JP3122625B2 - エスカレータの養生方法および養生パネル - Google Patents

エスカレータの養生方法および養生パネル

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JP3122625B2 JP09036449A JP3644997A JP3122625B2 JP 3122625 B2 JP3122625 B2 JP 3122625B2 JP 09036449 A JP09036449 A JP 09036449A JP 3644997 A JP3644997 A JP 3644997A JP 3122625 B2 JP3122625 B2 JP 3122625B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建屋内に設置され
たエスカレータの補修作業時などに行なうエスカレータ
の養生方法および養生パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、デパートなどの建屋内に設置さ
れたエスカレータの補修作業を行なう場合、そのエスカ
レータの周囲を複数の養生パネルで覆い、補修作業に用
いている治具や機材などが落下しないように安全保護を
図らねばならない。また、デパートなどでは開店中に補
修作業を実施することが多いことから、養生パネルで覆
ったとき見栄えのよい外観を呈する必要もある。図6
は、従来の養生パネルの据付状態を示す側面図であり、
補修作業の対象となるエスカレータ1の周囲を覆うよう
に足場を組んで、その足場を利用して養生パネル2を順
に固定するようにして行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
エスカレータの養生パネルは、上述のように養生パネル
を取り付けるために足場を組む作業が必要であり、エス
カレータの設置が2階床あるいは3階床と高くなると、
それに応じた高い足場を設けなければならず、その高い
足場での作業は慎重をきする必要があることから、作業
に多くの時間を要してしまう。また、エスカレータの設
置が5階床、6階床と高くなると、より高い足場が必要
になるが、現実にはこのような高い足場を設けることは
困難であるため対策に苦慮していた。
【0004】本発明の目的とするところは、足場を組む
ことなく、しかも、階床の高さの如何にかかわりなく養
生パネルを容易に据え付けることができるようにしたエ
スカレータの養生方法および養生パネルを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、エスカレータの周囲を養生する養生パネル
を据え付けるエスカレータの養生方法において、分割可
能な上部養生パネルおよび下部養生パネルにより一組の
養生パネルを構成し、上記上部養生パネルを上記エスカ
レータの上方部に位置する固定部材に支持した索状体で
吊り下げ、この吊り下げ状態の上記上部養生パネルに上
記下部養生パネルを連結したことを特徴とする。
【0006】また本発明は上記目的を達成するために、
エスカレータの周囲を養生する養生パネルにおいて、上
記養生パネルは、連結可能な上部養生パネルと下部養生
パネルから構成し、上記上部養生パネルに吊り金具を設
け、上記上部養生パネルにマグネットを設けたことを特
徴とする。
【0007】上述したように本発明のエスカレータの養
生方法は、上方に位置する固定部材に係着させたワイヤ
ロープなどの索状体で上部養生パネルを吊り下げ、その
上部養生パネルの下部に下部養生パネルを連結するよう
にしたため、上部養生パネルの支持および、下部養生パ
ネルの連結作業が容易になり、また補修作業の対象とな
るエスカレータが高階床に位置するものであったとして
も、足場を組むことなく容易に据え付けることができ、
養生パネルの据付作業時間を短時間に能率的に行なうこ
とができる。
【0008】また本発明による養生パネルは、吊り金具
を有する上部養生パネルと、これに連結可能にした下部
養生パネルとから構成したため、まず、上部養生パネル
を吊り下げ、その状態で上部養生パネルの下部に下部養
生パネルを連結することができるので、取付作業および
持ち運びが容易になり、また補修作業の対象となるエス
カレータが高階床に位置するものであったとしても、足
場を組むことなく容易に据え付けることができ、養生パ
ネルの据付作業時間を短時間に能率的に行なうことがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって説明する。図1は、本発明の一実施の形態によ
る養生パネルを示す斜視図である。上方に配置した上部
養生パネル2と、下方に配置した下部養生パネル3とか
ら一組の養生パネル1を構成している。上部養生パネル
2の板状部2aは、周囲を裏面側に立ち上げた起立部が
形成されて箱状に成されており、板状部2aの上部の起
立部にはワイヤロープを挿入可能な複数の吊り金具4を
設け、下部の起立部にはボルトを挿入可能な複数のボル
ト穴5を形成し、両側の起立部には他の組の上部養生パ
ネル2を連結するボルトを挿入可能なボルト穴6を形成
している。また下部養生パネル3の板状部3aは、周囲
を裏面側に立ち上げた起立部が形成されて箱状に成さ
れ、その起立部の上端部には、上部養生パネル2のボル
ト穴5と対応する複数のボルト穴7を設け、両側の起立
部には他の組の下部養生パネル3aを連結するボルトを
挿入可能なボルト穴8をそれぞれ形成し、下部の起立部
にはL形部材9が連結されている。図1のA−A線に沿
った拡大断面図である図2に示すように、このL形部材
9の水平部9aには長穴10が形成されており、この長
穴10に挿入したボルト11によって下部の起立部にL
形部材9が連結され、このボルト11を緩めて下部の起
立部とL形部材9の垂直部9b間の位置関係を調整する
ことができる。L形部材9の垂直部9bにはマグネット
12が固着されており、このマグネット12をエスカレ
ータの適当な対向部分に結合させたとき、ボルト11と
長穴10との連結位置関係を調整することにより、下部
養生パネル3を所定の位置に保持することができる。
【0010】次に、上述した養生パネル1を用いてエス
カレータの周囲を養生する養生方法について説明する。
図3は据付開始状態を示すエスカレータの側面図であ
り、エスカレータ20を養生する場合、一組目の養生パ
ネル1を吊り上げるため上方養生パネル2の吊り金具4
にワイヤロープ13を挿入し、このワイヤロープ13を
上方位置にあるエスカレータ21の所定の部材14に係
着させて上部養生パネル2を吊り下げる。このとき、上
部養生パネル2だけをワイヤロープ13で吊り下げるた
め、作業者は容易に作業を行なうことができる。その状
態で、図1に示したボルト穴5,7間に挿通したボルト
で上部養生パネル2と下部養生パネル3を連結する。そ
の後、下部養生パネル3のL形部材9に設けたマグネッ
ト12を、例えばエスカレータ20の欄干に磁気結合さ
せて一組目の養生パネル1を据え付ける。
【0011】次に、作業途中状態を示す図4のように同
様の手順によって二組目の養生パネル22を配置し、こ
の二組目の養生パネル22と一組目の養生パネル1を図
1に示した側部のボルト穴6,8間に挿通したボルトで
一体的に連結する。以下、エスカレータ20の長さや養
生パネル1,22の幅等に応じて、同様の作業を繰り返
し、作業完了状態を示す図5のように複数組の養生パネ
ル1,22〜25をエスカレータ20の走行方向に沿っ
て連結して養生作業を完了する。
【0012】このように各組の養生パネルにおける下部
養生パネル3の下部にそれぞれマグネット12を設けて
いるため、ワイヤロープ13によって吊り下げた状態の
上部養生パネル2と下部養生パネル3を連結するとき、
下部養生パネル3のマグネット12を欄干等の磁性体に
磁気結合しておくことができるので、下部養生パネル3
を容易に支持しながら連結作業を行なうことができる。
しかも、各養生パネル1,22〜25はエスカレータの
走行方向に複数に分割されているので、取り扱いが容易
であり、しかも、吊り下げた隣の養生パネルとの連結作
業を行なう際に狭い作業となるなら、下部養生パネル3
の下部の磁気結合を解いて連結作業を行ない、その後、
再びマグネット12により簡単に磁気結合させて固定す
ることができる。しかも、補修作業の対象となるエスカ
レータ20が5階から6階の高階床に位置するものであ
ったとしても、足場を組むことなく容易に据え付けるこ
とができ、養生パネルの据付作業時間を短時間にするこ
とができて作業能率を向上させることができる。また養
生パネルの据え付けは、エスカレータ20の上に乗って
行なうこともできることから、作業を安全に行なうこと
もできる。また、各組の養生パネルは、それぞれ上部養
生パネル2と下部養生パネル3とに分割したものを連結
しているため、作業現場までの持ち運びが便利になる。
【0013】尚、上述の実施の形態ではエスカレータの
走行方向に複数枚の養生パネル1,22〜25を連結し
たが、エスカレータの走行方向の長さに応じて連結する
枚数を決定することができる。また、これら隣合う養生
パネル同士をボルトで連結したが、ボルトを介さずフッ
クなど他の連結手段を利用して連結させてもよい。さら
に、各養生パネルを吊り上げるワイヤロープ13などの
索状体は、上方部のエスカレータの構成部材に限らず、
張り渡したピアノ線等の適当な固定部材に係着させるよ
うにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるエスカ
レータの養生方法は、上方に位置する固定部材に係着さ
せたワイヤロープなどの索状体で上部養生パネルを吊り
下げ、その後、その上部養生パネルの下部に下部養生パ
ネルを連結するようにしたため、補修作業の対象となる
エスカレータが高階床に位置するものであったとして
も、足場を組むことなく容易に据え付けることができ、
養生パネルの据付作業時間を短時間に能率的に行なうこ
とができる。
【0015】また本発明による養生パネルは、吊り金具
を有する上部養生パネルと、これに連結可能な下部養生
パネルとから構成したため、まず、上部養生パネルを吊
り下げ、その状態で上部養生パネルの下部に下部養生パ
ネルを連結することができるので、取付作業および持ち
運びが容易になり、また補修作業の対象となるエスカレ
ータが高階床に位置するものであったとしても、足場を
組むことなく容易に据え付けることができ、養生パネル
の据付作業時間を短時間に能率的に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による養生パネルを示す
斜視図である。
【図2】図1に示した養生パネルのA−A線に沿った拡
大断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態によるエスカレータの養
生方法を採用した据付け初期状態を示す側面図である。
【図4】図3に示したエスカレータの養生方法を採用し
た据付け途中状態を示す側面図である。
【図5】図3に示したエスカレータの養生方法を採用し
た据付け完了状態を示す側面図である。
【図6】従来のエスカレータの養生パネルを示す側面図
である。
【符号の説明】
1 養生パネル 2 上部養生パネル 3 下部養生パネル 2a,3a 板状部 4 吊り金具 6 ボルト穴 7 ボルト穴 12 マグネット 13 ワイヤロープ 22〜25 養生パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 31/00 B66B 23/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エスカレータの周囲を養生する養生パネ
    ルを据え付けるエスカレータの養生方法において、分割
    可能な上部養生パネルおよび下部養生パネルにより一組
    の養生パネルを構成し、上記上部養生パネルを上記エス
    カレータの上方部に位置する固定部材に支持した索状体
    で吊り下げ、この吊り下げ状態の上記上部養生パネルに
    上記下部養生パネルを連結したことを特徴とするエスカ
    レータの養生方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、上記養生
    パネルは、上記エスカレータの走行方向に複数組を有
    し、隣合う組の上記養生パネル間をそれぞれ連結したこ
    とを特徴とするエスカレータの養生方法。
  3. 【請求項3】 エスカレータの周囲を養生する養生パネ
    ルにおいて、上記養生パネルは、連結可能な上部養生パ
    ネルと下部養生パネルから構成し、上記上部養生パネル
    に吊り金具を設け、上記下部養生パネルにマグネットを
    設けたことを特徴とする養生パネル。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のものにおいて、上記上部
    養生パネルおよび上記下部養生パネルの側部にそれぞれ
    連結部を構成したことを特徴とする養生パネル。
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