JPH1045348A - 油圧エレベータの据付工法 - Google Patents

油圧エレベータの据付工法

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JPH1045348A
JPH1045348A JP20041496A JP20041496A JPH1045348A JP H1045348 A JPH1045348 A JP H1045348A JP 20041496 A JP20041496 A JP 20041496A JP 20041496 A JP20041496 A JP 20041496A JP H1045348 A JPH1045348 A JP H1045348A
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JP
Japan
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car frame
hoistway
hoist
small
rope
Prior art date
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Pending
Application number
JP20041496A
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English (en)
Inventor
Atsushi Asaeda
篤史 朝枝
Toshiyuki Tadokoro
俊之 田所
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Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1045348A publication Critical patent/JPH1045348A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 200V電源装置を要することなく、昇降路
内機器の据付を行なえる油圧エレベータの据付工法の提
供。 【解決手段】 揚重機として100Vの電源で駆動する
小型揚重機4を用い、この小型揚重機4のワイヤロープ
5を3:1のローピング方式に設定するとともに、ワイ
ヤロープ5に第1補助ロープ11と、第2補助ロープ1
2とを接続し、この状態で適宜小型揚重機4を駆動して
かご枠3を上昇させながらまた、補助ロープ12、11
を適宜取り外しながら据付作業を行なうようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本設用のかご枠を
利用して昇降路内の機器据付を行なう油圧エレベータの
据付工法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術として、特開平5−1
24778号公報に記載のものがある。この従来の据付
工法は昇降路内にガイドレールを立設し、このガイドレ
ールに本設用のかご枠を移動可能に装着し、昇降路上部
に揚重機として200Vの電源で駆動する大型ウインチ
を設け、このウインチを駆動させてかご枠を吊り上げ、
かご枠の適宜の移動位置において、かご枠に乗り込んだ
作業者が昇降路内の機器を据え付けるようにした工法で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、油圧エレベ
ータを新しく設置しようとする据付現場では、200V
の電源を確保することが困難な場合が多い。油圧エレベ
ータが配置される建物が大きいときなどには、他の工事
の関係で200Vの電源を確保できることもあるが、そ
れ程大きくない建物にあっては、100Vの電源が確保
できる程度であり、このような据付現場では上述した従
来技術をそのまま適用して昇降路内機器の据付を行なう
ことができない。従って、このような据付現場で上述し
た従来技術を適用するには、特別に仮設用の200V電
源装置及び、特別な仮設制御盤を設置する必要がある。
すなわち、100Vの電源しか得られない据付現場で上
述の従来技術を適用しようとすると、仮設用200Vの
設備費が余計にかかる問題がある。また、据付現場に自
重の大きい大型のウインチ、上述した200V電源装
置、仮設制御盤等を搬入、設置、撤去させる煩雑な作業
が必要になり、このため昇降路内機器の据付作業の能率
の向上を見込めない問題がある。
【0004】なお、油圧エレベータの完成後は本設用の
200V電源により、かごが運行されるようになってい
る。
【0005】本発明は上述した従来技術における実情に
鑑みてなされたもので、その目的は、200Vの電源を
確保できない据付現場でも仮設の200V電源装置を要
することなく、昇降路内機器の据付作業を行なうことが
できる油圧エレベータの据付工法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、昇降路内にガイドレールを立設し、この
ガイドレールに本設用のかご枠を移動可能に装着し、昇
降路上部に設けた揚重機によりかご枠を吊り上げて上記
かご枠の位置を変えながら、このかご枠を利用して昇降
路内機器の据付を行なう油圧エレベータの据付工法にお
いて、上記揚重機として100Vの電源で駆動する小型
揚重機を用い、この小型揚重機のワイヤロープと上記か
ご枠とを着脱可能な補助ロープを介して連結し、上記昇
降路内の所定の下方位置にあっては、上記小型揚重機の
ワイヤロープに上記補助ロープを接続し、この補助ロー
プに上記かご枠を連結した状態で上記小型揚重機を駆動
して上記かご枠を上昇させるようにし、上記昇降路の所
定の上方位置にあっては、上記補助ロープを除いて上記
小型揚重機のワイヤロープをかご枠に直接連結し、この
状態で上記小型揚重機を駆動して上記かご枠を上昇させ
るようにしてある。
【0007】本発明の請求項1に係る発明では、準備作
業としてまず、昇降路内にガイドレールを立設し、この
ガイドレールの下方位置にかご枠を装着し、昇降路の最
上方位置に100Vで駆動する小型揚重機を取付け、こ
の小型揚重機のワイヤロープを例えば3:1のローピン
グに設定し、そのワイヤロープを補助ロープを介してか
ご枠に連結することが行なわれる。そして、昇降路の比
較的下方に位置する部分の機器の取付は、上述の状態か
ら小型揚重機を駆動させ、ワイヤロープ、補助ロープを
介してかごを所定高さまで吊り上げ、その位置でかご枠
を適宜手段によって固定し、この状態で作業員がかご枠
に乗り込んで行なうことができる。
【0008】この際、例えばあらかじめ3:1のローピ
ングに設置してあるので、小型揚重機の定格荷重の3倍
の揚重能力を確保でき、従ってかご枠を確実に吊り上げ
高さを変えることができる。
【0009】また、昇降路の比較的上方に位置する部分
の機器の据付は、上述の状態から補助ロープを外し、小
型揚重機を駆動してワイヤロープを下降させ、上述のよ
うに所定高さ位置に保持されているかご枠にワイヤロー
プを直接に接続し、かご枠から作業員が降りた状態にお
いて小型揚重機を駆動し、ワイヤロープを上昇させるこ
とにより行なうことができる。すなわち、これによりか
ご枠が上述の所定高さ位置よりもさらに高い位置まで吊
り上げられるので、その位置にかご枠を適宜手段によっ
て固定すればよく、そのかご枠に作業員が乗り込み、所
定の機器据付を行なうことができる。
【0010】このように、100Vの電源で駆動する小
型揚重機をもって昇降路内の機器の据付を行なうことが
でき、何ら200Vの電源装置を必要としない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の油圧エレベータの
据付工法の一実施形態について図に基づいて説明する。
【0012】図1〜図3は本発明の据付工法の一実施形
態を説明する説明図、図4は本実施形態に用いられてい
るローピング方式の一例を示す側面図である。
【0013】本実施形態は、はじめに図1の(a)に示
すように、昇降路1内にガイドレール2を立設し、ガイ
ドレール2の下方位置において本設用のかご枠3を移動
可能に装着する。かご枠3には、例えば安全手すり3a
を設置する。また、昇降路1の最上方位置に、100V
の電源で駆動する小型揚重機4を取付ける。この小型揚
重機4のワイヤロープ5は、図4に示すようにフック6
の保持部材7に設けた動滑車8に巻回された後、昇降路
1に固定される固定滑車9に巻回され、その端部が保持
部材7に設けたリング10に係止されている。すなわ
ち、例えば3:1ローピング方式に設定してあり、小型
揚重機4の定格荷重の3倍の荷重を揚重できるようにな
っている。また、図1の(a)に示すように、小型揚重
機4のワイヤロープ5のフック6には、第1補助ロープ
11を脱着可能に接続してあり、この第1補助ロープ1
1には第2補助ロープ12を接続してあり、この第2補
助ロープ12をかご枠3に接続してある。なお、第1、
第2の補助ロープ11、12の全長は、小型揚重機4の
揚程、すなわちワイヤロープ5の吊り上げ下げ可能な距
離と同等以上にあらかじめ設定してある。
【0014】そして、例えば1階床21〜3階床22に
相応する昇降路付近の機器の据付は図1の(a)に示す
状態にかご枠3を停止させ、所定の固定手段により、か
ご枠3をその位置でガイドレール2に固定し、作業員が
かご枠3に乗り込んで行なうことができる。
【0015】また、2階床22〜3階床22に相応する
昇降路1付近の機器の据付は、第1の(a)に示す状態
から小型揚重機4を駆動してワイヤロープ5を所定の揚
程だけ吊り上げることにより行なわれる。これにより、
補助ロープ11、12を介してかご枠3が吊り上げら
れ、図1の(b)に示す状態になり、かご枠3をここで
停止させて作業員がかご枠3に乗り込んで所望の機器の
据付を行なうことができる。
【0016】また、3階床23〜4階床24に相応する
昇降路1付近の機器の据付は、図1の(a)に示す第2
の補助ロープ12を外して図2の(c)に示すように、
第1の補助ロープ11をかご枠3に接続し、この状態で
小型揚重機4を駆動してワイヤロープ5を所定の揚程だ
け吊り揚げることにより行なわれる。これにより、補助
ロープ11を介してかご枠3が吊り上げられ、図2の
(d)に示す状態になり、上述と同様にして機器の据付
を行なうことができる。
【0017】また、4階床24から上の部分に相応する
昇降路1付近の機器の据付は、図2の(d)に示す状態
から第1の補助ロープ11を外して図3の(e)に示す
ように、小型揚重機4のワイヤロープ5を所定の揚程だ
け吊り上げ、これによりかご枠3を吊り上げることによ
り行なわれる。これにより図3の(f)に示す状態とな
り、上述と同様にして機器の据付を行なうことができ
る。
【0018】このようにして昇降路1内の機器の据付を
行なう本実施形態では、100V電源で駆動する小型揚
重機で昇降路1内の据付作業を実施でき、何ら200V
の電源装置や、このような電源装置によって駆動する大
型揚重機や制御盤などを必要とせず、設備経費を安くす
ることができる。また、据付作業を比較的簡単に行なう
ことができ、すなわち200V電源装置や大型揚重機の
搬入、設置、撤去という煩雑な作業を要することなく据
付作業を行なうことができ、据付作業の能率向上を実現
させることができる。
【0019】なお、上記実施形態では、補助ロープとし
て第1、第2の補助ロープ11、12の2本を用いた
が、昇降路1の高さに応じ、1本の補助ロープ、あるい
は3本以上の補助ロープを設けるようにしてもよい。
【0020】また、上記ではローピング方式を3:1と
したが、2:1に設定してもよく、また4:1等に設定
してもよい。
【0021】また、上記では昇降路1の機器据付を補助
ロープ12、11を適宜取り外し、本設かご枠3を吊り
上げながら行なうこととしたが、上記の逆の手順によ
り、本設かご枠3を吊りおろしながら行なってもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上のようにして据付作業を
行なうので、200Vの電源を確保できない据付現場で
も仮設の200V電源装置を要することなく昇降路内機
器の据付作業を実施でき、従来技術に比べて設備費用を
安くすることができ、また作業が簡単になり、従来技術
に比べて作業能率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧エレベータの据付工法の一実施形
態の一部を説明する説明図である。
【図2】本発明の一実施形態の続きの部分を説明する説
明図である。
【図3】本発明の一実施形態の残りの部分を説明する説
明図である。
【図4】本発明の一実施形態に用いられるローピング方
式の一例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 昇降路 2 ガイドレール 3 かご枠 3a 安全手すり 4 小型揚重機 5 ワイヤロープ 6 フック 7 保持部材 8 動滑車 9 固定滑車 10 リング 11 第1の補助ロープ 12 第2の補助ロープ 21 1階床 22 2階床 23 3階床 24 4階床

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路内にガイドレールを立設し、この
    ガイドレールに本設用のかご枠を移動可能に装着し、昇
    降路上部に設けた揚重機によりかご枠を吊り上げて上記
    かご枠の位置を変えながら、このかご枠を利用して昇降
    路内機器の据付を行なう油圧エレベータの据付工法にお
    いて、 上記揚重機として100Vの電源で駆動する小型揚重機
    を用い、この小型揚重機のワイヤロープと上記かご枠と
    を着脱可能な補助ロープを介して連結し、上記昇降路内
    の所定の下方位置にあっては、上記小型揚重機のワイヤ
    ロープに上記補助ロープを接続し、この補助ロープに上
    記かご枠を連結した状態で上記小型揚重機を駆動して上
    記かご枠を上昇させるようにし、上記昇降路の所定の上
    方位置にあっては、上記補助ロープを除いて上記小型揚
    重機のワイヤロープをかご枠に直接連結し、この状態で
    上記小型揚重機を駆動して上記かご枠を上昇させること
    を特徴とする油圧エレベータの据付工法。
  2. 【請求項2】 上記補助ロープを複数用いることを特徴
    とする請求項1記載の油圧エレベータの据付工法。
JP20041496A 1996-07-30 1996-07-30 油圧エレベータの据付工法 Pending JPH1045348A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105084185A (zh) * 2014-05-23 2015-11-25 株式会社日立建筑系统 超高层用电梯的卷扬机起重方法
JP2015221712A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 株式会社日立ビルシステム 超高層用エレベーターの巻上機揚重方法
JP2016500785A (ja) * 2012-10-22 2016-01-14 ヴォッベン プロパティーズ ゲーエムベーハーWobben Properties Gmbh 風力発電装置および風力発電装置タワー

Cited By (4)

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JP2015221713A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 株式会社日立ビルシステム 超高層用エレベーターの巻上機揚重方法

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