JP2020508246A - チップ、インクカートリッジおよびインクカートリッジ取り出し方法 - Google Patents

チップ、インクカートリッジおよびインクカートリッジ取り出し方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020508246A
JP2020508246A JP2019546848A JP2019546848A JP2020508246A JP 2020508246 A JP2020508246 A JP 2020508246A JP 2019546848 A JP2019546848 A JP 2019546848A JP 2019546848 A JP2019546848 A JP 2019546848A JP 2020508246 A JP2020508246 A JP 2020508246A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chip
contact
tip
ink cartridge
needle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019546848A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6779385B2 (ja
Inventor
涌群 邱
涌群 邱
偉健 陳
偉健 陳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ninestar Management Co Ltd
Original Assignee
Ninestar Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from CN201720765829.XU external-priority patent/CN206983530U/zh
Priority claimed from CN201710510439.2A external-priority patent/CN109130512B/zh
Application filed by Ninestar Management Co Ltd filed Critical Ninestar Management Co Ltd
Publication of JP2020508246A publication Critical patent/JP2020508246A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6779385B2 publication Critical patent/JP6779385B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17526Electrical contacts to the cartridge
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17526Electrical contacts to the cartridge
    • B41J2/1753Details of contacts on the cartridge, e.g. protection of contacts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17543Cartridge presence detection or type identification
    • B41J2/17546Cartridge presence detection or type identification electronically

Abstract

【課題】本発明は、チップ、インクカートリッジおよびインクカートリッジ取り出し方法を提供する。【解決手段】チップはプリンタ保持部内の接触針に電気的に接続され、第1チップ部と第2チップ部を備え、第1チップ部には複数の第1端子が設けられ、第1端子は接触針に接触する第1接触部を備え、第2チップ部には複数の第2端子が設けられ、第2端子は接触針に接触する第2接触部を備え、第1チップ部は対向配置される第1面と第2面を備え、第2チップ部は第1チップ部に接続され、第1チップ部には接触針を収容するための第1貫通溝が複数設けられ、第1貫通溝は第1面と第2面とを貫通し、少なくとも1つの第1貫通溝の一部は少なくとも一部の第2接触部によって覆われる。本発明のチップにおける第1貫通溝は取付中に接触針に対して案内作用を発揮し、チップ接触ずれの発生を回避し、チップと接触針とのより良好な接触を保証し、チップの実用性を向上させる。

Description

本発明は、印刷画像形成技術分野に関し、具体的にチップ、インクカートリッジおよびインクカートリッジ取り出し方法に関する。
プリンタ用チップは、非常に多くの種類がある。プリンタ用チップは、メーカ情報、インク量情報、インクカートリッジ種別情報、インク色等の情報を記憶する。インクジェットプリンタ用チップは、インクジェットプリンタの正常動作に対して、決定的な役割を果たす。
その中、第201320875786.2号の中国特許は、インクカートリッジチップ、インクカートリッジ及びインクジェットプリンタを開示している。図1−2を参照すれば分かるように、従来技術において、チップ4が5つの下列チップ接点41と4つの上列チップ接点42とを備え、インクカートリッジチップ4が接触針構造5のインクカートリッジチップ接触針に接触したときに、下列チップ接点41がその端部に存在する接触部411を有し、接触部411が下列インクカートリッジチップ接触針51の突起部511に隣接し、上列チップ接点42がその端部に存在する接触部421を有し、接触部421が上列インクカートリッジチップ接触針52の突起部521に隣接する。
しかし、本技術案を実施している中、従来技術には、下記の欠陥が存在する。接触針51に接触するための接触部が尖形突起構造であるが、尖形突起構造の製造が困難であり、精度も制御されにくく、加工製造の難易度が大きい。また、取付過程において、チップが接触針の上列に接触したときに、接触針から与えられた横方向の力を受けるため、チップが揺れやすく、更にチップ接触の位置ずれが発生しやすく、チップの正常使用が影響されてしまう。
本発明は、加工製造の難易度が大きく、チップ接触の位置ずれが発生しやすく、チップの正常使用が影響されてしまうという従来技術に存在する問題を有効に解決可能なチップ、インクカートリッジおよびインクカートリッジ取り出し方法を提供する。
本発明の一態様は、チップを提供する。前記チップは、プリンタ保持部内の接触針に電気的に接続される。前記チップは、第1チップ部と第2チップ部とを備え、前記第1チップ部には、複数の第1端子が設けられ、前記第1端子は、前記接触針に接触する第1接触部を備え、前記第2チップ部には、複数の第2端子が設けられ、前記第2端子は、前記接触針に接触する第2接触部を備え、前記第1チップ部は、対向配置される第1面と第2面とを備え、前記第2チップ部は、前記第1チップ部に接続され、前記第1チップ部には、前記接触針を収容するための第1貫通溝が複数設けられ、前記第1貫通溝は、前記第1面と第2面とを貫通し、少なくとも1つの前記第1貫通溝の一部は、少なくとも一部の第2接触部によって覆われる。
本発明の別の態様は、チップを提供する。前記チップは、プリンタ保持部内の接触針に電気的に接続される。前記接触針は、高さが異なり且つ互いに千鳥状に配置される第1群の接触針と第2群の接触針とを備える。前記チップは、第1チップ部と第2チップ部とを備え、前記第1チップ部には、複数の第1端子が設けられ、前記第1端子は、前記第1群の接触針に接触する第1接触部を備え、前記第2チップ部には、複数の第2端子が設けられ、前記第2端子は、前記第2群の接触針に接触する第2接触部を備え、前記第1チップ部は、対向配置される第1面と第2面とを備え、前記第2チップ部は、前記第1チップ部に接続され、前記第1チップ部には、前記第2群の接触針を収容するための第1貫通溝が複数設けられ、前記第1貫通溝は、前記第1面と第2面とを貫通し、少なくとも1つの前記第1貫通溝の一部は、少なくとも一部の第2接触部によって覆われる。
本発明の別の態様は、インクカートリッジを提供する。前記インクカートリッジは、プリンタの保持部に取り外し可能に取り付けられ、上記チップを備える。
本発明の更に別の態様は、インクカートリッジ取り出し方法を提供する。前記インクカートリッジには、上記チップが取り付けられ、前記インクカートリッジは、ケースと、前記ケース側部に設けられるチップラックとを備え、前記チップラックは、前記チップに接続される。前記方法は、
取付方向に交差する方向に沿って前記チップラックを移動するステップと、前記チップを前記チップラックの移動とともに接触針から離脱させるステップと、インクカートリッジを取り出すステップと、を含む。
本発明のもう1つの態様は、インクカートリッジ取り出し方法を提供する。前記インクカートリッジには、上記チップが設けられ、前記チップにおける第1チップ部は、第2チップ部に可動接続される。前記方法は、
前記第1チップ部が第2群の接触針を経過しているとき、前記第2チップ部を前記第1チップ部と分離させるステップと、前記第2チップ部を前記第2群の接触針と離脱させるステップと、インクカートリッジを取り出すステップと、を含む。
本発明に係るチップ、インクカートリッジおよびインクカートリッジ取り出し方法は、尖形突起の端子構造を捨てて、製造や加工の難易度を低減し、第1チップ部と第2チップ部とを接続してチップ全体として組み合わせることにより、少なくとも1つの第1貫通溝の一部を少なくとも一部の第2接触部によって覆う。これにより、取付過程において、第1貫通溝が取付中に接触針に対して案内作用を果たし、チップ接触の位置ずれの状況の発生が回避され、チップと接触針とのより良好な接触が保証されつつ、チップの正常使用効果も確保され、チップの実用性が更に向上し、市場での普及や応用に有利になる。
従来技術で提案されるインクカートリッジの構造模式図一である。 従来技術で提案されるインクカートリッジの構造模式図二である。 本発明の実施例のチップにおける第1チップ部の構造模式図一である。 本発明の実施例のチップにおける第1チップ部の構造模式図二である。 本発明の実施例のチップにおける第2チップ部の構造模式図一である。 本発明の実施例のチップにおける第2チップ部の構造模式図二である。 本発明の実施例の1種のチップの構造模式図一である。 本発明の実施例の1種のチップの構造模式図二である。 本発明の実施例のもう1種のチップの構造模式図一である。 本発明の実施例のもう1種のチップの構造模式図二である。 本発明の実施例の1種の接触針の構造模式図一である。 本発明の実施例の1種の接触針の構造模式図二である。 本発明の実施例のチップが接触針に接触する構造模式図一である。 本発明の実施例のチップが接触針に接触する構造模式図二である。 本発明の実施例のチップが接触針に接触する構造模式図三である。 本発明の実施例のチップの断面構造模式図一である。 図7aの局所拡大模式図である。 本発明の実施例のチップの断面構造模式図二である。 図7bの局所拡大模式図である。 本発明の実施例のチップの断面構造模式図三である。 図7cの局所拡大模式図である。 本発明の実施例のもう1種の第1チップ部の構造模式図一である。 本発明の実施例のもう1種の第1チップ部の構造模式図二である。 本発明の実施例の更にもう1種のチップの構造模式図一である。 本発明の実施例の更にもう1種のチップの構造模式図二である。 本発明の実施例のチップが接触針に接触する構造模式図四である。 本発明の実施例の更にもう1種のチップの構造模式図一である。 本発明の実施例の更にもう1種のチップの構造模式図二である。 本発明の実施例のチップが接触針に接触する構造模式図五である。 本発明の実施例の1種のチップの構造模式図三である。 本発明の実施例の第1チップ部が接続部を介して第2チップ部に接続される構造模式図一である。 本発明の実施例の第1チップ部が接続部を介して第2チップ部に接続される構造模式図二である。 本発明の実施例の第1チップ部が接続部を介して第2チップ部に接続される展開構造模式図である。 本発明の実施例のチップが接触針に接触する構造模式図五である。 本発明の実施例のチップが接触針に接触する構造模式図六である。 本発明の実施例の1種のチップラックの構造模式図である。 本発明の実施例の1種のインクカートリッジとチップとの別体構造模式図一である。 本発明の実施例の1種のインクカートリッジとチップとの取付構造模式図一である。 本発明の実施例の1種の保持部の構造模式図一である。 本発明の実施例の1種のインクカートリッジとチップとの取付構造模式図二である。 本発明の実施例の1種のインクカートリッジの構造模式図である。 本発明の実施例の1種のインクカートリッジとチップとの別体構造模式図二である。 本発明の実施例の1種の保持部の構造模式図二である。 本発明の実施例の1種の保持部の構造模式図三である。 本発明の実施例の1種のインクカートリッジの構造模式図である。 本発明の実施例の1種のインクカートリッジとチップとの別体構造模式図三である。 本発明の実施例のチップがインクカートリッジから離脱したときにおけるチップと接触針との位置関係図である。 本発明の実施例の1種のチップがチップラックに取り付けられる構造模式図である。 本発明の実施例のチップラックが接触針に接触する構造模式図一である。 本発明の実施例のチップラックが接触針に接触する構造模式図二である。 本発明の実施例の1種のインクカートリッジ取り出し方法の模式的なフローチャートである。 本発明の実施例のもう1種のインクカートリッジ取り出し方法の模式的なフローチャートである。
以下では、本発明の具体的な実施形態について、図面および実施例を組み合わせて更に詳細に説明する。以下の実施例は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を制限するためのものではない。
本技術案では、用語「第1」、「第2」は、単に記述の目的のために用いられ、別途明確な規定や限定がない限り、相対的な重要性を示すかヒントするものと理解され得ない。また、用語「取付」、「接続」、「固定」等の用語は、何れも広義で理解されるべきである。例えば、「接続」は、固定接続であってもよく、取り外し可能な接続、または一体的な接続であってもよい。当業者であれば、具体的な状況に応じて、上記用語の本発明における具体的な意味を理解可能である。
図3a1−3c2を参照すれば分かるように、本実施例は、1種のチップ1を提供する。当該チップ1は、プリンタ保持部内の接触針4に電気的に接続され、第1チップ部100と第2チップ部200を備える。第1チップ部100には、複数の第1端子106が設けられ、第1端子106は、接触針4に接触する第1接触部1061を備える。第2チップ部200には、複数の第2端子206が設けられ、第2端子206は、接触針4に接触する第2接触部2061を備える。第1チップ部100は、対向配置される第1面101と第2面102とを有し、第2チップ部200は、第1チップ部100に接続されている。第1チップ部100には、接触針4を収容するための第1貫通溝105が複数設けられ、第1貫通溝105は、第1面101と第2面102とを貫通し、少なくとも1つの第1貫通溝105の一部は、少なくとも一部の第2接触部2061によって覆われる。
ただし、第1チップ部100の構造は、図3a1〜3a2に示すように、当該第1チップ部100が直方体形状をなしてもよい。無論、具体的な応用の時に、第1チップ部100は、立方体構造をなしてもよく、第1面101〜第6面(図示せず)を有し、第1面101が第2面102に対向し、第3面103が第4面110に対向し、第5面が第6面に対向し、第1基板104を備えてもよい。当該第1基板104は、第1貫通溝105、第1端子106、第1接触部1061および位置決め部107等の電気素子を積載する。ただし、第1接触部1061は、第1端子106の少なくとも一部である。第1貫通溝105、第1端子106、位置決め部107は、第1基板104に設けられてもよい。位置決め部107は、第1チップ部100/チップ1に対して位置決めを行い、例えば、位置決め部107は、穴(図3a1に示す)であってもよい。その際、位置決め部107は、インクカートリッジ/チップラックでの位置決め柱の間と接合し、第1チップ部100をインクカートリッジ/チップラックに固定してもよい。位置決め部107は、第1面101から第6面のうちの幾つかの面における一部であってもよく、当該面を位置決め部107とすることにより、第1チップ部100は、チップラック/インクカートリッジに固定可能である。位置決め部107は、更に、第1チップ部100と第2チップ部200との間の位置決め接続を実施可能である。理解できるように、位置決め部107の数は、1つまたは複数であってもよい。
また、本実施例では、第1貫通溝105の数が複数であり、図3a1に示すように、第1貫通溝105の数が4つである。理解できるように、第1貫通溝105の数は、2つ、3つ、5つ等であってもよい。第1貫通溝105の形状は、円形、楕円形、U形孔(図3a1に示す)、不規則孔等であってもよく、第1貫通溝105は、接触針4を収容し、接触針4を収容可能な空間を有する。しかし、注意すべきことは、第1貫通溝105内に接触部がないため、第1貫通溝105が接触針4に電気的に接続されていない。また、本実施例における第1端子106の数は、複数であり、2つ、3つ、4つ、5つ(図3a1に示す)であってもよい。普通の場合に、第1端子106は、第1基板104上に銅をめっきすることで形成されたものである。第1端子106は、保持部上の接触針4に接触する第1接触部1061を有する。第1接触部1061の数は、第1端子106の数に1対1で対応してもよく、第1端子106の数に対応しなくてもよい。ただし、2つの第1端子106は、1つの保持部における接触針4に接触してもよい。その際、2つの第1端子106上には、1つの第1接触部1061を有する。または、1つの第1端子106は、2つの保持部における接触針4に接触する。その際、1つの第1端子106には、2つの第1接触部1061を有する。
図3b1〜3b2に示すように、本実施例における第2チップ部200は、直方体構造をなし、第1表面201〜第6表面(図示せず)を有してもよく、また、第2基板204を有してもよい。当該第2基板204は、位置決め部207、メモリ208、第2貫通溝205、第2端子206、第2接触部2061等の電気部品を積載する。ただし、本実施例では、第2チップ部200、第2チップ部200における位置決め部207、第2端子206および第2接触部2061の具体的な形状構造、機能作用、設置数が第1チップ部100、第1チップ部100における位置決め部107、第1端子106および第1接触部1061の具体的な形状構造、機能作用、設置数に類似してもよいため、詳細は、上記説明内容を参照すればよい。ここで繰り返し説明しない。
また、第1チップ部100が第2チップ部200に接続されたときにチップ1の全体を構成してもよい。具体的に、第2チップ部200が第1チップ部100に当接し、更に、第1チップ部100の第1面101が第2チップ部200の第2表面202に当接してもよい。その実施可能な接続方式は、以下の任意1種を含んでもよい。つまり、第1チップ部100と第2チップ部200とを溶接により一体にさせることと、第1チップ部100と第2チップ部200とを位置決めバックル、位置決め柱等の接続具および位置決め孔の方式により一体として組み合わせることと、第1チップ部100と第2チップ部200とを接着剤により貼り付けることとが存在する。無論、当業者は、第1チップ部100と第2チップ部200との安定で有効な接続を保証できれば、他の接続方式を採用してもよい。ここで繰り返し説明しない。
第1チップ部100と第2チップ部200とがチップ1全体を構成するとき、第1接触部1061は、第2接触部2061と間隔をおいて設けられてもよい。具体的に、第1接触部1061と第2接触部2061は、1つずつ間隔を空けて設けられる構造であってもよい。また、図3c1〜3c2を参照すれば分かるように、第1チップ部100中の少なくとも1つの第1貫通溝105の一部は、少なくとも一部の第2接触部2061によって覆われてもよい。具体的に、第1チップ部100の第1面101と第2面102とに垂直な方向をZ方向と定義し、第2チップ部200が第1チップ部100を指す方向を+Z軸方向とすれば、第2接触部2061は、第1貫通溝105の−Z軸側に位置し、第2接触部2061の+Z方向位置は、全ての第1貫通溝105の位置に対応する。こうして、第2接触部2061が第1貫通溝105の一部を覆うことは実現可能である。無論、具体的に設置する際、第2接触部2061の+Z方向位置は、全ての第1貫通溝105の位置に対応するのでなく、一部の第1貫通溝105の位置に対応するように設定されてもよい。こうして、第2端子206における第2接触部2061が少なくとも1つの第1貫通溝105の一部を覆えることは、更に実現される。これにより、チップ1と接触針4とのより良好な接触は、更に保証可能である。
本実施例に係るチップ1では、背景技術における尖形突起構造を捨てて、製造や加工の難易度を低減し、第1チップ部100と第2チップ部200とを接続してチップ1全体として組み合わせることにより、チップ1全体の構成時に、少なくとも1つの第1貫通溝105の一部を少なくとも一部の第2接触部2061によって覆う。これにより、取付過程において、第1貫通溝105が取付中に接触針4に対して案内作用を果たし、チップ1の接触の位置ずれの状況の発生が回避され、チップ1と接触針4とのより良好な接触が保証されつつ、チップ1の正常使用効果も確保され、チップ1の実用性が更に向上し、市場での普及や応用に有利になる。
上記実施例をもとに、引き続き図3a1〜3c2を参照すれば分かるように、第1チップ部100には、第1接触部1061および第1貫通溝105が設けられ、本実施例では、第1接触部1061と第1貫通溝105との具体的な位置関係について限定せず、当業者は、具体的な設計需要に応じて設定可能である。好ましくは、第1チップ部100は、第1面101と第2面102とに交差する第3面103を更に備えてもよく、第3面103に垂直な方向から第1チップ部100を観察すると、第1接触部1061は、第1貫通溝105と間隔をおいて設けられている。具体的に、第1接触部1061と第1貫通溝105は、1つずつ間隔をおいて設けられてもよい。
類似的に、本実施例では、第1端子106と第1貫通溝105との具体的な位置関係について限定せず、当業者は、具体的な設計需要に応じて設定可能である。好ましくは、第3面103に垂直な方向から第1チップ部100を観察すると、第1端子106は、第1貫通溝105と間隔をおいて設けられている。具体的に、図3a1〜3a2を参照すれば分かるように、第1端子106と第1貫通溝105とは、1つずつ間隔をおいて設けられてもよい。その際、第1端子106の数は、第1貫通溝105の数よりも1大きくなる。無論、当業者は、他の設置方式により第1端子106および第1貫通溝105を設置してもよい。第1接触部1061と第1貫通溝105との位置関係は、例えば、等間隔の設置方式を用いてもよい。その際、第1端子106の数と第1貫通溝105の数とは、同じでも異なってもよく、第1接触部1061の数と第1貫通溝105の数とは、同じでも異なってもよい。
第1チップ部100における第1端子106と第1貫通溝105とを互いに間隔をおいて設け、第1接触部1061と第1貫通溝105とを互いに間隔をおいて設けることにより、第1チップ部100での第1端子106同士の間隔を大きくすることができる。これにより、第1接触部1061の設計可能な空間が大きく、製造難易度およびプロセス難易度が低減されつつ、チップ1と接触針4との取付過程に、第1貫通溝105が取付中に接触針4に対して案内作用を発揮し、チップ1の接触ずれ状況の発生が回避され、チップ1と接触針4とのより良好な接触が更に保証され、チップ1の実用性が向上する。
上記実施例をもとに、引き続き図3a1〜3c2、4bを参照すれば分かるように、第1接触部1061を具体的に設置する際、第1チップ部100は、第3面103に対向配置される第4面110を更に備え、第1接触部1061は、第4面110よりも第3面103に近接する。その際、第1接触部1061にとって、第1接触部1061が第1チップ部100の第3面103に近接する端部に設けられることは好ましい。具体的に、第1接触部1061は、第4面110よりも、第3面103の端部に近接する。その際、第1接触部1061は、第1面101、第2面102と第3面103のうちの任意1つの面に設けられてもよく、または、第1接触部1061は、第1面101と第2面102に設けられてもよく、または、第1接触部1061は、第1面101と第3面103に設けられてもよく、または、第1接触部1061は、第1面101、第2面102と第3面103に設けられてもよく、好ましくは、第1接触部1061は、第1面101のみに設けられてもよい。
第1接触部1061が第1端子106の少なくとも一部であるため、第1端子106にとって、第1端子106は、第1面101、第2面102と第3面103のうちの任意1つの面のみに位置してもよく(図3a1に示すように、第1端子106が第1面101に設けられる)、第1面101と第2面102とに位置してもよく、第1面101または第3面103に位置してもよく、第1面101、第2面102と第3面103に位置してもよい(図4bに示す)。ただし、第1端子106が第1面101のみに位置することは好ましい。
本実施例では、第1接触部1061の設置時に、第1接触部1061は、第1チップ部100の第4面110よりも第3面103に近接する。具体的に、第1接触部1061は、インクカートリッジの第3面103に近接する端部に設けられてもよく、第1接触部1061のほうは、接触針4に近接する。このような構造により、チップ1と接触針4とのより良好な接触が更に保証可能であり、当該チップ1の使用の安定信頼性が向上する。
上記実施例をもとに、引き続き図3a1〜3c2を参照すると、第2チップ部200にとって、当該第2チップ部200は、第1表面201から第6表面(図示せず)を備えてもよい。ただし、第1表面201は、第2表面202に対向して設けられ、第3表面203は、第4表面210に対向して設けられ、第5表面は、第6表面に対向して設けられる。そして、第3表面203は、第1表面201と第2表面202と交わってもい。その際、第2チップ部200には、接触針4を収容するための第2貫通溝205が複数設けられてもよく、第2貫通溝205は、第1表面201と第2表面202とを貫通し、少なくとも1つの第2貫通溝205の一部は、少なくとも一部の第1接触部1061によって覆われる。
更に、第3表面203に垂直な方向から第2チップ部200を観察すると、第2接触部2061は、第2貫通溝205と間隔をおいて設けられている。具体的に、第2接触部2061と第2貫通溝205とは、1つずつ間隔をおいて設けられてもよい。類似的に、第3表面203に垂直な方向から第2チップ部200を観察すると、第2端子206は、第2貫通溝205と間隔をおいて設けられている。具体的に、第2端子206と第2貫通溝205とは、1つずつ間隔をおいて設けられてもよい。
また、本実施例では、第2接触部2061の具体的な設置位置について限定しない。当業者は、具体的な設計需要に応じて設定可能である。第2チップ部200は、第3表面203に対向配置される第4表面210を更に有し、第2接触部2061は、第4表面210よりも第3表面203に近接する。好ましくは、第2接触部2061は、第2チップ部200の第3表面203に近接する端部に設けられてもよい。具体的に、第2接触部2061は、第1表面201、第2表面202と第3表面203のうちの任意1つの面に設けられる。または、第2接触部2061は、第1表面201と第2表面202とに設けられる。または、第2接触部2061は、第1表面201と第3表面203とに設けられる。または、第2接触部2061は、第1表面201、第2表面202と第3表面203に設けられる。好ましくは、第2接触部2061は、第2表面202のみに設けられてもよい。
第2接触部2061が第2端子206の少なくとも一部であるため、第2端子206にとって、第2端子206は、第1表面201、第2表面202と第3表面203のうちの任意1つの面のみに位置してもよく(図3b2に示すように、第2端子206は、第1表面201に設けられる)、第1表面201と第2表面202とに位置してもよく、第1表面201または第3表面203に位置してもよく、第1表面201、第2表面202と第3表面203に位置してもよい。ただし、好ましくは、第2端子206は、第2表面202のみに位置してもよい。
説明すべきことは、本実施例では、第2貫通溝205、第2接触部2061、第2端子206の具体的な形状構造、設置方式および機能効果が上記実施例における第1貫通溝105、第1接触部1061、第1端子106の具体的な形状構造、設置方式および機能効果に類似するため、詳細は、上記説明内容を参照すればよい。ここで繰り返し説明しない。
第1チップ部100と第2チップ部200とを組み合わせて接続した後、第1チップ部100は、第2チップ部200に当接してもよい。具体的に、図3c1−3c2に示すように、第2チップ部200の第2面202は、第1チップ部100の第1面101に当接してもよく、また、第1貫通溝105の数は、4つであり、第1接触部1061の数は、5つであり、第2接触部2061の数は、4つであり、第2貫通溝205の数は、5つである。その際、チップ1全体にとって、少なくとも一部の第2接触部2061は、少なくとも1つの第1貫通溝105の一部を覆ってもよく、少なくとも一部の第1接触部1061は、少なくとも1つの第2貫通溝205の一部を覆ってもよい。こうして、接触針4の取付に対して案内作用が有効に発揮され、接触針4とチップ1との接触効果が保証される。
第2接触部2061の設置時に、第2接触部2061が第2チップ部200の第4表面210よりも、第3面203に近接し、具体的に、第2接触部2061がインクカートリッジの第3表面203に近接する端部に設けられてもよく、第2接触部2061のほうが接触針4に近接する。このような構造により、チップ1と接触針4とのより良好な接触が更に保証可能であり、当該チップ1の使用の安定信頼性が向上する。
更に、図5a〜5bを組み合わせると、本実施例は、もう1種のチップ1を提供する。当該チップ1は、プリンタ保持部内の接触針4に電気的に接続され、接触針4は、高さが異なり且つ互いに千鳥状に配置される第1群の接触針401と第2群の接触針402とを備え、当該チップ1は、第1チップ部100と第2チップ部200を備え、第1チップ部100には、複数の第1端子106が設けられ、第1端子106は、第1群の接触針401に接触する第1接触部1061を備え、第2チップ部200には、複数の第2端子206が設けられ、第2端子206は、第2群の接触針402に接触する第2接触部2061を備え、第1チップ部100は、対向配置される第1面101と第2面102とを備え、第2チップ部200は、第1チップ部100に接続され、第1チップ部100には、第2群の接触針402を収容するための第1貫通溝105が複数設けられ、第1貫通溝105は、第1面101と第2面102とを貫通し、少なくとも1つの第1貫通溝105の一部は、少なくとも一部の第2接触部2061によって覆われる。
更に、第2チップ部200は、対向配置される第1表面201と第2表面202とを備え、第2チップ部200には、前記第1群の接触針401を収容するための第2貫通溝205が複数設けられ、第2貫通溝205は、第1表面201と第2表面202とを貫通し、少なくとも1つの第2貫通溝205の一部は、少なくとも一部の第1接触部1061によって覆われる。
ただし、本実施例におけるチップ構造が上記図3a1〜3c2、4a〜4bに対応するチップ構造と同じであるため、詳細は、上記説明内容を参照すればよい。ここで繰り返し説明しない。
また、接触針4の構造に関し、図5a〜5bを参照すれば分かるように、当該接触針4は、Z軸方向に垂直な方向において千鳥状に配置される第1群の接触針401と第2群の接触針402とを備えてもよく、Z軸方向において、第1群の接触針401と第2群の接触針402とは、高さの異なる位置に存在する。また、第1群の接触針401と第2群の接触針402とは、何れもロッド部404と、ロッド部404の上端に位置する横部403と、ロッド部404の下端に位置するヘッド部405とを備えてもよく、ヘッド部405と横部403とは、ロッド部404を介して接続され、且つ、ヘッド部405とロッド部404は、横部403周りに回動可能である。その際、接触針4は、ある程度弾性を有し、接触針4のヘッド部405またはロッド部404へ圧力をかけるとき、接触針4は、対応する回動を行う。
引き続き図6a〜6cを参照すれば分かるように、チップ1が接触針4に接触したときに、第1接触部1061は、第1群の接触針401に接触し、第2接触部2061は、第2群の接触針402に接触し、第1貫通溝105は、第2群の接触針402を収容し、第2貫通溝205は、第1群の接触針401を収容する。
ただし、第1チップ部100と第2チップ部200の設置時に、第1基板104と第2基板204とは、同じ材質で構成されてもよく、または、異なる材質で構成されてもよい。具体的に、1種の実施可能な方式としては、第1チップ部100が硬質板であってもよく、硬質板部分がFR−4材料を採用してもよい。硬質板部分は、力を加えられても変形せず、形状および大きさが固定であり、変形しない特徴を有する。第2チップ部200は、軟質板チップであってもよく、軟質板部分は、フレキシブル回路基板FPC材料を用いてもよく、フレキシブル特徴を有し、湾曲や変形しやすい。その際、第2接触部2061が第2群の接触針402に接触したときに、第2接触部2061は、接触針4から第2チップ部200へ与えられた接触力の働きで変形可能である。具体的に、図7a〜7a1に示すように、第2チップ部200が軟質板チップであってもよく、第2チップ部200は第2チップ部200の第3表面203に垂直な方向からチップ1を観察すると、変形された後の第2接触部2061と第1接触部1061とは、1列並んで配置され、または、第2接触部2061が変形した後、第2端子206と第1端子106とは、1列並んで配置される。
具体的に、チップ1が接触針4に接合された後、第2群の接触針402は、第2チップ部200に接合される。接触針4が第2チップ部200における第2接触部2061に対して作用力を発生するため、第2接触部2061の一部が下方(T方向)へある程度変形する。こうして、第2端子206も下方(T方向)へある程度変形する。図7a〜7a1に示すように、取付方向Tに、チップ1が接触針4に接触した後、第2端子206が変形した後の位置と第1端子106とは、1列配列を呈する。つまり、第2端子206と第1端子106は、何れもL1に並んで設けられる。第2接触部2061が変形した後の位置と第1接触部1061とは、1列配列を呈する。つまり、第2接触部2061と第1接触部1061は、何れも水平直線L1において並んで設けられる。その際、第2接触部2061は、第1貫通溝105の真下(−Z軸の方向)に設けられてもよい。
上記実施例をもとに、引き続き図7b〜7b1を参照すれば分かるように、図7a〜7a1に対応する実施例との相違点は、本実施例における第2チップ部200が硬質板チップであり、材質がFR−4材料であってもよく、普通の場合に、硬質板チップがデフォルトとして変形しないことにある。その際、第1チップ部100が第2チップ部200に接続されたときに、第2チップ部200の第3表面203に垂直な方向からチップ1を観察すると、変形した後の第2接触部2061と第1接触部1061とは、2列配列を呈するように設けられる。つまり、第1接触部1061は、水平直線L2において並んで設けられ、第2接触部2061は、水平直線L3において並んで設けられる。または、第2端子206と第1端子106とは、2列配列を呈するように設けられる。つまり、第1端子106は、水平直線L2において並んで設けられ、第2端子206は、水平直線L3において並んで設けられる。
具体的に、第1チップ部100の第2面102が第2チップ部200の第2面202に当接するとき、第1基板104、第2基板204にそれぞれ設けられる第1端子106と第2端子206は、基板に銅をメッキすることで形成されたものであってもよいため、取付方向Tにおいてチップ1が接触針4に接触した後、第2端子206の位置と第1端子106とは、2列配列を呈し、第2接触部2061の位置と第1接触部1061とは、2列配列を呈する。更に、第2接触部2061は、第1貫通溝105の内部に設けられてもよい。
上記実施例をもとに、引き続き図7c〜7c1を参照すれば分かるように、図7a〜7a1と7b〜7b1とに対応する実施例との相違点は、本実施例における第1チップ部100と第2チップ部200とが中間部分5を介して接続されることにある。ただし、中間部分5は、単独で設けられる接続構造であってもよく、第1チップ部100または第2チップ部200に設けられてもよい。第1チップ部100と第2チップ部200とが中間部分5を介して接続された後、第1チップ部100と第2チップ部200との間に隙間が形成される。当該隙間には、第1端子106および第2端子206が設けられる。その際、中間部分5に関し、中間部分5は、第1チップ部100と第2チップ部200の間に設けられ、第1チップ部100は、第1面101と第2面102とに交わる第3面103を更に備え、第1チップ部100の第3面103に垂直な方向からチップ1を観察すると、中間部分5の高さは、第1端子106の銅メッキ厚みと第2端子206の銅メッキ厚みの和となる。更に、第1チップ部100の第3面103に垂直な方向からチップ1を観察すると、中間部分5、第1端子106と第2端子206は、1列配列を呈する。つまり、中間部分5、第1端子106と第2端子206は、水平直線L4において1列配列を呈する。または、第1接触部1061と第2接触部2061は、1列配列を呈する。つまり、第1接触部1061と第2接触部2061は、水平直線L4において1列配列を呈する。
具体的に、第1チップ部100の第1面101が第2チップ部200の第2面202に対向して設けられ、且つ、第1チップ部100と第2チップ部200の間に中間部分5があり、中間部分5の方向Tにおける長さは、第1端子106と第2端子206との銅メッキ厚みの和となる。よって、中間部分5の存在により、中間部分5、第1端子106と第2端子206は、1列配列を呈してもよい。第1接触部1061が第1端子106の少なくとも一部であり、第2接触部2061が第2端子206の少なくとも一部であるため、第1接触部1061と第2接触部2061は、方向Tにおいても1列配列を呈してもよい。更に、第2接触部2061は、第1貫通溝105の真下(−Z軸の方向)に設けられる。このような構造により、第1チップ部100と第2チップ部200の間に中間部分5が設けられるため、第1チップ部100と第2チップ部200とが直接接触しない。この構造では、第1チップ部100の第1面201と第2チップ部200の第2表面202との凸凹、並びに、両者間の剛性接触によって、チップが損傷されることは、回避可能である。
本実施例における第1チップ部100と第2チップ部200とは、互いに当接してもよく、または、中間部分5を介して接続されてもよい。また、第1チップ部100と第2チップ部200は、同じ材質または異なる材質であってもよい。チップ1の構造の実施可能な形態が有効に広げられ、チップ1の構造が柔軟で多様になり、ユーザが具体的な設計需要に応じて対応するチップ1の構造を設置することが便利になり、チップ1の適用範囲が更に広げられる。
上記実施例をもとに、引き続き図10a〜10bを参照すれば分かるように、他の方式で第1チップ部100と第2チップ部200とを組み合わせて接続してもよい。具体的に、第2チップ部200は、接合部6を備えてもよい。第2端子206は、接合部6の一側端に接続され、第2チップ部200は、接合部6を介して第1チップ部100に接続される。
ただし、上記接合部6は、第1チップ部100と第2チップ部200の間に設けられる接合機構であってもよく、各第2端子206間に設けられる接合機構であってもよい。ただし、第2端子206は、銅片であってもよい。当該第2端子206は、接合部6を介して第1チップ部100に連通してもよい。図10a〜10bに示すように、第2端子206が接合部6上に懸架設置されるため、第2端子206が接合部6に対して一定の動く空間を有する。第2接触部2061が第2端子206の少なくとも一部であるため、第2接触部2061が接合部6に対しても一定の動く空間を有する。したがって、チップ1が接触針4に接触したときに、第2群の接触針402は、第2チップ部201へ接触力をある程度与え、第2チップ部200は、接触力の働きで移動する。具体的に、当該第2チップ部200は、第1チップ部100に対して移動可能である。また、第2チップ部200の第3表面203に垂直な方向からチップ1を観察すると、移動した後の第2接触部2061と第1接触部1061とは、1列配列を呈してもよい。または、第2接触部2061が移動した後、第2端子206と第1端子106とは、1列配列を呈してもよい。
具体的に、図11は、チップ1が接触針4に接触する模式図を示す。第2群の接触針402が第2端子206に接合されたときに、第2端子206は、第2群の接触針402の作用力により、−T方向/−Z軸方向へ移動し、第2接触部2061も第2群の接触針402の作用力により、−T方向/−Z軸方向へ移動する。これにより、第1接触部1061が方向Tにおいて1列配列を呈する効果は達成できる。
本実施例における第2チップ部200が接合部6を介して第1チップ部100に接続されるため、第1チップ部100と第2チップ部200との接続の安定信頼性が保証されつつ、第1チップ部100と第2チップ部200との接続方式も広げられ、チップ1に対する加工製造が便利になる。
上記実施例をもとに、引き続き図12を参照すれば分かるように、上記図10a〜10bに対応する実施例との相違点は、本実施例における第1チップ部100と第2チップ部200とが接合部6を介して可動に接続されることにある。好ましくは、第1チップ部100と第2チップ部200とが接合部6を介してヒンジ接続される。第1チップ部100が第2チップ部200に接続された後、第2チップ部200が第1チップ部100に対して移動(回動、回転、移動等の動く方式を含む)可能であり、その際、第1チップ部100および第2チップ部200にとって、第1チップ部100が第2チップ部200に対して移動や回動を行えず、第2チップ部200が第1チップ部100に対して回転や移動を行うことができる。例えば、第2チップ部200と第1チップ部100との間で形成された角度を調整することで、第1チップ部100は、第2チップ部200に対して垂直、交差または平行となる。第1チップ部100が第2チップ部200に平行であるとき、第1チップ部100に設けられる複数の当接部109は、第2チップ部200に設けられる複数の被当接部209に接触する。
もう1種の実施可能な方式は、下記のようになる。図13a〜13cに示すように、第1チップ部100と第2チップ部200とが接続部7を介して可動に接続され、好ましくは、第1チップ部100と第2チップ部200とが接続部7を介してヒンジ接続され、且つ、接続部7の一端が第1チップ部100の端部に接続され、他端が第2チップ部200の端部に接続される。更に実施できるように、第1チップ部100が第2チップ部200に接続された後、第1チップ部100と第2チップ部200とは、相対移動(回動、回転、移動等の動く方式を含む)可能である。その際、第1チップ部100および第2チップ部200にとって、第1チップ部100は、第2チップ部200に対して移動や回動可能であり、第2チップ部200も第1チップ部100に対して回転や移動可能である。チップ1は、第1チップ部100、第2チップ部200および接続部7を組み合わせて構成される。理解できるように、接続部7は、フレキシブル特徴を有し、湾曲や変形しやすい。例えば、接続部7は、フレキシブル回路基板FPC材料によって製造される。さらに、接続部7には、折り畳み線が設けられてもよく、第1チップ部100と第2チップ部200とを接続部7を介してチップ1として折り畳む。その際、チップ1は、折り畳みの方式でチップ1を生産してもよい。即ち、接続部7に設けられる折り畳み線により、第1チップ部100と第2チップ部200とに対して折り畳みを行うことで、上記チップ1を形成する。しかし、この方式の生産プロセスが複雑であり、且つ接続部7での折り畳み箇所に折り畳み線が設けられる。この方式では、チップ1の折り畳み時に、折り畳み痕跡が所定の折り畳み線とずれて、端子間に位置ずれの状況が発生する恐れがある。また、折り畳み方式によるチップ回線の切断が発生する恐れもある。したがって、好ましくは、折り畳まない方式でチップ1を生産する。折り畳まない方式で生産されたチップ1を採用し、溶接または位置決めバックルと位置決め孔または位置決め柱と位置決め孔または接着剤による貼り付けの生産方式の採用により、端子間の位置ずれ状況が発生しにくくなり、チップ回線の切断も発生しない。
具体的な応用時、図14a〜14bを参照すれば分かるように、本実施例におけるチップ1が接触針4に接触してもよい。具体的に、チップ1をチップラックに取り付けてもよい。ただし、チップラックの構造が図15に示されるものであってもよく、チップラックがインクカートリッジに取り付けられる。こうして、チップ1と接触針4とは、電気的な接続を実現する。ただし、第2チップ部200は、第1チップ部100に対して移動可能である。上記第1チップ部100が第2チップ部200に対して移動不可能である接続構造よりも、チップ1がチップラックに取り付けられた後、チップラックもチップ1とともに回転する。チップラックを取り付ける必要のあるインクカートリッジにとって、空間を占めるばかりでなく、構造も複雑である。したがって、本実施例は、第2チップ部200と第1チップ部100とを相対的に可動な構造とすることにより、チップ1とチップラックとの間の取り付けおよび取り外しが便利になり、且つチップ1全体の回転が不要である。よって、構造が簡単であり、占める空間が小さく、インクカートリッジ及びプリンタの小型化が実現しやすくなる。
上記実施例をもとに、引き続き図4aを参照すれば分かるように、本実施例におけるチップ1には、接触針4に接触しない第3端子3が更に設けられている。ただし、第3端子3は、第1チップ部100に設けられ、または、第3端子3は、第2チップ部200に設けられ、または、第3端子3は、第1チップ部100と第2チップ部200とに設けられる。
具体的に、第3端子3は、第1端子106の間または第2端子206の間または第1端子106と第2端子206の間に短絡状況が存在するか否かを検出するのに用いられてもよい。第3端子3は、チップ1表面に水痕または墨痕または水玉が存在するか否かを検出するのに用いられてもよい。第3端子3は、他のものを検出するのに用いられてもよい。図4aに示すように、第3端子3が第1チップ部100に位置するとき、第3端子3の設置位置と第1端子106の設置位置とが同じである。詳細は、上記説明内容を参照すればよいため、ここで繰り返し説明しない。第3端子3が第2チップ部200に位置するとき、第3端子3の設置位置と第2端子206の設置位置とは同じである。詳細は、上記説明内容を参照すればよいため、ここで繰り返し説明しない。設置された第3端子3により、第1チップ部100と第2チップ部200における第1端子106および第2端子206との接続状態をより効果的に検出することができ、チップ1使用の安定信頼性が更に向上する。
上記実施例をもとに、引き続き図8a〜8dを参照すれば分かるように、本実施例における第1チップ部100には、第3貫通溝108が更に設けられてもよく、第3貫通溝108は、第1面と第2面とを貫通する。その際、第1接触部1061に関し、第1接触部1061は、第3貫通溝108内に設けられてもよく、または、第1接触部1061は、第3貫通溝108の縁における第1面または第2面に設けられてもよく、または、第1接触部1061は、第3貫通溝108の縁における第1面と第2面に設けられてもよく、または、第1接触部1061は、第1面、第2面および第3貫通溝108内に設けられてもよい。
その際、チップ1が接触針4に接触したときに、図9に示すように、第1群の接触針401は、第3貫通溝108内に設けられる第1接触部1061に接触し、第2群の接触針402は、第2接触部2061に接触する。設置された第3貫通溝108により、第1接触部1061が効果的に保護され、第1接触部1061が損傷しやすいことが回避される。また、チップ1が接触針4に接触したときに、接触針4に対して案内作用を果たすことが可能であり、チップ1と接触部との接触効果が確保され、チップ1使用の安定信頼性が更に向上する。
図16a〜16b、18、19a〜19bを参照すれば分かるように、本実施例は、1種のインクカートリッジ8を提供する。当該インクカートリッジ8は、プリンタの保持部10に取り外し可能に取り付けられる。ただし、当該インクカートリッジ8には、上記任意1つの実施例におけるチップ1が設けられている。
本実施例に係るインクカートリッジ8では、上記実施例におけるチップ1の設置により、チップ1における端子が背景技術における尖形突起構造を捨てて、製造や加工の難易度を低減する。具体的に、第1チップ部と第2チップ部とを接続してチップ1全体として組み合わせることにより、少なくとも1つの第1貫通溝の一部を少なくとも一部の第2接触部によって覆う。これにより、取付過程において、第1貫通溝が接触針に対して案内作用を奏し、チップ1の接触の位置ずれの状況が発生しやすいことが回避され、チップ1と接触針とのより良好な接触が保証されつつ、インクカートリッジ8の正常な使用効果も確保され、インクカートリッジ8の実用性が更に向上し、市場での普及や応用に有利になる。
上記実施例をもとに、引き続き図16a〜16bを参照すると、本実施例におけるインクカートリッジ8は、保持部10に取り付けられる。当該保持部10は、図17に示す保持部10である。具体的に、保持部10の具体的な構造にとって、方向Tは、チップ1/インクカートリッジ8を保持部10に取り付ける方向である。保持部10は、複数のインクカートリッジ8を同時に取付可能であり、複数のインクカートリッジ8は、異なる色または異なる幅のインクカートリッジ8であってもよい。図17に示すように、当該保持部10は、4つの取付箇所1002を有し、インクカートリッジ8は、上記4つの取付箇所1002に取り付けられてもよい。また、当該保持部10は、被規制部1004、接触針ラック1003、接触針、インク針1001を更に備える。ただし、被規制部1004は、インクカートリッジ8を規制し、インクカートリッジ8が−T方向へ移動して保持部10から離脱することを防止する。接触針ラック1003には、接触針が設けられ、接触針ラック1003は、接触針を固定可能である。接触針は、チップ1における端子(第1端子106および第2端子206を含む)に接触することにより、インクカートリッジ8と保持部10との間へ電気伝送を確立することができる。
また、本実施例では、チップ1をインクカートリッジ8に取り付ける具体的な実施形態が限定されず、当業者が具体的な設計需要に応じて設定可能である。ただし、1種の実施可能な方式としては、図16a〜16bに示すように、インクカートリッジ8は、インク排出口803と、第1ケース8011と、第1ケース8011に接続される第2ケース8012とを備えてもよく、インク排出口803は、第1ケース8011の下端に設けられてもよく、第2ケース8012の側部には、取付部804が設けられ、チップ1は、チップラック9に取り付けられ、チップラック9は、弾性部材806を介して取付部804に取り付けられる。具体的に、取付部804の側端には、軌跡穴805が設けられてもよく、チップラック9には、回転軸902および支持部903が設けられ、回転軸902は、軌跡穴805に沿って運動し、チップラック9が取付部804に取り付けられているとき、支持部903は、弾性部材806に当接する。理解できるように、本実施例におけるインクカートリッジ8は、複数のケース801を更に備えてもよく、上記第1ケース8011と第2ケース8012とに限定されない。
また、チップラック9に関し、図15、25を参照すれば分かるように、チップラック9は、上ホルダ904と、上ホルダ904に可動に接続される下ホルダ905とを備えてもよく、第1チップ部は、上ホルダ904に固定され、第2チップ部は、下ホルダ905に固定される。ただし、上ホルダ904は、第1チップ部の動きに伴って動くことが可能であり、下ホルダ905は、第2チップ部の動きに伴って動くことが可能である。具体的に、チップラック9には、位置決め柱901、回転軸902、支持部903が設けられてもよい。位置決め柱901とチップ1における位置決め部とが係合することにより、チップ1は、チップラック9に固定可能であり、チップ1は、チップラック9の移動とともに移動可能である。回転軸209は、ケース801における軌跡穴805に沿って移動または回転可能である。支持部903は、弾性体に当接する部分であり、チップラック9は、外力を受けた場合に、軌跡穴805に沿って移動および回転すると同時に弾性部材806を押圧可能である。図16bに示すように、インクカートリッジ8が取付方向Tに沿って取付部804に取り付けられているときに、インク排出口803がインクチューブ1005に接合し、チップ1が接触針に接合する。こうして、チップ1をインクカートリッジ8に取り付けることは、実現される。
インクカートリッジ8の具体的な構造としては、図18に示すように、当該インクカートリッジ8が図17に示す保持部10に取り付けられる。具体的に、当該インクカートリッジ8は、ケース801を備えてもよく、ケース801の側部には、チップラック807が設けられ、チップラック807は、チップ1に接続され、チップ1は、チップラック807を介してケース801に取り付けられる。チップラック807とケース801との間には、弾性部品が設けられる。ケース801の側端には、軌跡穴805が設けられ、チップラック807には、操作部8071が設けられ、チップラック807は、回転軸808を介してケース801に取り付けられ、回転軸808は、軌跡穴805に沿って運動(移動または回動)する。操作部8071に圧力をかけるとき、回転軸808は、軌跡穴805に沿って運動し(移動または回動)、チップ1は、チップラック807の運動(移動または回動)とともにケース801に取り付けられる。
具体的に、当該インクカートリッジ8は、ケース801と、ケース801の下端に設けられるインク排出口803とを更に備えてもよい。上記図16a〜16bに対応する実施例との相違点は、チップ1がチップラック807に接続(直接接続であってもよく、チップラック9または中間素子を介した接続であってもよい)され、チップラック807の移動/回動がチップ1の移動/回動を駆動可能であることにある。インクカートリッジ8が取付方向Tに沿ってインクカートリッジ8を保持部10に取り付けたときに、操作者の指は、チップラック807の操作部8071を押圧し、チップラック807の回転軸808は、軌跡穴805の中を移動または回転して、チップ1の移動または回転を駆動する。これにより、チップ1の位置は、これまでとは変化する。チップ1は、チップラック807とともにインクカートリッジ8の内部へ移動し、その後インクカートリッジ8を保持部10に取り付ける。インクカートリッジ8が取付方向Tとの逆方向−Tに沿って取付部804から取り出されたときに、操作者の指は、チップラック807の操作部8071を押圧し、チップラック807の回転軸808は、軌跡穴805の中を移動または回転してチップ1の逆方向移動または回転を駆動する。これにより、チップ1の位置は、これまでとは変化する。チップ1は、可動部材とともに移動し、接触針から離脱し、その後、保持部10からインクカートリッジ8が取り出される。上記過程から分かるように、当該インクカートリッジ8とチップ1との取り付けおよび取り外し過程が簡単であり、実施しやすく、インクカートリッジ8の実用性が更に向上する。
更に、保持部10の構造には、もう1種の構造が存在する。図20〜21を詳細に参照すれば分かるように、当該保持部には、図22〜23に示すインクカートリッジ8の構造が取り付けられてもよい。具体的に、保持部10は、被規制部1004、係止孔1007、インクチューブ1005、接触針および梃子1006を備えてもよい。ただし、被規制部1004は、2つあってもよい。図22〜23に示すように、1つは、窪み構造であり、もう1つは、梃子1006に設けられ、当該保持部10に取り付けられるインクカートリッジ8の構造に適用する。具体的に、インクカートリッジ8の両側には、第1係止箇所809および第2係止箇所810が設けられる。インクカートリッジ8が保持部10に取り付けられたときに、被規制部1004は、第1係止箇所809に接合し、係止孔1007は、第2係止箇所810に接合し、インクチューブ1005は、インク排出口803に接合する。
上記図16a〜16b、18、19a〜19bにおけるインクカートリッジ8は、図17に対応する保持部10に取り付けられる。上記インクカートリッジ8を保持部10から取り外す必要があるとき、図27を参照すれば分かるように、本実施例は、1種のインクカートリッジ取り出し方法を提供する。ただし、インクカートリッジには、上記任意1つの実施例におけるチップが取り付けられ、インクカートリッジは、ケースと、ケース側部に設けられるチップラックとを備え、チップラックは、チップに接続される。当該方法は、下記のステップを含む。
S101では、取付方向に交差する方向に沿ってチップラックを移動する。ただし、取付方向に交差する方向は、取付方向に対して傾斜するまたは直交する方向であってもよく、具体的には、操作部に圧力をかけることでチップラックを移動する。。
S102では、チップをチップラックの移動とともに接触針から離脱させる。チップがチップラックに接続されるため、チップラックの移動は、チップの移動を駆動する。こうして、チップを接触針から離脱させる。その際、チップと接触針との位置は、図24に示される。
S103では、インクカートリッジを取り出す。
本実施例におけるインクカートリッジ取出実施手順が上記図18に対応する実施例の具体的な実施手順と同じであるため、詳細は、上記説明内容を参照すればよい。ここで繰り返し説明しない。
本実施例に係るインクカートリッジ取り出し方法は、操作方法が簡単であり、実施しやすく、ユーザがインクカートリッジに対してタイムリーに交換とメンテナンス操作を行うことが便利になり、当該インクカートリッジ取り出し方法の実用性が更に向上する。
上記図22〜23におけるインクカートリッジ8は、図20〜21に対応する保持部10に取り付けられる。上記インクカートリッジ8を保持部10から取り外す必要があるとき、図28を参照すれば分かるように、本実施例は、もう1種のインクカートリッジ取り出し方法を提供する。当該インクカートリッジには、上記任意1つの実施例におけるチップが取り付けられ、チップにおける第1チップ部が第2チップ部に可動に接続される。方法は、以下のステップを含む。
S201では、第1チップ部が第2群の接触針を通過したときに、第2チップ部を第1チップ部と分離させる。
S202では、第2チップ部を第2群の接触針から離脱させる。
S203では、インクカートリッジを取り出す。
具体的に、インクカートリッジが−T方向に沿って取り出される際、チップ1と接触針4との位置関係は、図22に示すように、チップ1が回転および移動するとき、第2端子が第2群の接触針402を超える。第2端子が第2群の接触針402を超えたとき、インクカートリッジは、保持部から取り出され得る。インクカートリッジが保持部から取り出されたとき、図26aに示すように、第1チップ部が第2チップ部に可動接続されているため、第2群の接触針402が方向−Tの上流側に位置する。したがって、第2群の接触針402は、第2チップ部が引き続き方向−Tに沿って移動することを規制する。インクカートリッジが引き続き方向−Tに沿って移動していくにつれて、第1チップ部は、第2チップ部と分離する。即ち、図における上ホルダ904は、下ホルダ905と分離する。同時に、チップおよびチップラック9は、図26bに示すように、取出作用力と、接触針から第2チップ部へ与えられた作用力との二重作用力の働きで軌跡穴の軌跡に沿って移動や回転する。第2端子が第2群の接触針402を超えたとき、接触針は、チップ1に対して作用力を施さなくなる。その際、保持部からインクカートリッジを取り出すことができる。
本実施例に係るインクカートリッジ取り出し方法は、操作方法が簡単であり、実施しやすく、ユーザがインクカートリッジに対してタイムリーに交換とメンテナンス操作を行うことが便利になり、当該インクカートリッジ取り出し方法の実用性が更に向上する。
最後に説明すべきことは、以上各実施例が単に本発明の技術案を説明するためのものであり、限定とはならない。上記各実施例を参照して本発明を詳細に説明したが、当業者であれば理解できるように、依然として上記各実施例に記載の技術案に対して変更を行い、または、その中の一部若しくは全部の技術特徴に対して均等置換を行うことも可能である。これらの変更または置換により、対応する技術案の趣旨を本発明各実施例の技術案の範囲から逸脱させることはない。

Claims (15)

  1. プリンタ保持部内の接触針に電気的に接続されるチップであって、
    前記チップは、第1チップ部と第2チップ部とを備え、前記第1チップ部には、複数の第1端子が設けられ、前記第1端子は、前記接触針に接触する第1接触部を備え、前記第2チップ部には、複数の第2端子が設けられ、前記第2端子は、前記接触針に接触する第2接触部を備え、前記第1チップ部は、対向配置される第1面と第2面とを備え、前記第2チップ部は、前記第1チップ部に接続され、前記第1チップ部には、前記接触針を収容するための第1貫通溝が複数設けられ、前記第1貫通溝は、前記第1面と前記第2面とを貫通し、少なくとも1つの前記第1貫通溝の一部は、少なくとも一部の第2接触部によって覆われることを特徴とするチップ。
  2. 前記第1チップ部は、前記第1面と前記第2面とに交差する第3面を更に備え、前記第3面に垂直な方向から前記第1チップ部を観察すると、前記第1接触部は、前記第1貫通溝と間隔をおいて設けられていることを特徴とする請求項1に記載のチップ。
  3. 前記第1チップ部は、前記第3面に対向して設けられる第4面を更に備え、前記第1接触部は、前記第4面よりも前記第3面に近接し、前記第1接触部は、前記第1チップ部の第3面に近接する端部に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のチップ。
  4. 前記第2チップ部は、対向配置される第1表面と第2表面とを備え、前記第2チップ部には、前記接触針を収容するための第2貫通溝が複数設けられ、前記第2貫通溝は、前記第1表面と前記第2表面とを貫通し、少なくとも1つの前記第2貫通溝の一部は、少なくとも一部の第1接触部によって覆われることを特徴とする請求項1に記載のチップ。
  5. 前記第2チップ部は、前記第1表面と前記第2表面とに交差する第3表面を更に備え、前記第3表面に垂直な方向から前記第2チップ部を観察すると、前記第2接触部は、前記第2貫通溝と間隔をおいて設けられていることを特徴とする請求項4に記載のチップ。
  6. 前記第1チップ部は、前記第2チップ部に当接することを特徴とする請求項1に記載のチップ。
  7. プリンタ保持部内の接触針に電気的に接続されるチップにおいて、前記接触針が、高さが異なり且つ互いに千鳥状に配置される第1群の接触針と第2群の接触針とを備えるチップであって、
    前記チップは、第1チップ部と第2チップ部とを備え、前記第1チップ部には、複数の第1端子が設けられ、前記第1端子は、前記第1群の接触針に接触する第1接触部を備え、前記第2チップ部には、複数の第2端子が設けられ、前記第2端子は、前記第2群の接触針に接触する第2接触部を備え、前記第1チップ部は、対向配置される第1面と第2面とを備え、前記第2チップ部は、前記第1チップ部に接続され、前記第1チップ部には、前記第2群の接触針を収容するための第1貫通溝が複数設けられ、前記第1貫通溝は、前記第1面と前記第2面とを貫通し、少なくとも1つの前記第1貫通溝の一部は、少なくとも一部の第2接触部によって覆われることを特徴とするチップ。
  8. 前記第2チップ部は、対向配置される第1表面と第2表面とを備え、前記第2チップ部には、前記第1群の接触針を収容するための第2貫通溝が複数設けられ、前記第2貫通溝は、前記第1表面と前記第2表面とを貫通し、少なくとも1つの前記第2貫通溝の一部は、少なくとも一部の第1接触部によって覆われることを特徴とする請求項7に記載のチップ。
  9. 前記第1貫通溝は、前記第2群の接触針を収容し、前記第2貫通溝は、前記第1群の接触針を収容することを特徴とする請求項8に記載のチップ。
  10. 前記第2接触部は、前記第2群の接触針に接触したときに、前記接触針から前記第2チップ部へ与えられた接触力によって変形することを特徴とする請求項9に記載のチップ。
  11. 前記第2チップ部は、硬質板チップであり、前記第2チップ部の第3表面に垂直な方向から前記チップを観察すると、
    チップが接触針に接触した後、前記第2接触部と前記第1接触部とは、2列に並んで設けられ、且つ、前記第2接触部は、前記第1貫通溝内に設けられていることを特徴とする請求項9に記載のチップ。
  12. 前記第1チップ部が前記第2チップ部に接続された後、前記第1チップ部の第3面に垂直な方向から前記チップを観察すると、前記第1接触部は、前記第2接触部と間隔をおいて設けられていることを特徴とする請求項7から11の何れか一項に記載のチップ。
  13. プリンタの保持部に取り外し可能に取り付けられるインクカートリッジであって、請求項1から12の何れか一項に記載のチップを備えることを特徴とするインクカートリッジ。
  14. 前記インクカートリッジは、ケースを備え、前記ケースの側部には、取付部が設けられ、前記チップは、チップラックに取り付けられ、前記取付部は、少なくとも一部の前記チップおよび前記チップラックを取り付け可能であることを特徴とする請求項13に記載のインクカートリッジ。
  15. 前記チップラックと前記ケースとの間には、弾性部材が設けられ、前記取付部の側端には、軌跡穴が設けられ、前記チップラックには、回転軸および支持部が設けられ、前記回転軸は、前記軌跡穴に沿って運動可能であり、前記チップラックが前記インクカートリッジに取り付けられたときに、前記支持部は、前記弾性部材に当接することを特徴とする請求項14に記載のインクカートリッジ。
JP2019546848A 2017-06-28 2017-12-14 チップ、インクカートリッジおよびインクカートリッジ取り出し方法 Active JP6779385B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201720765829.X 2017-06-28
CN201710510439.2 2017-06-28
CN201720765829.XU CN206983530U (zh) 2017-06-28 2017-06-28 芯片及墨盒
CN201710510439.2A CN109130512B (zh) 2017-06-28 2017-06-28 芯片、墨盒及墨盒取出的方法
PCT/CN2017/116264 WO2019000853A1 (zh) 2017-06-28 2017-12-14 芯片、墨盒及墨盒取出的方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020508246A true JP2020508246A (ja) 2020-03-19
JP6779385B2 JP6779385B2 (ja) 2020-11-04

Family

ID=64740918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019546848A Active JP6779385B2 (ja) 2017-06-28 2017-12-14 チップ、インクカートリッジおよびインクカートリッジ取り出し方法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP3613595B1 (ja)
JP (1) JP6779385B2 (ja)
WO (1) WO2019000853A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7256331B2 (ja) * 2019-06-28 2023-04-11 ジュハイ ナインスター マネージメント カンパニー リミテッド インク容器のチップ及びインク容器

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07223313A (ja) * 1994-02-09 1995-08-22 Fuji Xerox Co Ltd 記録装置、記録ヘッドおよび記録ヘッドの製造方法
JP2012532413A (ja) * 2009-07-01 2012-12-13 モレックス インコーポレイテド 端子保持を有するコネクタ
CN203004522U (zh) * 2012-12-21 2013-06-19 珠海艾派克微电子有限公司 一种用于打印机上的墨盒芯片及包含该芯片的墨盒
JP3192098U (ja) * 2013-05-17 2014-07-24 ジュハイ ナインスター マネージメント カンパニー リミテッド インクカートリッジチップ、インクカートリッジ及び構造体
JP2015163984A (ja) * 2010-06-11 2015-09-10 株式会社リコー 情報記憶装置、着脱可能装置及び画像形成装置
JP2015196317A (ja) * 2014-04-01 2015-11-09 セイコーエプソン株式会社 液体収容容器
CN206012027U (zh) * 2016-08-12 2017-03-15 珠海纳思达企业管理有限公司 墨盒芯片及墨盒

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09331126A (ja) * 1996-06-07 1997-12-22 Asahi Optical Co Ltd 可撓性回路基板
CN203157377U (zh) * 2013-03-05 2013-08-28 珠海纳思达企业管理有限公司 一种喷墨墨盒用芯片架及包含该芯片架的墨盒
CN203401816U (zh) * 2013-07-19 2014-01-22 珠海纳思达企业管理有限公司 一种喷墨墨盒
CN104378913B (zh) * 2013-08-17 2017-10-13 珠海艾派克微电子有限公司 电路基板、存储芯片和成像盒
JP6380970B2 (ja) * 2014-01-21 2018-08-29 エステー産業株式会社 インクカートリッジ及びチップ
EP3392045B1 (en) * 2015-12-14 2023-07-05 Zhuhai Ninestar Management Co., Ltd. Inkjet printer chip and inkjet printer
CN205890224U (zh) * 2016-08-02 2017-01-18 珠海纳思达企业管理有限公司 一种芯片及包括该芯片的墨盒
CN206154912U (zh) * 2016-08-12 2017-05-10 珠海纳思达企业管理有限公司 墨盒芯片及墨盒

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07223313A (ja) * 1994-02-09 1995-08-22 Fuji Xerox Co Ltd 記録装置、記録ヘッドおよび記録ヘッドの製造方法
JP2012532413A (ja) * 2009-07-01 2012-12-13 モレックス インコーポレイテド 端子保持を有するコネクタ
JP2015163984A (ja) * 2010-06-11 2015-09-10 株式会社リコー 情報記憶装置、着脱可能装置及び画像形成装置
CN203004522U (zh) * 2012-12-21 2013-06-19 珠海艾派克微电子有限公司 一种用于打印机上的墨盒芯片及包含该芯片的墨盒
JP3192098U (ja) * 2013-05-17 2014-07-24 ジュハイ ナインスター マネージメント カンパニー リミテッド インクカートリッジチップ、インクカートリッジ及び構造体
JP2015196317A (ja) * 2014-04-01 2015-11-09 セイコーエプソン株式会社 液体収容容器
CN206012027U (zh) * 2016-08-12 2017-03-15 珠海纳思达企业管理有限公司 墨盒芯片及墨盒

Also Published As

Publication number Publication date
EP3613595A4 (en) 2020-12-23
WO2019000853A1 (zh) 2019-01-03
JP6779385B2 (ja) 2020-11-04
EP3613595B1 (en) 2023-02-08
EP3613595A1 (en) 2020-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5177126B2 (ja) インクジェット記録装置
JP6940654B2 (ja) インクジェットプリンター用チップおよびインクジェットプリンター
JP4281815B2 (ja) 液体カートリッジ
US6636000B2 (en) Plasma display device with flexible circuit boards and connectors
US20020070743A1 (en) Testing head having vertical probes
EP1886819A1 (en) Liquid container
JP6709321B2 (ja) インクカートリッジチップ、インクカートリッジ及びインクジェットプリンタ
JP6330435B2 (ja) 液体収容容器
JP6206934B2 (ja) インクジェットカートリッジ
JP2010111116A (ja) 回路基板および液体供給ユニット
JP2011073244A (ja) 液滴吐出装置
JP6323654B2 (ja) 液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置
JP2010194899A (ja) 液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置
JP7164845B2 (ja) イメージングカートリッジ、及びイメージングカートリッジに適用されるチップ
JP2020508246A (ja) チップ、インクカートリッジおよびインクカートリッジ取り出し方法
US20090211790A1 (en) Connecting structure and connecting method, liquid ejection head and method of manufacturing same
CN109130512B (zh) 芯片、墨盒及墨盒取出的方法
JP4403458B2 (ja) チップトレイ
US9592668B2 (en) Liquid ejection head and liquid ejection apparatus
JP2016022610A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP6562691B2 (ja) 液体吐出ヘッド
JP2008000992A (ja) キャリッジ装置、記録装置、液体噴射装置
CN104875491A (zh) 液体喷射装置
JP2020138422A (ja) 液体噴射ヘッド、液体噴射装置、及び、液体噴射ヘッドの製造方法
CN107718887B (zh) 墨盒芯片及墨盒

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201009

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201013

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6779385

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250