JP2002060158A - エレベーターの据付工法 - Google Patents

エレベーターの据付工法

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JP2002060158A
JP2002060158A JP2000251360A JP2000251360A JP2002060158A JP 2002060158 A JP2002060158 A JP 2002060158A JP 2000251360 A JP2000251360 A JP 2000251360A JP 2000251360 A JP2000251360 A JP 2000251360A JP 2002060158 A JP2002060158 A JP 2002060158A
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hoistway
support
work floor
work
elevator
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JP2000251360A
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English (en)
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Takashi Natsume
隆 夏目
Hisatoshi Fukui
久歳 福井
Kenichiro Hirakawa
謙一郎 平川
Michio Nakane
道雄 中根
Yoshikatsu Hayashi
美克 林
Yoshihiko Koizumi
喜彦 小泉
Takashi Harada
崇 原田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降路に仮設される器材が少なく容易に据付
けでき、据付工程を短縮できて据付費用を低減するエレ
ベーターの据付工法を得る。 【解決手段】 昇降路1内に本設用巻上機13を設置
し、昇降路1の上下方向に本設用主索33を吊設して本
設用巻上機13に巻掛ける。また、本設用昇降体を主体
として作業床15を構成して、本設用巻上機13を付勢
し本設用主索33を介して作業床15を昇降する。そし
て、作業床15上での作業によって昇降路1内のエレベ
ーター機器を据付ける。これによって、据付作業のため
のウィンチを設けた作業床、また昇降路1に吊設するウ
ィンチロープの仮設、撤去の手数を省くことができ、昇
降路1に仮設する器材が減少して据付け作業を容易化す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主索を介してか
ごを昇降させる巻上機が昇降路内に設置されたエレベー
ターの据付工法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開昭60−213676号公報
に示されるような従来のエレベーターの据付工法が知ら
れている。すなわち、据付作業用のウィンチが設けられ
た作業床が昇降路に仮設される。そして、ウィンチロー
プが昇降路の頂部に連結されて、ウィンチを運転して作
業床を昇降し、作業床での作業によって昇降路内のエレ
ベーター機器の据付けを行うようになっている。
【0003】上記のような従来のエレベーターの据付工
法では、据付作業の準備として据付作業用のウィンチが
設けられた作業床を昇降路に仮設し、またウィンチロー
プを昇降路の頂部に連結する作業を要する。また、据付
工程の適時に作業床、ウィンチロープを撤去して本設用
巻上機を設置し、また本設用主索を吊設する作業が行わ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーターの据付工法において、作業床等の仮設、撤去
に煩雑な手数が掛かって据付工程が長引いて据付費用が
嵩み、また作業床等の器材の管理にも費用が掛かるとい
う問題点があった。
【0005】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、昇降路に仮設される器材が少な
く容易に据付けできるエレベーターの据付工法を得るこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ターの据付工法においては、エレベーターの昇降路内に
設置された本設用巻上機、昇降路に吊設されて上下方向
に配置され本設用巻上機に巻掛けられた本設用主索及び
この本設用主索によって吊持されて本設用昇降体を主体
として構成された作業床を設け、本設用巻上機を付勢し
本設用主索を介して作業床を昇降して、作業床上での作
業によって昇降路内のエレベーター機器を据付ける作業
が行われる。
【0007】また、この発明に係るエレベーターの据付
工法においては、昇降路の内側を構成する構造体に設け
られた支持金具と、昇降路に仮設されて端部が支持金具
の上面に配置された支持梁と、支持金具及び支持梁の対
向部に配置された支持板と、支持梁及び支持板を着脱自
在に締結した締結具とが設けられて、支持板が締結具に
より締結された支持梁を支持金具の上面の所定位置に配
置し支持板を支持金具に溶接して、その後に締結具によ
る締結を解除して支持梁を撤去する作業が行われる。
【0008】また、この発明に係るエレベーターの据付
工法においては、昇降路に仮設された支持梁と、昇降路
に配置され支持梁よりも下方に据付けられる支持桁と、
一端が支持梁に連結され他端は支持桁に挿通されて挿通
端にナットがねじ込まれたねじ棒とが設けられて、支持
桁をねじ棒によって仮支持する作業が行われる。
【0009】また、この発明に係るエレベーターの据付
工法においては、案内レールを昇降路に仮立設し、昇降
路上部に配置された支持桁の下面に対して、案内レール
の上端を隙間を形成して配置する作業が行われる。
【0010】また、この発明に係るエレベーターの据付
工法においては、案内レールから離れた縁部寄り位置が
本設用主索によって吊持された作業床が設けられ、作業
床に装備された非常止め装置により作業床を案内レール
に支持し、作業床の偏荷重による傾きを解消して作業床
上で据付作業が行われる。
【0011】また、この発明に係るエレベーターの据付
工法においては、案内レールから離れた縁部寄り位置が
本設用主索によって吊持された作業床が設けられ、作業
床の上下方向の中間位置に装備されて案内レールに係合
した中間案内具により、作業床の偏荷重による傾きを解
消して作業床上で据付作業が行われる。
【0012】また、この発明に係るエレベーターの据付
工法においては、昇降路内に仮設されて昇降路頂部を横
切って配置された型板支持梁を設け、下振り線を吊下す
る上部型板を型板支持梁に装着する作業が行われる。
【0013】また、この発明に係るエレベーターの据付
工法においては、昇降路壁に締結されて上下に互いに離
れて配置された取付金具、それぞれの取付金具に設けら
れ一端が溶接されて突設された取付腕及びこれらの取付
腕に溶接されて上下に互いに離れて配置された取付腕の
相互を連結した連結板によって構成されたブラケットを
設け、このブラケットに案内レール締結する作業が行わ
れる。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図4は、こ
の発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は縦断正面
図、図2は図1の縦断側面図、図3は図1のエレベータ
ーを概念的に示す斜視図、図4は図1におけるエレベー
ターの据付作業の工程図である。図において、1は乗場
2が設けられた昇降路、3は昇降路1のピット、4は最
上階の乗場2から昇降路1内へ突出して仮設された上部
足場である。
【0015】5はブラケット6によって昇降路1内に互
いに離れて平行に立設されたかご用案内レール、7はブ
ラケット8によって昇降路1内に互いに離れて平行に立
設されたつり合おもり用案内レール、9はかご用案内レ
ール5、つり合おもり用案内レール7の上端に設けられ
た支持台、10はピット3に設けられたかご用緩衝器
台、11はピット3に設けられたつり合おもり用緩衝器
台である。
【0016】12はピット3に設けられた巻上機台、1
3は巻上機台12に設けられた本設用巻上機、14は昇
降路1の下部壁面に設けられた本設用制御盤、15はか
ご用案内レール5の相互間に配置された作業床で、かご
からなる本設用昇降体を主体として構成される。16は
昇降路1上部に配置されたつり合おもり側支持桁、17
は昇降路1上部に配置されたかご側支持桁である。
【0017】18はつり合おもり側支持桁16に設けら
れたつり合おもり側綱止め具、19は昇降路1上部に配
置されたかご側綱止め具で詳細は後述する。20はつり
合おもり用案内レール7の相互間に配置された本設用つ
り合おもり、21は昇降路1の天井寄りに設けられた第
一かご側支持梁、22は昇降路1の天井寄りに設けられ
た第二かご側支持梁、23は昇降路1の天井寄りに設け
られたつり合おもり側支持梁で、それぞれにおいて両端
が昇降路1壁に締結された支持金具によって支持されて
仮設される。
【0018】24は吊持棒で、上端は第一かご側支持梁
21等に連結され、下端はつり合おもり側支持桁16又
はかご側支持桁17に上下方向に調整可能に連結されて
いる。25はかご側支持桁17に設けられた滑車支持
板、26は昇降路1の天井寄りに設けられた上部型板、
27は上部型板26の所定位置から吊下された下振り
線、28はかご側鉛直荷重ブラケットで、一端が昇降路
1の下部壁面に装着され他端はかご用案内レール5に装
着されている。
【0019】29はつり合おもり側鉛直荷重ブラケット
で、一端が昇降路1の下部壁面に装着され他端はつり合
おもり用案内レール7に装着されている。30は第一か
ご側支持梁21に設けられて、かご側綱止め具19が連
結された連結体、31は滑車支持板25に枢着されたか
ご側吊り滑車、32はつり合おもり側支持桁16に枢着
されたつり合おもり側吊り滑車である。
【0020】33は本設用主索で、一端がかご側綱止め
具19に連結されて下降して作業床15の滑車に巻掛け
られて上昇して、かご側吊り滑車31に巻掛けられて下
降して本設用巻上機13の綱車に巻掛けられて上昇し
て、つり合おもり側吊り滑車32に巻掛けられて下降し
て、本設用つり合おもり20の滑車に巻掛けられて上昇
し、他端はつり合おもり側支持桁16のつり合おもり側
綱止め具18に連結されている。34はかご用案内レー
ル5の上端寄りに固定されて、かご用案内レール5の設
置後に連結体30が装着される支持体である。
【0021】上記のように据付用の器材が配置されて図
4に示す作業工程によってエレベーターの据付作業が行
われる。すなわち、ステップ101により最上階の乗場
2から昇降路1内へ突出して上部足場4が仮設される。
そして、ステップ102で昇降路1の天井寄りに上部型
板26が仮設される。次いで、ステップ103において
ピット3に下部型板の機能を備えたかご用緩衝器台10
及びつり合おもり用緩衝器台11が仮設される。
【0022】そして、ステップ104により上部型板2
6とかご用緩衝器台10等の間の所定位置に下振り線2
7が張設される。次に、ステップ105において下振り
線27を基準とし、昇降路1の天井寄りに第一かご側支
持梁21、第二かご側支持梁22及びつり合おもり側支
持梁23のそれぞれの端部が、アンカーボルトによって
昇降路1の壁に装着された取付金具に連結されて架設さ
れる。
【0023】次いで、ステップ106において吊持棒2
4の上端が第一かご側支持梁21等に装着され、また吊
持棒24の下端につり合おもり側支持桁16、かご側支
持桁17が上下方向に調整されて連結される。これによ
り、つり合おもり側支持桁16等が所定位置に装着され
る。そして、ステップ107により下振り線27を基準
とし、昇降路1下部寄りのかご用案内レール5をかご側
鉛直荷重ブラケット28を介して所定位置に立設する。
【0024】また、かご用案内レール5と同様な作業に
よって昇降路1下部寄りのつり合おもり用案内レール7
をつり合おもり側鉛直荷重ブラケット29を介して立設
する。そして、ステップ108によって昇降路1下部寄
りのかご用案内レール5の相互間に作業床15を組立て
る。そして、ステップ109により昇降路1下部寄りの
かご用案内レール5の上端に、昇降路1上方寄りのかご
用案内レール5を連結して仮設する。また、昇降路1下
部寄りのつり合おもり用案内レール7の上端に、昇降路
1上方寄りのつり合おもり用案内レール7を連結して仮
設する。
【0025】そして、ステップ110によりかご用案内
レール5の最上端をブラケット6によって昇降路1の壁
に仮固定し、またつり合おもり用案内レール7の最上端
をブラケット8によって昇降路1の壁に仮固定する。次
に、ステップ111により本設用巻上機13及び本設用
制御盤14が取付けられ、またかご側吊り滑車31がか
ご側支持桁17に装着され、つり合おもり側吊り滑車3
2がつり合おもり側支持桁16に装着される。
【0026】次いで、ステップ112により昇降路1下
部寄りにおけるつり合おもり用案内レール7の相互間に
本設用つり合おもり20が組立てられる。そして、昇降
路1上方寄りのつり合おもり用案内レール7によって案
内して上昇し昇降路1の上部位置に配置する。また、本
設用主索33の一端をかご側綱止め具19に連結し、作
業床15の滑車、かご側吊り滑車31、本設用巻上機1
3の綱車、つり合おもり側吊り滑車32、本設用つり合
おもり20の滑車に順次巻掛けて、他端をつり合おもり
側綱止め具18に連結して吊設する。
【0027】この状態において、本設用制御盤14によ
る本設用巻上機13の運転が可能になる。そして、ステ
ップ113により本設用巻上機13を適宜に上昇運転し
て作業床15上での作業により、かご用案内レール5、
つり合おもり用案内レール7のそれぞれを下振り線27
を基準とし芯出して所定位置に固定する。次に、かご用
案内レール5等の上端を支持台9を介してかご側支持桁
17又はつり合おもり側支持桁16に連結し、また支持
体34にかご側綱止め具19が連結された連結体30が
装着される。
【0028】次いで、ステップ114により第一かご側
支持梁21等とつり合おもり側支持桁16、かご側支持
桁17を連結した吊持棒24が撤去され、また第一かご
側支持梁21、第二かご側支持梁22、つり合おもり側
支持梁23が撤去される。そして、ステップ115によ
って最上階の乗場2に仮設された上部足場4が撤去され
る。次に、ステップ116により、図示が省略してある
が乗場2に設置される乗場ドアー装置等の乗場部品を作
業床15上での作業によって据付ける。
【0029】そして、ステップ117により図示が省略
してあるが昇降路1内に設置される他のエレベーター機
器、配線類が作業床15上での作業によって取付けられ
る。次に、ステップ118により作業床15における仮
設部材が撤去され、図示が省略してあるが、本設のかご
部材が組立てられ、またかごのドアー装置等が装着され
る。次に、ステップ119によりかご廻りの配線、結線
作業が行われ、ステップ120によりエレベーターの試
運転、調整運転が行われてエレベーターの据付が終了す
る。
【0030】上記のようなエレベーターの据付工法にお
いて、昇降路1内に本設用巻上機13が設置され、また
昇降路1に本設用主索33が吊設されて本設用巻上機1
3に巻掛けられる。そして、本設用昇降体を主体として
構成された作業床15が本設用主索33によって吊持さ
れて運転され、作業床15上での作業によってかご用案
内レール5等の昇降路1内のエレベーター機器を据付け
る作業が行われる。
【0031】このため、据付作業のための据付作業用の
ウィンチが設けられた作業床、また昇降路1に吊設され
るウィンチロープの仮設、撤去の手数を省くことができ
る。したがって、昇降路に仮設される器材が少なくなり
容易に据付けでき、据付工程を短縮できて据付費用を低
減することができ、また据付作業用の器材の整備、管理
費を節減することができる。
【0032】実施の形態2.図5は、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、前述の図1におけるつり合
おもり側支持桁箇所に相当する図である。なお、図5の
他は前述の図1〜図4と同様にエレベーターが構成され
ている。図において、図1〜図4と同符号は相当部分を
示し、35は支持金具で、昇降路1の上部における互い
に対向した壁面にそれぞれ配置されてアンカーボルト3
6によって昇降路1壁に締結される。16は長手両端が
それぞれ支持金具35によって支持されたつり合おもり
側支持桁である。
【0033】上記のように配置された据付用の器材によ
って一部の作業ステップを除いて、前述の図4に示す作
業工程によってエレベーターの据付作業が行われる。す
なわち、つり合おもり用案内レール7のそれぞれを下振
り線27を基準とし芯出して所定位置に固定し、上端を
支持台9を介してつり合おもり側支持桁16に連結す
る。次いで、アンカーボルト36によって支持金具35
が撤去されてつり合おもり側支持桁16がつり合おもり
用案内レール7によって支持される。
【0034】またかご側支持桁17についても、つり合
おもり側支持桁16と同様な手段によってアンカーボル
ト36と支持金具35によって昇降路1壁に支持され
て、次に芯出しされて所定位置に固定されたかご用案内
レール5によって支持される。したがって、詳細な説明
を省略するが図5の実施の形態においても図1〜図4の
実施の形態と同様な作用を得ることができる。
【0035】実施の形態3.図6及び図7も、この発明
の他の実施の形態の一例を示す図で、図6は前述の図1
における第一かご側支持梁箇所に相当する図、図7は図
6における支持梁を撤去する状況を説明する図である。
なお、図6〜図7の他は前述の図1〜図4と同様にエレ
ベーターが構成されている。図において、図1〜図4と
同符号は相当部分を示す。
【0036】35は支持金具で、昇降路1の上部におけ
る互いに対向した壁面からなる構造体にそれぞれ配置さ
れてアンカーボルト36によって昇降路1構造体に締結
される。37は前述の第一かご側支持梁21等に相当す
る支持梁で、長手両端がそれぞれ支持金具35の上面に
対向して配置されている。38は支持金具35の上面と
支持梁37の端部との間に配置された支持板、39は締
結具で、支持梁37及び支持板38に挿通されたボルト
とこのボルトにねじ込まれたナットによって構成され、
支持金具35の上面から離れた位置に配置されている。
【0037】上記のように配置された据付用の器材によ
って前述の図4に示す作業工程によってエレベーターの
据付作業が行われる。したがって、詳細な説明を省略す
るが図6及び図7の実施の形態においても図1〜図4の
実施の形態と同様な作用を得ることができる。また、昇
降路1構造体に締結された支持金具35に支持板38が
締結された支持梁37が載置されて、支持金具35に支
持板38が溶接されて支持梁37が昇降路1に仮設され
る。
【0038】そして、支持梁37を撤去するときには、
図7に示すように締結具39が取り外されて、支持梁3
7が支持板38から水平方向に移動されて撤去される。
これによって、支持梁37を撤去するときの支持梁37
上方における余裕スペースが少なくて済む。このため、
昇降路1天井の位置を極力低くすることが可能になり、
建物におけるエレベーターの設置に要するスペースを節
減できて建築費を低減することができる。
【0039】実施の形態4.図8も、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、前述の図6相当図である。
なお、図8の他は前述の図1〜図4と同様にエレベータ
ーが構成されている。図において、図6と同符号は相当
部分を示し、40は昇降路1を構成する鉄骨部材からな
る構造体、41は構造体40に一側が溶接されて側面に
突出して配置された支持金具で、上面に支持梁37に締
結された支持板38が載置される。
【0040】上記のように配置された据付用の器材によ
って前述の図4に示す作業工程によってエレベーターの
据付作業が行われる。また、昇降路1構造体40に設け
られた支持金具41に、支持板38が締結された支持梁
37が載置されて、支持金具41に支持板38が溶接さ
れて支持梁37が昇降路1に仮設される。したがって、
詳細な説明を省略するが図8の実施の形態においても図
6及び図7の実施の形態と同様な作用を得ることができ
る。
【0041】実施の形態5.図9も、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、図9は前述の図1における
昇降路の上端部箇所に相当する図である。なお、図9の
他は前述の図1〜図4と同様にエレベーターが構成され
ている。図において、図1〜図4と同符号は相当部分を
示す。
【0042】42は前述の第一かご側支持梁21等に相
当する支持梁で、長手両端がそれぞれ支持金具35を介
して昇降路1壁に支持されている。43は支持梁42に
掛合された掛合具、44は上端が掛合具43に連結され
てつり合おもり側支持桁16又はかご側支持桁17に挿
通されたねじ棒で、挿通端にナット45がねじ込まれて
いる。
【0043】上記のように配置された据付用の器材によ
って前述の図4に示す作業工程によってエレベーターの
据付作業が行われる。したがって、詳細な説明を省略す
るが図9の実施の形態においても図1〜図4の実施の形
態と同様な作用を得ることができる。また、つり合おも
り側支持桁16等が支持梁42に連結されたねじ棒44
及びナット45によって吊持される。このため、ナット
45を回動してつり合おもり側支持桁16等を容易に水
平姿勢に配置することができ、据付作業の手数を省き作
業を容易化することができる。
【0044】実施の形態6.図10も、この発明の他の
実施の形態の一例を示す図で、前述の図1における昇降
路の上端部箇所に相当する図である。なお、図10の他
は前述の図1〜図4、図9と同様にエレベーターが構成
されている。図において、図1〜図4、図9と同符号は
相当部分を示す。
【0045】そして、つり合おもり側支持桁16の下面
に対して、図10に示す隙間Aを形成してつり合おもり
用案内レール7の上端が配置されて昇降路1に仮立設さ
れる。なお、図示が省略してあるがかご側支持桁17の
下面に対しても、図10に示す隙間Aに相当する隙間を
形成してかご用案内レール5の上端が配置されて昇降路
1に仮立設される。
【0046】上記のように配置された据付用の器材によ
って前述の図4に示す作業工程によってエレベーターの
据付作業が行われる。したがって、詳細な説明を省略す
るが図10の実施の形態においても図1〜図4の実施の
形態、図9の実施の形態と同様な作用を得ることができ
る。また、つり合おもり側支持桁16等の下面に対し
て、昇降路1に仮立設されたつり合おもり用案内レール
7等の上端が図10に示す隙間Aを形成して配置され
る。
【0047】そして、つり合おもり用案内レール7等の
仮立設時に生じた撓みが、つり合おもり用案内レール7
等が芯出しされて昇降路1の所定位置に固定されること
によって修正されて伸長する。このようなつり合おもり
用案内レール7等の伸長による上昇変位が図10に示す
隙間Aによって吸収される。このため、つり合おもり用
案内レール7等が湾曲することなく正常状態に立設する
ことができ、据付作業を容易化することができる。
【0048】実施の形態7.図11及び図12も、この
発明の他の実施の形態の一例を示す図で、図11は前述
の図2における作業床箇所に相当する図、図12は図1
1の作業床における作業時の状態を説明する図である。
なお、図11及び図12の他は前述の図1〜図4と同様
にエレベーターが構成されている。図において、図1〜
図4と同符号は相当部分を示す。
【0049】46は案内具で、かごからなる本設用昇降
体を主体として構成された作業床15の上下部にそれぞ
れ設けられてかご用案内レール5に摺動可能に係合す
る。47は作業床15の下部に装着された非常止め装置
で、作業床15の異常下降時にかご用案内レール5を挟
圧して制動する。
【0050】上記のように配置された据付用の器材によ
って前述の図4に示す作業工程によってエレベーターの
据付作業が行われる。したがって、詳細な説明を省略す
るが図11及び図12の実施の形態においても図1〜図
4の実施の形態と同様な作用を得ることができる。
【0051】また、作業床15は図11に示すように、
かご用案内レール5から離れた位置に配置された滑車に
本設用主索33が巻掛けられて吊持される。このため、
作業床15に偏荷重が作用して図11に矢印Bで示す方
向に傾く。このような傾きに対して、作業床15での作
業時に非常止め装置47を人為操作によって作動させ
て、作業床15を非常止め装置47によりかご用案内レ
ール5に支持する。
【0052】これによって、本設用主索33による作業
床15の支持が解除されるので、作業床15の傾きが解
消される。したがって、つり合おもり用案内レール7等
を作業床15での作業によって正常状態に立設すること
ができ、据付作業を容易化することができる。
【0053】実施の形態8.図13も、この発明の他の
実施の形態の一例を示す図で、図13は前述の図11相
当図である。なお、図13の他は前述の図1〜図4と同
様にエレベーターが構成されている。図において、図1
〜図4、図11と同符号は相当部分を示し、48は中間
案内具で、作業床15の枠体の高さ方向の中間位置に設
けられて吊設された本設用主索33と対向するかご用案
内レール5の案内面に対面して配置されている。
【0054】上記のように配置された据付用の器材によ
って前述の図4に示す作業工程によってエレベーターの
据付作業が行われる。したがって、詳細な説明を省略す
るが図13の実施の形態においても図1〜図4の実施の
形態と同様な作用を得ることができる。
【0055】また、中間案内具48が作業床15の高さ
方向の中間位置に設けられて本設用主索33と対向する
かご用案内レール5の案内面に対面して配置されてい
る。このため、作業床15の偏荷重により図13に矢印
Bで示す方向に傾く方向に作用する負荷が中間案内具4
8によって支持される。これによって、作業床15の傾
きが解消されるので、つり合おもり用案内レール7等を
作業床15での作業によって正常状態に立設することが
でき、据付作業を容易化することができる。
【0056】実施の形態9.図14も、この発明の他の
実施の形態の一例を示す図で、図14は前述の図1にお
ける昇降路頂部箇所の横断平面図である。なお、図14
の他は前述の図1〜図4と同様にエレベーターが構成さ
れている。図において、図1〜図4と同符号は相当部分
を示し、49は型板支持梁で、昇降路1内に仮設されて
昇降路1頂部を横切って配置されて、型板締結具50に
よって上部型板26が装着される。
【0057】上記のように配置された据付用の器材によ
って、上部型板26の仮設作業を除いて前述の図4に示
す作業工程によってエレベーターの据付作業が行われ
る。したがって、詳細な説明を省略するが図14の実施
の形態においても図1〜図4の実施の形態と同様な作用
を得ることができる。
【0058】また、上部型板26が型板支持梁49を介
して昇降路1頂部に仮設されるので、つり合おもり側支
持桁16等に上部型板26の支持部材が当たって、上部
型板26が仮設不能になる不具合の発生を防ぐことがで
きる。このため、据付用の器材を能率よく仮設すること
ができ据付作業を容易化することができる。
【0059】実施の形態10.図15も、この発明の他
の実施の形態の一例を示す図で、図15は前述の図1に
おける案内レールのブラケット箇所の縦断面図に相当す
る拡大図である。なお、図15の他は前述の図1〜図4
と同様にエレベーターが構成されている。図において、
図1〜図4と同符号は相当部分を示す。
【0060】51は昇降路1壁に設けられた案内レール
のブラケットで、アンカーボルト52によって昇降路1
壁に締結されて上下に互いに離れて配置された取付金具
53、それぞれの取付金具53に設けられ一端が溶接さ
れて突設された取付腕54及び取付腕54に溶接されて
取付腕54の相互を連結した連結板55によって構成さ
れている。56はレール締結具で、周知のレールクリッ
プに挿通されたボルト及びこのボルトにねじ込まれたナ
ットからなり、取付腕54の突出端にかご用案内レール
5等を締結する。
【0061】上記のように配置された据付用の器材によ
って、前述の図4に示す作業工程によってエレベーター
の据付作業が行われる。したがって、詳細な説明を省略
するが図15の実施の形態においても図1〜図4の実施
の形態と同様な作用を得ることができる。
【0062】また、かご用案内レール5等を据付けるブ
ラケット51が、上下に互いに離れ取付腕54及び取付
腕54の相互を溶接した連結板55によって構成され
る。このため、取付腕54と連結板55を容易に溶接で
きて溶接の信頼性が向上し据付作業を容易化することが
できる。
【0063】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、エレベ
ーターの昇降路内に設置された本設用巻上機、昇降路に
吊設されて上下方向に配置され本設用巻上機に巻掛けら
れた本設用主索及びこの本設用主索によって吊持されて
本設用昇降体を主体として構成された作業床を設け、本
設用巻上機を付勢し本設用主索を介して作業床を昇降し
て、作業床上での作業によって昇降路内のエレベーター
機器を据付ける作業を行うものである。
【0064】これによって、据付作業のための据付作業
用のウィンチが設けられた作業床、また昇降路に吊設さ
れるウィンチロープの仮設、撤去の手数を省くことがで
きる。したがって、昇降路に仮設される器材が少なくな
り容易に据付けでき、据付工程を短縮できて据付費用を
低減することができ、また据付作業用の器材の整備、管
理費を節減する効果がある。
【0065】また、この発明は以上説明したように、昇
降路の内側を構成する構造体に設けられた支持金具と、
昇降路に仮設されて端部が支持金具の上面に配置された
支持梁と、支持金具及び支持梁の対向部に配置された支
持板と、支持梁及び支持板を着脱自在に締結した締結具
とが設けられて、支持板が締結具により締結された支持
梁を支持金具の上面の所定位置に配置し支持板を支持金
具に溶接して、その後に締結具による締結を解除して支
持梁を撤去する作業を行うものである。
【0066】これによって、仮設された支持梁を撤去す
るときに締結具が取り外されて、支持梁が支持板から水
平方向に移動されて撤去される。このため、支持梁の撤
去時における支持梁上方における余裕スペースが少なく
て済む。したがって、昇降路の天井位置を極力低くする
ことができ、建物におけるエレベーターの設置に要する
スペースを節減できて建築費を低減する効果がある。
【0067】また、この発明は以上説明したように、昇
降路に仮設された支持梁と、昇降路に配置され支持梁よ
りも下方に据付けられる支持桁と、一端が支持梁に連結
され他端は支持桁に挿通されて挿通端にナットがねじ込
まれたねじ棒とが設けられて、支持桁をねじ棒によって
仮支持する作業を行うものである。
【0068】これによって、つり合おもり側支持桁等の
支持桁が支持梁に連結されたねじ棒及びナットによって
一時的に吊持される。そして、ナットを回動して支持桁
を容易に水平姿勢に配置することができ、据付作業を容
易化する効果がある。
【0069】また、この発明は以上説明したように、案
内レールを昇降路に仮立設し、昇降路上部に配置された
支持桁の下面に対して、案内レールの上端を隙間を形成
して配置する作業を行うものである。
【0070】これによって、案内レールの仮立設時に生
じた撓みが、案内レールが芯出しされて昇降路の所定位
置に固定されることによって修正される。このために生
じる案内レールの伸長による上端の上昇変位が、支持桁
の下面との隙間によって吸収される。これにより、案内
レールが湾曲することなく正常状態に立設することがで
き、据付作業を容易化する効果がある。
【0071】また、この発明は以上説明したように、案
内レールから離れた縁部寄り位置が本設用主索によって
吊持された作業床が設けられ、作業床に装備された非常
止め装置により作業床を案内レールに支持し、作業床の
偏荷重による傾きを解消して作業床上で据付作業を行う
ものである。
【0072】これによって、作業床による作業時に本設
用主索による作業床の支持が解除されて作業床の傾きが
解消する。したがって、作業床での作業によって昇降路
内のエレベーター機器を正確に所定位置に装着すること
ができ、据付作業を容易化する効果がある。
【0073】また、この発明は以上説明したように、案
内レールから離れた縁部寄り位置が本設用主索によって
吊持された作業床が設けられ、作業床の上下方向の中間
位置に装備されて案内レールに係合した中間案内具によ
り、作業床の偏荷重による傾きを解消して作業床上で据
付作業を行うものである。
【0074】これによって、作業床による作業時に作業
床の上下方向の中間位置において案内レールに係合した
中間案内具により作業床の傾きが解消する。したがっ
て、作業床での作業によって昇降路内のエレベーター機
器を正確に所定位置に装着することができ、据付作業を
容易化する効果がある。
【0075】また、この発明は以上説明したように、昇
降路内に仮設されて昇降路頂部を横切って配置された型
板支持梁を設け、下振り線を吊下する上部型板を型板支
持梁に装着する作業を行うものである。
【0076】これによって、上部型板が型板支持梁を介
して昇降路頂部に仮設されるので、昇降路内の他の部材
に上部型板の支持部材が当たって、上部型板が仮設不能
になる不具合の発生を防ぐことができる。このため、据
付用の器材を能率よく仮設することができ据付作業を容
易化する効果がある。
【0077】また、この発明は以上説明したように、昇
降路壁に締結されて上下に互いに離れて配置された取付
金具、それぞれの取付金具に設けられ一端が溶接されて
突設された取付腕及びこれらの取付腕に溶接されて上下
に互いに離れて配置された取付腕の相互を連結した連結
板によって構成されたブラケットを設け、このブラケッ
トに案内レール締結する作業行うものである。
【0078】これによって、かご用案内レール等を据付
けるブラケットが、上下に互いに離れ取付腕及び取付腕
の相互を溶接した連結板によって構成される。この構成
により、取付腕と連結板を容易に溶接できて溶接作業の
信頼性が向上するので、据付作業を容易化する効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、縦断正
面図。
【図2】 図1の縦断側面図。
【図3】 図1のエレベーターを概念的に示す斜視図。
【図4】 図1におけるエレベーターの据付作業の工程
図。
【図5】 この発明の実施の形態2を示す図で、前述の
図1におけるつり合おもり側支持桁箇所に相当する図。
【図6】 この発明の実施の形態3を示す図で、前述の
図1における第一かご側支持梁箇所に相当する図。
【図7】 図6における支持梁を撤去する状況を説明す
る図。
【図8】 この発明の実施の形態4を示す図で、前述の
図6相当図。
【図9】 この発明の実施の形態5を示す図で、前述の
図1における昇降路の上端部箇所に相当する図。
【図10】 この発明の実施の形態6を示す図で、前述
の図1における昇降路の上端部箇所に相当する図。
【図11】 この発明の実施の形態7を示す図で、前述
の図2における作業床箇所に相当する図。
【図12】 図11の作業床における作業時の状態を説
明する図。
【図13】 この発明の実施の形態8を示す図で、前述
の図11相当図。
【図14】 この発明の実施の形態9を示す図で、前述
の図1における昇降路頂部箇所の横断平面図。
【図15】 この発明の実施の形態10を示す図で、前
述の図1における案内レールのブラケット箇所の縦断面
図に相当する拡大図。
【符号の説明】
1 昇降路、5 かご用案内レール(案内レール)、7
つり合おもり用案内レール(案内レール)、13 本
設用巻上機、15 作業床、16 つり合おもり側支持
桁(支持桁)、17 かご側支持桁(支持桁)、26
上部型板、27下振り線、33 本設用主索、35 支
持金具、37 支持梁、38 支持板、39 締結具、
40 構造体、42 支持梁、44 ねじ棒、45 ナ
ット、47 非常止め装置、48 中間案内具、49
型板支持梁、51 ブラケット、53 取付金具、54
取付腕、55 連結板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平川 謙一郎 東京都新宿区市谷砂土原町二丁目4番 菱 電エレベータ施設株式会社内 (72)発明者 中根 道雄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 林 美克 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 小泉 喜彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 原田 崇 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3F305 BA03 DA05 DA07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベーターの昇降路内に設置された本
    設用巻上機、上記昇降路に吊設され上下方向に配置され
    て上記本設用巻上機に巻掛けられた本設用主索及びこの
    本設用主索によって吊持されて本設用昇降体を主体とし
    て構成された作業床を設け、上記本設用巻上機を付勢し
    上記本設用主索を介して上記作業床を昇降して、上記作
    業床上での作業によって上記昇降路内の上記エレベータ
    ー機器の据付けるエレベーターの据付工法。
  2. 【請求項2】 昇降路の内側を構成する構造体に設けら
    れた支持金具と、上記昇降路に仮設されて端部が上記支
    持金具の上面に配置された支持梁と、上記支持金具及び
    支持梁の対向部に配置された支持板と、上記支持梁及び
    支持板を着脱自在に締結した締結具とが設けられて、上
    記支持板が上記締結具により締結された上記支持梁を上
    記支持金具の上面の所定位置に配置し上記支持板を上記
    支持金具に溶接して、その後に上記締結具による締結を
    解除して上記支持梁を撤去する作業を行うことを特徴と
    する請求項1記載のエレベーターの据付工法。
  3. 【請求項3】 昇降路に仮設された支持梁と、上記昇降
    路に配置され上記支持梁よりも下方に据付けられる支持
    桁と、一端が上記支持梁に連結され他端は上記支持桁に
    挿通されて挿通端にナットがねじ込まれたねじ棒とが設
    けられて、上記支持桁を上記ねじ棒によって仮支持する
    作業を行うことを特徴とする請求項1及び請求項2のい
    ずれか一つに記載のエレベーターの据付工法。
  4. 【請求項4】 案内レールを昇降路に仮立設し、上記昇
    降路上部に配置された支持桁の下面に対して、上記案内
    レールの上端を隙間を形成して配置する作業を行うこと
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載
    のエレベーターの据付工法。
  5. 【請求項5】 案内レールから離れた縁部寄り位置が本
    設用主索によって吊持された作業床が設けられ、上記作
    業床に装備された非常止め装置により上記作業床を上記
    案内レールに支持して上記作業床の偏荷重による傾きを
    解消し、上記作業床上で据付作業を行うことを特徴とす
    る請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載のエレベー
    ターの据付工法。
  6. 【請求項6】 案内レールから離れた縁部寄り位置が本
    設用主索によって吊持された作業床が設けられ、上記作
    業床の上下方向の中間位置に装備されて上記案内レール
    に係合した中間案内具により上記作業床の偏荷重による
    傾きを解消し、上記作業床上で据付作業を行うことを特
    徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載のエ
    レベーターの据付工法。
  7. 【請求項7】 昇降路内に仮設されて昇降路頂部を横切
    って配置された型板支持梁を設け、下振り線を吊下する
    上部型板を上記型板支持梁に装着する作業を行うことを
    特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一つに記載の
    エレベーターの据付工法。
  8. 【請求項8】 昇降路壁に締結されて上下に互いに離れ
    て配置された取付金具、それぞれの上記取付金具に設け
    られ一端が溶接されて突設された取付腕及びこれらの取
    付腕に溶接されて上下に互いに離れて配置された上記取
    付腕の相互を連結した連結板によって構成されたブラケ
    ットを設け、このブラケットに案内レール締結する作業
    を行うことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか
    一つに記載のエレベーターの据付工法。
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