JP5458385B2 - クレーン - Google Patents
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Description
型枠工事の省力化や歩掛り向上には、型枠の地組みや外壁の大パネル化等が考えられるため、地組みされた型枠や外壁の大パネルを揚重できる簡易クレーンが開発されている。
このような簡易クレーンを使用する型枠工事では、工事の進行と共に簡易クレーンを移動させて作業を行っている。
また、特許文献1に記載された資材運搬車両は、車両が走行できる限界幅内にクレーンアームが収まる構造であるため、クレーンアームの長さが限定されてしまい、揚重作業を行うことができる範囲も限定されることになる。
そして、ワイヤーロープは、第二の端部材に設けられた電動ウインチから延びて先端部が第一の端部材に固定されていることにより、第一の端部材および第二の端部材を連結部を中心に回転可能な状態とし、電動ウインチでワイヤーロープを巻き取るまたは繰り出すことで、第一の端部材および第二の端部材の回転を操作することができる。
本発明では、吊上部は、第一の端部材に沿って走行する走行部材と、走行部材の下方に設けられ走行部材と分離していて揚重対象物が掛けられるフック部材とからなり、走行部材およびフック部材は共に滑車を備え、走行部材およびフック部材の滑車は一緒にワイヤーロープに巻きかけられていることにより、フック部材は、走行部材と共に第一の端部に沿って水平方向に移動できて、電動ウインチがワイヤーロープを繰り出すと走行部材から離れて下方に移動でき、電動ウインチがワイヤーロープを巻き取ると走行部材に接近して上方に移動できる。
そして、ワイヤーロープの長さを調整してフック部材を所定の高さに設定し、このワイヤーロープの長さを固定した状態で走行部材を水平方向に走行させると、高さを変えずにフック部材を水平方向に走行させることができ、使い勝手がよい。
本発明では、当接部材がベースと当接することにより、ウエイト本体の荷重を当接部材を介してベースに作用させることができる。そして、走行可能な車輪と伸縮する当接部材とを備えることにより、カウンターウエイトがベースに着脱可能であるので、必要に応じてカウンターウエイトを設置できると共に、移動時にはカウンターウエイトを分離することで重量物を分割して移動させることができるので移動作業を軽減させることができる。
図1(a)、(b)に示すように、本実施の形態によるクレーン1は、RC造の建築物の建設現場において、型枠工事に使用され、地組みされた型枠を揚重している。本実施の形態では、クレーン1は、建築物のn階の作業床51に設置されており、n階の梁型枠(揚重対象物)52を既に立設されている2つの柱型枠53間に設置する工程について説明する。
マスト3は、その軸方向を鉛直方向としてベース本体11に立設されており、内蔵された油圧シリンダなどの駆動により上下方向に伸縮可能で、その高さを調整できる。マスト3の高さは、建築物の階高hなどにあわせて設定し、階高hが高くマスト3の高さが足りない場合には、図2に示すように、マスト3と旋回輪4との間に高さ追加するスペーサーマスト14を設置してもよい。
図3に示すように、先端ビーム5aの中間ビーム5b側の端部、後端ビーム5cの中間ビーム5b側の端部、中間ビーム5bの両端部には、ビーム5の延在方向に直交する鋼板などの板部材21が設けられていて、先端ビーム5a、中間ビーム5b、後端ビーム5cが連結されると隣り合う板部材21が面接触している。
固定ボルト22は、後端ビーム5cに水平方向へ回転可能に保持されていて、回転することで切欠部21aに出し入れされる。固定ボルト22が切欠部21aに挿入されると、中間ビーム5bと後端ビーム5cとが連結し、固定ボルト22が切欠部21aから外れると、中間ビーム5bと後端ビーム5cとの連結が解除される。
図中では、中間ビーム5bと後端ビーム5cとの連結を示しているが、先端ビーム5aと中間ビーム5bとの連結も同様である。
なお、固定ボルト22は、先端ビーム5aおよび後端ビーム5cに代わって中間ビーム5bに保持されていても良い。
また、切欠き部に変わって貫通孔を形成し、この貫通孔に固定用のピンやボルトを挿入して先端ビーム5aと中間ビーム5b、中間ビーム5bと後端ビーム5cを連結してもよい。
走行トロリー27は、滑車29を備えていて、フックブロック28は、滑車30を備えている。走行トロリー27およびフックブロック28の滑車29、30は、ワイヤーロープ7に一緒に巻かれている。
フックブロック28の滑車30および走行トロリー27の滑車29にはワイヤーロープ7が一緒に巻きかけられているので、フックブロック28は走行トロリー27と共に水平方向に移動する。
走行トロリー27とフックブロック28との間に、ワイヤーロープ7の過巻きを防止する過巻き防止部材31が設けられている。過巻き防止部材31は、揚重作業を行わないときには解除することができる。
また、ワイヤーロープ7の長さを調整して、走行トロリー27とフックブロック28との距離を設定し、ワイヤーロープ7の巻き取りおよび繰り出しを停止した状態で走行トロリー27を走行させると、フックブロック28はその高さを変えずに走行トロリー27の走行と共に水平に移動することができる。
図1(a)に示すベース用カウンターウエイト9は、ビーム用カウンターウエイト34では重量が不十分な場合に設置するもので、ベース2に着脱可能である。
ネジジャッキ44は下端面44aがベース本体11の上面44aと当接するように伸ばされている。ネジジャッキ44は下端面44aがベース本体11の上面44aと当接することによって、ベース用カウンターウエイト9の荷重がベース2に作用することになる。
また、ベース用カウンターウエイト9をベース2から取り外す際には、ネジジャッキ44を縮めて、ネジジャッキ44とベース本体11の当接を解除し、手摺45を引いてベース2からベース用カウンターウエイト9(9B)を離す。
まず、図7(a)に示すように、旋回輪4の駆動によりビーム5を旋回させると共に、走行トロリー27をフックブロック28と共に移動させ、揚重する梁型枠52の上方にフックブロック28を位置させる。そして、電動ウインチ6でワイヤーロープ7を繰り出し、フックブロック28を降下させてフックブロック28に梁型枠52を玉掛けワイヤーで掛ける。
このとき、フックブロック28を所定の高さとし、ワイヤーロープ7の長さを固定した状態で走行トロリー27を走行させることで、フックブロック28の高さを変えずに水平に移動させることができる。
まず、図5(a)に示す走行トロリー27とフックブロック28との間の過巻き防止部材31を解除し、図5(b)に示すように走行トロリー27とフックブロック28とを接触させて孔部32および孔部33を重ね、孔部32および孔部33にピンを挿入してフックブロック28を走行トロリー27に固定する。
続いて、図8に示すように、油圧シリンダなどの駆動によりマスト3を縮める。
まず、図8に示す先端ビーム5aを水平状態に固定している固定ボルト22回転させて切欠部21aから外し、先端ビーム5aと中間ビーム5bとの連結を解除する。そして、電動ウインチ6を駆動させてワイヤーロープ7を繰り出し、回転ピン23を中心に先端ビーム5aを図9の状態となるように下側に回転させる。
このとき、図9に示すように、下方に回転した先端ビーム5aは、中間ビーム5bに設けられたストッパー32に当接し、先端ビーム滑車25が下側となった状態で回転が止まる。そして、先端ビーム5aの回転が止まったら、この状態を固定する。
なお、先端ビーム5aと中間ビーム5bとの固定は、孔部35、36および固定部材以外の固定具で行われてもよい。
まず、図9に示す後端ビーム5cを水平状態に固定している固定ボルト22を回転させて切欠部21aから外し、後端ビーム5cと中間ビーム5bとの連結を解除する。そして、電動ウインチ6を駆動させてワイヤーロープ7を繰り出し、回転ピン24を中心に後端ビーム5cを図10の状態となるように下側に回転させる。
なお、後端ビーム5cが回転した際に当接して停止するストッパーや、後端ビーム5cと中間ビーム5b固定する固定具などを適宜設けてもよい。
搬送されたクレーン1は、新たな設置位置に設置される。
続いて、折りたたまれた後端ビーム5cと中間ビーム5bとの固定を解除し、電動ウインチ6の駆動でワイヤーロープ7を巻き上げて後端ビーム5cを水平状態として固定する。そして、折りたたまれた先端ビーム5aと中間ビーム5bとの固定を解除し、電動ウインチ6の駆動でワイヤーロープ7を巻き上げて先端ビーム5a水平状態として固定する。
続いて、マスト3を階高hに合わせて伸ばし、走行トロリー27とフックブロック28との固定を解除し、クレーン1が使用可能となる。
本実施の形態のクレーン1は、揚重作業を行わない時にはマスト3を縮めて、先端ビーム5aおよび後端ビーム5cを折りたたむことができるので、クレーン1をコンパクトな形状とすることができ、クレーン1の移動や設置が行いやすい。
そして、ワイヤーロープ7は、後端ビーム5cに設けられた電動ウインチ6から延びて先端部が先端ビーム5aに固定されていることにより、吊上部8の高さ調整を行う電動ウインチ6の駆動で、先端ビーム5aおよび後端ビーム5cの回転を操作することができる。
そして、ワイヤーロープ7の長さを調整してフックブロック28を所定の高さに設定し、このワイヤーロープ7の長さを固定した状態で走行トロリー27を水平方向に走行させると、高さを変えずにフックブロック28を水平方向に走行させることができ、使い勝手がよい。
また、ベース用カウンターウエイト9がベース2に着脱可能であるので、必要に応じてベース用カウンターウエイト9を設置できると共に、移動時にはベース用カウンターウエイト9を分離することで重量物を分割して移動させることができるので移動作業を軽減させることができる。
例えば、上述した実施の形態では、ベース用カウンターウエイト9が設けられているが、重量バランスに問題ない場合には、ベース用カウンターウエイト9をもうけなくてもよい。
また、本実施の形態では、クレーン1を型枠工事用に設置しているが、型枠以外の資材を揚重する際に設置してもよい。
2 ベース
3 マスト
5 ビーム
5a 先端ビーム(一方の端部材)
5b 中間ビーム(中間部材)
5c 後端ビーム(他方の端部材)
6 電動ウインチ
7 ワイヤーロープ
8 吊上部
9 ベース用カウンターウエイト(カウンターウエイト)
27 走行トロリー(走行部材)
28 フックブロック(フック部材)
41 鋼製フレーム(載置板)
42 キャスター(車輪)
43 ウエイト本体
44 ネジジャッキ(当接部材)
Claims (3)
- ベースに立設されて軸方向に伸縮可能なマストと、
水平方向に延在し、延在方向の中間に位置する中間部材が前記マストの上部に水平方向へ旋回可能に保持され前記中間部材の前記延在方向の一方の端部に第一の端部材が連結されて前記中間部材の前記延在方向の他方の端部に第二の端部材が連結されたビームと
前記第一の端部材に前記ビームの延在方向に沿って移動可能に保持され揚重対象物を揚重する吊上部と、
前記第二の端部材に設けられた電動ウインチと、
前記電動ウインチに巻き取りおよび繰り出され前記吊上部を上下方向に移動させるワイヤーロープと、を備え、
前記第一の端部材および第二の端部材は、前記中間部材との連結部を中心に前記延在方向を含む鉛直面内において回転可能であるとともに、水平方向に延在する水平な状態、および前記中間部材側の端部が反対側の端部よりも上方に位置する略鉛直な状態において前記回転が拘束されるように構成され、
前記ワイヤーロープは、前記電動ウインチから延びて先端部が前記第一の端部材に固定され、
前記第一の端部材および第二の端部材は、前記水平な状態であるとともに、前記連結部を中心に回転可能な状態において、前記ワイヤ−ロープが前記電動ウインチから繰り出されると、前記連結部を中心に回転して前記略鉛直な状態となり、前記略鉛直な状態であるとともに前記連結部を中心に回転可能な状態において、前記ワイヤ−ロープが前記電動ウインチに巻き取られると、前記連結部を中心に回転して前記水平な状態となることを特徴とするクレーン。 - 前記吊上部は、前記第一の端部材に沿って走行する走行部材と、前記走行部材の下方に設けられ前記走行部材と分離していて前記揚重対象物が掛けられるフック部材とからなり、前記走行部材およびフック部材は共に滑車を備え、前記走行部材およびフック部材の滑車は一緒に前記ワイヤーロープに巻きかけられていることを特徴とする請求項1に記載のクレーン。
- 前記ベースには着脱可能なカウンターウエイトが設けられていて、前記カウンターウエイトは、前記ベースが設置される設置面を走行可能な車輪と、前記車輪の上部に設けられて上部にウエイト本体が載置される載置板と、前記載置板に設置されて下方に突出し突出方向に伸縮可能な当接部材とを備え、装着時には、前記載置板と前記設置面との間に前記載置板と離間するように前記ベースの少なくとも一部が位置し、前記当接部材が下方に伸びて前記ベースと当接していることを特徴とする請求項1または2に記載のクレーン。
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