JPH11292424A - 小型エレベータの据付方法 - Google Patents
小型エレベータの据付方法Info
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- JPH11292424A JPH11292424A JP9765898A JP9765898A JPH11292424A JP H11292424 A JPH11292424 A JP H11292424A JP 9765898 A JP9765898 A JP 9765898A JP 9765898 A JP9765898 A JP 9765898A JP H11292424 A JPH11292424 A JP H11292424A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- car
- floor
- hoistway
- guide rail
- landing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B19/00—Mining-hoist operation
- B66B19/002—Mining-hoist operation installing or exchanging guide rails
Landscapes
- Types And Forms Of Lifts (AREA)
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エレベータ据付作業のために200V電源を
要せずに済むとともに、乗りかごを二度組立てる作業を
簡略化できる小型エレベータの据付方法の提供。 【解決手段】 昇降路1の頂部に小型揚重機21を設置
するとともに、昇降路1内にガイドレール5を立設し、
このガイドレール5に1階の乗場部品9aを固定した
後、乗りかご11をガイドレール5に係合させた状態で
組立て、この乗りかご11を小型揚重機21の駆動によ
り昇降させながら、作業足場として昇降路1内の据付作
業を行なう。これにより、100V電源で駆動可能な小
型揚重機21により揚重を行ない、ガイドレール5に1
階の乗場部品9aを据付固定した後、乗りかご11をガ
イドレール5に係合させた状態で組立てて作業足場とし
て使用するので、1階の乗場部品9aを取付けるために
乗りかご11を一旦解体して再び組立てる二度手間の作
業をなくすことができる。
要せずに済むとともに、乗りかごを二度組立てる作業を
簡略化できる小型エレベータの据付方法の提供。 【解決手段】 昇降路1の頂部に小型揚重機21を設置
するとともに、昇降路1内にガイドレール5を立設し、
このガイドレール5に1階の乗場部品9aを固定した
後、乗りかご11をガイドレール5に係合させた状態で
組立て、この乗りかご11を小型揚重機21の駆動によ
り昇降させながら、作業足場として昇降路1内の据付作
業を行なう。これにより、100V電源で駆動可能な小
型揚重機21により揚重を行ない、ガイドレール5に1
階の乗場部品9aを据付固定した後、乗りかご11をガ
イドレール5に係合させた状態で組立てて作業足場とし
て使用するので、1階の乗場部品9aを取付けるために
乗りかご11を一旦解体して再び組立てる二度手間の作
業をなくすことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば個人住宅用
のホームエレベータのように比較的小規模に構成される
小型エレベータの据付方法に関する。
のホームエレベータのように比較的小規模に構成される
小型エレベータの据付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の小型エレベータとして
は、例えば特公平7−55777号公報に開示されてい
るように、昇降路の行程が比較的短いことから乗りかご
の昇降手段として巻胴式の巻上機を駆動させる構造のも
のが提案されている。
は、例えば特公平7−55777号公報に開示されてい
るように、昇降路の行程が比較的短いことから乗りかご
の昇降手段として巻胴式の巻上機を駆動させる構造のも
のが提案されている。
【0003】そして、前記の小型エレベータの据付方法
としては、例えば特開昭60−52483号公報および
特開昭63−134487号公報に開示されているよう
に、昇降路内にガイドレールを立設した後、巻上機に巻
掛けられた本設用ロープにより本設用乗りかごを懸垂し
て、前記の巻上機の駆動により前記の乗りかごを昇降さ
せ、この乗りかごを作業足場として昇降路内の据付作業
を行なうものが提案されて。さらに、前記の乗りかごの
昇降手段としては、例えば特開平10−36032号公
報に示されているように、ウインチ等の仮設揚重機を昇
降路の頂部に設置するものが提案されている。
としては、例えば特開昭60−52483号公報および
特開昭63−134487号公報に開示されているよう
に、昇降路内にガイドレールを立設した後、巻上機に巻
掛けられた本設用ロープにより本設用乗りかごを懸垂し
て、前記の巻上機の駆動により前記の乗りかごを昇降さ
せ、この乗りかごを作業足場として昇降路内の据付作業
を行なうものが提案されて。さらに、前記の乗りかごの
昇降手段としては、例えば特開平10−36032号公
報に示されているように、ウインチ等の仮設揚重機を昇
降路の頂部に設置するものが提案されている。
【0004】なお、前記の仮設揚重機を備えずに手動で
巻上機を駆動させて乗りかごを昇降させることも考えら
れるが、この場合、乗りかごの重量が大きいため、多大
の労力を要するという問題がある。また、昇降路の下方
での作業を要するとともに、昇降路の省スペース化に伴
って回避スペースがないことから、乗りかごの落下事故
が生じた場合に危険であり、上述したようにウインチ等
の仮設揚重機を設置するものが多い。
巻上機を駆動させて乗りかごを昇降させることも考えら
れるが、この場合、乗りかごの重量が大きいため、多大
の労力を要するという問題がある。また、昇降路の下方
での作業を要するとともに、昇降路の省スペース化に伴
って回避スペースがないことから、乗りかごの落下事故
が生じた場合に危険であり、上述したようにウインチ等
の仮設揚重機を設置するものが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では昇
降路の省スペース化に伴い、最上階の乗場床面から昇降
路の頂部面までの高さ、いわゆるオーバヘッドが減少す
る傾向にあるとともに、昇降路の頂部から吊り下げた揚
重機から繰り出される吊りワイヤの位置は、揚重機の本
体高さの分だけ下がった位置となるため、この吊りワイ
ヤに吊られて昇降路内を昇降する乗りかごの昇降行程が
制限されてしまい、乗りかごの床面が最上階の乗場床面
と同じ高さ位置となるまで吊れないという状況が生じ
る。例えば、小型エレベータが設置される個人住宅の多
くを占める2階建ての建物で、2階床を有する昇降路の
頂部から揚重機を懸垂して、この揚重機により吊りワイ
ヤを介して乗りかごを吊り下げたとき、この乗りかごが
乗場部品を取付ける高さ位置でガイドレールを覆ってし
まう。
降路の省スペース化に伴い、最上階の乗場床面から昇降
路の頂部面までの高さ、いわゆるオーバヘッドが減少す
る傾向にあるとともに、昇降路の頂部から吊り下げた揚
重機から繰り出される吊りワイヤの位置は、揚重機の本
体高さの分だけ下がった位置となるため、この吊りワイ
ヤに吊られて昇降路内を昇降する乗りかごの昇降行程が
制限されてしまい、乗りかごの床面が最上階の乗場床面
と同じ高さ位置となるまで吊れないという状況が生じ
る。例えば、小型エレベータが設置される個人住宅の多
くを占める2階建ての建物で、2階床を有する昇降路の
頂部から揚重機を懸垂して、この揚重機により吊りワイ
ヤを介して乗りかごを吊り下げたとき、この乗りかごが
乗場部品を取付ける高さ位置でガイドレールを覆ってし
まう。
【0006】このため、前述した従来の小型エレベータ
の据付方法にあっては、2階建ての建物でエレベータ据
付を行なう際、上述したように乗りかごが邪魔となって
ガイドレールに1階の乗場部品を取付けることができな
いため、乗りかごを作業足場として昇降路内機器を所定
位置に据付けた後、乗りかごを一旦解体してガイドレー
ルに1階の乗場部品を取付け、次いで、乗りかごを再び
組立てる必要があり、二度手間の作業を要するという問
題がある。なお、3階床を有する昇降路の場合には、1
階の乗場部品を設置する際、乗りかご床面が、取付けよ
うとしている乗場部品より1階上の階床、すなわち2階
の乗場床面と同じ高さ位置となるまで吊り切れないとい
う問題はない。さらに、2階の乗場部品を設置する際、
乗りかご床面を1階下の階床、すなわち1階の乗場床面
と同じ高さ位置となるまで下げれば良く、上記の問題は
2階床を有する昇降路特有のものである。
の据付方法にあっては、2階建ての建物でエレベータ据
付を行なう際、上述したように乗りかごが邪魔となって
ガイドレールに1階の乗場部品を取付けることができな
いため、乗りかごを作業足場として昇降路内機器を所定
位置に据付けた後、乗りかごを一旦解体してガイドレー
ルに1階の乗場部品を取付け、次いで、乗りかごを再び
組立てる必要があり、二度手間の作業を要するという問
題がある。なお、3階床を有する昇降路の場合には、1
階の乗場部品を設置する際、乗りかご床面が、取付けよ
うとしている乗場部品より1階上の階床、すなわち2階
の乗場床面と同じ高さ位置となるまで吊り切れないとい
う問題はない。さらに、2階の乗場部品を設置する際、
乗りかご床面を1階下の階床、すなわち1階の乗場床面
と同じ高さ位置となるまで下げれば良く、上記の問題は
2階床を有する昇降路特有のものである。
【0007】また、200Vで駆動する仮設揚重機を備
えるものにあっては、小型エレベータが設置される個人
住宅でエレベータ据付時に200V電源が備えられてい
ないことが多いため、前記の仮設揚重機を駆動するため
に200V電源を仮設する必要があり、エレベータ据付
時の経済性および作業効率が劣るという問題がある。
えるものにあっては、小型エレベータが設置される個人
住宅でエレベータ据付時に200V電源が備えられてい
ないことが多いため、前記の仮設揚重機を駆動するため
に200V電源を仮設する必要があり、エレベータ据付
時の経済性および作業効率が劣るという問題がある。
【0008】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その主な目的は、エレベータ
据付作業のために200V電源を要せずに済むととも
に、乗りかごを二度組立てる作業を簡略化でき、比較的
少ない労力で据付作業を行なえるとともにその際の安全
性を向上させることのできる小型エレベータの据付方法
を提供することにある。
に鑑みてなされたもので、その主な目的は、エレベータ
据付作業のために200V電源を要せずに済むととも
に、乗りかごを二度組立てる作業を簡略化でき、比較的
少ない労力で据付作業を行なえるとともにその際の安全
性を向上させることのできる小型エレベータの据付方法
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、2階床を有する昇降路内に立設されるガ
イドレールと、このガイドレールにより案内され、前記
昇降路内を昇降する乗りかごと、前記ガイドレールに取
付けられる乗場部品とを備えた小型エレベータの据付方
法において、前記昇降路の頂部に小型揚重機を設置する
とともに、前記昇降路内に前記ガイドレールを立設し
て、前記2階床のうちの下方に乗場部品を設けるととも
に、この乗場部品を前記ガイドレールに取付けた後、前
記乗りかごを前記ガイドレールに係合させた状態で組立
て、この組立てた乗りかごを前記小型揚重機により昇降
させ、前記乗りかごを作業足場として前記昇降路内の据
付作業を行なう構成にしてある。
め、本発明は、2階床を有する昇降路内に立設されるガ
イドレールと、このガイドレールにより案内され、前記
昇降路内を昇降する乗りかごと、前記ガイドレールに取
付けられる乗場部品とを備えた小型エレベータの据付方
法において、前記昇降路の頂部に小型揚重機を設置する
とともに、前記昇降路内に前記ガイドレールを立設し
て、前記2階床のうちの下方に乗場部品を設けるととも
に、この乗場部品を前記ガイドレールに取付けた後、前
記乗りかごを前記ガイドレールに係合させた状態で組立
て、この組立てた乗りかごを前記小型揚重機により昇降
させ、前記乗りかごを作業足場として前記昇降路内の据
付作業を行なう構成にしてある。
【0010】上記のように構成した本発明では、昇降路
内に立設したガイドレールに、1階の乗場部品を据付固
定した後、乗りかごを前記のガイドレールに係合させた
状態で組立てて作業足場として使用するので、従来のよ
うに1階の乗場部品を取付けるために乗りかごを一旦解
体した後に再び組立てる作業、いわゆる二度手間の作業
をなくすことができる。これによって、比較的少ない労
力で据付作業を行なえるとともに、その際の安全性を向
上できる。また、小型揚重機によりガイドレールを揚重
するとともに作業足場としての本設用乗りかごを昇降さ
せるようにしたので、従来のように大型揚重機を駆動す
る200V電源を特に要せずに済む。
内に立設したガイドレールに、1階の乗場部品を据付固
定した後、乗りかごを前記のガイドレールに係合させた
状態で組立てて作業足場として使用するので、従来のよ
うに1階の乗場部品を取付けるために乗りかごを一旦解
体した後に再び組立てる作業、いわゆる二度手間の作業
をなくすことができる。これによって、比較的少ない労
力で据付作業を行なえるとともに、その際の安全性を向
上できる。また、小型揚重機によりガイドレールを揚重
するとともに作業足場としての本設用乗りかごを昇降さ
せるようにしたので、従来のように大型揚重機を駆動す
る200V電源を特に要せずに済む。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の小型エレベータの
据付方法の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は
本発明の一実施形態に係る小型エレベータの据付方法を
説明するフローチャート、図2は本実施形態の据付方法
によりガイドレールを立設する状態を示す縦断面図、図
3は本実施形態の据付方法により1階の乗場部品を取付
ける状態を示す縦断面図、図4は本実施形態の据付方法
により乗りかごを組立てる状態を示す縦断面図、図5は
本実施形態の据付方法により乗りかごを作業足場として
据付作業を行なう状態を示す縦断面図である。
据付方法の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は
本発明の一実施形態に係る小型エレベータの据付方法を
説明するフローチャート、図2は本実施形態の据付方法
によりガイドレールを立設する状態を示す縦断面図、図
3は本実施形態の据付方法により1階の乗場部品を取付
ける状態を示す縦断面図、図4は本実施形態の据付方法
により乗りかごを組立てる状態を示す縦断面図、図5は
本実施形態の据付方法により乗りかごを作業足場として
据付作業を行なう状態を示す縦断面図である。
【0012】図2〜図5に示すエレベータでは、昇降路
1下部のピット2にベース3が固定され、このベース3
上に巻胴式の巻上機4が載置されており、昇降路1内
に、下部ガイドレール5aおよび上部ガイドレール5b
からなるガイドレール5が立設されている。このガイド
レール5は、図示を省略したが昇降路1内機器を取付け
る長孔を有し、このガイドレール5の頂部に、巻上機4
から繰り出される図示しないロープが巻き掛けられるプ
ーリ枠6が固定されており、ガイドレール5は複数の固
定金具7を介して昇降路1の壁に固定されている。ま
た、1階の乗場8a、2階の乗場8bにはそれぞれ乗場
部品9a、9bが設置され、各乗場部品9a、9bは乗
場支持部材10を介してガイドレール5に固定されてい
る。
1下部のピット2にベース3が固定され、このベース3
上に巻胴式の巻上機4が載置されており、昇降路1内
に、下部ガイドレール5aおよび上部ガイドレール5b
からなるガイドレール5が立設されている。このガイド
レール5は、図示を省略したが昇降路1内機器を取付け
る長孔を有し、このガイドレール5の頂部に、巻上機4
から繰り出される図示しないロープが巻き掛けられるプ
ーリ枠6が固定されており、ガイドレール5は複数の固
定金具7を介して昇降路1の壁に固定されている。ま
た、1階の乗場8a、2階の乗場8bにはそれぞれ乗場
部品9a、9bが設置され、各乗場部品9a、9bは乗
場支持部材10を介してガイドレール5に固定されてい
る。
【0013】図4、図5に示す乗りかご11は、ガイド
レール5に沿って立設され、ガイドレール5の表面を転
動する図示しないガイドローラを有する一対の縦枠11
aと、この一対の縦枠11aの上部、下部にそれぞれ設
けられる上枠11b、かご床11cと、このかご床11
cを支えるロッド11dとを備えており、この乗りかご
11はガイドレール5に係合する状態で案内され、昇降
路1内を昇降するようになっている。
レール5に沿って立設され、ガイドレール5の表面を転
動する図示しないガイドローラを有する一対の縦枠11
aと、この一対の縦枠11aの上部、下部にそれぞれ設
けられる上枠11b、かご床11cと、このかご床11
cを支えるロッド11dとを備えており、この乗りかご
11はガイドレール5に係合する状態で案内され、昇降
路1内を昇降するようになっている。
【0014】この実施形態では、図1に示す作業手順に
したがって昇降路1内の据付作業を行なうようになって
いる。すなわち、まず手順S1として、昇降路1頂部に
あらかじめ設置した揚重用フック20また図示しないビ
ームに、図示しない100V電源で駆動する小型揚重機
21を取付け、手順S2としてピット2にて図示しない
建屋の基準線に合わせてベース3を所定位置に位置決め
して図示しないアンカーボルトで固定するとともに、ベ
ース3上の所定位置に巻上機4を載置する。
したがって昇降路1内の据付作業を行なうようになって
いる。すなわち、まず手順S1として、昇降路1頂部に
あらかじめ設置した揚重用フック20また図示しないビ
ームに、図示しない100V電源で駆動する小型揚重機
21を取付け、手順S2としてピット2にて図示しない
建屋の基準線に合わせてベース3を所定位置に位置決め
して図示しないアンカーボルトで固定するとともに、ベ
ース3上の所定位置に巻上機4を載置する。
【0015】次いで、手順S3としてベース3上に下部
ガイドレール5aを立設するとともに、この下部ガイド
レール5aを昇降路1の壁に固定金具7を介して仮固定
し、ピット3にて上部ガイドレール5bの上端にプーリ
枠6を取付け、揚重機21の駆動により玉掛けワイヤ2
2を介して上部ガイドレール5bおよびプーリ枠6を一
体に吊上げ、図2に示すように、上部ガイドレール5b
の下端と下部ガイドレール5aの上端とを連結し、すな
わちガイドレール5を昇降路1の全高にわたって立設、
仮固定する。
ガイドレール5aを立設するとともに、この下部ガイド
レール5aを昇降路1の壁に固定金具7を介して仮固定
し、ピット3にて上部ガイドレール5bの上端にプーリ
枠6を取付け、揚重機21の駆動により玉掛けワイヤ2
2を介して上部ガイドレール5bおよびプーリ枠6を一
体に吊上げ、図2に示すように、上部ガイドレール5b
の下端と下部ガイドレール5aの上端とを連結し、すな
わちガイドレール5を昇降路1の全高にわたって立設、
仮固定する。
【0016】次いで、手順S4としてピット3に図示し
ない脚立等を設置して、この脚立等を作業足場として下
部ガイドレール5aの所定位置に乗場支持部材10を取
付けた後、1階の乗場8aで乗場部品9aを組立てて前
記の乗場支持部材10に固定する。このとき、乗場部品
9aの一部である図示しない扉は取付けないでおき、こ
の扉部分で形成される開口を昇降路1内への搬入口とし
てすべての機器を搬入した後、前記の扉を取付けるよう
になっている。
ない脚立等を設置して、この脚立等を作業足場として下
部ガイドレール5aの所定位置に乗場支持部材10を取
付けた後、1階の乗場8aで乗場部品9aを組立てて前
記の乗場支持部材10に固定する。このとき、乗場部品
9aの一部である図示しない扉は取付けないでおき、こ
の扉部分で形成される開口を昇降路1内への搬入口とし
てすべての機器を搬入した後、前記の扉を取付けるよう
になっている。
【0017】このようにしてガイドレール5を立設する
とともに、1階の乗場部品9aを設置した後、手順S5
として、図4に示すように一対の縦枠11aをガイドレ
ール5に係合する状態で組立て、この一対の縦枠11a
の上部、下部にそれぞれ上枠11b、かご床11cを取
付け、縦枠11aとかご床11cとをロッド11dで連
結することにより乗りかご11を組立てる。次いで、手
順S6として乗りかご11の上枠11bに玉掛けロープ
22を掛けて、揚重機21の駆動により乗りかご11を
ガイドレール5に沿って上昇させ、手順S7として、図
5に示すように乗りかご11のかご床11cを作業足場
として作業者が乗込み、図示しないピアノ線等の鉛直基
準線に合わせてガイドレール5の心だしを行ない、この
ガイドレール5を昇降路1の壁に固定金具7を介して固
定するとともに、仮固定状態であった固定金具7につい
てもガイドレール5の心だし後に完全に固定し、このよ
うな据付作業を昇降路1の下方から上方に移動しながら
順次行なっていく。
とともに、1階の乗場部品9aを設置した後、手順S5
として、図4に示すように一対の縦枠11aをガイドレ
ール5に係合する状態で組立て、この一対の縦枠11a
の上部、下部にそれぞれ上枠11b、かご床11cを取
付け、縦枠11aとかご床11cとをロッド11dで連
結することにより乗りかご11を組立てる。次いで、手
順S6として乗りかご11の上枠11bに玉掛けロープ
22を掛けて、揚重機21の駆動により乗りかご11を
ガイドレール5に沿って上昇させ、手順S7として、図
5に示すように乗りかご11のかご床11cを作業足場
として作業者が乗込み、図示しないピアノ線等の鉛直基
準線に合わせてガイドレール5の心だしを行ない、この
ガイドレール5を昇降路1の壁に固定金具7を介して固
定するとともに、仮固定状態であった固定金具7につい
てもガイドレール5の心だし後に完全に固定し、このよ
うな据付作業を昇降路1の下方から上方に移動しながら
順次行なっていく。
【0018】このとき、昇降路1頂部に設置された揚重
機21は、揚重用フック20から吊り下げられているた
め、揚重機21から繰り出される吊りロープ23の高さ
位置は揚重機21の本体高さの分だけ下がった位置とな
り、この吊りロープ23を介して懸垂される乗りかご1
1のかご床11c上では作業者が手の届かない作業が生
じるため、乗りかご11の上方にあらかじめ仮設作業床
24を取付けるようになっている。さらに、この仮設作
業床24の代わりに、図示しない本設用かご側板、天井
等を乗りかご11に組込み、作業足場としてもよい。
機21は、揚重用フック20から吊り下げられているた
め、揚重機21から繰り出される吊りロープ23の高さ
位置は揚重機21の本体高さの分だけ下がった位置とな
り、この吊りロープ23を介して懸垂される乗りかご1
1のかご床11c上では作業者が手の届かない作業が生
じるため、乗りかご11の上方にあらかじめ仮設作業床
24を取付けるようになっている。さらに、この仮設作
業床24の代わりに、図示しない本設用かご側板、天井
等を乗りかご11に組込み、作業足場としてもよい。
【0019】このようにして乗りかご11をガイドレー
ル5に係合させた状態で昇降路1内を昇降させながら、
かご床11cおよび仮設作業床24を作業足場としてガ
イドレール5の心だし、固定金具7による本固定が完了
した後、手順S8として2階の乗場8bに乗場部品9b
を取付け、手順S9として、その他の図示しない昇降路
1機器および本設用ワイヤロープ等を設置して作業が完
了する。なお、これらの作業は手順S7のガイドレール
5の心だしと同時に作業位置が確保できた時点で作業を
行なってもよい。
ル5に係合させた状態で昇降路1内を昇降させながら、
かご床11cおよび仮設作業床24を作業足場としてガ
イドレール5の心だし、固定金具7による本固定が完了
した後、手順S8として2階の乗場8bに乗場部品9b
を取付け、手順S9として、その他の図示しない昇降路
1機器および本設用ワイヤロープ等を設置して作業が完
了する。なお、これらの作業は手順S7のガイドレール
5の心だしと同時に作業位置が確保できた時点で作業を
行なってもよい。
【0020】このように構成した実施形態では、昇降路
1内に立設したガイドレール5に1階の乗場部品9aを
据付固定した後、乗りかご11をガイドレール5に係合
させた状態で組立てて作業足場として使用するので、従
来のように1階の乗場部品9aを取付けるために乗りか
ご11を一旦解体した後、再び組立てる作業、いわゆる
二度手間の作業をなくすことができる。
1内に立設したガイドレール5に1階の乗場部品9aを
据付固定した後、乗りかご11をガイドレール5に係合
させた状態で組立てて作業足場として使用するので、従
来のように1階の乗場部品9aを取付けるために乗りか
ご11を一旦解体した後、再び組立てる作業、いわゆる
二度手間の作業をなくすことができる。
【0021】また、本実施形態では、100V電源で駆
動可能な小型揚重機21によりガイドレール5を揚重す
るとともに作業足場としての乗りかご11を昇降させる
ようにしたので、従来のように大型揚重機を駆動するた
めの200V電源を特に要せずに済む。
動可能な小型揚重機21によりガイドレール5を揚重す
るとともに作業足場としての乗りかご11を昇降させる
ようにしたので、従来のように大型揚重機を駆動するた
めの200V電源を特に要せずに済む。
【0022】
【発明の効果】以上のように構成したので、本発明は、
エレベータ据付作業のために200V電源を特に要せず
に済むとともに、乗りかごを二度組立てる作業を簡略化
でき、したがって、比較的少ない労力で据付作業を行な
えるとともにその際の安全性を向上できるという効果が
ある。
エレベータ据付作業のために200V電源を特に要せず
に済むとともに、乗りかごを二度組立てる作業を簡略化
でき、したがって、比較的少ない労力で据付作業を行な
えるとともにその際の安全性を向上できるという効果が
ある。
【図1】本発明の一実施形態に係る小型エレベータの据
付方法を説明するフローチャートである。
付方法を説明するフローチャートである。
【図2】本実施形態の据付方法によりガイドレールを立
設する状態を示す縦断面図である。
設する状態を示す縦断面図である。
【図3】本実施形態の据付方法により1階の乗場部品を
取付ける状態を示す縦断面図である。
取付ける状態を示す縦断面図である。
【図4】本実施形態の据付方法により乗りかごを組立て
る状態を示す縦断面図である。
る状態を示す縦断面図である。
【図5】本実施形態の据付方法により乗りかごを作業足
場として据付作業を行なう状態を示す縦断面図である。
場として据付作業を行なう状態を示す縦断面図である。
1 昇降路 5 ガイドレール 8a 1階の乗場 8b 2階の乗場 9a、9b 乗場部品 11 乗りかご 21 小型揚重機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊田 秀和 東京都足立区中川4丁目16番29号 日立エ レベータテクノサービス株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 2階床を有する昇降路内に立設されるガ
イドレールと、このガイドレールにより案内され、前記
昇降路内を昇降する乗りかごと、前記ガイドレールに取
付けられる乗場部品とを備えた小型エレベータの据付方
法において、前記昇降路の頂部に小型揚重機を設置する
とともに、前記昇降路内に前記ガイドレールを立設し
て、前記2階床のうちの下方に乗場部品を設けるととも
に、この乗場部品を前記ガイドレールに取付けた後、前
記乗りかごを前記ガイドレールに係合させた状態で組立
て、この組立てた乗りかごを前記小型揚重機により昇降
させ、前記乗りかごを作業足場として前記昇降路内の据
付作業を行なうことを特徴とする小型エレベータの据付
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9765898A JPH11292424A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 小型エレベータの据付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9765898A JPH11292424A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 小型エレベータの据付方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11292424A true JPH11292424A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14198175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9765898A Pending JPH11292424A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 小型エレベータの据付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11292424A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001163546A (ja) * | 1999-12-06 | 2001-06-19 | Otis Elevator Co | マシンルームレスエレベータの据え付け工法 |
JP2005231831A (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-02 | Matsushita Electric Works Ltd | エレベータ装置及びエレベータ装置の施工方法 |
JP2024007798A (ja) * | 2022-07-06 | 2024-01-19 | フジテック株式会社 | エレベータ用揚重機の支持装置及びその固定方法 |
-
1998
- 1998-04-09 JP JP9765898A patent/JPH11292424A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001163546A (ja) * | 1999-12-06 | 2001-06-19 | Otis Elevator Co | マシンルームレスエレベータの据え付け工法 |
JP4588826B2 (ja) * | 1999-12-06 | 2010-12-01 | オーチス エレベータ カンパニー | マシンルームレスエレベータの据え付け工法 |
JP2005231831A (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-02 | Matsushita Electric Works Ltd | エレベータ装置及びエレベータ装置の施工方法 |
JP2024007798A (ja) * | 2022-07-06 | 2024-01-19 | フジテック株式会社 | エレベータ用揚重機の支持装置及びその固定方法 |
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