JP5382443B2 - エレベータのリニューアル方法 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータのリニューアル方法に関する。
エレベータのリニューアル工事において、かごを交換する作業では、昇降路頂部もしくは機械室に揚重機のつり元を設置し、そのつり元に揚重機を架設する。そして、旧メインロープを外すとともに、揚重機を用いて旧かごを最下階まで降ろし、旧かごを解体する。その後、新かごを組み立て、揚重機を用いて新かごを最上階まで引き上げ、新メインロープを連結する作業が行われる。
特許文献1には、昇降路の天井部に揚重機を設置し、エレベータ用品を所定の位置まで揚重する技術が記載されている。
特開2003−63777号公報
ところで、揚重機のつり元の強度計算や材料の選定作業、および揚重機の設置作業は、大きな労力を要する。そのため、リニューアル工事の工期が長くなる一因になっている。このため短納期を望まれるお客様にとってはサービス対応の不可能な期間が長くなり、利便性が低下していた。
本発明の目的は、工期の短縮が可能なエレベータのリニューアル方法を提供することにある。
本発明の一つの形態に係るエレベータのリニューアル方法では、旧かごの上に新かごのかご枠を組み立て、前記旧かごと前記新かごのかご枠とを連結し、旧メインロープおよび旧巻上機を用いて前記旧かごを引き上げることで、互いに連結された前記旧かごおよび前記新かごのかご枠を昇降路上部に移動させ、固定手段を用いて、前記旧かごおよび前記新かごのかご枠を昇降路上部で保持し、前記旧メインロープを外し、前記旧メインロープおよび前記旧巻上機を新メインロープおよび新巻上機に交換し、前記新メインロープで前記新かごのかご枠を懸吊し、前記新メインロープおよび前記新巻上機を用いて前記新かごのかご枠を下ろすことで、互いに連結された前記旧かごおよび前記新かごのかご枠を昇降路下部に移動させ、前記旧かごを解体し、前記新かごのかご室を組み立てる。
本発明によれば、リニューアル工事の工期の短縮が可能になる。
本発明が適用可能なエレベータの一例を示す側面図。 本発明の一つの実施形態に係る旧かごを示す正面図。 本発明の一つの実施形態に係る旧かごに連結器具を取り付ける工程を示す正面図。 本発明の一つの実施形態に係る旧かごの上に新かごのかご枠を組み立てる工程を示す正面図。 本発明の一つの実施形態に係る旧かごおよび新かごのかご枠を旧巻上機で昇降路上部へ移動させる工程を示す正面図。 本発明の一つの実施形態に係る旧かごおよび新かごのかご枠を昇降路上部で保持する工程を示す正面図。 本発明の一つの実施形態に係る旧かごおよび新かごのかご枠を新巻上機で昇降路下部へ移動させる工程を示す正面図。 本発明の一つの実施形態に係る旧かごを解体する工程を示す正面図。 本発明の一つの実施形態に係る新かごのかご室を組み立てる工程を示す正面図。 本発明の一つの実施形態に係る旧かごおよび新かごの正面図。 図10中に示された連結器具を拡大して示す正面図。 図11中に示された矢印Aから見た旧かごの平面図。 図11中に示された矢印Bから見た新かごの下面図。 図6中に示されたプレートを示す側面図。 本発明の一つの実施形態に係るリニューアル工程を示すフローチャート。
以下、本発明の実施の形態について、図1ないし図15を参照して説明する。
図1は、本発明のリニューアルが適用されるエレベータ1の一例を示す。エレベータ1は、昇降路2、機械室3、乗りかご4、釣合いおもり5、巻上機6、およびメインロープ7を備えている。エレベータ1は、例えば2:1のローピング構造を有する。
乗りかご4は、かご枠11、かご床12、およびかご室13を有している。図2に示すように、かご枠11は、上梁15、下梁16、および一対の立柱17a,17b(立梁)を有する。上梁15は、かご室13の上方を水平に延びている。下梁16は、かご室13の下方を水平に延びている。一対の立柱17a,17bは、かご室13の両側に分かれ、鉛直方向に延びている。立柱17a,17bは、上梁15の端部と下梁16の端部とを繋いでいる。これによりかご枠11は、枠状に形成されている。図1に示すように、上梁15には、メインロープ7が巻き掛けられるかご上シーブ18が連結されている。
図1および図2に示すように、かご床12およびかご室13は、かご枠11内に設けられている。かご床12は、かご室13が載せられる比較的大きな面積を有するとともに、下梁16の上に設置されている。かご室13は、かご床12の上に設置されている。かご室13は、側板や奥板、天井装置などを有して箱状に形成され、乗客が乗り込む空間を形成するとともに、各種電気機器などを有している。
図2に示すように、昇降路2には、乗りかご4を案内する一対のガイドレール21a,21bが鉛直方向に延びている。図1に示すように、釣合いおもり5は、釣合いおもりシーブ22を有する。本実施形態では、既設の釣合いおもり5が、例えばリニューアル後もそのまま使用される。なお釣合いおもり5は、リニューアル時に新設のものに交換されてもよい。
機械室3は、例えば昇降路2の上方に設けられている。機械室3には、巻上機6が設置されている。巻上機6には、メインロープ7が巻き掛けられている。メインロープ7は、巻上機6から乗りかご4に向いて延びるとともに、かご上シーブ18に下側から巻き掛けられている。メインロープ7の一端部7a(第1の端部)は、昇降路2の天井に設けられた第1のヒッチ23に固定されている。
さらにメインロープ7は、巻上機6から釣合いおもり5に向いて延びるとともに、釣合いおもりシーブ22に下側から巻き掛けられている。メインロープ7の他端部7b(第2の端部)は、昇降路2の天井に設けられた第2のヒッチ24に固定されている。これにより、巻上機6が駆動されると、乗りかご4および釣合いおもり5は、昇降路2内を互いに反対方向に昇降動作する。なお、本発明が適用可能なエレベータ1は、上記に限定されるものではなく、例えば1:1のローピング構造を有し、メインロープ7がかご枠11に直接に連結されたタイプを含む種々のエレベータに広く適用可能である。
次に、本実施形態に係るエレベータのリニューアル方法について説明する。なお、本明細書では上述のエレベータを既設のエレベータとして取り上げ、乗りかご4を旧かご4、巻上機6を旧巻上機6、メインロープ7を旧メインロープ7と読み替えて説明する。
図2は、解体前の旧かご4を示す。旧かご4は、前述のように、かご枠11、かご床12、かご室13を有している。
リニューアル工事におけるかごの交換作業では、まず、図3に示すように、旧かご4を昇降路下部2a(例えば最下階)に下ろし、旧かご4の一部を解体する(図15中、ステップS11)。一例としては、かご枠11およびかご床12を残すとともに、かご室13を解体して撤去する。なお、旧メインロープ7は、かご上シーブ18を介して旧かご4に連結されたままである。
さらに、旧かご4の上梁15の上に連結器具27を設置する。連結器具27は、例えば2つ設置される。なお連結器具27は、必要な強度を備えていれば1つでもよく、または3つ以上でもよい。なお連結器具27の詳細は後述する。
次に、図4に示すように、旧かご4の上に新かご30のかご枠31を組み立てる(図15中、ステップS12)。一例としては、連結器具27の上に新かご30を組み立てる。
ここで、図9を参照して、新かご30の全体を先に説明する。図9に示すように、新かご30は、かご枠31、かご床32、かご室33を有する。かご枠31は、旧かご4のかご枠11と同様に、上梁35、下梁36、一対の立柱37a,37bを有する。すなわち、上梁35は、かご室33の上方を水平に延びている。下梁36は、かご室33の下方を水平に延びている。一対の立柱37a,37bは、かご室33の両側に分かれ、鉛直方向に延びている。立柱37a,37bは、上梁35の端部と下梁36の端部とを繋いでいる。これによりかご枠31は、枠状に形成されている。上梁35には、新メインロープ38が巻き掛けられるかご上シーブ39が連結されている。
かご床32およびかご室33は、かご枠31内に設けられている。かご床32は、かご室33が載せられる比較的大きな面積を有するとともに、下梁36の上に設置されている。かご室33は、かご床32の上に設置されている。かご室33は、側板や奥板、天井装置などを有して箱状に形成され、乗客が乗り込む空間を形成するとともに、各種電気機器などを有している。
図4に示すように、かごの交換作業では、連結器具27の上に、まずかご枠31を組み立て、一方でかご室33は組み立てられない。一例としては、連結器具27の上に新かご30のかご枠31の下梁36を設置する。かご床32は、例えば立柱37aに立てかけ固定された状態で、かご枠31内に搭載される。かご床32が立てられた状態で搭載されることで、旧メインロープ7は、新かご30に邪魔されることなく、旧かご4の上方に延びることができる。
そして、連結器具27を介して旧かご4のかご枠11と、新かご30のかご枠31とを互いに連結する。一例としては、連結器具27により、旧かご4の上梁15と、新かご30の下梁36とを連結する。
次に、図5に示すように、旧巻上機6および旧メインロープ7を用いて、互いに連結された旧かご4および新かご30のかご枠31を昇降路上部2b(例えば最上階)まで移動させる(図15中、ステップS13)。このとき、旧メインロープ7は、旧かご4を懸吊している。つまり、旧巻上機6および旧メインロープ7により、旧かご4を引き上げることで、旧かご4および新かご30のかご枠31を昇降路上部2bまで移動させる。
次に、図6に示すように、メインロープ7,38とは異なる別のロープ41(例えば玉掛けロープ)を用いて、旧かご4および新かご30のかご枠31を昇降路上部2bで休ませる。一例としては、ガイドレール21a,21bに懸吊されたロープ41により、旧かご4および新かご30のかご枠31を昇降路2内に吊るした状態で保持する。ロープ41は、本発明でいう「固定手段」の一例である。なお、この懸吊構造については後述する。
この状態で、旧かご4のかご枠11および新かご30のかご枠31に作業台を設置する(図15中、ステップS14)。また、旧かご4のかご床12が作業足場となる。
次に、旧かご4および新かご30のかご枠31を昇降路上部2bで休ませた状態で、旧メインロープ7を取り外す(ステップS15)。次に、ヒッチビームの撤去や、機械室床面の旧ロープ穴を塞ぐ作業、または仮の仕切り壁(床状のもの)を設置する作業を行う。このとき、作業者は、必要に応じ安全を確保できたならば、昇降路上部2bで保持された旧かご4や新かご30のかご枠31の上に乗って行う。また、新かご30のかご床32を立てかけた状態から、下梁36の上に載置された正規の姿勢に設置することで、このかご床32が作業足場となる。
次に、旧巻上機6および旧機械室機器(例えば制御盤や各種配線)を解体する(ステップS16)。そして、旧巻上機6および旧機械室機器を、新巻上機43および新機械室機器に入れ替える作業を行う。次に、新巻上機43と新機械室機器を組み立てる(ステップS17)。
さらに、旧メインロープ7と交換した新メインロープ38で新かご30のかご枠31を懸吊する(ステップS18)。一例としては、新メインロープ38を新かご30のかご上シーブ39に巻き掛ける。
次に、図7に示すように、ロープ41による懸吊構造を解き、新巻上機43および新メインロープ38を用いて、互いに連結した旧かご4および新かご30を昇降路下部2a(例えば最下階)まで下ろす(図15中、ステップS19)。このとき、新かご30のかご枠31を懸吊した新メインロープ38により、新かご30のかご枠31を下ろすことで、旧かご4および新かご30のかご枠31を昇降路下部2aに移動させる。
次に、図8に示すように、旧かご4のかご枠11、かご床12、および連結器具27を解体し、昇降路2から撤去する(図15中、ステップS20)。次に、図9に示すように、新かご30を昇降路下部2a(例えば最下階)まで降ろし、新かご30のかご室33を組み立てる(ステップS21)。これにより、かごの交換作業が完了する。
図10および図11は、連結器具27を詳しく示す。連結器具27は、本体部50と、第1および第2のプレート51,52とを有する。本体部50は、例えば立設された鋼材で形成されている。本体部50は、鉛直方向に、旧かご4のかご上シーブ18よりも大きく延びている。本体部50の一例は、例えばH鋼または亜鉛などでメッキされた鋼管で形成されるが、これら以外のもので形成されてもよい。第1のプレート51は、本体部50の下端部に例えば溶接で固定されている。第2のプレート52は、本体部50の上端部に例えば溶接固定されている。なお第1および第2のプレート51,52は、本体部50に対して例えばLアングルでボルト固定されてもよい。
図12に示すように、第1のプレート51は、旧かご4の上梁15に重なる。第1のプレート51は、旧かご4の上梁15に例えばボルト54で固定される。図11に示すように、新かご30の下梁36には、固定プレート55が設けられている。固定プレート55は、例えばリニューアル現場での作業削減のため、工場で下梁36に予め取り付けられている。下梁36は、固定プレート55が取り付けられた状態で昇降路2内に搬入される。
固定プレート55は、下梁36よりも大きく形成されている。連結器具27の第2のプレート52は、例えば固定プレート55と略同じ外形を有し、下梁36よりも大きく形成されている。図13に示すように、下梁36の固定プレート55および連結器具27の第2のプレート52は、下梁36と重ならない位置(例えば下梁36の外側となる位置)で、ボルト56で互いに固定されている。これにより、新かご30の下梁36に穴を開けずに、下梁56と連結器具27とを固定することができる。
次に、旧かご4および新かご30を昇降路上部2bで休ませる懸吊構造について設明する。
図6に示すように、懸吊構造61は、例えばガイドレール21a,21bに取り付けられたプレート62を有する。図14に示すように、プレート62は、例えば既設のガイドレール21a,21bに丸穴を開け、ボルト63により固定される。プレート62には、例えばシャックル64が取り付けられる丸穴65が設けられている。
図6に示すように、プレート62に取り付けられたシャックル64には、例えば手動のチェーンブロック66が設置される。このチェーンブロック66から延びたロープ41が旧かご4を懸吊している。
このような構成のエレベータのリニューアル方法によれば、リニューアル工事の工期の短縮が可能になる。すなわち、昇降路頂部に揚重機のつり元を設置し、そのつり元に揚重機を架設し、旧メインロープを外すとともに、揚重機を用いて旧かごを最下階まで降ろして旧かごを解体し、その後新かごを組み立て、揚重機を用いて新かごを最上階まで上げ、新メインロープを連結する方法では、労力と時間が多大になる。つまり、揚重機の設置作業が必要になるとともに、つり元が個々のリニューアル案件ごと現場対応になるので、その都度の強度計算や材料の選定作業、設置作業が必要になる。
一方で、本実施形態に係るリニューアル方法によれば、新旧の巻上機6,43(いわゆる本設巻上機)を用いて旧かご4および新かご30の揚重作業を行う。つまり、旧かご4および旧巻上機6を利用して新かご30を上昇させ、また、新かご30および新巻上機43を利用して旧かご4を下ろす。このため、揚重機や揚重機のつり元が不用になり、揚重機の設置作業や、揚重機のつり元の強度計算や材料の選定、設置作業を省略することができる。これにより、リニューアル工事の工期の短縮が可能になる。
また揚重機を用いる方法では、ヒッチビームの撤去作業を行うとき、かごが最下階に下ろされているため、かごの上に乗って作業を行うことができない。また、万が一に落下物等が発生した場合に稼動号機や昇降路危機に当たり、稼動号機のサービス停止や低下に繋がる場合もあり、好ましくなかった。
一方で、本実施形態に係るリニューアル方法では、ヒッチビームの撤去作業を行うとき、旧かご4および新かご30のかご枠31が昇降路上部2bに位置するため、これらの上に乗って作業を行うことができ、作業性が高い。さらに、旧かご4および新かご30のかご枠31が昇降路上部2bに位置するため、万が一に落下物等が発生した場合でも稼動号機が破損するおそれが非常に小さい。
旧かご4の上梁15に連結器具27を設置し、新かご30のかご枠31の下梁36を連結器具27の上に設置すると、互いに強度が高い上梁15と下梁36により旧かご4と新かご30が連結されるので、連結部の強度が高く、安全性もより高くなる。
連結器具27が固定される固定プレート55が予め取り付けられた状態で下梁36が昇降路2内に搬入されると、リニューアル現場での作業が少なくなるので、工期をより短縮することができる。
旧かご4が、かご枠11を残すとともに、かご室13が撤去された状態で、新かご30のかご枠31と共に昇降路2内を移動させると、かご室33の分だけ旧かご4が軽くなるので、旧巻上機6への負担が少なくなり、新かご30のかご枠31を追加しても旧巻上機6で良好に巻き上げることができる。
旧かご4が、かご枠11に加えてかご床12を残した状態で、新かご30のかご枠31と共に昇降路2内を移動すると、かご床12が作業足場として使用可能になるため、リニューアルの作業をより効率的に進めることができる。これにより、リニューアル工事の工期をさらに短縮することができる。
新かご30が、かご床32をかご枠31に立てかけ固定した状態で昇降路上部2bまで移動するとともに、旧メインロープ7を外した後でかご床32が設置されると、新かご30のかご床32が作業足場として使用可能になるため、リニューアルの作業をより効率的に進めることができる。これにより、リニューアル工事の工期をさらに短縮することができる。
旧かご4および新かご30のかご枠31を昇降路上部2bで保持するとき、ロープ41がガイドレール21a,21bから懸吊されると、このロープ41の懸吊用のつり元を昇降路2に設ける必要が無くなる。そのため、リニューアル工事の工期をさらに短縮することができる。
旧かご4および新かご30のかご枠31を昇降路上部2bで保持するとき、ロープ41が旧かご4と新かご30のかご枠31のうち旧かご4を懸吊すると、上下に旧かご4と新かご30とが並ぶ状態において、下方のかごを支持することになるので、万が一に連結器具27に不具合が生じたときでも、2つのかごを確実に支持することができる。また、上下に旧かご4と新かご30とが並ぶ状態において、下方のかごを支持した方が振れが生じにくくなり、旧かご4および新かご30のかご枠31の保持が安定するので、ガイドレール21a,21bへの負担が少なくなるなど好ましい。
以上、本発明の一つの実施形態に係るエレベータのリニューアル方法について説明したが、本発明の実施形態はこれらに限定されるものではない。本実施形態の構成は、適宜変更して実施することができる。
1…エレベータ、2a…昇降路下部、2b…昇降路上部、4…旧かご、6…旧巻上機、7…旧メインロープ、11…かご枠、12…かご床、13…かご室、15…上梁、21a,21b…ガイドレール、27…連結器具、30…新かご、31…かご枠、32…かご床、33…かご室、36…下梁、37a,37b…立柱、38…新メインロープ、41…ロープ、43…新巻上機、55…固定プレート。

Claims (8)

  1. 旧かごの上に新かごのかご枠を組み立て、前記旧かごと前記新かごのかご枠とを連結し、
    旧メインロープおよび旧巻上機を用いて前記旧かごを引き上げることで、互いに連結された前記旧かごおよび前記新かごのかご枠を昇降路上部に移動させ、
    固定手段を用いて、前記旧かごおよび前記新かごのかご枠を昇降路上部で保持し、
    前記旧メインロープを外し、前記旧メインロープおよび前記旧巻上機を新メインロープおよび新巻上機に交換し、前記新メインロープで前記新かごのかご枠を懸吊し、
    前記新メインロープおよび前記新巻上機を用いて前記新かごのかご枠を下ろすことで、互いに連結された前記旧かごおよび前記新かごのかご枠を昇降路下部に移動させ、
    前記旧かごを解体し、
    前記新かごのかご室を組み立てる
    ことを特徴とするエレベータのリニューアル方法。
  2. 請求項1の記載において、
    前記旧かごの上梁と前記新かごのかご枠の下梁との間で、互いを連結する連結器具を設置することを特徴とするエレベータのリニューアル方法。
  3. 請求項2の記載において、
    前記下梁は、前記連結器具が固定されるプレートが取り付けられた状態で昇降路内に搬入されることを特徴とするエレベータのリニューアル方法。
  4. 請求項1の記載において、
    前記旧かごは、前記新かごのかご枠と共に昇降路内を移動させられる前に、当該旧かごのかご枠を残すとともに、かご室が解体されることを特徴とするエレベータのリニューアル方法。
  5. 請求項4の記載において、
    前記旧かごは、前記かご枠に加えて、かご床を残した状態で、前記新かごのかご枠と共に昇降路内を移動させられ、前記かご床が作業足場として使用可能になることを特徴とするエレベータのリニューアル方法。
  6. 請求項1の記載において、
    前記新かごは、当該新かごのかご床を前記かご枠に立てかけ固定した状態で昇降路上部まで移動させられるとともに、前記旧メインロープを外した後で前記かご床が設置され、前記かご床が作業足場として使用可能になることを特徴とするエレベータのリニューアル方法。
  7. 請求項1の記載において、
    前記旧かごおよび前記新かごのかご枠を昇降路上部で保持するとき、前記固定手段は、ガイドレールから懸吊されることを特徴とするエレベータのリニューアル方法。
  8. 請求項1の記載において、
    前記旧かごおよび前記新かごのかご枠を昇降路上部で保持するとき、前記固定手段は、前記旧かごおよび前記新かごのかご枠のうち、前記旧かごを懸吊することを特徴とするエレベータのリニューアル方法。
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