JPH11292422A - エレベータ据付用揚重機の設置方法 - Google Patents
エレベータ据付用揚重機の設置方法Info
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- JPH11292422A JPH11292422A JP10483298A JP10483298A JPH11292422A JP H11292422 A JPH11292422 A JP H11292422A JP 10483298 A JP10483298 A JP 10483298A JP 10483298 A JP10483298 A JP 10483298A JP H11292422 A JPH11292422 A JP H11292422A
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- Japan
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- wire rope
- hoist
- cloth
- hoistway
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 乗場から昇降路内に向けて足場を仮設するこ
とを要せずに、昇降路頂部に揚重機を効率良く設置でき
るエレベータ据付用揚重機の設置方法の提供。 【解決手段】 上階乗場2を足場として、第1の操作棒
で当て布6を揚重梁1bの上面に位置させ、この当て布
6の引掛け部を第2の操作棒で揚重梁1bの背面側から
引降ろし、この引掛け部に当て布6のひも部を挿通させ
て引降ろすことにより、当て布6を揚重梁1bに巻付け
る。次いで、ワイヤロープ7の一端を第1の操作棒によ
り当て布6上に位置させ、ワイヤロープ7の一端を第2
の操作棒で揚重梁1bの背面側から引降ろし、ワイヤロ
ープ7の可動部7cにワイヤロープ7の一端を取付けて
ワイヤロープ7の一端側を揚重梁1bに巻掛けるととも
に、可動部7cに揚重機8を取付け、ワイヤロープ7の
他端を引出して揚重機8を吊上げた後、可動部7cを停
止させることにより揚重機8を吊上げた状態で保持す
る。
とを要せずに、昇降路頂部に揚重機を効率良く設置でき
るエレベータ据付用揚重機の設置方法の提供。 【解決手段】 上階乗場2を足場として、第1の操作棒
で当て布6を揚重梁1bの上面に位置させ、この当て布
6の引掛け部を第2の操作棒で揚重梁1bの背面側から
引降ろし、この引掛け部に当て布6のひも部を挿通させ
て引降ろすことにより、当て布6を揚重梁1bに巻付け
る。次いで、ワイヤロープ7の一端を第1の操作棒によ
り当て布6上に位置させ、ワイヤロープ7の一端を第2
の操作棒で揚重梁1bの背面側から引降ろし、ワイヤロ
ープ7の可動部7cにワイヤロープ7の一端を取付けて
ワイヤロープ7の一端側を揚重梁1bに巻掛けるととも
に、可動部7cに揚重機8を取付け、ワイヤロープ7の
他端を引出して揚重機8を吊上げた後、可動部7cを停
止させることにより揚重機8を吊上げた状態で保持す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降路内に位置す
る建屋梁に昇降路内機器を揚重する揚重機を設置するエ
レベータ据付用揚重機の設置方法に関する。
る建屋梁に昇降路内機器を揚重する揚重機を設置するエ
レベータ据付用揚重機の設置方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベータを据付ける際に昇降
路の頂部、例えばこの頂部近傍に位置する建屋梁に揚重
機を設置し、この揚重機により昇降路内機器を揚重して
据付作業を行なうようになっている。
路の頂部、例えばこの頂部近傍に位置する建屋梁に揚重
機を設置し、この揚重機により昇降路内機器を揚重して
据付作業を行なうようになっている。
【0003】そして従来、この種のエレベータ据付用揚
重機の設置方法としては、例えば特開平7−23784
7号公報に開示されているように、エレベータ乗場から
昇降路内に向けて足場を設置し、この足場上に作業員が
乗って揚重機の設置作業を行なうものが提案されてい
る。
重機の設置方法としては、例えば特開平7−23784
7号公報に開示されているように、エレベータ乗場から
昇降路内に向けて足場を設置し、この足場上に作業員が
乗って揚重機の設置作業を行なうものが提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来技術にあっては、エレベータ乗場から昇降路内に向け
て設置する足場がエレベータ据付時のみに用いる仮設材
であることから、この仮設材の材料費と、運搬、保管、
設置および撤去などの作業費との余分の費用が掛かり、
エレベータ据付作業のコストがかさむという問題があ
る。
来技術にあっては、エレベータ乗場から昇降路内に向け
て設置する足場がエレベータ据付時のみに用いる仮設材
であることから、この仮設材の材料費と、運搬、保管、
設置および撤去などの作業費との余分の費用が掛かり、
エレベータ据付作業のコストがかさむという問題があ
る。
【0005】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、エレベータ乗場
から昇降路内に向けて足場を仮設することを要せずに、
昇降路頂部に揚重機を効率良く設置することのできるエ
レベータ据付用揚重機の設置方法を提供することにあ
る。
に鑑みてなされたもので、その目的は、エレベータ乗場
から昇降路内に向けて足場を仮設することを要せずに、
昇降路頂部に揚重機を効率良く設置することのできるエ
レベータ据付用揚重機の設置方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、昇降路内に位置する建屋梁に、昇降路内
機器を揚重する揚重機を設置するエレベータ据付用揚重
機の設置方法において、前記建屋梁の近傍に位置する乗
場を足場として、ワイヤロープの一端を第1の操作棒に
より支持し、前記建屋梁の前面側からその上部に前記ワ
イヤロープの一端を位置させた後、このワイヤロープの
一端を第2の操作棒により前記建屋梁の背面側から引出
して、この引出したワイヤロープの一端を、このワイヤ
ロープの中間部にスライド可能に設けられた可動部に取
付けることにより、前記ワイヤロープの一端側を前記建
屋梁に巻掛けるとともに、前記可動部に前記揚重機を取
付けて、この状態で前記ワイヤロープの他端側を引っ張
って前記可動部を前記ワイヤロープに沿って前記建屋梁
の方向に移動させることにより、前記可動部に取付けた
前記揚重機を吊上げて保持する構成にしてある。
め、本発明は、昇降路内に位置する建屋梁に、昇降路内
機器を揚重する揚重機を設置するエレベータ据付用揚重
機の設置方法において、前記建屋梁の近傍に位置する乗
場を足場として、ワイヤロープの一端を第1の操作棒に
より支持し、前記建屋梁の前面側からその上部に前記ワ
イヤロープの一端を位置させた後、このワイヤロープの
一端を第2の操作棒により前記建屋梁の背面側から引出
して、この引出したワイヤロープの一端を、このワイヤ
ロープの中間部にスライド可能に設けられた可動部に取
付けることにより、前記ワイヤロープの一端側を前記建
屋梁に巻掛けるとともに、前記可動部に前記揚重機を取
付けて、この状態で前記ワイヤロープの他端側を引っ張
って前記可動部を前記ワイヤロープに沿って前記建屋梁
の方向に移動させることにより、前記可動部に取付けた
前記揚重機を吊上げて保持する構成にしてある。
【0007】上記のように構成した本発明では、建屋梁
の近傍に位置する乗場を足場として、第1の操作棒およ
び第2の操作棒を用いてワイヤロープの一端側を昇降路
内の建屋梁に巻掛けるとともに、ワイヤロープの他端側
を引っ張って可動部に取付けた揚重機を吊上げて保持す
るようにしたので、エレベータ乗場から昇降路内に向け
て足場を仮設することを特に要せずに、昇降路頂部に揚
重機を効率良く設置できる。
の近傍に位置する乗場を足場として、第1の操作棒およ
び第2の操作棒を用いてワイヤロープの一端側を昇降路
内の建屋梁に巻掛けるとともに、ワイヤロープの他端側
を引っ張って可動部に取付けた揚重機を吊上げて保持す
るようにしたので、エレベータ乗場から昇降路内に向け
て足場を仮設することを特に要せずに、昇降路頂部に揚
重機を効率良く設置できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエレベータ据付用
揚重機の設置方法の実施の形態を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の一実施形態に係るエレベータ据付用
揚重機の設置方法により当て布を建屋梁に装着する途中
の状態を示す斜視図、図2は本実施形態の設置方法によ
り当て布を建屋梁に巻付けた状態を示す斜視図、図3は
本実施形態の設置方法によりワイヤロープの一端側を建
屋梁に装着する途中の状態を示す斜視図、図4は本実施
形態の設置方法によりワイヤロープの一端側を建屋梁に
巻掛けた状態を示す斜視図、図5は本実施形態の設置方
法により揚重機を吊上げた状態を示す斜視図、図6は本
実施形態の設置方法により揚重機を吊上げた状態を示す
縦断面図である。
揚重機の設置方法の実施の形態を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の一実施形態に係るエレベータ据付用
揚重機の設置方法により当て布を建屋梁に装着する途中
の状態を示す斜視図、図2は本実施形態の設置方法によ
り当て布を建屋梁に巻付けた状態を示す斜視図、図3は
本実施形態の設置方法によりワイヤロープの一端側を建
屋梁に装着する途中の状態を示す斜視図、図4は本実施
形態の設置方法によりワイヤロープの一端側を建屋梁に
巻掛けた状態を示す斜視図、図5は本実施形態の設置方
法により揚重機を吊上げた状態を示す斜視図、図6は本
実施形態の設置方法により揚重機を吊上げた状態を示す
縦断面図である。
【0009】図6に示す建屋梁1は、建屋の構成部材を
支持する強度部材である支持梁1aと、この支持梁1a
に取付けられる揚重梁1bとからなっている。この揚重
梁1bの下方近傍に上階乗場2が位置し、この上階乗場
2は、乗場床2bと、この乗場床2bから昇降路3に向
けて形成される開口2aとを有している。
支持する強度部材である支持梁1aと、この支持梁1a
に取付けられる揚重梁1bとからなっている。この揚重
梁1bの下方近傍に上階乗場2が位置し、この上階乗場
2は、乗場床2bと、この乗場床2bから昇降路3に向
けて形成される開口2aとを有している。
【0010】そして本実施形態の設置方法では、第1の
操作棒4、第2の操作棒5、当て布6およびワイヤロー
プ7を用いて、揚重梁1bの近傍に位置する上階乗場2
を足場として作業を行ない、昇降路3内に位置する建屋
梁1の揚重梁1bに図示しない昇降路内機器を揚重する
揚重機8を設置するようになっている。
操作棒4、第2の操作棒5、当て布6およびワイヤロー
プ7を用いて、揚重梁1bの近傍に位置する上階乗場2
を足場として作業を行ない、昇降路3内に位置する建屋
梁1の揚重梁1bに図示しない昇降路内機器を揚重する
揚重機8を設置するようになっている。
【0011】第1の操作棒4は、図3に示すように、略
U字状の係合溝を有する首部4aと、この首部4aが上
端に設けられ、略コの字状に形成される棒体4bとから
なり、この棒体4bの長さ寸法は、揚重梁1bの上面か
ら少なくとも開口2aの上部まで至る程度に設定されて
いる。
U字状の係合溝を有する首部4aと、この首部4aが上
端に設けられ、略コの字状に形成される棒体4bとから
なり、この棒体4bの長さ寸法は、揚重梁1bの上面か
ら少なくとも開口2aの上部まで至る程度に設定されて
いる。
【0012】第2の操作棒5は、係合部5aと、この係
合部5aが上端に設けられ、略コの字状に形成される棒
体5bとからなり、この棒体5bの長さ寸法も、上記の
棒体4bの場合と同様に、揚重梁1bの上面から少なく
とも開口2aの上部まで至る程度に設定されている。
合部5aが上端に設けられ、略コの字状に形成される棒
体5bとからなり、この棒体5bの長さ寸法も、上記の
棒体4bの場合と同様に、揚重梁1bの上面から少なく
とも開口2aの上部まで至る程度に設定されている。
【0013】当て布6は、揚重梁1bの上面側を覆うよ
うに巻付けられる布部6aと、この布部6aの一端に設
けられる輪状の引掛け部6bと、布部6aの他端に設け
られるひも部6cとからなっている。
うに巻付けられる布部6aと、この布部6aの一端に設
けられる輪状の引掛け部6bと、布部6aの他端に設け
られるひも部6cとからなっている。
【0014】ワイヤロープ7は、乗場床2bから揚重梁
1bまでの距離のおよそ2倍の長さを有するロープ部7
aと、このロープ部7aの両端に設けられる輪状の玉掛
け部7bと、ロープ部7aの中間部に設けられる可動部
7cとからなり、この可動部7cは無負荷時でスライド
可能であり、一方、負荷時で停止状態に保持される。
1bまでの距離のおよそ2倍の長さを有するロープ部7
aと、このロープ部7aの両端に設けられる輪状の玉掛
け部7bと、ロープ部7aの中間部に設けられる可動部
7cとからなり、この可動部7cは無負荷時でスライド
可能であり、一方、負荷時で停止状態に保持される。
【0015】この実施形態では、揚重梁1bの近傍に位
置する乗場2を足場として作業を行ない、次に示す作業
手順(1)〜(7)にしたがって揚重機8の設置作業を
行なうようになっている。すなわち、まず(1)図1に
示すように、当て布6の引掛け部6bを第1の操作棒4
の首部4aによりはさんだ状態で、この第1の操作棒4
を用いて引掛け部6bを揚重梁1bの前面側(すなわち
乗場2側)からその上面に位置させるとともに、引掛け
部6bの先端側を揚重梁1bの背面側へ突出させた後、
(2)この突出した引掛け部6bに第2の操作棒5の係
合部5aを係合させて第1の操作棒4を取外すととも
に、第2の操作棒5を用いて引掛け部6bを揚重梁1b
の背面側から図1の矢印Aの方向へ引降ろし、図2に示
すように引掛け部6bにひも部6cを挿通させて、この
ひも部6cを図2の矢印Bの方向へ引降ろすことによ
り、当て布6の布部6aを揚重梁1bの上面側に巻付け
る。
置する乗場2を足場として作業を行ない、次に示す作業
手順(1)〜(7)にしたがって揚重機8の設置作業を
行なうようになっている。すなわち、まず(1)図1に
示すように、当て布6の引掛け部6bを第1の操作棒4
の首部4aによりはさんだ状態で、この第1の操作棒4
を用いて引掛け部6bを揚重梁1bの前面側(すなわち
乗場2側)からその上面に位置させるとともに、引掛け
部6bの先端側を揚重梁1bの背面側へ突出させた後、
(2)この突出した引掛け部6bに第2の操作棒5の係
合部5aを係合させて第1の操作棒4を取外すととも
に、第2の操作棒5を用いて引掛け部6bを揚重梁1b
の背面側から図1の矢印Aの方向へ引降ろし、図2に示
すように引掛け部6bにひも部6cを挿通させて、この
ひも部6cを図2の矢印Bの方向へ引降ろすことによ
り、当て布6の布部6aを揚重梁1bの上面側に巻付け
る。
【0016】次いで、(3)図3に示すように、ワイヤ
ロープ7のロープ部7aの一端を第1の操作棒4の首部
4aによりはさんだ状態で、この第1の操作棒4を用い
てロープ部7aの一端を揚重梁1bの前面側(すなわち
乗場2側)から前記の当て布6の布部6a上に位置させ
るとともに、玉掛け部7bを揚重梁1bの背面側へ突出
させた後、(4)この突出した玉掛け部7bに第2の操
作棒5の係合部5aを係合させて第1の操作棒4を取外
すとともに、第2の操作棒5を用いて前記の玉掛け部7
bを揚重梁1bの背面側から図3の矢印Cの方向へ引降
ろし(5)図4に示すようにロープ部7aの中間部に可
動部7cを取付け、この可動部7cに前記の引降ろした
玉掛け部7bを連結するとともに揚重機8を取付ける。
ロープ7のロープ部7aの一端を第1の操作棒4の首部
4aによりはさんだ状態で、この第1の操作棒4を用い
てロープ部7aの一端を揚重梁1bの前面側(すなわち
乗場2側)から前記の当て布6の布部6a上に位置させ
るとともに、玉掛け部7bを揚重梁1bの背面側へ突出
させた後、(4)この突出した玉掛け部7bに第2の操
作棒5の係合部5aを係合させて第1の操作棒4を取外
すとともに、第2の操作棒5を用いて前記の玉掛け部7
bを揚重梁1bの背面側から図3の矢印Cの方向へ引降
ろし(5)図4に示すようにロープ部7aの中間部に可
動部7cを取付け、この可動部7cに前記の引降ろした
玉掛け部7bを連結するとともに揚重機8を取付ける。
【0017】次いで、(6)揚重機8を図4の矢印Dの
方向へ持ち上げながら、ワイヤロープ7の他の玉掛け部
7bを図4の矢印Eの方向へ引出したとき、可動部7c
が無負荷状態でロープ部7aに沿ってスライドして、
(7)図5に示すように揚重機8は吊上げられるので、
この揚重機8から手を離すと揚重機8の自重により可動
部7cに負荷が掛かり、この可動部7cがロープ部7a
の中間部で停止するので、揚重機8を吊上げた状態が保
持される。これにより、揚重機8を昇降路3内の揚重梁
1bに設置する作業が終了する。
方向へ持ち上げながら、ワイヤロープ7の他の玉掛け部
7bを図4の矢印Eの方向へ引出したとき、可動部7c
が無負荷状態でロープ部7aに沿ってスライドして、
(7)図5に示すように揚重機8は吊上げられるので、
この揚重機8から手を離すと揚重機8の自重により可動
部7cに負荷が掛かり、この可動部7cがロープ部7a
の中間部で停止するので、揚重機8を吊上げた状態が保
持される。これにより、揚重機8を昇降路3内の揚重梁
1bに設置する作業が終了する。
【0018】このように構成した実施形態では、昇降路
3内の揚重梁1bの近傍に位置する上階乗場2を足場と
して、第1の操作棒4および第2の操作棒5を用いてワ
イヤロープ7の一端側を前記の揚重梁1bに巻掛けると
ともに、ワイヤロープ7の他端側を引っ張って可動部7
cに取付けた揚重機8を吊上げて固定するようにしたの
で、乗場2から昇降路3内に向けて足場を仮設すること
を特に要せずに、効率良く昇降路3頂部に揚重機8を設
置できる。
3内の揚重梁1bの近傍に位置する上階乗場2を足場と
して、第1の操作棒4および第2の操作棒5を用いてワ
イヤロープ7の一端側を前記の揚重梁1bに巻掛けると
ともに、ワイヤロープ7の他端側を引っ張って可動部7
cに取付けた揚重機8を吊上げて固定するようにしたの
で、乗場2から昇降路3内に向けて足場を仮設すること
を特に要せずに、効率良く昇降路3頂部に揚重機8を設
置できる。
【0019】また、本実施形態では、当て布6の布部6
aを揚重梁1bに巻付けた後、この布部6a上にロープ
部7aの一端側を巻掛けるようにしたので、このロープ
部7aが揚重梁1bとの摩擦により損傷することを防止
できる。
aを揚重梁1bに巻付けた後、この布部6a上にロープ
部7aの一端側を巻掛けるようにしたので、このロープ
部7aが揚重梁1bとの摩擦により損傷することを防止
できる。
【0020】なお、本実施形態では揚重梁1bが昇降路
3の頂部近傍に設けられているが、昇降路3の下方から
順次建設していく工法を用いた建屋の場合には、揚重梁
1bが昇降路3の中間階に設けられることもある。
3の頂部近傍に設けられているが、昇降路3の下方から
順次建設していく工法を用いた建屋の場合には、揚重梁
1bが昇降路3の中間階に設けられることもある。
【0021】さらに、本実施形態では、ロープ部7aの
損傷防止のため当て布6の布部6aを揚重梁1bに巻付
ける場合を例示したが、前記のロープ部7aの損傷を考
慮せずに済むときには前記の当て布6を設けなくてもよ
い。
損傷防止のため当て布6の布部6aを揚重梁1bに巻付
ける場合を例示したが、前記のロープ部7aの損傷を考
慮せずに済むときには前記の当て布6を設けなくてもよ
い。
【0022】
【発明の効果】以上のように構成したので、本発明は、
昇降路内の頂部近傍に位置する乗場を足場として、第1
の操作棒および第2の操作棒を用いてワイヤロープの一
端側を建屋梁に巻掛けるとともに、ワイヤロープの他端
側を引っ張って可動部に取付けた揚重機を吊上げて固定
するようにしたので、乗場から昇降路内に向けて足場を
仮設することを特に要せずに、昇降路頂部に揚重機を効
率良く設置できるという効果がある。
昇降路内の頂部近傍に位置する乗場を足場として、第1
の操作棒および第2の操作棒を用いてワイヤロープの一
端側を建屋梁に巻掛けるとともに、ワイヤロープの他端
側を引っ張って可動部に取付けた揚重機を吊上げて固定
するようにしたので、乗場から昇降路内に向けて足場を
仮設することを特に要せずに、昇降路頂部に揚重機を効
率良く設置できるという効果がある。
【図1】本発明の一実施形態に係るエレベータ据付用揚
重機の設置方法により当て布を建屋梁に装着する途中の
状態を示す斜視図である。
重機の設置方法により当て布を建屋梁に装着する途中の
状態を示す斜視図である。
【図2】本実施形態の設置方法により当て布を建屋梁に
巻付けた状態を示す斜視図である。
巻付けた状態を示す斜視図である。
【図3】本実施形態の設置方法によりワイヤロープの一
端側を建屋梁に装着する途中の状態を示す斜視図であ
る。
端側を建屋梁に装着する途中の状態を示す斜視図であ
る。
【図4】本実施形態の設置方法によりワイヤロープの一
端側を建屋梁に巻掛けた状態を示す斜視図である。
端側を建屋梁に巻掛けた状態を示す斜視図である。
【図5】本実施形態の設置方法により揚重機を吊上げた
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
【図6】本実施形態の設置方法により揚重機を吊上げた
状態を示す縦断面図である。
状態を示す縦断面図である。
1 建屋梁 1b 揚重梁 2 上階乗場(乗場) 3 昇降路 4 第1の操作棒 5 第2の操作棒 6 当て布 6a 布部 6b 引掛け部 6c ひも部 7 ワイヤロープ 7a ロープ部 7b 玉掛け部 7c 可動部 8 揚重機
フロントページの続き (72)発明者 豊田 秀和 東京都足立区中川4丁目16番29号 日立エ レベータテクノサービス株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 昇降路内に位置する建屋梁に、昇降路内
機器を揚重する揚重機を設置するエレベータ据付用揚重
機の設置方法において、 前記建屋梁の近傍に位置する乗場を足場として、ワイヤ
ロープの一端を第1の操作棒により支持し、前記建屋梁
の前面側からその上部に前記ワイヤロープの一端を位置
させた後、このワイヤロープの一端を第2の操作棒によ
り前記建屋梁の背面側から引出して、この引出したワイ
ヤロープの一端を、このワイヤロープの中間部にスライ
ド可能に設けられた可動部に取付けることにより、前記
ワイヤロープの一端側を前記建屋梁に巻掛けるととも
に、前記可動部に前記揚重機を取付けて、この状態で前
記ワイヤロープの他端側を引っ張って前記可動部を前記
ワイヤロープに沿って前記建屋梁の方向に移動させるこ
とにより、前記可動部に取付けた前記揚重機を吊上げて
保持するようにしたことを特徴とするエレベータ据付用
揚重機の設置方法。 - 【請求項2】 当て布の布部の一端に設けられる引掛け
部を前記第1の操作部により保持して前記建屋梁の前面
側からその上部に位置させた後、前記引掛け部を前記第
2の操作棒により前記建屋梁の背面側から引出して、こ
の引出した引掛け部に前記布部の他端に設けられるひも
部を挿入し、このひも部を引っ張ることにより前記布部
を前記建屋梁に巻付けて、次いで、この巻付けた布部上
に前記ワイヤロープの一端側を巻掛けるようにしたこと
を特徴とする請求項1記載のエレベータ据付用揚重機の
設置方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10483298A JPH11292422A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | エレベータ据付用揚重機の設置方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10483298A JPH11292422A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | エレベータ据付用揚重機の設置方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11292422A true JPH11292422A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14391357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10483298A Pending JPH11292422A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | エレベータ据付用揚重機の設置方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11292422A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100362200C (zh) * | 2006-01-05 | 2008-01-16 | 北京市机械施工有限公司 | 进行构件吊装的支撑移位方法和支撑系统 |
CN109941883A (zh) * | 2019-04-01 | 2019-06-28 | 中铁十八局集团有限公司 | 利用采光井内设置的桁吊提升装置进行物件搬运的方法 |
CN112623981A (zh) * | 2020-12-09 | 2021-04-09 | 日立电梯(中国)有限公司 | 吊装设备的安装方法 |
-
1998
- 1998-04-15 JP JP10483298A patent/JPH11292422A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100362200C (zh) * | 2006-01-05 | 2008-01-16 | 北京市机械施工有限公司 | 进行构件吊装的支撑移位方法和支撑系统 |
CN109941883A (zh) * | 2019-04-01 | 2019-06-28 | 中铁十八局集团有限公司 | 利用采光井内设置的桁吊提升装置进行物件搬运的方法 |
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