JP2649032B2 - 天井の施工方法 - Google Patents
天井の施工方法Info
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- JP2649032B2 JP2649032B2 JP7168275A JP16827595A JP2649032B2 JP 2649032 B2 JP2649032 B2 JP 2649032B2 JP 7168275 A JP7168275 A JP 7168275A JP 16827595 A JP16827595 A JP 16827595A JP 2649032 B2 JP2649032 B2 JP 2649032B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井の施工方法に関す
るものである。
るものである。
【0002】
【従来の技術】可搬型リフターの上端に設けた受け台
に、梁、天井板等の必要部材が予め組み込まれた天井を
載せ、次いで、この天井を所定形状に展開させた後、前
記可搬型リフターにより前記受け台を上昇させ、前記天
井を上階の床版等に吊り下げ支持させた後、前記受け台
を下降させるようにした天井の施工方法は、特公昭40
−24158号公報によって知られている。
に、梁、天井板等の必要部材が予め組み込まれた天井を
載せ、次いで、この天井を所定形状に展開させた後、前
記可搬型リフターにより前記受け台を上昇させ、前記天
井を上階の床版等に吊り下げ支持させた後、前記受け台
を下降させるようにした天井の施工方法は、特公昭40
−24158号公報によって知られている。
【0003】しかしながら、この従来例によれば、予め
作製された天井を受け台に載置して所定高さまで持ち上
げるので、現場への天井の搬入に支障がないように、天
井を折り畳み自在な特殊な構造にする必要があり、野縁
と野縁受けとこれらの連結金具等よりなる格子状の天井
下地と、その下面に取り付ける天井板とで構成される一
般的な天井の施工には不向きである。
作製された天井を受け台に載置して所定高さまで持ち上
げるので、現場への天井の搬入に支障がないように、天
井を折り畳み自在な特殊な構造にする必要があり、野縁
と野縁受けとこれらの連結金具等よりなる格子状の天井
下地と、その下面に取り付ける天井板とで構成される一
般的な天井の施工には不向きである。
【0004】また、予め天井板まで組み込んだ天井を持
ち上げて、上階の床版等に吊り下げ支持させるため、天
井の中央側の複数箇所を吊りボルト等の吊り治具を介し
て吊り下げ支持させるためには、予め、天井板の所定位
置(床版から垂下した吊り治具と合致する位置)に吊り
治具挿通用の貫通孔を形成しておき、これらの貫通孔に
各々の吊り治具が挿通されるように天井を持ち上げる必
要があり、床版に対する吊り治具の取付け位置や天井板
に対する貫通孔の穿孔位置、天井を上昇させる際の水平
度などに、夫々、高い精度が要求されることになり、施
工が著しく面倒なものとなる。
ち上げて、上階の床版等に吊り下げ支持させるため、天
井の中央側の複数箇所を吊りボルト等の吊り治具を介し
て吊り下げ支持させるためには、予め、天井板の所定位
置(床版から垂下した吊り治具と合致する位置)に吊り
治具挿通用の貫通孔を形成しておき、これらの貫通孔に
各々の吊り治具が挿通されるように天井を持ち上げる必
要があり、床版に対する吊り治具の取付け位置や天井板
に対する貫通孔の穿孔位置、天井を上昇させる際の水平
度などに、夫々、高い精度が要求されることになり、施
工が著しく面倒なものとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来欠点に鑑
み、本発明は、野縁と野縁受けとこれらの連結金具等よ
りなる格子状の天井下地と、その下面に取り付ける天井
板とで構成される天井を、非常に能率よく容易かつ安全
に施工できる天井の施工方法を提案するものである。
み、本発明は、野縁と野縁受けとこれらの連結金具等よ
りなる格子状の天井下地と、その下面に取り付ける天井
板とで構成される天井を、非常に能率よく容易かつ安全
に施工できる天井の施工方法を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明が講じた技術的手段は、次の通りである。即
ち、本発明の特徴は、作業員が床面に立って組立作業を
行うに適した高さに配置された作業台と当該作業台を上
昇駆動する可搬型リフターとを床面に設置し、前記作業
台の上で、野縁と野縁受けとこれらの連結金具等よりな
る格子状の天井下地を組み立て、しかる後、前記可搬型
リフターにより作業台を上昇駆動して前記天井下地を所
定高さに持ち上げた状態で、当該天井下地を予め上階の
床版の所定位置に垂下させてある複数の吊り治具に連結
し、作業台を下降させた後、前記天井下地に天井板を取
り付けることにある。
めに本発明が講じた技術的手段は、次の通りである。即
ち、本発明の特徴は、作業員が床面に立って組立作業を
行うに適した高さに配置された作業台と当該作業台を上
昇駆動する可搬型リフターとを床面に設置し、前記作業
台の上で、野縁と野縁受けとこれらの連結金具等よりな
る格子状の天井下地を組み立て、しかる後、前記可搬型
リフターにより作業台を上昇駆動して前記天井下地を所
定高さに持ち上げた状態で、当該天井下地を予め上階の
床版の所定位置に垂下させてある複数の吊り治具に連結
し、作業台を下降させた後、前記天井下地に天井板を取
り付けることにある。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、作業台を、作業員が床面
に立って組立作業を行うに適した高さに配置し、床面に
立った作業員が、この作業台の上で格子状の天井下地の
組立を行うので、無理な作業姿勢を強いられることがな
くて、組立作業を容易かつ安全に行える。
に立って組立作業を行うに適した高さに配置し、床面に
立った作業員が、この作業台の上で格子状の天井下地の
組立を行うので、無理な作業姿勢を強いられることがな
くて、組立作業を容易かつ安全に行える。
【0008】そして、天井下地の組立後、可搬型リフタ
ーにより天井下地を作業台ごと所定高さまで持ち上げ、
予め、床版の所定位置に垂下させてある複数の吊り治具
に天井下地を連結し、作業台を下降させた後、天井下地
に天井板を取り付けるので、天井下地を持ち上げる際や
吊り治具に天井下地を連結する際、天井板が邪魔になら
ず、吊り治具に対する天井下地の連結作業を容易に行え
る。
ーにより天井下地を作業台ごと所定高さまで持ち上げ、
予め、床版の所定位置に垂下させてある複数の吊り治具
に天井下地を連結し、作業台を下降させた後、天井下地
に天井板を取り付けるので、天井下地を持ち上げる際や
吊り治具に天井下地を連結する際、天井板が邪魔になら
ず、吊り治具に対する天井下地の連結作業を容易に行え
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明に係る天井の施工方法に使用さ
れる水平状のパイプ製作業台7と、それを上昇駆動する
高圧炭酸ガス利用の可搬型リフター8を示す。前記作業
台7は、図示のとおり、略十字状に交差したパイプ7a
と当該パイプ7aの先端部間に架設されたパイプ7bと
から構成され、中央部を前記可搬型リフター8によって
支持されている。
明する。図1は、本発明に係る天井の施工方法に使用さ
れる水平状のパイプ製作業台7と、それを上昇駆動する
高圧炭酸ガス利用の可搬型リフター8を示す。前記作業
台7は、図示のとおり、略十字状に交差したパイプ7a
と当該パイプ7aの先端部間に架設されたパイプ7bと
から構成され、中央部を前記可搬型リフター8によって
支持されている。
【0010】図2、図3において、Bは、野縁19…と
野縁受け20…とこれらの連結金具21…等よりなる格
子状の天井下地である。天井下地Bは、上階の床版10
に、床版10の所定位置に予め垂下させた吊りボルト1
1とその下端部にねじ込まれた締結金具12とで構成し
た複数の吊り治具13…を介して吊り下げ支持されてい
る。A1 は天井設備の一例である空調用ダクト、A2 は
天井設備の一例である照明器具であり、これらA1 ,A
2 は天井下地Bに取り付けられている。22は前記照明
器具A2 に対する電気配線である。26は、天井下地B
の施工完了後、天井下地Bに取り付けられた天井板であ
る。
野縁受け20…とこれらの連結金具21…等よりなる格
子状の天井下地である。天井下地Bは、上階の床版10
に、床版10の所定位置に予め垂下させた吊りボルト1
1とその下端部にねじ込まれた締結金具12とで構成し
た複数の吊り治具13…を介して吊り下げ支持されてい
る。A1 は天井設備の一例である空調用ダクト、A2 は
天井設備の一例である照明器具であり、これらA1 ,A
2 は天井下地Bに取り付けられている。22は前記照明
器具A2 に対する電気配線である。26は、天井下地B
の施工完了後、天井下地Bに取り付けられた天井板であ
る。
【0011】次に、本発明に係る天井の施工方法につい
て説明すると、図2、図4に示すように、略十字状に交
差したパイプ7aと当該パイプ7aの先端部間に架設さ
れたパイプ7bとから構成され、且つ、作業員が床面9
に立って組立作業を行うに適した高さ(例えば、床面9
から1m程度)に配置された水平状のパイプ製作業台7
と、当該作業台7の中央部を支持して上昇駆動する高圧
炭酸ガス利用の可搬型リフター8とを床面9に設置し、
床面9に立った作業員が、前記作業台7の上で、前記天
井下地Bを組み立てる。
て説明すると、図2、図4に示すように、略十字状に交
差したパイプ7aと当該パイプ7aの先端部間に架設さ
れたパイプ7bとから構成され、且つ、作業員が床面9
に立って組立作業を行うに適した高さ(例えば、床面9
から1m程度)に配置された水平状のパイプ製作業台7
と、当該作業台7の中央部を支持して上昇駆動する高圧
炭酸ガス利用の可搬型リフター8とを床面9に設置し、
床面9に立った作業員が、前記作業台7の上で、前記天
井下地Bを組み立てる。
【0012】この場合、床面9に立った作業員が、適当
な高さにある作業台7の上で天井下地Bの組立を行うた
め、無理な作業姿勢を強いられることがなくて、組立作
業が容易であり、たとえ、連結金具21…が作業台7の
中央近くにあっても、作業台7のパイプ7a,7a、7
b,7b間に形成された間隙に入り込んで連結金具21
…の操作を行えるので、作業台7が組立作業の障害物に
ならない。また、作業台7の上に乗って組立作業を行う
のではないから、可搬型リフター8で作業台7の中央部
を支持しているだけであるにもかかわらず、不意に作業
台7が傾いて作業台7から転落するような危険性もな
い。
な高さにある作業台7の上で天井下地Bの組立を行うた
め、無理な作業姿勢を強いられることがなくて、組立作
業が容易であり、たとえ、連結金具21…が作業台7の
中央近くにあっても、作業台7のパイプ7a,7a、7
b,7b間に形成された間隙に入り込んで連結金具21
…の操作を行えるので、作業台7が組立作業の障害物に
ならない。また、作業台7の上に乗って組立作業を行う
のではないから、可搬型リフター8で作業台7の中央部
を支持しているだけであるにもかかわらず、不意に作業
台7が傾いて作業台7から転落するような危険性もな
い。
【0013】作業台7上で天井下地Bを組み立てたら、
さらに、当該天井下地Bに、天井設備の一例である空調
用ダクトA1 や照明器具A2 等を取り付け、図2に示す
ように、前記照明器具A2 に対する電気配線22も天井
下地Bの上に這わせておく。
さらに、当該天井下地Bに、天井設備の一例である空調
用ダクトA1 や照明器具A2 等を取り付け、図2に示す
ように、前記照明器具A2 に対する電気配線22も天井
下地Bの上に這わせておく。
【0014】しかる後、図5に示すように、前記可搬式
リフター8で前記作業台7を上昇駆動させて、天井下地
Bを所定高さまで持ち上げ、当該天井下地Bを吊り治具
13…に連結し、当該吊り治具13…を介して天井下地
Bを上階の床版10に吊り下げ支持させる。
リフター8で前記作業台7を上昇駆動させて、天井下地
Bを所定高さまで持ち上げ、当該天井下地Bを吊り治具
13…に連結し、当該吊り治具13…を介して天井下地
Bを上階の床版10に吊り下げ支持させる。
【0015】このようにして前記天井下地Bの施工を終
えたら、可搬型リフター8により作業台7を下降させ、
図3に示すように、天井下地Bに天井板26を取り付け
て、天井を完成させるのである。
えたら、可搬型リフター8により作業台7を下降させ、
図3に示すように、天井下地Bに天井板26を取り付け
て、天井を完成させるのである。
【0016】尚、天井下地Bを吊り治具13…に連結す
る作業は、床面9に設置した図外の脚立等に乗って行う
のであるが、前記締結金具12として、図6、図7に示
す構造のものを使用すれば、吊り治具13…に対する天
井下地Bの取付け作業を容易かつ迅速に行うことができ
る。
る作業は、床面9に設置した図外の脚立等に乗って行う
のであるが、前記締結金具12として、図6、図7に示
す構造のものを使用すれば、吊り治具13…に対する天
井下地Bの取付け作業を容易かつ迅速に行うことができ
る。
【0017】即ち、図6、図7に示す締結金具12はヒ
ンジ14により揺動開閉自在に枢支連結された帯状金属
片15a,15bの一方15aに、吊りボルト11と螺
合するナット16を回転のみ自在に取り付け、かつヒン
ジ14とは反対側の端部に折曲形成した下向き片15
a’に幅広部と幅狭部をもった貫通孔17を形成し、他
方の帯状金属片15bの自由端部には前記貫通孔17の
幅広部に挿入される幅広部18aと前記貫通孔17の幅
狭部に嵌まり込むくびれ部18bを持った係止片18を
設け、当該係止片18を前記貫通孔17に挿入した状態
においては、前記係止片18の弾性復元力によって、前
記くびれ部18bが前記貫通孔17の幅狭部に嵌まり込
んで抜け止め機能が発揮されるようになっている。従っ
て、この締結金具12を用いれば、前記帯状金属片15
b…を天井下地Bの野縁受け20に巻き付けて前記係止
片18を貫通孔17に挿入するといった単純な、言わば
ワンタッチ操作によって、天井下地Bを吊り治具13に
連結することができる。
ンジ14により揺動開閉自在に枢支連結された帯状金属
片15a,15bの一方15aに、吊りボルト11と螺
合するナット16を回転のみ自在に取り付け、かつヒン
ジ14とは反対側の端部に折曲形成した下向き片15
a’に幅広部と幅狭部をもった貫通孔17を形成し、他
方の帯状金属片15bの自由端部には前記貫通孔17の
幅広部に挿入される幅広部18aと前記貫通孔17の幅
狭部に嵌まり込むくびれ部18bを持った係止片18を
設け、当該係止片18を前記貫通孔17に挿入した状態
においては、前記係止片18の弾性復元力によって、前
記くびれ部18bが前記貫通孔17の幅狭部に嵌まり込
んで抜け止め機能が発揮されるようになっている。従っ
て、この締結金具12を用いれば、前記帯状金属片15
b…を天井下地Bの野縁受け20に巻き付けて前記係止
片18を貫通孔17に挿入するといった単純な、言わば
ワンタッチ操作によって、天井下地Bを吊り治具13に
連結することができる。
【0018】図中の23…は野縁受け20…間に架設し
た吊り杆であり、照明器具A2 の上面に突出した吊り棒
24…の先端のフック部分24a…を前記吊り杆23に
係合させてある。そして、照明器具A2 のメンテナンス
等に際しては、下方からの操作によって前記フック部分
24a…と吊り杆23の係合を解くことにより、照明器
具A2 を天井下地Bから取り外せるようになっている。
25は前記空調用ダクトA1 を固定した支持部材であ
り、野縁受け20…間に架設されている。
た吊り杆であり、照明器具A2 の上面に突出した吊り棒
24…の先端のフック部分24a…を前記吊り杆23に
係合させてある。そして、照明器具A2 のメンテナンス
等に際しては、下方からの操作によって前記フック部分
24a…と吊り杆23の係合を解くことにより、照明器
具A2 を天井下地Bから取り外せるようになっている。
25は前記空調用ダクトA1 を固定した支持部材であ
り、野縁受け20…間に架設されている。
【0019】この実施例によれば、空調用ダクトA1 や
照明器具A2 を天井下地Bに取り付け、当該天井下地B
を持ち上げて床版10に吊り下げ支持させるので空調用
ダクトA1 や照明器具A2 のための専用の持ち上げ作業
や床版10への取り付け作業が不要である。
照明器具A2 を天井下地Bに取り付け、当該天井下地B
を持ち上げて床版10に吊り下げ支持させるので空調用
ダクトA1 や照明器具A2 のための専用の持ち上げ作業
や床版10への取り付け作業が不要である。
【0020】図示しないが、空調用ダクトA1 を在来工
法によって施工した後に、作業台7上で天井下地Bを組
み立て、天井下地Bの施工完了後、照明器具A2 を天井
下地Bに取り付けるようにしてもよい。前記可搬型リフ
ター8としては、高圧炭酸ガスを利用したものの他、圧
搾空気や油圧を利用したもの、ねじ式のジャッキ機構を
利用したもの等々、適宜選択可能である。
法によって施工した後に、作業台7上で天井下地Bを組
み立て、天井下地Bの施工完了後、照明器具A2 を天井
下地Bに取り付けるようにしてもよい。前記可搬型リフ
ター8としては、高圧炭酸ガスを利用したものの他、圧
搾空気や油圧を利用したもの、ねじ式のジャッキ機構を
利用したもの等々、適宜選択可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明は、上述した構成よりなるため、
野縁と野縁受けとこれらの連結金具等よりなる格子状の
天井下地と、その下面に取り付ける天井板とで構成され
る天井を、非常に能率よく容易かつ安全に施工できる。
即ち、作業台を、作業員が床面に立って組立作業を行う
に適した高さに配置して、床面に立った作業員が、この
作業台の上で格子状の天井下地の組立を行うので、無理
な作業姿勢を強いられることがなくて、天井下地の組立
作業を容易かつ安全に行える。そして、天井下地の組立
後、可搬型リフターにより天井下地を作業台ごと所定高
さまで持ち上げ、予め、床版の所定位置に垂下させてあ
る複数の吊り治具に天井下地を連結し、作業台を下降さ
せた後、天井下地に天井板を取り付けるので、天井下地
を持ち上げる際や吊り治具に天井下地を連結する際、天
井板が邪魔にならず、吊り治具に対する天井下地の連結
作業を容易に行える。
野縁と野縁受けとこれらの連結金具等よりなる格子状の
天井下地と、その下面に取り付ける天井板とで構成され
る天井を、非常に能率よく容易かつ安全に施工できる。
即ち、作業台を、作業員が床面に立って組立作業を行う
に適した高さに配置して、床面に立った作業員が、この
作業台の上で格子状の天井下地の組立を行うので、無理
な作業姿勢を強いられることがなくて、天井下地の組立
作業を容易かつ安全に行える。そして、天井下地の組立
後、可搬型リフターにより天井下地を作業台ごと所定高
さまで持ち上げ、予め、床版の所定位置に垂下させてあ
る複数の吊り治具に天井下地を連結し、作業台を下降さ
せた後、天井下地に天井板を取り付けるので、天井下地
を持ち上げる際や吊り治具に天井下地を連結する際、天
井板が邪魔にならず、吊り治具に対する天井下地の連結
作業を容易に行える。
【図1】本発明に係る天井の施工方法に使用される作業
台と可搬型リフターの斜視図である。
台と可搬型リフターの斜視図である。
【図2】本発明に係る天井の施工方法を説明する斜視図
である。
である。
【図3】施工後の状態を示す天井の縦断側面図である。
【図4】施工手順の説明図である。
【図5】施工手順の説明図である。
【図6】吊り治具の斜視図である。
【図7】吊り治具の断面図である。
B…天井下地、7…作業台、8…可搬型リフター、13
…吊り治具、26…天井板。
…吊り治具、26…天井板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 佳範 大阪市中央区本町4丁目1番13号 株式 会社竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 黒江 信夫 大阪市中央区本町4丁目1番13号 株式 会社竹中工務店大阪本店内 (56)参考文献 特公 昭40−24158(JP,B1)
Claims (1)
- 【請求項1】 作業員が床面に立って組立作業を行うに
適した高さに配置された作業台と当該作業台を上昇駆動
する可搬型リフターとを床面に設置し、前記作業台の上
で、野縁と野縁受けとこれらの連結金具等よりなる格子
状の天井下地を組み立て、しかる後、前記可搬型リフタ
ーにより作業台を上昇駆動して前記天井下地を所定高さ
に持ち上げた状態で、当該天井下地を予め上階の床版の
所定位置に垂下させてある複数の吊り治具に連結し、作
業台を下降させた後、前記天井下地に天井板を取り付け
ることを特徴とする天井の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7168275A JP2649032B2 (ja) | 1995-06-10 | 1995-06-10 | 天井の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7168275A JP2649032B2 (ja) | 1995-06-10 | 1995-06-10 | 天井の施工方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62331353A Division JPH083229B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 泡消火配管の施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07317196A JPH07317196A (ja) | 1995-12-05 |
JP2649032B2 true JP2649032B2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=15865005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7168275A Expired - Fee Related JP2649032B2 (ja) | 1995-06-10 | 1995-06-10 | 天井の施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2649032B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL2004119C2 (en) * | 2010-01-20 | 2011-07-21 | Jansen Molenhoek Beheer B V | Modular utility service system. |
JP7182151B2 (ja) * | 2017-07-25 | 2022-12-02 | 株式会社内山産業 | 野縁受け用ハンガー |
JP2020159022A (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | センクシア株式会社 | 鉄筋結束具 |
-
1995
- 1995-06-10 JP JP7168275A patent/JP2649032B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07317196A (ja) | 1995-12-05 |
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