JP2001114484A - エレベーター主索の吊設工法 - Google Patents

エレベーター主索の吊設工法

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JP2001114484A
JP2001114484A JP29487599A JP29487599A JP2001114484A JP 2001114484 A JP2001114484 A JP 2001114484A JP 29487599 A JP29487599 A JP 29487599A JP 29487599 A JP29487599 A JP 29487599A JP 2001114484 A JP2001114484 A JP 2001114484A
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tip
main rope
drum
hoistway
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Hisatoshi Fukui
久歳 福井
Shinichi Iwata
新一 岩田
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な準備作業によって2:1ローピングに
よりかご及びつり合おもりを容易に吊持することができ
るエレベーター主索の吊設工法を得る。 【解決手段】 下方階のドラム16から主索17の先端
部を下方階の作業用昇降体4に引き込んで仮保持する。
次いで、作業用昇降体4を昇降路1上部に上昇し、主索
17を引き出し機械室3の巻上機11に巻掛けて、作業
用昇降体4を下方階に下降して主索17を引き出す。次
に、主索17に作業用先端部を形成し、下方階のつり合
おもり6の吊り車7に巻掛け、また主索17を引き出し
て作業用先端部を形成し、ドラム17寄りを切断する。
次いで、作業用昇降体4を昇降路1上部に上昇し、作業
用先端部を作業用昇降体4の吊り車5に巻掛け、機械室
3の引き止め具13に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2:1ローピン
グによってかご及びつり合おもりが吊持されるエレベー
ター主索の吊設工法に関する。
【0002】
【従来の技術】図26及び図27は、例えば特開平3−
120185号公報に示された従来のエレベーター主索
の吊設工法を示す図で、図26はエレベーターを概念的
に示す縦断面図、図27は図26に示された主索の送出
機の正面図である。図において、1はエレベーターの昇
降路で、複数の乗場2が設けられている。3は昇降路1
の上方に設けられた機械室、4はエレベーターのかごに
よって要部が形成されて昇降路1を昇降する作業用昇降
体で、吊り車5が設けられている。
【0003】6は昇降路1を昇降するつり合おもりで、
吊り車7が設けられている。8は昇降路1の底面に設け
られて、つり合おもり6を仮支持する支持具、9は機械
室3の床面に台10を介してに設置された支持梁、11
は支持梁9に設置された巻上機、12は支持梁9に枢着
されて、巻上機11の近くに配置されたそらせ車、13
は支持梁9にばね14を介して装着された引き止め具
で、後述する主索が連結される。
【0004】15は昇降路1の底面から立設されて仮設
された作業用足場で、作業用昇降体4に対応した位置に
配置される。16はエレベーターの主索が巻回されて昇
降路1の上方の乗場2に搬入されたドラム、17はドラ
ム16から引き出された主索である。18は主索17の
送出機で、電動機19によって駆動される駆動車20及
び駆動車20に主索17を押圧する押圧車21によって
構成され、機械室3の床面に仮設されて作業用昇降体4
に対応した位置に配置され、図26に示す矢印A方向へ
主索17を送出する。
【0005】従来のエレベーター主索の吊設工法におい
て、上記のように機材が配置されて次に述べるように行
われる。すなわち、上方の乗場2に搬入されたドラム1
6から主索17が引き出されて先端が作業用昇降体4を
経て、機械室3の床に挿通されて送出機18に係合され
る。そして、送出機18が付勢されて主索17先端が上
方へ送出されて巻上機11の駆動綱車及びそらせ車12
に巻掛けられる。
【0006】そして、さらに送出機18が付勢されて主
索17先端を下降させて機械室3の床に挿通される。そ
して、この床の下方において図26に示すようにU字状
の湾曲部を形成し、主索17先端を引き上げて機械室3
の床に挿通しつり合おもり6側の引き止め具13に連結
する。この状態で、送出機18により主索17を送出し
て、U字状の湾曲部をつり合おもり6の吊り車7の位置
まで下降させ、作業用足場15からの作業によってU字
状の湾曲部をつり合おもり6の吊り車7に巻掛ける。
【0007】次いで、ドラム16側の主索17を適宜な
長さに切断し、作業用昇降体4の吊り車5に巻掛けて切
断した先端を機械室3の床に挿通し作業用昇降体4側の
引き止め具13に連結する。これによって、主索17の
吊設作業が終了してドラム16、送出機18の撤去作業
が行われるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーター主索の吊設工法では、昇降路1上部での作業
用昇降体4の組立作業、昇降路1上部の乗場2へのドラ
ム16の搬入作業、昇降路1下部の作業用足場15の仮
設作業等の煩雑な準備作業を要するという問題点があっ
た。
【0009】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、簡易な準備作業によって2:1
ローピングによりかご及びつり合おもりを吊持すること
ができるエレベーター主索の吊設工法を得ることを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ター主索の吊設工法においては、昇降路に設けられた下
方の乗場にドラムを搬入し、ドラムの主索の先端部を乗
場に下降した作業用昇降体に引き込んで、主索の先端寄
りに第一作業用先端部を形成して、この第一作業用先端
部の基部を作業用昇降体に第一仮保持する第一工程と、
作業用昇降体を昇降路の上部位置に上昇してドラムから
主索を引き出し、第一作業用先端部を昇降路上方の機械
室に設けられた巻上機に巻掛けて下降して、第一作業用
先端部を作業用昇降体に第二仮保持し、第一仮保持を解
除して作業用昇降体を下方の乗場に下降してドラムから
主索を引き出す第二工程と、ドラムから主索を引き出し
て第二仮保持した主索の先端に第二作業用先端部を形成
し、この第二作業用先端部を昇降路に設けられて下方の
乗場に配置されたつり合おもりの吊り車に巻掛けて、第
二作業用先端部の基部寄りを作業用昇降体に第三仮保持
し、ドラムから主索を引き出して作業用昇降体に第四仮
保持して、ドラム寄りの主索に第三作業用先端部を形成
し、そのドラム寄りの先端を切断して作業用昇降体に引
き込む第三工程と、作業用昇降体を昇降路の上部位置に
上昇し、第三作業用先端部を作業用昇降体の吊り車に巻
掛けて、先端を機械室に設けられた作業用昇降体用の引
き止め具に連結して第四仮保持を解除し、第二作業用先
端部の先端を機械室に設けられたつり合おもり用の引き
止め具に連結して第三仮保持を解除する第四工程との作
業が行われる。
【0011】また、この発明に係るエレベーター主索の
吊設工法においては、昇降路の下方の乗場からこの乗場
に下降した作業用昇降体にドラムを搬入し、作業用昇降
体を昇降路の上部位置に上昇して、ドラムから主索を引
き出して昇降路内の上部に設けられたかご側滑車及びつ
り合おもり側滑車に巻掛けて下降し、つり合おもり側滑
車に巻掛けられた主索の先端寄りに第一作業用先端部を
形成し、第一作業用先端部の基部を作業用昇降体に第一
仮保持して第一作業用先端部を作業用昇降体に載置する
第一工程と、かご側滑車及びつり合おもり側滑車の間の
主索を引き下げて、作業用昇降体に設けられた案内車に
巻掛けて、作業用昇降体を下方の乗場に下降してドラム
から主索を引き出し、案内車に巻掛けられた主索を昇降
路の下方に設けられた巻上機に巻掛け、主索の第一作業
用先端部を下方の乗場に配置されたつり合おもりの吊り
車に巻掛ける第二工程と、ドラムから主索を引き出し
て、作業用昇降体の下部に設けられたかご吊り車に巻掛
け、かご吊り車に巻掛けられた主索のドラム寄りに第二
作業用先端部を形成して、その先端を切断して作業用昇
降体に引き込み、第二作業用先端部の基部寄りを作業用
昇降体に第二仮保持する第三工程と、作業用昇降体を昇
降路の上部位置に上昇し、第二作業用先端部の先端を昇
降路内の上部に設けられた作業用昇降体用の引き止め具
に連結して第二仮保持を解除し、第一作業用先端部の先
端を昇降路内の上部に設けられたつり合おもり用の引き
止め具に連結して第一仮保持を解除する第四工程との作
業が行われる。
【0012】また、この発明に係るエレベーター主索の
吊設工法においては、昇降路の下方の乗場からこの乗場
に下降した作業用昇降体にドラムを搬入し、作業用昇降
体を昇降路の上部位置に上昇して、ドラムから主索を引
き出して昇降路内の上部の固定部に装着された巻上機に
巻掛け、主索の先端寄りに第一作業用先端部を形成して
作業用昇降体に載置し、第一作業用先端部の基部を作業
用昇降体に第一仮保持する第一工程と、作業用昇降体を
下方の乗場に下降してドラムの主索を引き出し、主索の
第一作業用先端部を下方の乗場に配置されたつり合おも
りの吊り車に巻掛け、ドラムから主索を引き出して作業
用昇降体の下部に設けられたかご吊り車に巻掛ける第二
工程と、かご吊り車に巻掛けられた主索のドラム寄りに
第二作業用先端部を形成して、その先端を切断して作業
用昇降体に引き込み、第二作業用先端部の基部寄りを作
業用昇降体に第二仮保持する第三工程と、作業用昇降体
を上部位置に上昇し、第二作業用先端部の先端を固定部
の支持体に装着された作業用昇降体用の引き止め具に連
結して第二仮保持を解除し、第一作業用先端部の先端を
固定部の支持体に装着されたつり合おもり用の引き止め
具に連結して第一仮保持を解除する第四工程との作業が
行われる。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図11は、
この発明の実施の形態の一例を示す図で、図1はエレベ
ーター主索の吊設工法の第一段階を示すエレベーターの
概念的縦断面図、図2は図1の次の第二段階を示す図1
相当図、図3は図2の次の第三段階を示す図1相当図、
図4は図3の次の第四段階を示す図1相当図、図5は図
4の次の第五段階を示す図1相当図、図6は図5の次の
第六段階を示す図1相当図、図7は図6の次の第七段階
を示す図1相当図、図8は図1等の吊設工法に使用され
る保持具の正面図、図9は図8の平面図、図10は図1
等の吊設工法に使用される他の保持具の正面図、図11
は図10の平面図である。
【0014】図において、1はエレベーターの昇降路
で、複数の乗場2が設けられている。3は昇降路1の上
方に設けられた機械室、4はエレベーターのかごによっ
て要部が形成されて昇降路1を昇降する作業用昇降体
で、吊り車5が設けられている。6は昇降路1を昇降す
るつり合おもりで、吊り車7が設けられている。8は昇
降路1の底面に設けられて、つり合おもり6を仮支持す
る支持具である。
【0015】9は機械室3の床面に台10を介して設置
された支持梁、11は支持梁9に設置された巻上機、1
2は支持梁9に枢着されて、巻上機11の近くに配置さ
れたそらせ車、13は支持梁9にばね14を介して装着
された引き止め具で、後述する主索が連結される。16
はエレベーターの主索が巻回されて昇降路1の下方の乗
場2に搬入されたドラム、17はドラム16から引き出
された主索である。
【0016】22は作業用昇降体4の上段に設けられた
第一保持具で、主索17に対応した複数本の溝23が互
いに離れて平行に配置された基部24、基部24の溝2
3に対応する溝25が設けられてこの溝25を基部24
の溝23に対向させて基部24に重合状態に配置された
押圧片26及び押圧片26に挿通されて基部24にねじ
込まれたボルト27によって構成されている。
【0017】28は作業用昇降体4の下段に設けられた
第二保持具で、主索17に対応した複数本の溝29が互
いに離れて平行に配置された基部30、溝29に対応す
る溝31がそれぞれ設けられてこの溝31を基部30の
溝29に対向させて基部30に重合状態に配置されると
共に主索17のそれぞれに対応して配置された押圧片3
2及び押圧片32に挿通されて基部30にねじ込まれた
ボルト33によって構成されている。
【0018】図1〜図11の実施の形態におけるエレベ
ーター主索の吊設工法では、上述のように機材が配置さ
れて次に述べるように吊設作業が行われる。すなわち、
昇降路1の下方の乗場2に対向する位置で作業用昇降体
4が組立てられて機械室3に仮設された周知の吊設工事
用ウィンチ(図示しない)に吊持される。また昇降路1
の下方の乗場2に対向する位置で作業用昇降体4からの
作業によってつり合おもり6が組立てられて支持具8に
よって仮支持される。
【0019】そして、昇降路1の下方の乗場2にドラム
16を搬入し、ドラム16の主索17の先端部を下方の
乗場2に対応した作業用昇降体4に引き込んで、主索1
7の先端寄りに図1に示す第一作業用先端部34が形成
される。そして、第一作業用先端部34が作業用昇降体
4の下段に載置される。また、第一作業用先端部34の
基部、すなわち反先端側が作業用昇降体4に設けられた
第一保持具22によって第一仮保持されて図1に示す状
態となり第一工程が終了する。
【0020】次いで、図1に示す状態において吊設工事
用ウィンチによって作業用昇降体4を昇降路1の上部位
置に上昇する。これによって、ドラム16の主索17が
引き出されて昇降路1に吊下されて、第一作業用先端部
34を機械室3に設けられた巻上機11及びそらせ車1
2に巻掛けて下降して、第一作業用先端部34の先端を
作業用昇降体4の下段に設けられた第二保持具28に第
二仮保持して図2に示す状態となる。
【0021】次に、第一保持具22による第一仮保持を
解除して作業用昇降体4を吊設工事用ウィンチによって
下方の乗場2に下降する。これにより、ドラム16の主
索17がさらに引き出されて昇降路1に吊下され図3に
示す状態となり第二工程が終了する。
【0022】そして、図3に示す状態において第二保持
具28に第二仮保持された第一作業用先端部34の先端
の保持を解除する。次に、主索17をさらに引き出して
第二仮保持されていた主索17の先端寄りに、図4に示
す第二作業用先端部35が形成される。そして、この第
二作業用先端部35を昇降路1に設けられて下方の乗場
2に配置されたつり合おもり6の吊り車7に巻掛ける。
【0023】そして、第二作業用先端部35の基部寄り
を、作業用昇降体4の上段に設けられた第二保持具28
と同様に図4に示すように第三保持具36によって第三
仮保持する。また、ドラム16から主索17をさらに引
き出して作業用昇降体4の第一保持具22に第四仮保持
し、ドラム16寄りの主索17に図5に示す第三作業用
先端部37を形成してその先端を切断して作業用昇降体
4に引き込む。これによって、図5に示す状態となり第
三工程の作業が終了する。
【0024】次いで、作業用昇降体4を吊設工事用ウィ
ンチによって昇降路1の上部位置に上昇して図6に示す
状態となる。そして、第三作業用先端部37を作業用昇
降体4の吊り車5に巻掛けて先端を機械室3に設けられ
た作業用昇降体4用の引き止め具13に連結して第四仮
保持を解除する。また、第二作業用先端部35の先端を
機械室3に設けられたつり合おもり6用の引き止め具1
3に連結して第三仮保持が解除されて図7に示す状態と
なり第四工程の作業が終了する。これによって、主索1
7の吊設作業が終了し、ドラム16、支持具8、仮設さ
れた吊設工事用ウィンチの撤去作業が行われる。
【0025】上記の主索17の吊設作業おいて、昇降路
1下方の乗場2に対向した位置で作業用昇降体4が組立
てられるので、昇降路1上部での作業用昇降体4の組立
作業が不要となる。また、組立られた作業用昇降体4に
よってつり合おもり6が組立てられるので、前述の図2
6における昇降路1下部の作業用足場15の仮設作業、
撤去作業が不要となる。さらに、昇降路1の下方の乗場
2にドラム16が搬入されるので、昇降路1上部の乗場
2へのドラム16の搬入作業が不要となる。このため、
主索17の吊設作業の準備作業を簡易化でき、容易に作
業できて作業能率が向上し費用を節減することができ
る。
【0026】なお、図1〜図11の実施の形態におい
て、昇降路1の下方の乗場2に一つのドラム16を搬入
して、そのドラム16の一本の主索17について前述の
第一工程〜第四工程の作業によって、その主索17が吊
設される。次いで、所要の複数本の主索17を順次吊設
する工事が行われる。また、昇降路1の下方の乗場2に
所要の複数のドラム16を搬入して、それらのドラム1
6それぞれの主索17を同時に前述の第一工程〜第四工
程の作業を行うことによって、それら主索17を並列に
吊設する工事を行うことも可能である。
【0027】実施の形態2.図12〜図19は、この発
明の他の実施の形態の一例を示す図で、図12はエレベ
ーター主索の吊設工法の第一段階を示すエレベーターの
概念的縦断面図、図13は図12の次の第二段階を示す
図12相当図、図14は図13の次の第三段階を示す図
12相当図、図15は図14の次の第四段階を示す図1
2相当図、図16は図15の次の第五段階を示す図12
相当図、図17は図16の次の第六段階を示す図12相
当図、図18は図17の次の第七段階を示す図12相当
図、図19は図18の次の第八段階を示す図12相当図
である。
【0028】図において、前述の図1〜図11と同符号
は相当部分を示し、38は作業用昇降体4の下部の両側
にそれぞれ枢着されたかご吊り車、39は昇降路1内の
上部に設けられた支持梁で、かご側滑車40及びつり合
おもり側滑車41が枢着され、また引き止め具13が装
着されている。
【0029】42は昇降路1底面に設けられた巻上機、
43は作業用昇降体4の下段に搬入されたドラムで、主
索17が巻回されている。44は作業用昇降体4の下段
に仮設されてつり合おもり6側に配置された案内車、4
5は作業用昇降体4に設けられてかご吊り車38の外周
の下側寄りに配置された外れ止め具である。
【0030】図12〜図19の実施の形態におけるエレ
ベーター主索の吊設工法では、上述のように機材が配置
されて次に述べるように吊設作業が行われる。すなわ
ち、昇降路1の下方の乗場2に対向する位置で作業用昇
降体4が組立てられて機械室3に仮設された周知の吊設
工事用ウィンチ(図示しない)に吊持される。また昇降
路1の下方の乗場2に対向する位置で作業用昇降体4か
らの作業によってつり合おもり6が組立てられて支持具
8によって仮支持される。
【0031】そして、昇降路1の下方の乗場2から作業
用昇降体4にドラム43が搬入されて図12に示す状態
となる。次いで、図12に示す状態において吊設工事用
ウィンチによって作業用昇降体4を昇降路1の上部位置
に上昇して、ドラム43の主索17が引き出されてかご
側滑車40及びつり合おもり側滑車41に巻掛けられ
る。
【0032】そして、つり合おもり側滑車41に巻掛け
られた主索17の先端寄りに図13に示す第一作業用先
端部34が形成される。そして、第一作業用先端部34
が作業用昇降体4の上段に載置される。また、第一作業
用先端部34の基部が作業用昇降体4に設けられた第一
保持具22によって第一仮保持されて図13に示す状態
となり第一工程が終了する。
【0033】次に、ドラム43の主索17が引き出され
て、かご側滑車40及びつり合おもり側滑車41の間の
主索17が引き下げられ、案内車44に巻掛けられる。
これによって、図14に示す状態となってこの状態から
作業用昇降体4を吊設工事用ウィンチによって下方の乗
場2に下降する。これにより、ドラム43の主索17が
さらに引き出されて昇降路1に吊下され図15に示す状
態となる。
【0034】そして、ドラム43の主索17が引き出さ
れ、案内車44に巻掛けられた主索17が引き下げられ
て巻上機42の駆動綱車に巻掛けられる。また、主索1
7の第一保持具22における先端側が、つり合おもり6
の吊り車7に巻掛けられて図16に示す状態となり第二
工程が終了する。
【0035】次いで、図16に示す状態においてドラム
43の主索17が引き出され、作業用昇降体4の両側の
かご吊り車38の外周に巻掛けられる。また、かご吊り
車38の外周に外れ止め具45が配置される。そして、
かご吊り車38に巻掛けられた主索17におけるドラム
43寄りの主索17に、図17に示す第二作業用先端部
46を形成して、その先端を切断して作業用昇降体4に
引き込む。
【0036】また、作業用昇降体4に搬入されたドラム
43が撤去される。そして、第二作業用先端部46の基
部寄りを、第二保持具28によって作業用昇降体4の下
段に第二仮保持する。これによって、図17に示す状態
となり第三工程の作業が終了する。
【0037】次に、図17に示す状態から作業用昇降体
4を吊設工事用ウィンチによって昇降路1の上部位置に
上昇して図18に示す状態となる。この状態で、第二作
業用先端部46の先端を支持梁39に設けられた作業用
昇降体4用の引き止め具13に連結して第二仮保持を解
除する。また、第一作業用先端部34の先端を支持梁3
9に設けられたつり合おもり6用の引き止め具13に連
結して第一仮保持が解除されて図19に示す状態となり
第四工程の作業が終了する。これによって、主索17の
吊設作業が終了し、支持具8、仮設された吊設工事用ウ
ィンチの撤去作業が行われる。
【0038】上記の主索17の吊設作業おいて、昇降路
1下方の乗場2対向位置で作業用昇降体4が組立てら
れ、作業用昇降体4によってつり合おもり6が組立てら
れ、さらに昇降路1の下方の乗場2から作業用昇降体4
にドラム43が搬入される。したがって、詳細な説明を
省略するが図12〜図19の実施の形態においても図1
〜図11の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0039】実施の形態3.図20〜図25も、この発
明の他の実施の形態の一例を示す図で、図20はエレベ
ーター主索の吊設工法の第一段階を示すエレベーターの
概念的縦断面図、図21は図20の次の第二段階を示す
図20相当図、図22は図21の次の第三段階を示す図
20相当図、図23は図22の次の第四段階を示す図2
0相当図、図24は図23の次の第五段階を示す図20
相当図、図25は図24の次の第六段階を示す図20相
当図である。
【0040】図において、前述の図12〜図19と同符
号は相当部分を示し、47は昇降路1内の上端部に設け
られた固定部で、昇降路1に立設されて作業用昇降体4
及びつり合おもり6のいずれかの昇降を案内するレール
の上端部によって形成されている。48は固定部47に
装着された巻上機、49は固定部47から水平方向に突
設された支持体で、引き止め具13が装着されている。
【0041】図20〜図25の実施の形態におけるエレ
ベーター主索の吊設工法では、上述のように機材が配置
されて次に述べるように吊設作業が行われる。すなわ
ち、昇降路1の下方の乗場2に対向する位置で作業用昇
降体4が組立てられて機械室3に仮設された周知の吊設
工事用ウィンチ(図示しない)に吊持される。また昇降
路1の下方の乗場2に対向する位置で作業用昇降体4か
らの作業によってつり合おもり6が組立てられて支持具
8によって仮支持される。
【0042】そして、昇降路1の下方の乗場2から作業
用昇降体4にドラム43が搬入されて図20に示す状態
となる。次いで、図20に示す状態において吊設工事用
ウィンチによって作業用昇降体4を昇降路1の上部位置
に上昇して、ドラム43の主索17が引き出されて巻上
機48の駆動綱車に巻掛けられる。
【0043】そして、巻上機48に巻掛けられた主索1
7の先端寄りに図21に示す第一作業用先端部34が形
成される。そして、第一作業用先端部34が作業用昇降
体4の上段に載置される。また、第一作業用先端部34
の基部が作業用昇降体4に設けられた第一保持具22に
よって第一仮保持されて図21に示す状態となり第一工
程が終了する。
【0044】次に、作業用昇降体4を吊設工事用ウィン
チによって下方の乗場2に下降し、これによりドラム4
3の主索17が引き出されて昇降路1に吊下されて図2
2に示す状態となる。そして、ドラム43の主索17が
さらに引き出されて、作業用昇降体4の両側のかご吊り
車38の外周に巻掛けられて第二工程の作業が終了す
る。
【0045】そして、かご吊り車38に巻掛けられた主
索17におけるドラム43寄りの主索17に、図23に
示す第二作業用先端部46を形成してその先端を切断し
て作業用昇降体4に引き込む。また、作業用昇降体4に
搬入されたドラム43が撤去されて、第二作業用先端部
46の基部寄りを、第二保持具28によって作業用昇降
体4の下段に第二仮保持する。これによって、図23に
示す状態となり第三工程の作業が終了する。
【0046】次に、図23に示す状態から作業用昇降体
4を吊設工事用ウィンチによって昇降路1の上部位置に
上昇して図24に示す状態となる。この状態で、第二作
業用先端部46の先端を支持体49に設けられた作業用
昇降体4用の引き止め具13に連結して第二仮保持を解
除する。また、第一作業用先端部34の先端を支持体4
9に設けられたつり合おもり6用の引き止め具13に連
結して第一仮保持が解除されて図25に示す状態となり
第四工程の作業が終了する。これによって、主索17の
吊設作業が終了し、仮設されたウィンチの撤去作業が行
われる。
【0047】上記の主索17の吊設作業おいて、昇降路
1下方の乗場2対向位置で作業用昇降体4が組立てら
れ、作業用昇降体4によってつり合おもり6が組立てら
れ、さらに昇降路1の下方の乗場2から作業用昇降体4
にドラム43が搬入される。したがって、詳細な説明を
省略するが図20〜図25の実施の形態においても図1
〜図11の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0048】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、昇降路
に設けられた下方の乗場にドラムを搬入し、ドラムの主
索の先端部を下方の乗場に下降した作業用昇降体に引き
込んで、主索の先端寄りに第一作業用先端部を形成し
て、この第一作業用先端部の基部を作業用昇降体に第一
仮保持する第一工程と、作業用昇降体を昇降路の上部位
置に上昇してドラムから主索を引き出し、第一作業用先
端部を昇降路上方の機械室に設けられた巻上機に巻掛け
て下降して、第一作業用先端部を作業用昇降体に第二仮
保持し、第一仮保持を解除して作業用昇降体を下方の乗
場に下降してドラムから主索を引き出す第二工程と、ド
ラムから主索を引き出して第二仮保持した主索の先端に
第二作業用先端部を形成し、この第二作業用先端部を昇
降路に設けられて下方の乗場に配置されたつり合おもり
の吊り車に巻掛けて、第二作業用先端部の基部寄りを作
業用昇降体に第三仮保持し、ドラムから主索を引き出し
て作業用昇降体に第四仮保持して、ドラム寄りの主索に
第三作業用先端部を形成し、そのドラム寄りの先端を切
断して作業用昇降体に引き込む第三工程と、作業用昇降
体を昇降路の上部位置に上昇し、第三作業用先端部を作
業用昇降体の吊り車に巻掛けて、先端を機械室に設けら
れた作業用昇降体用の引き止め具に連結して第四仮保持
を解除し、第二作業用先端部の先端を機械室に設けられ
たつり合おもり用の引き止め具に連結して第三仮保持を
解除する第四工程との作業を行うものである。
【0049】これによって、昇降路下方の乗場に対向し
た位置で作業用昇降体が組立てられるので、昇降路上部
での作業用昇降体の組立作業が不要となる。また、組立
られた作業用昇降体によってつり合おもりが組立てられ
るので、昇降路下部の作業用足場の仮設作業、撤去作業
が不要となる。さらに、昇降路の下方の乗場にドラムが
搬入されるので、昇降路上部の乗場へのドラムの搬入作
業が不要となる。したがって、主索の吊設作業の準備作
業を簡易化でき、容易に作業できて作業能率が向上し費
用を節減する効果がある。
【0050】また、この発明は以上説明したように、昇
降路の下方の乗場からこの乗場に下降した作業用昇降体
にドラムを搬入し、作業用昇降体を昇降路の上部位置に
上昇して、ドラムから主索を引き出して昇降路内の上部
に設けられたかご側滑車及びつり合おもり側滑車に巻掛
けて下降し、つり合おもり側滑車に巻掛けられた主索の
先端寄りに第一作業用先端部を形成し、第一作業用先端
部の基部を作業用昇降体に第一仮保持して第一作業用先
端部を作業用昇降体に載置する第一工程と、かご側滑車
及びつり合おもり側滑車の間の主索を引き下げて、作業
用昇降体に設けられた案内車に巻掛けて、作業用昇降体
を下方の乗場に下降してドラムから主索を引き出し、案
内車に巻掛けられた主索を昇降路の下方に設けられた巻
上機に巻掛け、主索の第一作業用先端部を下方の乗場に
配置されたつり合おもりの吊り車に巻掛ける第二工程
と、ドラムから主索を引き出して、作業用昇降体の下部
に設けられたかご吊り車に巻掛け、かご吊り車に巻掛け
られた主索のドラム寄りに第二作業用先端部を形成し
て、その先端を切断して作業用昇降体に引き込み、第二
作業用先端部の基部寄りを作業用昇降体に第二仮保持す
る第三工程と、作業用昇降体を昇降路の上部位置に上昇
して、第二作業用先端部の先端を昇降路内の上部に設け
られた作業用昇降体用の引き止め具に連結して第二仮保
持を解除し、また第一作業用先端部の先端を昇降路内の
上部に設けられたつり合おもり用の引き止め具に連結し
て第一仮保持を解除する第四工程との作業を行うもので
ある。
【0051】これによって、昇降路下方の乗場に対向し
た位置で作業用昇降体が組立てられるので、昇降路上部
での作業用昇降体の組立作業が不要となる。また、組立
られた作業用昇降体によってつり合おもりが組立てられ
るので、昇降路下部の作業用足場の仮設作業、撤去作業
が不要となる。さらに、昇降路の下方の乗場にドラムが
搬入されるので、昇降路上部の乗場へのドラムの搬入作
業が不要となる。したがって、主索の吊設作業の準備作
業を簡易化でき、容易に作業できて作業能率が向上し費
用を節減する効果がある。
【0052】また、この発明は以上説明したように、昇
降路の下方の乗場からこの乗場に下降した作業用昇降体
にドラムを搬入し、作業用昇降体を昇降路の上部位置に
上昇して、ドラムから主索を引き出して昇降路内の上部
の固定部に装着された巻上機に巻掛け、主索の先端寄り
に第一作業用先端部を形成して作業用昇降体に載置し、
第一作業用先端部の基部を作業用昇降体に第一仮保持す
る第一工程と、作業用昇降体を下方の乗場に下降してド
ラムの主索を引き出し、主索の第一作業用先端部を下方
の乗場に配置されたつり合おもりの吊り車に巻掛け、ド
ラムから主索を引き出して作業用昇降体の下部に設けら
れたかご吊り車に巻掛ける第二工程と、かご吊り車に巻
掛けられた主索のドラム寄りに第二作業用先端部を形成
して、その先端を切断して作業用昇降体に引き込み、第
二作業用先端部の基部寄りを作業用昇降体に第二仮保持
する第三工程と、作業用昇降体を上部位置に上昇し、第
二作業用先端部の先端を固定部の支持体に装着された作
業用昇降体用の引き止め具に連結して第二仮保持を解除
し、第一作業用先端部の先端を固定部の支持体に装着さ
れたつり合おもり用の引き止め具に連結して第一仮保持
を解除する第四工程との作業を行うものである。
【0053】これによって、昇降路下方の乗場に対向し
た位置で作業用昇降体が組立てられるので、昇降路上部
での作業用昇降体の組立作業が不要となる。また、組立
られた作業用昇降体によってつり合おもりが組立てられ
るので、昇降路下部の作業用足場の仮設作業、撤去作業
が不要となる。さらに、昇降路の下方の乗場にドラムが
搬入されるので、昇降路上部の乗場へのドラムの搬入作
業が不要となる。したがって、主索の吊設作業の準備作
業を簡易化でき、容易に作業できて作業能率が向上し費
用を節減する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、エレベ
ーター主索の吊設工法の第一段階を示すエレベーターの
概念的縦断面図。
【図2】 図1の次の第二段階を示す図1相当図。
【図3】 図2の次の第三段階を示す図1相当図。
【図4】 図3の次の第四段階を示す図1相当図。
【図5】 図4の次の第五段階を示す図1相当図。
【図6】 図5の次の第六段階を示す図1相当図。
【図7】 図6の次の第七段階を示す図1相当図。
【図8】 図1等の吊設工法に使用される保持具の正面
図。
【図9】 図8の平面図。
【図10】 図1等の吊設工法に使用される他の保持具
の正面図。
【図11】 図10の平面図。
【図12】 この発明の実施の形態2を示す図で、エレ
ベーター主索の吊設工法の第一段階を示すエレベーター
の概念的縦断面図。
【図13】 図12の次の第二段階を示す図12相当
図。
【図14】 図13の次の第三段階を示す図12相当
図。
【図15】 図14の次の第四段階を示す図12相当
図。
【図16】 図15の次の第五段階を示す図12相当
図。
【図17】 図16の次の第六段階を示す図12相当
図。
【図18】 図17の次の第七段階を示す図12相当
図。
【図19】 図18の次の第八段階を示す図12相当
図。
【図20】 この発明の実施の形態3を示す図で、エレ
ベーター主索の吊設工法の第一段階を示すエレベーター
の概念的縦断面図。
【図21】 図20の次の第二段階を示す図20相当
図。
【図22】 図21の次の第三段階を示す図20相当
図。
【図23】 図22の次の第四段階を示す図20相当
図。
【図24】 図23の次の第五段階を示す図20相当
図。
【図25】 図24の次の第六段階を示す図20相当
図。
【図26】 従来のエレベーター主索の吊設工法を示す
図で、エレベーターを概念的に示す縦断面図。
【図27】 図26に示された主索の繰り出し機の正面
図。
【符号の説明】
1 昇降路、2 乗場、3 機械室、4 作業用昇降
体、5 吊り車、6 つり合おもり、7 吊り車、11
巻上機、13 引き止め具、16 ドラム、17 主
索、34 第一作業用先端部、35 第二作業用先端
部、37 第三作業用先端部、38 かご吊り車、40
かご側滑車、41 つり合おもり側滑車、42 巻上
機、43 ドラム、44 案内車、46 第二作業用先
端部、47固定部、48 巻上機、49 支持体。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路に設けられた下方の乗場にドラム
    を搬入し、上記ドラムの主索の先端部を上記乗場に下降
    した作業用昇降体に引き込んで、上記主索の先端寄りに
    第一作業用先端部を形成して、この第一作業用先端部の
    基部を上記作業用昇降体に第一仮保持する第一工程と、 上記作業用昇降体を上記昇降路の上部位置に上昇して上
    記ドラムから上記主索を引き出し、上記第一作業用先端
    部を上記昇降路上方の機械室に設けられた巻上機に巻掛
    けて下降して、上記第一作業用先端部を上記作業用昇降
    体に第二仮保持し、上記第一仮保持を解除して上記作業
    用昇降体を上記下方の乗場に下降して上記ドラムから上
    記主索を引き出す第二工程と、 上記ドラムから上記主索を引き出して上記第二仮保持し
    た上記主索の先端に第二作業用先端部を形成し、この第
    二作業用先端部を上記昇降路に設けられて上記下方の乗
    場に配置されたつり合おもりの吊り車に巻掛けて、上記
    第二作業用先端部の基部寄りを上記作業用昇降体に第三
    仮保持し、上記ドラムから上記主索を引き出して上記作
    業用昇降体に第四仮保持して、上記ドラム寄りの上記主
    索に第三作業用先端部を形成し、その上記ドラム寄りの
    先端を切断して上記作業用昇降体に引き込む第三工程
    と、 上記作業用昇降体を上記上部位置に上昇し、上記第三作
    業用先端部を上記作業用昇降体の吊り車に巻掛けて、先
    端を上記機械室に設けられた上記作業用昇降体用の引き
    止め具に連結して上記第四仮保持を解除し、上記第二作
    業用先端部の先端を上記機械室に設けられた上記つり合
    おもり用の引き止め具に連結して上記第三仮保持を解除
    する第四工程との作業を行うエレベーター主索の吊設工
    法。
  2. 【請求項2】 昇降路の下方の乗場から上記乗場に下降
    した作業用昇降体にドラムを搬入し、上記作業用昇降体
    を上記昇降路の上部位置に上昇して、上記ドラムから主
    索を引き出して上記昇降路内の上部に設けられたかご側
    滑車及びつり合おもり側滑車に巻掛けて下降し、上記つ
    り合おもり側滑車に巻掛けられた上記主索の先端寄りに
    第一作業用先端部を形成し、上記第一作業用先端部の基
    部を上記作業用昇降体に第一仮保持して上記第一作業用
    先端部を上記作業用昇降体に載置する第一工程と、 上記かご側滑車及びつり合おもり側滑車の間の上記主索
    を引き下げて、上記作業用昇降体に設けられた案内車に
    巻掛けて、上記作業用昇降体を上記下方の乗場に下降し
    て上記ドラムから上記主索を引き出し、上記案内車に巻
    掛けられた上記主索を上記昇降路の下方に設けられた巻
    上機に巻掛け、上記主索の上記第一作業用先端部を上記
    下方の乗場に配置されたつり合おもりの吊り車に巻掛け
    る第二工程と、 上記上記ドラムから上記主索を引き出して、上記作業用
    昇降体の下部に設けられたかご吊り車に巻掛け、上記か
    ご吊り車に巻掛けられた上記主索の上記ドラム寄りに第
    二作業用先端部を形成して、その先端を切断して上記作
    業用昇降体に引き込み、上記第二作業用先端部の基部寄
    りを上記作業用昇降体に第二仮保持する第三工程と、 上記作業用昇降体を上記上部位置に上昇し、上記第二作
    業用先端部の先端を上記昇降路内の上部に設けられた上
    記作業用昇降体用の引き止め具に連結して第二仮保持を
    解除し、上記第一作業用先端部の先端を上記昇降路内の
    上部に設けられた上記つり合おもり用の引き止め具に連
    結して第一仮保持を解除する第四工程との作業を行うエ
    レベーター主索の吊設工法。
  3. 【請求項3】 昇降路の下方の乗場から上記乗場に下降
    した作業用昇降体にドラムを搬入し、上記作業用昇降体
    を上記昇降路の上部位置に上昇して、上記ドラムから主
    索を引き出し上記昇降路内の上部の固定部に装着された
    巻上機に巻掛け、上記主索の先端寄りに第一作業用先端
    部を形成して上記作業用昇降体に載置し、上記第一作業
    用先端部の基部を上記作業用昇降体に第一仮保持する第
    一工程と、 上記作業用昇降体を上記下方の乗場に下降して上記ドラ
    ムの上記主索を引き出し、上記主索の上記第一作業用先
    端部を上記下方の乗場に配置されたつり合おもりの吊り
    車に巻掛け、上記ドラムから上記主索を引き出して上記
    作業用昇降体の下部に設けられたかご吊り車に巻掛ける
    第二工程と、 上記かご吊り車に巻掛けられた上記主索の上記ドラム寄
    りに第二作業用先端部を形成して、その先端を切断して
    上記作業用昇降体に引き込み、上記第二作業用先端部の
    基部寄りを上記作業用昇降体に第二仮保持する第三工程
    と、 上記作業用昇降体を上記上部位置に上昇し、上記第二作
    業用先端部の先端を上記固定部の支持体に装着された上
    記作業用昇降体用の引き止め具に連結して第二仮保持を
    解除し、上記第一作業用先端部の先端を上記固定部の支
    持体に装着された上記つり合おもり用の引き止め具に連
    結して第一仮保持を解除する第四工程との作業を行うエ
    レベーター主索の吊設工法。
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