JP7032210B2 - 容器 - Google Patents
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Description
上記の構成によれば、接合領域の突出部を含む部分で容器本体と蓋体との間が他の部分よりも低い圧力で剥離するため、この部分を通蒸部として内容物の加熱時に水蒸気を放出して容器の破裂を防止しつつ、容器内に水蒸気を充満させて内容物の加熱効率を向上させることができる。突出部の両側にフランジ部の幅方向に延びる切り込みが形成されることによって、通蒸部で容器の内部空間が外部空間に連通する幅が安定し、容器間でのばらつきが小さい安定した加熱効率の向上効果を得ることができる。
上記の構成によれば、第2層の追加の欠落部で容器本体と蓋体との間が他の部分よりも低い圧力で剥離するため、この部分を通蒸部として内容物の加熱時に水蒸気を放出して容器の破裂を防止しつつ、容器内に水蒸気を充満させて内容物の加熱効率を向上させることができる。このようにして形成される通蒸部では容器の内部空間が外部空間に連通する幅が安定し、容器間でのばらつきが小さい安定した加熱効率の向上効果を得ることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る容器の斜視図である。図1(A)には開封前の状態が、図1(B)には開封中の状態が、それぞれ示されている。図2は、図1に示す容器の部分断面図である。図2(A)は図1(A)に示すIIA-IIA線に沿った断面図であり、図2(B)は図1(B)に示すIIB-IIB線に沿った断面図である。
次に、上記のような容器100の開封動作について説明する。容器100では、図2(A)に示すように蓋体130の一部が容器本体110のフランジ部112の周縁から延出したタブを形成している。ユーザは蓋体130のタブ部分を容易に摘持し、ここから蓋体130を引き剥がすことによって容器100の開封を開始することができる。
図3は、図1に示す容器の通蒸部の構成を示す図である。本実施形態では、図1に示されるように、容器100のフランジ部112に通蒸部120が形成される。ここで、通蒸部120は、容器100の内部空間SPの内圧が上昇したときに、内部空間SPを外部空間に連通させることが可能な部分である。図3に示されるように、通蒸部120では、フランジ部112の周方向の一部で接合領域140が環状切り込み115に向けて突出する突出部140Pと、突出部140Pの両側で環状切り込み115から接合領域140に向けてフランジ部112の幅方向に延びる交差切り込み121とが形成される。交差切り込み121は、環状切り込み115と同様に、少なくとも積層体114の表面層114Bに形成されるが、基材層114Aの一部に達していてもよく、表面層114Bを貫通していなくてもよい。また、交差切り込み121の断面形状は、環状切り込み115と同様にV字形であってもよく、U字形またはI字形などの他の形状であってもよい。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る容器の通蒸部の構成を示す図である。なお、本実施形態の構成は、以下で説明する通蒸部の構成を除いては上記の第1の実施形態と同様であるため、重複した説明は省略する。図4に示されるように、本実施形態で容器100のフランジ部112に形成される通蒸部220では、フランジ部112の周方向の一部で接合領域140の凹部111側の端縁部に沿う追加の切り込み221と、追加の切り込み221の両側から環状切り込み115に向けてフランジ部112の幅方向に延びる交差切り込み222とが形成される。追加の切り込み221は、例えば環状切り込み115と同様に形成される積層体114の表面層114Bの欠落部である。交差切り込み222は、環状切り込み115と同様に、少なくとも積層体114の表面層114Bに形成されるが、基材層114Aの一部に達していてもよく、表面層114Bを貫通していなくてもよい。また、交差切り込み222の断面形状は、環状切り込み115と同様にV字形であってもよく、U字形またはI字形などの他の形状であってもよい。
図6は、本発明の第3の実施形態に係る容器の通蒸部の構成を示す図である。なお、本実施形態の構成は、以下で説明する通蒸部および接合領域の構成を除いては上記の第1の実施形態と同様であるため、重複した説明は省略する。図6に示されるように、本実施形態で容器100のフランジ部112に形成される通蒸部320では、フランジ部112の周方向の一部で接合領域340の凹部111側の端縁部に沿う追加の切り込み321と、追加の切り込み321の両側から環状切り込み115に向けてフランジ部112の幅方向に延びる交差切り込み322とが形成される。追加の切り込み321および交差切り込み322の構成は、第2の実施形態で説明された追加の切り込み221および交差切り込み222と同様である。図示された例では、接合領域340の凹部111側の端縁部が波形に形成されており、追加の切り込み321が接合領域340の端縁部の波形に交差している。
図7は、本発明の実施形態の変形例を示す図である。図7に示すように、本変形例では、容器本体110のフランジ部112に形成される環状切り込み115の代わりに、接合領域140よりも凹部111側に位置するフランジ部112と凹部111との境界付近に、表面層114Bの環状薄肉部116が形成される。環状薄肉部116は、例えば、積層体114を凹部111およびフランジ部112を含む形状に成形するときに、フランジ部112の押圧によって基材層114Aの樹脂を表面層114B側に膨出させることによって形成される。環状薄肉部116では、図示された例のように表面層114Bが部分的に薄く成形されていてもよいし、あるいは表面層114Bが部分的に途切れていてもよい。
Claims (6)
- 少なくとも第1層および第2層を含む積層体からなり、凹部および前記凹部の周縁に沿って形成され前記周縁から外方に延出するフランジ部を含む第1容器本体と、
前記フランジ部に形成される接合領域で前記第2層に接合されることによって前記凹部との間に内部空間を形成する第2容器本体と
を備える容器であって、
前記第2容器本体と前記第2層との間の接合強度は、前記第2層と前記第1層との間の層間接合強度よりも強く、
前記接合領域の前記凹部側に離隔して並行する前記第2層の欠落部が形成され、
前記フランジ部の周方向の一部で前記接合領域が前記欠落部に向けて突出する突出部が形成され、
前記突出部の両側で前記欠落部から前記接合領域に向けて前記フランジ部の幅方向に延びる切り込みが少なくとも前記第2層に形成される容器。 - 前記切り込みは、前記接合領域に達していない、請求項1に記載の容器。
- 少なくとも第1層および第2層を含む積層体からなり、凹部および前記凹部の周縁に沿って形成され前記周縁から外方に延出するフランジ部を含む第1容器本体と、
前記フランジ部に形成される接合領域で前記第2層に接合されることによって前記凹部との間に内部空間を形成する第2容器本体と
を備える容器であって、
前記第2容器本体と前記第2層との間の接合強度は、前記第2層と前記第1層との間の層間接合強度よりも強く、
前記接合領域の前記凹部側に離隔して並行する前記第2層の欠落部が形成され、
前記フランジ部の周方向の一部で前記接合領域の前記凹部側の端縁部に沿う前記第2層の追加の欠落部が形成され、
前記追加の欠落部の両側から前記欠落部に向けて前記フランジ部の幅方向に延びる切り込みが少なくとも前記第2層に形成される容器。 - 前記切り込みは、前記欠落部に達していない、請求項3に記載の容器。
- 前記接合領域の前記凹部側の端縁部は波形に形成され、
前記追加の欠落部は前記端縁部の波形に交差する、請求項3または請求項4に記載の容器。 - 前記欠落部では、少なくとも前記第2層に切り込みが形成されるか、前記第2層が部分的に薄く成形されるか、または前記第2層が部分的に途切れる、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の容器。
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Citations (4)
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DE102006017834A1 (de) | 2006-04-13 | 2007-10-18 | Cfs Kempten Gmbh | Eine mikrowellengeeignete Verpackung |
JP2007284095A (ja) | 2006-04-14 | 2007-11-01 | Idemitsu Unitech Co Ltd | 包装容器 |
JP2017171329A (ja) | 2016-03-23 | 2017-09-28 | 東罐興業株式会社 | レンジ用容器 |
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2018
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