JP2674392B2 - 油圧エレベーターの据付工法 - Google Patents

油圧エレベーターの据付工法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、油圧エレベーターの
据付工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図は例えば特開昭64−38386号
公報に示された油圧エレベーターの据付工法を示す側面
図である。この据付工法のポイントを以下説明する。か
ご枠用最下部ガイドレール31aに本設用かご枠32を
組立て、このかご枠32の上部に作業台33を構成し、
架設用作業手摺34a、34bを取付けている。更に昇
降路の中間部に中間作業床35を構成している。更に昇
降路の上部に吊り部36とスチールブロック37を設置
し、スチールブロック37に掛けたウインチロープ38
により油圧ジャッキ39a、39bを吊り上げ、上記か
ご枠上部作業台33および中間部作業床35を用いて、
それぞれ昇降路壁へ固定したり、両油圧ジャッキ間の接
続を行う。次いで油圧ジャッキ39aの上端に図示され
ていないジャッキ上プーリを取付け、これに掛けたロー
プの一端をかご枠32に接続し、その他端をジャッキ台
40へ接続すると共に、油圧ジャッキ39a、39bと
パワーユニット41間を図示されていない油圧配管で接
続してパワーユニット41を固定する。続いて、昇降路
内にかご側ガイドレールと油圧ジャッキ側ガイドレール
を立設し、固定する。その後、上記かご枠上部作業台3
3に設けた運転盤42を操作してパワーユニット41を
制御することにより油圧ジャッキ39a、39bを作動
し、上記ロープを介してかご枠32およびかご枠上部作
業台33を上下駆動させながら、所定の作業を行うもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の油圧エレベータ
ー据付工法では、油圧ジャッキの据付に仮設の中間部作
業床とかご枠上部作業台により設置するため、各現場毎
に油圧ジャッキの接続、固定の作業位置を予め設定する
必要があり、容易ではなく、作業も危険であり、また、
非停止階がある場合は、油圧ジャッキの接続固定の作業
ができない。そして、油圧ジャッキ、配管、油圧パワー
ユニット、ジャッキ側ガイドレールを据付、芯出ししな
いとかご作業床として昇降できるまでに時間がかかり、
しかも、昇降してからの作業が乗場機器取付、かご側ガ
イドレール芯出し作業等のみでかご作業床として昇降さ
せても効率良く行う作業が少ない、また、安全上乗場開
口部を塞ぐために乗場機器の取付も遅くなり、さらに建
築側の乗場仕上げが遅れ、迷惑をかけることになる。
【0004】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであって、油圧エレベーターの据付を安
全で短時間に、しかも効率良く行うことができる油圧エ
レベーターの据付工法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る油圧エレ
ベーターの据付工法は、上記目的を達成するために、昇
降路の下部からガイドレールを垂直に立設し、上記ガイ
ドレールに係合した本設かご枠を主体とするかご作業床
を組立て、昇降路上部のカゴ作業床の投影面の外側に取
付けられたウインチより懸垂した駆動ロープでかご作業
床と一体ツナ止め梁を吊り、上記ウインチの操作釦で
上記かご枠を主体とする作業床を昇降させ、上記昇降路
内機器を据付ける方法である。
【0006】また、この発明に係る油圧エレベーターの
据付工法は、昇降路の下部からガイドレールを垂直に立
設し、上記ガイドレールに係合した本設かご枠を主体と
するかご作業床を組立て、昇降路上部に取付けた吊り点
から懸垂する駆動ロープを巻取るウインチを上記作業床
と一体ツナ止め梁に設置するにあたり、上記吊り点及
びウインチを、カゴ作業床の投影面の外側に配置し、上
記ウインチの操作釦で上記かご枠を主体とするかご作業
床を昇降させ、上記昇降路内機器を据付ける方法でもよ
【0007】
【作用】上記のように構成された油圧エレベーターの据
付工法は、上記昇降路内に立設したガイドレールに係合
した本設かご枠を主体とするかご作業床のツナ止め梁を
ウインチから送出されたロープで吊り、上記ウインチの
操作釦でウインチを運転し、かご作業枠を昇降させ、上
記かご作業床で昇降路内機器の据付を行う。
【0008】
【実施例】実施例1. 図1は、本発明を適用する油圧エレベーターの据付工法
の一実施例を示す作業工程図、図2、図3および図4は
それぞれ異なる作業状態を示す油圧エレベーターの昇降
路側面断面略図である。次に本発明を実施する装置につ
いて説明する。図において、1は昇降路、2は昇降路1
の最下部に位置するピット、3はピット2に設置された
バッファ台、4aはバッファ台の両端に立設された最下
段レール、4は最下段レール4aの上部に接続し、昇降
路1の全長にわたり立設するかご側レール、5は最下段
レール4aを保持し、昇降路1の側壁と固定するかご側
ブラケットである。6は最上階乗場、7は最上階乗場6
に下部を固定し、昇降路1内に仮設した上部足場、8a
はこの上部足場7の上方で昇降路1の最上部側壁で突張
らせ固定した上部型板、9はこの上部型板8aに所定の
寸法間隔で吊り下げ昇降路1の全長にわたり懸垂された
基準線、8bはピット2の側壁で突っ張らせ固定した下
部型板で、基準線9を固定する。10は本設のかご枠を
主体としたかご作業床で、最下段レール4aに係合して
いる。10bはかご作業床10の竪柱10aの上部に取
付けられた上部作業台、10cはかご作業床10の下部
に取付けられたツナ止め梁でこのツナ止め梁には非常止
め装置が連結されている。
【0009】図3、図4において、11はウインチ取付
具で、上記昇降路1の最上部後壁にアンカー固定してあ
る。12はウインチ取付具11の先端部に取付けたウイ
ンチ、13はウインチ12より懸垂されツナ止め梁10
cを吊る駆動ロープである。上記ウインチ12は、カゴ
作業床の投影面の外側(後壁とカゴ作業床後端との間あ
るいは横壁とカゴ作業床側端との間)に配置されてい
る。図4において、14は昇降路1の側壁に設けたウイ
ンチ制御盤、15はウインチ制御盤14と作業床10と
をつなぐ仮設制御ケーブル、16は仮設制御ケーブル1
5を中継するJB、17はかごJBからでる操作釦であ
る。
【0010】図4において、18は昇降路1の最上部か
ら中央部まで連結され立設するジャッキ側ガイドレー
ル、19はジャッキ側ブラケットで、上記ジャッキ側ガ
イドレール18を保持し昇降路1に固定する。20bは
油圧ジャッキ、21はジャッキ吊り装置、22は乗場機
器である。
【0011】油圧エレベーターの据付工法を、図1、図
2、図3および図4に基づいて説明する。工程図におい
て、工程1から工程7に示すように、先ず昇降路1最上
部に上部足場7を組立て、上部型板8aを設置し、更に
ピット2において下部型板8bを設置し、これら両型板
8a、8b間に基準線9となるピアノ線を張設してい
る。この基準線9を基準としてかご作業床10用最下段
レール4aを配置し、かご側ブラケット5によって昇降
路壁に芯出しして固定する。次に工程8から工程10に
示すように、残りのかご側ガイドレール4を接続し、最
上段ブラケット5aにより仮固定する。そして昇降路最
上部の上部足場7により、ウインチ取付具11およびウ
インチ12を設置し、ウインチ12から送出された駆動
ロープ13をかご作業床10のツナ止め梁10cと接続
し、かご作業床10をかご側ガイドレール4に沿って昇
降自在とする。ここで重要なのは、かご作業床10とウ
インチ12とが干渉しないように配置されていること
で、このため、かご作業床10が昇降路の最上部まで上
昇でき、作業性が一段と向上する。
【0012】工程11から工程21に示すように、昇降
可能となったかご作業床10でかご側ガイドレール4の
芯出し固定後、昇降路最上部の上部足場7を解体し、さ
らに、かご作業床10でジャッキ側ガイドレール18を
芯出し固定後、上下部型板8a、8bを解体する。次に
上部油圧ジャッキ20bをジャッキ吊り装置21で吊
り、ピット2の所定の位置に設置した下部油圧ジャッキ
20aに接続後、油圧配管を接続固定し、パワーユニッ
トを固定し、ジャッキプーリーを取付け、ロープ掛け及
び昇降路内配結線の作業を行う。
【0013】最後に工程22から工程25に示すよう
に、かご作業台10bを解体し、試運転の準備をする。
【0014】実施例2. 上記実施例1では昇降路1の上部にウインチ12を設け
たものを示したが、図5のようにかご作業床10と一体
に構成され非常止め装置が連結されたツナ止め梁10c
にウインチ12を設け、吊り点11bから懸垂する駆動
ロープ13を巻取るようにし、上記ウインチの操作釦1
7で、上記かご枠を主体とするかご作業床を昇降させて
もほぼ同様の作用効果を奏する。ここでも重要なこと
は、吊り点11bとウインチ12とがかご作業床10の
投影面の外側に配置されていること で、かご作業床10
と吊り点11bとが干渉しないことにより、かご作業床
10が昇降路の最上部まで上昇でき、作業性が一段と向
上する。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、上記昇
降路内に立設したかご側ガイドレールに係合した本設か
ご枠を主体とするかご作業床のツナ止め梁をウインチか
ら懸垂した駆動ロープで吊り、上記かご作業床をウイン
チの操作釦により昇降させ、昇降路内機器の据付けを行
うことにより、安全で短時間に効率良く油圧エレベータ
ーの据付けができる。本発明は、さらに、ウインチ又は
吊り点がかご作業床の投影面の外側に配置されているこ
とにより、かご作業床とウインチ又は吊り点とが干渉し
ないため、かご作業床が昇降路の最上部まで上昇でき、
作業性が一段と向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する油圧エレベーターの据付工法
の実施例を示す作業工程図。
【図2】一作業状態を示す油圧エレベーターの昇降路側
面断面概略図。
【図3】図2、図4と異なる作業状態を示す油圧エレベ
ーターの昇降路側面断面概略図。
【図4】図2、図3と異なる作業状態を示す油圧エレベ
ーターの昇降路側面断面概略図。
【図5】第2実施例を示す油圧エレベーターの据付工法
の昇降路側面断面概略図。
【図6】従来の据付作業状態を示す昇降路側面概略図。
【符号の説明】
1 昇降路 4 レール 5 ブラケット 7 上部足場 10 かご作業床 10c ツナ止め梁 11a 返し車 11b 吊り点 12 ウインチ 13 駆動ロープ 17 作動釦

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路の下部からガイドレールを垂直に
    立設し、上記ガイドレールに係合した本設かご枠を主体
    とするかご作業床を組立て、昇降路上部のカゴ作業床の
    投影面の外側に取付けられたウインチより懸垂した駆動
    ロープでかご作業床と一体ツナ止め梁を吊り、上記ウ
    インチの操作釦で上記かご枠を主体とするかご作業床を
    昇降させ、上記昇降路内機器を据付けることを特徴とす
    る油圧エレベーターの据付工法。
  2. 【請求項2】 昇降路の下部からガイドレールを垂直に
    立設し、上記ガイドレールに係合した本設かご枠を主体
    とするかご作業床を組立て、昇降路上部に取付けた吊り
    点から懸垂する駆動ロープを巻取るウインチを上記作業
    床と一体に構成され非常止め装置が連結されたツナ止め
    梁に設置するにあたり、上記吊り点及びウインチを、カ
    ゴ作業床の投影面の外側に配置し、上記ウインチの操作
    釦で上記かご枠を主体とするかご作業床を昇降させ、上
    記昇降路内機器を据付けることを特徴とする油圧エレベ
    ーターの据付工法
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