JP2008000992A - キャリッジ装置、記録装置、液体噴射装置 - Google Patents

キャリッジ装置、記録装置、液体噴射装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008000992A
JP2008000992A JP2006173001A JP2006173001A JP2008000992A JP 2008000992 A JP2008000992 A JP 2008000992A JP 2006173001 A JP2006173001 A JP 2006173001A JP 2006173001 A JP2006173001 A JP 2006173001A JP 2008000992 A JP2008000992 A JP 2008000992A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carriage
circuit board
connector
contact
connector holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006173001A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4737430B2 (ja
Inventor
Yosuke Nakano
洋介 中野
Satoshi Negishi
智 根岸
Katsumi Okuhara
勝美 奥原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2006173001A priority Critical patent/JP4737430B2/ja
Priority to US11/767,132 priority patent/US7637589B2/en
Publication of JP2008000992A publication Critical patent/JP2008000992A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4737430B2 publication Critical patent/JP4737430B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/1752Mounting within the printer

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】回路基板の面に対して圧力が掛かっても回路基板自体と回路基板を保持しているコネクタホルダが変形しないようにしたキャリッジ装置を提供すること。
【解決手段】回路基板9とコネクタ11が装着されるコネクタホルダ13と、記録ヘッドユニット2を搭載し、インクカートリッジが収容され、コネクタホルダがその両側端部を保持されて取り付けられるキャリッジ1とを備え、コネクタ11の各接触端子が、その両側に配置される回路基板とインクカートリッジの各導電接続部に弾性的に接触して両者の間の電気的な導通を実現するように構成されたキャリッジ装置であって、キャリッジには回路基板に当接して前記弾性的接触に基づく基板面の変形を規制する背面度当て部41が設けられ、コネクタホルダには回路基板が装着される面と反対側の面に変形防止度当て部43が形成され、該変形防止度当て部がキャリッジ内に形成された被度当て部24に当接可能である。
【選択図】図4

Description

本発明は、キャリッジに収容されたインクカートリッジの情報を回路基板を介して読みとるために、コネクタによってインクカートリッジと回路基板との電気的導通を実現するようにしたキャリッジ装置および該キャリッジ装置を備えた記録装置に関する。
更に本発明は、インク等の液体をそのヘッドから吐出(噴射)して被記録材(被液体噴射材)に記録を実行する(液体を噴射する)インクジェット式記録装置などの液体噴射装置に関するものである。
ここで液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録材に記録を行なうプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録材に相当する被液体噴射材に噴射して、前記液体を前記被液体噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
また液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
特許文献1には、ヘッドカートリッジが、プリンタ装置上のキャリッジと分離着脱可能であり且つ記憶素子を有するインクタンクを着脱可能であり、キャリッジに配された電気接触端子で接続される回路基板を有し、この回路基板に配された電気接触端子でインクタンクの記憶素子と接続される回路基板が固定されるようになっており、回路基板の複数部位の固定手段で囲まれる領域内に、電気接触端子の支持部材の一部が固定されている、発明が開示されている。
特開2004−358912号公報
しかし、上記発明では回路基板がインクタンクの位置する側と反対側への変形を規制することができるが、インクタンクの位置する側へは膨らむように変形する可能性がある。もしインクタンクが取り替え可能なインクカートリッジである場合に、回路基板がインクカートリッジの位置する側に膨らみ変形していると、インクカートリッジの装着時にインクカートリッジの一部が回路基板に衝突してしまい、インクカートリッジが所定の位置にセットすることができなくなる。
また、回路基板が変形すると、コネクタにおける接触端子が、インクカートリッジ側の導電接続部と回路基板側の導電接続部とに接触する接触圧が変化するため、非導電の箇所が生じてインクカートリッジの情報が正しく回路基板側へ伝達されない虞がある。
本発明の目的は、回路基板の面に対して圧力が掛かっても、回路基板自体および回路基板を保持しているコネクタホルダが変形しないようにしたキャリッジ装置及び記録装置、更に液体噴射装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様は、導電接続部を有する回路基板と、第1接触アームと第2接触アームを有するコネクタと、前記回路基板と前記コネクタが装着されるコネクタホルダと、記録ヘッドユニットを搭載し、導電接続部を有するインクカートリッジが収容され、更に前記コネクタホルダがその両側端部を保持されて取り付けられるキャリッジとを備え、前記コネクタの前記第1接触アームと第2接触アームにおけるそれぞれの接触端子が、該コネクタの両側にそれぞれ配置される前記回路基板の導電接続部とインクカートリッジの導電接続部とにそれぞれ弾性的に接触して前記回路基板とインクカートリッジとの間の電気的な導通を実現するように構成されたキャリッジ装置であって、該キャリッジには、前記回路基板に当接して前記弾性的接触に基づく基板面の変形を規制する背面度当て部が設けられ、前記コネクタホルダには、前記回路基板が装着される面と反対側の面に変形防止度当て部が形成され、該変形防止度当て部が前記キャリッジ内に形成された被度当て部に当接可能に構成されていることを特徴とするものである。
コネクタの各接触端子が、それぞれインクカートリッジ側の導電接続部と回路基板の導電接続部とに圧接したときに回路基板が外側に撓む力が背面度当て部により抑えられる。その反作用としてコネクタホルダはインクカートリッジ側へ撓もうとする。
第1の態様によれば、変形防止度当て部が被度当て部に当接するため、コネクタホルダはインクカートリッジ側へも撓まず、当初の形状を維持し続けることができる。従って、コネクタホルダの変形に伴う回路基板の変形を抑制することができ、それでいて各接触端子と導電接続部との良好な接触状態を維持することができる。
特に、インクカートリッジが外された状態のときには、該インクカートリッジの導電接続部とコネクタとの弾性的接触が無くなるため、コネクタホルダのインクカートリッジ側への変形を低減する力が、その部分からはなくなる。本発明はこのような状態においても、当該度当て部と被度当て部の当接構造によってコネクタホルダの変形が抑えられるので、その技術的意義は大きい。
また、本発明の第2の態様は、第1の態様のキャリッジ装置において、前記変形防止度当て部はコネクタホルダの幅方向において、変形量の大きい部分(通常中央部)に設けられた凸部で形成されていることを特徴とするものである。第2の態様によれば、構造簡単にして第1の態様の作用効果を得ることができる。
また、本発明の第3の態様は、第1の態様または第2の態様のキャリッジ装置において、前記記録ヘッドユニットは、インクを吐出するノズル列を有するヘッド部と、該ヘッド部が固定されると共にインクカートリッジのインク出口部がセットされて位置決めされる位置決め部を有するヘッド基体とを備え、該ヘッド基体の前記位置決め部を区画する壁部が前記被度当て部として機能するように構成されていることを特徴とするものである。
第3の態様によれば、ヘッド基体の前記位置決め部を区画する壁部の両側が、それぞれインクカートリッジの位置決め機能とコネクタホルダの変形防止機能を発現するため、インクカートリッジの導電接続部とコネクタとの接触距離及び接触圧力を高精度にすることができると共に、キャリッジ内に新たに被度当て部を形成する必要がない。
また、本発明の第4の態様は、第3の態様のキャリッジ装置において、前記記録ヘッドユニットは、前記ヘッド基体の前記壁部の外側に位置する外側基体部を介してキャリッジに締結固定され、前記コネクタホルダはキャリッジ内の前記外側基体部上に位置するように構成されていることを特徴とするものである。
第4の態様によれば、記録ヘッドユニットとコネクタホルダは組み付け方向に対して互いにオーバーラップした配置で形成することができるため、キャリッジの奥行き方向のサイズを小型化することができる。
本発明の第5の態様は、被記録材を搬送する搬送部と、搬送部により搬送される被記録材に記録を実行する記録実行部とを備え、前記記録実行部は被記録材の搬送方向と直交する主走査方向に往復移動するキャリッジを有するキャリッジ装置を備えてなる記録装置であって、前記キャリッジ装置は第1の態様から第4の態様のいずれかに記載されているキャリッジ装置であることを特徴とするものである。
本態様によれば、コネクタホルダの変形に伴う電気的な接触不良を無くし、各接触端子と導電接続部との良好な接触状態を維持することができるので、インクカートリッジの情報を認識できなかったり、誤認識して誤った記録動作をすることを防止できる。
本発明の第6の態様は、被液体噴射材を搬送する搬送部と、搬送部による搬送される被液体噴射材に液体噴射を実行する液体噴射実行部とを備え、前記液体噴射実行部は被液体噴射材の搬送方向と直交する主走査方向に往復移動するキャリッジを有するキャリッジ装置を備えてなる液体噴射装置であって、前記キャリッジ装置は、導電接続部を有する回路基板と、第1接触アームと第2接触アームを有するコネクタと、前記回路基板と前記コネクタが装着されるコネクタホルダと、液体噴射ヘッドユニットを搭載し、導電接続部を有する液体カートリッジが収容され、更に前記コネクタホルダがその両側端部を保持されて取り付けられるキャリッジとを備え、前記コネクタの前記第1接触アームと第2接触アームにおけるそれぞれの接触端子が、該コネクタの両側にそれぞれ配置される前記回路基板の導電接続部と液体カートリッジの導電接続部とにそれぞれ弾性的に接触して前記回路基板と液体カートリッジとの間の電気的な導通を実現するように構成されたキャリッジ装置であって、該キャリッジには、前記回路基板に当接して前記弾性的接触に基づく基板面の変形を規制する背面度当て部が設けられ、前記コネクタホルダには、前記回路基板が装着される面と反対側の面に変形防止度当て部が形成され、該変形防止度当て部が前記キャリッジ内に形成された被度当て部に当接可能に構成されていることを特徴とするものである。
以下、本願発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るキャリッジ装置が適用されるインクジェットプリンタ用のキャリッジ装置の斜視図であり、図2の(a)はコネクタ周辺の側断面図、(b)はコネクタ周辺とその下方の拡大側断面図であり、図3はコネクタホルダを装着直前のキャリッジ内部の斜視図であり、図4はコネクタホルダ装着時のキャリッジ内部の斜視図であり、図5はコネクタホルダ周辺部材の分解斜視図であり、図6はコネクタの縦断面図であり、図7は回路基板と背面度当て部との関係を示すキャリッジ内部の斜視図であり、図8はコネクタホルダの背面側の斜視図であり、図9はコネクタホルダの正面側の斜視図である。
図1において、符号1はキャリッジであり、キャリッジ1の下面側には記録ヘッドユニット2(図2参照)が設けられている。記録ヘッドユニット2は、インクを吐出するノズル列(図示せず)を有するヘッド部4と、該ヘッド部4が固定されると共にインクカートリッジ5のインク出口部20がセットされて位置決めされる位置決め部18を有するヘッド基体40とを備えている。そして、該ヘッド基体40の位置決め部18を区画する壁部8が後述する被度当て部24として機能するように構成されている。更に、記録ヘッドユニット2は、ヘッド基体40の前記壁部8の外側に位置する外側基体部46を介してキャリッジ1に締結固定されている。
キャリッジ1は、キャリッジガイド軸またはキャリッジガイドレール3に沿って、被記録媒体の給送方向と直交する方向へ往復移動でき、被記録媒体に記録を実行する。キャリッジ1にはインクカートリッジ5を収納するための複数のカートリッジ収納部7が形成されている。なお本明細書においては図1で左斜め前方を向いている側をキャリッジ1の正面側とし、その反対側をキャリッジ1の背面側とする。その他のキャリッジ1に取り付けられる部材に関しても、キャリッジ1に取り付けられたときの向きに応じてキャリッジ1と同様に正面側および背面側の語を使用する。
キャリッジ1の背面側には回路基板9(図2(a)(b)参照)が設けられ、回路基板9には導電接続部12が形成されている。また、キャリッジ1の内面の背面側には各カートリッジ収納部7に対応してコネクタ11が設けられている。各コネクタ11はコネクタホルダ13に保持される(図9には代表して1つのコネクタ11が保持された状態を示している)。また、図3に示す如く、コネクタホルダ13の両端部14がキャリッジ1内の溝部16にスライド式に嵌り込むことにより保持されるようになっている。この保持状態でコネクタホルダ13は、キャリッジ1内の外側基体部46上に位置するようになっている。すなわち、記録ヘッドユニット2とコネクタホルダ13は、組み付け方向に対して互いにオーバーラップした配置で構成され、キャリッジ1の奥行き方向のサイズの小型化を可能にしている。
また、キャリッジ1の内側底部は前記記録ヘッドユニット2のヘッド基体40で構成されているが、この部分には各カートリッジ収納部7に対応してインク供給口6が突出形成され、各インク供給口6の周囲が突出する壁部8によって区画され、区画された内部がインクカートリッジ5の位置決めを行うための位置決め部18になっている。この実施例では、各カートリッジ収納部7に対応して4つの位置決め部18が形成されている。また、前記壁部8のコネクタホルダ13側、即ち位置決め部18と反対側の壁面は被度当て部24として形成されている。被度当て部24の作用については後述する。
各インクカートリッジ5には、図5に示す如く、コネクタ11と対向する側の面にカートリッジ側基板15が形成されており、その上方にはインクカートリッジ5をキャリッジ1に固定するためのロックレバー17(図1参照)が設けられている。また、カートリッジ側基板15には導電接続部10(図5等参照)が形成されている。インクカートリッジ5がカートリッジ収納部7に押し込まれるとき、ロックレバー17が一時的に僅かに弾性変形することで、スナップ式にインクカートリッジ5がカートリッジ収納部7内に固定されるようになっている。
次に、コネクタ11は、図6に示す如く、カートリッジ側基板15に面する第1面19とキャリッジ1の背面側に設けられる回路基板9に面する第2面21とを有し、カートリッジ側基板15と回路基板9との間に介在して両者間の電気的導通をもたらす機能を有する。コネクタ11は、公知の材料から成るハウジング23に対して、一例として9本の金属製のコンタクト25が互いに平行に配置されている。9本のコンタクト25は側面視で一つおきに同じ位置になるように2列に配置され、隣接するコンタクト25同士はハウジング23の長手方向に位置がずれて配置され、全体として千鳥状に配置されている。
各コンタクト25は同じ形状である。各コンタクト25は、基端部27を起点として第1面19側に延びる第1接触アーム29と、第2面21側に延び、第1接触アーム29より短い第2接触アーム31とを主体として構成され、各接続アーム29、31の先端にはほぼ半円形状の接触端子33、35が形成されている。第2接触アーム31は第1接触アーム29より短く形成されている。コンタクト25は、その基端部27がハウジング23に形成された薄い板状部37に圧入されることによりハウジング23に支持されている。
第1接触アーム29の接触端子33および第2接触アーム31の接触端子35は、それぞれ第1面19と第2面21から突出し、且つ接触端子33、35に荷重が掛かったときには第1接触アーム29と第2接触アーム31とが板バネ状に内側へ湾曲するようになっている。このようなバネ作用により、各接触端子33、35が、それぞれカートリッジ側基板15の導電接続部10と回路基板9の導電接続部12とに圧接することができるため、確実な電気的接続を実現することができる。
次に本発明の特徴的構成について説明する。図8に示す如く、回路基板9は、コネクタホルダ13の背面側に保持リブ39により保持されている。そして、コネクタホルダ13がキャリッジ1内にセットされた状態では、図7(コネクタホルダ13は図を解りやすくするため省略されている)に示す如く、キャリッジ1内に形成された4つのリブ形状の背面度当て部41が回路基板9の背面側に当接して回路基板9が後ろ側へ撓むように変形することを防止している。これは、上述したように各接触端子33、35が、それぞれカートリッジ側基板15の導電接続部10と回路基板9の導電接続部12とに圧接したときに回路基板9が外側に撓む力が作用するため、回路基板9の撓みを規制して確実な電気的接続を維持するためである。
図9に示す如く、コネクタホルダ13の正面側、即ちインクカートリッジ5が位置する側の底部には変形防止度当て部43が形成されている。変形防止度当て部43はコネクタホルダ13の中央付近に凸部として設けられ、ほぼ台形形状を有し、台形の短い側の辺は度当て面45となっている。図4に示す如く、コネクタホルダ13がキャリッジ1内にセットされているとき、度当て面45が壁部8のコネクタホルダ13側に形成された被度当て部24に当接するように変形防止度当て43の寸法が設定されている。
このようにコネクタホルダ13がキャリッジ1内にセットされているとき、変形防止度当て部43がキャリッジ1内に設けられた被度当て部24に当接するようになっていることで以下のような作用が得られる。
即ち各接触端子33、35が、それぞれカートリッジ側基板15の導電接続部10と回路基板9の導電接続部12とに圧接したときに回路基板9が外側に撓む力が背面度当て部41により抑えられる結果、その反作用としてコネクタホルダ13はインクカートリッジ5側へ撓もうとする。しかし、変形防止度当て43が被度当て部24に当接しているため、コネクタホルダ13はインクカートリッジ5側へ撓まず、当初の形状を維持し続けることができる。従って、コネクタホルダ13の変形に伴う回路基板9の変形を抑制することができ、各接触端子33、35と導電接続部10、12との良好な接触状態を維持することができる。
特に、インクカートリッジ5がカートリッジ収納部7から外された状態のときには、該インクカートリッジ5の導電接続部10とコネクタ11との弾性的接触が無くなるため、コネクタホルダ13のインクカートリッジ5側への変形を低減する力が、その部分からはなくなる。本例はこのような状態においても、当該度当て部43と被度当て部24の当接構造によってコネクタホルダ13の変形が抑えられる。
更に、インクカートリッジ5のインク出口部20がセットされて位置決めされる位置決め部18を区画する壁部8が被度当て部24として機能するように構成されているので、即ちヘッド基体40の位置決め部18を区画する壁部8の内外両壁面が、それぞれインクカートリッジ5の位置決め機能とコネクタホルダ13の変形防止機能を発現するため、インクカートリッジ5の導電接続部10とコネクタ11との接触距離及び接触圧力を高精度にすることができる。
以上、本発明を一実施形態に関して説明したが、他にも種々の変形例を採用することができる。例えば上記実施形態では変形防止度当て部43を1つの台形形状のものとしているが、変形防止度当て部43は上記機能を有するものであれば他の形状でもよく、またコネクタホルダ13に複数形成するようにしてもよい。また、上記実施形態では変形防止度当て部43をコネクタホルダ13の底部に形成しているが、キャリッジ1内に変形防止度当て43が当接すべき被度当て部24を設けることができれば、変形防止度当て43および被度当て部24を底部以外の位置に形成することも可能である。
更に上記実施形態は記録装置としてのインクジェットプリンタを例にとって説明したが、インクに代えてその用途に対応する液体を記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録材に相当する被液体噴射材に噴射して、液体を被液体噴射材に付着させる液体噴射装置にも同様に適用することができる。
本発明が適用されるインクジェットプリンタ用のキャリッジ装置の斜視図。 (a)はコネクタ周辺の側断面図、(b)はコネクタ周辺とその下方の拡大側断面図。 コネクタホルダを装着直前のキャリッジ内部の斜視図。 コネクタホルダ装着時のキャリッジ内部の斜視図。 コネクタホルダ周辺部材の分解斜視図。 コネクタの縦断面図。 回路基板と背面度当てリブとの関係を示すキャリッジ内部の斜視図。 コネクタホルダの背面側の斜視図。 コネクタホルダの正面側の斜視図。
符号の説明
1 キャリッジ、2 記録ヘッドユニット、3 キャリッジガイド軸またはキャリッジガイドレール、4 ヘッド部、5 インクカートリッジ、6 インク供給口、7 カートリッジ収納部、8 壁部、9 回路基板、10 カートリッジ側基板の導電接続部、11 コネクタ、12 回路基板の導電接続部、13 コネクタホルダ、14 コネクタホルダの両端部、15 カートリッジ側基板、16 溝部、17 ロックレバー、18 位置決め部、19 コネクタの第1面、20 インク出口部、21 コネクタの第2面、23 ハウジング、24 被度当て部、25 コンタクト、27 基端部、29 第1接触アーム、31 第2接触アーム、33、35 接触端子、37 板状部、39 保持リブ、40 ヘッド基体、41 背面度当て部、43 変形防止度当て部、45 度当て面、46 外側基体部

Claims (6)

  1. 導電接続部を有する回路基板と、
    第1接触アームと第2接触アームを有するコネクタと、
    前記回路基板と前記コネクタが装着されるコネクタホルダと、
    記録ヘッドユニットを搭載し、導電接続部を有するインクカートリッジが収容され、更に前記コネクタホルダがその両側端部を保持されて取り付けられるキャリッジとを備え、
    前記コネクタの前記第1接触アームと第2接触アームにおけるそれぞれの接触端子が、該コネクタの両側にそれぞれ配置される前記回路基板の導電接続部とインクカートリッジの導電接続部とにそれぞれ弾性的に接触して前記回路基板とインクカートリッジとの間の電気的な導通を実現するように構成されたキャリッジ装置であって、
    該キャリッジには、前記回路基板に当接して前記弾性的接触に基づく基板面の変形を規制する背面度当て部が設けられ、
    前記コネクタホルダには、前記回路基板が装着される面と反対側の面に変形防止度当て部が形成され、該変形防止度当て部が前記キャリッジ内に形成された被度当て部に当接可能に構成されていることを特徴とするキャリッジ装置。
  2. 請求項1に記載のキャリッジ装置において、前記変形防止度当て部はコネクタホルダの幅方向において、変形量の大きい部分に設けられた凸部で形成されていることを特徴とするキャリッジ装置。
  3. 請求項1または2に記載のキャリッジ装置において、前記記録ヘッドユニットは、インクを吐出するノズル列を有するヘッド部と、該ヘッド部が固定されると共にインクカートリッジのインク出口部がセットされて位置決めされる位置決め部を有するヘッド基体とを備え、該ヘッド基体の前記位置決め部を区画する壁部が前記被度当て部として機能するように構成されていることを特徴とするキャリッジ装置。
  4. 請求項3に記載のキャリッジ装置において、前記記録ヘッドユニットは、前記ヘッド基体の前記壁部の外側に位置する外側基体部を介してキャリッジに締結固定され、前記コネクタホルダはキャリッジ内の前記外側基体部上に位置するように構成されていることを特徴とするキャリッジ装置。
  5. 被記録材を搬送する搬送部と、搬送部により搬送される被記録材に記録を実行する記録実行部とを備え、前記記録実行部は被記録材の搬送方向と直交する主走査方向に往復移動するキャリッジを有するキャリッジ装置を備えてなる記録装置であって、前記キャリッジ装置は請求項1から4のいずれか1項に記載されているキャリッジ装置であることを特徴とする記録装置。
  6. 被液体噴射材を搬送する搬送部と、搬送部による搬送される被液体噴射材に液体噴射を実行する液体噴射実行部とを備え、前記液体噴射実行部は被液体噴射材の搬送方向と直交する主走査方向に往復移動するキャリッジを有するキャリッジ装置を備えてなる液体噴射装置であって、前記キャリッジ装置は、
    導電接続部を有する回路基板と、
    第1接触アームと第2接触アームを有するコネクタと、
    前記回路基板と前記コネクタが装着されるコネクタホルダと、
    液体噴射ヘッドユニットを搭載し、導電接続部を有する液体カートリッジが収容され、更に前記コネクタホルダがその両側端部を保持されて取り付けられるキャリッジとを備え、
    前記コネクタの前記第1接触アームと第2接触アームにおけるそれぞれの接触端子が、該コネクタの両側にそれぞれ配置される前記回路基板の導電接続部と液体カートリッジの導電接続部とにそれぞれ弾性的に接触して前記回路基板と液体カートリッジとの間の電気的な導通を実現するように構成されたキャリッジ装置であって、
    該キャリッジには、前記回路基板に当接して前記弾性的接触に基づく基板面の変形を規制する背面度当て部が設けられ、
    前記コネクタホルダには、前記回路基板が装着される面と反対側の面に変形防止度当て部が形成され、該変形防止度当て部が前記キャリッジ内に形成された被度当て部に当接可能に構成されていることを特徴とする液体噴射装置。
JP2006173001A 2006-06-22 2006-06-22 キャリッジ装置、記録装置、液体噴射装置 Expired - Fee Related JP4737430B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006173001A JP4737430B2 (ja) 2006-06-22 2006-06-22 キャリッジ装置、記録装置、液体噴射装置
US11/767,132 US7637589B2 (en) 2006-06-22 2007-06-22 Carriage device and recording apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006173001A JP4737430B2 (ja) 2006-06-22 2006-06-22 キャリッジ装置、記録装置、液体噴射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008000992A true JP2008000992A (ja) 2008-01-10
JP4737430B2 JP4737430B2 (ja) 2011-08-03

Family

ID=38873143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006173001A Expired - Fee Related JP4737430B2 (ja) 2006-06-22 2006-06-22 キャリッジ装置、記録装置、液体噴射装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7637589B2 (ja)
JP (1) JP4737430B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012051313A (ja) * 2010-09-03 2012-03-15 Seiko Epson Corp 印刷材カートリッジ、及び、印刷材供給システム

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5899637B2 (ja) * 2011-03-24 2016-04-06 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置
JP5979035B2 (ja) 2013-02-18 2016-08-24 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001096869A (ja) * 1999-10-04 2001-04-10 Seiko Epson Corp 記録装置、半導体装置および記録ヘッド装置
WO2001026114A1 (fr) * 1999-10-04 2001-04-12 Seiko Epson Corporation Circuit integre, cartouche d'encre et imprimante a jet d'encre
JP2003034023A (ja) * 2001-05-18 2003-02-04 Seiko Epson Corp インクジェット記録装置
JP2007022039A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Canon Inc 記録ヘッドおよび記録装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3199092B2 (ja) * 1993-11-05 2001-08-13 セイコーエプソン株式会社 プリンタ用のインクカートリッジ
JPH1173748A (ja) 1997-06-20 1999-03-16 Hitachi Maxell Ltd 情報記録媒体用カートリッジ
JP2000150032A (ja) 1998-11-12 2000-05-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 可撓性基板取付接続装置
JP2000299167A (ja) 1999-04-13 2000-10-24 Jst Mfg Co Ltd 電気コネクタ
US6659591B2 (en) * 2000-07-10 2003-12-09 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording head and producing method for the same
JP2002216303A (ja) 2001-01-23 2002-08-02 Sony Corp 回転ドラム装置
JP2004358912A (ja) 2003-06-06 2004-12-24 Canon Inc ヘッドカートリッジ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001096869A (ja) * 1999-10-04 2001-04-10 Seiko Epson Corp 記録装置、半導体装置および記録ヘッド装置
WO2001026114A1 (fr) * 1999-10-04 2001-04-12 Seiko Epson Corporation Circuit integre, cartouche d'encre et imprimante a jet d'encre
JP2003034023A (ja) * 2001-05-18 2003-02-04 Seiko Epson Corp インクジェット記録装置
JP2007022039A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Canon Inc 記録ヘッドおよび記録装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012051313A (ja) * 2010-09-03 2012-03-15 Seiko Epson Corp 印刷材カートリッジ、及び、印刷材供給システム

Also Published As

Publication number Publication date
US20070296776A1 (en) 2007-12-27
JP4737430B2 (ja) 2011-08-03
US7637589B2 (en) 2009-12-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8083401B2 (en) Connector holder unit, carriage, recording apparatus, and liquid ejecting apparatus
JP4321562B2 (ja) 液体収容容器
JP4697434B2 (ja) キャリッジおよび該キャリッジを備える記録装置
US20060250446A1 (en) Liquid container and circuit board for liquid container
US8591015B2 (en) Recording apparatus and terminal module for recording apparatus
US7914135B2 (en) Liquid cartridge and circuit board
JP2010111116A (ja) 回路基板および液体供給ユニット
US9290002B2 (en) Liquid storage container
WO2017130242A1 (en) System for consuming consumable material
JP5096699B2 (ja) コネクタホルダユニット、キャリッジ、記録装置、液体噴射装置
JP7164845B2 (ja) イメージングカートリッジ、及びイメージングカートリッジに適用されるチップ
JP4737430B2 (ja) キャリッジ装置、記録装置、液体噴射装置
JP2012000955A (ja) 液体吐出ヘッドおよび液体吐出ヘッドの組み立て方法
US10105958B2 (en) Cartridge accommodating apparatus and system provided with the same
JP2008044196A (ja) 液体収容容器
JP2006272642A (ja) 液体収容体
US8647143B2 (en) Terminal module having a housing with a plurality of slits with varying widths and an inclined guide surface
JP4488237B2 (ja) コネクタ
JP4356717B2 (ja) 液体収容容器
JP5024510B2 (ja) コネクタホルダユニット、キャリッジ、記録装置及び液体噴射装置
JP6562691B2 (ja) 液体吐出ヘッド
JP4502067B2 (ja) 液体収容容器
JP4708887B2 (ja) インクジェット記録ヘッド
JP2017191847A (ja) 回路基板、液体容器ホルダー、および液体消費装置
JP5716387B2 (ja) コネクターユニットおよびこれを備えた記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110419

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4737430

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees