JP2020055591A - 容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定して所望のシール強度の通蒸部を形成するとともに、容器の密封性を保つ。【解決手段】第1容器本体と、前記第1容器本体が形成する内部空間の周縁部に位置する接合領域で前記第1容器本体に接合される第2容器本体とを備え、前記接合領域の周方向の一部に、互いに孤立した複数の非接合領域が形成される容器が提供される。【選択図】図2

Description

本発明は、容器に関する。
容器の水分を含む内容物を電子レンジで調理すると、水蒸気が発生して内圧によって破裂が生じる。それを回避するため、一定の内圧がかかると自動的に容器内部と外部とを連通させる孔が空き、蒸気を排出する自動通蒸の技術が知られている。この自動通蒸の機構の一つとして、通蒸部における容器本体と蓋体との間の接合強度を、通蒸部以外の接合強度よりも低くなるように(低接合強度になるように)シールすることによって、内圧の上昇時に通蒸部の接合を選択的に破壊させて通蒸孔を作製するものがある。このような通蒸部を利用した技術は、例えば特許文献1に記載されている。
特開2017−085983号公報
ところが、樹脂材料間の接合強度は、強度が一定の値に到達するとシール条件を変えてもほぼ一定になる一方で、強度が低い領域では例えばヒートシールの場合のシール温度のようなシール条件に対して敏感である。従って、上記のように低接合強度の通蒸部を形成しようとした場合、製造装置や製造時の環境の要因によって生じるシール条件の誤差によって接合強度が大きく変化してしまい、通蒸が不安定になる可能性がある。
そこで、図7に示される例のように、四角錐状の凸部が配列されたシール盤を用いて形成するローレットシールで通蒸部941を形成する技術も提案されている。この場合、シール盤に形成される凸部の頂点に対応する領域941Aに対して、凸部の斜面に対応する領域941Bでは接合強度が低くなることによって、安定して低接合強度を実現することができる。
しかしながら、上記の通蒸部941では、シール盤に形成される凸部の間の谷部分に対応する領域941Cでさらに接合強度が低くなることによって、未シール部分が発生する可能性がある。領域941Cの未シール部分が容器内部から外部まで連続すると、シール漏れになり、容器の密封性が損なわれてしまう。
上記に鑑み、本発明は、安定して所望のシール強度の通蒸部を形成するとともに、容器の密封性を保つことが可能な容器を提供することを目的とする。
本発明のある観点によれば、第1容器本体と、第1容器本体が形成する内部空間の周縁部に位置する接合領域で第1容器本体に接合される第2容器本体とを備え、接合領域の周方向の一部に、互いに孤立した複数の非接合領域が形成される容器が提供される。
上記の構成によれば、接合領域の周方向の一部を通蒸部とし、この部分に複数の非接合領域を形成することによって、安定して所望のシール強度の通蒸部を形成することができる。また、非接合領域は互いに孤立しているため、シール漏れを防止し容器の密封性を保つこともできる。
上記の容器において、非接合領域の1つあたりの面積は0.1mm以上であってもよい。また、第1容器本体は、内部空間を形成するカップ状の凹部と、凹部の周縁部に形成されるフランジ部とを含み、第2容器本体は、フランジ部に位置する接合領域で第1容器本体に接合されるフィルム状の蓋体であってもよい。
上記の容器において、第1容器本体は、少なくとも第1層および第2層を含む積層体からなり、凹部および凹部の周縁部に形成されるフランジ部を含み、接合領域はフランジ部に形成され、第2容器本体と第2層との間の接合強度は、第2層と第1層との間の層間接合強度よりも強く、接合領域よりも凹部側に第2層の欠落部が形成されてもよい。
上記の容器において、第1容器本体は、凹部および凹部の周縁部に形成されるフランジ部を含み、接合領域はフランジ部に形成され、第1容器本体は、第1層と、第1層に接合され接合領域に面する第2層とを少なくとも含む積層体からなり、第2容器本体は、接合領域に面する第3層と、第3層に接合される第4層とを少なくとも含む積層体からなり、第2層または第3層のいずれかが凝集破壊層であり、凝集破壊層の凝集強度は蓋体と容器本体との間の接合強度、第1層から第4層までのうち凝集破壊層以外の各層の凝集強度、ならびに第1層と第2層との間および第3層と第4層との間の層間接合強度よりも弱くてもよい。また、この場合において、接合領域の凹部側の端縁部に、第1層および第2層を形成する樹脂からなり凹部側に傾いた瘤状断面の第1樹脂溜まり部と、第3層の樹脂からなり第1樹脂溜まり部よりも凹部側に位置する瘤状断面の第2樹脂溜まり部とが形成されてもよい。
本発明によれば、安定して所望のシール強度の通蒸部を形成するとともに、容器の密封性を保つことができる。
本発明の一実施形態に係る容器の斜視図である。 図1に示す容器の通蒸部を拡大して示す図である。 変形例に係る容器の通蒸部を拡大して示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る容器の部分断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る容器の部分断面図である。 実施例および比較例におけるパンク圧強度とシール温度との関係を示すグラフである。 従来技術に係るローレットシールの例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る容器の斜視図である。図1に示されるように、容器100は、容器本体110と、蓋体130とを含む。容器本体110は、例えば図示されたような略円形の平面形状を有し、カップ状の凹部111と、凹部111の周縁部に形成されるフランジ部112とを含む。蓋体130は、凹部111の開口を覆うフィルム状の部材であり、フランジ部112に形成される環状の接合領域140でヒートシールまたは超音波シールなどを用いて容器本体110に接合されることによって凹部111との間に内部空間SPを形成する。つまり、接合領域140は、容器本体110が形成する内部空間の周縁部に位置する。接合領域140の周方向の一部には、後述するような通蒸部141が形成される。本実施形態において、容器本体110および蓋体130は、容器の材料として利用可能な各種の樹脂材料、または樹脂材料の積層体によって形成される。樹脂材料には、必要に応じて無機材料などの添加物が加えられてもよい。
図2は、図1に示す容器の通蒸部を拡大して示す図である。図示されているように、通蒸部141では、接合領域140に、直径φの略円形の非接合領域141Aが中心間隔dで配列される。ここで、配列は、規則性をもった位置関係で形成されることを意味する。それぞれの非接合領域141Aは、互いに接することなく孤立している(つまり、d>φ)。非接合領域141Aは、例えばシール盤に同形状の凹部を形成し、凹部では熱や超音波を加えないことによって形成される。非接合領域141Aを形成することによって、通蒸部141で他の部分よりも接合強度を低くする、あるいは通蒸部141で接合強度のシール温度(または超音波の強さ)に対する変化率を緩やかにすることができる。
図3は、変形例に係る容器の通蒸部を拡大して示す図である。図示されているように、変形例に係る容器の通蒸部141では、角丸V字形の非接合領域141Bが配列される。本変形例でも、非接合領域141Bは、互いに接することなく孤立している。非接合領域141Bも、例えばシール盤に同形状の凹部を形成し、凹部では熱や超音波を加えないことによって形成される。非接合領域141Bを形成する場合も、通蒸部141で他の部分よりも接合強度を低くする、あるいは通蒸部141で接合強度のシール温度(または超音波の強さ)に対する変化率を緩やかにすることができる。
上記で図3の例に示されたように、本実施形態では、通蒸部141において略円形に限らず様々な形状の非接合領域を配列することが可能である。図3の例に示された形状以外にも、多角形、または楕円形などの非接合領域を配列してもよい。また、非接合領域の形状はすべて同じでなくてもよく、例えば複数の種類の形状の非接合領域を配列することによって通蒸部141が形成されてもよい。いずれの場合も、非接合領域が互いに接することなく孤立していることによって、容器100の内部と外部とが連通するシール漏れの発生が防止される。
(第2の実施形態)
次に、図4を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、以下で説明する点を除いて、本実施形態の構成は通蒸部141を含む上記の第1の実施形態の構成と同様であるため、重複した説明は省略する。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る容器の部分断面図である。本実施形態において、容器本体110は、図4に示されるように、基材層114Aおよび表面層114Bを含む積層体114を、真空成形または圧空成形などによって凹部111およびフランジ部112を含む形状に成形したものである。基材層114Aは、容器本体110の外側に位置し、容器本体110の形状の保持に必要とされる剛性を発揮する。表面層114Bは、容器本体110の内側、すなわち内部空間SPに面する側に位置する。接合領域140において、蓋体130は積層体114の表面層114Bに接合される。後述するように、接合領域140における蓋体130と表面層114Bとの間の接合強度は、積層体114における基材層114Aと表面層114Bとの間の層間接合強度よりも強い。
ここで、積層体114の基材層114Aは、例えばオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、およびポリエステル系樹脂からなる群の少なくともいずれかを含む樹脂で形成される。オレフィン系樹脂としては、ポリプロピレン、およびポリエチレンが例示される。ポリエステル系樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)が例示される。基材層114Aには、剛性を向上させるためにタルクなどの無機フィラーが添加されてもよい。
一方、積層体114の表面層114Bは、例えばポリオレフィン系樹脂で形成される。ポリオレフィン系樹脂としては、ホモポリプロピレン(HPP)、ランダムポリプロピレン(RPP)、およびブロックポリプロピレンのようなポリプロピレン系樹脂、高密度ポリエチレン(HDPE)、および低密度ポリエチレン(LDPE)のようなポリエチレン系樹脂、ならびに直鎖状エチレン−α−オレフィン共重合体などが例示される。
なお、図示された例において積層体114は基材層114Aおよび表面層114Bの2つの層を含むが、他の例において積層体114は追加の層を含んでもよい。例えば、積層体114は、高い剛性が必要とされる場合に、複数の基材層と、基材層同士を接着する接着層とを含んでもよい。接着層は、例えばウレタン系エラストマー、スチレン系エラストマー、無水マレイン酸変性ポリエチレン、無水マレイン酸変性ポリプロピレン、またはエチレン酢酸ビニル(EVA)などで形成される。また、積層体114は、酸素などを遮断するガスバリア層を含んでもよい。ガスバリア層は、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、またはポリアクリロニトリル(PAN)などで形成される。
さらに、本実施形態では、容器本体110のフランジ部112に、接合領域140に沿う切り込み115が形成される。切り込み115は、接合領域140よりも凹部111側のフランジ部112で、少なくとも積層体114の表面層114Bに形成される。後述するように、切り込み115は、表面層114Bの欠落部の例である。図示された例では切り込み115がちょうど表面層114Bだけを貫通して基材層114Aには達していないが、切り込み115は基材層114Aの一部に達していてもよい。あるいは、切り込み115は表面層114Bを貫通せず、表面層114Bが容器の開封時に容易に破断できる程度の厚さで残されてもよい。なお、切り込み115の断面形状は図示された例ではV字形であるが、U字形またはI字形などの他の形状であってもよい。
蓋体130は、外層131Aおよびシール層131Bを含むフィルム状の積層体131からなる。外層131Aは、蓋体130の表側、すなわち容器本体110に面しない側に位置し、蓋体130に必要とされる柔軟性や引張強度を発揮する。シール層131Bは、蓋体130の裏側、すなわち容器本体110に面する側に位置し、接合領域140で容器本体110を構成する積層体114の表面層114Bに接合される。ここで、積層体131の外層131Aは、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、または二軸延伸ナイロンフィルム(O−Ny)などで形成される。また、積層体131のシール層131Bは、例えばランダムポリプロピレン(RPP)、ブロックポリプロピレン(BPP)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、またはポリエチレンなどの樹脂組成物で形成される。
なお、他の例において、蓋体130を構成する積層体131は必ずしもフィルム状でなくてもよく、容器本体110を構成する積層体114と同様に所定の形状に成形されたシート状の積層体であってもよい。この場合、容器は、互換的な第1容器本体と第2容器本体とを含むといえる。第1容器本体を構成する積層体が第1層および第2層を含み、第2層に欠落部が形成されることによって、第1層と第2層との層間剥離を利用して容器を開封することができる。上記の例では第1容器本体が容器本体110、第2容器本体が蓋体130であるが、第1容器本体を蓋体130、第2容器本体を容器本体110とし、蓋体130を構成する積層体の第2層に欠落部を形成することも可能である。同様の構成は、後述する他の実施形態でも可能である。
次に、図4に示した容器の開封動作について説明する。図4(A)よび図4(B)に示すように、ユーザは延出した蓋体130の端部を摘持し、ここから蓋体130を引き剥がすことによって容器の開封を開始することができる。
ここで、上述のように、接合領域140における蓋体130と表面層114Bとの間の接合強度は、積層体114の基材層114Aと表面層114Bとの間の層間接合強度よりも強い。従って、上記のようにユーザが蓋体130を引き剥がすと、積層体114の端部に近い接合領域140で蓋体130に接合された表面層114Bが蓋体130とともに引き剥がされる一方で、積層体114の基材層114Aと表面層114Bとの間は層間剥離する。
さらにユーザが蓋体130を引き剥がすと、図4(B)に示すように、切り込み115で表面層114Bが蓋体130から離れ、そこから先は蓋体130だけが引き剥がされる。これは、上述のように、切り込み115が表面層114Bを貫通して形成されているか、または切り込み115によって表面層114Bが容易に破断できる程度の厚さにされているためである。
本実施形態に係る容器は、上記のような手順によって開封される。積層体114の基材層114Aと表面層114Bとの間の層間接合強度を弱めれば、開封時にユーザが蓋体130を引き剥がす力が小さくて済み、開封が容易になる。その一方で、開封前、容器本体110と蓋体130とが互いに接合された状態では、内部空間SPの内圧は接合領域140、より具体的には接合領域140の凹部111側の端縁部に集中する。切り込み115は接合領域140の端縁部から離隔しているため、集中した内圧が切り込み115を起点にして積層体114を層間剥離させるように作用することが防止される。それゆえ、上記のように層間接合強度を弱めることによって開封を容易にした場合であっても、蓋体130と表面層114Bとの間の接合強度を強くすることによって高い内圧に対抗することができる。このようにして、本実施形態に係る容器では、開封性と耐内圧性とを両立させることができる。なお、密封性を保つために、層間剥離の表面層(上記の例では表面層114B)の厚みは、一例として10μm〜200μmであることが好ましく、50μm〜150μmであることがより好ましい。
(第3の実施形態)
次に、図5を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、以下で説明する点を除いて、本実施形態の構成は通蒸部141を含む上記の第1の実施形態の構成と同様であるため、重複した説明は省略する。なお、上記の第2の実施形態および本実施形態の説明については、それぞれ独立して構成要素に符号が付されているため、第2の実施形態および第3の実施形態の間では符号に対応する構成要素が必ずしも一致しない。
図5は、本発明の第3の実施形態に係る容器の部分断面図である。本実施形態において、容器本体110は、図5に示されるように、基材層114A、表面下層114Bおよび表面層114Cを含む積層体114を、真空成形または圧空成形などによって凹部111およびフランジ部112を含む形状に成形したものである。基材層114Aは、容器本体110の外側に位置し、容器本体110の形状の保持に必要とされる剛性を発揮する。表面下層114Bは、基材層114Aと表面層114Cとの間にあり、それぞれの層に接合されている。表面層114Cは、容器本体110の内側、すなわち内部空間SPに面する側に位置し、フランジ部112に形成される接合領域140に面する。
ここで、積層体114の基材層114Aおよび表面下層114Bは、例えばオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、およびポリエステル系樹脂からなる群の少なくともいずれかを含む樹脂で形成される。オレフィン系樹脂としては、ポリプロピレン、およびポリエチレンが例示される。ポリエステル系樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)が例示される。基材層114Aおよび表面下層114Bとの間では、例えば剛性が異なる。基材層114Aには、剛性を向上させるためにタルクなどの無機フィラーが添加されてもよい。
一方、積層体114の表面層114Cは、例えばエチレン−アクリル酸エステル−無水マレイン酸共重合体またはスチレングラフトプロピレン樹脂の少なくともいずれかを、ポリプロピレン系樹脂にブレンドして得られた樹脂組成物で形成される。この場合、エチレン−アクリル酸エステル−無水マレイン酸共重合体またはスチレングラフトプロピレン樹脂は、ポリプロピレン系樹脂100質量部に対して、好ましくは10質量部から50質量部、特に好ましくは15質量部から40質量部程度、添加すればよい。
なお、図示された例において積層体114は基材層114A、表面下層114Bおよび表面層114Cの3つの層を含むが、他の例において積層体114は追加の層を含んでもよい。例えば、積層体114は、高い剛性が必要とされる場合に、複数の基材層と、基材層同士を接着する接着層とを含んでもよい。接着層は、例えばウレタン系エラストマー、スチレン系エラストマー、無水マレイン酸変性ポリエチレン、無水マレイン酸変性ポリプロピレン、またはエチレン酢酸ビニル(EVA)などで形成される。また、積層体114は、酸素などを遮断するガスバリア層を含んでもよい。ガスバリア層は、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、またはポリアクリロニトリル(PAN)などで形成される。
蓋体130は、外層131Aおよびシール層131Bを含むフィルム状の積層体131からなる。外層131Aは、蓋体130の表側、すなわち容器本体110に面しない側に位置し、蓋体130に必要とされる柔軟性や引張強度を発揮する。外層131Aは、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、または二軸延伸ナイロンフィルム(O−Ny)などで形成される。一方、シール層131Bは、蓋体130の裏側、すなわち容器本体110に向けられる側に位置し、フランジ部112に形成される接合領域140に面する。シール層131Bは、例えばランダムポリプロピレン(RPP)、ブロックポリプロピレン(BPP)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、またはポリエチレンなどの樹脂組成物で形成される。本実施形態において、外層131Aとシール層131Bとは互いに接合されている。なお、他の実施形態では、積層体131にも追加の層が含まれてもよい。
ここで、本実施形態において、積層体114の表面層114Cの凝集強度は、接合領域140における蓋体130と容器本体110との間の接合強度よりも弱く、積層体114および積層体131を構成する表面層114C以外の各層の凝集強度よりも弱く、また積層体114および積層体131の各層の間の層間接合強度よりも弱い。つまり、表面下層114Bを第1層、表面層114Cを第2層、シール層131Bを第3層、外層131Aを第4層とした場合に、第2層の凝集強度は、蓋体130と容器本体110との間の接合強度、第1層、第3層および第4層の凝集強度、ならびに第1層と第2層との間および第3層と第4層との間の層間接合強度よりも弱い。これによって、後述するように、本実施形態では表面層114Cを凝集破壊層とすることによって容器を容易に開封することができる。なお、本明細書において、凝集強度は、積層体の各層を構成する樹脂を結合させている分子間力(凝集力)によって発揮される強度を意味する。
さらに、本実施形態では、図5に示されるように、接合領域140の凹部111側の端縁部に、第1樹脂溜まり部121および第2樹脂溜まり部122が形成される。第1樹脂溜まり部121は、積層体114の表面下層114Bおよび表面層114Cを形成する樹脂からなり、凹部111側に傾いた瘤状断面を有する。第2樹脂溜まり部122は、蓋体130のシール層131Bを形成する樹脂からなり、第1樹脂溜まり部121よりも凹部111側に位置する瘤状断面を有する。図示されているように、表面層114Cは、第1樹脂溜まり部121の表面に沿って、かつ第1樹脂溜まり部121と第2樹脂溜まり部122との隙間を通るように形成される。以下の本実施形態の説明では、第1樹脂溜まり部121および第2樹脂溜まり部122を総称して樹脂溜まり部120ともいう。
次に、図5に示した容器の開封動作について説明する。図5(A)および図5(B)に示すように、ユーザは延出した蓋体130の端部を摘持し、ここから蓋体130を引き剥がすことによって容器の開封を開始することができる。
ここで、上述のように、表面層114Cの凝集強度は、接合領域140における蓋体130と表面層114Cとの間の接合強度、積層体114および積層体131の表面層114C以外の各層の凝集強度、ならびに積層体114および積層体131の各層の間の層間接合強度よりも弱い。従って、ユーザが蓋体130を引き剥がすと、接合領域140に対応する位置で蓋体130に引っ張られた表面層114Cが凝集破壊される。これによって、表面層114Cの一部が蓋体130とともに引き剥がされ、表面層114Cの残りの部分は表面下層114B側に残る。
さらにユーザが蓋体130を引き剥がすと、図5(B)に示すように、樹脂溜まり部120で表面層114Cの凝集破壊が途切れ、そこから先は蓋体130だけが引き剥がされる。これは、樹脂溜まり部120において、表面層114Cの凝集破壊が、第1樹脂溜まり部121の形状に沿って進行するためである。第1樹脂溜まり部121の表面と第2樹脂溜まり部122の表面とが互いに離反する接合領域140の端縁140E付近で表面層114Cは両側から引っ張られて破断し、蓋体130側から離れる。
本実施形態に係る容器は、上記のような手順によって開封される。積層体114の表面層114Cの凝集強度を弱めれば、開封時にユーザが蓋体130を引き剥がす力が小さくて済み、開封が容易になる。その一方で、開封前、容器本体110と蓋体130とが互いに接合された状態では、内部空間SPの内圧は接合領域140に作用する。接合領域140における蓋体130と容器本体110との間の接合強度は、表面層114Cの凝集強度よりも強くすることが可能であるため、上記のように表面層114Cの凝集強度を弱めることによって開封を容易にした場合であっても、蓋体130と容器本体110との間の接合強度は強いままにして高い内圧に対抗することができる。加えて、接合領域140では第1樹脂溜まり部121の凹部111側の根元付近に応力が集中するため、接合領域140はより樹脂溜まり部が形成されない場合よりも高い内圧に対抗することが可能である。このようにして、本実施形態に係る容器では、開封性と耐内圧性とを両立させることができる。なお、密封性を保つために、凝集剥離の表面層(上記の例では表面層114C)の厚みは、一例として10μm〜200μmであることが好ましく、15μm〜80μmであることがより好ましい。また、上記で説明したような樹脂溜まり部120を形成することは必須ではなく、樹脂溜まり部が形成されない場合でも、上記のような凝集強度と層間接合強度との関係が成り立てば、上記の例と同様に開封性と耐内圧性とを両立させることができる。
続いて、本発明の実施例について説明する。表1に示す実施例1〜実施例4、および比較例1、比較例2について、ヒートシールのシール温度を変えながら、容器に成形する前のシートに、RPP(ランダムポリプロピレン)シーラントフィルムを蓋材として接合したものについて、シートと蓋材との間に所定の送風量で空気を送入することによってパンク圧強度(破袋時の最大圧力)を測定した。実施例1〜実施例3は非接合領域を円形にして直径φを変化させた例、実施例4は非接合領域を角丸V字形にした例、比較例1は非接合領域を形成しなかった例、比較例2は図7に示したような網目状のローレットシールで通蒸部を形成した例である。表1には、非接合領域1つあたりの面積Sも示す。なお、実施例4における面積Sは、V字形の角丸部分を無視して(角があるものとして)計算した。
Figure 2020055591
図6は、実施例および比較例におけるパンク圧強度とシール温度との関係を示すグラフである。グラフに示されるように、比較例1ではシール温度が165℃から175℃の間でパンク圧強度が0.034MPaから0.111MPaまで急上昇する。つまり、比較例1の場合、上記の10℃の温度範囲の中でシール温度が変動するとパンク圧強度が大きく変化するため、シール温度に対する通蒸安定性は低い。一方、本発明の実施例では、実施例2で上記の温度範囲のパンク圧強度の傾きが比較例1よりもわずかに緩くなる(表1では、通蒸安定性について「△」の評価)。非接合領域の直径φをさらに大きくした実施例1、実施例3および実施例4では、シール温度が165℃を超えてからのパンク圧強度の上昇が比較例1に比べて顕著に緩やかであり、パンク圧強度が0.10MPaを超えるのはシール温度が185℃〜195℃のときである(表1では、通蒸安定性について「〇」の評価)。このように、実施例1〜実施例4ではシール温度に対する通蒸安定性が比較例1に比べて改善されるため、所望のパンク圧強度を実現する場合のシール温度の許容誤差を大きくとることができる。例えば上記の実施例2の結果から、通蒸安定性の改善のためには、非接合領域の1つあたりの面積Sが0.1mm以上、より好ましくは0.15mm以上であることが好ましい。
一方、比較例2では、通蒸安定性については実施例と同等であるものの、密封性について実施例よりも劣るという結果であった。ここで、密封性は、浸透液による漏れ評価(ピンホールチェック)によって評価した。具体的には、シール面に浸透液を接触させ、所定時間後に浸透液がシール面を越えるか否かで評価した。この方法で、シールのパンク圧強度を0.03MPaとし、所定時間を24時間として密封性を評価したところ、実施例1〜実施例5および比較例1では内容物の漏れはなく「〇」の評価、比較例2では内容物の漏れがあり「×」の評価であった。
上記の実施例から、本発明の実施形態における非接合領域を形成した通蒸部では、シール温度の許容誤差を大きくとれることによって、安定して所望のパンク圧強度、つまりシール強度を実現できることがわかる。図2および図3を参照して説明したように、本発明の実施形態では非接合領域は互いに接することなく孤立しているため、シール漏れの発生を防止し、容器の密封性を保つこともできる。
なお、上記の例ではカップ状の凹部を有する容器本体にフィルム状の蓋体が接合された容器について説明したが、他の実施形態では、異なる形状の容器に本発明を適用することが可能である。例えば、いずれもカップ状の凹部を有する第1容器本体および第2容器本体が互いに接合される接合領域に、上記の実施形態で説明したような非接合領域が配列された通蒸部を形成してもよい。また、例えば、いずれもフィルム状の第1容器本体および第2容器本体が互いに接合される接合領域に、上記の実施形態で説明したような非接合領域が配列された通蒸部を形成してもよい。この場合、容器は袋状になる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はこれらの例に限定されない。本発明の属する技術の分野の当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
100…容器、110…容器本体、111…凹部、112…フランジ部、130…蓋体、140…接合領域、141…通蒸部、141A…非接合領域、141B…非接合領域。

Claims (6)

  1. 第1容器本体と、前記第1容器本体が形成する内部空間の周縁部に位置する接合領域で前記第1容器本体に接合される第2容器本体とを備え、
    前記接合領域の周方向の一部に、互いに孤立した複数の非接合領域が形成される容器。
  2. 前記非接合領域の1つあたりの面積は0.1mm以上である、請求項1に記載の容器。
  3. 前記第1容器本体は、前記内部空間を形成するカップ状の凹部と、前記凹部の周縁部に形成されるフランジ部とを含み、
    前記第2容器本体は、前記フランジ部に位置する前記接合領域で前記第1容器本体に接合されるフィルム状の蓋体である、請求項1または請求項2に記載の容器。
  4. 前記第1容器本体は、少なくとも第1層および第2層を含む積層体からなり、凹部および前記凹部の周縁部に形成されるフランジ部を含み、前記接合領域は前記フランジ部に形成され、
    前記第2容器本体と前記第2層との間の接合強度は、前記第2層と前記第1層との間の層間接合強度よりも強く、
    前記接合領域よりも前記凹部側に前記第2層の欠落部が形成される、請求項1または請求項2に記載の容器。
  5. 前記第1容器本体は、凹部および前記凹部の周縁部に形成されるフランジ部を含み、前記接合領域は前記フランジ部に形成され、
    前記第1容器本体は、第1層と、前記第1層に接合され前記接合領域に面する第2層とを少なくとも含む積層体からなり、
    前記第2容器本体は、前記接合領域に面する第3層と、前記第3層に接合される第4層とを少なくとも含む積層体からなり、
    前記第2層または前記第3層のいずれかが凝集破壊層であり、前記凝集破壊層の凝集強度は前記第2容器本体と前記第1容器本体との間の接合強度、前記第1層から前記第4層までのうち前記凝集破壊層以外の各層の凝集強度、ならびに前記第1層と前記第2層との間および前記第3層と前記第4層との間の層間接合強度よりも弱い、請求項1または請求項2に記載の容器。
  6. 前記接合領域の前記凹部側の端縁部に、前記第1層および前記第2層を形成する樹脂からなり前記凹部側に傾いた瘤状断面の第1樹脂溜まり部と、前記第3層の樹脂からなり前記第1樹脂溜まり部よりも前記凹部側に位置する瘤状断面の第2樹脂溜まり部とが形成される、請求項5に記載の容器。
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