JP3907843B2 - エレベータのかご吊下装置及びかご吊下方法 - Google Patents

エレベータのかご吊下装置及びかご吊下方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばエレベータの改修時等にかごを主ロープによらず昇降路に暫定的に吊り下げるためのエレベータのかご吊下装置及びかご吊下方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10は例えば特開昭62−264182号公報に示された従来のかご吊下装置の使用状態を示す構成図である。図において、1は昇降路、2は昇降路1内に設置されている一対のガイドレール、3はガイドレール2に沿って昇降路1内を昇降されるかごであり、このかご3は、かご枠4と、このかご枠4に支持されているかご室5とを有している。
【0003】
また、かご枠4は、かご室5を支持する下枠4aと、下枠4a上に設けられている一対の縦枠4bと、縦枠4bの上端部間に固定されている上枠(上梁)4cとを有している。
【0004】
6はガイドレール2に固定されている固定金具、7はかご枠4の上枠4cと固定金具6との間に連結され、固定金具6からかご3を吊り下げるチェーンブロックであり、従来のかご吊下装置は、固定金具6とチェーンブロック7とにより構成されている。
【0005】
上記のような従来のエレベータでは、通常運転時には、上枠4cに連結される主ロープ(図示せず)により、昇降路1内にかご3が吊り下げられる。これに対し、改修時等に主ロープをかご3から取り外す必要がある場合には、図10に示したようなかご吊下装置により、かご3が昇降路1内に吊り下げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のエレベータでは、上枠4cが通常運転時のかご吊りに耐える強度を有しているため、かご吊下装置を用いる場合にもチェーンブロック7を上枠4cに連結してかご3を吊り下げることができるが、例えばせり上げ式のエレベータなど、通常運転時に下枠4aからかご3を吊り上げるタイプのエレベータでは、上枠4cがかご吊りに耐える強度を有していないため、従来のかご吊下装置を適用することができなかった。
【0007】
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題としてなされたものであり、上枠がかご吊りに耐える強度を有していないかごについても昇降路内に吊り下げることができるエレベータのかご吊下装置及びかご吊下方法を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係るエレベータのかご吊下装置は、下枠、この下枠上に互いに間隔をおいて立設されている一対の縦枠及びこれらの縦枠間に固定されている上枠を含むかご枠と、縦枠間で下枠上に支持されているかご室とを有するせり上げ式のエレベータ用のかごを、昇降路内に吊り下げるためのものにおいて、昇降路内に固定される固定金具と、一対の縦枠の上端部にそれぞれ取り付けられる複数の懸吊具と、固定金具と懸吊具との間に連結され、かごを固定金具から吊り下げる吊下具とを備えたものである。
【0009】
請求項2の発明に係るエレベータのかご吊下装置は、一対の縦枠の上方で昇降路の天井に、一対の固定金具を固定したものである。
【0010】
請求項3の発明に係るエレベータのかご吊下装置は、かご枠に取り付けられているガイドシューへの懸吊具の干渉を防止するためのスペーサを、懸吊具と縦枠との間に介在させたものである。
【0011】
請求項4の発明に係るエレベータのかご吊下方法は、下枠、この下枠上に互いに間隔をおいて立設されている一対の縦枠及びこれらの縦枠間に固定されている上枠を含むかご枠と、縦枠間で下枠上に支持されているかご室とを有するせり上げ式のエレベータ用のかごを、昇降路内に吊り下げるための方法において、昇降路内に固定金具を固定するとともに、縦枠の上端部に複数の懸吊具をそれぞれ取り付け、固定金具と懸吊具との間に吊下具を連結することにより、かごを固定金具から吊り下げるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図について説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるかご吊下装置の使用状態を示す正面図、図2は図1のII−II線断面図、図3は図1のIII−III線断面図、図4は図3のIV部を拡大して示す正面図、図5は図4の側面図である。
【0013】
図において、11は昇降路、12は昇降路11内に設置されている一対のガイドレール、13はガイドレール12に沿って昇降路11内を昇降されるかごであり、このかご13は、かご枠14と、このかご枠14に支持されているかご室15とを有している。
【0014】
また、かご枠14は、かご室15を支持する下枠(下梁)14aと、下枠14a上に互いに間隔をおいて設けられている断面コ字状の一対の縦枠(柱)14bと、縦枠14bの上端部間に固定されている上枠14cとを有している。さらに、上枠14cは、図2に示すように、前部梁14d、後部梁14e、及びこれら前部梁14dと後部梁14eとの間に固定されている一対の側部梁14fにより構成されている。
【0015】
16はかご枠14に固定され、ガイドレール12に係合される複数のガイドシュー、17は下枠14aに固定されている吊り車梁、18は吊り車梁17に支持されている回転自在の一対の吊り車であり、通常運転時には、これらの吊り車18に巻き掛けられる主ロープ19によりかご13が昇降路11内に吊り下げられる。また、吊り車18とガイドレール12との干渉を避けるため、吊り車梁17は下枠14aに対して斜めに固定されている。
【0016】
21は一対のガイドレール12にそれぞれ固定されている一対の固定金具、22は一対の縦枠14bの上端部にそれぞれ2組ずつ取り付けられている懸吊具であり、これらの懸吊具22は、U字状の吊り金具23と、この吊り金具23を縦枠14bに取り付ける締結具(ボルト)24とを有している。25は固定金具21と懸吊具22との間に連結され、かご23を固定金具21から吊り下げる吊下具としての一対のチェーンブロックである。
【0017】
このようなエレベータでは、通常運転時の吊り荷重を下枠14aが受けるため、上枠14cはかご吊りに耐える強度を有していないが、懸吊具22が縦枠14bに取り付けられており、かご吊下装置を使用したときの吊り荷重は、縦枠14bに主に引張荷重として作用するため、かご13を安定して吊り下げることができる。
【0018】
なお、例えば図6に示すように、チェーンブロック25を垂直に吊り下げることができる固定金具31を用いることにより、水平方向への荷重が縦枠14bに作用せず、かご13をさらに安定して吊り下げることができる。
【0019】
実施の形態2.
次に、図7はこの発明の実施の形態2によるかご吊下装置の使用状態を示す正面図である。この例では、一対の固定金具26が、一対の縦枠14bの真上でアンカボルト27により昇降路11の天井11aに固定されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0020】
このようなかご吊下装置では、固定金具26が縦枠14bの真上に配置されているため、チェーンブロック25が鉛直に配置され、縦枠14bには引張荷重のみがかかるようになる。従って、縦枠14bを折り曲げる方向の荷重が作用せず、かご13をさらに安定して吊り下げることができる。
【0021】
実施の形態3.
次に、図8はこの発明の実施の形態3によるかご吊下装置の要部を示す正面図、図9は図8の側面図である。この例では、ガイドシュー16への懸吊具22の干渉を防止するための筒状のスペーサ(カラー)28が、懸吊具22と縦枠14bとの間に介在されている。このスペーサ28としては、例えば鉄製のパイプを使用することができる。他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0022】
ここで、縦枠14bに取り付けられた懸吊具22に遊びがある場合、図4の2点鎖線に示すように、吊り金具23が横方向へ移動してガイドシュー16に衝突し、ガイドシュー16が破損する恐れがある。これに対して、スペーサ28に締結具24を挿通させて懸吊具22の遊びを無くすことにより、吊り金具23がガイドシュー16に干渉するのが防止される。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明のエレベータのかご吊下装置は、縦枠の上端部にそれぞれ懸吊具を取り付け、かごの吊り荷重を縦枠に主に引張荷重として作用させるようにしたので、上枠がかご吊りに耐える強度を有していないかごについても昇降路内に安定して吊り下げることができる。
【0024】
請求項2の発明のエレベータのかご吊下装置は、縦枠の上方で昇降路の天井に一対の固定金具を固定したので、縦枠には引張荷重のみがかかるようになり、縦枠を折り曲げる方向の荷重が作用せず、かごをさらに安定して吊り下げることができる。
【0025】
請求項3の発明のエレベータのかご吊下装置は、ガイドシューへの懸吊具の干渉を防止するためのスペーサを、懸吊具と縦枠との間に介在させたので、懸吊具の干渉によるガイドシューの破損を防止することができる。
【0026】
請求項4の発明のエレベータのかご吊下方法は、昇降路内に固定金具を固定するとともに、縦枠の上端部に複数の懸吊具をそれぞれ取り付け、固定金具と懸吊具との間に吊下具を連結することにより、かごを固定金具から吊り下げるようにしたので、上枠がかご吊りに耐える強度を有していないかごについても昇降路内に安定して吊り下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるかご吊下装置の使用状態を示す正面図である。
【図2】 図1のII−II線断面図である。
【図3】 図1のIII−III線断面図である。
【図4】 図3のIV部を拡大して示す正面図である。
【図5】 図4の側面図である。
【図6】 この発明の実施の形態1の他の例を示す正面図である。
【図7】 この発明の実施の形態2によるかご吊下装置の使用状態を示す正面図である。
【図8】 この発明の実施の形態3によるかご吊下装置の要部を示す正面図である。
【図9】 図8の側面図である。
【図10】 従来のかご吊下装置の一例の使用状態を示す構成図である。
【符号の説明】
11 昇降路、11a 天井、12 ガイドレール、13 かご、14 かご枠、14a 下枠、14b 縦枠、14c 上枠、15 かご室、16 ガイドシュー、21 固定金具、22 懸吊具、25 チェーンブロック(吊下具)、26 固定金具、28 スペーサ。

Claims (4)

  1. 下枠、この下枠上に互いに間隔をおいて立設されている一対の縦枠及びこれらの縦枠間に固定されている上枠を含むかご枠と、上記縦枠間で上記下枠上に支持されているかご室とを有するせり上げ式のエレベータ用のかごを、昇降路内に吊り下げるためのエレベータのかご吊下装置において、上記昇降路内に固定される固定金具と、上記一対の縦枠の上端部にそれぞれ取り付けられる複数の懸吊具と、上記固定金具と上記懸吊具との間に連結され、上記かごを上記固定金具から吊り下げる吊下具とを備えていることを特徴とするエレベータのかご吊下装置。
  2. 一対の固定金具が、一対の縦枠の上方で昇降路の天井に固定されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータのかご吊下装置。
  3. かご枠に取り付けられているガイドシューへの懸吊具の干渉を防止するためのスペーサが、上記懸吊具と縦枠との間に介在されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータのかご吊下装置。
  4. 下枠、この下枠上に互いに間隔をおいて立設されている一対の縦枠及びこれらの縦枠間に固定されている上枠を含むかご枠と、上記縦枠間で上記下枠上に支持されているかご室とを有するせり上げ式のエレベータ用のかごを、昇降路内に吊り下げるためのエレベータのかご吊下方法において、上記昇降路内に固定金具を固定するとともに、上記縦枠の上端部に複数の懸吊具をそれぞれ取り付け、上記固定金具と上記懸吊具との間に吊下具を連結することにより、上記かごを上記固定金具から吊り下げることを特徴とするエレベータのかご吊下方法。
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