JP4089986B2 - 油圧エレベータの主ロープ取り替え工法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、油圧エレベータのロープ取り替え工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9および図10はそれぞれ従来の油圧エレベータの主ロープ取り替え工法を説明する図である。
図9および図10において、1は昇降路、1aは昇降路1の底部であるピット、2は最下階乗場の床、3は昇降路1の壁面に上下方向に延設された主レール10に案内されて昇降路1内を上下方向に昇降するかごである。5は上端に綱車6が回転自在に装着されたプランジャであり、このプランジャ5は油圧シリンダ4内に上下動可能に配設されている。9はロープシャックル7a、7bが両端に取り付けられた既設の主ロープであり、この主ロープ9は綱車6に掛け渡され、一端をかご3のかご綱止め梁3aにロープシャックル7aおよび取付ナット7cにより締着固定され、他端を油圧シリンダ4の下部のピット綱止め梁4aにロープシャックル7bおよび取付ナット7cにより締着固定されている。8は主レール10を昇降路1の壁面に固定するブラケット、9aは新規の主ロープ、11は非常止め、12は脚立である。
【0003】
つぎに、従来の主ロープ取り替え工法について説明する。
まず、油圧シリンダ4を作動させてプランジャ5を上下動させ、かご3を作業しやすい所定の位置に位置させる。そこで、非常止め11を作動させてかご3を主レール10に固定する。その後、ワイヤロープ(図示せず)によりかご枠とブラケット8とを直結し、かご3が落下しないように固定する。
【0004】
ついで、作業者S2がピット1a内に降り、脚立12をピット1aの床に立てる。そして、作業者S2が脚立12に上がり、取付ナット7cを取り外してロープシャックル7aをかご綱止め梁3aから引き抜き、ロープシャックル7aの間近で既設の主ロープ9を切断する。その後、新規の主ロープ9aの他端と既設の主ロープ9の切断した一端とを素線同士を絡ませて接続する。また、作業者S1が新規の主ロープ9aの一端にロープシャックル7aを取り付ける。
ついで、作業者S2は、既設の主ロープ9をロープシャックル7b側に手繰り寄せつつ巻き取る。この時、作業者S1は新規の主ロープ9aを送り込む。そして、新規の主ロープ9aはこの既設の主ロープ9の巻き取り操作により、綱車6に掛けられて他端が手繰り寄せられる。
そこで、主ロープ9、9a間の絡ませ部分を切断し、既設の主ロープ9を新規の主ロープ9aから切り離す。そして、主ロープ9aの一端に取り付けられたロープシャックル7aをかご綱止め梁3aの穴に挿入し、取付ナット7cを締着してロープシャックル7aをかご綱止め梁3aに固定する。さらに、取付ナット7cを取り外して、ロープシャックル7bをピット綱止め梁4aから取り外して、1本の主ロープの掛け替えが終了する。
上述の主ロープ掛け替え作業を順次繰り返し、全ての主ロープの掛け替えを行う。
【0005】
その後、作業者S1は機械室に上がり、油圧シリンダ4を作動させてプランジャ5を下降させる。そこで、新規の主ロープ9aはたわむので、そのたわむ代分を最下階乗場に手繰り上げ、この状態で全ての主ロープ9aの他端にロープシャックル7bを取り付ける。そして、全ての主ロープ9aの他端側をピット1a内に降ろし、各ロープシャックル7bをピット綱止め梁4aの穴に挿入し、取付ナット7cを締着して各ロープシャックル7bをピット綱止め梁4aに固定する。さらに、油圧シリンダ4を作動させて、主ロープ9aに張力がかかるまでプランジャ5を上昇させる。その後、かご枠とブラケット8とを直結しているワイヤロープを取り外し、ついで、非常止め11によるかご3の固定を解除して、主ロープの取り替え作業が終了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の油圧エレベータの主ロープ取り替え工法は以上のように、作業者がピット1a内に立てられた脚立12に上がっての主ロープ9、9aの接続作業であるので、足場の不安定さ、作業場の狭さにより、作業性が悪く、作業に熟練を要するとともに、作業者の負荷が増大するという課題があった。
また、掛け替えられた主ロープ9aの他端側がフリーな状態となっているので、続いて行われる主ロープの掛け替え作業時の綱車6の回転に伴い、掛け替えられている主ロープ9aが昇降移動して踊り、他の主ロープに絡んだり、綱車6から脱落したりするという課題もあった。
また、掛け替えられた主ロープ9aの他端にロープシャックル7bを取り付ける作業を最下階乗場で行うために、油圧シリンダ4によりプランジャ5を無負荷状態で下降させて主ロープ9aをたるませる必要があり、プランジャ5の下降時間が長くなり、その分作業時間が長くなるという課題もあった。
【0007】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、脚立上での煩雑な作業や油圧プランジャの下降操作をなくし、主ロープを安全で、かつ、容易に取り替えられる油圧エレベータの主ロープ取り替え工法を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る油圧エレベータの主ロープ取り替え工法は、かごを所定位置に固定するかご固定工程と、既設の主ロープを新規の主ロープに掛け替える主ロープ掛け替え工程と、掛け替えられた新規の主ロープの両端をそれぞれ上記かご綱止め梁および上記ピット綱止め梁に固定する主ロープ固定工程と、かごの固定を解除するかご固定解除工程とを備え、上記主ロープ掛け替え工程は、既設の主ロープのピット側ロープシャックルを上記ピット綱止め梁から取り外し、取り外された該ピット側ロープシャックルと上記ピット綱止め梁とを第1の補助ロープにより弛んだ状態で繋ぐ第1の工程と、上記既設の主ロープのかご側ロープシャックルを上記かご綱止め梁から取り外し、該かご側ロープシャックルとともに該既設の主ロープの一端側を最下階乗場に引き出した後、上記既設の主ロープの一端側を上記かご側ロープシャックルの間近で切断し、既設の主ロープの切断端部と新規の主ロープの他端とを接続するとともに、新規の主ロープの一端にかご側ロープシャックルを取り付ける第2の工程と、上記第1の補助ロープを上記ピット綱止め梁から取り外し、上記既設の主ロープを上記第1の補助ロープ側に手繰り寄せて上記新規の主ロープを上記最下階乗場から繰り出させ、上記新規の主ロープを綱車に掛け渡した後、上記新規の主ロープを上記既設の主ロープとの接続部の間近で切断するとともに、上記新規の主ロープの他端側に固定治具を取り付け、さらに上記固定治具と上記ピット綱止め梁とを固定ロープにより、上記かご側ロープシャックルと上記かご綱止め梁とを第2の補助ロープによりそれぞれ弛んだ状態で繋ぐ第3の工程とを有し、上記第1乃至第3の工程を繰り返して、複数本の上記既設の主ロープを順次上記新規の主ロープに掛け替えるものであり、上記主ロープ固定工程は、掛け替えられた複数本の上記新規の主ロープの他端側を上記最下階乗場に引き出し、複数本の上記新規の主ロープのそれぞれの他端にピット側ロープシャックルを取り付けた後、複数本の上記新規の主ロープを上記ピット側ロープシャックルとともにピット内に降ろす工程と、上記固定治具、上記固定ロープおよび上記第2の補助ロープを取り外し、上記各ピット側ロープシャックルを上記ピット綱止め梁に締着固定するとともに、上記各かご側ロープシャックルを上記かご綱止め梁に締着固定する工程とを有するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図について説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態に係る油圧エレベータの主ロープ取り替え工法における補助ロープの使用状態を説明する図、図2はこの発明の実施の形態に係る油圧エレベータの主ロープ取り替え工法における既設の主ロープを最下階乗場に引き出した状態を説明する図、図3はこの発明の実施の形態に係る油圧エレベータの主ロープ取り替え工法における既設のロープと新規の主ロープとの接続作業を説明する図、図4はこの発明の実施の形態に係る油圧エレベータの主ロープ取り替え工法における新規の主ロープの掛け替え作業を説明する図、図5はこの発明の実施の形態に係る油圧エレベータの主ロープ取り替え工法における新規の主ロープの掛け替え状態を説明する図、図6はこの発明の実施の形態に係る油圧エレベータの主ロープ取り替え工法における補助ロープおよび固定ロープを示す構成図、図7はこの発明の実施の形態に係る油圧エレベータの主ロープ取り替え工法における固定治具を示す構成図、図8はこの発明の実施の形態に係る油圧エレベータの主ロープ取り替え工法における新規の主ロープを最下階乗場に引き出した状態を説明する図である。図において、図9および図10に示した従来の油圧エレベータの主ロープ取り替え工法と同一または相当部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0011】
各図において、13aは主ロープの取り替え作業時に既設の主ロープ9に接続されて使用される第1の補助ロープ、13bは主ロープの取り替え作業時に新規の主ロープ9aに接続されて使用される第2の補助ロープ、13cは固定治具14をピット綱止め梁4aに繋ぐ固定ロープである。14は主ロープの取り替え作業時に新規の主ロープ9aを固定する固定治具である。
ここで、第1および第2の補助ロープ13a、13bおよび固定ロープ13cは、図6に示されるように、ステンレスワイヤ20の両端にカラビナ21を取り付けて構成されている。
固定治具14は、図7に示されるように、複数のコ字状のロープガイド22が平板状の基台23の一面に一体に取り付けられ、複数の貫通穴24がロープガイド22に通された新規の主ロープ9aを挟むように対をなして基台23に穿設され、さらに取付穴25が基台23に穿設されて構成されている。そして、新規の主ロープ9aはロープガイド22内に位置され、U字ボルト26が内部に新規の主ロープ9aを収容するように基台23の一面側から被せられ、その足部を貫通穴24に挿通させ、取付ナット27が基台23の他面側から突出するU字ボルト26の足部に螺着され、取付ナット27を締着して、固定治具14に固定される。また、固定ロープ13cは、カラビナ21を取付穴25に装着して固定治具14に繋がれる。
【0012】
つぎに、この実施の形態1による主ロープ取り替え工法について説明する。
まず、油圧シリンダ4を作動させてプランジャ5を上下動させ、かご3を作業しやすい所定の位置に位置させる。そこで、非常止め11を作動させてかご3を主レール10に固定する。その後、ワイヤロープ(図示せず)によりかご枠とブラケット8とを直結し、かご3が落下しないように固定する。
【0013】
ついで、作業者S2がピット1a内に降り、取付ナット7cを取り外してピット側ロープシャックル7bをピット綱止め梁4aから引き抜く。そして、第1の補助ロープ13aの一側のカラビナ21をピット綱止め梁4aに装着し、他側のカラビナ21を取り外したピット側ロープシャックル7bに装着する(図1)。この時、第1の補助ロープ13aはたるんだ状態となっている。
つぎに、作業者S2がピット1aから手を延ばして取付ナット7cを取り外し、かご側ロープシャックル7aをかご綱止め梁3aから引き抜く。そして、取り外されたかご側ロープシャックル7aを乗場側の作業者S1に渡す(図2)。この時、既設の主ロープ9は第1の補助ロープ13aのたるみ分走行移動し、そのかご側ロープシャックル7a側が最下階乗場に引き出される。
そこで、作業者S1が最下階乗場でかご側ロープシャックル7aの間近で既設の主ロープ9を切断する。その後、新規の主ロープ9aの他端と既設の主ロープ9の切断した一端とを素線同士を絡ませて接続し、新規の主ロープ9aの一端にかご側ロープシャックル7aを取り付ける(図3)。
その後、作業者S2は、第1の補助ロープ13aをピット綱止め梁4aから解き離し、第1の補助ロープ13aを、さらには既設の主ロープ9を手繰り寄せながら巻き取る(図4)。この時、作業者S1は、最下階乗場から新規の主ロープ9aを送り出している。この第1の補助ロープ13aおよび既設の主ロープ9の手繰り寄せにより、新規の主ロープ9aは最下階乗場から繰り出され、綱車6に掛けられて、その他端が作業者S2側に引き寄せられる。
そこで、既設の主ロープ9との接続部9bの間近で新規の主ロープ9aを切断し、切断された主ロープ9aの端部側に固定治具14を取り付ける。そして、固定ロープ13cの一側のカラビナ21を固定治具14に、他側のカラビナ21をピット綱止め梁4aにそれぞれ装着する。ついで、固定治具14側の新規の主ロープ9aを繰り上げ、主ロープ9aのかご側ロープシャックル7a側を下降させる。そして、第2の補助ロープ13bの一側のカラビナ21をかご側ロープシャックル7aに、他側のカラビナ21をかご綱止め梁3aにそれぞれ装着する。そこで、新規の主ロープ9aが、図5に示されるように、第2の補助ロープ13bおよび固定ロープ13cを介してかご綱止め梁3aおよびピット綱止め梁4aに繋がれて、1本の主ロープ掛け替え作業が終了する。
上述の主ロープ掛け替え作業を順次繰り返し、全ての主ロープの掛け替えを行う。
【0014】
ここで、既に掛け替えられている新規の主ロープ9aとかご綱止め梁3aおよびピット綱止め梁4aとを繋いでいる第2の補助ロープ13bおよび固定ロープ13cは、図5に示されるように、弛んでいる。そこで、続いて行われる主ロープの掛け替え作業時の綱車6の回転に伴い、既に掛け替えられている新規の主ロープ9aが昇降移動するが、第2の補助ロープ13bあるいは固定ロープ13cが張った後の該主ロープ9aの昇降移動が阻止される。その結果、続いて行われる主ロープ掛け替え作業にともない、既に掛け替えられている新規の主ロープ9aが踊り、他の主ロープに絡んだり、綱車6から脱落したりすることが未然に防止される。
【0015】
ついで、作業者S2が新規の主ロープ9aの他端側を最下階乗場に引き出す。この時、弛んでいた第2の補助ロープ13bおよび固定ロープ13cが張って、新規の主ロープ9aの最下階乗場への引き出しが可能となる。そこで、作業者S1が、図8に示されるように、各新規の主ロープ9aの他端にピット側ロープシャックル7bを取り付ける。その後、新規の主ロープ9aをピット1a内に降ろし、固定治具14、固定ロープ13cおよび第2の補助ロープ13bを取り外し、かご側およびピット側ロープシャックル7a、7bをそれぞれかご綱止め梁3aおよびピット綱止め梁4aの穴に挿入し、取付ナット7cを締着してかご側およびピット側ロープシャックル7a、7bをかご綱止め梁3aおよびピット綱止め梁4aに固定する。さらに、かご枠とブラケット8とを直結しているワイヤロープを取り外し、ついで、非常止め11によるかご3の固定を解除して、主ロープの取り替え作業が終了する。
【0016】
このように、上記実施の形態1によれば、煩雑で、かつ、熟練を要する既設の主ロープ9と新規の主ロープ9aとの接続作業が作業スペースの広い最下階乗場にて脚立を用いることなく行われるので、作業性および安全性を向上できるとともに、作業者への作業負荷を軽減できる。
また、掛け替えられた新規の主ロープ9aの他端側が固定治具14および固定ロープ13cを介してピット綱止め梁4aに弛んだ状態で繋がれ、一端側がかご側ロープシャックル7aおよび第2の補助ロープ13bを介してかご綱止め梁3aに弛んだ状態で繋がれているので、続いて行われる主ロープの掛け替え作業時の綱車6の回転に伴う既に掛け替えられている新規の主ロープ9aの昇降移動が規制されて主ロープ9aの踊りが抑えられ、他の主ロープに絡んだり、綱車6から脱落したりすることを未然に防止できる。同様に、第2の補助ロープ13bおよび固定ロープ13cの弛み相当分新規の主ロープ9aの他端側を最下階乗場側に引き寄せることができるので、油圧シリンダ4によりプランジャ5を無負荷状態で下降させて新規の主ロープ9aをたるませることなく、新規の主ロープ9aの他端側を最下階乗場に引き出してピット側ロープシャックル7bを取り付けることができ、作業時間を短縮することができる。
【0017】
また、固定治具14が、基台23と、基台23の主面に一体に設けられて内部に新規の主ロープ9aを収納する複数のコ字状のロープガイド22と、ロープガイド22に収納された新規の主ロープ9aを挟むように対をなして基台23に穿設された複数対の貫通穴24と、新規の主ロープ9aを内部に収容するように基台23の主面側から対をなす貫通穴24に挿通されるU字ボルト26と、貫通穴24から突出するU字ボルト26の足部に螺着される取付ナット27とから構成されているので、掛け替えられた新規の主ロープ9aをロープガイド22のコ字部内に位置させることにより新規の主ロープ9aの動きが規制され、U字ボルト26の装着が容易となり、取付作業性を向上させることができる。
また、第1および第2の補助ロープ13a、13bおよび固定ロープ13cが、ステンレスワイヤ20の両端にカラビナ21を装着して構成されているので、これらのロープ13a、13b、13cの着脱がワンタッチで行え、作業性を向上させることができる。
【0018】
なお、上記実施の形態1では、ワイヤロープによりかご枠とブラケット8とを直結し、かご3が落下しないように固定するものとしているが、かご3の固定手段はワイヤロープに限らずかご3の落下を防止できるものであればよく、例えば伸縮自在サポートをピット1aの床面とかご3との間に配置し、該伸縮自在サポートをかご3に当接するまで伸長させ、該伸縮自在サポートをその伸長状態で固定するようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】
この発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0020】
この発明によれば、かごを所定位置に固定するかご固定工程と、既設の主ロープを新規の主ロープに掛け替える主ロープ掛け替え工程と、掛け替えられた新規の主ロープの両端をそれぞれ上記かご綱止め梁および上記ピット綱止め梁に固定する主ロープ固定工程と、かごの固定を解除するかご固定解除工程とを備え、上記主ロープ掛け替え工程は、既設の主ロープのピット側ロープシャックルを上記ピット綱止め梁から取り外し、取り外された該ピット側ロープシャックルと上記ピット綱止め梁とを第1の補助ロープにより弛んだ状態で繋ぐ第1の工程と、上記既設の主ロープのかご側ロープシャックルを上記かご綱止め梁から取り外し、該かご側ロープシャックルとともに該既設の主ロープの一端側を最下階乗場に引き出した後、上記既設の主ロープの一端側を上記かご側ロープシャックルの間近で切断し、既設の主ロープの切断端部と新規の主ロープの他端とを接続するとともに、新規の主ロープの一端にかご側ロープシャックルを取り付ける第2の工程と、上記第1の補助ロープを上記ピット綱止め梁から取り外し、上記既設の主ロープを上記第1の補助ロープ側に手繰り寄せて上記新規の主ロープを上記最下階乗場から繰り出させ、上記新規の主ロープを綱車に掛け渡した後、上記新規の主ロープを上記既設の主ロープとの接続部の間近で切断するとともに、上記新規の主ロープの他端側に固定治具を取り付け、さらに上記固定治具と上記ピット綱止め梁とを固定ロープにより、上記かご側ロープシャックルと上記かご綱止め梁とを第2の補助ロープによりそれぞれ弛んだ状態で繋ぐ第3の工程とを有し、上記第1乃至第3の工程を繰り返して、複数本の上記既設の主ロープを順次上記新規の主ロープに掛け替えるものであり、上記主ロープ固定工程は、掛け替えられた複数本の上記新規の主ロープの他端側を上記最下階乗場に引き出し、複数本の上記新規の主ロープのそれぞれの他端にピット側ロープシャックルを取り付けた後、複数本の上記新規の主ロープを上記ピット側ロープシャックルとともにピット内に降ろす工程と、上記固定治具、上記固定ロープおよび上記第2の補助ロープを取り外し、上記各ピット側ロープシャックルを上記ピット綱止め梁に締着固定するとともに、上記各かご側ロープシャックルを上記かご綱止め梁に締着固定する工程とを有するので、脚立上での煩雑で熟練を要する既設の主ロープと新規の主ロープとの接続作業や油圧プランジャの下降操作をなくし、主ロープを安全で、かつ、容易に取り替えられる油圧エレベータの主ロープ取り替え工法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態に係る油圧エレベータの主ロープ取り替え工法における補助ロープの使用状態を説明する図である。
【図2】 この発明の実施の形態に係る油圧エレベータの主ロープ取り替え工法における既設の主ロープを最下階乗場に引き出した状態を説明する図である。
【図3】 この発明の実施の形態に係る油圧エレベータの主ロープ取り替え工法における既設のロープと新規の主ロープとの接続作業を説明する図である。
【図4】 この発明の実施の形態に係る油圧エレベータの主ロープ取り替え工法における新規の主ロープの掛け替え作業を説明する図である。
【図5】 この発明の実施の形態に係る油圧エレベータの主ロープ取り替え工法における新規の主ロープの掛け替え状態を説明する図である。
【図6】 この発明の実施の形態に係る油圧エレベータの主ロープ取り替え工法における補助ロープおよび固定ロープを示す構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態に係る油圧エレベータの主ロープ取り替え工法における固定治具を示す構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態に係る油圧エレベータの主ロープ取り替え工法における新規の主ロープを最下階乗場に引き出した状態を説明する図である。
【図9】 従来の油圧エレベータの主ロープ取り替え工法を説明する図である。
【図10】 従来の油圧エレベータの主ロープ取り替え工法を説明する図である。
【符号の説明】
1a ピット、2 最下階乗場の床、3 かご、3a かご綱止め梁、4 油圧シリンダ、5 プランジャ、6 綱車、7a かご側ロープシャックル、7bピット側ロープシャックル、9 既設の主ロープ、9a 新規の主ロープ、9b 接続部、13a 第1の補助ロープ、13b 第2の補助ロープ、13c 固定ロープ、14 固定治具、22 ロープガイド、23 基台、24 貫通穴、26 U字ボルト、27 取付ナット。
Claims (1)
- 複数本の主ロープが、それぞれ、油圧シリンダの作動により昇降するプランジャに装着された綱車に掛け渡され、一端をかご側ロープシャックルを介してかご綱止め梁に固定され、他端をピット側ロープシャックルを介してピット綱止め梁に固定されている油圧エレベータの主ロープ取り替え工法であって、
かごを所定位置に固定するかご固定工程と、
既設の主ロープを新規の主ロープに掛け替える主ロープ掛け替え工程と、
掛け替えられた新規の主ロープの両端をそれぞれ上記かご綱止め梁および上記ピット綱止め梁に固定する主ロープ固定工程と、
かごの固定を解除するかご固定解除工程とを備え、
上記主ロープ掛け替え工程は、
既設の主ロープのピット側ロープシャックルを上記ピット綱止め梁から取り外し、取り外された該ピット側ロープシャックルと上記ピット綱止め梁とを第1の補助ロープにより弛んだ状態で繋ぐ第1の工程と、
上記既設の主ロープのかご側ロープシャックルを上記かご綱止め梁から取り外し、該かご側ロープシャックルとともに該既設の主ロープの一端側を最下階乗場に引き出した後、上記既設の主ロープの一端側を上記かご側ロープシャックルの間近で切断し、既設の主ロープの切断端部と新規の主ロープの他端とを接続するとともに、新規の主ロープの一端にかご側ロープシャックルを取り付ける第2の工程と、
上記第1の補助ロープを上記ピット綱止め梁から取り外し、上記既設の主ロープを上記第1の補助ロープ側に手繰り寄せて上記新規の主ロープを上記最下階乗場から繰り出させ、上記新規の主ロープを綱車に掛け渡した後、上記新規の主ロープを上記既設の主ロープとの接続部の間近で切断するとともに、上記新規の主ロープの他端側に固定治具を取り付け、さらに上記固定治具と上記ピット綱止め梁とを固定ロープにより、上記かご側ロープシャックルと上記かご綱止め梁とを第2の補助ロープによりそれぞれ弛んだ状態で繋ぐ第3の工程とを有し、
上記第1乃至第3の工程を繰り返して、複数本の上記既設の主ロープを順次上記新規の主ロープに掛け替えるものであり、
上記主ロープ固定工程は、
掛け替えられた複数本の上記新規の主ロープの他端側を上記最下階乗場に引き出し、複数本の上記新規の主ロープのそれぞれの他端にピット側ロープシャックルを取り付けた後、複数本の上記新規の主ロープを上記ピット側ロープシャックルとともにピット内に降ろす工程と、
上記固定治具、上記固定ロープおよび上記第2の補助ロープを取り外し、上記各ピット側ロープシャックルを上記ピット綱止め梁に締着固定するとともに、上記各かご側ロープシャックルを上記かご綱止め梁に締着固定する工程
とを有することを特徴とする油圧エレベータの主ロープ取り替え工法。
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