JPH11165966A - 油圧エレベータの主ロープ取り替え工法およびそれに用いられる固定治具 - Google Patents

油圧エレベータの主ロープ取り替え工法およびそれに用いられる固定治具

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JPH11165966A
JPH11165966A JP33182797A JP33182797A JPH11165966A JP H11165966 A JPH11165966 A JP H11165966A JP 33182797 A JP33182797 A JP 33182797A JP 33182797 A JP33182797 A JP 33182797A JP H11165966 A JPH11165966 A JP H11165966A
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Takatoshi Nishina
貴敏 仁科
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、主ロープを安全で、かつ、容易
に取り替えられる油圧エレベータの主ロープ取り替え工
法およびそれに用いられる固定治具を得る。 【解決手段】 既設の主ロープ9のピット側ロープシャ
ックル7bはピット綱止め梁4aから取り外されて、第
1の補助ロープ13aにより弛んだ状態でピット綱止め
梁4aに繋がれる。そして、既設の主ロープ9のかご側
ロープシャックル7aはかご綱止め梁3aから取り外さ
れて、最下階乗場に引き出される。そこで、既設の主ロ
ープ9は、カゴ側ロープシャックル7aの間近で切断さ
れ、新規の主ロープ9aに接続される。その後、既設の
主ロープ9のピット側ロープシャックル7b側から手繰
り寄せられ、既設の主ロープ9が新規の主ロープ9aに
掛け替えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、油圧エレベータ
のロープ取り替え工法およびそれに用いられる固定治具
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9および図10はそれぞれ従来の油圧
エレベータの主ロープ取り替え工法を説明する図であ
る。図9および図10において、1は昇降路、1aは昇
降路1の底部であるピット、2は最下階乗場の床、3は
昇降路1の壁面に上下方向に延設された主レール10に
案内されて昇降路1内を上下方向に昇降するかごであ
る。5は上端に綱車6が回転自在に装着されたプランジ
ャであり、このプランジャ5は油圧シリンダ4内に上下
動可能に配設されている。9はロープシャックル7a、
7bが両端に取り付けられた既設の主ロープであり、こ
の主ロープ9は綱車6に掛け渡され、一端をかご3のか
ご綱止め梁3aにロープシャックル7aおよび取付ナッ
ト7cにより締着固定され、他端を油圧シリンダ4の下
部のピット綱止め梁4aにロープシャックル7bおよび
取付ナット7cにより締着固定されている。8は主レー
ル10を昇降路1の壁面に固定するブラケット、9aは
新規の主ロープ、11は非常止め、12は脚立である。
【0003】つぎに、従来の主ロープ取り替え工法につ
いて説明する。まず、油圧シリンダ4を作動させてプラ
ンジャ5を上下動させ、かご3を作業しやすい所定の位
置に位置させる。そこで、非常止め11を作動させてか
ご3を主レール10に固定する。その後、ワイヤロープ
(図示せず)によりかご枠とブラケット8とを直結し、
かご3が落下しないように固定する。
【0004】ついで、作業者S2がピット1a内に降
り、脚立12をピット1aの床に立てる。そして、作業
者S2が脚立12に上がり、取付ナット7cを取り外し
てロープシャックル7aをかご綱止め梁3aから引き抜
き、ロープシャックル7aの間近で既設の主ロープ9を
切断する。その後、新規の主ロープ9aの他端と既設の
主ロープ9の切断した一端とを素線同士を絡ませて接続
する。また、作業者S1が新規の主ロープ9aの一端に
ロープシャックル7aを取り付ける。ついで、作業者S
2は、既設の主ロープ9をロープシャックル7b側に手
繰り寄せつつ巻き取る。この時、作業者S1は新規の主
ロープ9aを送り込む。そして、新規の主ロープ9aは
この既設の主ロープ9の巻き取り操作により、綱車6に
掛けられて他端が手繰り寄せられる。そこで、主ロープ
9、9a間の絡ませ部分を切断し、既設の主ロープ9を
新規の主ロープ9aから切り離す。そして、主ロープ9
aの一端に取り付けられたロープシャックル7aをかご
綱止め梁3aの穴に挿入し、取付ナット7cを締着して
ロープシャックル7aをかご綱止め梁3aに固定する。
さらに、取付ナット7cを取り外して、ロープシャック
ル7bをピット綱止め梁4aから取り外して、1本の主
ロープの掛け替えが終了する。上述の主ロープ掛け替え
作業を順次繰り返し、全ての主ロープの掛け替えを行
う。
【0005】その後、作業者S1は機械室に上がり、油
圧シリンダ4を作動させてプランジャ5を下降させる。
そこで、新規の主ロープ9aはたわむので、そのたわむ
代分を最下階乗場に手繰り上げ、この状態で全ての主ロ
ープ9aの他端にロープシャックル7bを取り付ける。
そして、全ての主ロープ9aの他端側をピット1a内に
降ろし、各ロープシャックル7bをピット綱止め梁4a
の穴に挿入し、取付ナット7cを締着して各ロープシャ
ックル7bをピット綱止め梁4aに固定する。さらに、
油圧シリンダ4を作動させて、主ロープ9aに張力がか
かるまでプランジャ5を上昇させる。その後、かご枠と
ブラケット8とを直結しているワイヤロープを取り外
し、ついで、非常止め11によるかご3の固定を解除し
て、主ロープの取り替え作業が終了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の油圧エレベータ
の主ロープ取り替え工法は以上のように、作業者がピッ
ト1a内に立てられた脚立12に上がっての主ロープ
9、9aの接続作業であるので、足場の不安定さ、作業
場の狭さにより、作業性が悪く、作業に熟練を要すると
ともに、作業者の負荷が増大するという課題があった。
また、掛け替えられた主ロープ9aの他端側がフリーな
状態となっているので、続いて行われる主ロープの掛け
替え作業時の綱車6の回転に伴い、掛け替えられている
主ロープ9aが昇降移動して踊り、他の主ロープに絡ん
だり、綱車6から脱落したりするという課題もあった。
また、掛け替えられた主ロープ9aの他端にロープシャ
ックル7bを取り付ける作業を最下階乗場で行うため
に、油圧シリンダ4によりプランジャ5を無負荷状態で
下降させて主ロープ9aをたるませる必要があり、プラ
ンジャ5の下降時間が長くなり、その分作業時間が長く
なるという課題もあった。
【0007】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、脚立上での煩雑な作業や油圧プ
ランジャの下降操作をなくし、主ロープを安全で、か
つ、容易に取り替えられる油圧エレベータの主ロープ取
り替え工法およびそれに用いられる固定治具を得ること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る油圧エレ
ベータの主ロープ取り替え工法は、かごを所定位置に固
定するかご固定工程と、既設の主ロープを新規の主ロー
プに掛け替える主ロープ掛け替え工程と、掛け替えられ
た新規の主ロープの両端をそれぞれ上記かご綱止め梁お
よび上記ピット綱止め梁に固定する主ロープ固定工程
と、かごの固定を解除するかご固定解除工程とを備え、
上記主ロープ掛け替え工程は、既設の主ロープのピット
側ロープシャックルを上記ピット綱止め梁から取り外
し、取り外された該ピット側ロープシャックルと上記ピ
ット綱止め梁とを第1の補助ロープにより弛んだ状態で
繋ぐ第1の工程と、上記既設の主ロープのかご側ロープ
シャックルを上記かご綱止め梁から取り外し、該かご側
ロープシャックルとともに該既設の主ロープの一端側を
最下階乗場に引き出した後、上記既設の主ロープの一端
側を上記かご側ロープシャックルの間近で切断し、既設
の主ロープの切断端部と新規の主ロープの他端とを接続
するとともに、新規の主ロープの一端にかご側ロープシ
ャックルを取り付ける第2の工程と、上記第1の補助ロ
ープを上記ピット綱止め梁から取り外し、上記既設の主
ロープを上記第1の補助ロープ側に手繰り寄せて上記新
規の主ロープを上記最下階乗場から繰り出させ、上記新
規の主ロープを綱車に掛け渡した後、上記新規の主ロー
プを上記既設の主ロープとの接続部の間近で切断すると
ともに、上記新規の主ロープの他端側に固定治具を取り
付け、さらに上記固定治具と上記ピット綱止め梁とを固
定ロープにより、上記かご側ロープシャックルと上記か
ご綱止め梁とを第2の補助ロープによりそれぞれ弛んだ
状態で繋ぐ第3の工程とを有し、上記第1乃至第3の工
程を繰り返して、複数本の上記既設の主ロープを順次上
記新規の主ロープに掛け替えるものであり、上記主ロー
プ固定工程は、掛け替えられた複数本の上記新規の主ロ
ープの他端側を上記最下階乗場に引き出し、複数本の上
記新規の主ロープのそれぞれの他端にピット側ロープシ
ャックルを取り付けた後、複数本の上記新規の主ロープ
を上記ピット側ロープシャックルとともにピット内に降
ろす工程と、上記固定治具、上記固定ロープおよび上記
第2の補助ロープを取り外し、上記各ピット側ロープシ
ャックルを上記ピット綱止め梁に締着固定するととも
に、上記各かご側ロープシャックルを上記かご綱止め梁
に締着固定する工程とを有するものである。
【0009】また、この発明に係る油圧エレベータの主
ロープ取り替え工法に用いられる固定治具は、基台と、
上記基台の主面に一体に設けられて内部に主ロープを収
納する複数のコ字状のロープガイドと、上記ロープガイ
ドに収納された上記主ロープを挟むように対をなして上
記基台に穿設された複数対の貫通穴と、上記主ロープを
内部に収容するように上記基台の主面側から対をなす上
記貫通穴に挿通されるU字ボルトと、上記貫通穴から突
出する上記U字ボルトの足部に螺着される取付ナットと
を備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態に係る油圧
エレベータの主ロープ取り替え工法における補助ロープ
の使用状態を説明する図、図2はこの発明の実施の形態
に係る油圧エレベータの主ロープ取り替え工法における
既設の主ロープを最下階乗場に引き出した状態を説明す
る図、図3はこの発明の実施の形態に係る油圧エレベー
タの主ロープ取り替え工法における既設のロープと新規
の主ロープとの接続作業を説明する図、図4はこの発明
の実施の形態に係る油圧エレベータの主ロープ取り替え
工法における新規の主ロープの掛け替え作業を説明する
図、図5はこの発明の実施の形態に係る油圧エレベータ
の主ロープ取り替え工法における新規の主ロープの掛け
替え状態を説明する図、図6はこの発明の実施の形態に
係る油圧エレベータの主ロープ取り替え工法における補
助ロープおよび固定ロープを示す構成図、図7はこの発
明の実施の形態に係る油圧エレベータの主ロープ取り替
え工法における固定治具を示す構成図、図8はこの発明
の実施の形態に係る油圧エレベータの主ロープ取り替え
工法における新規の主ロープを最下階乗場に引き出した
状態を説明する図である。図において、図9および図1
0に示した従来の油圧エレベータの主ロープ取り替え工
法と同一または相当部分には同一符号を付し、その説明
を省略する。
【0011】各図において、13aは主ロープの取り替
え作業時に既設の主ロープ9に接続されて使用される第
1の補助ロープ、13bは主ロープの取り替え作業時に
新規の主ロープ9aに接続されて使用される第2の補助
ロープ、13cは固定治具14をピット綱止め梁4aに
繋ぐ固定ロープである。14は主ロープの取り替え作業
時に新規の主ロープ9aを固定する固定治具である。こ
こで、第1および第2の補助ロープ13a、13bおよ
び固定ロープ13cは、図6に示されるように、ステン
レスワイヤ20の両端にカラビナ21を取り付けて構成
されている。固定治具14は、図7に示されるように、
複数のコ字状のロープガイド22が平板状の基台23の
一面に一体に取り付けられ、複数の貫通穴24がロープ
ガイド22に通された新規の主ロープ9aを挟むように
対をなして基台23に穿設され、さらに取付穴25が基
台23に穿設されて構成されている。そして、新規の主
ロープ9aはロープガイド22内に位置され、U字ボル
ト26が内部に新規の主ロープ9aを収容するように基
台23の一面側から被せられ、その足部を貫通穴24に
挿通させ、取付ナット27が基台23の他面側から突出
するU字ボルト26の足部に螺着され、取付ナット27
を締着して、固定治具14に固定される。また、固定ロ
ープ13cは、カラビナ21を取付穴25に装着して固
定治具14に繋がれる。
【0012】つぎに、この実施の形態1による主ロープ
取り替え工法について説明する。まず、油圧シリンダ4
を作動させてプランジャ5を上下動させ、かご3を作業
しやすい所定の位置に位置させる。そこで、非常止め1
1を作動させてかご3を主レール10に固定する。その
後、ワイヤロープ(図示せず)によりかご枠とブラケッ
ト8とを直結し、かご3が落下しないように固定する。
【0013】ついで、作業者S2がピット1a内に降
り、取付ナット7cを取り外してピット側ロープシャッ
クル7bをピット綱止め梁4aから引き抜く。そして、
第1の補助ロープ13aの一側のカラビナ21をピット
綱止め梁4aに装着し、他側のカラビナ21を取り外し
たピット側ロープシャックル7bに装着する(図1)。
この時、第1の補助ロープ13aはたるんだ状態となっ
ている。つぎに、作業者S2がピット1aから手を延ば
して取付ナット7cを取り外し、かご側ロープシャック
ル7aをかご綱止め梁3aから引き抜く。そして、取り
外されたかご側ロープシャックル7aを乗場側の作業者
S1に渡す(図2)。この時、既設の主ロープ9は第1
の補助ロープ13aのたるみ分走行移動し、そのかご側
ロープシャックル7a側が最下階乗場に引き出される。
そこで、作業者S1が最下階乗場でかご側ロープシャッ
クル7aの間近で既設の主ロープ9を切断する。その
後、新規の主ロープ9aの他端と既設の主ロープ9の切
断した一端とを素線同士を絡ませて接続し、新規の主ロ
ープ9aの一端にかご側ロープシャックル7aを取り付
ける(図3)。その後、作業者S2は、第1の補助ロー
プ13aをピット綱止め梁4aから解き離し、第1の補
助ロープ13aを、さらには既設の主ロープ9を手繰り
寄せながら巻き取る(図4)。この時、作業者S1は、
最下階乗場から新規の主ロープ9aを送り出している。
この第1の補助ロープ13aおよび既設の主ロープ9の
手繰り寄せにより、新規の主ロープ9aは最下階乗場か
ら繰り出され、綱車6に掛けられて、その他端が作業者
S2側に引き寄せられる。そこで、既設の主ロープ9と
の接続部9bの間近で新規の主ロープ9aを切断し、切
断された主ロープ9aの端部側に固定治具14を取り付
ける。そして、固定ロープ13cの一側のカラビナ21
を固定治具14に、他側のカラビナ21をピット綱止め
梁4aにそれぞれ装着する。ついで、固定治具14側の
新規の主ロープ9aを繰り上げ、主ロープ9aのかご側
ロープシャックル7a側を下降させる。そして、第2の
補助ロープ13bの一側のカラビナ21をかご側ロープ
シャックル7aに、他側のカラビナ21をかご綱止め梁
3aにそれぞれ装着する。そこで、新規の主ロープ9a
が、図5に示されるように、第2の補助ロープ13bお
よび固定ロープ13cを介してかご綱止め梁3aおよび
ピット綱止め梁4aに繋がれて、1本の主ロープ掛け替
え作業が終了する。上述の主ロープ掛け替え作業を順次
繰り返し、全ての主ロープの掛け替えを行う。
【0014】ここで、既に掛け替えられている新規の主
ロープ9aとかご綱止め梁3aおよびピット綱止め梁4
aとを繋いでいる第2の補助ロープ13bおよび固定ロ
ープ13cは、図5に示されるように、弛んでいる。そ
こで、続いて行われる主ロープの掛け替え作業時の綱車
6の回転に伴い、既に掛け替えられている新規の主ロー
プ9aが昇降移動するが、第2の補助ロープ13bある
いは固定ロープ13cが張った後の該主ロープ9aの昇
降移動が阻止される。その結果、続いて行われる主ロー
プ掛け替え作業にともない、既に掛け替えられている新
規の主ロープ9aが踊り、他の主ロープに絡んだり、綱
車6から脱落したりすることが未然に防止される。
【0015】ついで、作業者S2が新規の主ロープ9a
の他端側を最下階乗場に引き出す。この時、弛んでいた
第2の補助ロープ13bおよび固定ロープ13cが張っ
て、新規の主ロープ9aの最下階乗場への引き出しが可
能となる。そこで、作業者S1が、図8に示されるよう
に、各新規の主ロープ9aの他端にピット側ロープシャ
ックル7bを取り付ける。その後、新規の主ロープ9a
をピット1a内に降ろし、固定治具14、固定ロープ1
3cおよび第2の補助ロープ13bを取り外し、かご側
およびピット側ロープシャックル7a、7bをそれぞれ
かご綱止め梁3aおよびピット綱止め梁4aの穴に挿入
し、取付ナット7cを締着してかご側およびピット側ロ
ープシャックル7a、7bをかご綱止め梁3aおよびピ
ット綱止め梁4aに固定する。さらに、かご枠とブラケ
ット8とを直結しているワイヤロープを取り外し、つい
で、非常止め11によるかご3の固定を解除して、主ロ
ープの取り替え作業が終了する。
【0016】このように、上記実施の形態1によれば、
煩雑で、かつ、熟練を要する既設の主ロープ9と新規の
主ロープ9aとの接続作業が作業スペースの広い最下階
乗場にて脚立を用いることなく行われるので、作業性お
よび安全性を向上できるとともに、作業者への作業負荷
を軽減できる。また、掛け替えられた新規の主ロープ9
aの他端側が固定治具14および固定ロープ13cを介
してピット綱止め梁4aに弛んだ状態で繋がれ、一端側
がかご側ロープシャックル7aおよび第2の補助ロープ
13bを介してかご綱止め梁3aに弛んだ状態で繋がれ
ているので、続いて行われる主ロープの掛け替え作業時
の綱車6の回転に伴う既に掛け替えられている新規の主
ロープ9aの昇降移動が規制されて主ロープ9aの踊り
が抑えられ、他の主ロープに絡んだり、綱車6から脱落
したりすることを未然に防止できる。同様に、第2の補
助ロープ13bおよび固定ロープ13cの弛み相当分新
規の主ロープ9aの他端側を最下階乗場側に引き寄せる
ことができるので、油圧シリンダ4によりプランジャ5
を無負荷状態で下降させて新規の主ロープ9aをたるま
せることなく、新規の主ロープ9aの他端側を最下階乗
場に引き出してピット側ロープシャックル7bを取り付
けることができ、作業時間を短縮することができる。
【0017】また、固定治具14が、基台23と、基台
23の主面に一体に設けられて内部に新規の主ロープ9
aを収納する複数のコ字状のロープガイド22と、ロー
プガイド22に収納された新規の主ロープ9aを挟むよ
うに対をなして基台23に穿設された複数対の貫通穴2
4と、新規の主ロープ9aを内部に収容するように基台
23の主面側から対をなす貫通穴24に挿通されるU字
ボルト26と、貫通穴24から突出するU字ボルト26
の足部に螺着される取付ナット27とから構成されてい
るので、掛け替えられた新規の主ロープ9aをロープガ
イド22のコ字部内に位置させることにより新規の主ロ
ープ9aの動きが規制され、U字ボルト26の装着が容
易となり、取付作業性を向上させることができる。ま
た、第1および第2の補助ロープ13a、13bおよび
固定ロープ13cが、ステンレスワイヤ20の両端にカ
ラビナ21を装着して構成されているので、これらのロ
ープ13a、13b、13cの着脱がワンタッチで行
え、作業性を向上させることができる。
【0018】なお、上記実施の形態1では、ワイヤロー
プによりかご枠とブラケット8とを直結し、かご3が落
下しないように固定するものとしているが、かご3の固
定手段はワイヤロープに限らずかご3の落下を防止でき
るものであればよく、例えば伸縮自在サポートをピット
1aの床面とかご3との間に配置し、該伸縮自在サポー
トをかご3に当接するまで伸長させ、該伸縮自在サポー
トをその伸長状態で固定するようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0020】この発明によれば、かごを所定位置に固定
するかご固定工程と、既設の主ロープを新規の主ロープ
に掛け替える主ロープ掛け替え工程と、掛け替えられた
新規の主ロープの両端をそれぞれ上記かご綱止め梁およ
び上記ピット綱止め梁に固定する主ロープ固定工程と、
かごの固定を解除するかご固定解除工程とを備え、上記
主ロープ掛け替え工程は、既設の主ロープのピット側ロ
ープシャックルを上記ピット綱止め梁から取り外し、取
り外された該ピット側ロープシャックルと上記ピット綱
止め梁とを第1の補助ロープにより弛んだ状態で繋ぐ第
1の工程と、上記既設の主ロープのかご側ロープシャッ
クルを上記かご綱止め梁から取り外し、該かご側ロープ
シャックルとともに該既設の主ロープの一端側を最下階
乗場に引き出した後、上記既設の主ロープの一端側を上
記かご側ロープシャックルの間近で切断し、既設の主ロ
ープの切断端部と新規の主ロープの他端とを接続すると
ともに、新規の主ロープの一端にかご側ロープシャック
ルを取り付ける第2の工程と、上記第1の補助ロープを
上記ピット綱止め梁から取り外し、上記既設の主ロープ
を上記第1の補助ロープ側に手繰り寄せて上記新規の主
ロープを上記最下階乗場から繰り出させ、上記新規の主
ロープを綱車に掛け渡した後、上記新規の主ロープを上
記既設の主ロープとの接続部の間近で切断するととも
に、上記新規の主ロープの他端側に固定治具を取り付
け、さらに上記固定治具と上記ピット綱止め梁とを固定
ロープにより、上記かご側ロープシャックルと上記かご
綱止め梁とを第2の補助ロープによりそれぞれ弛んだ状
態で繋ぐ第3の工程とを有し、上記第1乃至第3の工程
を繰り返して、複数本の上記既設の主ロープを順次上記
新規の主ロープに掛け替えるものであり、上記主ロープ
固定工程は、掛け替えられた複数本の上記新規の主ロー
プの他端側を上記最下階乗場に引き出し、複数本の上記
新規の主ロープのそれぞれの他端にピット側ロープシャ
ックルを取り付けた後、複数本の上記新規の主ロープを
上記ピット側ロープシャックルとともにピット内に降ろ
す工程と、上記固定治具、上記固定ロープおよび上記第
2の補助ロープを取り外し、上記各ピット側ロープシャ
ックルを上記ピット綱止め梁に締着固定するとともに、
上記各かご側ロープシャックルを上記かご綱止め梁に締
着固定する工程とを有するので、脚立上での煩雑で熟練
を要する既設の主ロープと新規の主ロープとの接続作業
や油圧プランジャの下降操作をなくし、主ロープを安全
で、かつ、容易に取り替えられる油圧エレベータの主ロ
ープ取り替え工法が得られる。
【0021】また、この発明によれば、基台と、上記基
台の主面に一体に設けられて内部に主ロープを収納する
複数のコ字状のロープガイドと、上記ロープガイドに収
納された上記主ロープを挟むように対をなして上記基台
に穿設された複数対の貫通穴と、上記主ロープを内部に
収容するように上記基台の主面側から対をなす上記貫通
穴に挿通されるU字ボルトと、上記貫通穴から突出する
上記U字ボルトの足部に螺着される取付ナットとを備え
たので、取付作業性に優れた油圧エレベータの主ロープ
取り替え工法に用いられる固定治具が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態に係る油圧エレベータ
の主ロープ取り替え工法における補助ロープの使用状態
を説明する図である。
【図2】 この発明の実施の形態に係る油圧エレベータ
の主ロープ取り替え工法における既設の主ロープを最下
階乗場に引き出した状態を説明する図である。
【図3】 この発明の実施の形態に係る油圧エレベータ
の主ロープ取り替え工法における既設のロープと新規の
主ロープとの接続作業を説明する図である。
【図4】 この発明の実施の形態に係る油圧エレベータ
の主ロープ取り替え工法における新規の主ロープの掛け
替え作業を説明する図である。
【図5】 この発明の実施の形態に係る油圧エレベータ
の主ロープ取り替え工法における新規の主ロープの掛け
替え状態を説明する図である。
【図6】 この発明の実施の形態に係る油圧エレベータ
の主ロープ取り替え工法における補助ロープおよび固定
ロープを示す構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態に係る油圧エレベータ
の主ロープ取り替え工法における固定治具を示す構成図
である。
【図8】 この発明の実施の形態に係る油圧エレベータ
の主ロープ取り替え工法における新規の主ロープを最下
階乗場に引き出した状態を説明する図である。
【図9】 従来の油圧エレベータの主ロープ取り替え工
法を説明する図である。
【図10】 従来の油圧エレベータの主ロープ取り替え
工法を説明する図である。
【符号の説明】
1a ピット、2 最下階乗場の床、3 かご、3a
かご綱止め梁、4 油圧シリンダ、5 プランジャ、6
綱車、7a かご側ロープシャックル、7bピット側
ロープシャックル、9 既設の主ロープ、9a 新規の
主ロープ、9b 接続部、13a 第1の補助ロープ、
13b 第2の補助ロープ、13c固定ロープ、14
固定治具、22 ロープガイド、23 基台、24 貫
通穴、26 U字ボルト、27 取付ナット。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の主ロープが、それぞれ、油圧シ
    リンダの作動により昇降するプランジャに装着された綱
    車に掛け渡され、一端をかご側ロープシャックルを介し
    てかご綱止め梁に固定され、他端をピット側ロープシャ
    ックルを介してピット綱止め梁に固定されている油圧エ
    レベータの主ロープ取り替え工法であって、 かごを所定位置に固定するかご固定工程と、 既設の主ロープを新規の主ロープに掛け替える主ロープ
    掛け替え工程と、 掛け替えられた新規の主ロープの両端をそれぞれ上記か
    ご綱止め梁および上記ピット綱止め梁に固定する主ロー
    プ固定工程と、 かごの固定を解除するかご固定解除工程とを備え、 上記主ロープ掛け替え工程は、 既設の主ロープのピット側ロープシャックルを上記ピッ
    ト綱止め梁から取り外し、取り外された該ピット側ロー
    プシャックルと上記ピット綱止め梁とを第1の補助ロー
    プにより弛んだ状態で繋ぐ第1の工程と、 上記既設の主ロープのかご側ロープシャックルを上記か
    ご綱止め梁から取り外し、該かご側ロープシャックルと
    ともに該既設の主ロープの一端側を最下階乗場に引き出
    した後、上記既設の主ロープの一端側を上記かご側ロー
    プシャックルの間近で切断し、既設の主ロープの切断端
    部と新規の主ロープの他端とを接続するとともに、新規
    の主ロープの一端にかご側ロープシャックルを取り付け
    る第2の工程と、 上記第1の補助ロープを上記ピット綱止め梁から取り外
    し、上記既設の主ロープを上記第1の補助ロープ側に手
    繰り寄せて上記新規の主ロープを上記最下階乗場から繰
    り出させ、上記新規の主ロープを綱車に掛け渡した後、
    上記新規の主ロープを上記既設の主ロープとの接続部の
    間近で切断するとともに、上記新規の主ロープの他端側
    に固定治具を取り付け、さらに上記固定治具と上記ピッ
    ト綱止め梁とを固定ロープにより、上記かご側ロープシ
    ャックルと上記かご綱止め梁とを第2の補助ロープによ
    りそれぞれ弛んだ状態で繋ぐ第3の工程とを有し、 上記第1乃至第3の工程を繰り返して、複数本の上記既
    設の主ロープを順次上記新規の主ロープに掛け替えるも
    のであり、 上記主ロープ固定工程は、 掛け替えられた複数本の上記新規の主ロープの他端側を
    上記最下階乗場に引き出し、複数本の上記新規の主ロー
    プのそれぞれの他端にピット側ロープシャックルを取り
    付けた後、複数本の上記新規の主ロープを上記ピット側
    ロープシャックルとともにピット内に降ろす工程と、 上記固定治具、上記固定ロープおよび上記第2の補助ロ
    ープを取り外し、上記各ピット側ロープシャックルを上
    記ピット綱止め梁に締着固定するとともに、上記各かご
    側ロープシャックルを上記かご綱止め梁に締着固定する
    工程とを有することを特徴とする油圧エレベータの主ロ
    ープ取り替え工法。
  2. 【請求項2】 基台と、上記基台の主面に一体に設けら
    れて内部に主ロープを収納する複数のコ字状のロープガ
    イドと、上記ロープガイドに収納された上記主ロープを
    挟むように対をなして上記基台に穿設された複数対の貫
    通穴と、上記主ロープを内部に収容するように上記基台
    の主面側から対をなす上記貫通穴に挿通されるU字ボル
    トと、上記貫通穴から突出する上記U字ボルトの足部に
    螺着される取付ナットとを備えたことを特徴とする油圧
    エレベータの主ロープ取り替え工法に用いられる固定治
    具。
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