JP2011190047A - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】既設の油圧ジャッキを残したまま機械室レスエレベータの構成用品を配置し、ロープ掛けならびに張力調整作業の安全性向上と工事時間の短縮に貢献するエレベータ装置の提供。
【解決手段】油圧ジャッキ14により、ロープを介して乗りかご12を昇降させる油圧式を、昇降路11内に巻上機17と釣合錘18が設置され、ロープを介して、乗りかご12と釣合錘18とを相互に昇降させるロープ式にリニューアルしたエレベータ装置で、油圧ジャッキ14は、昇降路11内に残存され、釣合錘18のガイドレール21は油圧ジャッキ14の側方に立設され、昇降路上部に設置した巻上機17のシーブに巻き掛けられ、釣合錘18のシーブに巻き掛けられ、昇降路11上部に設置されたロープ返しシーブにより下方に折り返されたロープが、油圧ジャッキ14を支持するスタンドに取り付けられたヒッチ部材に連結される。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗りかごを昇降路内に設置された油圧ジャッキで昇降させる油圧式を、巻上機及び釣合錘により乗りかごを昇降させるロープ式にリニューアルしたエレベータ装置に関する。
油圧エレベータは昇降路内に油圧ジャッキを設置して直接または間接的にかごを昇降させるエレベータである。特に間接方式では、昇降路内の、乗りかごが昇降する領域と壁面との間に立設された油圧ジャッキにより、ロープを介して乗りかごを昇降させる方式である。
この油圧式エレベータでは、油圧ジャッキは、乗りかごを、その重量を支えて昇降させる性格上、油圧ポンプのパワーユニットは大型にならざるを得ず、電力消費が大きい。それでも設置されてきた理由は、機械室を昇降路上部に設置する必要がなく、高さ制限のある地域に建設する建物にとって最上階1階分の空間を確保することができたためである。このような油圧エレベータも、長期間稼働したことにより耐用寿命を迎え、リニューアルされる傾向にある。
このとき、エネルギー消費量の問題から、昇降路内に巻上機及び釣合錘を設け、これらによりロープを介して乗りかごを昇降させる所謂ロープ式の機械室レスエレベータへ置き換えられることが多くなっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−34474号公報
このリニューアルにおいて問題となるのは、昇降路中にある既設の油圧ジャッキなど、大型機器の撤去である。特に油圧ジャッキは分解するだけでは各部品が大きすぎるため、昇降路外へ運び出すことが困難であり、切断等の加工を施さなければならないのが現状であった。この切断作業には火気の使用が必須であり、油を扱う中で慎重な管理が必要であることや、建物を運用しながらの作業となるために要求される工事期間短縮への障害となっていた。
一方、機械室レスエレベータは昇降路内に制御装置を含めて全てを設置するため、用品の設置スペースが限られ、ロープの引き回しは最小限に留められている。そして、昇降路平面を最大限利用するため、吊支持用ロープの端末は、乗りかご側及び釣合錘側の両端末共に昇降路頂上部に設置されることがほとんどである。
しかし、吊支持用ロープの両端末を、昇降路頂上部に設置することは、エレベータ保守管理を行う上でロープ調査、交換といった作業時に、乗りかごの上面に乗っての、必ずしも安定しない作業を強要することになる。この場合、ロープ端末の片方でも、昇降路下部のピットに設置することができれば、交換作業や伸び張力調整時に必要な作業負荷が減少することは知られているが、前述の理由により、取り回すだけの空間を確保できず、ロープヒッチは両端共に昇降路頂上部に設置せざるを得なかった。
本発明の目的は、既設の油圧ジャッキを残したまま機械室レスエレベータの構成用品を配置し、しかも、吊支持用ロープの一端を、ピットからアクセス可能な位置に配置して、ロープ掛けならびに張力調整作業の安全性向上と工事時間の短縮に貢献するエレベータ装置を提供することにある。
本発明のエレベータ装置は、昇降路内の、乗りかごが昇降する領域と壁面との間に立設された油圧ジャッキにより、ロープを介して前記乗りかごを昇降させる油圧式を、昇降路内に巻上機と釣合錘が設置され、巻上機のシーブに巻き掛けられたロープを介して、前記乗りかごと釣り合い錘とを相互に昇降させるロープ式にリニューアルしたエレベータ装置であって、前記油圧ジャッキは、昇降路内に残存されており、前記釣り合い錘を昇降案内するガイドレールはこの油圧ジャッキの側方に立設されており、前記乗りかごのカーシーブを経て立ち上がり、昇降路内上部に設置した巻上機のシーブに巻き掛けられ、さらに釣合錘のシーブに巻き掛けられて立ち上がり、昇降路上部に設置されたロープ返しシーブにより下方に折り返されたロープが、前記油圧ジャッキを支持するスタンドに取り付けられたヒッチ部材に連結されていることを特徴とする。
本発明では、前記ヒッチ部材は、油圧方式において用いられていた既設のヒッチ部を介して、前記スタンド部に取り付けられている。
また、本発明では、前記ヒッチ部材は、既設のヒッチ部を介することなく前記スタンド部に取り付けられていてもよい。
本発明によれば、既設の油圧ジャッキを残したままで機械室レスエレベータ榊成用品を配置するリニニーアル工事において、従来、昇降路頂上部にあったロープヒッチを、既設の油圧ジャッキに付属していたロープヒッチ部分を利用しピットからアクセス可能な位置に配置するものであり、これにより油圧ジャッキのシリンダー撤去作業が省略できると共に、ロープ掛けならびに張力調整作業における安全性の向上と工事作業負荷の低減が可能であり、当該作業に要する時間の短縮に貢献する。
本発明によるリニューアルされたエレベータ装置の一実施の形態を示す斜視図である。 同上一実施の形態における昇降路頂部の構成を説明する斜視図である。 同上一実施の形態にヒッチ部材の構成を説明する斜視図である。 リニューアル前の油圧式におけるロープヒッチ部の一例を説明する部分図である。 リニューアル前の油圧式におけるロープヒッチ部の他の例を説明する部分図である。 一般的なロープ式エレベータの昇降路頂部の構成を説明する斜視図である。 一般的なロープ式エレベータの昇降路頂部におけるロープヒッチ部の構成を説明する斜視図である。
以下、本発明によるエレベータ装置の一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、この実施の形態における油圧式をロープ式にリニューアルしたエレベータ装置の全体構造を概略説明する斜視図である。このエレベータ装置は、昇降路11内に乗りかご12を昇降可能に設置しており、乗りかご12は、その両側に設置されたガイドレール13によって昇降方向に案内される。このエレベータ装置は、リニューアル前の油圧式において、乗りかご12の背面側と昇降路11の壁面との間に立設された油圧ジャッキ14により昇降駆動されていた。すなわち、油圧ジャッキ14は、周知のように、詳細は図示しないが、ピット上にスタンドを介して立設されたシリンダーと、このシリンダーの上端部から油圧により伸縮するプランジャーとを有しており、このプランジャーの上端部にはプランジャーシーブ15が設けられている。このプランジャーシーブ15には、一端が油圧ジャッキ14を支持するスタンドのヒッチ部に連結し、他端は、乗りかご12の背面株のヒッチ部に連結したロープが巻き掛けられている。そして、油圧ジャッキ14の動作によりプランジャーシーブ15が上下動することに伴い、このプランジャーシーブ15に巻き掛けられたロープを介して乗りかごを昇降駆動している。
油圧ジャッキ14は、上述のように乗りかご12を昇降させるものであるから、プランジャーシーブ15を最下位置まで下降(縮小)させた状態であっても、その高さ寸法は、昇降路11の高さの半分程度となる。すなわち、油圧ジャッキ14は、その高さが、乗りかご12の昇降範囲である昇降路11の高さの約半分程度を有する長大なものである。このため、油圧ジャッキ14を昇降路11内から撤去するためには、油圧ジャッキ14そのものを、昇降路11から撤去可能な長さに切断しなければならない。しかし、このような切断作業を要する油圧ジャッキ14の撤去作業は、前述したように、切断作業に火力を用いることから安全上、取扱いが極めて難しいなどの問題があった。
そこで、長大な油圧ジャッキ14は、昇降路11内から撤去せず、図示のように残存させたままとする。
また、所謂ロープ式エレベータにリニューアルするためには、新たに、昇降路11内に巻上機17と釣合錘18とを設ける。巻上機17は、図示のように昇降路11の最上部に鋼材により組立てられたやぐら19上に設置される。釣合錘18は、残存させた油圧ジャッキ14の側方空間内に新たに立設した一対のガイドレール21間に設置され、このガイドレール21により昇降方向に案内される。すなわち、油圧ジャッキ14は、前述のように、乗りかご12の背面側と、これに面する昇降路11の壁面との間に設置されるが、油圧ジャッキ14は1本の円柱状であるため、その側方には、幅方向に余裕のある空間が生じている。そこで、この油圧ジャッキ14の側方空間内に一対のガイドレール21を立設し、これらの間に釣合錘18を昇降可能に設置した。
ここで、乗りかご12を吊支持して昇降させるロープは、図1では詳細に示されていないが、その一端は昇降路11内の上部に設けられたロープヒッチに連結している。このロープは一旦下方に引き回され、乗りかご12の下面に、斜め方向に配置された一対のカーシーブに巻き掛けられた後、昇降路11内を立ち上がる。
図5は、巻上機17が設けられたやぐら19部分を示している。図5において、上述のように、乗りかご12(図5では図示せず)のカーシーブから立ち上がったロープ22は、上下に配置された第1の反らせシーブ23及び第2の反らせシーブ24に順次巻き掛けられた後(22a、22b部分)、巻上機17の駆動シーブ17aに巻き掛けられる。この後ロープ22は、図1で示した釣合錘18に向かって立ち下げられ(22c部分)、図1で示した釣合錘18の吊支持用シーブ18aに巻き掛けられた後、再び立ち上げられる(22d部分)。
通常のロープ式エレベータでは、ロープ22の釣合錘シーブ18aから立ち上がった22d部分の先端は、図6で示すように、その先端に設けられたシャックルロッド25を介して、昇降路11の最上部に設けられたロープヒッチ26に連結している。
このようにロープ22の両端(乗りかご側の端部は図示せず)を昇降路11の上部のヒッチ部に連結することは、前述のように、エレベータ保守管理を行う上でロープ調査、交換といった作業を乗りかごの上面に乗って行わなければならず、必ずしも安定しない作業を強要することになる。また、ヒッチ部を昇降路頂部に設置した場合は、頂部寸法が狭小であるため、ねじによるシャックルロッド25上下寸法の制限が大きい等の問題が生じた。
そこで、ロープ22の端末の片方でも、昇降路11の下部のピットに設置できないかと検討した結果、リニューアル前の油圧方式で用いていた油圧ジャッキ14の下端を支持する既設のスタンドを利用することにより、ロープ22の釣合錘側の端部を、昇降路11の下部のピットに設置できることを見出した。
すなわち、油圧式で用いられる油圧ジャッキ14は、図4A、図4Bで示すように、昇降路下部のピット上にスタンド6を介して立設されており、図1で示したプランジャーシーブ15に巻き掛けられたロープを介して乗りかごを昇降駆動している。このロープの一端は乗りかご12の背面下部のヒッチ部に連結し、他端は、図4A,Bで示すように、油圧ジャッキ14の下端を支持するスタンド6のヒッチ部5に連結している。
なお、図4Aはヒッチ部5を構成するヒッチプレートがスタンド6の上端部に一体に取付けられた例であり、図4Bはヒッチ部5のヒッチプレートが、別体の支持部材51を介して、スタンド6の任意の高さ位置にボルト締めされている例である。図示しないロープの端部は、シャックルロッド8を介してこれらヒッチ部5のヒッチプレートに空けられた通し孔を貫通し、下端側から螺合するナットにより締め付け固定されている。
本発明では、この既設のヒッチ部5を利用して、ロープ22の釣合錘側の端部を固定する。すなわち、図1で示した釣合錘18のシーブ18aに巻き掛けられて再び立ち上がったロープ部分22dの端部を、図6のようにヒッチ部26で固定せずに、このヒッチ部26の設置位置と同じ位置に設けられた図2で示すロープ返しシーブ28に巻き掛け、再度下方に立ち下げる(22e部分)。
このロープ部分22eの端部を、例えば、図3で示すような、ヒッチ部材31を介して図4Aのヒッチ部5に連結する。ヒッチ部材31は、その縦断面が略J字形をしており、その上段面には、ロープ22の端部に設けられた図示しないシャックルロッドの通し孔32が複数個設けられている。また、既設のヒッチ部5の下面に接合する下段面には、既設ヒッチ部51とボルト連結するための連結孔34が複数個設けられている。さらに、上段面の下面と縦部分との間にはリブ形状の補強材33を溶接により一体に設け、強固に構成している。
上記構成において、ロープ22の釣合錘側の端部は、図6で示した従来の一般的な機械室レスエレベータのように、昇降路頂上部にあるロープヒッチ部26で固定せずに、図2で示したように、ロープ返しシーブ28を設置することで、ロープ22の全長を必要長さだけ延長手配し、ロープエンドをピットまで引き回す。そして、図3で示すヒッチ部材31を用い、図3Aで示した既設のヒッチ部5に連結する。このとき、ヒッチ部材31は連結されるロープ22により上向きの力を受け、これを支えなくてはならない。このため、連結孔34が設けられた下段面の上面を、既設ヒッチ部5の下面に接合させ、図示しないボルト・ナットにより一体的に結合する、ロープ22の先端に設けられた図示しないシャックルロッドは、上段面に設けられた通し孔32に対して、図6とは上下逆に取付けられる。すなわち、上面側からシャックルロッドを挿通させ、下面側からナットを螺合して連結する。図6では、昇降路頂部設置のため、頂部寸法が狭小で、ねじによるシャックルロッド上下寸法の制限が大きかったが、本発明においてピットに設置する場合はこのようなことはなく、大幅に緩和される。
また、従来の一般の機械室レスエレベータでは、釣合錘用のガイドレールの背面に、ロープを引き回すだけの空間を確保できなかったが、本発明では、釣合錘用のガイドレール21を、既設の油圧ジャッキ14の側方空間に配置しているので、ロープ22の下方への引き回し(図2の22e部分)に、この油圧ジャッキ14の側方空間を利用することができ、上述のような、油圧ジャッキ14のスタンド6を利用したロープヒッチが可能となった。
ここで、リニューアル後のロープ22の先端部分を、既設のヒッチ部5により直接連結することが考えられるが、リニューアル後のロープ式エレベータに使用するロープ22は、リニューアル前の油圧式のロープに比べロープの太さなどが異なるなどの理由により、図3で示したようなヒッチ部材31を介在させる必要がある。すなわち、エレベータの吊支持用ロープは、周知のように複数本のロープ個体を並設したものである。リニューアル後のロープ式エレベータには、図2で示すように、多数のシーブが用いられている。これら多数のシーブ径が大きいと、装置全体が大形化するため、これらのシーブには小径のシーブが用いられる。このため、ロープ22は小径のシーブに巻き掛けられることとなり、ロープ個体の直径は細いものとなる。ただし、充分な引張強度を得るためロープ個体の本数は多くなる。
このように、リニューアル後のロープ22は、リニューアル前の油圧式のロープに比べ、ロープ個体が小径であり、その本数も多いので、油圧式ロープのシャックルロッド通し孔が形成された既設のヒッチ部5に直接端部を連結することはできず、図3で示したようなヒッチ部材31を介在させる必要がある。
また、通常、既設のロープヒッチ部5と、リニューアル後に釣合錘用ガイドレール21の背面に沿って下ろしてきたロープ部分22eのセンターとに、オフセットが発生する場合が多い。このようなオフセットを解消するため、ヒッチ部材31は、前述したように縦断面が略J字形と、ロープが連結される部分を外側に変位させている。もちろん、ヒッチ部材31は、このような縦断面が略J字形となるような形状に限定されるものではなく、オフセットが無い場合や、支持構造強化の要請から、既設のロープヒッチ5を囲むようにロの字形の構造とするなど、ヒッチ部材31としての機能を変更しない範囲で変更を加えることは全く自由である。さらに、既設のロープヒッチ部5と釣合錘用ガイドレール21の背面との間の水平距離が大きく、ロープドローが大きくなることを回避するため、リニューアル後のシャックルロッド通し孔32をガイドレール21の背面側に移動すると共に、ロープヒッチ5と締結する連結孔34を空けた面を、ガイドレール21の背面まで延長の上、ガイドレール21と締結できる構造としてもよい。
また、図4Bで示すように、既設のヒッチ部5のヒッチプレートが、別体の支持部材51を介して、スタンド6の任意の高さ位置にボルト締めされている場合は、リニューアル後のヒッチ部材31として既設のヒッチ部5を用いることなく、支持部材51により、ロープ22の端部を連結可能な通し孔32を形成したプレート状のヒッチ部材31を直接取付けるようにしてもよい。
この他、保守作業における作業性を改善するためにロープヒッチを同一平面ではなく、異なる高さのヒッチ面を複数設けてロープ個体同士の干渉による作業制限を緩和するように構成してもよい。
このように、既設の油圧ジャッキ14を残したまま機械室レスへのリニューアル工事を実施する場合、リニューアル後のロープヒッチ部をピットからアクセス可能な位置に設置することが可能となる。このため、ロープ22の長さや張力調整はもちろんのこと、ロープ交換においても一方のロープエンドが地上近傍にあることから、不安定足場となるかご上での作業工程を低減できる。したがって、作業上の安全性が高まることに貢献し、使用するロープ支持部材の自由度が増すことから結果として作業時間の低減に貢献する。
5…既設のヒッチ部
6…スタンド
11…昇降路
12…乗りかご
13…乗りかご用ガイドレール
14…油圧ジャッキ
17…巻上機
17a…巻上機のシーブ
18…釣合錘
18a…釣合錘シーブ
21…釣合錘用ガイドレール
22…ロープ
28…ロープ返しシーブ
31…リニューアル後に用いるヒッチ部材

Claims (3)

  1. 昇降路内の、乗りかごが昇降する領域と壁面との間に立設された油圧ジャッキにより、ロープを介して前記乗りかごを昇降させる油圧式を、昇降路内に巻上機と釣合錘が設置され、巻上機のシーブに巻き掛けられたロープを介して、前記乗りかごと釣り合い錘とを相互に昇降させるロープ式にリニューアルしたエレベータ装置であって、
    前記油圧ジャッキは、昇降路内に残存されており、前記釣り合い錘を昇降案内するガイドレールはこの油圧ジャッキの側方に立設されており、
    前記乗りかごのカーシーブを経て立ち上がり、昇降路内上部に設置した巻上機のシーブに巻き掛けられ、さらに釣合錘のシーブに巻き掛けられて立ち上がり、昇降路上部に設置されたロープ返しシーブにより下方に折り返されたロープが、前記油圧ジャッキを支持するスタンドに取り付けられたヒッチ部材に連結されている
    ことを特徴とするエレベータ装置。
  2. 前記ヒッチ部材は、油圧方式において用いられていた既設のヒッチ部を介して、前記スタンド部に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. 前記ヒッチ部材は、既設のヒッチ部を介することなく前記スタンド部に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
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