JPH05213562A - 油圧エレベータの下部芯出し方法及びその装置 - Google Patents

油圧エレベータの下部芯出し方法及びその装置

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JPH05213562A
JPH05213562A JP2153692A JP2153692A JPH05213562A JP H05213562 A JPH05213562 A JP H05213562A JP 2153692 A JP2153692 A JP 2153692A JP 2153692 A JP2153692 A JP 2153692A JP H05213562 A JPH05213562 A JP H05213562A
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JP
Japan
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centering
jack
template
hydraulic elevator
shock absorber
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Pending
Application number
JP2153692A
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English (en)
Inventor
Mitsugi Adachi
貢 足立
Takashi Natsume
隆 夏目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業能率や安全性が良好なうえ固定が容易
で、経済性を向上させた油圧エレベータの下部芯出し方
法及びその装置を得ること。 【構成】 それぞれ芯出し位置に係止穴20,24a,
28aが設けられたかご側緩衝器台12及びジャッキレ
ール用ジャッキ取付台13と乗り場側芯出し材14と
を、間隔寸法を調節し、結合金具15,16により結合
して下部芯出し型板とする。この下部芯出し型板を昇降
路底部に固定し、この固定位置において、上部芯出し型
板から垂下されたピアノ線19,23,27を張力付加
手段21,25,29を介して下部芯出し型板の係止穴
20,24a,28aに止着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧エレベータの下部
芯出し方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油圧エレベータを据え付ける際の従来の
芯出し作業は、昇降路上部あるいは昇降路頂部の機械室
スラブ下面に設けた上部芯出し固定装置から所定の各芯
出し位置毎におもりを付けた基準ピアノ線を降ろし、昇
降路底部の所定高さに設定した下部芯出し装置の各対応
する位置に、基準ピアノ線の各々を固定させて必要とす
る関連寸法を得ていた。
【0003】図4は従来の油圧エレベータの下部芯出し
方法の一例を示す平面図である。図に示すように、まず
固定部材3,3を、アンカーボルトを用いて昇降路底部
1から対向配置された昇降路壁2の約1m程度上方に固
定するか、角材などを用いて固定し、ついで固定部材
3,3間に受台4,4を架け渡し、水平調整をおこなっ
たのち固定する。次に、上部芯出し型板(図示せず)か
ら前面位置決め用ピアノ線(乗場側機器芯出し用ピアノ
線)5,5の端部に重り6,6を付けて降ろし、その静
止を待ってから第1の位置決め材7をその前縁7aがピ
アノ線5,5に接する位置を定めて、受け台4,4に釘
止め固定する。
【0004】また、第2の位置決め材8の前縁8aに、
重り9a,9aを付けたかご側ガイドレール芯出し用ピ
アノ線9,9を降ろし、上部芯出し型板の相対応する位
置と整合させる。さらに、第2の位置決め材8の後縁8
bと第3の位置決め材10の前縁10aに重り11a,
11aを付けたジャッキレール芯出し用ピアノ線11,
11を降ろし,各々を上部芯出し型板の相対応する位置
と整合させて受台4,4に釘止め固定し、油圧エレベー
タの据付に必要な芯出しをおこなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の様に構成した従
来の油圧エレベータの下部芯出し方法では、下部芯出し
型板が昇降路底部から1m程上方に設けられているた
め、昇降路内機器の仮置きスペースが分割されてしま
い、また作業時には下部芯出し型板をよけながら移動し
なければならず、作業員の作業能率や安全性が悪い。ま
た、油圧エレベータ据え付けの際の下部芯出し作業で
は、ピアノ線におもりを付けて張力を加えてピアノ線を
固定していたので、固定作業が容易でなかった。しか
も、この下部芯出し型板は工事毎に使い捨てされるのが
一般的なので不経済である等の問題があった。
【0006】なお、特公昭59−34633号公報、特
公昭59ー35822号公報及び特公昭59−5214
8号公報には、それぞれ工事用エレベータの据付工法が
開示されているが、これらは巻上ロープの繰り出し方法
に関するものであって、いずれの発明も上記問題を解決
するための油圧エレベータの下部芯出し方法については
開示されていない。
【0007】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、作業能率や安全性が良好なうえ固定が容易
で、しかも経済性を向上させて費用削減効果を大きくし
た油圧エレベータの下部芯出し方法及びその装置を得る
ことを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる油圧エレ
ベータの下部芯出し方法は、それぞれ芯出し位置に係止
部が設けられたかご側緩衝器台、ジャッキレール用ジャ
ッキ取付台及び乗場側芯出し材を間隔を調整したのち結
合して下部芯出し型板を構成し、この下部芯出し型板を
昇降路底部に固定して上部芯出し型板から垂下したピア
ノ線をそれぞれ張力付加手段を介して係止部に付着させ
るようにしたものである。
【0009】さらに本発明にかかる油圧エレベータの下
部芯出し装置は、昇降路底部に固定される固定部を有
し、芯出し位置に係止部が設けられ該係止部に張力付加
手段を介して上部芯出し型板から垂下したピアノ線が係
止されるかご側緩衝器台、ジャッキレール用ジャッキ取
付台及び乗り場側芯出し材と、これらかご側緩衝器台、
ジャッキレール用ジャッキ取付台及び乗り場側芯出し材
の間隔を調整したのち結合する結合金具とを備えたもの
である。
【0010】
【作用】かご側緩衝器台、ジャッキレール用ジャッキ取
付台及び乗場側芯出し材を間隔を調整したのち結合して
下部芯出し型板を構成し、この下部芯出し型板を昇降路
底部に固定し、上部芯出し型板から垂下したピアノ線を
それぞれ張力付加手段を介して係止部に付着する。
【0011】
【実施例】 実施例1 図1は本発明の第1の実施例を示す斜視図で、油圧エレ
ベータの下部芯出し型板を示すものである。12は例え
ばC型鋼からなるかご側緩衝器台、13は例えばH型鋼
からなるジャッキレール用ジャッキ取付台、14は例え
ばアングル材からなる乗り場側芯出し材で、15,16
はこれら相互間の間隔寸法を調整する結合金具、17,
18は結合ボルトである。19,19は上部芯出し型板
(図示せず)の所要芯出し位置から垂下した前面位置決
め用ピアノ線(乗場側機器芯出し用ピアノ線)、20,
20は乗り場側芯出し材14に芯出し位置に対応して設
けられた係止穴、21,21は前面位置決め用ピアノ線
19,19の下端と係止穴20,20との間に取り付け
られたばねのごとき張力付加手段である。22,22は
乗り場側芯出し材14に設けられた第1の固定具であ
る。
【0012】23,23は上部芯出し型板の所要芯出し
位置から垂下したかご側ガイドレール芯出し用ピアノ線
である。24,24はかご側ガイドレール芯出し用ピア
ノ線23,23を結合止着するため、かご側緩衝器台1
2に取り付けた第1の取付金具、24a,24aは第1
の取付金具24,24に芯出し位置に対向して設けられ
た係止穴、25,25はかご側ガイドレール芯出し用ピ
アノ線23,23の下端と、第1の取付金具24,24
の係止穴24a,24aとの間に取り付けられた張力付
加手段である。なお、26,26はかご側緩衝器台12
に設けられた第2の固定具である。
【0013】27,27は上部芯出し型板の所要芯出し
位置から垂下したジャッキレール芯出し用ピアノ線であ
る。28,28はジャッキレール芯出し用ピアノ線2
7,27を結合止着するため、ジャッキレール用ジャッ
キ取付台13に直接に取り付けた第2の取付金具、28
a,28aは第2の取付金具28,28に芯出し位置に
対応して設けられた係止穴、29,29はジャッキレー
ル芯出し用ピアノ線27,27の下端と、第2の取付金
具28,28の係止穴28a,28aとの間に取り付け
られた張力付加手段である。なお、30はジャッキレー
ル用ジャッキ取付台13に設けられた第3の固定具であ
る。
【0014】次に、上記のように構成した第1の実施例
の作用を説明する。まず、かご側緩衝器台12及びジャ
ッキレール用ジャッキ取付台13に乗り場側芯出し材1
4を加えてその相互間の間隔寸法を結合金具15,16
により調整し、所要寸法を確認したのち結合ボルト1
7,18で結合し、一体化する。この様にして結合され
た下部芯出し型板の全体を移動させながら、上部芯出し
型板の所要芯出し位置から垂下させた前面位置決め用ピ
アノ線19,19の先端を、張力付与手段21,21を
介して乗り場側芯出し材14の係止穴20,20に取り
付ける。次いで、基準階に設けた墨に前面位置決め用ピ
アノ線19,19を合わせて位置を決め、乗り場側芯出
し材14の第1の固定具22、かご側緩衝器台12の第
2の固定具26及びジャッキレール用ジャッキ取付台1
3の第3の固定具30を利用して、昇降路底部1の床
に、コンクリート釘、樹脂アンカーボルトなどで取り付
け固定する。
【0015】この様にして固定したのち、上部芯出し型
板から別に垂下しているかご側ガイドレール芯出し用ピ
アノ線23,23と、ジャッキレール芯出し用ピアノ線
27,27とを、各々かご側緩衝器台11の取付金具2
4,24とジャッキレール用ジャキ取付台13の取付金
具28,28とに、張力付与手段25,29を介して結
合止着させ、これらの各々のピアノ線19,23,27
により必要とする関係寸法を得る。
【0016】実施例2 図2は本発明の第2の実施例を示すジャッキレール用ジ
ャッキ取付台の斜視図である。31,31は両側に設け
られたL字型の把持部31a,31aにより、ジャッキ
レール用ジャッキ取付台13の上部平面(断面H字型の
上部平面)13aを把持する把持金具で、上部平面13
a上を滑動させてジャッキレール芯出し用ピアノ線2
7,27の間隔を調整すると共に、その両端部で取付け
取り外しをおこなうようにしたものである。32はピア
ノ線10を結合止着する係止穴32aを有する取付金具
で、把持金具31の上面に取り付けられている。すなわ
ち、第1の実施例(図1)では、ジャッキレール芯出し
用ピアノ線27を結合止着する取付金具28をジャッキ
レール用ジャッキ取付台13に直接取付けたが、第2の
実施例(図2)では取付金具28をジャッキレール用ジ
ャッキ取付台13の上部平面13a上を滑動する把持金
具31上に取付けることにより、ジャッキレール芯出し
用ピアノ線27,27の間隔を任意に調整しうるように
したものである。
【0017】実施例3 図3は本発明の第3の実施例を示すジャッキレール用ジ
ャッキ取付台の斜視図である。33,33は一側に設け
られたL字型の把持部33aと他側に設けられた側部押
え部33bとにより、ジャッキレール用ジャッキ取付台
13の上部平面(断面H字型の上部平面)13aを把持
する把持金具で、上部平面13aを滑動させてジャッキ
レール芯出し用ピアノ線27,27の間隔を調整するよ
うにしたものである。34はジャッキレール用ジャッキ
取付台13に取付けられたネジ座金、35は結合ボルト
で、これらにより把持金具33の側部押え部33bをジ
ャッキレール用ジャッキ取付台13に固定する。すなわ
ち、第3の実施例(図3)では第2の実施例(図2)で
示した把持金具31を任意の位置で確実に固定出来る。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、油圧エレベータの下部芯出し装置が別の作業足場と
干渉することがなく、また各ピアノ線を使用するさい取
付金具や芯出し位置に対応して設けられた係止穴を用い
るため一層高い芯出しをおこなうことができると共に、
芯出し型板を使い捨てせずに再使用できるので極めて経
済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の第2の実施例の要部を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施例の要部を示す斜視図であ
る。
【図4】従来の油圧エレベータ用下部芯出し方法の一例
を示す平面図である。
【符号の説明】
12 かご側緩衝器台 13 ジャッキレール用ジャッキ取付台 14 乗り場側芯出し材 15,16 結合金具 19,19 前面位置決め用ピアノ線 20,24a,28a,32a 係止穴 21,25,29 張力付加手段 22 第1の固定具 23 かご側ガイドレール芯出し用ピアノ線 24 第1の取付金具 26 第2の固定具 27 ジャッキレール芯出し用ピアノ線 28 第2の取付金具 30 第3の固定具 31,33 把持金具 32 取付金具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ芯出し位置に係止部が設けられ
    たかご側緩衝器台、ジャッキレール用ジャッキ取付台及
    び乗場側芯出し材を間隔を調整したのち結合して下部芯
    出し型板を構成し、該下部芯出し型板を昇降路底部に固
    定して上部芯出し型板から垂下したピアノ線をそれぞれ
    張力付加手段を介して前記係止部に付着することを特徴
    とする油圧エレベータの下部芯出し方法。
  2. 【請求項2】 昇降路底部に固定される固定部を有し、
    芯出し位置に係止部が設けられ該係止部に張力付加手段
    を介して上部芯出し型板から垂下したピアノ線が係止さ
    れるかご側緩衝器台、ジャッキレール用ジャッキ取付台
    及び乗り場側芯出し材と、 これらかご側緩衝器台、ジャッキレール用ジャッキ取付
    台及び乗り場側芯出し材の間隔を調整したのち結合する
    結合金具とを備えたことを特徴とする油圧エレベータの
    下部芯出し装置。
JP2153692A 1992-02-07 1992-02-07 油圧エレベータの下部芯出し方法及びその装置 Pending JPH05213562A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115367588A (zh) * 2021-05-20 2022-11-22 株式会社日立大厦系统 模板的定位装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115367588A (zh) * 2021-05-20 2022-11-22 株式会社日立大厦系统 模板的定位装置
CN115367588B (zh) * 2021-05-20 2023-12-29 株式会社日立大厦系统 模板的定位装置

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