JP3281168B2 - エレベータかごの吊り装置 - Google Patents

エレベータかごの吊り装置

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JP3281168B2
JP3281168B2 JP04808994A JP4808994A JP3281168B2 JP 3281168 B2 JP3281168 B2 JP 3281168B2 JP 04808994 A JP04808994 A JP 04808994A JP 4808994 A JP4808994 A JP 4808994A JP 3281168 B2 JP3281168 B2 JP 3281168B2
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京二 安部
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータのかご或いは
つり合おもりの吊り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータかごの吊り装置につい
て、図8を参照して説明する。主ロープや巻上機などの
交換を行う際、かご及びつり合おもりを吊り上げてかご
及びつり合おもりの重量が主ロープに掛からないように
して、主ロープを緩めた状態で主ロープ或いは巻上機な
どの交換を行っている。このためのかごの吊り上げにつ
いて以下に説明する。尚、つり合おもりの場合も同様で
ある。
【0003】かご1を吊り上げる方法として、昇降路全
高のほぼ中間の位置にあるガイドレール2の基部に貫通
孔3を設け、この孔3にシャックル4を通して、これに
チェーンブロック5を取付ける。更に、チェーンブロッ
ク5にワイヤーロープ6を連結して、これをかご1の上
梁に取り付け、チェーンブロック5を操作してかご1を
吊り上げる(特開平5−105361号公報に記載され
ているもの)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような吊り上げ方
法の場合、ガイドレール基部に設けた貫通孔3はシャッ
クル4が通る程の大きな孔であり、この孔がかご或いは
つり合おもりが通常走行する昇降路全高のほぼ中間に開
けられているため、地震時などの強度に不安がある。ま
た強度計算の結果ではその孔のため、通常のガイドレー
ルよりも1ランク上のサイズのものを使用しなければな
らないこともある。
【0005】又、貫通孔3が昇降路全高のほぼ中間に開
けられているため、シャックル4などを取外し忘れた場
合には、走行時に他機器と干渉する恐れがあり危険であ
るが、これらの取外し忘れ防止装置がないので、かご或
いはつり合おもりが走行するガイドレールにシャックル
などの吊具を置き忘れてしまうと主ロープや巻上機など
の交換作業が終了したのち、かご或いはつり合おもりを
昇降させたときに吊具とエレベータ用品とが干渉して事
故になる恐れがある。
【0006】又、ガイドレール基部に設けた貫通孔はガ
イドレールの中心ではないためかご及びつり合おもりを
真直ぐ吊ることが出来ず、ワイヤロープなどの吊具がエ
レベータの他機器と干渉したり、吊りロープの吊り角度
によってはガイドレール自体に捩りが大きく作用しガイ
ドレールが曲げられると言う不具合もある。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
ので、その目的はガイドレールの強度を落とすことなく
かご或いはつり合おもりを真直ぐ吊り上げることがで
き、かつ、ガイドレールに取付けた吊具の取り外し忘れ
がないようにすることが出来るエレベータかごの吊り装
置である。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は昇降
路内のかご或いはつり合おもりを案内するエレベータの
ガイドレールの通常はかご或いはつり合おもりが走行し
ない昇降路最上部のガイドレール歯面に、かご或いはつ
り合おもりを吊り上げる吊具を支持する貫通孔を設け、
かつ、吊具がガイドレールに取付けられたままの状態で
は電気的制御回路切り離してかごを走行させないリミッ
トスイッチをガイドレール最上部に設ける。
【0009】
【作用】このような構成により、ガイドレールの強度を
低下させることなく、又、貫通孔はレール歯面に開けて
あるので真直ぐに吊り上げることができ、かつ、吊具の
取り外し忘れ防止用リミットスイッチによりレール吊具
を取付けたままでかごを走行させてしまうこともなくな
る。
【0010】
【実施例】
(実施例1)本発明の実施例を図1〜図3に基づいて説
明する。昇降路内にある一対のガイドレールは昇降路壁
にブラケットにより固定されていて、かごはこのガイド
レールにより案内走行される。かご或いはつり合おもり
は主ロープにより連結され、昇降路内を昇降し、この主
ロープや巻上機などの交換を行う際は、かご或いはつり
合おもりの一方を昇降路最上階付近に停止させた状態で
行っている。
【0011】以下、本発明による油圧エレベータのかご
の吊り上げの場合について説明する。一対のガイドレー
ル2の夫々の上部の歯面11に貫通孔7を設ける。この
貫通孔7により支持される吊具8をボルト9にてガイド
レール2に固定する。尚、吊具8とガイドレール2の歯
面11とはすき間がないようにしておく。
【0012】吊具8には吊り用孔10を設け、シャック
ル4を取付ける。ワイヤロープ12の一端をかご1の上
梁に連結し、チェーンブロック5を途中に設け、ワイヤ
ロープ12の他端を吊具8の孔10に取付けたシャック
ル4に連結する。
【0013】また、昇降路最上部のガイドレール2の上
部に固定した取付板14にリミットスイッチ15を設
け、更に、リミットスイッチ15先端におもり16を付
ける。通常状態ではこのおもり16は下がった状態で、
このときリミットスイッチ15はかごが通常走行運転出
来る回路を構成するようにしておく。そこに前記吊具8
をガイドレール2に取付けるとリミットスイッチ15の
おもり16が上方へ持ち上がりリミットスイッチ15が
動作し、エレベータの制御回路を切り離してかごが走行
出来ないようにする。
【0014】本発明はこのような構成であるので、主ロ
ープを交換する場合に、まずかご1を最上階床レベル付
近に停止させ、この状態でワイヤロープ12の一端をか
ご1の上梁に連結し、一方、ガイドレール2の貫通孔7
にボルト9で吊具8を取付け、その吊具8の吊り孔10
にシャックル4を介してワイヤロープ12とチェーンブ
ロック5を連結する。
【0015】このようにしたワイヤロープ12をかご上
梁13に取付け、チェーンブロック5を操作すれば、か
ご1がつり上げられる。これによりかご1の重量が主ロ
ープに掛からなくなり、主ロープが緩むのでこの状態で
主ロープの交換を行う。
【0016】本発明はこのように構成しているので、通
常かごが走行しないガイドレールの歯面に貫通孔を設け
ことになり、ガイドレールの強度を落とす事がなく、か
つ、かごを真直ぐ吊る事ができるとともに吊具とガイド
レールとはほとんどすき間が無いようにしているためガ
イドレール歯面の貫通孔即ち吊具の取付けボルトも従来
より小さいものにすることができ、作業性も向上する。
【0017】またガイドレール上部に取外し忘れ防止リ
ミットスイッチを設けているのでロープ交換後吊具など
を取外し忘れる危険性もないので非常に安全である。 (本発明の他の実施例、図4〜図7参照)上述のものは
油圧エレベータのかごの場合であるが、ロープ式エレベ
ータの場合も同様につり合おもり用ガイドレールの歯面
に貫通孔を設けてこの貫通孔より吊具8を介してつり合
おもりを吊り上げることもできる(実施例2)。
【0018】また、ガイドレール2の歯面2Aに一つの
貫通孔6を設けたが必要に応じて二つ以上の貫通孔を上
下方向に沿って間隔を空けて設けても良い。これにより
複数個の小さい孔でより重いかごを吊ることができる
(実施例3)。 (実施例4、図4、図5)また、吊具8に直接シャック
ル4及びワイヤーロープ12等を連結してかご1を吊り
上げるようにしたが、図4、5に示すように左右一対の
吊具8、8を連結棒17の両端にボルトで固定して一体
にし、その連結棒17に設けた吊孔18にワイヤーロー
プ12、シャックル4などを連結してかご1を吊り上げ
るようにすると、ガイドレール2には矢印Z方向の力が
掛からなくなるのでより安全に吊ることが出来、吊具8
のボルト9もより小さいものにすることができる。 (実施例5、図6)ここで連結棒17はストレートの一
体ものとしたが、図6に示すように。2分割し、夫々長
孔19を設け、左右の連結棒20、20をボルト21で
所定のレール間寸法に調整して固定することによりレー
ル間寸法が異なった場合でも対応することが出来るよう
にしても良い。 (実施例6、図7)さらに電動ロープ式の場合は連結棒
17を、図7に示すように、中央部Ω形のプレート22
・2枚分を合わせた形状にして両端の孔23を吊具8に
固定して使用すれば主ロープが中央の孔を通過するよう
に出来るので同様に容易かつ安全な作業ができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば,ガイドレールの貫通孔
を通常かご或いはつり合おもりが走行しない昇降路最上
部に設けているので、万が一かごの吊具を取外し忘れた
としても致命的なものとならない。更に、リミットスイ
ッチの設置により保守点検の安全性の確保がより確実な
ものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるかご吊り装置の正面図。
【図2】図1の部分斜視図。
【図3】図1の部分斜視図。
【図4】本発明の他の実施例4による吊り装置の正面
図。
【図5】図4の部分斜視図。
【図6】本発明の他の実施例5による吊り具の斜視図。
【図7】本発明の他の実施例6による吊具の斜視図。
【図8】従来のかご吊り装置の正面図。
【符号の説明】
1 かご 2 ガイドレール 3、7 貫通孔 4 シャックル 5 チェーンブロック 6、12 ワイヤーロープ 8 吊具 13、17 連結棒 15 リミットスイッチ 16 おもり
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 志水 裕司 (56)参考文献 特開 平5−186159(JP,A) 特開 平5−105361(JP,A) 実開 昭61−86372(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 7/00 - 7/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータの一対のガイドレールの夫々の
    昇降路最上部分の歯面にボルトで吊具を固定し、この
    具に貫通孔を設け、この孔にかご或いはつり合いおもり
    を吊り上げるシャックルをそれぞれに取り付けてなるこ
    とを特徴とするエレベータかごの吊り装置。
  2. 【請求項2】前記貫通孔を有する吊具の吊具の有無によ
    り作動するエレベータの運転を禁止するリミットスイッ
    チを吊具の上方に設けたことを特徴とする請求項1記載
    のエレベータかごの吊り装置。
  3. 【請求項3】前記ガイドレールに固定した一対の吊具に
    両端を取付けた連結棒を介してかご吊り上げることを
    特徴とする請求項1記載のエレベータかごの吊り装置。
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