JPH0859132A - 揚重方法 - Google Patents
揚重方法Info
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- JPH0859132A JPH0859132A JP20233194A JP20233194A JPH0859132A JP H0859132 A JPH0859132 A JP H0859132A JP 20233194 A JP20233194 A JP 20233194A JP 20233194 A JP20233194 A JP 20233194A JP H0859132 A JPH0859132 A JP H0859132A
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- Japan
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- rope
- load
- hoistway
- pulley mechanism
- electric winch
- Prior art date
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 27
- 238000010276 construction Methods 0.000 abstract description 6
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 14
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 4
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 建物の建築後においても適用することがで
き、しかも、作業の費用の削減と作業の省力化を図るこ
とができる揚重方法を提供する。 【構成】 第1の工程で、昇降路1,2の境界の最上部
の中間ビーム3に滑車機構4を組み付けると共に、巻掛
け治具51が昇降路1内に吊り下がり且つフック53が
昇降路2内に吊り下がるように、ロープ5を滑車機構4
に掛ける。次に、第2の工程で、ロープ5の巻掛け治具
51を吊り合い錘13の枠14に取り付けると共に、フ
ック53を荷に取り付ける。最後に、第3工程で、吊り
合い錘13を下降させて、ロープ5のフック53に掛け
られた荷を揚重する。
き、しかも、作業の費用の削減と作業の省力化を図るこ
とができる揚重方法を提供する。 【構成】 第1の工程で、昇降路1,2の境界の最上部
の中間ビーム3に滑車機構4を組み付けると共に、巻掛
け治具51が昇降路1内に吊り下がり且つフック53が
昇降路2内に吊り下がるように、ロープ5を滑車機構4
に掛ける。次に、第2の工程で、ロープ5の巻掛け治具
51を吊り合い錘13の枠14に取り付けると共に、フ
ック53を荷に取り付ける。最後に、第3工程で、吊り
合い錘13を下降させて、ロープ5のフック53に掛け
られた荷を揚重する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータの昇降路内
において荷を揚重するための揚重方法に関する。
において荷を揚重するための揚重方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の揚重方法としては、図3
に示す方法と、図4に示す方法とがある。図3に示す揚
重方法は、電動ウインチを最上階の乗場床に設置して、
荷を揚重する方法である。すなわち、エレベータの最上
階の乗場100を開放状態にして、その床101の端縁
に電動ウインチ110を配置し、アンカボルト111を
床101に打込んで電動ウインチ110を床101に固
定する。そして、電動ウインチ動力線112を最寄りの
電源に接続する。しかる後、電動ウインチ110を作動
させて、吊りロープ120を下降させる。そして、昇降
路200の下位にある荷(図示省略)を、吊りロープ1
20の先端により戻し121を介して取り付けられたフ
ック122に掛けて、電動ウインチ110にて吊りロー
プ120を巻き戻すことにより、荷を揚重していた。
に示す方法と、図4に示す方法とがある。図3に示す揚
重方法は、電動ウインチを最上階の乗場床に設置して、
荷を揚重する方法である。すなわち、エレベータの最上
階の乗場100を開放状態にして、その床101の端縁
に電動ウインチ110を配置し、アンカボルト111を
床101に打込んで電動ウインチ110を床101に固
定する。そして、電動ウインチ動力線112を最寄りの
電源に接続する。しかる後、電動ウインチ110を作動
させて、吊りロープ120を下降させる。そして、昇降
路200の下位にある荷(図示省略)を、吊りロープ1
20の先端により戻し121を介して取り付けられたフ
ック122に掛けて、電動ウインチ110にて吊りロー
プ120を巻き戻すことにより、荷を揚重していた。
【0003】また、図4に示す揚重方法は、昇降路20
0の最上部の壁部201両側に、足場取付用アングル1
30をアンカーボルト131にて固定する。そして、足
場取付用アングル130上に足場板140を載置し、こ
の足場板140の上に電動ウインチ110を設置する。
しかる後、電動ウインチ110で吊りロープ120を下
降させ、荷を、吊りロープ120の先端のフック7に掛
けて、電動ウインチ110にて吊りロープ120を巻き
戻すことで、荷を揚重していた。
0の最上部の壁部201両側に、足場取付用アングル1
30をアンカーボルト131にて固定する。そして、足
場取付用アングル130上に足場板140を載置し、こ
の足場板140の上に電動ウインチ110を設置する。
しかる後、電動ウインチ110で吊りロープ120を下
降させ、荷を、吊りロープ120の先端のフック7に掛
けて、電動ウインチ110にて吊りロープ120を巻き
戻すことで、荷を揚重していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の揚重方法では、以下のような問題がある。図3に示し
た揚重方法では、アンカボルト111を、乗場100の
床101に打込んで電動ウインチ110を床101に固
定するので、アンカボルト111を打込むための穴を床
101に穿ける必要がある。しかしながら、床101に
穴を穿けると、揚重作業後、その穴を埋めて補修する必
要があるので、この揚重方法は、建物の新築工事中にし
か実施することができない。
の揚重方法では、以下のような問題がある。図3に示し
た揚重方法では、アンカボルト111を、乗場100の
床101に打込んで電動ウインチ110を床101に固
定するので、アンカボルト111を打込むための穴を床
101に穿ける必要がある。しかしながら、床101に
穴を穿けると、揚重作業後、その穴を埋めて補修する必
要があるので、この揚重方法は、建物の新築工事中にし
か実施することができない。
【0005】一方、図4に示した揚重方法では、建物の
建築後でも実施することができるが、昇降路200の壁
部201に足場取付用アングル130をアンカーボルト
131にて固定して、足場取付用アングル130上に足
場板140を載置し、この足場板140の上に電動ウイ
ンチ110を設置するという複雑な設置作業を行わなけ
ればならないので、作業に長時間を要し、揚重作業の能
率が劣る。
建築後でも実施することができるが、昇降路200の壁
部201に足場取付用アングル130をアンカーボルト
131にて固定して、足場取付用アングル130上に足
場板140を載置し、この足場板140の上に電動ウイ
ンチ110を設置するという複雑な設置作業を行わなけ
ればならないので、作業に長時間を要し、揚重作業の能
率が劣る。
【0006】また、図3及び図4に示したいずれの揚重
方法においても、電動ウインチ110用の電源を確保す
ることが困難である。すなわち、高層エレベータにおい
ては、一般的にエレベータの動力源として400ボルト
の電源を用いている。これに対して、電動ウインチ11
0は200ボルトの電源を使用するので、エレベータの
電力源を利用することができない。このため、電源を建
物内で確保する必要があるが、その確保は困難である。
したがって、遠方にある電源を用いることになるので、
非常に長い電動ウインチ動力線112を使用し、しか
も、この電動ウインチ動力線112を遠方の電源まで伸
ばして、接続しなければならない。このため、電動ウイ
ンチ動力線112が高価なものとなり、しかも、接続作
業に時間を費やしてしまう。
方法においても、電動ウインチ110用の電源を確保す
ることが困難である。すなわち、高層エレベータにおい
ては、一般的にエレベータの動力源として400ボルト
の電源を用いている。これに対して、電動ウインチ11
0は200ボルトの電源を使用するので、エレベータの
電力源を利用することができない。このため、電源を建
物内で確保する必要があるが、その確保は困難である。
したがって、遠方にある電源を用いることになるので、
非常に長い電動ウインチ動力線112を使用し、しか
も、この電動ウインチ動力線112を遠方の電源まで伸
ばして、接続しなければならない。このため、電動ウイ
ンチ動力線112が高価なものとなり、しかも、接続作
業に時間を費やしてしまう。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、建物の建築後においても適用す
ることができ、しかも、作業の費用の削減と作業の省力
化を図ることができる揚重方法を提供することを目的と
する。
ためになされたもので、建物の建築後においても適用す
ることができ、しかも、作業の費用の削減と作業の省力
化を図ることができる揚重方法を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る揚重方法は、隣接する昇降路の境界の
最上部に滑車機構を組み付けると共に、一方端が一方の
昇降路内に吊り下がり且つ他方端が他方の昇降路内に吊
り下がるように、ロープを上記滑車機構に掛ける第1の
工程と、上記ロープの一方端を上記一方の昇降路内で篭
を昇降させる錘に取り付けると共に、他方端を荷に取り
付ける第2の工程と、上記錘を下降させて、上記ロープ
の他方端に取り付けられた荷を揚重する第3の工程とを
備える構成とした。
め、本発明に係る揚重方法は、隣接する昇降路の境界の
最上部に滑車機構を組み付けると共に、一方端が一方の
昇降路内に吊り下がり且つ他方端が他方の昇降路内に吊
り下がるように、ロープを上記滑車機構に掛ける第1の
工程と、上記ロープの一方端を上記一方の昇降路内で篭
を昇降させる錘に取り付けると共に、他方端を荷に取り
付ける第2の工程と、上記錘を下降させて、上記ロープ
の他方端に取り付けられた荷を揚重する第3の工程とを
備える構成とした。
【0009】
【作用】本発明の揚重方法によれば、第1の工程におい
て、隣接する昇降路の境界の最上部に滑車機構が組み付
けられる。そして、一方端が一方の昇降路内に吊り下が
り且つ他方端が他方の昇降路内に吊り下がるように、ロ
ープが滑車機構に掛けられる。次に、第2工程におい
て、ロープの一方端が一方の昇降路内で篭を昇降させる
錘に取り付けられると共に、他方端が荷に取り付けられ
る。最後に、第3工程において、錘が下降されて、ロー
プの他方端に取り付けられた荷が揚重される。
て、隣接する昇降路の境界の最上部に滑車機構が組み付
けられる。そして、一方端が一方の昇降路内に吊り下が
り且つ他方端が他方の昇降路内に吊り下がるように、ロ
ープが滑車機構に掛けられる。次に、第2工程におい
て、ロープの一方端が一方の昇降路内で篭を昇降させる
錘に取り付けられると共に、他方端が荷に取り付けられ
る。最後に、第3工程において、錘が下降されて、ロー
プの他方端に取り付けられた荷が揚重される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の一実施例に係る揚重方法
が適用されるエレベータ昇降路の全体図である。本実施
例の揚重方法は、隣接する昇降路1,2において適用さ
れる。昇降路1(2)の両側には一対のガイドレール1
1(21)が立設されている。そして、境界のガイドレ
ール11,21の間には、複数の中間ビーム3が取り付
けられており、これらの中間ビーム3によって、昇降路
1と昇降路2とが画成されている。
て説明する。図1は、本発明の一実施例に係る揚重方法
が適用されるエレベータ昇降路の全体図である。本実施
例の揚重方法は、隣接する昇降路1,2において適用さ
れる。昇降路1(2)の両側には一対のガイドレール1
1(21)が立設されている。そして、境界のガイドレ
ール11,21の間には、複数の中間ビーム3が取り付
けられており、これらの中間ビーム3によって、昇降路
1と昇降路2とが画成されている。
【0011】これらの昇降路1,2に用いられるエレベ
ータはつるべ式のエレベータである。すなわち、昇降路
1(2)のガイドレール11(21)に、エレベータ篭
12(22)と吊り合い錘13(23)とが上下動自在
に取り付けられ、これらエレベータ篭12(22)と吊
り合い錘13(23)とが主ロープ14(24)にて連
結されている。主ロープ14(24)は、機械室内の巻
上げ機15(25)に巻き掛けられている。これによ
り、巻上げ機15(25)を作動させて、吊り合い錘1
3(23)を上,下動させることにより、エレベータ篭
12(22)を下降,上昇させるようになっている。
ータはつるべ式のエレベータである。すなわち、昇降路
1(2)のガイドレール11(21)に、エレベータ篭
12(22)と吊り合い錘13(23)とが上下動自在
に取り付けられ、これらエレベータ篭12(22)と吊
り合い錘13(23)とが主ロープ14(24)にて連
結されている。主ロープ14(24)は、機械室内の巻
上げ機15(25)に巻き掛けられている。これによ
り、巻上げ機15(25)を作動させて、吊り合い錘1
3(23)を上,下動させることにより、エレベータ篭
12(22)を下降,上昇させるようになっている。
【0012】本実施例の揚重方法は、上記吊り合い錘1
3(23)の上下動を利用して、昇降路1(2)の最下
階の図示しない荷を揚重するようになっている。なお、
理解を容易にするため、ここでは、昇降路2の最下階に
ある荷を揚重する場合について説明する。揚重方法は、
滑車機構4を組み付けると共にこの滑車機構4にロープ
5を掛ける第1の工程と、ロープ5の一方端を吊り合い
錘13側に掛けると共に他方端に荷を取り付ける第2の
工程と、吊り合い錘13を下降させて荷を揚重させる第
3の工程とで構成されている。
3(23)の上下動を利用して、昇降路1(2)の最下
階の図示しない荷を揚重するようになっている。なお、
理解を容易にするため、ここでは、昇降路2の最下階に
ある荷を揚重する場合について説明する。揚重方法は、
滑車機構4を組み付けると共にこの滑車機構4にロープ
5を掛ける第1の工程と、ロープ5の一方端を吊り合い
錘13側に掛けると共に他方端に荷を取り付ける第2の
工程と、吊り合い錘13を下降させて荷を揚重させる第
3の工程とで構成されている。
【0013】第1の工程においては、昇降路1の最下階
で作業者がエレベータ篭12の上に乗り、巻上げ機15
を作動させて、吊り合い錘13を下降させ、エレベータ
篭12を昇降路1の最上階まで上昇させる。この状態
で、作業者が、図2に示すように、最上位の中間ビーム
3に滑車機構4を組み付ける。滑車機構4は、滑車吊り
治具41と滑車吊り治具41の両側下端に吊り下げられ
る一対の滑車42とで形成されている。作業者は、この
滑車機構4の滑車吊り治具41のみを中間ビーム3に載
せ、クリップ43にて滑車吊り治具41を中間ビーム3
上に固定する。そして、一方端に巻掛け治具51が取り
付けられ、他方端により戻し52を介してフック53が
取り付けられたロープ5を一対の滑車42に絡め、この
状態で、一対の滑車42を滑車吊り治具41のリング4
3に掛ける。このとき、図1に示すように、フック53
が付いたロープ5側を昇降路2内に垂れ下げ、巻掛け治
具51が付いたロープ5側を作業者が保持する。
で作業者がエレベータ篭12の上に乗り、巻上げ機15
を作動させて、吊り合い錘13を下降させ、エレベータ
篭12を昇降路1の最上階まで上昇させる。この状態
で、作業者が、図2に示すように、最上位の中間ビーム
3に滑車機構4を組み付ける。滑車機構4は、滑車吊り
治具41と滑車吊り治具41の両側下端に吊り下げられ
る一対の滑車42とで形成されている。作業者は、この
滑車機構4の滑車吊り治具41のみを中間ビーム3に載
せ、クリップ43にて滑車吊り治具41を中間ビーム3
上に固定する。そして、一方端に巻掛け治具51が取り
付けられ、他方端により戻し52を介してフック53が
取り付けられたロープ5を一対の滑車42に絡め、この
状態で、一対の滑車42を滑車吊り治具41のリング4
3に掛ける。このとき、図1に示すように、フック53
が付いたロープ5側を昇降路2内に垂れ下げ、巻掛け治
具51が付いたロープ5側を作業者が保持する。
【0014】第2の工程においては、第1の工程終了
後、エレベータ篭12を下降させる。エレベータ篭12
の下降と共に吊り合い錘13が上昇し、エレベータ篭1
2と吊り合い錘13とが接近したときに、エレベータ篭
12の運転を停止する。この状態で、エレベータ篭12
上の作業者が、ロープ5の巻掛け治具51を吊り合い錘
枠16に取り付け固定する。しかる後、エレベータ篭1
2をさらに下降させ、吊り合い錘13を昇降路1の最上
部に位置させると、昇降路2側にあるロープ5が最下階
に達する。この状態で、荷にロープ5のフック53を掛
け、揚重準備状態にする。
後、エレベータ篭12を下降させる。エレベータ篭12
の下降と共に吊り合い錘13が上昇し、エレベータ篭1
2と吊り合い錘13とが接近したときに、エレベータ篭
12の運転を停止する。この状態で、エレベータ篭12
上の作業者が、ロープ5の巻掛け治具51を吊り合い錘
枠16に取り付け固定する。しかる後、エレベータ篭1
2をさらに下降させ、吊り合い錘13を昇降路1の最上
部に位置させると、昇降路2側にあるロープ5が最下階
に達する。この状態で、荷にロープ5のフック53を掛
け、揚重準備状態にする。
【0015】第3の工程においては、第2の工程終了
後、エレベータ篭12を上昇運転して、最上部にある吊
り合い錘13を下降させる。すると、図2において、巻
掛け治具51側のロープ5が下方に下がり、フック53
側のロープ5が一対の滑車42の回転で上昇する。この
結果、フック53に掛けられた荷が、エレベータ篭12
と並ぶようにして、同速度で上昇する。したがって、作
業者が、荷の状態や荷と障害物との干渉をエレベータ篭
12上から監視することで、荷を安全且つ確実に揚重さ
せることができる。そして、荷が昇降路2の目的の階ま
で上昇したときに、エレベータ篭12の運転を止めて、
その階で荷を降ろす。
後、エレベータ篭12を上昇運転して、最上部にある吊
り合い錘13を下降させる。すると、図2において、巻
掛け治具51側のロープ5が下方に下がり、フック53
側のロープ5が一対の滑車42の回転で上昇する。この
結果、フック53に掛けられた荷が、エレベータ篭12
と並ぶようにして、同速度で上昇する。したがって、作
業者が、荷の状態や荷と障害物との干渉をエレベータ篭
12上から監視することで、荷を安全且つ確実に揚重さ
せることができる。そして、荷が昇降路2の目的の階ま
で上昇したときに、エレベータ篭12の運転を止めて、
その階で荷を降ろす。
【0016】このように、本実施例によれば、昇降路1
のエレベータの動力を利用して昇降路2の荷を揚重する
ことができるので、上記従来例のような電動ウインチ1
10を必要としない。したがって、アンカボルトを打込
むための穴を乗場の床に穿ける必要がないので、建物の
新築工事中のみならず、建築後の建物にも適用すること
ができる。
のエレベータの動力を利用して昇降路2の荷を揚重する
ことができるので、上記従来例のような電動ウインチ1
10を必要としない。したがって、アンカボルトを打込
むための穴を乗場の床に穿ける必要がないので、建物の
新築工事中のみならず、建築後の建物にも適用すること
ができる。
【0017】滑車機構4の滑車吊り治具41を中間ビー
ム3に固定し、ロープ5を一対の滑車42に絡め、この
状態で、一対の滑車42を滑車吊り治具41のリング4
3に掛けるだけで、設置作業が終了するので、設置作業
が簡単である。したがって、作業を短時間で行うことが
でき、揚重作業の省力化と能率化とを図ることができ
る。また、長い電動ウインチ動力線の付いた電動ウイン
チ110を使用する必要がないので、その分、費用の削
減と作業の省力化を図ることができる。
ム3に固定し、ロープ5を一対の滑車42に絡め、この
状態で、一対の滑車42を滑車吊り治具41のリング4
3に掛けるだけで、設置作業が終了するので、設置作業
が簡単である。したがって、作業を短時間で行うことが
でき、揚重作業の省力化と能率化とを図ることができ
る。また、長い電動ウインチ動力線の付いた電動ウイン
チ110を使用する必要がないので、その分、費用の削
減と作業の省力化を図ることができる。
【0018】なお、昇降路2のエレベータの動力を利用
して、昇降路1内の荷を揚重する場合には、フック53
が付いたロープ5側を昇降路2内に垂れ下げた状態で、
ロープ5を滑車吊り治具41に掛けることにより、上記
と同様にして、荷を揚重することができる。
して、昇降路1内の荷を揚重する場合には、フック53
が付いたロープ5側を昇降路2内に垂れ下げた状態で、
ロープ5を滑車吊り治具41に掛けることにより、上記
と同様にして、荷を揚重することができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る電動パワー
ステアリング制御装置によれば、錘の下降力を利用して
荷を揚重するので、電動ウインチを必要としない。した
がって、アンカボルトを打込むための穴を乗場の床に穿
ける必要がないので、建物の新築工事中のみならず、建
築後の建物にも本発明の揚重方法を適用することができ
る。
ステアリング制御装置によれば、錘の下降力を利用して
荷を揚重するので、電動ウインチを必要としない。した
がって、アンカボルトを打込むための穴を乗場の床に穿
ける必要がないので、建物の新築工事中のみならず、建
築後の建物にも本発明の揚重方法を適用することができ
る。
【0020】第1の工程において、隣接する昇降路の境
界の最上部に滑車機構を組み付けて、ロープの一方端を
一方の昇降路内に吊り下げ且つ他方端を他方の昇降路内
に吊り下げるように、ロープを滑車機構に掛ければ、設
置作業が完了するので、設置作業が簡単である。したが
って、作業を短時間で行うことができ、揚重作業の省力
化と能率化とを図ることができる。
界の最上部に滑車機構を組み付けて、ロープの一方端を
一方の昇降路内に吊り下げ且つ他方端を他方の昇降路内
に吊り下げるように、ロープを滑車機構に掛ければ、設
置作業が完了するので、設置作業が簡単である。したが
って、作業を短時間で行うことができ、揚重作業の省力
化と能率化とを図ることができる。
【0021】長い電動ウインチ動力線の付いた電動ウイ
ンチを使用する必要がないので、その分、費用の削減と
作業の省力化を図ることができる。
ンチを使用する必要がないので、その分、費用の削減と
作業の省力化を図ることができる。
【図1】 本発明の一実施例に係る揚重方法を示す全体
概略図である。
概略図である。
【図2】 第1の工程を示す概略図である。
【図3】 従来の揚重方法を示す全体概略図である。
【図4】 他の従来の揚重方法を示す全体概略図であ
る。
る。
1,2 昇降路、3 中間ビーム、4 滑車機構、5
ロープ、12,22エレベータ篭、13,23 吊り合
い錘、16 吊り合い錘枠。
ロープ、12,22エレベータ篭、13,23 吊り合
い錘、16 吊り合い錘枠。
Claims (1)
- 【請求項1】 隣接する昇降路の境界の最上部に滑車機
構を組み付けると共に、一方端が一方の昇降路内に吊り
下がり且つ他方端が他方の昇降路内に吊り下がるよう
に、ロープを上記滑車機構に掛ける第1の工程と、 上記ロープの一方端を上記一方の昇降路内で篭を昇降さ
せる錘に取り付けると共に、他方端を荷に取り付ける第
2の工程と、 上記錘を下降させて、上記ロープの他方端に取り付けら
れた荷を揚重する第3の工程と、 を備えることを特徴とする揚重方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20233194A JPH0859132A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 揚重方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20233194A JPH0859132A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 揚重方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0859132A true JPH0859132A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16455786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20233194A Pending JPH0859132A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 揚重方法 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JPH0859132A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007512202A (ja) * | 2003-11-24 | 2007-05-17 | コネ コーポレイション | エレベータロープの設置方法および装置 |
CN101830388A (zh) * | 2010-05-21 | 2010-09-15 | 日立电梯(中国)有限公司 | 一种电梯对重架的安装方法 |
-
1994
- 1994-08-26 JP JP20233194A patent/JPH0859132A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007512202A (ja) * | 2003-11-24 | 2007-05-17 | コネ コーポレイション | エレベータロープの設置方法および装置 |
CN101830388A (zh) * | 2010-05-21 | 2010-09-15 | 日立电梯(中国)有限公司 | 一种电梯对重架的安装方法 |
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