JP6380970B2 - インクカートリッジ及びチップ - Google Patents
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Description
こうしたインクカートリッジでは、近年チップを搭載することで画像形成装置との通信を可能にして各種機能を持させることにより、品質や利便性の向上が図られている。
また他にも、例えば画像形成装置でのインク消費量に応じて、装着されているインクカートリッジのインク残量を当該メモリに書き込む場合もある。
下記特許文献1に記載の方法では、画像形成装置の端子がチップの保護膜上を摺動した後、保護膜の無い箇所を所定の距離摺動することにより、端子に付着した削れカスを振るい落とすことができるとしている。
この手法によると、インクカートリッジの到着時には、画像形成装置の端子がインクカートリッジの側面を摺動しないので、インクカートリッジの側面が削れることによって発生する異物を抑制でき、端子の接触不良を防ぐことができるとされている。
なお、この異物が発生しても影響が小さいように、突起部に乗り上げた端子はチップの接地端子と接触させているが、異物により接地端子の導通ができない場合には接地端子による放電ができず、チップの故障を引き起こすリスクが依然として存在する。
また、この端子群の少なくとも一つの端子に電気的に接続されるメモリと、端子群のうち少なくとも一つの端子に設けられた凹部と、を含む。そして、画像形成装置の端子は、凹部のエッジにおいて前記端子と接触するものである。
そして、画像形成装置の端子は、この凹部のエッジにおいて端子と接触するものである。
したがって、画像形成装置の端子を、その頂点以外の部位においてチップの端子と接触させることができる。このため、基板上を画像形成装置の端子が摺動する際にダストが生じ、画像形成装置の端子の頂点によってダストが引きずられても、画像形成装置の端子は頂点以外の部分においてチップの端子と接触するので、チップの端子との接触不良を防ぐことが可能となる。
1.第1の実施の形態
1−1.カートリッジの全体構成
1−2.チップの構成
2.第2の実施の形態
1−1.カートリッジの全体構成
図1は、本実施の形態におけるインクカートリッジ100の構成を示す概略斜視図である。また、図2は、インクカートリッジ100の内部構成を説明する説明図である。
本実施形態のインクカートリッジ100は、例えばインクを内部に収容するインク収容部1と、インク収容部1内部のインクを外部に供給するインク供給部2と、チップ3とを備える。
インク収容部1は例えば扁平な直方体形状をしており、本実施形態では説明上、インクタンク本体10に対してチップ3が配置される側を前面側、その反対側を後面側と呼ぶ。また、インクタンク本体10に対してインク供給部2が配置される側を底面側、その反対側を上面側と呼ぶ。また、インクタンク本体10に対して蓋部11が配置される側を左側、その反対側を右側と呼ぶ。
例えば、使用済みのインクカートリッジ100を回収し、リサイクルカートリッジとして再生する場合、インクの再充填時には、載置台9を取り外しておくことができる。
したがって、例えばインク注入ノズルの挿抜前後においてインク注入ノズルからインクが滴下しても、チップ3は載置台9と共にインク収容部1から取り外されているので、インクがチップ3に付着するのを防ぐことができる。
なお、チップ3の詳細な構成については後述する。
基端部4aは、インク収容部1に設けられた凸部6に軸支されており、これによって回動部材4は、矢印A2に示す方向に回動する。
また、レバー5は、画像形成装置のキャリッジ内の係合部に係合し、インクカートリッジ100をキャリッジ内に固定する。
レバー5は、インク収容部1とは独立して、突起部6を中心に回動する。したがって、インクカートリッジ100をキャリッジから取り外す際に、インクカートリッジ全体を動かす力を必要とすること無く、回動部材4を回動させるわずかな力で、レバーとキャリッジのとの係合を解除することができる。
例えばインクタンク本体10の上面側には大気連通口8が配設されており、この大気連通口から外気が大気連通路13に取り入れられる。
大気連通路13は、大気連通口8からインクタンク本体10の底面側に向かって形成されており、その最下部には長繊維状のフィルタ14が配置されている。大気連通路13は、このフィルタ14を介して、インク室12に連結される。
インク残量応答部15は、例えばアーム部16と浮き部17とを備える。アーム部16の一端側には貫通孔が設けられており、この貫通孔にインクタンク本体の内壁面から突出する軸18が挿入されている。
これにより、インク残量応答部15は、軸18を中心として、矢印A3に示す方向に回動可能に軸支されている。
また、インク検出窓19はインクタンク本体の底面に設けられている。インク検出窓19は、例えば赤外線や可視光等の光を透過する光透過材料によって形成されており、画像形成装置から出射されるインク残量検出用の光をインク室12内に透過する。
この時、画像形成装置から出射された光は、インク検出窓19を透ってインク室12内に入射するが、インク室12内のインクや、インク室を区画する壁面等によって散乱、吸収され光量が著しく減衰する。このため、一度インク検出窓19を透ってインク室12内に入射した光のうち、再びインク検出窓19を透ってインク室12の外に出射する光の光量は非常に小さいものとなる。
そして、インク室12内のインクが無くなると、浮き部17の光反射面は例えばインクタンク本体10の底面及びインク検出窓19に平行な状態でインク検出窓19に接触し、インク検出窓19上を覆う。
このとき、画像形成装置からインク検出窓19に向かって出射された光は、浮き部17の光反射面によって反射されるため、インク室12内に入射することができない。
画像形成装置は、浮き部17の光反射面によって反射された光を検出することで、インク室12内のインクが無くなったことを検出することができる。
なお、インク残量検出の方法は特に限定するものでは無く、例えばプリズムを配置する等、既知の各種手法を用いてよい。
また、本実施形態では、インク供給部2は、インク室12内に配設された第1接続室21と、連絡通路22と、第2接続室23とに接続されている。
インク室12内のインクは、例えば微細メッシュ構造を有するフィルタ20を介して第2インク室23内に移動し、連絡通路22、第1接続室21を経由してインク供給部22から画像形成装置に供給される。
また一方で、インク室12からフィルタ20を介して第2接続室23内に移動し、インク供給部20へと流れる。
図3Aは、本実施形態のチップ3の概略正面図であり、図3Bは、チップ3の概略側面図である。本実施形態のチップ3は、例えば基板31と、基板31の一方の主面に設けられた端子群32と、基板31のもう一方の主面に配設されたメモリ34とを備える。
メモリ34は、例えば樹脂等の保護膜33によって被覆されている。メモリ34には、例えばインク色や、製造年月日、シリアルNo.等のインクカートリッジ100の識別情報やインク残量等が記憶される。
基板31に設けられた端子群32は、本実施形態において例えば端子321〜329の9個の端子によって構成される。
これらの端子は、インクカートリッジ100が画像形成装置に装着されると、画像形成装置に配置された接触ピンに接触し、これによりチップ3と画像形成装置の制御部とが電気的に接続される。
端子321・・・第1の装着確認端子
端子322・・・IC選択信号入力端子
端子323・・・クロック信号入力端子
端子324・・・第1の装着確認端子
端子325・・・第2の装着確認端子
端子326・・・VDD端子
端子327・・・GND端子
端子328・・・データ入力端子
端子329・・・第2の装着確認端子
R1<R2・・・(1)
R1<R3・・・(2)
を満たす。さらに
R2=R3・・・(3)
を満たしていてもよい。例えば、R1=0.6mm、R2=R3=0.8mmに設定してもよい。また、凹部71、72、73の中心は、インクカートリッジの挿入方向に垂直な方向に対して、同一直線上に位置することが好ましい。
また、凹部71、72、73は、図3Bに示すように有底形状となっているが、基板31を貫通した貫通孔としてもよい。
凹部71、72、73が基板31を貫通する場合には、端子326、327、328をメモリ34に電気的に接続させるためのスルーホールとしても用いることが可能である。
図4に示すように、例えば、本実施形態のインクカートリッジ100を画像形成装置に装着すると、装着された各インク色のインクカートリッジの第1の装着確認端子は直列に接続される。
例えば、ブラックのインク色のインクカートリッジの端子324Bkは、イエローのインク色のインクカートリッジの端子321Yに接続される。同様にして、イエローのインク色のインクカートリッジの端子324Yは、マゼンタのインク色のインクカートリッジの端子321Mに接続され、マゼンタのインク色のインクカートリッジの端子324Mは、シアンのインク色の端子321Cに接続される。
画像形成装置は、例えばこの全装着信号検出部37において全装着確認信号を検出した場合には、全てのインクカートリッジが装着されていると判定し、検出できなかった場合には、いずれかのインクカートリッジが装着されていないと判定する。
また、第2の装着確認端子325、329は、導電性を有する非金属材料によって形成される。
本技術において、導電性を有するとは、画像形成装置が認識可能な程度に信号を導通可能であることを意味する。例えば抵抗値でこの導電性を表現すると、例えば第2の装着確認端子325、329の抵抗値を70KΩ以下とすることが好ましい。
この抵抗値は、例えば端子材料に導電性ペーストを用いる場合には、導電性フィラーの種類や径、含有量、導電性ペーストの膜厚等を調整することで設定することができる。
また、カーボンのかわりに金属酸化物系フィラーを用いてもよい。
金属フィラーのみによって導電性フィラーを構成する場合に比べて、非金属フィラーを混合した分だけ金属フィラーの使用量が低減できるので、金属フィラーによるイオン化マイグレーションの発生を抑制できる。
本実施形態において第2の装着確認端子325、329はキャリッジ側の端子と接触するため、バインダーとしては基板31への密着性が高いことが望ましい。樹脂バインダーを用いる場合には、例えば熱硬化性樹脂を用いることが密着性、硬度の点から好ましい。
例えば、高分子量の共重合ポリエステル樹脂にブロックイソシアネート化合物やエポキシ樹脂を配合し、熱硬化させることにより密着性を向上させることができ、キャリッジ側端子との接触圧に対する耐性を高めることが可能である。
また、配線35を導電性非金属材料によって形成する場合には、第2の装着確認端子325、329におけるキャリッジ側端子との接触部間の抵抗値を、配線幅、配線長さによって調節することができる。また、配線長さを長くして、その分だけ体積抵抗率の小さい導電性非金属材料を用いることが可能であり、製造時における抵抗値のばらつきを低減することができるので好ましい。
この装着確認は、例えば図5に示す回路構成によって行うことができる。図5は、インクカートリッジの個別装着確認を行う回路の一例を示す説明図である。
この回路は、画像形成装置に内蔵されるものであり、この図では、ブラックのインク色のインクカートリッジ3Bk、イエローのインク色のインクカートリッジ3Y、マゼンタのインク色のインクカートリッジ3M、シアンのインク色のインクカートリッジ3Cがキャリッジに装着されることにより、各インクカートリッジの第2の装着確認端子がこの回路に接続される。
また、ここではインクカートリッジ3Y、3M、3Cのチップにおいても、2つの第2の装着確認端子間に同じ値の抵抗値Rを有しているものとする。
また、OPアンプ40の−端子には、第2の装着確認信号S1の40Vが、抵抗R2、R3によって分圧された電圧が入力される。
一方、インクカートリッジ3Bkが装着されていない時には、OPアンプ40の+端子への入力は0Vとなる。
したがって、インクカートリッジ3Bkの装着時と未装着時とで、OPアンプ40からの出力が異なるので、これを検出することによりインクカートリッジ3Bkの装着を確認することができる。
本実施形態では、各インクカートリッジの第2の装着確認端子の抵抗値R、は同一の値となっているので、電流検出部39によって検出された電流値により、未装着のインクカートリッジの個数が検出可能となる。
一方、第2の装着確認端子325に隣接する端子326(図3参照)は、例えばVDD端子であるため、例えば3.3Vの電圧が入力されている。このため、第2の装着確認端子325と端子326の間には、この電位差36.7V分の強力な電界が生じる。
例えば、上述の特許文献2では、装着確認用の2つの端子間に抵抗器を接続し、この抵抗器を用いて装着確認を行っている。しかし、本実施形態では、第2の装着確認端子そのものに装着確認用の抵抗値を持たせているため抵抗器を必要とせず、部品点数を減らすことが可能である。
また、端子325のみを導電性非金属材料によって形成し、この端子そのものに例えば高抵抗値を持たせる場合には、端子329での電位は低くなる。このような場合には、端子329においてイオンマイグレーションが生じる可能性を低くすることができるので、必ずしも端子329を導電性非金属材料によって形成しなくてもよい。
図6は、インクカートリッジ100を画像形成装置に装着する際の、画像形成装置側の端子80の動きを示す説明図である。ここでは一例として、チップ3の端子326に画像形成装置側の端子80が接触する場合について説明する。
なお、ここで頂点P1とは、端子80の部位のうち、インクカートリッジ100の挿入方向に垂直な方向(図6紙面上横方向)において最も基板31側に位置する箇所を指す。
このとき、端子80は、例えば頂点P1よりも上側(インクカートリッジ100の挿入方向上流側)に位置する接点P2、及び頂点P2よりも下側(インクカートリッジ100の挿入方向下流側)に位置する接点P3の2か所において、端子326に接触する。
また、この接点P2、P3は、例えば凹部71の内壁面と端子326表面とのエッジ部分に位置する。
しかし本実施形態では、画像形成装置80の頂点P1は凹部71内に位置するため、頂点P1と端子326の間にダストが挟まれることは無い。また、端子80は、頂点P1の上側に位置する接点P2と下側に位置する接点P3によって端子326に接触するので、頂点P1と端子326の間にはさまれたダストを避けて、端子326に接触することができる。このため、端子80が基板31上を摺動する際にダストが発生したとしても、端子80と端子326との電気的接触をより確実に行うことができる。
また、これらの効果は、端子327、328に設けられた凹部72、73においても同様である。
このような場合には、例えば画像形成装置の端子80は、チップ3の端子326に設けられた凹部71のエッジに対して2か所の接点を有することができず、1か所での接触となる可能性がある。
なお、端子326、327、328は、それぞれVDD端子、接地端子、データ端子であり、これらの端子に接触異常があるとメモリ34に対して正確にデータの書き込みを行うことができない恐れがある。このため、端子326、327、328には凹部を設けることが好ましい。
このため、接地端子327に設ける凹部72の径の大きさをその他の凹部の径よりも大きくすることが好ましい。凹部72の径の大きさを大きくすることにより、インクカートリッジ100の装着時には、画像形成装置の端子の頂点は、チップ3の他の凹部に比べて一番最初に凹部72内に移動する。したがって、画像形成装置の端子にダストが付着していたとしても、装着の過程においてより早い時期にダストを凹部内72内に振るい落とし、接地端子327との接触を確保することが可能である。
図8Aは、本実施形態におけるチップ50の概略正面図であり、図8Bはチップ50の概略正面図である。
本実施形態のチップ50は、例えば基板42と、基板42の一方の主面側に設けられた9つの端子411〜419と、基板42のもう一方の主面側に配置されたメモリ44と、を備える。また、本実施形態においても、メモリ44は例えば樹脂等による保護膜43により覆われる。
例えば凹部74は、図8Aに示すように、例えば端子415〜419を横切る一つの溝によって形成されている。また、図8Bに示すように、例えばこの凹部74の内壁面及び底面にも端子415〜419は配置される。
また、端子416に対しては、線L1とエッジ76の距離よりも線L1とエッジ75の距離の方が短いので、画像形成装置の端子は、エッジ75上において端子426と接触する。
また、端子418についても同様の理由により、画像形成装置の端子は凹部74のエッジ75、76上の接点P12、13において端子418と接触する。
また、端子419に対しては、例えば線L1からエッジ76までの距離よりも、線L1からエッジ75までの距離の方が短い。このため、画像形成装置の端子は、凹部74のエッジ75上の接点P14において、端子419と接触する。
また、画像形成装置の端子の頂点が凹部74内に落ち込む動作により、画像形成装置の端子に付着したダストを凹部内に放出することで、ダストを画像形成装置の端子から取り除くことが可能である。
なお、インクタンク本体等を含むその他の構成、作用、効果は第1の実施の形態と同様である。
2・・・インク供給部
3,50・・・チップ
4・・・回動部材
4a・・・基端部
4b・・・先端部
5・・・レバー
6・・・凸部
9・・・載置台
10・・・インクタンク本体
11・・・蓋部
12・・・インク室
13・・・大気連通路
14・・・フィルタ
15・・・インク残量応答部
16・・・アーム部
17・・・浮き部
18・・・軸
19・・・インク検出窓
20・・・インク供給部
21・・・第1接続室
22・・・連絡通路
23・・・第2接続室
31,42・・・基板
32・・・端子群
33,43・・・保護膜
34,44・・・メモリ
35・・・配線
36・・・全装着信号出力部
37・・・全装着信号検出部
38・・・個別装着確認信号発生部
39・・・電流検出部
40・・・OPアンプ
50・・・チップ
60・・・装着確認ユニット
71,72,73,74・・・凹部
80・・・端子
3Y、3M、3C、100・・・インクカートリッジ
80,321,322,323,324,325,326,327,328,329,411,412,413,414,415,416,417,418,419・・・端子
Claims (5)
- インクを内部に収容するインク収容部と、
前記インク収容部内のインクを外部に供給するインク供給部と、
基板と、
前記基板の一方の主面上に配置され、画像形成装置の制御部に電気的に接続される端子群と、
前記基板のもう一方の主面上に配置され、前記端子群の少なくとも一つの端子に電気的に接続されるメモリと、
前記端子群のうち少なくとも一つの端子に設けられた凹部と、
を備え、
画像形成装置の端子は、先端部分が頂点を有する山形形状であり、前記端子群と接続する際には前記基板の前記一方の主面上を前記頂点が装着方向に摺動し、前記端子群との接続後の状態では前記頂点が前記凹部内に位置すると共に、前記画像形成装置の端子の前記頂点よりも前記画像形成装置側に位置する接点が前記凹部の内壁面と前記端子表面とのエッジにおいて前記端子と接触するように、前記凹部が前記画像形成装置の端子の前記装着方向の延長線上に配置されるように前記基板が備えられ、
前記凹部は前記基板の前記一方の主面に対して垂直な方向から見て円形状に前記端子上に形成され、前記凹部の前記エッジが接触部を有し、前記接触部が前記接点と接触することで前記端子と前記画像形成装置の端子との電気的接触を行うことを特徴とする
インクカートリッジ。 - 前記凹部は、VDD端子、GND端子、データ端子のうち少なくとも1つの端子に設けられる請求項1に記載のインクカートリッジ。
- 前記凹部は、前記基板を貫通する貫通孔である請求項1または2のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
- 前記凹部は、前記端子を前記メモリに接続させるスルーホールである請求項3に記載のインクカートリッジ。
- 基板と、
前記基板の一方の主面上に配置され、画像形成装置の制御部に電気的に接続される端子群と、
前記基板のもう一方の主面上に配置され、前記端子群の少なくとも一つの端子に電気的に接続されるメモリと、
前記端子群のうち少なくとも一つの端子に設けられた凹部と、
を備え、
画像形成装置の端子は、先端部分が頂点を有する山形形状であり、前記端子群と接続する際には前記基板の前記一方の主面上を前記頂点が装着方向に摺動し、前記端子群との接続後の状態では前記頂点が前記凹部内に位置すると共に前記画像形成装置の端子の前記頂点よりも前記画像形成装置側に位置する接点が前記凹部の内壁面と前記端子表面とのエッジにおいて前記端子と接触するように、前記凹部が前記画像形成装置の端子の前記装着方向の延長線上に配置されるように前記基板が備えられ、
前記凹部は前記基板の前記一方の主面に対して垂直な方向から見て円形状に前記端子上に形成され、前記凹部の前記エッジが接触部を有し、前記接触部が前記接点と接触することで前記端子と前記画像形成装置の端子との電気的接触を行うことを特徴とする
チップ。
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