JP2748812B2 - エレベーター用のガイドレール吊上げ装置 - Google Patents

エレベーター用のガイドレール吊上げ装置

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JP2748812B2
JP2748812B2 JP5010322A JP1032293A JP2748812B2 JP 2748812 B2 JP2748812 B2 JP 2748812B2 JP 5010322 A JP5010322 A JP 5010322A JP 1032293 A JP1032293 A JP 1032293A JP 2748812 B2 JP2748812 B2 JP 2748812B2
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guide rail
rail
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hoistway
holding
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隆 夏目
義人 塚原
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Mitsubishi Electric Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B19/00Mining-hoist operation
    • B66B19/002Mining-hoist operation installing or exchanging guide rails

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベーターの据付
工事に付帯するエレベーター用のガイドレール吊上げ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は例えば実開昭61−11676号
公報に示された従来のエレベーター用のガイドレール吊
上げ装置に関するものである。図において、(21)はエレ
ベーターの昇降路、(22)は昇降路(21)の上部に設けられ
た機械室、(23)はエレベーターかごを案内するレール
で、一般に5mの長さを有している。(23a)はレール(2
3)の直立部、(23b)は同じく基板部である。(24)は昇降
路(21)内に敷設されるレール(23)を接続するための目板
で、ボルト(B)により予めレール(23)に固定されてい
る。
【0003】(25)は昇降路(21)の下部側壁に形成したレ
ール搬入用の開口部、(26)は開口部(25)に対応して床面
上に設置されたレール(23)を搬入するためのウインチで
あって、このウインチ(26)に巻回されている吊りロープ
(27)の引出端側は、昇降路(21)の下部に取付けた案内車
(28a)および機械室(22)内に配設した案内車(28b)(28c)
に順次巻掛けられて、昇降路(21)の上部から垂下され、
シャックル(29)が連結されている。(30)は昇降路(21)内
の下部側壁に設けられた足場である。(31)はレール吊具
で、レールの断面より稍々大きい断面の空間が2片の金
具をボルト結合することによって形成されている。
【0004】上記構成のレール吊具を用いてレール(23)
の昇降路(21)への搬入を行う場合は、まず、レール(23)
を挟んで吊具(31)の2片をボルトで結合し、ウインチ(2
6)を操作して吊りロープ(27)を巻き取り、吊具(31)がボ
ルト(B)で固定された目板(24)に当接するまでスライド
させる。このとき、吊具(31)は目板(24)に掛止し、これ
以上スライドしない。さらに吊りロープ(27)を巻き取っ
てレール(23)を吊り上げ、足場(30)の上にいる作業者が
誘導して昇降路(21)内に搬入する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のレール吊上げ装
置は、以上のように構成されていて吊具を目板に当接す
るまでスライドさせるので、機械室が昇降路の直上にな
い構造、若しくは昇降路天井上に吊ることができるスペ
ースがない昇降路構造では、最上部連結レールの上端で
吊ると吊代がなく、また、その1段下のレールとの連結
用目板では作業足場から適正な姿勢で取外せなくなるお
それがあった。
【0006】この発明は上記問題を解決するためになさ
れたもので、機械室が昇降路直上にない、若しくは、昇
降路天井上に吊ることができるスペースがないエレベー
ター昇降路構造であっても、レール吊代が確保できると
共に、どの高さの作業足場からでも取外しができ、コン
パクト且つ軽量であって、段取り、取外しを短時間でな
しうる装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るエ
レベーター用のガイドレール吊上げ装置は、T字形のエ
レベータ用のガイドレールの基板部裏面に当接可能な挟
持基板と、ガイドレールの表面を包覆する内面を有しそ
の両外側に挟持基板に重合可能な面を有する連 結クリッ
プと、によつてT字形の隙間を存した挟持金具を構成
し、一方吊り上げ用の吊孔を有する吊板を連結クリップ
中央の挟持基板側と反対側に突設し、ガイドレールを挟
み込んだ挟持金具を、締結具を用いてガイドレールの長
手方向に沿った所望の位置に締付け固定するようにした
ことを主要な構成としている。
【0008】
【作用】請求項1の発明に係るエレベーター用のガイド
レール吊上げ装置は、挟持金具をボルトナット等の締結
具を用いて、T字形のエレベーター用のガイドレールの
長手方向に沿った所望の位置に締付け固定し、挟持金具
より突設した吊板の吊孔に吊上げ装置としてのシャック
ルを通し、吊りロープにより吊上げるものである。
【0009】
【実施例】実施例1.以下、この発明の一実施例を図に
ついて説明する。図1において、(1)は昇降路、(1a)は
昇降路(1)の下部に設けられたピット、(2)はピット(1a)
面に置かれたジャッキベース、(3)はジャッキベース(2)
と係合し昇降路(1)の全長にわたり井桁状に単管パイプ
をクランプにより組立てた作業足場、(1b)は最下階乗場
床、(4)はこの最下階乗場床にアンカーを用いて固定さ
れた揚重ウインチ、(5)はこの揚重ウインチ(4)に巻取ら
れる揚重ロープ、(6a)(6b)(6c)はこの揚重ロープ(5)を
案内する滑車である。
【0010】(7)は昇降路(1)の全長にわたり連結された
ガイドレール、(7a)はガイドレール(7)の最上部連結レ
ール、(8)はこの最上部連結レール(7a)の上端と下端と
の中間に位置するガイドレール吊上げ装置で、最上部連
結レール(7a)の上端と次のレールとのレールジョイント
部(7b)との間の作業足場(3)から取外し可能な所望の位
置に挟着固定できる。
【0011】図2はガイドレール吊上げ装置(8)の拡大
斜視図である。図において、(8b)は挟持金具としての挟
持基板で、4隅に配設された挟持クリップ(8a)との間で
T字形のエレベーター用のガイドレール(7)の基板部(7
f)を挟み込み、締付けボルト(8f)により締付けすること
ができる。(8c)は挟持部が連結された挟持金具としての
連結クリップで、T字形のガイドレールが入るT字形の
隙間を存してその両側が上記挟持基板(8b)に重ね合わさ
れ、締結具としての締付けボルト(8e)を締付けることに
より、ガイドレールを緊締挟持することができる。(8d)
は上記連結クリップ(8c)中央の連結頂部に挟持基板側と
反対側に突設された吊り板で、吊孔(8g)を有している。
(9)はこの吊孔(8g)に係止されたシャックルで、揚重ロ
ープ(5)と接続されている。(8h)は三角形状の補強リブ
である。
【0012】次に作用・動作について説明する。図1、
図2において、最上部連結レール(7a)に挟持金具として
の挟持基板(8b)と、これに対向する挟持クリップ(8a)お
よび挟持金具としての連結クリップ(8c)とを、レールの
長手方向に沿ってスライドさせつつ適当な場所にて締結
具としての締付けボルト(8f)(8e)を締付けることにより
挟持金具を締付け固定する。上記適当な場所とは、作業
足場(3)から適正な姿勢で取外しできる高さである。
【0013】揚重ウインチ(4)を運転しながら順次レー
ル(7)を吊り、先ずレール(7a)と次下段のレール(7d)を
目板を用いてボルトナットで接続する。このような方法
で順次下段のレールを接続してゆく。このとき最下部連
結レール(7e)は予めピット(1a)に設置されたバッファ台
(12)と最下部ブラケット(13)により昇降路(1)の下に固
定する。ついで、最下部連結レール(7e)の上端と吊り上
げたレール(7)の下端を連結し、最上部連結レール(7a)
を最上部レールブラケット(14)で固定する。ガイドレー
ル(7)の設置が終了すれば作業足場(3)の上からレール吊
上げ装置を取外す。
【0014】吊り上げ用の吊孔を有する吊板を上記連結
クリップ中央の挟持基板側と反対側に突設していること
により、吊上げ後、ガイドレールの基板部を昇降路の壁
へ対向させて据付ける工程において、ガイドレールと揚
重ロープとは干渉しない。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0016】挟持金具をガイドレールの長手方向に沿っ
た所望の位置に、締結具を用いて締付け固定することが
できるので、どのような昇降路構造に対しても吊代を確
保することができ、また、どのような作業足場高さから
でも取外しが可能で安全性を確保することができる。
【0017】そして、ガイドレールの基板部裏面に当接
可能な挟持基板と連結クリップとによつてT字形の隙間
を存した挟持金具を構成しているので、連結クリップの
両側を締結具で固定することによって、ガイドレールを
確実に緊締挟持することができ、吊上中にずれを生ずる
ことがなく、取付け、取外しの作業性が向上する。
【0018】また、吊上げ用の吊孔を有する吊板を上記
連結クリップ中央の挟持基板側と反対側に突設している
ことにより、吊上げ後、ガイドレールの基板部を昇降路
の壁へ対向させて据付ける工程において、ガイドレール
と揚重ロープとが干渉しないため、吊上げ後ガイドレー
ルを所定の位置に配置する際、自重のかかったまま、レ
ールを回転、あるいは、反転させる必要がなく、さらに
はレール背面から壁までの距離が小さい場合でも使用で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による昇降路概略側面断面
図。
【図2】請求項1の発明に係る吊上げ装置の拡大斜視
図。
【図3】従来のエレベーター用レール吊上げ装置の昇降
路概略側面断面図。
【符号の説明】
1 昇降路 3 作業足場 5 揚重ロープ 7 ガイドレール 7b 吊孔 7c メネジ孔 7f ガイドレールの基板部 8 ガイドレール吊上げ装置 8b 挟持金具としての挟持基板 8c 挟持金具としての連結クリップ 8d 吊板 8e 締結具としての締付けボルト 8g 吊孔 9 シャックル 10 アイボルト 11 揚重フック

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 T字形のエレベータ用のガイドレールの
    基板部裏面に当接可能な挟持基板と、上記ガイドレール
    の表面を包覆する内面を有しその両外側に上記挟持基板
    に重合可能な面を有する連結クリップと、によつてT字
    形の隙間を存した挟持金具を構成し、一方吊り上げ用の
    吊孔を有する吊板を上記連結クリップ中央の挟持基板側
    と反対側に突設し、上記ガイドレールを挟み込んだ上記
    挟持金具を、締結具を用いて上記ガイドレールの長手方
    向に沿った所望の位置に締付け固定するようにしたこと
    を特徴とするエレベータ用のガイドレール吊上げ装置
JP5010322A 1993-01-26 1993-01-26 エレベーター用のガイドレール吊上げ装置 Expired - Lifetime JP2748812B2 (ja)

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JPH06219665A JPH06219665A (ja) 1994-08-09
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