JP3464628B2 - エレベータのカゴ吊り治具 - Google Patents

エレベータのカゴ吊り治具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエレベータのカゴ吊
り治具、特にエレベータの機械室の構造に関係なくカゴ
を吊すことができるエレベータのカゴ吊り治具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、一般に、エレベータ
のカゴ5は、カゴ5に取り付けられたワイヤロープを機
械室の機械台7上に設置された巻上機6によって巻上げ
および巻戻しすることにより、カゴ側ガイドレール9に
沿って昇降路16内を上下移動する。
【0003】上記ワイヤロープは、定期的に点検され、
交換される。かかる場合、カゴを別途カゴ吊り治具で機
械室から吊して、ワイヤロープを交換している。この従
来のカゴ吊り工法を図6を用いて説明する。
【0004】まず、作業者は、機械室より、第1玉掛け
ロープ1を機械台7の鉄骨部に巻いて、機械室床8のロ
ープ孔11より昇降路16内に降ろす。次に、昇降路1
6内に入り、機械室付近まで上昇させたカゴ5上に乗
り、昇降路16内に降ろされた第1玉掛けロープ1の端
末部に、チェーンブロック2を取り付ける。更に、カゴ
上梁4に第2玉掛けロープ3を掛け、第2玉掛けロープ
3の端末部を、チェーンブロック2のフックに取り付
け、カゴ5を機械室より吊り下げ、カゴ5のワイヤロー
プを交換する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、機械台
7がコンクリート製の場合には、第1玉掛けロープ1を
機械台7に取り付けることができないため、第1玉掛け
ロープ1を直接巻上機6本体に巻き付けなければならな
い。
【0006】しかし、巻上機6本体は、鋳物でできてい
るため、カゴ5を吊したときの荷重により、巻上機6本
体が破損するおそれがあった。また、巻上機6の破損に
より、巻き付けている第1玉掛けロープが切断されるお
それもある。
【0007】本発明は、前記の課題を解決するためにな
されたものであり、機械室の構造、特に機械台の構造に
関係なく、カゴを吊すことができるエレベータのカゴ吊
り治具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、本発明にかかるエレベータのカゴ吊り治具は、以
下の特徴を有する。
【0009】
【0010】
【0011】()横断面が凸形状のエレベータのカゴ
側ガイドレールの先端に着脱可能に固定されるカゴ吊り
治具であって、前記カゴ側ガイドレール先端上面に係合
するようにその先端背面に装着される縦断面が逆L字状
の基板と、前記基板と前記カゴ側ガイドレールとを固定
するレールクリップと、カゴを牽引するロープを掛止す
る孔を有し、前記カゴ側ガイドレールの凸状面に係合
し、前記カゴ側ガイドレールを挟持するように前記基板
に固定される掛止部と、を有するエレベータのカゴ吊り
治具である。
【0012】基板の逆L字状部分がカゴ側ガイドレール
の上面に係合し、更にレールクリップによって基板が、
カゴ側ガイドレール固定される。そして、基板に、掛止
部が、カゴ側ガイドレールを挟持するように固定されて
いるので、安定してカゴ吊り治具をカゴ側ガイドレール
の先端に固定することができる。
【0013】()上記()に記載のエレベータのカ
ゴ吊り治具において、前記掛止部は、前記カゴ側ガイド
レールの凸状面の凸状部の両側にそれぞれ前記カゴ側ガ
イドレールを挟持するように前記基板に固定される一対
の掛止部であって、前記一対の掛止部は、更にカゴを牽
引するロープを掛止する孔が設けられているエレベータ
のカゴ吊り治具である。
【0014】カゴ側ガイドレールのカゴ側は、凸状部が
設けられている。従って、掛止部を2つに分割すること
により、凸状部の形状に関係なく掛止部をカゴ側ガイド
レールを挟持するように基板に固定することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
を用いて説明する。なお、上述した従来のカゴ吊り治具
およびエレベータの構成と同様の構成要素には、同一の
符号を付しその説明を省略する。
【0016】図1に示すように、本実施の形態のカゴ吊
り治具10は、一対のカゴ側ガイドレール9の先端にそ
れぞれ着脱可能に固定されている。そして、カゴを吊す
際に、作業者は、昇降路16内入って機械室付近まで上
昇させたカゴ5上に乗り、カゴ吊り治具10の孔12に
第1玉掛けロープ1を通して掛止させ、次いで第1玉掛
けロープ1の端末部に、チェーンブロック2を取り付け
る。また、カゴ上梁4に第2玉掛けロープ3を掛け、第
2玉掛けロープの端末部を、チェーンブロック2のフッ
クに取り付ける。
【0017】従って、カゴ5は、一対のカゴ側ガイドレ
ール9の先端の2点で吊される。これにより、カゴ5の
重量負荷を分散することができる。また、従来は、機械
室と昇降路内と2つの場所でそれぞれカゴ吊り作業を行
う必要があったが、上記カゴ吊り治具は、昇降路内のみ
の作業でカゴを吊ることができ、作業効率が向上する。
上述のようにカゴ5を吊した後、カゴ5のワイヤロープ
を交換する。
【0018】次に、本実施の形態のカゴ吊り治具10の
構成について、図2〜図5を用いて説明する。なお、図
2は、図1のA部分を拡大した図である。
【0019】カゴ吊り治具10は、カゴ側ガイドレール
9の先端上面9aに係合するようにその先端背面に装着
される縦断面が逆L字状の基板10aと、カゴ側ガイド
レール9の凸状部9b側の平面9c,9dにそれぞれカ
ゴ側ガイドレール9を挟持するように基板10aに固定
される一対の掛止部10b,10cと、からなる。
【0020】上記基板10aには、図3に示すように、
カゴ側ガイドレール9の側面に係止されるフック10f
が一対設けられ、更に、上述した一対の掛止部10b,
10cをカゴ側ガイドレール9を挟持するように固定す
るための孔20と、カゴ側ガイドレール9の側面を挟持
するレールクリップ10dを基板10aに固定するため
の孔40とが設けられている。
【0021】一方、図2および図4に示すように、一対
の掛止部10b,10cには、カゴを牽引するロープを
掛止するための孔12が、それぞれ設けられている。ま
た、図4に示すように、掛止部10bには、上述した基
板10aの孔20と衝合する孔30が設けられている。
次に、本実施の形態のカゴ吊り治具をカゴ側ガイドレー
ル9の先端に着脱可能に固定する工程について、説明す
る。
【0022】まず、カゴ側ガイドレール9の先端の上面
9aに、基板10aの逆L字状の短面の裏面を係合さ
せ、更に一対のフック10fをカゴ側ガイドレール9の
両側面に係合させる。次に、一対のレールクリップ10
dを、カゴ側ガイドレール9の側面にそれぞれ挟持さ
せ、レールクリップ10dの孔と基板10aの孔40を
合わせ、ボルト10gで基板10aにレールクリップ1
0dを固定する。更に、掛止部10b,10cを、カゴ
側ガイドレール9の平面9c,9dにおよび凸状部9b
側面に沿わせるように係合し、掛止部10b,10cの
孔30と基板10aの孔20を合わせ、ボルト10eで
基板10aに掛止部10b,10cを固定する。これに
より、カゴ吊り治具は、カゴ側ガイドレール9の先端に
着脱可能に固定される。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るカゴ吊り治
具によれば、機械室の巻上機を支える機械台が鉄骨部を
有せず、機械台7にカゴを吊す玉掛けロープを巻き付け
られない場合でも、昇降路内でカゴを吊すことができ
る。従って、機械室の構造に関係なく、カゴを吊してカ
ゴのワイヤロープを交換することができる。
【0024】更に、一対のカゴ側ガイドレール先端部の
2点でカゴを吊っているので、カゴ重量の負荷を分散す
ることができる。また、従来は、機械室と昇降路内と2
つの場所でそれぞれカゴ吊り作業を行う必要があった
が、上記カゴ吊り治具は、昇降路内のみの作業でカゴを
吊ることができ、作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のカゴ吊り治具を用いたカゴ吊り工法
を説明する図である。
【図2】 図1のA部分の拡大図であって本発明のカゴ
吊り治具の一例の構成を説明する斜視図である。
【図3】 本発明のカゴ吊り治具を構成する基板の構造
を説明する図である。
【図4】 本発明のカゴ吊り治具を構成する掛止部の構
造を説明する図である。
【図5】 エレベータの昇降路内に設けられているカゴ
側ガイドレールの先端の構造を示す斜視図である。
【図6】 従来のカゴ吊り工法を説明する図である。
【符号の説明】
1 第1玉掛けロープ、2 チェーンブロック、3 第
2玉掛けロープ、4カゴ上梁、5 カゴ、6 巻上機、
7 機械台、8 機械室床、9 カゴ側ガイドレール、
10 カゴ吊り治具、10a 基板、10b,10c
掛止部、10d レールクリップ、10f フック、1
0e,10g ボルト、11 ロープ孔、12,20,
30,40 孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 7/00 - 7/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横断面が凸形状のエレベータのカゴ側ガ
    イドレールの先端に着脱可能に固定されるカゴ吊り治具
    であって、 前記カゴ側ガイドレール先端上面に係合するようにその
    先端背面に装着される縦断面が逆L字状の基板と、 前記基板と前記カゴ側ガイドレールとを固定するレール
    クリップと、 カゴを牽引するロープを掛止する孔を有し、前記カゴ側
    ガイドレールの凸状面に係合し、前記カゴ側ガイドレー
    ルを挟持するように前記基板に固定される掛止部と、 を有することを特徴とするエレベータのカゴ吊り治具。
  2. 【請求項2】 請求項に記載のエレベータのカゴ吊り
    治具において、 前記掛止部は、前記カゴ側ガイドレールの凸状面の凸状
    部の両側にそれぞれ前記カゴ側ガイドレールを挟持する
    ように前記基板に固定される一対の掛止部であって、 前記一対の掛止部は、更にカゴを牽引するロープを掛止
    する孔が設けられていることを特徴とするエレベータの
    カゴ吊り治具。
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