に、乗りかご側の懸架機構部600に加わる荷重は、図10(b)に示す乗りかごが最上階に位置するときに最大荷重となり、以下に示す荷重WC2が加わる。
C2=W×Lt2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・数式(2)
ここで、Lt2≒Lt1 から
C2=W×Lt1=50×200/2 =5,000(N)
また、乗りかご側、昇降路側の各懸架機構部に加わる荷重の最小WC1、h2,は、図10(a)、(b)から分かるように概ね数十Nとなる。
このように、昇降路側、乗りかご側の各懸架機構部には最大約5,000Nで、かつ、数十N〜約5,000Nの間を変動する繰返す荷重が加わることになる。したがって、各懸架機構部はこのような過酷な荷重条件に対応したものが求められる。
このような荷重条件に対応したテールコードの懸架装置の従来例を図11に示す。同図に示すテールコードの懸架装置は、乗りかごを吊るメーンロープの懸架に用いられるロープソケットを適用したものである。まず、テールコード10内の懸架用ワイヤロープ10L、10Rに対して、それぞれ個別にロープソケット520L,520Rが設けられている。前記のロープソケット520L、520Rは図示の下方部において、内部がテーパ状に形成されたワイヤロープの保持部を有し、外周部を沿うように曲げられた懸架用ワイヤロープ10L、10Rを楔形のロープ押さえ部材で圧接して固定保持するとともに、懸架用ワイヤロープ10L、10Rの端部はワイヤーグリップ521で結束するように構成されている。
また、ロープソケット520L,520Rの上方部は接合ピン522で接続されたシンブルロッド(シャックルロット)530L、530Rが取付けられる。そのシンブルロッド530L、530Rの他方の端は、図10に示す昇降路側の懸架機構部500、及び、乗りかご側の懸架機構部600に設けられる支持用ブラケット540に固定支持される。
このテールコードの懸架装置は、過酷な荷重条件に対応しているとともに、懸架用ワイヤロープとロープソケット、シンブルロッドの取り付け状態により、2本の懸架用ワイヤロープに加わる荷重、例えば、上記で説明の5,000Nの荷重が均等にかかるように、昇降路側、もしくは、乗りかご側のシンブルロッドの高さ方向の固定位置を調整し、各懸架用ワイヤロープにかかる荷重の均等化をはかることが出来る。
特開2004−137019号公報
近年、さらに建物の高層化が進み、エレベーターの昇降行程が400mを超える状況にある。テールコードの懸架装置にかかる荷重も昇降行程にほぼ比例して増大する。例えば、前章の背景技術で記載の(1)、(2)式から昇降行程が400m場合、各懸架機構部には数十N〜10,000Nが加わる。このためテールコードを懸架するシンブルロッドやロープソケットは形状を大きくするなどして、さらに、耐久性を増加させる必要がある。
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術は、図11に示す2本の懸架用ワイヤロープ10Lと10Rの間隔Ltrに対して、図11に示すロープソケット520L、520Rの形状寸法LS1が大きくなると、各ロープソケットどうしが干渉するという課題が生じる。
この干渉防止するためにはロープソケットの形状に合わせて2本の懸架用ワイヤロープの間隔を大きくしなければならない。そのためにはテールコードの幅をさらに大きくするなど必要以上に大型化しなければならず、テールコードもさらに重くなるなどの相反することになる。
また、テールコードはエレベーターの走行に伴い風圧などで前後左右に横揺れする。特に高行程になるとテールコードが長くなり揺れ易くなる。この横揺れは図11に示すシンブルロッド530L,530Rを固定支持する部材540の取付け部a1,a2に繰返しの曲げ応力が加わり、場合によっては疲労破壊を引き起こす懸念があるが、このような繰返しの曲げ応力についは従来技術で触れられていない。
さらに、高行程に対応するテールコードは、一般に直径2mを超える大型ドラムに巻かれ、建物の下部に置かれる。そのテールコードを昇降路の中間部に懸架するためにはテールコードを昇降路の下部から入れ、昇降路内を通して吊り上なければならない。従来技術には、その昇降路中間部の懸架機構部の吊上げ方法についても触れられていない。
本発明は、前述した従来技術における実状からなされたもので、その主な目的は高行程対応においてもテールコードとその懸架装置を大型化することなく実現することにあり、更には、テールコードを昇降路中間部の懸架機構部への吊り上げについても容易に行うことができるエレベーター用のテールコード懸架装置、及びエレベーター装置を提供することにある。
前記主な目的を達成するために、本発明の請求項1に係る発明は、乗りかごへの給電と信号の授受を行うテールコード、該テールコードは複数本の懸架用ワイヤロープを内蔵し、その各懸架用ワイヤロープを夫々ロープソケットに組込み、組込んだ各ロープソケットを夫々シンブルロッドに締結後、一端が昇降路建物に、他端が乗りかごに懸架されるものにおいて、前記の複数本の懸架用ワイヤロープに取付ける各ロープソケットが干渉しないようにシンブルロッドをあらかじめ互いに異なる長さ寸法で構成し、かつ、テールコードの横揺れによる前記シンブルロッドに加わる曲げ応力を抑制するため、懸架用ワイヤロープの引出し点より下方にテールコード振れ止め機構を設け、前記各シンブルロッドの長さは、少なくともロープソケットの上下長手寸法以上に異なるようにしたことを特徴としている。
このように、シンブルロッドの長さをあらかじめ互いに異なる寸法とすることで、ロープソケットの形状寸法がテールコード内蔵の2本の懸架用ワイヤロープ間隔よりも大きくても、ロープソケットが互いに干渉しない位置に取り付けることが出来る。したがって、2本の懸架用ワイヤロープの間隔を広げるためにテールコードの形状を大型化すること無く適切な形状寸法のもので対応できる。
また、テールコードの振れ止め機構を取り付けることで、テールコードの前後左右の横揺れによるシンブルロッドへの繰り替えしの曲げ荷重を抑制できる。このため、シンブルロッドの形状(直径)を大きく、さらに、そのシンブルロッドを取り付けるロープソケットを大型化する必要はなく、上下方向の引張り荷重に対する強度のみを考慮した小さな径のシンブルロッド、および、ロープソケットで構成でき、小型で信頼性の高い懸架装置となる。
さらに、各シンブルロッドの長さは、少なくともロープソケットの上下長手寸法以上に異なるようにしたことを特徴とする。これにより、2本の懸架用ワイヤロープに取り付ける各ロープソケットは、少なくとも互いに干渉しない位置に取り付けることが出来る。
本発明の請求項に係る発明は、前記の振れ止め機構はテールコードを平板鋼とハット型金具で囲む構成とし、ハット型金具の内寸法はテールコードの形状寸法と同じ又は大きくしたことを特徴としている。これにより、振れ止め機構部にはテールコードの自重がかかることなく、横揺れのみを抑制する軽易な平板鋼とハット型金具で構成することが出来る。
本発明の請求項に係る発明は、前記の振れ止め機構はテールコードの短径面側を平板鋼、長径面側を丸棒で囲むように構成し、囲む面積はテールコードの外径寸法と同じ又は大きくしたことを特徴としている。これにより、請求項の発明と同様に、振れ止め機構部にはテールコードの自重がかかることなく、横揺れのみを抑制する軽易な平板鋼と丸棒で構成できる。
本発明の請求項に係る発明は、前記シンブルロッドを前記昇降路建物に支持するための支持用ブラケットを備え、当該支持用ブラケットにテールコードごと吊上げるための穴加工を施したことを特徴としている。これにより、支持用ブラケットを利用し、揚上機で昇降路中間の懸架部へ吊り上げことで、テールコードの懸架も容易に行うことが出来ようにしている。
次に、本発明の請求項に係る発明は、昇降路内を昇降する乗りかごと、乗りかごへの給電と信号の授受を行うテールコード、該テールコードは複数本の懸架用ワイヤロープを内蔵し、その各懸架用ワイヤロープを夫々ロープソケットに組込み、組込んだ各ロープソケットを夫々シンブルロッドに締結後、一端が昇降路建物に、他端が乗りかごに懸架されるエレベーター装置において、前記各シンブルロッドをあらかじめ互いに長さが異なる寸法で構成し、かつ、懸架用ワイヤロープの引出し点より下方にテールコード振れ止め機構を設け、前記各シンブルロッドの長さは、少なくともロープソケットの上下長手寸法以上に異なるようにしたことを特徴としている。このように、シンブルロッドの長さをあらかじめ互いに異なる寸法とすることで、ロープソケットの形状寸法がテールコード内蔵の2本の懸架用ワイヤロープ間隔よりも大きくても、ロープソケットが互いに干渉しない位置に取り付けることが出来る。したがって、2本の懸架用ワイヤロープの間隔を広げるためにテールコードの形状を大型化すること無く適切な形状寸法のもので対応できる。さらにこれにより、乗りかごの軽量化等を図ることができ、限られた昇降路スペースを有効に使用することができ、空間の利用効率を向上することができる。
本発明によれば、エレベーター用のテールコード懸架装置において、テールコードとその懸架装置を高行程対応においても小型で信頼性の高い懸架装置を実現することができ、更には、テールコードを昇降路中間部の懸架機構部への吊り上げについても容易に行うことができる。
本発明のエレベーター用テールコードの懸架装置の一実施形態を示す全体構成図。 昇降路側に取り付けるテールコードの懸架装置の詳細を示す構成図。 乗りかご側に取り付けるテールコードの懸架装置の詳細を示す構成図。 昇降路側のテールコードの懸架装置におけるテールコード振れ止め金具の詳細を示す要部拡大図。 乗りかご側のテールコードの懸架装置におけるテールコード振れ止め金具の詳細を示す要部拡大図。 テールコードの横揺れによるテールコードの懸架装置を構成するシンブルロッドに加わる曲げ荷重の説明図。 昇降路側のテールコードの懸架装置におけるシンブルロッドの取り付けおよび、支持固定するブラケットの詳細を示す構成図。 昇降路側にテールコードの吊り上げ方法を示す図。 乗りかごへの給電を行う高行程で一般的なテールコードの構造例を示す図。 テールコードを用いた乗りかごへの給電の一般的な全体構成例を示す図。 従来のエレベーター用テールコードの懸架装置を示す図。
以下、本発明のエレベーター用テールコードの懸架装置の一実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。図1は本発明のエレベーター用テールコードの懸架装置の一実施形態を示す全体構成図、図2は昇降路側に取り付けるテールコードの懸架装置の詳細を示す構成図、図3は乗りかご側に取り付けるテールコードの懸架装置の詳細を示す構成図、図4は昇降路側のテールコードの懸架装置におけるテールコード振れ止め金具の詳細を示す要部拡大図、図5は乗りかご側のテールコードの懸架装置におけるテールコード振れ止め金具の詳細を示す要部拡大図である。
また、図6はテールコードの横揺れによるテールコードの懸架装置を構成するシンブルロッドに加わる曲げ荷重の説明図、図7は昇降路側のテールコードの懸架装置におけるシンブルロッドの取り付けおよび、支持固定するブラケットの詳細を示す構成図、図8は昇降路側にテールコードの吊り上げ方法を示す図である。
エレベーター用テールコードの懸架装置の一実施形態を示す全体構成を図1に示すように、テールコード10による乗りかご11への信号の授受及び給電は、昇降路上部に設けられた機械室に設置のエレベーターを制御する制御装置(図10参照)から、乗りかご給電装置13を経由して行われる。そのテールコード10は一端が昇降路中間部の懸架機装置100で懸架し、他端は乗りかご側の懸架装置200で懸架する構成となっている。
昇降路側の懸架機装置100の詳細を図2(a)の平面図、同図(b)のX断面図に基づいて説明する。テールコード10に内臓の懸架用ワイヤロープ10L、10Rに対して、それぞれ個別にロープソケット20L,20Rが設けられている。
前記のロープソケット20L、20Rは下方部において、内部がテーパ状に形成されたワイヤロープの保持部を有し、外周部を沿うように曲げられたけ懸架用ワイヤロープ10L、10Rを楔形のロープ押さえ部材で圧接して固定保持するとともに、懸架用ワイヤロープ10L、10Rの端部はワイヤーグリップ21L、21Rで結束するように構成されている。
また、ロープソケット20L,20Rの上方部は接合ピン22L、22Rで接続されたシンブルロッド30L、30Rが取付けられ、そのシンブルロッド30L、30Rの他方の端は支持用のブラケット110に支持される。そのブラケット110は、まず、建屋の各階床に設けられたH鋼からなる横梁120a, 120bに、垂直方向に延ばしたL鋼121a、121bをチャンネル鋼122a〜122dで取り付ける。そして、そのL鋼121a、121bにチャンネル123a、123bを取り付け、そのチャンネル123a、123bに上から載せるようにして支持する。
本懸架装置には、さらに、テールコード10の横揺れを防止する振れ止め機構130を有する。振れ止め機構130の構成の詳細は後述する。
次に、乗りかご側の懸架機装置200の詳細を図3(a)の平面図、同図(b)のX断面図に基づいて説明する。昇降路側の懸架機装置と同様に、ロープソケット20L、20Rは図示の下方部において、内部がテーパ状に形成されたワイヤロープの保持部を有し、外周部を沿うように曲げられたけ懸架用ワイヤロープ10L、10Rを楔形のロープ押さえ部材で圧接して固定保持するとともに、懸架用ワイヤロープ10L、10Rの端部はワイヤーグリップ21L、21Rで結束するように構成されている。
ロープソケット20L,20Rの上方部は接合ピン22L、22Rで接続されたシンブルロッド30L、30Rが取付けられ、そのシンブルロッド30L、30Rの他方の端は、乗りかごを構成する強度部材220に取り付けられた支持用のブラケット210で支持する。また、強度部材220には乗りかごの下部に伸ばしたブラケット221、222にテールコード10の横揺れを防止する振れ止め機構230を有する。この振れ止め機構230の構成の詳細は後述する。
ここで、昇降路側、及び、乗りかご側のロープソケット20L,20Rとシンブルロッド30L、30Rの位置関係について示す。まず、図2に示すように、シンブルロッド30L、30Rはあらかじめ、ロープソケット20L,20Rの長手寸法をLS2としたとき、シンブルロッド30Lと同30Rの長さを少なくとも前記寸法LS2以上とする。すなわち、シンブルロッド30Lの長さをL30L、同30Rの長さをL30Rとすると、あらかじめ、下記の(3)式を満たすように製作したものを用いる。

30L≧L30R+LS2 又は、L30R≧L30L+LS2・・・・数式(3)

このように、シンブルロッド30Lと同30Rをあらかじめ異なる寸法とすることで、ロープソケットの形状寸法がテールコード内蔵の2本の懸架用ワイヤロープ間隔よりも大きくても、ロープソケットが互いに干渉しない位置に取り付けることが出来る。したがって、2本の懸架用ワイヤロープの間隔を広げるためにテールコードの形状を大型化すること無く適切な形状寸法のもので対応できる。
なお、シンブルロッド30L,30Rの長さは、昇降路側と乗りかご側とも同一のもので構成しているが、(3)式の条件を満たすようにすれば、異なるもので構成してもよい。
次に、テールコード10の懸架用ワイヤロープ10L、10Rの引き出し点10a(図2参照)と同じ点、又は下方にテールコード10の振れ止め機構130を設ける。これは、発明が解決しようとする課題の項で説明のように、テールコード10はエレベーターの乗りかご11の走行に伴い、昇降路内の風圧などで前後左右に横揺れする。特に高行程になるとテールコードが長くなり揺れ易くなる。この揺れに対してシンブルロッド30L、30Rにかかる曲げ力(モーメント)を軽減するものである。
このテールコードの横揺れによるテールコードの懸架装置を構成するシンブルロッドに加わる曲げモーメントについて図6により説明する。
図6は図2に示す昇降路中間部の懸架機装置におけるテールコード10に内蔵の2本の懸架用ワイヤロープの内、1本の10Lによる懸架を例示したものである。その懸架用ワイヤロープ10Lにはロープソケット20L、そのロープソケット20Lにおいて接合ピン22Lでシンブルロッド30Lが取り付けられ、シンブルロッド30Lはブラケット110により固定支持されている。
ここで、テールコード10が横揺した時、シンブルロッド30Lが受ける曲げモーメントMについて考察する。
まず、テールコード10が横揺れによる移動L11した時のロープの傾をθ、テールコードの重量をWとしたとき、シンブルロッド30Lは接合ピン22L部における水平部の力Fは(4)式で表すことが出来る。

F=W×tanθ ・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・数式(4)

次に、シンブルロッド30Lの支持用ブラケット110の近傍A部における曲げモーメントMは、前記水平部の力Fにシンブルロッド30Lの長さL12を乗じた(5)式で求まる。
M=F×L12 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・数式(5)

ここで、高行程として昇降行程400m級における曲げモーメントMについて算出する。また、テールコードの単重50Nとし、このときのテールコードの最大重量WC1は、(2)式から10,000N、また、ロープの傾をθ=10°、シンブルロッド30Lの長さL12=0.5mとすると曲げモーメントMは最大約900N・mとなる。
このような、大きな曲げモーメントを受けるとともに、0〜約900N・mの繰り返しのモーメントを受ける。このモーメントに耐えるためにはシンブルロッドの径の大きく頑強なシンブルロッドが必要になる。また、径が大きく、頑強なシンブルロッドとすることで、取り付けるロープソケットも大型化する。
テールコードの振れ止め機構130は、この曲げモーメントを防止するもので、このテールコードの振れ止め機構130を設けることで、そのシンブルロッド、および、シンブルロッドを取り付けるロープソケットを大型化する必要はなく、上下方向の引張り荷重に対する強度のみを考慮した小さな径のシンブルロッド、および、その径に対応したロープソケットで構成することが出来る。したがって、小型で信頼性の高い懸架装置となる。
次に、テールコードの振れ止め機構に関して、昇降路側のテールコード懸架機装置における詳細を図4に、乗りかご側のテールコード懸架機装置における詳細を図5に示す。
まず、図4に示す昇降路側のテールコードの振れ止め機構130は建屋に固定支持され上下方向に設置の2本のL鋼121a、121bに平板鋼131を設け、その平板鋼131にテールコード10を図示のようなハット型金具132で覆うように取り付ける。
ハット型金具132において、テールコード10を覆う内寸法LhW×Lhtは、テールコード10の形状を幅(長径側)Ltw、厚さ(短径側)Lttとした時、LhW≧Ltw、Lht≧Lttとする。
これは、ハット型金具の内寸法をテールコードの形状寸法と同じ、又はテールコードの形状寸法よりわずかに大きくすることで、振れ止め機構部にはテールコードの自重がかかることなく、横揺れのみを抑制する軽易な平板鋼とハット型金具で構成することが出来る。
次に、図5に示すかごの側のテールコードの振れ止め機構230について説明する。この振れ止め機構の構成は図3に示すようにテールコード10の懸架位置と振れとめを固定するブラケット222の間隔LCXが比較的、大きい場合に有効な構成である。
図5において、乗りかごに支持固定されたブラケット222に、図示する2枚のコの字形状のブラケット231a、231bを配置し、そのブラケット231a、231bにテールコード10を挟むように2本の丸棒232a、232bを取り付ける。ブラケット231a、231bと丸棒232a、232bによるテールコード10を挟む面積LCW×LCtは、テールコード10の形状を幅(長径側)Ltw、厚さ(短径側)Lttとした時、昇降路側のテールコードの振れ止め機構と同様に、LhW≧Ltw、Lht≧Lttとして、LhW、LhtをそれぞれLtw、Lttと同じ又はLtw、Lttよりわずかに大きくする。
このようにすることで、テールコード10の懸架位置と振れとめを固定するブラケット222の間隔LCXが比較的大きくとも、昇降路側のテールコードの振れ止め機構と同様に、テールコードの自重がかかることなく、横揺れのみを抑制するブラケット231a、231bと丸棒232a、232bによる軽易な部材で構成することが出来る。
以上、シンブルロッドをあらかじめ異なる寸法とすることで、ロープソケットが互いに干渉しないようにし、かつ、テールコードの前後左右の横揺れによる防止する振れ止め機構を設けることで、高行程対応においても、小さな形状のシンブルロッド、およびロープソケットで構成でき、小型で信頼性の高いテールコードの懸架装置となる。
次に、テールコードを昇降路側の懸架部位への移動方法について示す。テールコードの長さが短く、かつ、軽量の場合は一般的に、テールコードにナイロンスリングや繊維ロープなど部材をシースに巻き、その部材を使って揚上機で懸架部位へ容易に運ぶことが出来る。しかしながら、例えば、昇降行程400mの場合、これまでに説明のように昇降路側の懸架位置は最下階から約200mで、テールコードの重量は約10,000Nになり、前記の方法による吊り上げは困難である。
そこで、本発明では、図2に示すシンブルロッド30L、30Rを固定支持するブラケット110を吊り上げ用ブラケットと兼用した吊り上げの構成とする。その詳細を図7、図8に示す。
図7において、ブラケット110は図2に示すシンブルロッド30L、30Rを固定支持するブラケット示している。このブラケット110には、シンブルロッド30L、30Rを取り付けるために穴加工した貫通穴111a、111bと、このブラケット110を図2に示すチャンネル123a、123bに固定するボルトを通すために穴加工した貫通穴112a、112bを、さらに、ブラケット110の両端近傍にアイボルト50を取り付けるためのネジ穴加工したネジ穴113a、113bを設けておく。
このように穴加工したブラケット110を用い、図8に示す構成でテールコードを昇降路側の懸架部位へ吊り上げ、かつ、設置する。初めに、テールコード10の2本懸架用ワイヤ10L、10Rに図2の構成で説明のようにロープソケット20L、20Rと、シンブルロッド30L,30Rをセットする。シンブルロッド30L,30Rはブラケット110に設けた貫通穴111a、111bに通し、ブラケット110に対してシンブルロッド30L,30Rの上下部分をナットで各々固定する。
また、ブラケット110には、その両端近傍のねじ穴113a、113bにアイボルト50a、50bを取り付ける。このようにセットされた状態でテールコード10の吊り上げは、アイボルト50a、50bに各々に吊り上げ用ワイヤロープ60a、60bを取り付け、その吊り上げ用ワイヤロープ60a、60bを揚上機のフック61にかけて行う。
このときブラケット110に対してシンブルロッド30L,30Rの上下部分をナットで各々固定しているので、シンブルロッド30L,30R及び懸架用ワイヤ10L、10Rの回り止めも図ることができる。
昇降路の懸架部にテールコード10を吊り上げ後は、図2に示すように、そのブラケット110をチャンネル123a、123bの上にのせ、ブラケット110に施した貫通穴112a、112bを用いてチャンネルとボルト・ナットで固定支持する。
このようにすることで、テールコード10を揚上機で昇降路中間の懸架部へ吊り上げが、支持用ブラケット110にアイボルト50を取り付けるのみの簡易な構成で行うことが出来る。
さらに、テールコード10の懸架装置の主要部をなすロープソケット20L、20Rと、シンブルロッド30L,30Rのセットがテールコードの吊り上げ前に実施出来ることで、昇降路中間部における高所での作業が軽減され、作業の安全性が図れる。
なお、吊り上げにアイボルトを用いた構成について説明したが、シャックルと呼ぶ吊り金具を用いても同様の効果が得れる。この場合、ブラケット110には吊り上げる水平面に穴加工を施し、シャックルの軸を通すことでよい。
なお、本実施形態で説明した懸架装置を用いたエレベーター装置では、懸架装置の無用な大型化を防止することができるため、乗りかごの軽量化等に貢献し、限られた昇降路スペースを有効に使用でき、空間の利用効率を向上することができるものとすることが可能である。
10・・・テールコード
10L、10R・・・テールコード内蔵の懸架用ワイヤロープ
11・・・乗りかご
12・・・エレベーター制御装置
13・・・乗りかご給電装置
20L、20R・・・ロープソケット
21L、21R・・・ワイヤーグリップ
22L、22R・・・接合ピン
30L,30R・・・シンブルロッド
50、50a、50b・・・アイボルト
100・・・昇降路側のテールコード懸架装置
110・・・昇降路側の支持用ブラケット
130・・・昇降路側のテールコード振れ止め機構
132・・・テールコードを覆うハット型金具
200・・・乗りかご側のテールコード懸架装置
210・・・乗りかご側の支持用ブラケット
230・・・昇降路側のテールコード振れ止め機構
232a、232b・・・乗りかご側のテールコードを囲む丸棒

Claims (5)

  1. 乗りかごへの給電と信号の授受を行うテールコード、該テールコードは複数本の懸架用ワイヤロープを内蔵し、その各懸架用ワイヤロープを夫々ロープソケットに組込み、組込んだ各ロープソケットを夫々シンブルロッドに締結後、一端が昇降路建物に、他端が乗りかごに懸架されるものにおいて、前記各シンブルロッドをあらかじめ互いに長さが異なる寸法で構成し、かつ、懸架用ワイヤロープの引出し点より下方にテールコード振れ止め機構を設け、前記各シンブルロッドの長さは、少なくともロープソケットの上下長手寸法以上に異なるようにしたことを特徴とするエレベーター用テールコードの懸架装置。
  2. 請求項1において、前記の振れ止め機構はテールコードを平板鋼とハット型金具で囲む構成とし、ハット型金具の内寸法はテールコードの形状寸法と同じ又は大きくしたことを特徴とするエレベーター用テールコードの懸架装置。
  3. 請求項1において、前記振れ止め機構はテールコードの短径面側を平板鋼、長径面側を丸棒で囲むように構成し、囲む面積はテールコードの外径寸法と同じ又は大きくしたことを特徴とするエレベーター用テールコードの懸架装置。
  4. 請求項1において、前記シンブルロッドを前記昇降路建物に支持するための支持用ブラケットを備え、当該支持用ブラケットにテールコードごと吊上げるための穴加工を施したことを特徴とするエレベーター用テールコードの懸架装置。
  5. 昇降路内を昇降する乗りかごと、乗りかごへの給電と信号の授受を行うテールコード、該テールコードは複数本の懸架用ワイヤロープを内蔵し、その各懸架用ワイヤロープを夫々ロープソケットに組込み、組込んだ各ロープソケットを夫々シンブルロッドに締結後、一端が昇降路建物に、他端が乗りかごに懸架されるエレベーター装置において、前記各シンブルロッドをあらかじめ互いに長さが異なる寸法で構成し、かつ、懸架用ワイヤロープの引出し点より下方にテールコード振れ止め機構を設け、前記各シンブルロッドの長さは、少なくともロープソケットの上下長手寸法以上に異なるようにしたことを特徴とするエレベーター装置。
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