JP2020066405A - 車両用ピラー構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両運転時における広い視界の確保と、前突時の衝突性能の向上とを両立することができる車両用ピラー構造を得る。【解決手段】前突時、第1柱26の車両前部と第2柱28の車両前部とには、フロントピラー24の延設方向に沿って引張荷重が作用する。同時に、第1柱26の車両前部と第2柱28の車両後部とには、フロントピラー24の延設方向に沿って圧縮荷重が作用する。第1柱26と第2柱28とのそれぞれの車両前部は、重ね合わせ溶接されていることで第1柱26及び第2柱28からフロントピラー24の外側へ突出するフランジを有しない。このため、フランジの先端に応力が集中することでフランジを起点に破断するのを抑制することができる。つまり、第1柱26及び第2柱28をそれぞれ筒状にすることで曲げ剛性を向上させながら前突時に衝突荷重が入力された際の破断を抑制することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用ピラー構造に関する。
下記特許文献1には、車両用ピラー構造に関する発明が開示されている。この車両用ピラー構造では、フロントピラーの骨格が中実の略矩形柱状の透明部材により構成されており、この透明部材の車両幅方向内側と車両幅方向外側とにはそれぞれ保持部が設けられている。したがって、運転者はこの2つの保持部の間から透明部材を介してフロントピラーの向こう側の対象物を視認することができる。
特開2017−7509号公報
ところで、特許文献1に開示された車両用ピラー構造では、2つの保持部がフロントピラーの長手方向に直交する断面にて略L字状に形成されているが、車両前面衝突(以下、単に「前突」と称する。)時の衝突性能を向上させるには、保持部材を筒状にすることでフロントピラーの曲げ剛性を向上させてフロントピラーの変形量を低減させることが望ましい。しかしながら、保持部材を筒状にすると、フロントピラー自体の幅が大きくなるため、運転者から見た視界が狭くなる。したがって、上記先行技術はこの点で改良の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、車両運転時における広い視界の確保と、前突時の衝突性能の向上とを両立することができる車両用ピラー構造を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る車両用ピラー構造は、フロントピラーの一部を構成すると共に、略車両上下方向に沿って延設されかつ略板状に形成された第1骨格部材と、略車両上下方向に沿って延設されかつ略板状に形成されると共に前記第1骨格部材と対向して設けられた第2骨格部材と、を有しており、前記第1骨格部材と前記第2骨格部材とは車両前方側の端部同士が重ね合わせ溶接されていると共に車両後方側の端部同士がフランジ溶接されていることで筒状に形成された第1柱と、前記フロントピラーの他の一部を構成しかつ前記第1柱に対して所定の間隔をあけて車両後方側に配置されていると共に、略車両上下方向に沿って延設されかつ略板状に形成された第3骨格部材と、略車両上下方向に沿って延設されかつ略板状に形成されると共に前記第3骨格部材と対向して設けられた第4骨格部材と、を有しており、前記第3骨格部材と前記第4骨格部材とは車両前方側の端部同士が重ね合わせ溶接されていると共に車両後方側の端部同士がフランジ溶接されていることで筒状に形成された第2柱と、前記第1柱と前記第2柱との間に架け渡され、運転席側から見て車両外部が視認可能な透明部材と、を有している。
請求項1に記載の発明によれば、車両用ピラー構造は、第1柱と、第2柱と、透明部材と、を有している。第1柱は、フロントピラーの一部を構成していると共に、第1骨格部材と第2骨格部材とを有している。第1骨格部材は、略車両上下方向に沿って延設されかつ略板状に形成されている。第2骨格部材は、第1骨格部材と同様に、略車両上下方向に沿って延設されかつ略板状に形成されており、第1骨格部材と対向している。第1骨格部材と第2骨格部材とは、車両前方側の端部同士が重ね合わせ溶接によって接合されていると共に、車両後方側の端部同士がフランジ溶接によって接合されている。つまり、第1柱の車両前方側には、第1骨格部材と第2骨格部材との接合のためのフランジが不要となる。したがって、第1柱の幅を細くすることができる。また、第2柱は、フロントピラーの他の一部を構成しかつ第1柱に対して所定の間隔をあけて車両後方側に配置されていると共に、第3骨格部材と第4骨格部材とを有している。第3骨格部材は、略車両上下方向に沿って延設されかつ略板状に形成されている。第4骨格部材は、第3骨格部材と同様に、略車両上下方向に沿って延設されかつ略板状に形成されており、第3骨格部材と対向して配置されている。第3骨格部材と第4骨格部材とは、車両前方側の端部同士が重ね合わせ溶接によって接合されていると共に、車両後方側の端部同士がフランジ溶接によって接合されている。つまり、第2柱の車両前方側には、第1柱と同様に、第3骨格部材と第4骨格部材との接合のためのフランジが不要となる。したがって、第2柱を細くすることができる。これにより、フロントピラー全体の幅が細くなるため運転者からの視界を広くできると共に、第1柱と第2柱との間に架け渡された透明部材から運転者はフロントピラーの向こう側の対象物を視認することができるので、さらに視界を広くすることができる。
ところで、前突時、フロントピラーに衝突荷重が入力されると、フロントピラーは車両側面視にて略車両上方側へ向かって凸状に屈曲する。これにより、第1柱の車両前部と第2柱の車両前部とには、フロントピラーの延設方向に沿って引き伸ばされるように荷重が作用する。ここで、第1柱と第2柱とのそれぞれの車両前部は、重ね合わせ溶接されていることで第1柱及び第2柱からフロントピラーの外側へ突出するフランジを有しない構成とされているため、フランジの先端に応力が集中することでフランジを起点に破断するのを抑制することができる。つまり、第1柱及び第2柱をそれぞれ筒状にすることで曲げ剛性を向上させながら前突時に衝突荷重が入力された際の破断を抑制することができる。
ここで、「重ね合わせ溶接」とは、第1骨格部材及び第2骨格部材と、第3骨格部材及び第4骨格部材とのそれぞれの車両前方側の端部同士が、フロントピラーの外側へ突出せずに板厚方向に重なった状態で接合される溶接をいう。
また、「フランジ溶接」とは、第1骨格部材及び第2骨格部材と、第3骨格部材及び第4骨格部材とのそれぞれの車両後方側の端部同士が、フロントピラーの外側へ突出したフランジを有し、かつ当該フランジ同士が板厚方向に重なった状態でフランジ同士が接合される溶接をいう。
請求項2に記載の発明に係る車両用ピラー構造は、請求項1に記載の発明において、前記第1柱と前記第2柱とにおける重ね合わせ溶接された部位は、前記第1柱と前記第2柱との延設方向に沿ってそれぞれに延設された稜線と重ならない位置に設けられている。
請求項2に記載の発明によれば、第1柱と第2柱とにおける重ね合わせ溶接された部位は、第1柱と第2柱との稜線に重ならない位置に設けられている。この稜線は、第1柱と第2柱との延設方向に沿ってそれぞれ延設されており、前突時に衝突荷重が集中する。つまり、稜線以外に重ね合わせ溶接された部位が設けられていることから、一般的に破断し易い部位である溶接された部位に衝突荷重が集中しない構成となる。したがって、前突時に衝突荷重が入力された際のフロントピラーの破断を抑制することができる。
請求項3に記載の発明に係る車両用ピラー構造は、請求項2に記載の発明において、前記第2柱の車両幅方向外側の部位は、高張力鋼板にて構成された前記第4骨格部材を含んで構成されていると共に、前記第2柱における重ね合わせ溶接された部位の車両幅方向外側には、前記第4骨格部材の複数の前記稜線が配置されている。
請求項3に記載の発明によれば、第2柱における重ね合わせ溶接された部位の車両幅方向外側には、第4骨格部材の複数の稜線が配置されていることから、前突時にフロントピラーへ衝突荷重が入力された際、重ね合わせ溶接された部位ではなく第4骨格部材の稜線に衝突荷重が集中する。また、第4骨格部材は、高張力鋼板により構成されていることから、稜線に集中する衝突荷重を効果的に分散させることができる。
請求項4に記載の発明に係る車両用ピラー構造は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記第2柱における車両幅方向外側の部位には、サイメンアウタパネルが接合されていると共に、前記第2柱における重ね合わせ溶接された部位が当該サイメンアウタパネルに接合された部位以外に設けられている。
請求項4に記載の発明によれば、第2柱における車両幅方向外側の部位には、サイメンアウタパネルが接合されており、第2柱における重ね合わせ溶接された部位が、第2柱のサイメンアウタパネルが接合された部位以外に設けられている。つまり、第2柱の第3骨格部材と第4骨格部材とを重ね合わせ溶接する際に、サイメンアウタパネルを同時に溶接する必要がないため、溶接を容易にすることができる。
請求項5に記載の発明に係る車両用ピラー構造は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記第2柱における重ね合わせ溶接された部位は、車両平面視にて前記第1柱と離間する方向へ傾けられている。
請求項5に記載の発明によれば、第2柱における重ね合わせ溶接された部位は、車両平面視にて第1柱と離間する方向に傾けられていることから、運転者が第1柱と第2柱との間から透明部材を介してフロントピラーの向こう側の対象物を視認する際に第2柱の重ね合わせ溶接された部位を視認し難くなる。つまり、第2柱における重ね合わせ溶接された部位を目立ち難くすることができる。
請求項6に記載の発明に係る車両用ピラー構造は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の発明において、前記透明部材の車室内面における前記第1柱に重なる部位には、モール部材が取り付けられていると共に、当該モール部材には、前記第1柱の重ね合わせ溶接された部位に対し前記第2柱側へ離間しかつ先端部が前記第1柱に近接又は当接するように延設された前側目隠し部が設けられている。
請求項6に記載の発明によれば、透明部材の車両内面における第1柱に重なる部位には、モール部材が取り付けられており、このモール部材には、前側目隠し部が設けられている。この前側目隠し部は、第1柱の重ね合わせ溶接された部位に対し第2柱側へ離間しかつ先端部が第1柱に近接又は当接するように延設されている。したがって、第1柱の重ね合わせ溶接が第2柱側から、すなわち車両後方側から前側目隠し部によって覆われている。このため、運転者が第1柱と第2柱との間から透明部材を介してフロントピラーの向こう側の対象物を視認する際や、車外から透明部材を介して第1柱を視認する際に、第1柱の重ね合わせ溶接された部位を目立ち難くすることができる。
請求項7に記載の発明に係る車両用ピラー構造は、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の発明において、前記透明部材の車室内面における前記第2柱に重なる部位には、モール部材が取り付けられていると共に、当該モール部材には、前記第2柱の重ね合わせ溶接された部位に対し前記第1柱側へ離間しかつ先端部が前記第2柱に近接又は当接するように延設された後側目隠し部が設けられている。
請求項7に記載の発明によれば、透明部材の車両内面における第2柱に重なる部位には、モール部材が取り付けられており、このモール部材には、後側目隠し部が設けられている。この後側目隠し部は、第2柱の重ね合わせ溶接された部位に対し第1柱側へ離間しかつ先端部が第2柱に近接又は当接するように延設されている。したがって、第2柱の重ね合わせ溶接が第1柱側から、すなわち車両前方側から後側目隠し部によって覆われている。このため、運転者が第1柱と第2柱との間から透明部材を介してフロントピラーの向こう側の対象物を視認する際や、車外から透明部材を介して第2柱を視認する際に、第2柱の重ね合わせ溶接された部位を目立ち難くすることができる。
請求項1に記載の発明に係る車両用ピラー構造は、車両運転時における広い視界の確保と、前突時の衝突性能の向上とを両立することができるという優れた効果を有する。
請求項2、3に記載の発明に係る車両用ピラー構造は、前突時の衝突性能をより向上できるという優れた効果を有する。
請求項4に記載の発明に係る車両用ピラー構造は、生産効率を向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項5〜請求項7に記載の発明に係る車両用ピラー構造は、外観意匠性を向上させることができるという優れた効果を有する。
一実施形態に係る車両用ピラー構造を有する車両の車室内を示す概略斜視図である。 図1におけるA−A線に沿って切断した状態を示す拡大断面図である。 一実施形態に係る車両用ピラー構造を有する車体の前突時の状態を示す概略側面図である。
以下、図1〜図3を用いて、本発明に係る車両用ピラー構造の一実施形態について説明する。なお、各図において示される矢印FRは車両前後方向前側、矢印OUTは車両幅方向外側、矢印UPは車両上下方向上側をそれぞれ示す。
(全体構成)
図1に示されるように、本実施形態に係る車両用ピラー構造10が適用された車両12における車室14内の車両前方側には、左右一対の車両用シート16が配設されており、この車両用シート16の一方には、図示しない運転者が着座可能とされている。なお、本実施形態の車両12は一例として左ハンドル車とされていると共に、本図では運転席側の車両用シート16の図示を省略している。
車両用シート16よりも車両前方側には、フロントウインドシールドガラス(以下、単に「フロントガラス」と称する。)18が設けられている。このフロントガラス18は、車室14の内側と車室14の外側とを隔てかつ板厚方向が略車両前後方向とされた透明の窓部材であり、図示はしないが側面視で車両上方側へ向かうに連れて車両後方側へと傾けられている。フロントガラス18の上端部は、ルーフパネルを含んで構成されたルーフの前端部を構成するフロントヘッダ(いずれも不図示)に接続されている。また、フロントガラス18の下端部は、車両前方側に設けられたパワーユニットルームを車両上方側から覆うフードの後端部と車両前後方向に対向して配置されており、車両幅方向に延在されたカウルに接続されている(いずれも不図示)。
フロントガラス18は、一定の板厚で形成されており、フロントガラス18の車両幅方向中間部分が車両前方側へ凸となるように緩やかな湾曲形状とされている。そして、フロントガラス18の車両幅方向外側かつフロントサイドウィンドウ20を有するフロントドア22の車両前方側には、フロントピラー24が左右一対にそれぞれ設けられている。
左右一対のフロントピラー24は、それぞれフロントガラス18の車両幅方向端部に沿って略車両上下方向を長手方向として延在されている。つまり、左右一対のフロントピラー24は、それぞれ車両上方へ向かうに連れて車両後方側へ傾けられている。以下、助手席側のフロントピラー24について説明するが、助手席側と反対側(運転席側)のフロントピラー24も同様の構成とされている。
(第1柱)
図2に示されるように、フロントピラー24は、第1柱26と第2柱28とを有している。第1柱26は、略車両上下方向に沿って延在されており、第1柱26にはフロントガラス18の車両幅方向の端部30がウレタン接着剤32及びクッションゴム34を介して接合されている。第1柱26は、第1骨格部材としての鋼板製の第1ピラーインナパネル36と、第2骨格部材としての鋼板製の第1ピラーアウタパネル38とを含んで構成されている。第1ピラーインナパネル36は、略車両上下方向に沿って延設されかつ長手方向(略車両上下方向に沿った延在方向)に直交する断面形状が略クランク形状とされている。具体的には、第1ピラーインナパネル36は、第1壁部36A、第2壁部36B、第3壁部36C及び第4壁部36Dにより構成されている。第1壁部36Aは、第1ピラーインナパネル36における車両前方側に位置すると共に、略車両幅方向に延設されている。第2壁部36Bは、第1壁部36Aの内側端部から略車両後方側へ延設されている。第3壁部36Cは、第2壁部36Bの後端部から略車両幅方向内側へ延設されている。第4壁部36Dは、第3壁部36Cの内側端部から略車両後方側へ延設されている。
第1壁部36Aと第2壁部36Bとの間には、稜線36Eが設けられている。この稜線36Eは、第1壁部36Aと第2壁部36Bとの境界線であり、略車両上下方向に沿って延設されている。なお、本実施形態では、第1壁部36Aと第2壁部36Bと間には湾曲されたR部を有しており、このR部の湾曲方向中央部が稜線36Eとされている。
また、第2壁部36Bと第3壁部36Cとの間及び第3壁部36Cと第4壁部36Dとの間にも、それぞれ稜線36F、36Gが設けられている。稜線36Fは、第2壁部36Bと第3壁部36Cとの境界線であり、稜線36Gは、第3壁部36Cと第4壁部36Dとの境界線である。稜線36F、36Gは、略車両上下方向に沿ってそれぞれ延設されている。なお、本実施形態では、第2壁部36Bと第3壁部36Cとの間及び第3壁部36Cと第4壁部36Dとの間にも湾曲されたR部を有しており、稜線36Eと同様にそれぞれのR部の湾曲方向中央部が稜線36F、36Gとされている。
第1ピラーアウタパネル38は、略車両上下方向に沿って延設されかつ長手方向(略車両上下方向に沿った延在方向)に直交する断面形状が略車両幅方向内側に向かって開口する略U字状とされている。具体的には、第1ピラーアウタパネル38は、第1壁部38A、第2壁部38B、第3壁部38C及び第4壁部38Dにより構成されている。第1壁部38Aは、第1ピラーアウタパネル38における車両前方側に位置すると共に、略車両幅方向に延設されている。第2壁部38Bは、第1壁部38Aの外側端部から略車両後方側かつ車両幅方向内側へ延設されている。第3壁部38Cは、第2壁部38Bの後端部から略車両幅方向内側へ延設されている。第4壁部36Dは、第3壁部36Cの内側端部から略車両後方側へ延設されている。
第1壁部38Aと第2壁部38Bとの間には、稜線38Eが設けられている。この稜線38Eは、第1壁部38Aと第2壁部38Bとの境界線であり、略車両上下方向に沿って延設されている。なお、本実施形態では、第1壁部38Aと第2壁部38Bと間には湾曲されたR部を有しており、このR部の湾曲方向中央部が稜線38Eとされている。
また、第2壁部38Bと第3壁部38Cとの間及び第3壁部38Cと第4壁部38Dとの間にも、それぞれ稜線38F、38Gが設けられている。稜線38Fは、第2壁部38Bと第3壁部38Cとの境界線であり、稜線38Gは、第3壁部38Cと第4壁部38Dとの境界線である。稜線38F、38Gは、略車両上下方向に沿ってそれぞれ延設されている。なお、本実施形態では、第2壁部38Bと第3壁部38Cとの間及び第3壁部38Cと第4壁部38Dとの間にも湾曲されたR部を有しており、稜線38Eと同様にそれぞれのR部の湾曲方向中央部が稜線38F、38Gとされている。
第1ピラーインナパネル36と第1ピラーアウタパネル38とは、板厚方向にて対向して設けられており、それぞれの車両前方側の端部36H、38Hと車両後方側の端部36J、38J同士を接合することで閉断面を形成するように構成されている。すなわち、第1ピラーインナパネル36の車両前方側の端部36Hは、第1ピラーインナパネル36の第1壁部36Aの先端とされている。また、第1ピラーインナパネル36の車両後方側の端部36Jは、第1ピラーインナパネル36の第4壁部36Dから車両後方側へ連続して延設されたフランジ36Kの先端とされている。
一方、第1ピラーアウタパネル38の車両前方側の端部38Hは、第1ピラーアウタパネル38の第1壁部38Aの先端とされている。また、第1ピラーアウタパネル38の車両後方側の端部38Jは、第1ピラーアウタパネル38の第4壁部38Dの車両後方側へ連続して延設されたフランジ38Kの先端とされている。そして、第1ピラーアウタパネル38の車両前方側の端部38Hに第1ピラーインナパネル36の車両前方側の端部36Hが略車両前後方向にて重ねられた状態で溶接されている。つまり、第1ピラーアウタパネル38の端部38Hと第1ピラーインナパネル36の端部36Hとが重ね合わせ溶接されている。なお、第1ピラーアウタパネル38の端部38Hと第1ピラーインナパネル36の端部36Hとが重ね合わせ溶接された部位を以下、「第1柱重ね合わせ溶接部」と称する。
第1ピラーインナパネル36の車両後方側の端部36Jには、第1ピラーアウタパネル38の車両後方側の端部38Jが車両幅方向にて重ねられた状態で溶接されている。つまり、第1ピラーインナパネル36の端部36J(フランジ36K)と第1ピラーアウタパネル38の端部38J(フランジ38K)とがフランジ溶接されている。以上の溶接により、第1柱26は筒状に形成されている。
(第2柱)
第2柱28は、第1柱26の略車両後方側に配置されている。具体的には、第2柱28は第1柱26に対して略車両前後方向にて所定の間隔をあけて配置されている。この所定の間隔は、車両用シート16(図1参照)に着座する運転者の瞳孔中心間距離以上に設定されている。なお、「瞳孔中心間距離」とは、運転者の右目(不図示)の瞳孔中心と左目(不図示)の瞳孔中心との間の距離のことであり、例えば、日本人の成人では、約60〜65mmとされている。本実施形態では、一例としてこの所定の間隔が65mmに設定されている。
また、第2柱28は、第1柱26と略平行に(略車両上下方向に沿って)延在されており、第3骨格部材としての鋼板製の第2ピラーインナパネル40と、第4骨格部材としての高張力鋼板製の第2ピラーアウタパネル44とを含んで構成されている。第2ピラーインナパネル40は、略車両上下方向に沿って延設されかつ長手方向(略車両上下方向に沿った延在方向)に直交する断面形状が略L字状とされている。具体的には、第2ピラーインナパネル40は、第1壁部40A、第2壁部40B及び第3壁部40Cにより構成されている。第1壁部40Aは、第2ピラーインナパネル40における車両前方側に位置すると共に、略車両幅方向に延設されている。第2壁部40Bは、第1壁部40Aの内側端部から略車両後方側かつ略車両幅方向内側へ延設されている。第3壁部40Cは、第2壁部40Bの後端部から略車両後方側かつ略車両幅方向外側へ延設されている。
第1壁部40Aと第2壁部40Bとの間には、稜線40Dが設けられている。この稜線40Dは、第1壁部40Aと第2壁部40Bとの境界線であり、略車両上下方向に沿って延設されている。
また、第2壁部40Bと第3壁部40Cとの間にも、稜線40Eが設けられている。稜線40Eは、第2壁部40Bと第3壁部40Cとの境界線である。稜線40Eは、略車両上下方向に沿ってそれぞれ延設されている。なお、本実施形態では、第2壁部40Bと第3壁部40Cとの間に湾曲されたR部を有しており、R部の湾曲方向中央部が稜線40Eとされている。
第2ピラーアウタパネル44は、略車両上下方向に沿って延設されかつ長手方向に直交する断面形状が略クランク形状とされている。具体的には、第2ピラーアウタパネル44は、第1壁部44A、第2壁部44B、第3壁部44C、第4壁部44D、第5壁部44E及び第6壁部44Fにより構成されている。第1壁部44Aは、第2ピラーアウタパネル44における車両前方側に位置すると共に、略車両幅方向に延設されている。第2壁部44Bは、第1壁部44Aの外側端部から略車両後方側かつ略車両幅方向外側へ延設されている。第3壁部44Cは、第2壁部44Bの後端部から略車両後方側かつ略車両幅方向内側へ延設されている。第4壁部44Dは、第3壁部44Cの内側端部から略車両後方側へ延設されている。第5壁部44Eは、第4壁部44Dの後端部から略車両後方側かつ略車両幅方向内側へ延設されている。第6壁部44Fは、第5壁部44Eの内側端部から略車両後方側かつ略車両幅方向外側へ延設されている。
第1壁部44Aと第2壁部44Bとの間には、稜線44Gが設けられている。この稜線44Gは、第1壁部44Aと第2壁部44Bとの境界線であり、略車両上下方向に沿って延設されている。なお、本実施形態では、第1壁部44Aと第2壁部44Bと間には湾曲されたR部を有しており、このR部の湾曲方向中央部が稜線44Gとされている。
また、第2壁部44Bと第3壁部44Cとの間、第3壁部44Cと第4壁部44Dとの間、第4壁部44Dと第5壁部44Eとの間及び第5壁部44Eと第6壁部44Fとの間にも、それぞれ稜線44H、44J、44K、44Lが設けられている。稜線44Hは、第2壁部44Bと第3壁部44Cとの境界線であり、稜線44Jは、第3壁部44Cと第4壁部44Dとの境界線である。稜線44Kは、第4壁部44Dと第5壁部44Eとの境界線であり、稜線44Lは、第5壁部44Eと第6壁部44Fとの境界線である。稜線44H、44J、44K、44Lは、略車両上下方向に沿ってそれぞれ延設されている。なお、本実施形態では、第2壁部44Bと第3壁部44Cとの間、第3壁部44Cと第4壁部44Dとの間、第4壁部44Dと第5壁部44Eとの間及び第5壁部44Eと第6壁部44Fとの間にも湾曲されたR部を有しており、稜線44Gと同様にそれぞれのR部の湾曲方向中央部が稜線44H、44J、44K、44Lとされている。
第2ピラーインナパネル40と第2ピラーアウタパネル44とは、板厚方向にて対向して設けられており、それぞれの車両前方側の端部40G、44Mと車両後方側の端部40H、44N同士を接合することで閉断面を形成するように構成されている。すなわち、第2ピラーインナパネル40の車両前方側の端部40Gは、第2ピラーインナパネル40の第1壁部40Aの先端とされている。また、第2ピラーインナパネル40の車両後方側の端部40Hは、第2ピラーインナパネル40の第3壁部40Cから略車両後方側へ連続的に延設されたフランジ40Pの先端とされている。
一方、第2ピラーアウタパネル44の車両前方側の端部44Mは、第2ピラーアウタパネル44の第1壁部44Aの先端とされている。また、第2ピラーアウタパネル44の車両後方側の端部44Nは、第2ピラーアウタパネル44の第6壁部44Fから略車両後方側へ連続して延設されたフランジ44Pの先端とされている。そして、第2ピラーアウタパネル44の車両前方側の端部44Mに第2ピラーインナパネル40の車両前方側の端部40Gが略車両前後方向にて重ねられた状態で溶接されている。つまり、第2ピラーアウタパネル44の端部44Mと第2ピラーインナパネル40の端部40Gとが重ね合わせ溶接されている。
第2ピラーインナパネル40の車両後方側の端部40Hには、第2ピラーアウタパネル44の車両後方側の端部44Nが略車両幅方向にて重ねられた状態で溶接されている。つまり、第2ピラーインナパネル40の端部40H(フランジ40P)と第2ピラーアウタパネル44の端部44N(フランジ44P)とがフランジ溶接されている。以上の溶接により、第2柱28は筒状に形成されている。
第2ピラーアウタパネル44の車両幅方向外側には、サイメンアウタパネル45が結合されている。このサイメンアウタパネル45の車両後方側の端部45Aは、第2ピラーアウタパネル44のフランジ44Pに車両幅方向外側から溶接されている。また、サイメンアウタパネル45の車両前方側の端部45Bは、第2ピラーアウタパネル44の第2壁部44Bに車両幅方向外側から溶接されている。つまり、第2ピラーアウタパネル44におけるサイメンアウタパネル45が接合された部位(以下、「サイメン溶接部」と称する。)と、第2ピラーアウタパネル44の端部44Mと第2ピラーインナパネル40の端部40Gとが重ね合わせ溶接された部位(以下、「第2柱重ね合わせ溶接部」と称する。)とは異なる位置とされており、第2柱重ね合わせ溶接部に対してサイメン溶接部は車両幅方向外側に設けられている。
第2ピラーインナパネル40の車両後方側の端部40Hと第2ピラーアウタパネル44の車両後方側の端部44Nとが当接した部位、すなわちフランジ40Pとフランジ44Pとの接合部位には、オープニングトリム72が取り付けられている。また、第2ピラーアウタパネル44には、フロントドア22のシール部材23が当接可能とされている。なお、第1柱26及び第2柱28のそれぞれ略水平方向における運転者のアイポイント(不図示)から見た状態での幅寸法L1、L2は、それぞれ運転者の瞳孔中心間距離以下に設定されている。
(透明部材)
第1柱26と、第2柱28とには、透明部材としてのフロントピラーアウタガラス50が略車両幅方向外側からウレタン接着剤53、後述するモール部材としての前側モール48及び後側モール49を介して架け渡されている。フロントピラーアウタガラス50は、略車両幅方向を板厚方向とするガラス製の透明の窓部材であり、側面視で車両上方側へ向かうに連れて車両後方側へと傾けられている(図1参照)。なお、フロントピラーアウタガラス50は、ガラスに限らず、透明の繊維強化樹脂等により構成されていてもよい。
(前側モール)
フロントピラーアウタガラス50には、前側モール48が取り付けられている。この前側モール48は、一例としてゴム製とされており、略車両上下方向に沿って、具体的にはフロントピラーアウタガラス50のフロントガラス18側の周縁部に沿って取り付けられており、接合部48Aと閉止部48Bとを有している。接合部48Aは、接合本体部48AAと前側目隠し部48ABとを有しており、接合本体部48AAは、フロントピラーアウタガラス50の周縁部における裏面側に接合された板状部材とされている。
前側目隠し部48ABは、接合本体部48AAにおける車両後方側の端部48ACから車室14側へ突出されており、先端部48AEが第1ピラーアウタパネル38に近接されている。なお、前側目隠し部48ABは、第1柱重ね合わせ溶接部に対して第2柱28側へ離間されている。
接合部48Aと第1ピラーアウタパネル38及び第1ピラーインナパネル36との間には、ウレタン接着剤53が設けられており、このウレタン接着剤53を介して接合部48Aひいてはフロントピラーアウタガラス50が第1柱26に固定されている。また、ウレタン接着剤53は、接合部48Aの前側目隠し部48ABによって略車両後方側へのはみ出しが抑制されている。
閉止部48Bは、接合部48Aの車両前方側の端部48ADに設けられており、断面形状が略車両幅方向内側へ向けて開口された略C字状に形成されている。すなわち、閉止部48Bの車両前方側部48BAは、フロントピラーアウタガラス50の周縁部から車両幅方向内側へフロントピラーアウタガラス50と連続的に突出されている。また、閉止部48Bの車両後方側部48BBは、フロントガラス18の周縁部における車両外側面へ付勢された状態で当接されている。
閉止部48Bの車両前方側部48BAと車両後方側部48BBとの間には、略車両幅方向内側へ向けて開口された樋状部48Cが設けられている。この樋状部48Cは、フロントピラーアウタガラス50の周縁部に沿って略車両上下方向に延設されている。
(後側モール)
フロントピラーアウタガラス50の車両後方側の周縁部には、後側モール49が取り付けられている。この後側モール49は、一例としてゴム製とされており、略車両上下方向に沿って延設されている。後側モール49は、接合本体部49Aと後側目隠し部49Bと折返部49Cとを有しており、長手方向に直交する断面形状が略車両幅方向内側へ向かって開口された略U字状に形成されている。
接合本体部49Aは、フロントピラーアウタガラス50の周縁部における裏面側に接合された板状部材とされている。後側目隠し部49Bは、接合本体部49Aの略車両前方側の端部49AAから車室14側へ向けて突出されている。この後側目隠し部49Bは、第2柱重ね合わせ溶接部と略車両前後方向にて対向するように配置されている。つまり、後側目隠し部49Bは、第2柱重ね合わせ溶接に対して第1柱26側へ離間されている。また、後側目隠し部49Bの先端部49BAは、第2ピラーインナパネル40ひいては第2柱28に近接されている。
一方、折返部49Cは、接合本体部49Aの略車両後方側の端部48ADから車室14側へ向けて突出されている。なお、折返部49Cは、フロントピラーアウタガラス50の略車両後方側端面を覆うように端部48ADから略車両幅方向外側へも突出されている。
(フロントピラーガーニッシュ)
第1柱26及び第2柱28の車両幅方向内側には、フロントピラーガーニッシュ64が設けられている。このフロントピラーガーニッシュ64は、樹脂製とされており、第1柱26の車室内方側に設けられた前方側ガーニッシュ66と、第2柱28の車室内方側に設けられた後方側ガーニッシュ68と、を含んで構成されている。
図1に示されるように、前方側ガーニッシュ66は、図2に示される第1柱26に沿って略車両上下方向に延設された本体部67と、本体部67の上端部に設けられると共に略車両後方側へ延設された延長部69とを有している。本体部67の車両幅方向外側面(裏面)には、複数のクリップ座及びこのクリップ座に取付けられたクリップが長手方向に沿ってかつ互いに離間して設けられている(いずれも不図示)。このクリップ座は、第1ピラーインナパネル36の第4壁部36D(図2参照)と対向して設けられている。そして、それぞれのクリップ座に取付けられたクリップが第4壁部36Dに貫通して形成された図示しない貫通孔に挿入されることで、前方側ガーニッシュ66は第1柱26に取り付けられている。なお、前方側ガーニッシュ66の本体部67の車両下方側の端部は、インストゥルメンタルパネル73に形成された図示しない差込口に差し込まれている。
図2に示されるように、前方側ガーニッシュ66の本体部67は、第1ピラーインナパネル36を車両前方側から覆う第1側壁部67Aと、この第1側壁部67Aと対向する第2側壁部67Bとで長手方向に直交する断面形状が略車両幅方向外側に向かって開口する略U字状に形成されている。第1側壁部67Aと第1ピラーインナパネル36との間にはワイヤーハーネス78及びホース80が配策されている。
図1に示されるように、前方側ガーニッシュ66の延長部69は、本体部67と一体に形成されており、延長部69の車両上方側端部は、ルーフヘッドライナ84に当接されている。延長部69の後端部69Aには、後方側ガーニッシュ68の上端部が重なるように当接されている。
後方側ガーニッシュ68は、図2に示される第2柱28に沿って略車両上下方向に延設されている。図2に示されるように、後方側ガーニッシュ68は、略車両幅方向に延設された第1側壁部68Aと、この第1側壁部68Aと対向する第2側壁部68Bとで長手方向に直交する断面形状が略車両幅方向外側に向かって開口する略U字状に形成されている。第1側壁部68Aは、第2柱28の第2ピラーインナパネル40の第2壁部40Bと離間されていると共に、この第2壁部40Bと略同一面上に延設されている。また、第2側壁部68Bは、フランジ40P及びフランジ44Pの車両後方側にまで延設されていると共に、車両幅方向外側の端部68Dがオープニングトリム72のリップ部72Aと車両前後方向に重なるように配設されている。
後方側ガーニッシュ68の車両幅方向外側面(裏面)には、クリップ座及びこのクリップ座に取付けられたテザークリップ(いずれも不図示)が設けられている。具体的には、後方側ガーニッシュ68における前方側ガーニッシュ66の延長部69(図1参照)と対応した部位にクリップ座及びテザークリップが設けられている。このテザークリップの基本構成は、例えば、特開2015−202783号公報等で公知の構成とほぼ同様であるため、詳細説明を省略する。
また、後方側ガーニッシュ68には、長手方向における略中間部に前方側ガーニッシュ66と同様の構成のクリップ座及びこのクリップ座に取付けられたクリップが設けられている(いずれも不図示)。
後方側ガーニッシュ68に設けられたクリップ座に取付けられたテザークリップは、第2柱28に形成された図示しない貫通孔に挿入されている。また、後方側ガーニッシュ68におけるクリップ座に取付けられたクリップも同様に、第2柱28に形成された図示しない他の貫通孔に挿入されている。以上の構成により、後方側ガーニッシュ68は第2柱28に取り付けられている。なお、後方側ガーニッシュ68の車両下方側の端部は、前方側ガーニッシュ66と同様、図1に示されるインストゥルメンタルパネル73に形成された図示しない差込口に差し込まれている(図1参照)。
(カーテンエアバッグ)
カーテンエアバッグ装置88は、カーテンエアバッグ88Aと、図示しないインフレータとを備えている。カーテンエアバッグ88Aは、インフレータからガスが供給されることによって車室側部に沿って膨張展開し、フロントサイドウィンドウ20及びセンタピラー(不図示)を覆うように形成されている。
このカーテンエアバッグ88Aは、通常時には、折り畳まれて長尺状にされた上で、車室側部の上端部に設けられたルーフサイドレールにインフレータと共に収納される(不図示)。この収納状態では、長尺状にされたカーテンエアバッグ88Aが、フロントピラー24における第2柱28の長手方向略中間部からルーフサイドレールに沿って図示しないリヤピラーの上端側にまで延びるように構成されている。これらのカーテンエアバッグ88Aの基本構成は、例えば、特開2012−40963号公報等で公知の構成とほぼ同様であるため、詳細説明を省略する。そして、カーテンエアバッグ88Aは、第2柱28にエアバッグクリップ88Bを介して保持されている。
(第1実施形態の作用・効果)
次に、第1実施形態の作用並びに効果を説明する。
本実施形態では、図2に示されるように、車両用ピラー構造10は、第1柱26と、第2柱28と、フロントピラーアウタガラス50と、を有している。第1柱26は、フロントピラー24の一部を構成していると共に、第1ピラーインナパネル36と第1ピラーアウタパネル38とを有している。第1ピラーインナパネル36は、略車両上下方向に沿って延設されかつ略板状に形成されている。第1ピラーアウタパネル38は、第1ピラーインナパネル36と同様に、略車両上下方向に沿って延設されかつ略板状に形成されており、第1ピラーインナパネル36と対向している。第1ピラーインナパネル36と第1ピラーアウタパネル38とは、車両前方側の端部36H、38H同士が重ね合わせ溶接によって接合されていると共に、車両後方側の端部36J、38J同士がフランジ溶接によって接合されている。つまり、第1柱26の車両前方側には、第1ピラーインナパネル36と第1ピラーアウタパネル38との接合のためのフランジが不要となる。したがって、第1柱26の幅を細くすることができる。また、第2柱28は、フロントピラー24の他の一部を構成しかつ第1柱26に対して所定の間隔をあけて車両後方側に配置されていると共に、第2ピラーインナパネル40と第2ピラーアウタパネル44とを有している。第2ピラーインナパネル40は、略車両上下方向に沿って延設されかつ略板状に形成されている。第2ピラーアウタパネル44は、第2ピラーインナパネル40と同様に、略車両上下方向に沿って延設されかつ略板状に形成されており、第2ピラーインナパネル40と対向して配置されている。第2ピラーインナパネル40と第2ピラーアウタパネル44とは、車両前方側の端部40G、44M同士が重ね合わせ溶接によって接合されていると共に、車両後方側の端部40H、44N同士がフランジ溶接によって接合されている。つまり、第2柱28の車両前方側には、第1柱26と同様に、第2ピラーインナパネル40と第2ピラーアウタパネル44との接合のためのフランジが不要となる。したがって、第2柱28を細くすることができる。これにより、フロントピラー24全体の幅が細くなるため運転者からの視界を広くできると共に、第1柱26と第2柱28との間に架け渡されたフロントピラーアウタガラス50から運転者はフロントピラー24の向こう側の対象物を視認することができるので、さらに視界を広くすることができる。
ところで、前突時、フロントピラー24に衝突荷重が入力されると、図3に示されるように、フロントピラー24は車両側面視にて略車両上方側へ向かって凸状に屈曲する。これにより、第1柱26の車両前部と第2柱28の車両前部とには、フロントピラー24の延設方向(略車両上下方向)に沿って引き伸ばされるような荷重(以下、「引張荷重」と称する。)が作用する。具体的には、図2に示されるように、前突時の第1柱26において、第1柱26の車両前後方向略中心を通る車両幅方向に沿った中心面Cより車両前方側の範囲Fには、引張荷重が作用する。同時に、第1柱26における中心面Cより車両後方側の範囲Rには、フロントピラー24の延設方向に沿って圧縮されるような荷重(以下、「圧縮荷重」と称する。)が作用する。同様に、前突時の第2柱28において、第2柱28の車両前後方向略中心を通る車両幅方向に沿った中心面Cより車両前方側の範囲Fには、引張荷重が作用する。同時に、第2柱28における中心面Cより車両後方側の範囲Rには、圧縮荷重が作用する。ここで、第1柱26と第2柱28とのそれぞれの車両前部は、重ね合わせ溶接されていることで第1柱26及び第2柱28からフロントピラー24の外側へ突出するフランジを有しない構成とされているため、フランジの先端に応力が集中することでフランジを起点に破断するのを抑制することができる。つまり、第1柱26及び第2柱28をそれぞれ筒状にすることで曲げ剛性を向上させながら前突時に衝突荷重が入力された際の破断を抑制することができる。これにより、車両運転時における広い視界の確保と、前突時の衝突性能の向上とを両立することができる。
また、第1ピラーインナパネル36と第1ピラーアウタパネル38とは、車両前方側の端部36H、38H同士が重ね合わせ溶接によって接合されている。つまり、突合せ溶接のように一方の部材の端部に他方の部材の端面を接合させる構成よりも接合面積を大きくすることができるので、接合強度を高めることができる。
さらに、第1柱26の第1柱重ね合わせ溶接部と第2柱28の第2柱重ね合わせ溶接部は、第1柱26又は第2柱28のそれぞれの稜線36E、36F、36G、38E、38F、38G、40D、40E、44G、44H、44J、44K、44Lに重ならない位置に設けられている。この稜線36E、36F、36G、38E、38F、38G、40D、40E、44G、44H、44J、44K、44Lは、第1柱26と第2柱28との延設方向に沿ってそれぞれ延設されており、前突時に衝突荷重が集中する。つまり、稜線36E、36F、36G、38E、38F、38G、40D、40E、44G、44H、44J、44K、44L以外に第1柱重ね合わせ溶接部と第2柱重ね合わせ溶接部とが設けられていることから、一般的に破断し易い部位である溶接された部位に衝突荷重が集中しない構成となる。したがって、前突時に衝突荷重が入力された際のフロントピラー24の破断を抑制することができる。
さらにまた、第2柱28の第2柱重ね合わせ溶接部の車両幅方向外側には、第2ピラーアウタパネル44の複数の稜線44G、49Cが配置されていることから、前突時にフロントピラー24へ衝突荷重が入力された際、第2柱重ね合わせ溶接部ではなく第2ピラーアウタパネル44の稜線44G、49Cに衝突荷重が集中する。また、第2ピラーアウタパネル44は、高張力鋼板により構成されていることから、稜線44G、49Cに集中する衝突荷重を効果的に分散させることができる。これらにより、前突時の衝突性能をより向上できる。
また、第2柱28における車両幅方向外側の部位である第2壁部44Bには、サイメンアウタパネル45が接合されており、第2柱28の第2柱重ね合わせ溶接部が、第2柱28のサイメン溶接部以外に設けられている。つまり、第2柱28の第2ピラーインナパネル40と第2ピラーアウタパネル44とを重ね合わせ溶接する際に、サイメンアウタパネル45を同時に溶接する必要がないため、溶接を容易にすることができる。これにより、生産効率を向上させることができる。
さらに、第2柱28の第2柱重ね合わせ溶接部は、車両平面視にて第1柱26と離間する方向に傾けられていることから、運転者が第1柱26と第2柱28との間からフロントピラーアウタガラス50を介してフロントピラー24の向こう側の対象物を視認する際に第2柱28の第2柱重ね合わせ溶接部を視認し難くなる。つまり、第2柱28における第2柱重ね合わせ溶接部を目立ち難くすることができる。
さらにまた、フロントピラーアウタガラス50の車両内面における第1柱26に重なる部位には、前側モール48が取り付けられており、この前側モール48には、前側目隠し部48ABが設けられている。この前側目隠し部48ABは、第1柱26の第1柱重ね合わせ溶接部に対し第2柱28側へ離間しかつ先端部48AEが第1柱26に近接するように延設されている。したがって、第1柱26の第1柱重ね合わせ溶接部が第2柱28側から、すなわち車両後方側から前側目隠し部48ABによって覆われている。このため、運転者が第1柱26と第2柱28との間からフロントピラーアウタガラス50を介してフロントピラー24の向こう側の対象物を視認する際や、車外からフロントピラーアウタガラス50を介して第1柱26を視認する際に、第1柱26の第1柱重ね合わせ溶接部を目立ち難くすることができる。
また、フロントピラーアウタガラス50の車両内面における第2柱28に重なる部位には、後側モール49が取り付けられており、この後側モール49には、後側目隠し部49Bが設けられている。この後側目隠し部49Bは、第2柱28の第2柱重ね合わせ溶接部に対し第1柱26側へ離間しかつ先端部49BAが第2柱28に近接するように延設されている。したがって、第2柱28の第2柱重ね合わせ溶接部が第1柱26側から、すなわち車両前方側から後側目隠し部49Bによって覆われている。このため、運転者が第1柱26と第2柱28との間からフロントピラーアウタガラス50を介してフロントピラー24の向こう側の対象物を視認する際や、車外からフロントピラーアウタガラス50を介して第2柱28を視認する際に、第2柱28の第2柱重ね合わせ溶接部を目立ち難くすることができる。これらにより、外観意匠性を向上させることができる。
なお、上述した実施形態では、前側モール48の前側目隠し部48ABの先端部48AEが、第1柱26に近接するように延設されている構成とされているが、これに限らず、先端部48AEが第1柱26に当接する構成としてもよい。同様に、後側モール49の後側目隠し部49Bの先端部49BAが、第2柱28に近接するように延設されている構成とされているが、これに限らず、先端部49BAが第2柱28に当接する構成としてもよい。
また、第1ピラーインナパネル36と第1ピラーアウタパネル38とは、車両前方側の端部36H、38H同士が重ね合わせ溶接によって接合されているが、これに限らず、車両後方側の端部36J、38J同士も重ね合わせ溶接としてもよい。
さらに、第4骨格部材が高張力鋼板により構成されているが、これに限らず、高張力鋼板以外の鋼板により構成されてもよいし、第1ピラーインナパネル36、第1ピラーアウタパネル38及び第2ピラーインナパネル40が高張力鋼板により構成されてもよい。
さらにまた、第2柱28の第2柱重ね合わせ溶接部の車両幅方向外側には、第2ピラーアウタパネル44の複数の稜線44G、49Cが配置されているが、これに限らず、第2柱28の第2柱重ね合わせ溶接部の車両幅方向外側に1つだけの稜線が配置された構成としてもよいし、第2柱28の第2柱重ね合わせ溶接部の車両幅方向外側に稜線が配置されない構成としてもよい。また、第2柱28も同様に、第1柱26の第1柱重ね合わせ溶接部の車両幅方向外側に複数の稜線が配置された構成としてもよいし、稜線が配置されない構成としてもよい。
また、第2柱28の第2柱重ね合わせ溶接部が、第2柱28のサイメン溶接部以外に設けられているが、これに限らず、第2柱重ね合わせ溶接部がサイメン溶接部に設けられてもよい。
さらに、第2柱28の第2柱重ね合わせ溶接部は、車両平面視にて第1柱26と離間する方向に傾けられているが、これに限らず、その他の向きに傾けられた構成としてもよいし、傾けられていない構成としてもよい。
さらにまた、前側モール48には、前側目隠し部48ABが設けられた構成とされているが、これに限らず、前側目隠し部48ABが設けられていない構成としてもよい。同様に、後側モール49には、後側目隠し部49Bが設けられた構成とされているが、これに限らず、後側目隠し部49Bが設けられていない構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 車両用ピラー構造
24 フロントピラー
26 第1柱
28 第2柱
36 第1ピラーインナパネル(第1骨格部材)
36E 稜線
36F 稜線
36G 稜線
36H 端部
36J 端部
38 第1ピラーアウタパネル(第2骨格部材)
38E 稜線
38F 稜線
38G 稜線
38H 端部
38J 端部
40 第2ピラーインナパネル(第3骨格部材)
40D 稜線
40E 稜線
40G 端部
40H 端部
44 第2ピラーアウタパネル(第4骨格部材)
44G 稜線
44H 稜線
44J 稜線
44K 稜線
44L 稜線
44M 端部
44N 端部
45 サイメンアウタパネル
48 前側モール(モール部材)
48AB 前側目隠し部
48AE 先端部
49 後側モール(モール部材)
49B 後側目隠し部
49BA 先端部
50 フロントピラーアウタガラス(透明部材)

Claims (7)

  1. フロントピラーの一部を構成すると共に、略車両上下方向に沿って延設されかつ略板状に形成された第1骨格部材と、略車両上下方向に沿って延設されかつ略板状に形成されると共に前記第1骨格部材と対向して設けられた第2骨格部材と、を有しており、前記第1骨格部材と前記第2骨格部材とは車両前方側の端部同士が重ね合わせ溶接されていると共に車両後方側の端部同士がフランジ溶接されていることで筒状に形成された第1柱と、
    前記フロントピラーの他の一部を構成しかつ前記第1柱に対して所定の間隔をあけて車両後方側に配置されていると共に、略車両上下方向に沿って延設されかつ略板状に形成された第3骨格部材と、略車両上下方向に沿って延設されかつ略板状に形成されると共に前記第3骨格部材と対向して設けられた第4骨格部材と、を有しており、前記第3骨格部材と前記第4骨格部材とは車両前方側の端部同士が重ね合わせ溶接されていると共に車両後方側の端部同士がフランジ溶接されていることで筒状に形成された第2柱と、
    前記第1柱と前記第2柱との間に架け渡され、運転席側から見て車両外部が視認可能な透明部材と、
    を有する車両用ピラー構造。
  2. 前記第1柱と前記第2柱とにおける重ね合わせ溶接された部位は、前記第1柱と前記第2柱との延設方向に沿ってそれぞれに延設された稜線と重ならない位置に設けられている、
    請求項1記載の車両用ピラー構造。
  3. 前記第2柱の車両幅方向外側の部位は、高張力鋼板にて構成された前記第4骨格部材を含んで構成されていると共に、前記第2柱における重ね合わせ溶接された部位の車両幅方向外側には、前記第4骨格部材の複数の前記稜線が配置されている、
    請求項2記載の車両用ピラー構造。
  4. 前記第2柱における車両幅方向外側の部位には、サイメンアウタパネルが接合されていると共に、前記第2柱における重ね合わせ溶接された部位が当該サイメンアウタパネルに接合された部位以外に設けられている、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の車両用ピラー構造。
  5. 前記第2柱における重ね合わせ溶接された部位は、車両平面視にて前記第1柱と離間する方向へ傾けられている、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の車両用ピラー構造。
  6. 前記透明部材の車室内面における前記第1柱に重なる部位には、モール部材が取り付けられていると共に、
    当該モール部材には、前記第1柱の重ね合わせ溶接された部位に対し前記第2柱側へ離間しかつ先端部が前記第1柱に近接又は当接するように延設された前側目隠し部が設けられている、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の車両用ピラー構造。
  7. 前記透明部材の車室内面における前記第2柱に重なる部位には、モール部材が取り付けられていると共に、
    当該モール部材には、前記第2柱の重ね合わせ溶接された部位に対し前記第1柱側へ離間しかつ先端部が前記第2柱に近接又は当接するように延設された後側目隠し部が設けられている、
    請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の車両用ピラー構造。
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