JP2008222382A - 据付用昇降装置移動方法 - Google Patents

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友 治 久保田
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Abstract

【課題】ゴンドラ等の据付用昇降装置を昇降路内で安全かつ効率良く所定方向に移動させることができ、このためエレベータ据付の作業効率を向上させることができ、また据付用昇降装置自体の簡素化および軽量化を図ることができる据付用昇降装置移動方法を提供する。
【解決手段】エレベータの昇降路40の上方に、ロープ2を掛けるための固定具1を昇降路40の所定方向に沿って複数据え付け、これらの複数の固定具1にそれぞれロープ2を掛ける。据付用昇降装置3の巻上機7が係合する一のロープを複数のロープ2間で移し替えることにより据付用昇降装置3を昇降路40内で所定方向に移動させる。さらに巻上機7が一のロープ2の巻き取りまたは巻き戻しを行うことにより据付用昇降装置3を昇降路40内で昇降させることができるようになる。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータ据付時に据付用昇降装置をエレベータの昇降路内で移動させる据付用昇降装置移動方法に関し、とりわけ、据付用昇降装置を昇降路内で安全かつ効率良く所定方向に移動させることができる据付用昇降装置移動方法に関する。
従来のエレベータ据付工法においては、低層の建屋では、最初に単管パイプを組み立てて固定足場を形成し、この固定足場によりエレベータ機器の各部品、すなわちエレベータ乗降口装置、緩衝装置、ガイドレール、ブラケット、昇降路内機器等の取り付け及び配管、結線を行い、その後、最上階においてかご枠、かご室を、最下階においてカウンターウェイトをそれぞれ組み立て、更に巻上機ワイヤーロープ掛けを行って、最後に固定足場を撤去していた。
一方、中高層の建屋の場合には、昇降路内にゴンドラを吊下げ、このゴンドラ内に作業員が乗り込んで作業を進めるゴンドラ工法が一般的に採用されていた(例えば、特許文献1等参照)。
ゴンドラ工法の場合において、図31に示すように、ゴンドラ83は電動ウィンチ87を備えており、一方昇降路90の天井部から天井フック81および重量フック84を介して駆動ロープ82およびセイフティライン86が吊り下げられており、駆動ロープ82に電動ウィンチ87を係合させて当該電動ウィンチ87が駆動ロープ82の巻き取りまたは巻き戻しを行うことにより昇降路90内でゴンドラ83の昇降を行っていた。
特開平10−310340号公報
ところで、近年では、住宅用のエレベータにおいても、昇降路の奥行寸法の大きなものが普及している。また、病院等に設置される寝台用のエレベータにおいては昇降路の奥行寸法を大きくする必要がある。ここで、このような昇降路の奥行寸法の大きなエレベータにおいては、エレベータ据付作業時においてゴンドラと昇降路の背面壁(図31の符号91で示される壁)との間に大きな間隔ができ、ゴンドラから作業員が身を乗り出さなければ当該背面壁へエレベータ用品を据え付けることができず、このため作業効率が低下し、また安全性に問題があった。
また、従来のゴンドラとして、昇降路の奥行寸法に合わせてゴンドラの手摺が伸縮するようなものが知られている。しかしながら、伸縮する手摺を有するようなゴンドラにおいても、この伸縮手摺の寸法に限界があり、完全に伸長させたとしても昇降路の背面壁に届かない場合があるという問題がある。また、このようなゴンドラにおいては、ゴンドラ本体部と、乗降口側手摺と、背面壁側手摺とがそれぞれ重なり合って摺動するような複雑な構造となっているので、ゴンドラ全体が重くなってしまうという問題がある。また、乗降口側手摺および背面壁側手摺を伸縮させて組み立て、収納を行う際に、摺動部が競り合ってしまい、作業員にとって余計な労力が必要になってしまうという問題がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、ゴンドラ等の据付用昇降装置を昇降路内で安全かつ効率良く所定方向に移動させることができ、このためエレベータ据付の作業効率を向上させることができ、また据付用昇降装置自体の簡素化および軽量化を図ることができる据付用昇降装置移動方法を提供することを目的とする。
本発明は、エレベータ据付時に据付用昇降装置をエレベータの昇降路内で移動させる据付用昇降装置移動方法であって、前記昇降路の上方に、ロープを掛けるための固定具を当該昇降路の所定方向に沿って複数据え付ける工程と、前記昇降路内で吊り下げられたロープに係合して回転駆動する巻上機を有し、当該巻上機が前記ロープの巻き取りまたは巻き戻しを行うことにより前記昇降路内で昇降を行うような据付用昇降装置を準備する工程と、前記複数の固定具にそれぞれロープを掛け、前記据付用昇降装置の前記巻上機が係合する一のロープを前記複数のロープ間で移し替えることにより前記据付用昇降装置を前記昇降路内で所定方向に移動させ、さらに前記巻上機が一のロープの巻き取りまたは巻き戻しを行うことにより前記据付用昇降装置を前記昇降路内で昇降させる工程と、を備えたことを特徴とする据付用昇降装置移動方法である。
このような据付用昇降装置移動方法によれば、複数の固定具にそれぞれロープを掛け、据付用昇降装置の巻上機が係合する対象となる一のロープを前述の吊り下げられた複数のロープ間で移し替えることにより据付用昇降装置を昇降路内で所定方向(例えば、奥行き方向)に移動させることができ、さらに巻上機が一のロープの巻き取りまたは巻き戻しを行うことにより据付用昇降装置を昇降路内で昇降させることができるようになる。このため、据付用昇降装置を昇降路内で安全かつ効率良く所定方向に移動させることができ、このことにより据付用昇降装置を利用したエレベータ据付の作業効率を向上させることができる。また、据付用昇降装置に伸縮性のある手摺を設ける必要がなくなるので、据付用昇降装置自体の簡素化および軽量化を図ることができるようになる。
上述の据付用昇降装置移動方法においては、前記複数の固定具は、各々、前記昇降路の上方におけるエレベータ乗降口近傍の位置、エレベータのメインレール立設部近傍の位置、および前記メインレール立設部と前記昇降路の背面壁との間の位置にそれぞれ据え付けられることが好ましい。
上述の据付用昇降装置移動方法においては、前記据付用昇降装置は非伸縮性部材から構成されていることが好ましい。このことにより、据付用昇降装置自体の簡素化および軽量化をより一層図ることができるようになる。
上述の据付用昇降装置移動方法においては、前記据付用昇降装置を用いてエレベータ据付作業を行った後に、前記固定具に掛けられた複数のロープのうち最もエレベータ乗降口に近いロープ以外のロープを前記固定具から取り外して前記据付用昇降装置とともにエレベータの最上階ホールに搬出する工程と、エレベータかごの試運転終了後に、最もエレベータ乗降口に近いロープを前記固定具から取り外し、前記エレベータかご内に前記据付用昇降装置および前記固定具から取り外された前記ロープを入れて最下階まで降ろし、これらの据付用昇降装置およびロープの搬出を行う工程と、を更に備えたことが好ましい。このような方法によれば、エレベータかごの試運転の間に、据付用昇降装置およびロープ等を最上階ホールで搬出保管し、エレベータかご組立完了後に、エレベータかご内に据付用昇降装置およびロープ等を搬入して最下階まで降ろして搬出することができるようになり、作業効率をより一層向上させることができるようになる。
本発明は、エレベータ据付時に据付用昇降装置をエレベータの昇降路内で移動させる据付用昇降装置移動方法であって、前記昇降路の上方に、トロリビームを掛けるための固定具を据え付ける工程と、前記昇降路内で吊り下げられたロープに係合して回転駆動する巻上機を有し、当該巻上機が前記ロープの巻き取りまたは巻き戻しを行うことにより前記昇降路内で昇降を行うような据付用昇降装置を準備する工程と、前記昇降路の所定方向に沿って延びるよう前記固定具にトロリビームを掛け、このトロリビームにトロリを設置する工程と、前記トロリにロープを掛け、前記据付用昇降装置の巻上機を当該ロープに係合させる工程と、前記トロリを前記トロリビームに沿って移動させることにより前記据付用昇降装置を前記昇降路内で所定方向に移動させ、さらに前記巻上機が前記トロリに掛けられたロープの巻き取りまたは巻き戻しを行うことにより前記据付用昇降装置を前記昇降路内で昇降させる工程と、を備えたことを特徴とする据付用昇降装置移動方法である。
このような据付用昇降装置移動方法によれば、昇降路の上方において昇降路の所定方向(奥行き方向)に沿って延びるようトロリビームを設け、このトロリビームにトロリを設置し、トロリにロープを掛けて据付用昇降装置の巻上機を当該ロープに係合させたので、トロリをトロリビームに沿って移動させることにより据付用昇降装置をトロリビームに沿って所定方向に移動させることができ、さらに巻上機がロープの巻き取りまたは巻き戻しを行うことにより据付用昇降装置を昇降路内で昇降させることができるようになる。このため、据付用昇降装置を昇降路内で安全かつ効率良く所定方向に移動させることができ、このことにより据付用昇降装置を利用したエレベータ据付の作業効率を向上させることができる。また、据付用昇降装置に伸縮性のある手摺を設ける必要がなくなるので、据付用昇降装置自体の簡素化および軽量化を図ることができるようになる。さらに、トロリを使用しているので、据付用昇降装置の所定方向における移動を、作業員に負担を与えることなく人力でも楽に行うことができるようになる。
上述の据付用昇降装置移動方法においては、前記トロリビームの両端はそれぞれエンドプレートにより覆われており、前記昇降路の天井部と前記トロリビームの上面とが略平行になるよう前記天井部に設置された保持部材により前記エンドプレートを保持させることが好ましい。このことにより、トロリビームを略水平状態で配設することができるようになるので、トロリも略水平方向に移動するようになり、据付用昇降装置の所定方向における移動をより容易に行うことができるようになる。
また、前記トロリビームは平行に2本設けられており、これらのトロリビームにつなぎ部材を2本平行に架け渡し、2本の前記トロリビームおよび2本の前記つなぎ部材により井桁を構成することが好ましい。このように、2本のトロリビームをつなぎ部材で架け渡しているので、トロリビームのレベルを容易に出すことができるようになる。
また、前記トロリビームは平行に2本設けられており、一方のトロリビームに設置されるトロリはプレーントロリであり、他方のトロリビームに設置されるトロリはギヤードトロリであり、前記プレーントロリおよび前記ギヤードトロリはつなぎ部材で接続され、前記ギヤードトロリに対して手動で操作を行うことにより前記プレーントロリおよび前記ギヤードトロリが一体的に移動するようになっていることが好ましい。このことにより、作業員は手動で容易にトロリをトロリビームに沿って移動させることができるようになる。
本発明は、エレベータ据付時に据付用昇降装置をエレベータの昇降路内で移動させる据付用昇降装置移動方法であって、前記昇降路の上方に、ロープを掛けるための固定具を当該昇降路の所定方向に沿って複数据え付ける工程と、前記昇降路内で吊り下げられたロープに係合して回転駆動する巻上機を複数有し、当該各巻上機がそれぞれ前記ロープの巻き取りまたは巻き戻しを行うことにより前記昇降路内で昇降を行うような据付用昇降装置を準備する工程と、前記複数の固定具にそれぞれロープを掛け、前記据付用昇降装置における複数の前記巻上機にそれぞれ前記固定具に掛けられたロープを係合させ、各巻上機が独立して前記ロープの巻き取りまたは巻き戻しを行うことにより前記据付用昇降装置を前記昇降路内で所定方向に移動させる工程と、を備えたことを特徴とする据付用昇降装置移動方法である。
このような据付用昇降装置移動方法によれば、複数の固定具にそれぞれロープを掛け、据付用昇降装置における複数の巻上機にそれぞれ前述の固定具に掛けられたロープを係合させ、各巻上機が独立してロープの巻き取りまたは巻き戻しを行うようになっている。この際に、各々の巻上機が異なる張力で各々のロープに係合することにより据付用昇降装置を昇降路内で所定方向に移動させることができるようになる。このため、据付用昇降装置を昇降路内で安全かつ効率良く所定方向に移動させることができ、このことにより据付用昇降装置を利用したエレベータ据付の作業効率を向上させることができる。また、据付用昇降装置を非伸縮性部材からなる手摺等から構成させることができるようになるので、据付用昇降装置自体の簡素化および軽量化を図ることができるようになる。
上述の据付用昇降装置移動方法においては、前記複数の固定具は、少なくとも、前記昇降路の上方におけるエレベータ乗降口近傍の位置、および前記昇降路の上方における背面壁近傍の位置にそれぞれ据え付けられることが好ましい。
本発明の据付用昇降装置移動方法によれば、据付用昇降装置を昇降路内で安全かつ効率良く所定方向に移動させることができ、このためエレベータ据付の作業効率を向上させることができ、また据付用昇降装置自体の簡素化および軽量化を図ることができる。
〔第1の実施の形態〕
以下、本発明の第1の実施の形態について、図1乃至図13を参照して説明する。図1乃至図3は、本実施の形態においてゴンドラが昇降路内で前後方向(奥行き方向)に移動する状況を示す図であって、図1は、ゴンドラがエレベータ乗降口近傍にあるときの状態を示す側面図、図2は、ゴンドラがメインレール立設部近傍にあるときの状態を示す側面図、図3は、ゴンドラが昇降路の背面壁近傍にあるときの状態を示す側面図である。また、図4は、本実施の形態におけるゴンドラの移動方法を示すフローチャートであり、図5乃至図11は、本実施の形態におけるゴンドラの移動方法を順次示す側面図である。また、図12は、駆動ロープを天井フック(固定具)に掛けるための重量フックの構成を示す斜視図であり、図13は、天井フックに揚重機を掛けたときの状態を示す側面図である。
図1乃至図3に示すように、エレベータの昇降路40の天井部に、駆動ロープ2等のロープを掛けるための天井フック1が複数据え付けられている。ここで、図1乃至図3に示す昇降路40において左方はエレベータの乗降口側であり、右方は背面壁41側となっている。複数の天井フック1は、昇降路40の奥行き方向である前後方向(図1乃至図3における左右方向)に沿って複数据え付けられている。更に具体的には、複数の天井フック1は、各々、昇降路40の天井部におけるエレベータ乗降口近傍の位置(図1乃至図3において左方の位置)、エレベータのメインレール立設部近傍の位置(図1乃至図3において中央の位置)、およびメインレール立設部と昇降路40の背面壁41との間の位置(図1乃至図3において右方の位置)にそれぞれ据え付けられている。
図1乃至図3に示すように、エレベータ据付時には、各天井フック1から駆動ロープ2およびセイフティライン6が重量フック4およびシャックル5を介して吊り下げられている。図12に、重量フック4およびシャックル5の具体的な構成を示す。図12に示すように、昇降路40の天井部にはフック固定部材45が設けられており、このフック固定部材45に天井フック1が設置されている。そして、この天井フック1に、シャックル5が取り付けられた重量フック4が掛けられ、当該シャックル5に駆動ロープ2およびセイフティライン6がそれぞれ掛けられるようになっている。
エレベータ据付時には、図1乃至図3に示すようなゴンドラ3が用いられる。このゴンドラ3は、巻上機の一種である電動ウィンチ7およびセイフティブロック24を備えている。電動ウィンチ7は、昇降路40内で吊り下げられた駆動ロープ2に係合して回転駆動するようになっており、電動ウィンチ7が駆動ロープ2の巻き取りまたは巻き戻しを行うことによりゴンドラ3が昇降路40内で昇降を行うようになっている。ここで、ゴンドラ3は、三方枠を有する最も小さなエレベータ乗降口を通過するような大きさのうち最大の大きさとなっている。また、ゴンドラ3は非伸縮性部材からなる手摺等から構成されている。
次に、エレベータの昇降路40内におけるこのようなゴンドラ3の移動方法について、図4に示すフローチャートおよび図5乃至図11に示す側面図を用いて説明する。
まず、図4のStep1および図5に示すように、昇降路40の天井部におけるエレベータ乗降口近傍の位置にある天井フック1に、重量フック4およびシャックル5を介して駆動ロープ2およびセイフティライン6を掛ける。次に、図4のStep2および図6に示すように、ゴンドラ3をエレベータの昇降路40の隣の搬出入ホール42に準備し、エレベータ乗降口近傍の位置にある天井フック1から吊り下げられた駆動ロープ2にゴンドラ3の電動ウィンチ7を係合させる。また、セイフティライン6をセイフティブロック24に通す。次に、図4のStep3および図7に示すように、ゴンドラ3を昇降路40のピットに降ろす。
その後、ゴンドラ3に、更なる駆動ロープ2およびセイフティライン6を積み込み、図4のStep4および図8に示すように、昇降路40内のエレベータ乗降口近傍でゴンドラ3を上昇させ、ゴンドラ3を昇降路40の天井部付近まで移動させる。そして、図4のStep5および図9に示すように、ゴンドラ3に積み込まれた駆動ロープ2およびセイフティライン6を、昇降路40の天井部におけるメインレール立設部近傍の位置にある天井フック1に掛ける。次に、ゴンドラ3を一旦昇降路40のピットに降ろし、メインレール立設部近傍の位置にある天井フック1から吊り下げられた駆動ロープ2にゴンドラ3の電動ウィンチ7を係合させ、また、セイフティライン6をセイフティブロック24に通す(図4のStep6参照)。
その後、ゴンドラ3に、更なる駆動ロープ2およびセイフティライン6を積み込み、図4のStep7および図10に示すように、昇降路40内のメインレール立設部近傍でゴンドラ3を上昇させ、ゴンドラ3を昇降路40の天井部付近まで移動させる。そして、図4のStep8および図11に示すように、ゴンドラ3に積み込まれた駆動ロープ2およびセイフティライン6を、昇降路40の天井部におけるメインレール立設部と昇降路40の背面壁41との間の位置にある天井フック1に掛ける。
このようにして、図1乃至図3に示すように、ゴンドラ3の電動ウィンチ7が係合する対象となる一のロープを、複数の吊り下げられた駆動ロープ2間で移し替えることにより、ゴンドラ3を昇降路40内で前後方向(図1乃至図3の左右方向)に移動させることができるようになる(図4のStep9参照)。なお、この際に、図1乃至図3に示すように、ゴンドラ3に設けられたロープガイド25を伸ばし、このロープガイド25の上端の取り付け部に天井26を取り付けている。
ゴンドラ3が図1に示すようなエレベータ乗降口近傍にあるときには、当該ゴンドラ3に乗った作業員は、エレベータ乗降口用の三方枠、ドア吊り等の据付作業を行うことができるようになる。また、ゴンドラ3が図2に示すようなメインレール立設部近傍にあるときには、当該ゴンドラ3に乗った作業員は、エレベータメインレールの立付け、レールブラケット等の据付作業を行うことができるようになる。また、ゴンドラ3が図3に示すようなメインレール立設部と前記昇降路40の背面壁41との間の位置にあるときには、当該ゴンドラ3に乗った作業員は、カウンターレールの立付け、レールブラケットの取り付け等の背面壁41側の用品の据付作業を行うことができるようになる。
以上のように本実施の形態のゴンドラ移動方法によれば、複数の天井フック1にそれぞれ駆動ロープ2を掛け、ゴンドラ3の電動ウィンチ7が係合する対象となる一のロープを複数の駆動ロープ2間で移し替えることによりゴンドラ3を昇降路40内で前後方向に移動させることができ、さらに電動ウィンチ7が一の駆動ロープ2の巻き取りまたは巻き戻しを行うことによりゴンドラ3を昇降路40内で昇降させることができるようになる。このため、ゴンドラ3を昇降路40内で安全かつ効率良く前後方向に移動させることができ、このことによりゴンドラ3を利用したエレベータ据付の作業効率を向上させることができる。また、ゴンドラ3を非伸縮性部材からなる手摺等から構成させることができるようになるので、ゴンドラ3自体の簡素化および軽量化を図ることができるようになる。
なお、昇降路40の天井部に設置された各天井フック1は、例えばベビーホイストからなる揚重機8を吊り下げることができるような強度を有することが好ましい(図13参照)。この場合には、天井フック1に揚重機8を吊り下げることにより、三方枠やガイドレール等の重量物を容易に揚重することができるようになる。
また、上述のゴンドラ移動方法において、ゴンドラ3を用いてエレベータ据付作業を行った後に、天井フック1に掛けられた複数の駆動ロープ2およびセイフティライン6のうち最もエレベータ乗降口に近い(すなわち、図1等において最も左側にある)駆動ロープ2およびセイフティライン6以外の駆動ロープ2およびセイフティライン6を天井フック1から取り外してゴンドラ3とともにエレベータの最上階のホール42に搬出し、その後、エレベータかごの試運転終了後に、最もエレベータ乗降口に近い駆動ロープ2およびセイフティライン6を天井フック1から取り外し、エレベータかご内にゴンドラ3および天井フック1から取り外された各駆動ロープ2等を入れて最下階まで降ろし、これらのゴンドラ3および各駆動ロープ2等の搬出を行うことが好ましい。
このような方法によれば、エレベータかごの試運転の間に、ゴンドラ3、駆動ロープ2およびセイフティライン6等を最上階のホール42で搬出保管し、エレベータかご組立完了後に、エレベータかご内にゴンドラ3、駆動ロープ2およびセイフティライン6等を搬入して最下階まで降ろして搬出することができるようになり、作業効率をより一層向上させることができるようになる。
〔第2の実施の形態〕
以下、本発明の第2の実施の形態について、図14乃至図27を参照して説明する。図14乃至図16は、本実施の形態においてゴンドラが昇降路40内で前後方向に移動する状況を示す図であって、図14は、ゴンドラがエレベータ乗降口近傍にあるときの状態を示す側面図、図15は、ゴンドラがメインレール立設部近傍にあるときの状態を示す側面図、図16は、ゴンドラが昇降路40の背面壁41近傍にあるときの状態を示す側面図である。また、図17は、本実施の形態におけるゴンドラの移動方法を示すフローチャートであり、図18乃至図21は、本実施の形態におけるゴンドラの移動方法を順次示す側面図である。また、図22は、昇降路40の天井部に設けられたトロリビームの構成を示す上面図であり、図23は、昇降路40の天井部に設けられたトロリビームの構成を示す側面図である。また、図24は、図23のトロリビームのA−A矢視図であり、図25は、図23のトロリビームのB−B矢視図であり、図26は、図23のトロリビームおよびトロリのC−C矢視図であり、図27は、図26のトロリのD−D矢視図である。
図14乃至図16に示すように、エレベータの昇降路40の天井部に、駆動ロープ2等のロープを掛けるための天井フック1が複数据え付けられている。ここで、図14乃至図16に示す昇降路40において左方はエレベータの乗降口側であり、右方は背面壁41側となっている。複数の天井フック1の据え付け位置は図1乃至図3に示すような第1の実施の形態における天井フック1の据え付け位置と略同一となっている。
エレベータ据付時には、図14乃至図16に示すようなゴンドラ3が用いられる。このゴンドラ3の構成は、図1乃至図3に示すような第1の実施の形態におけるゴンドラ3の構成と略同一となっている。
また、本実施の形態においては、昇降路40の天井部近傍に、昇降路40の前後方向(図14乃至図16の左右方向)に沿って延びるようI形鋼からなるトロリビーム9が設けられるようになっており、このトロリビーム9にトロリ10が設置され、当該トロリ10から駆動ロープ2およびセイフティライン6が重量フック4およびシャックル5を介して吊り下げられている。このようなトロリビーム9およびトロリ10の更に具体的な構成について、図22乃至図27を用いて説明する。
図22に示すように、I形鋼からなるトロリビーム9は平行に2本設けられており、これらのトロリビーム9にはL形鋼からなるつなぎ部材19が2本平行に架け渡されており、2本のトロリビーム9および2本のつなぎ部材19により井桁が構成されている。具体的には、図25に示すように、各トロリビーム9の上面に、傾斜座金13、ナット14、平座金15およびばね座金16を介して、ボルト20によってつなぎ部材19の下面が固定されている。また、図14や図22、図26等に示すように、各トロリビーム9の両端近傍の上面には、傾斜座金13、ナット14、平座金15およびばね座金16を介して、Uボルト12がそれぞれ取り付けられている。図14等に示すように、トロリビーム9は、シャックル5およびUボルト12を介して、昇降路40の天井部におけるエレベータ乗降口近傍の位置にある天井フック1およびメインレール立設部と昇降路40の背面壁41との間の位置にある天井フック1に取り付けられるようになっている。
図23はトロリビーム9の構成を示す側面図である。図22および図23に示すように、トロリビーム9の両端はそれぞれエンドプレート27により覆われている。また、各エンドプレート27の外側面には丸パイプ29が溶接されている。一方、昇降路40の天井部には複数のジャッキベース28が下方に延びるよう取り付けられており、各ジャッキベース28はそれぞれの丸パイプ29の上端を保持するようになっている。ここで、各ジャッキベース28は、昇降路40の天井部とトロリビーム9の上面とが略平行になるよう、それぞれの丸パイプ29の上端を保持している。また、図14、図24等に示すように、エンドプレート27には、トロリビーム9に沿って移動しているトロリ10を停止させるための、ボルトの頭をゴムで覆ったストッパー30がナット14により固定されている。
図26に示すように、平行な2本のトロリビーム9にそれぞれ1つずつトロリ10が設けられており、一方のトロリビーム9に設置されるトロリ10(図26における左側のトロリ10)はプレーントロリ10bであり、他方のトロリビーム9に設置されるトロリ10(図26における右側のトロリ10)はギヤードトロリ10aである。これらの2つのトロリ10は、取付板21を介してつなぎパイプ22により接続されている。ギヤードトロリ10aにはハンドチェーン18が設けられており、作業者が手動でこのハンドチェーン18の操作を行うことができるようになっている。すなわち、作業者がギヤードトロリ10aに対してハンドチェーン18により手動で操作を行うことにより、プレーントロリ10bおよびギヤードトロリ10aが一体的に移動するようになっている。
図26および図27に示すように、各トロリ10は、トロリビーム9を走行するための左右一対のローラ11と、重量フック4に係合可能な吊り元板23とを有している。図14等に示すように、トロリ10の吊り元板23に、重量フック4およびシャックル5を介して駆動ロープ2を掛けることができるようになっている。
次に、エレベータの昇降路40内におけるこのようなゴンドラ3の移動方法について、図17に示すフローチャートおよび図18乃至図21に示す側面図を用いて説明する。
まず、図17のStep1および図18に示すように、昇降路40の天井部におけるメインレール立設部近傍の位置にある天井フック1に、重量フック4およびシャックル5を介して駆動ロープ2およびセイフティライン6を掛ける。次に、図17のStep2に示すように、ゴンドラ3をエレベータの昇降路40の隣の搬出入ホール42に準備し、メインレール立設部近傍の位置にある天井フック1から吊り下げられた駆動ロープ2にゴンドラ3の電動ウィンチ7を係合させる。また、セイフティライン6をセイフティブロック24に通す。次に、図17のStep3に示すように、ゴンドラ3を昇降路40のピットに降ろす。
その後、ゴンドラ3に揚重機8を積み込み、図17のStep4に示すように、昇降路40内のメインレール立設部近傍でゴンドラ3を上昇させ、ゴンドラ3を昇降路40の天井部付近まで移動させる。そして、図17のStep5および図19に示すように、ゴンドラ3に積み込まれた揚重機8を、昇降路40の天井部におけるメインレール立設部近傍の位置にある天井フック1に掛ける。次に、図17のStep6および図20に示すように、天井フック1に掛けられた揚重機8を用いて、トロリ10が設けられたトロリビーム9を昇降路40のピットから上昇させ、このトロリビーム9を昇降路40の天井部付近まで移動させる。そして、昇降路40の天井部におけるエレベータ乗降口近傍の位置にある天井フック1およびメインレール立設部と昇降路40の背面壁41との間の位置にある天井フック1に、シャックル5およびUボルト12を介してこのトロリビーム9を取り付ける。
そして、ゴンドラ3に更なる駆動ロープ2およびセイフティライン6を積み込み、このゴンドラ3を昇降路40の天井部付近まで移動させ、図17のStep7および図21に示すように、トロリビーム9に設けられたトロリ10に、重量フック4およびシャックル5を介して駆動ロープ2およびセイフティライン6を掛ける。この際に、天井フック1に掛けられた駆動ロープ2およびセイフティライン6を取り外すようにする。最後に、図17のStep8および図14等に示すように、トロリ10から吊り下げられた駆動ロープ2にゴンドラ3の電動ウィンチ7を係合させる。また、セイフティライン6をセイフティブロック24に通す。
このようにして、図14乃至図16に示すように、トロリ10をトロリビーム9に沿って移動させることによりゴンドラ3をトロリビーム9に沿って昇降路40内で前後方向(図14等の左右方向)に移動させることができるようになる(図17のStep9参照)。具体的には、ゴンドラ3を昇降路40の天井部近傍まで上昇させ、ギヤードトロリ10aのハンドチェーン18に作業者の手が届くような位置で止めて作業者がハンドチェーン18を操作することにより、トロリ10を昇降路40の前後方向に移動させることでゴンドラ3も昇降路40内で前後方向に移動させることができるようになる。なお、この際に、図14乃至図16に示すように、ゴンドラ3に設けられたロープガイド25を伸ばし、このロープガイド25の上端の取り付け部に天井26を取り付けている。
ゴンドラ3が図14に示すようなエレベータ乗降口近傍にあるときには、当該ゴンドラ3に乗った作業員は、エレベータ乗降口用の三方枠、ドア吊り等の据付作業を行うことができるようになる。また、ゴンドラ3が図15に示すようなメインレール立設部近傍にあるときには、当該ゴンドラ3に乗った作業員は、エレベータメインレールの立付け、レールブラケット等の据付作業を行うことができるようになる。また、ゴンドラ3が図16に示すようなメインレール立設部と前記昇降路40の背面壁41との間の位置にあるときには、当該ゴンドラ3に乗った作業員は、カウンターレールの立付け、レールブラケットの取り付け等の背面壁41側の用品の据付作業を行うことができるようになる。
以上のように本実施の形態のゴンドラ移動方法によれば、昇降路40の天井部において昇降路40の前後方向(奥行き方向)に沿って延びるようトロリビーム9を設け、このトロリビーム9にトロリ10を設置し、トロリ10に駆動ロープ2を掛けてゴンドラ3の電動ウィンチ7を当該駆動ロープ2に係合させたので、トロリ10をトロリビーム9に沿って移動させることによりゴンドラ3をトロリビーム9に沿って前後方向に移動させることができ、さらに電動ウィンチ7が駆動ロープ2の巻き取りまたは巻き戻しを行うことによりゴンドラ3を昇降路40内で昇降させることができるようになる。このため、ゴンドラ3を昇降路40内で安全かつ効率良く前後方向に移動させることができ、このことによりゴンドラ3を利用したエレベータ据付の作業効率を向上させることができる。また、ゴンドラ3を非伸縮性部材からなる手摺等から構成させることができるようになるので、ゴンドラ3自体の簡素化および軽量化を図ることができるようになる。さらに、トロリ10を使用しているので、ゴンドラ3の前後方向における移動を、作業員に負担を与えることなく人力でも楽に行うことができるようになる。
なお、上述のようなゴンドラ移動方法においては、トロリ10が手動で駆動可能となっているものに限定されることはなく、トロリ10を電動トロリにし、その駆動を無線リモコン等により操作することができるようにしてもよい。この場合、ゴンドラ3を昇降路40の天井部近傍まで上昇させなくとも、昇降路40における前後方向に当該ゴンドラ3を移動させることができるようになる。
〔第3の実施の形態〕
以下、本発明の第3の実施の形態について、図28乃至図30を参照して説明する。図28乃至図30は、本実施の形態においてゴンドラが昇降路40内で前後方向に移動する状況を示す図であって、図28は、ゴンドラがエレベータ乗降口近傍にあるときの状態を示す側面図、図29は、ゴンドラがメインレール立設部近傍にあるときの状態を示す側面図、図30は、ゴンドラが前記昇降路40の背面壁41近傍にあるときの状態を示す側面図である。
図28乃至図30に示すように、エレベータの昇降路40の天井部に、駆動ロープ2等のロープを掛けるための天井フック1が複数据え付けられている。ここで、図28乃至図30に示す昇降路40において左方はエレベータの乗降口側であり、右方は背面壁41側となっている。複数の天井フック1は、昇降路40の奥行き方向である前後方向(図28乃至図30における左右方向)に沿って複数据え付けられている。複数の天井フック1の据え付け位置は図1乃至図3に示すような第1の実施の形態における天井フック1の据え付け位置と略同一となっている。
図28乃至図30に示すように、エレベータ据付時には、各天井フック1のうち、昇降路40の天井部におけるエレベータ乗降口近傍の位置、および昇降路40の背面壁41近傍の位置にある2つの天井フック1から、駆動ロープ2およびセイフティライン6が重量フック4およびシャックル5を介してそれぞれ吊り下げられている。また、メインレール立設部近傍の位置にある天井フック1には、揚重機8が吊り下げられている。
エレベータ据付時には、図28乃至図30に示すようなゴンドラ3が用いられる。このゴンドラ3は、巻上機の一種である電動ウィンチ7およびセイフティブロック24をそれぞれ複数備えている。具体的には、ゴンドラ3の前側に2個、後ろ側に2個、合計4つの電動ウィンチ7およびセイフティブロック24が設けられている。ここで、エレベータ乗降口側の電動ウィンチ7および昇降路40の背面壁41側の電動ウィンチ7からなる一組の電動ウィンチ7は、昇降路40内で吊り下げられた互いに異なる駆動ロープ2に係合して回転駆動するようになっており、各々の電動ウィンチ7が対応する駆動ロープ2の巻き取りまたは巻き戻しを独立して行うことによりゴンドラ3が昇降路40内で昇降を行うようになっている。更に、上述の一組の電動ウィンチ7が異なる張力で各々の駆動ロープ2に係合することにより、図28乃至図30に示すようにゴンドラ3を昇降路40内で前後方向に移動させることができるようになる。
次に、エレベータの昇降路40内におけるこのようなゴンドラ3の移動方法について、図28乃至図30を用いてより詳細に説明する。
図28に示すように、ゴンドラ3をエレベータ乗降口近傍に移動させる際には、背面壁41側の電動ウィンチ7において駆動ロープ2に対する張力を緩め、乗降口側の電動ウィンチ7において駆動ロープ2に対する張力を大きくすることによりこの乗降口側の駆動ロープ2が略直線状に張るようにする。
図29に示すように、ゴンドラ3を昇降路40の中央位置に移動させる際には、乗降口側の電動ウィンチ7および背面壁41側の電動ウィンチ7を均等に作動し、各電動ウィンチ7による駆動ロープ2の張力が均等になるようにする。
図30に示すように、ゴンドラ3を昇降路40の背面近傍に移動させる際には、乗降口側の電動ウィンチ7において駆動ロープ2に対する張力を緩め、背面壁41側の電動ウィンチ7において駆動ロープ2に対する張力を大きくすることによりこの背面壁41側の駆動ロープ2が略直線状に張るようにする。
以上のように本実施の形態のゴンドラ移動方法によれば、複数の天井フック1にそれぞれ駆動ロープ2を掛け、ゴンドラ3における複数の電動ウィンチ7にそれぞれ前述の天井フック1に掛けられた駆動ロープ2を係合させ、各電動ウィンチ7が独立して駆動ロープ2の巻き取りまたは巻き戻しを行うようになっている。この際に、各々の電動ウィンチ7が異なる張力で各々の駆動ロープ2に係合することによりゴンドラ3を昇降路40内で前後方向に移動させることができるようになる。このため、ゴンドラ3を昇降路40内で安全かつ効率良く前後方向に移動させることができ、このことによりゴンドラ3を利用したエレベータ据付の作業効率を向上させることができる。また、ゴンドラ3を非伸縮性部材からなる手摺等から構成させることができるようになるので、ゴンドラ3自体の簡素化および軽量化を図ることができるようになる。
第1の実施の形態においてゴンドラが昇降路内で前後方向に移動する状況を示す図であって、ゴンドラがエレベータ乗降口近傍にあるときの状態を示す側面図である。 第1の実施の形態においてゴンドラが昇降路内で前後方向に移動する状況を示す図であって、ゴンドラがメインレール立設部近傍にあるときの状態を示す側面図である。 第1の実施の形態においてゴンドラが昇降路内で前後方向に移動する状況を示す図であって、ゴンドラが昇降路の背面壁近傍にあるときの状態を示す側面図である。 第1の実施の形態におけるゴンドラの移動方法を示すフローチャートである。 第1の実施の形態におけるゴンドラの移動方法を示す側面図である。 第1の実施の形態におけるゴンドラの移動方法を示す側面図である。 第1の実施の形態におけるゴンドラの移動方法を示す側面図である。 第1の実施の形態におけるゴンドラの移動方法を示す側面図である。 第1の実施の形態におけるゴンドラの移動方法を示す側面図である。 第1の実施の形態におけるゴンドラの移動方法を示す側面図である。 第1の実施の形態におけるゴンドラの移動方法を示す側面図である。 駆動ロープを天井フックに掛けるための重量フックの構成を示す斜視図である。 天井フックに揚重機を掛けたときの状態を示す側面図である。 第2の実施の形態においてゴンドラが昇降路内で前後方向に移動する状況を示す図であって、ゴンドラがエレベータ乗降口近傍にあるときの状態を示す側面図である。 第2の実施の形態においてゴンドラが昇降路内で前後方向に移動する状況を示す図であって、ゴンドラがメインレール立設部近傍にあるときの状態を示す側面図である。 第2の実施の形態においてゴンドラが昇降路内で前後方向に移動する状況を示す図であって、ゴンドラが昇降路の背面壁近傍にあるときの状態を示す側面図である。 第2の実施の形態におけるゴンドラの移動方法を示すフローチャートである。 第2の実施の形態におけるゴンドラの移動方法を順次示す側面図である。 第2の実施の形態におけるゴンドラの移動方法を順次示す側面図である。 第2の実施の形態におけるゴンドラの移動方法を順次示す側面図である。 第2の実施の形態におけるゴンドラの移動方法を順次示す側面図である。 昇降路の天井部に設けられたトロリビームの構成を示す上面図である。 昇降路の天井部に設けられたトロリビームの構成を示す側面図である。 図23のトロリビームのA−A矢視図である。 図23のトロリビームのB−B矢視図である。 図23のトロリビームおよびトロリのC−C矢視図である。 図26のトロリのD−D矢視図である。 第3の実施の形態においてゴンドラが昇降路内で前後方向に移動する状況を示す図であって、ゴンドラがエレベータ乗降口近傍にあるときの状態を示す側面図である。 第3の実施の形態においてゴンドラが昇降路内で前後方向に移動する状況を示す図であって、ゴンドラがメインレール立設部近傍にあるときの状態を示す側面図である。 第3の実施の形態においてゴンドラが昇降路内で前後方向に移動する状況を示す図であって、ゴンドラが前記昇降路の背面壁近傍にあるときの状態を示す側面図である。 従来のゴンドラの構成を示す側面図である。
符号の説明
1 天井フック
2 駆動ロープ
3 ゴンドラ
4 重量フック
5 シャックル
6 セイフティライン
7 電動ウィンチ
8 揚重機
9 トロリビーム
10 トロリ
10a ギヤードトロリ
10b プレーントロリ
11 ローラ
12 Uボルト
13 傾斜座金
14 ナット
15 平座金
16 ばね座金
18 ハンドチェーン
19 つなぎ部材
20 ボルト
21 取付板
22 つなぎパイプ
23 吊り元板
24 セイフティブロック
25 ロープガイド
26 天井
27 エンドプレート
28 ジャッキベース
29 丸パイプ
30 ストッパー
40 昇降路
41 背面壁
42 ホール
45 フック固定部材
81 天井フック
82 駆動ロープ
83 ゴンドラ
84 重量フック
86 セイフティライン
87 電動ウィンチ
90 昇降路
91 背面壁

Claims (10)

  1. エレベータ据付時に据付用昇降装置をエレベータの昇降路内で移動させる据付用昇降装置移動方法であって、
    前記昇降路の上方に、ロープを掛けるための固定具を当該昇降路の所定方向に沿って複数据え付ける工程と、
    前記昇降路内で吊り下げられたロープに係合して回転駆動する巻上機を有し、当該巻上機が前記ロープの巻き取りまたは巻き戻しを行うことにより前記昇降路内で昇降を行うような据付用昇降装置を準備する工程と、
    前記複数の固定具にそれぞれロープを掛け、前記据付用昇降装置の前記巻上機が係合する一のロープを前記複数のロープ間で移し替えることにより前記据付用昇降装置を前記昇降路内で所定方向に移動させ、さらに前記巻上機が一のロープの巻き取りまたは巻き戻しを行うことにより前記据付用昇降装置を前記昇降路内で昇降させる工程と、
    を備えたことを特徴とする据付用昇降装置移動方法。
  2. 前記複数の固定具は、各々、前記昇降路の上方におけるエレベータ乗降口近傍の位置、エレベータのメインレール立設部近傍の位置、および前記メインレール立設部と前記昇降路の背面壁との間の位置にそれぞれ据え付けられることを特徴とする請求項1記載の据付用昇降装置移動方法。
  3. 前記据付用昇降装置は非伸縮性部材から構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の据付用昇降装置移動方法。
  4. 前記据付用昇降装置を用いてエレベータ据付作業を行った後に、前記固定具に掛けられた複数のロープのうち最もエレベータ乗降口に近いロープ以外のロープを前記固定具から取り外して前記据付用昇降装置とともにエレベータの最上階ホールに搬出する工程と、
    エレベータかごの試運転終了後に、最もエレベータ乗降口に近いロープを前記固定具から取り外し、前記エレベータかご内に前記据付用昇降装置および前記固定具から取り外された前記ロープを入れて最下階まで降ろし、これらの据付用昇降装置およびロープの搬出を行う工程と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の据付用昇降装置移動方法。
  5. エレベータ据付時に据付用昇降装置をエレベータの昇降路内で移動させる据付用昇降装置移動方法であって、
    前記昇降路の上方に、トロリビームを掛けるための固定具を据え付ける工程と、
    前記昇降路内で吊り下げられたロープに係合して回転駆動する巻上機を有し、当該巻上機が前記ロープの巻き取りまたは巻き戻しを行うことにより前記昇降路内で昇降を行うような据付用昇降装置を準備する工程と、
    前記昇降路の所定方向に沿って延びるよう前記固定具にトロリビームを掛け、このトロリビームにトロリを設置する工程と、
    前記トロリにロープを掛け、前記据付用昇降装置の巻上機を当該ロープに係合させる工程と、
    前記トロリを前記トロリビームに沿って移動させることにより前記据付用昇降装置を前記昇降路内で所定方向に移動させ、さらに前記巻上機が前記トロリに掛けられたロープの巻き取りまたは巻き戻しを行うことにより前記据付用昇降装置を前記昇降路内で昇降させる工程と、
    を備えたことを特徴とする据付用昇降装置移動方法。
  6. 前記トロリビームの両端はそれぞれエンドプレートにより覆われており、前記昇降路の天井部と前記トロリビームの上面とが略平行になるよう前記天井部に設置された保持部材により前記エンドプレートを保持させることを特徴とする請求項5記載の据付用昇降装置移動方法。
  7. 前記トロリビームは平行に2本設けられており、これらのトロリビームにつなぎ部材を2本平行に架け渡し、2本の前記トロリビームおよび2本の前記つなぎ部材により井桁を構成することを特徴とする請求項5または6記載の据付用昇降装置移動方法。
  8. 前記トロリビームは平行に2本設けられており、一方のトロリビームに設置されるトロリはプレーントロリであり、他方のトロリビームに設置されるトロリはギヤードトロリであり、前記プレーントロリおよび前記ギヤードトロリはつなぎ部材で接続され、前記ギヤードトロリに対して手動で操作を行うことにより前記プレーントロリおよび前記ギヤードトロリが一体的に移動するようになっていることを特徴とする請求項5または6記載の据付用昇降装置移動方法。
  9. エレベータ据付時に据付用昇降装置をエレベータの昇降路内で移動させる据付用昇降装置移動方法であって、
    前記昇降路の上方に、ロープを掛けるための固定具を当該昇降路の所定方向に沿って複数据え付ける工程と、
    前記昇降路内で吊り下げられたロープに係合して回転駆動する巻上機を複数有し、当該各巻上機がそれぞれ前記ロープの巻き取りまたは巻き戻しを行うことにより前記昇降路内で昇降を行うような据付用昇降装置を準備する工程と、
    前記複数の固定具にそれぞれロープを掛け、前記据付用昇降装置における複数の前記巻上機にそれぞれ前記固定具に掛けられたロープを係合させ、各巻上機が独立して前記ロープの巻き取りまたは巻き戻しを行うことにより前記据付用昇降装置を前記昇降路内で所定方向に移動させる工程と、
    を備えたことを特徴とする据付用昇降装置移動方法。
  10. 前記複数の固定具は、少なくとも、前記昇降路の上方におけるエレベータ乗降口近傍の位置、および前記昇降路の上方における背面壁近傍の位置にそれぞれ据え付けられることを特徴とする請求項9記載の据付用昇降装置移動方法。
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