JP2018103668A - 車両側部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】側面衝突時の衝突安全性能を向上させることができる車両側部構造を提供する。
【解決手段】車両側部構造Sでは、車体側部11に、乗員が乗降するためのドア開口部18が形成されている。車体側部11はセンターピラー20を含んで構成されており、センターピラー20によってドア開口部18が前後に分けられている。また、ドア開口部18を開閉可能にスライドドア80が設けられており、スライドドア80は、閉じた状態でセンターピラー20を車両前後方向に跨いで配置される。スライドドア80の内部にはインパクトビーム50が設けられている。インパクトビーム50は、長手方向を車両略前後方向に向けて設けられており、スライドドア80が閉じた状態の車両側面視でセンターピラー20と交差する。
【選択図】図2A

Description

本発明は、車両側部構造に関する。
特許文献1には、前席シートおよび後席シートに着座する乗員が乗降するための側面開口部と、この側面開口部を開閉可能に設けられたスライドドアと、を備える車両側部構造が開示されている。この車両側部構造では、スライドドアの前後方向中間部に、上下方向に延びるピラー部材を設けることで、車体側面部の強度を確保するようにしている。
特開2007−161076号公報
しかしながら、上記従来の技術には、側面衝突時の衝突安全性能を向上させる点において改良の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、側面衝突時の衝突安全性能を向上させることができる車両側部構造を提供することを目的とする。
請求項1記載の車両側部構造は、乗員が乗降するためのドア開口部が形成され、前記ドア開口部を前後に分けるセンターピラーを含んで構成された車体側部と、前記ドア開口部を開閉可能に設けられ、閉じた状態で前記センターピラーを車両前後方向に跨いで配置されるスライドドアと、長手方向を車両略前後方向に向けて前記スライドドアの内部に設けられ、前記スライドドアが閉じた状態の車両側面視で前記センターピラーと交差する長尺状の補強部材と、を備える。
請求項1記載の車両側部構造では、車体の側部を構成する車体側部に、乗員が乗降するためのドア開口部が形成されている。車体側部はセンターピラーを含んで構成されており、センターピラーによってドア開口部が前後に分けられている。また、ドア開口部を開閉可能にスライドドアが設けられており、スライドドアは、閉じた状態でセンターピラーを車両前後方向に跨いで配置される。さらに、スライドドアの内部には長尺状の補強部材が設けられている。この補強部材は、長手方向を車両略前後方向に向けて設けられており、スライドドアが閉じた状態の車両側面視でセンターピラーと交差するようになっている。このため、側面衝突発生時、スライドドアに入力された衝突荷重は、長尺状の補強部材によって前後方向に分散する。また、衝突荷重は、長尺状の補強部材と側面視で交差したセンターピラーに伝達し、センターピラーによって上下方向に分散する。
以上説明したとおり、請求項1記載の車両側部構造によれば、側面衝突時の衝突荷重を大きく分散させることができるため、側面衝突時の衝突安全性能を向上させることができる。
請求項2記載の車両側部構造は、請求項1記載の車両側部構造において、前記センターピラーと前記補強部材とが車両側面視で交差している高さでの車両上下方向に直交する断面で、前記センターピラーの大きさは、前記ドア開口部の前方に設けられたフロントピラーの大きさよりも小さい。
請求項2記載の車両側部構造では、センターピラーと補強部材とが車両側面視で交差している高さでの車両上下方向に直交する断面で、センターピラーの大きさ(閉断面積)が、ドア開口部の前方に設けられたフロントピラーの大きさ(閉断面積)よりも小さいので、スライドドアがセンターピラーを跨いで配置される車両側部構造において、車両の車幅方向の寸法の増加を抑えることができる。
請求項3記載の車両側部構造は、請求項1又は請求項2に記載の車両側部構造において、前記スライドドアの車室側の面には、前記スライドドアが閉じた状態で前記センターピラーの少なくとも一部が入り込む凹部が形成されている。
請求項3記載の車両側部構造では、スライドドアの車室側の面に凹部が形成されている。そして、凹部には、スライドドアが閉じた状態で、センターピラーの少なくとも一部が入り込む。このため、スライドドアが閉じた状態で、センターピラーと補強部材との車幅方向の距離を、凹部が形成されていない場合と比較して短くすることができ、衝突後、早期に衝突荷重を分散させることができる。
請求項4記載の車両側部構造は、請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の車両側部構造において、前記スライドドアが閉じた状態の車両側面視で、前記補強部材の前端及び後端は、前記車体側部と重なっている。
請求項4記載の車両側部構造では、補強部材は、スライドドアが閉じた状態の車両側面視で、センターピラーと交差しているだけでなく、前端及び後端が車体側部と重なっている。このため、側面衝突時、補強部材によって前後方向に分散された衝突荷重を車体側部を介して車体に効果的に伝達することができる。
以上説明したように、本発明は、側面衝突時の衝突安全性能を向上させることができるという優れた効果を有する。
図1は、実施形態の車両側部構造が適用された車両のうちスライドドア周辺の構造を拡大して示す平断面図(図2Aの1−1線断面図)である。 図2Aは、スライドドアが閉じた状態での車両の側面図である。 図2Bは、スライドドアが開いた状態での車両の側面図である。 図3は、車両の概略構成を示す模式的な平断面図である。
以下、図1〜図3を用いて、本発明の実施形態に係る車両側部構造Sが適用された車両10について説明する。
なお、各図に適宜示される矢印FRは車両前方を示し、矢印UPは車両上方を示し、矢印LHは車幅方向左側を示し、矢印RHは車幅方向右側を示している。また、以下の説明で特記なく前後、上下、左右の方向を用いる場合は、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、車幅方向の左右を示すものとする。
図3は、車両10の概略構成を示す模式的な平断面図である。図3に示されるように、車両10では、ステアリングホイール12が車室90における車幅方向中央に設けられている。そして、ステアリングホイール12の後方に運転席14が設けられている。すなわち、運転席14が車幅方向中央に設けられており、助手席が存在しない。また、運転席14には、図示しないシートベルトの巻取装置が内蔵されており、これと関連して、後述するセンターピラー20にはシートベルトの巻取装置が設けられていない。
運転席14の後方には、左右一対の2列目シート16が設けられている。左側の2列目シート16は、車幅方向中央に対して左側にずれた位置に配置されており、右側の2列目シート16は、車幅方向中央に対して右側にずれた位置に配置されている。これにより、2列目シート16の前方に運転席14や助手席などの1列目シートが配置されていない構成となっている。また、2列目シート16の後方には図示しない3列目シートが設けられている。
車室90の左右両側には、乗員が乗降するためのドア開口部18が設けられている。(なお、図示の便宜上、車室90の右側のドア開口部18にのみ参照符号を付している。)そして、ドア開口部18を前後に分けるように、車両略上下方向に延びる左右一対のセンターピラー20が設けられている。これにより、ドア開口部18が、前側ドア開口部18Fと後側ドア開口部18Rとに分けられている。センターピラー20は、車両側面視で、2列目シート16のシートバック16Bよりも前方の位置、より具体的にはシートクッション16Cの前部と重なる位置に設けられている。
図1に示されるように、センターピラー20は、車幅方向外側を構成するアウタパネル20Aと、車幅方向内側を構成するインナパネル20Bと、を含んで構成されている。アウタパネル20A及びインナパネル20Bは、共に断面ハット形状とされている。アウタパネル20A及びインナパネル20Bのフランジ同士が接合されることで、車両略上下方向に延びる閉断面構造のセンターピラー20が形成されている。
センターピラー20の車幅方向内側には、センターピラーガーニッシュ22(以下、センターピラーGN22と略記する。)が設けられている。センターピラーGN22は、車幅方向外側へ開放された断面略C字状とされ、センターピラー20を車室側から覆い隠すように取付けられている。
図2A及び図2Bは、車両10の側面図である。図2A及び図2Bに示されるように、センターピラー20の下端には、車体の下部かつ車幅方向両端部を車両前後方向に延びる骨格部材であるロッカ24が接続されている。ロッカ24は、前側ドア開口部18F及び後側ドア開口部18Rの下部を構成している。
センターピラー20の上端には、車体の上部かつ車幅方向両端部を車両前後方向に延びる骨格部材であるルーフサイドレール26が接続されている。ルーフサイドレール26は、前側ドア開口部18F及び後側ドア開口部18Rの上部を構成している。
また、ロッカ24の前端部とルーフサイドレール26の前端部を繋ぐようにフロントピラー28が設けられている。図1に示されるように、フロントピラー28は、共にハット形状とされたアウタパネル28Aとインナパネル28Bとが接合されることで閉断面構造となっており、前側ドア開口部18Fの前側に位置している。他方、ロッカ24の後端部とルーフサイドレール26を上下に繋ぐように設けられたリアピラー29が、後側ドア開口部18Rの後側に位置している。これらセンターピラー20、ロッカ24、ルーフサイドレール26、フロントピラー28、及びリアピラー29などにより車体の側部(以下、「車体側部11」という。)が構成されている。
左右一対のドア開口部18を開閉可能とするように、左右一対のスライドドア80が設けられている。スライドドア80は、前側ドア開口部18Fと後側ドア開口部18Rのそれぞれを別個に開閉可能に設けられているのではなく、前側ドア開口部18Fと後側ドア開口部18Rを1つのドアで閉塞可能とするように大型に形成されている。よって、全閉状態ではスライドドア80が、前側ドア開口部18Fと後側ドア開口部18Rと閉塞するようにセンターピラー20を跨いで配置される。
図1は、図2Aの1−1線断面図、すなわち、車両上下方向に垂直な断面で車両10のスライドドア80付近を拡大して見た断面図である。図1に示されるように、スライドドア80は、スライドドア80の最も車幅方向外側の部材であるドアアウタパネル82と、ドアアウタパネル82の車幅方向内側に設けられたドアインナパネル84と、ドアインナパネル84の車幅方向内側に設けられたドアトリム86と、を含んで構成されている。
ドアアウタパネル82は、その外縁部においてドアインナパネル84の外縁部と所謂ヘミング結合により結合されている。(なお、図1には、前側の縁部及び後側の縁部におけるヘミング結合のみが示されている。)これにより、ドアアウタパネル82とドアインナパネル84との間には、ドア内部空間95が形成されている。ドア内部空間95には、後述するインパクトビーム50の他、図示しない様々なドア内部品が設けられている。なお、ドアインナパネル84には、ドアアウタパネル82とドアインナパネル84とが結合された状態で、ドア内部空間95にドア内部品を取付けるためのサービスホール(図示省略)が形成されている。
ドア内部空間95には、「補強部材」としてのインパクトビーム50が設けられている。インパクトビーム50は、鋼鉄製のパイプ形状とされている。インパクトビーム50の長手方向の一方の端部(前端50F)は、前側エクステンション88Fを介して、ドアインナパネル84の前部に取付けられている。他方、ドアインナパネル84の長手方向の他方の端部(後端50R)は、後側エクステンション88Rを介して、ドアインナパネル84の後部に取付けられている。これにより、インパクトビーム50が、その長手方向を車両前後方向に向けて、スライドドア80の内部に設けられている。さらに、図2Aに示されるように、スライドドア80が閉じた状態の車両側面視で、インパクトビーム50がセンターピラー20と交差している。なお、インパクトビーム50が設けられている高さは、スライドドア80の下端とドアベルトライン(図示省略)との略中間に相当する高さとなっている。
ドアトリム86は、ドアインナパネル84を車幅方向内側(車室側)から覆うように取付けられている。ドアトリム86は内装材として機能しており、ドアトリム86の車室側の面が、本発明の「スライドドアの車室側の面」に相当する。
ドアトリム86の車室側の面には、車幅方向外側へ向かって窪んだ凹部87が形成されている。凹部87は、車両略上下方向に延びるように形成されている。凹部87が設けられた位置は、スライドドア80が閉じた状態の側面視で、センターピラー20と重なる位置である。そして、スライドドア80を閉じた状態で、センターピラー20の一部が凹部87に入り込むようになっている。具体的には、図1に拡大されて示されるように、ドアトリム86の車室側の面のうち、凹部87を挟んで前後の面を繋ぐような仮想面(二点鎖線L参照)を想定したときに、センターピラー20のアウタパネル20Aの一部が、上記仮想面よりも車幅方向外側に位置するようになっている。
また、ドアインナパネル84にも、ドアトリム86の凹部87に対応する位置、すなわち凹部87の車幅方向外側の位置に、凹部85が形成されている。これにより、ドアトリム86の凹部87に対応する部分で、ドアトリム86がドアインナパネル84と干渉しないようになっている。
また、本実施形態の車両10では、スライドドア80には、スライドドア80のパワーウィンドウ(図示省略)を運転者等が開閉操作するためのパワーウィンドウスイッチが設けられておらず、パワーウィンドウスイッチは、インストルメントパネルなどの他の場所に設けられている。さらに、スライドドア80には、車室側へ突出するように形成されたドアアームレストが設けられていない。
<作用効果>
次に、本実施形態の車両側部構造Sの作用、効果について説明する。
本実施形態では、図2A及び図2Bに示されるように、車体の側部を構成する車体側部11に、乗員が乗降するためのドア開口部18が形成されている。車体側部11はセンターピラー20を含んで構成されており、センターピラー20によってドア開口部18が前後に分けられている。また、ドア開口部18を開閉可能にスライドドア80が設けられており、スライドドア80は、閉じた状態でセンターピラー20を跨いで配置される。さらに、スライドドア80の内部にはインパクトビーム50が設けられている。インパクトビーム50は、長手方向を車両前後方向に向けて設けられており、図2Aに示されるように、スライドドア80が閉じた状態の車両側面視でセンターピラー20と交差するようになっている。このため、側面衝突発生時、スライドドア80に入力された衝突荷重は、インパクトビーム50によって前後方向に分散する。さらに、衝突荷重は、車両側面視でインパクトビーム50と交差したセンターピラー20に伝達し、センターピラー20によって上下方向に分散する。
上述したとおり、本実施形態では、スライドドア80の内部のインパクトビーム50が車両側面視でセンターピラー20と交差しているので、側面衝突発生時の衝突荷重が車両前後方向に効率よく分散される。これにより、側面衝突を想定したときのセンターピラー20に要求される強度を抑えることができるので、本実施形態では、従来の車両(例えば、前側ドア開口部18Fと後側ドア開口部18Rのそれぞれに対してドアが設定されており、車両側面視でインパクトビームとセンターピラーとが交差していない車両)よりも、センターピラー20の断面形状が小さく設計されている。その結果、図1に示される断面、すなわち、センターピラー20とインパクトビーム50とが車両側面視で交差している高さでの車両上下方向に直交する断面で、センターピラー20の大きさが、フロントピラー28の大きさよりも小さくなっている。さらに詳細には、上記断面で、センターピラー20は、フロントピラー28よりも、車幅方向の寸法と車両前後方向の寸法の両方が小さくなっている。
このように、本実施形態では、センターピラー20とインパクトビーム50とが車両側面視で交差している高さでの車両上下方向に直交する断面で、センターピラー20の断面の大きさ(閉断面の大きさ)が、フロントピラー28の大きさよりも小さいので、スライドドア80がセンターピラー20を跨いで配置される本実施形態のような車両10においても、車両10の車幅方向の寸法の増加を抑えることができる。また、センターピラー20の車両前後方向の寸法が小さいため、ドア開口部18からの乗降性を確保することができる。
また、本実施形態では、スライドドア80の車室側の面に凹部87が形成されている。そして、凹部87には、スライドドア80が閉じた状態で、センターピラー20の少なくとも一部が入り込む。このため、スライドドア80が閉じた状態で、センターピラー20とインパクトビーム50との車幅方向の距離を、凹部87が形成されていない場合と比較して短くすることができ、側面衝突発生後、早期に衝突荷重を分散させることができる。
〔上記実施形態の補足説明〕
なお、本実施形態では、図1や図2Aに示されるように、インパクトビーム50の後端50Rは、スライドドア80が閉じた状態の車両側面視で、リアピラー29(車体側部11)と重なっているが、インパクトビーム50の前端50Fは、フロントピラー28(車体側部11)と重なっていない例を説明した。但し、スライドドア80が閉じた状態の車両側面視で、インパクトビーム50の前端50F及び後端50Rを車体側部11と重なるようにしてもよい。この場合、インパクトビーム50は、スライドドア80が閉じた状態の車両側面視で、センターピラー20と交差しているだけでなく、その前端50F及び後端50Rが車体側部11と重なっているため、側面衝突時、インパクトビーム50によって前後方向に分散された衝突荷重が車体側部11に伝達されやすい。
また、上記実施形態では、「補強部材」の一例としてのインパクトビーム50の長手方向が、車両前後方向を向いている例を説明したが、本発明はこれに限定されない。補強部材の長手方向は、例えば、前端が後端よりも車両上方に位置するように多少傾斜されていてもよい。つまり、補強部材の長手方向は、車両略前後方向を向いていればよい。
また、上記実施形態では、ドアインナパネル84に、ドアトリム86の凹部87に対応する凹部85が形成されている例を説明したが、本発明はこれに限定されず、ドアインナパネル84に凹部85が形成されていなくてもよい。
また、上記実施形態では、図1に示されるように、センターピラー20のアウタパネル20Aのうち一部が、ドアトリム86の車室側の面に設けられた凹部87に入り込む例を説明したが、本発明はこれに限定されない。センターピラー20のアウタパネル20Aの全部が、凹部87に入り込むようにしてもよい。
また、上記実施形態では、「補強部材」の一例としてのインパクトビーム50が、鋼鉄製のパイプ形状とされている例を説明したが、本発明の「補強部材」はこれに限定されず、アルミなどの他の金属製であってもよいし、繊維強化プラスチック製であってもよい。また、本発明の「補強部材」は、パイプ形状のような空洞が設けられた形状でなく、中実の棒形状であってもよいし、その他の形状であってもよい。
S 車両側部構造
10 車両
11 車体側部
18 ドア開口部
18F 前側ドア開口部
18R 後側ドア開口部
20 センターピラー(車体側部)
24 ロッカ(車体側部)
26 ルーフサイドレール(車体側部)
28 フロントピラー(車体側部)
29 リアピラー(車体側部)
50 インパクトビーム(補強部材)
50F 前端
50R 後端
80 スライドドア
86 ドアトリム
87 凹部(スライドドアの車室側の面に形成された凹部)
90 車室

Claims (4)

  1. 乗員が乗降するためのドア開口部が形成され、前記ドア開口部を前後に分けるセンターピラーを含んで構成された車体側部と、
    前記ドア開口部を開閉可能に設けられ、閉じた状態で前記センターピラーを車両前後方向に跨いで配置されるスライドドアと、
    長手方向を車両略前後方向に向けて前記スライドドアの内部に設けられ、前記スライドドアが閉じた状態の車両側面視で前記センターピラーと交差する長尺状の補強部材と、
    を備える車両側部構造。
  2. 前記センターピラーと前記補強部材とが車両側面視で交差している高さでの車両上下方向に直交する断面で、前記センターピラーの大きさは、前記ドア開口部の前方に設けられたフロントピラーの大きさよりも小さい、
    請求項1記載の車両側部構造。
  3. 前記スライドドアの車室側の面には、前記スライドドアが閉じた状態で前記センターピラーの少なくとも一部が入り込む凹部が形成されている、
    請求項1又は請求項2に記載の車両側部構造。
  4. 前記スライドドアが閉じた状態の車両側面視で、前記補強部材の前端及び後端は、前記車体側部と重なっている、
    請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の車両側部構造。
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