JPH08133634A - ジャンプアップエレベーターのジャンプ方法 - Google Patents

ジャンプアップエレベーターのジャンプ方法

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JPH08133634A
JPH08133634A JP27075294A JP27075294A JPH08133634A JP H08133634 A JPH08133634 A JP H08133634A JP 27075294 A JP27075294 A JP 27075294A JP 27075294 A JP27075294 A JP 27075294A JP H08133634 A JPH08133634 A JP H08133634A
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JP
Japan
Prior art keywords
counterweight
crane
temporary machine
machine room
jump
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP27075294A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Kobayashi
修 小林
Hisao Tachikawa
久雄 立川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otis Elevator Co
Original Assignee
Otis Elevator Co
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Publication date
Application filed by Otis Elevator Co filed Critical Otis Elevator Co
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Publication of JPH08133634A publication Critical patent/JPH08133634A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 工事用のかご4を仮設機械室2に設けられた
巻上機3によって昇降路1の上方部に移動させて同時に
カウンターウェイト14を昇降路1のピット室1aに移
動させる工程と、工事用のかご4を仮設機械室2に仮に
取り付ける工程と、前記移動させられたカウンターウェ
イト14をメインロープ10から外して前記ピット室1
aに載置する工程と、工事用のかご4が取り付けられた
状態で仮設機械室2を吊り上げて昇降路1のさらに上方
に仮設する工程と、メインロープ10にカウンターウェ
イト14を再び係着する工程とからなる。 【効果】 クレーン29にかかる負荷はカウンターウェ
イト14の分だけ軽減される。このため、あまり駆動力
の大きくないクレーン29で十分であり、その結果ジャ
ンプアップさせる際に要するコストを低減させることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設躯体の建設進行状
況に応じて移動させるようにしたジャンプアップエレベ
ーターのジャンプ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、巻上機等の駆動装置や制御装置が
取り付けられた台からなる移動式の仮設機械室が、建築
工事が進むにつれて階床から階床へ迅速に移動(ジャン
プ)するジャンプアップエレベーターが用いられてい
る。
【0003】すなわち、仮設品と本設機器の一部を組み
合わせた仮設機械室を本設エレベーターの昇降路内に仮
設置し、建設躯体の建設進行状況に応じて低層の階段か
らエレベーターの運転を行う。次に鉄骨の建て方の進行
に従って、仮設機械室を数階とびにクレーンによって吊
り上げて昇降路内に仮設し、再びエレベーターの運転を
行うようにしている。
【0004】エレバーターのかごを上下移動させるに
は、巻上機によってメインロープを牽引しているが、こ
のメインロープは仮設機械室に設けられた複数のリール
に巻回されている。この複数のリールからそれぞれ繰り
出された複数のメインロープは仮設機械室に配設された
ロープグリッパーで挾持してこの機械室に固定してい
る。
【0005】ところで、仮設機械室に設けられた巻上機
によってメインロープを牽引し、かごを上下移動させて
いるが、巻上機の駆動力を低減するために、メインロー
プにはかごと重さと略釣り合うようにカウンターウェイ
トが取り付けられている。ここで、仮設機械室をさらに
上方の昇降路内にジャンプさせるのはクレーンで吊り上
げているが、このときかごとカウンターウェイトも仮設
機械室からメインロープで吊り下げた状態で同時に吊り
上げている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のジャンプアップエレベーターのジャンプ方法
にあっては、仮設機械室をクレーンで吊り上げる際にか
ごと略等しい重量のカウンターウェイトをも吊り上げて
いるために、クレーンにかかる負荷が大きくなってい
た。このため、駆動力の大きな大型のクレーンが必要と
なり、ひいてはジャンプアップさせる際に要するコスト
がアップしてしまうという問題点があった。
【0007】本発明は、仮設機械室を吊り上げるための
クレーンにかかる負荷を軽減するようにしたことを特徴
とするジャンプアップエレベーターのジャンプ方法を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明にあっては、工事用のかごを仮設機械
室に設けられた巻上機によって昇降路の上方部に移動さ
せて同時にカウンターウェイトを昇降路のピット室に移
動させる工程と、工事用のかごを仮設機械室に仮に取り
付ける工程と、前記の移動させられたカウンターウェイ
トをメインロープから外して前記ピット室に載置する工
程と、工事用のかごが取り付けられた状態で仮設機械室
を吊り上げて昇降路のさらに上方に仮設する工程と、メ
インロープにカウンターウェイトを再び係着させる工程
とからなるようにした。
【0009】
【作用】次に、仮設機械室をクレーンでかごとともに吊
り上げて前記最上階へジャンプさせる。このとき、カウ
ンターウェイトはピット室に載置したままであるので、
クレーンにかかる負荷はカウンターウェイトの分だけ軽
減される。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1ないし図4は本発明に係るジャンプアップエレベータ
ーのジャンプ方法の一実施例を示す図である。
【0011】図4において、符号1は建設中の高層ビル
(例えば、全高30階)において、途中階(例えば、1
0階)まで出来上がっているときの昇降路である。この
昇降路1における最上階(前記10階)には仮設機械室
2が仮設され、この仮設機械室2に設けられた巻上機3
によって工事用のかご4を上下移動させている。これに
より、建築中のビルの作業員の縦の交通機関としての役
割を果すことになり、前記作業員はこの交通機関を利用
して作業する。
【0012】仮設機械室2は、第1層部6とこの上に位
置する第2層部7とからなっている。第1層部6は形鋼
によって箱型に構成されており、工事用のかご4を上下
移動させるための巻上機3と、この巻上機3の駆動を制
御するための制御盤(図示せず)とが設けられている。
第1層部6の床面6aにはフィンガービーム8が出入自
在に取り付けられ、このフィンガービーム8は鉄骨9の
上に係合している。第2層部7も同様に形鋼によって箱
型に構成されており、この第2層部7には複数のメイン
ロープ10がそれぞれ巻回された複数のメインロープ用
リール11と給電ケーブル18が巻回された給電ケーブ
ル用リール19とが配設されている。
【0013】ここで、リール11から繰り出されたメイ
ンロープ10は、グリッピングシーブ12に巻き付けら
れた後に工事用のかご4のシーブ13に掛けられ、さら
に巻上機3の駆動シーブ3aに掛けられ、さらにカウン
ターウエイト14のシーブ15に掛けられている。この
ロープ10の一端側はロープグリッパー16に挾持され
て第1層部6に固定され、他端は第1層部6の止着部1
7に止着されている。
【0014】建築中の高層ビルにおいて昇降路がさらに
上方の途中階(例えば、20階)まで出来上がると、仮
設機械室2をこの上方の途中階までジャンプさせる必要
がある。そこで、図1および図2に示すようにまず巻上
機3によってかご4を前記最上階(前記10階)に移動
させる。このとき、かご4と釣り合わせるためのカウン
ターウェイト14は昇降路1のピット室1aに同時に移
動する。次に、かご4のかご枠フレーム20を第1室6
の床面6aにチェーンブロック21によって吊り下げ、
このかご4を仮設機械室2と一体化する。
【0015】このとき、カウンターウェイト14は図3
に示すように、ピット室1aに位置しているが、このカ
ウンターウェイト14はフレーム本体22を有してお
り、このフレーム本体22にはかご4と釣り合わせるた
めに多数のウェイトブロック23が積み込まれている。
また、フレーム本体22はガイドシュー24を介してカ
ウンターウェイト用のガイドレール25に摺動自在に係
合している。
【0016】フレーム本体22の上方側にはブラケット
26が設けられており、このブラケット26にはボルト
27を介してシーブ15が回転自在に取り付けられてい
る。また、カウンターウェイト14の下方には、ピット
室1aに設けられた緩衝部材としてのバッファ28が位
置している。
【0017】ここで、カウンターウェイト14がピット
室1aに位置しているときに、ボルト27を緩めてシー
ブ15をフレーム本体22から外すと、カウンターウェ
イト14のフレーム本体22はバッファ28の上に載置
される。
【0018】次に、図1に示すように仮設機械室4を、
クレーン29で吊りながら、鉄骨9と係合しているフィ
ンガービーム8を床面6a内に入れて、係合状態を解除
する。次に、仮設機械室4をクレーン29でかご4とと
もに吊り上げて前記最上階へジャンプさせる。このと
き、カウンターウェイト14はピット室1aに載置した
ままであるので、クレーン29にかかる負荷はカウンタ
ーウェイト14a分だけ軽減される。
【0019】次に、フィンガービーム8を床面6aから
出して前記最上階の鉄骨の上に係合させて、仮設機械室
2を再び仮設する。次に、ロープグリッパー16の挾持
作動を解除すると、メインロープ10はシーブ15の重
さによって引っ張られ、リール11からさらに新しいメ
インロープ10が繰り出される。
【0020】次に、シーブ15がピット室1aに位置し
ているカウンターウェイト14のところまで下ってくる
と、このシーブ15をフレーム本体20ブラケット26
にボルト27によって取り付ける。そうすると、かご4
とカウンターウェイト14は再び釣り合った状態とな
り、チェーンブロック21を外した後に巻上機3を駆動
するとかご4は再び上下移動する。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
仮設機械室をクレーンでジャンプさせるときに、カウン
ターウェイトは昇降路のピット室に載置するようにした
ので、クレーンにかかる負荷はカウンターウェイトの分
だけ軽減される。このため、あまり駆動力の大きくない
クレーンで十分であり、その結果ジャンプアップさせる
際に要するコストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るジャンプアップエレベーターのジ
ャンプ方法の一実施例を示す全体概略図。
【図2】仮設機械室に取り付けられたかごの正面図。
【図3】カウンターウェイトの正面図。
【図4】ジャンプアップエレベーターの全体概略図。
【符号の説明】
1…昇降路 1a…ピット室 2…仮設機械室 3…巻上機 4…かご 10…メインロープ 11…リール 14…カウンターウェイト 21…チェーンブロック
フロントページの続き (72)発明者 立川 久雄 千葉県山武郡芝山町小池字水口2700−1 日本オーチス・エレベータ株式会社 芝山 工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工事用のかごを仮設機械室に設けられた
    巻上機によって昇降路の上方部に移動させて同時にカウ
    ンターウェイトを昇降路のピット室に移動させる工程
    と、工事用のかごを仮設機械室に仮に取り付ける工程
    と、前記の移動させられたカウンターウェイトをメイン
    ロープから外して前記ピット室に載置する工程と、工事
    用のかごが取り付けられた状態で仮設機械室を吊り上げ
    て昇降路のさらに上方に仮設する工程と、メインロープ
    に前記カウンターウェイトを再び係着させる工程とから
    なることを特徴とするジャンプアップエレベーターのジ
    ャンプ方法。
JP27075294A 1994-11-04 1994-11-04 ジャンプアップエレベーターのジャンプ方法 Withdrawn JPH08133634A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011080387A1 (en) * 2009-12-31 2011-07-07 Kone Corporation Method in the manufacture of an elevator
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Effective date: 20020115