JP4841171B2 - ライズアップエレベータの据付方法 - Google Patents
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Description
又、図21に示す如く、シーブユニット(5)の上方位置には支持部材(64)が固定され、該支持部材(64)には、シーブユニット(5)を吊り上げるための電動チェーンブロックからなる吊り上げ装置(65)が吊り下げられている。
又、クライミング作業時にはエレベータを使用することが出来ないため、エレベータの休止期間が長くなるという問題があった。
更に、クライミング作業後、シーブユニット(5)が設置された階の乗場工事を行なう必要があるが、その工事中当該乗場を使用することができないため、クライミング回数の多い前記従来技術では、乗場が使用できないという状況が多く発生するという問題もあった。
ここで、下層昇降路(3)に工事用エレベータを設置した後、前記上層昇降路(2)内にゴンドラ(23)を設置すると共に、上層昇降路(2)の上部に新シーブユニットを設け、下層昇降路(3)内でかご(31)の昇降運転を行ないながら、前記ゴンドラ(23)を使用して上層昇降路関係工事を行なう。
そして、上層昇降路関係工事が終了した後、前記仮設シーブユニット(34)及びゴンドラ(23)を撤去すると共に、前記新シーブユニットを用いて下層昇降路(3)と上層昇降路(2)に跨るかご(31)の昇降運転を行なうために必要な昇降路連結関係工事を行なう。
更に、上層昇降路関係工事をゴンドラ(23)を用いて行なうことによって、足場を組む従来の工法に比べて作業効率が向上する。
下層階に設置された下層昇降路(3)内でかごの昇降運転を可能として、該かごを用いて下層昇降路関係工事を行なう工程と、
下層昇降路関係工事の終了後、上層階に設置された上層昇降路(2)内にゴンドラ(23)を設置し、該ゴンドラ(23)を使用して上層昇降路関係工事を行なう工程と、
上層昇降路関係工事が終了した後、前記ゴンドラ(23)を撤去して、下層昇降路(3)と上層昇降路(2)に跨るかご(31)の昇降運転に必要な昇降路連結関係工事を行なう工程
とを有している。
そして、上層昇降路関係工事では、その初期の段階で、上層昇降路(2)と下層昇降路(3)を仕切る仮設塞ぎ床(1)を設置し、昇降路連結関係工事では、その初期の段階で、前記仮設塞ぎ床(1)を撤去する。
本発明のライズアップエレベータの据付方法は、大きく分けて三期の工事からなり、第一期工事は通常のエレベータ設置工事と同じであり、据付工法は足場工法、ゴンドラを使用した工法及び本設かごを利用した工法などがあり、現場条件等によって任意に据付工法を選択することが出来る。
図3の下向矢印以下の部分が第一期工事で据え付けた部分である。図示の如く、下層昇降路(3)の上部には仮設シーブユニット(34)が配備され、仮設シーブユニット(34)は2個のシーブ(361)(362)とガバナ装置(図示省略)とを具え、仮設シーブユニット(34)の下方にはかご(31)とカウンターウエイト(35)が設置され、かご(31)の下部には一対のシーブ(364)(364)が配備されると共に、カウンターウエイト(35)にはシーブ(363)が配備されている。下層昇降路(3)の下部には、薄型の巻上機(32)が配備されている。下層昇降路(3)の底部には、はしご(70)が配備されている。図19と同一符号は同一のものを示している。
又、仮設シーブユニット(34)は、カウンターウエイト(35)の一対のガイドレール(30)(30)のうちの1本のガイドレール上に載置されると共に、かご(31)の一対のガイドレール(30)(30)及びカウンターウエイト(35)の他の1本のガイドレール(30)に支持される構成である。この理由は、シーブ(362)とシーブ(363)の間の仮設ワイヤーロープ(33a)は捩れることなく垂直になっているのが望ましいが、これを実現するにはシーブ(362)をカウンターウエイト(35)のガイドレール(30)上に設置するのが実用性が高いからである。
又、各補強部材(14)の中心部には、エレベータ用吊ピース(19)が配備され、シーブユニットなどを吊り下げられるようになっている。
仮設塞ぎ床(1)は、上層昇降路(2)と下層昇降路(3)との間の作業の安全を確保するための作業床と、下層昇降路(3)内の防雨対策を施した屋根との両方の働きを有する。更に、仮設塞ぎ床(1)の上面に吊ピース(16)を設けることによって、チェーンブロックやクレーンなどによりクライミングが複数回あったとしても、比較的自由に移動させ得る構造になっている。
先ず工程S1にて、上層昇降路(2)の下部に仮設塞ぎ床(1)を設置する。
尚、第三期工事は、エレベータの運転を休止し、第二期工事で設置した上層昇降路(2)と下層昇降路(3)とを連結して、上層昇降路(2)と下層昇降路(3)からなる一本の昇降路(4)内でエレベータの運行を可能にする工事である。
図9に示す如く、上層昇降路(2)の上部に設置された揚重ビーム(21)に電動チェーンブロック(42)を取り付けると共に、仮設シーブユニット(34)にホイストの如き揚重機(43)を取り付け、かご受台(39)と図10に示すカウンターウエイト受台(28)をピットに設置する。図9に示す如く、ロープソケットが連結されたヒッチ(40)にはかご側の仮設ワイヤーロープ(33a)の端部が取り付けられ、同様にロープソケットが連結されたヒッチ(41)にはカウンターウエイト(35)側の仮設ワイヤーロープ(33a)の端部が取り付けられている。
図15に示す如く、昇降路(4)の内壁に設置されたレールブラケット(48)には、2つのレールクリップ(49)(49)とピン(47)が配備される。該レールブラケット(48)は芯出しを行ない所定の位置に据え付けられたガイドレールを支持する。このときピン(47)はガイドレールと接し、2つのレールクリップ(49)(49)を締め付けることによって、上層ガイドレール(301)を固定することが出来る。
又、第二期工事はゴンドラ(23)を用いた工法であるため、足場を組む従来の工法に比べて作業効率が良い。
更に、図18に示す如く、本設シーブユニット(26)のシーブと巻上機(32)を介してかご(31)とカウンターウエイト(35)とを本設ワイヤーロープ(33b)によって連結する。該かご(31)とカウンターウエイト(35)と巻上機(32)とは、第一期工事で設置するものをそのまま本設用として使用することが出来る。
更に又、図19に示す如く、従来のシーブユニット(5)は一体化されているため、クライミング毎に吊り上げる作業が必要であったが、本発明ではその必要はない。
又、第二期工事において、仮設塞ぎ床(1)付近の乗場ドア(46)の未設置階が2階床あるが、現場条件によっては仮設塞ぎ床(1)やビーム(24)等の設置位置を調整することにより、乗場ドア(46)の未設置階を1階床に変更することも可能である。
又、図2に示す如く、工程S24にてロープを撤去する際に、仮設ワイヤーロープ(33a)を切断しているが、これは仮設ワイヤーロープ(33a)の巻き取りを短時間でスムーズに行なうためであり、仮設ワイヤーロープ(33a)は使い捨てである。仮設ワイヤーロープ(33a)を他の現場で再利用する必要がある場合には、仮設ワイヤーロープ(33a)を切断する必要はないが、仮設ワイヤーロープ(33a)の巻き取りに時間を要するためエレベータの休止期間が延びる原因となる。従って、現場の事情に合わせて仮設ワイヤーロープ(33a)の切断/非切断を選択することが出来る。
(2) 上層昇降路
(20) ステージ足場
(21) 揚重ビーム
(23) ゴンドラ
(25) 乗場ドア
(26) 本設シーブユニット
(3) 下層昇降路
(30) ガイドレール
(301) 上層ガイドレール
(302) 下層ガイドレール
(303) 中間ガイドレール
(31) かご
(32) 巻上機
(33a) 仮設ワイヤーロープ
(33b) 本設ワイヤーロープ
(34) 仮設シーブユニット
(35) カウンターウエイト
(4) 昇降路
(42) 電動チェーンブロック
(47) ピン
(49) レールクリップ
Claims (5)
- 下層階の昇降路(3)の上部又は中間部に仮設シーブユニット(34)を設けると共に、前記昇降路(3)の下部又は中間部に巻上機(32)を設け、前記仮設シーブユニット(34)のシーブと前記巻上機(32)を介して、かご(31)とカウンターウエイト(35)とを互いにロープにより連結して、工事用エレベータとして使用し、建物の建築工事の進展に応じて昇降路が上層に延長されると、延長された上層昇降路(2)の上部に新シーブユニットを設けて、該新シーブユニットを使用して、上下層の昇降路(2)(3)内でかご(31)の昇降運転を行なうライズアップエレベータの据付方法において、
下層昇降路(3)に工事用エレベータを設置した後、前記上層昇降路(2)内にゴンドラ(23)を設置すると共に、上層昇降路(2)の上部に新シーブユニットを設け、下層昇降路(3)内でかご(31)の昇降運転を行ないながら、前記ゴンドラ(23)を使用して上層昇降路関係工事を行なう工程と、
上層昇降路関係工事が終了した後、前記仮設シーブユニット(34)及びゴンドラ(23)を撤去すると共に、前記新シーブユニットを用いて下層昇降路(3)と上層昇降路(2)に跨るかご(31)の昇降運転を行なうために必要な昇降路連結関係工事を行なう工程
とを有し、
前記上層昇降路関係工事では、下層昇降路(3)内に設置された複数本の下層ガイドレール(302)の上方に、上層昇降路を構成する複数本の上層ガイドレール(301)を設置して、下層昇降路(3)と上層昇降路(2)の芯出しを行ない、
前記上層ガイドレール(301)の設置においては、少なくとも1本の下層ガイドレール(302)に前記仮設シーブユニット(34)を取り付け、該少なくとも1本の下層ガイドレール(302)の上方に設置される上層ガイドレール(301)は、ガイドレール1本分の長さに若干量を加えた間隔をあけて仮固定し、
前記昇降路連結関係工事にて、前記間隔をあけて設置された下層ガイドレール(302)と上層ガイドレール(301)の間に1本の中間ガイドレール(303)を介在させ、この状態で上層ガイドレール(301)を下降させることによって、下層ガイドレール(302)に前記1本の中間ガイドレール(303)を介して上層ガイドレール(301)を連結することを特徴とするライズアップエレベータの据付方法。 - 前記1本の中間ガイドレール(303)を介して連結されるべき上層ガイドレール(301)を支持するレールブラケット(48)には、該上層ガイドレール(301)の側面に摺接するピン(47)が突設されており、該ピン(47)に沿って上層ガイドレール(301)を下降させる請求項1に記載のライズアップエレベータの据付方法。
- 昇降路連結関係工事では、上層昇降路(2)と下層昇降路(3)の境目付近の乗場機器未設置階に乗場機器を設置する請求項1又は請求項2に記載のライズアップエレベータの据付方法。
- 上層昇降路関係工事では、その初期の段階で、上層昇降路(2)と下層昇降路(3)を仕切る仮設塞ぎ床(1)を設置し、昇降路連結関係工事では、その初期の段階で、前記仮設塞ぎ床(1)を撤去する請求項1乃至請求項3の何れかに記載のライズアップエレベータの据付方法。
- 前記仮設塞ぎ床(1)には、雨水を排出するための排水設備と、昇降路の延長に応じて該仮設塞ぎ床(1)を吊り上げるための吊り上げ構造とが配備されている請求項4に記載のライズアップエレベータの据付方法。
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