JP2692525B2 - エレベーター据付用下部芯出工法 - Google Patents

エレベーター据付用下部芯出工法

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JP2692525B2 JP8300993A JP8300993A JP2692525B2 JP 2692525 B2 JP2692525 B2 JP 2692525B2 JP 8300993 A JP8300993 A JP 8300993A JP 8300993 A JP8300993 A JP 8300993A JP 2692525 B2 JP2692525 B2 JP 2692525B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエレベーター据付用下
部芯出工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベーター据付の際の芯出し作
業は、昇降路の上部もしくは昇降路頂部の機械室床面に
設けた上部芯出枠から所定の各芯出位置毎におもりを付
けたピアノ線を垂下させ、昇降路底部の所定の高さに設
定した下部芯出枠の対応する位置に上記ピアノ線をそれ
ぞれ固定することにより、必要とする関連寸法を得てい
る。
【0003】従来の芯出し作業を図4について説明す
る。図において、(1)は昇降路底部、(2)は昇降路側壁、
(3)は最下階乗場床面、(4)は1対のL型固定金具で、図
示されないアンカーボルトを用いて昇降路の乗場側の壁
面に固定されている。(5)はこのL型固定金具に対して
図示されない止着材を用いて架設される乗場側芯出部材
としての長尺材である。(6)は図示されない上部型板装
置としての芯出枠からおもり(7)により垂下されるピア
ノ線、(8)はこのピアノ線(6)を介して昇降路底部(1)に
移した墨、(9)はピアノ線(6)と(6)の中間点より墨(8)に
直角に引いた墨、(10)は墨(8)と所定間隔を保持して平
行に昇降路底部(1)に移した墨、(11)は墨(10)と所定間
隔を保って平行に昇降路底部に移した墨、(12)は墨(10)
の返り墨、(13)は墨(11)の返り墨で、それぞれ各緩衝器
台の寸法を考慮して引かれている。
【0004】(14)は返り墨(12)に合わせて設置したカゴ
側緩衝器台、(15)は返り墨(13)に合わせて設置したウエ
イト側緩衝器台、(17)(18)はそれぞれ図示されない上部
型板装置からカゴ側緩衝器台(14)およびウエイト側緩衝
器台(15)に対して垂下された各1対のピアノ線で、張力
材としてのコイルバネ(16)(16)を介してカゴ側緩衝器台
(14)のブラケット(14a)(14a)およびウエイト側緩衝器台
(15)のブラケット(15a)(15a)に対して固定される。以上
のように昇降路底部(1)に墨(8)(9)(10)(11)および返り
墨(12)(13)を打ち、これに合わせてカゴ側緩衝器台(14)
およびウエイト側緩衝器台(15)を設置し、それらのブラ
ケット(14a)(14a)に対してピアノ線(17)(18)の下端が張
力付加材(16)を介して固定されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベーター据
付用芯出工法は以上のように施工されているので昇降路
底部に墨を打つことが必要で、この墨打ちは2人の共同
作業となるため、要員確保上問題があり、また昇降路底
部の例えば防水モルタルの乾き不足等の仕上げ状況すな
わち天候に影響されることが多いので、作業段取り上問
題があった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、上部型板装置から垂下される
ピアノ線の位置を記憶させることにより、昇降路底部に
墨打ちをすることなく、迅速にかつ精度良く下部芯出し
を行い得る工法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ター据付用下部芯出工法は、乗場側芯出部材に上部型板
装置から垂下したピアノ線を合わせ、カゴ側緩衝器台お
よびウエイト側緩衝器台に向って上記上部型板装置から
おもりにより垂下されるピアノ線に対して、昇降路側壁
のガイドレール固定用の各ブラケットに変位調節可能に
固定される位置決め用部材の指標を合わせ、ピアノ線通
過位置を記憶させ、上記おもりを外してカゴ側緩衝器台
およびウエイト側緩衝器台の所定位置に張力付加材を介
して上記ピアノ線の下端を連結し、各緩衝器台を移動調
整させつつ上記ピアノ線が上記指標に合致したときに、
各緩衝器台を昇降路底部の床面に固定することを主要な
構成としている。
【0008】
【作用】この発明におけるエレベーター据付用下部芯出
工法は、上部型板装置からおもり(19)(20)により垂下さ
れるピアノ線(17)(18)に対して、位置決め用部材(22)の
指標(24)を合わせ、ピアノ線通過位置を記憶させ、おも
り(19)(20)を外してカゴ側緩衝器台(14)およびウエイト
側緩衝器台(15)の所定位置に張力付加材(16)を介して上
記ピアノ線の下端を連結し、上記ピアノ線が上記指標(2
4)に合致したときに、各緩衝器台(14)(15)を昇降路底部
の床面に固定する。
【0009】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図1について説
明する。図4と同一部分については同一符号を付し、説
明を省略する。(19)(20)は各1対のおもりでそれぞれ各
1対の前記ピアノ線(17)(18)の下端にフックを介して連
結される。(25)はカゴ側ガイドレール固定用のブラケッ
ト(本設固定具)で斜視図のため片側の1個しか図示さ
れないが、対向する昇降路側壁にも取付けられている。
また図示されないが、ウエイト側ガイドレール固定用の
ブラケット(本設固定具)(25)も左右の対向する昇降路
側壁に取付けられている。
【0010】図3は本発明における最も重要な位置決め
装置の拡大斜視図である。図において、(21)は円板状の
強力な磁石で、これと一体に位置決め用部材(22)が止着
されている。(23)は直角三角形状の切欠溝、(24)はこの
切欠溝と交叉するように記された指標である。以上のよ
うに構成されているので、図1に示すように図示されな
い上部型板装置としての上部芯出枠より垂下されたピア
ノ線(17)(18)に対し指標(24)を合わせピアノ線通過位置
を記憶させるため、ブラケット(25)にそれぞれの位置決
め用部材(22)の磁石(21)を固定する。一旦固定された磁
石(21)はブラケット(25)との接触面積が大きいので、誤
まって器材が接触しても設定位置が変動するおそれは少
ない。次いでおもり(19)(20)を外してそれぞれ1対のピ
アノ線(17)(18)の下端を張力付加材としてのコイルバネ
(16)を介してカゴ側緩衝器台(14)の1対のブラケット(1
4a)およびウエイト側緩衝器台(15)の1対のブラケット
(15a)にそれぞれ連結し、1対のピアノ線(17)を1対の
指標(24)に合わせるようにカゴ側緩衝器台(14)の位置の
調整を行い、これを昇降路底部の床面に設置する。同様
に1対のピアノ線(18)を図示されない1対の指標(24)に
合わせるようにウエイト側緩衝器台(15)の位置の調整を
行い、これを昇降路底部の床面に設置する。
【0011】実施例2.上記実施例では、位置決め用部
材を円板状の強力な磁石を用いて変位調節可能にブラケ
ットに固定しているが、ブラケットに位置決め用部材を
磁石以外の固着手段で固定し、これに調節自在のスライ
ド部材を設定することも可能である。要はピアノ線に対
して位置決め用部材の指標を合わせ、ピアノ線通過位置
を記憶させることができるならば同様の効果を奏するこ
とができる。
【0012】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、エレ
ベーター据付用下部芯出工法を、上部型板装置からおも
りにより垂下されるピアノ線に対して、昇降路側壁のガ
イドレール固定用の各ブラケットに変位調節可能に固定
される位置決め用部材の指標を合わせ、ピアノ線通過位
置を記憶させ、上記おもりを外してカゴ側緩衝器台およ
びウエイト側緩衝器台の所定位置に張力付加材を介して
上記ピアノ線の下端を連結し、各緩衝器台を移動調整さ
せつつ上記ピアノ線が指標に合致したときに、各緩衝器
台を昇降路底部の床面に固定するように構成したので、
昇降路底部に墨打ちをしなくても芯出し作業が行えるた
め、従来のように防水モルタルの乾き具合に左右される
ことなく作業段取りを進めることができ、2人の共同作
業を必要としないから人件費を節減でき、ガイドレール
固定用のブラケット(本設固定具)を活用できるから安
価に工事が行える等の効果がある。
【0013】この発明によれば、位置決め用部材を磁石
を用いてガイドレール固定用のブラケットに固定するよ
うにすれば、上記ブラケットに特別の加工を施す必要が
ないので一層のコストダウンを図ることができ、さらに
変位調節可能であるばかりでなく、着脱可能となるの
で、他の機種に再利用でき、作業空間を拡げ、作業性を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工法を実施する装置の一例を示す要部
の斜視図。
【図2】本発明の工法を実施する装置の一例を示す要部
の斜視図。
【図3】本発明の工法を実施する器具の一例を示す斜視
図。
【図4】従来の工法を示す要部の斜視図。
【符号の説明】
1 昇降路底部の床面 2 昇降路側壁 3 最下階乗場床面 5 乗場側芯出部材 6 ピアノ線 14 カゴ側緩衝器台 14a ブラケット 15 ウエイト側緩衝器台 15a ブラケット 16 張力付加材 17、18 ピアノ線 19、20 おもり 21 磁石 22 位置決め用部材 24 指標 25 ブラケット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗場側芯出部材に上部型板装置から垂下
    したピアノ線を合わせ、カゴ側緩衝器台およびウエイト
    側緩衝器台に向って上記上部型板装置からおもりにより
    垂下されるピアノ線に対して、昇降路側壁のガイドレー
    ル固定用の各ブラケットに変位調節可能に固定される位
    置決め用部材の指標を合わせ、ピアノ線通過位置を記憶
    させ、上記おもりを外してカゴ側緩衝器台およびウエイ
    ト側緩衝器台の所定位置に張力付加材を介して上記ピア
    ノ線の下端を連結し、各緩衝器台を移動調整させつつ上
    記ピアノ線が上記指標に合致したときに、各緩衝器台を
    昇降路底部の床面に固定することを特徴とするエレベー
    ター据付用下部芯出工法。
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JP2022178337A (ja) * 2021-05-20 2022-12-02 株式会社日立ビルシステム テンプレートの位置決め装置

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