JP3112238U - 包装体の開封装置 - Google Patents

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数男 大野
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茨木精機株式会社
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Abstract

【課題】密封包装体おけるシール部分を、同包装体を破損させることなく、同包装体を膨張させる圧力により簡単に開封する。
【解決手段】内部の食品11の発熱による空気の膨張圧によって、包装体のシール部分24を剥離する力が発生する。合掌縁の縁辺23に対して、シーラの平行な稜と谷とが90度角になるように波状溶着24を施す。このため前記シール部分24を剥離する力は前記波状線に沿って働くことになり、幅狭シール部30の剥離を容易にして包装体の破損を防止するのである。
【選択図】図1

Description

本考案は、容器内部に収容した食品を電子レンジなどにより加熱調理するのに適する包装体の開封装置に関する。
容器内に収容した食品を加熱調理する場合、前記容器が密封していると、同容器内部の熱による空気膨張によって同容器が破損するので、下記の特許文献1に示すように、前記容器の一部を開口しておく手段が用いられるが、かかる容器構造の場合は前記開口部から包装体内部にの不純物の進入があり、不衛生という問題を抱える。
一方下記の特許文献2には、容器の開口部を加熱シールするとき予め同開口部に剥離剤を挟み込み、容器内部に空気膨張が生じたとき同膨張空気圧で前記剥離剤部分を剥離して、同空気を容器外に排除する構造を開示し、一方下記の特許文献3には、容器の開口部を加熱シールするとき予め同開口部に熱によって溶ける糊剤を挟み込み、容器内部に空気膨張が生じたとき、同時に生ずる熱で前記糊剤を溶かし、前記膨張空気を容器外に排除する構造を開示するが、これら剥離剤及び糊剤の使用は、食品の包装体として不衛生な面を抱えるという問題がある。
特開平01−291754号公報 特開平10−042800号公報 特開平11−089715号公報
本考案は前記問題を解決するために、食品の周りで熱可塑性フイルムを2つ折りすると共に、2つ折りした同フイルムの合掌縁を溶着して前記フイルムをチューブ化し、さらに同チューブフイルムの両端開口縁を溶着して形成した密封包装体であって、前記合掌縁の溶着または前記の両端開口縁の溶着を、シール面が稜と谷とを平行かつ交互に形成するシーラを使用して行うに当たり、これら合掌縁または開口縁それぞれの縁辺に対して前記シーラの平行な稜と谷とが90度角になるように、前記合掌縁及び開口縁に前記シーラを加圧して波状溶着を施すと同時に、前記波状溶着面の一部に、前記包装体の内側から前記合掌縁または開口縁それぞれの縁辺に向けて、非シール部が円弧型に食い込む幅狭シール部を形成して構成する。
前記の構成によれば、外部からの蒸気熱或いは、電子レンジによる食品自体の発熱による空気膨張が包装体の内部に生ずると、この空気の膨張圧によってシール部分全体に負荷が作用し、同シール部分を剥離する力が発生する。しかし前記の円弧型食い込みにより形成した幅狭シール部は、開口縁の縁辺に対してシーラの平行な稜と谷とが90度角になるようにシーラを加圧して波状溶着を施しており、従ってこのシール部分を剥離する力は前記波状線に沿って働くことになり、この幅狭シール部の剥離を容易にして包装体の破損を防止するのである。
図1に示す食品11を収容する密封包装体10は、前記食品11の周りで熱可塑性フイルム20を2つ折りすると共に、2つ折りした同フイルム20の合掌縁21を溶着して前記フイルムをチューブ化し、さらに同チューブフイルム20の両端開口縁22を溶着密封して形成したものである。
この場合、図2に示す一対のセンターシールローラ13により、前記フイルム20の合掌縁を挟圧して溶着し前記フイルムをチューブ化する場合、該ローラの軸線16と平行な、稜14と谷15とを周面に平行かつ交互に形成したローラ13を使用する。
一方前記両ローラの平面を図3で見ると、一側ローラの周面に形成した稜14が、他側のローラ周面の谷15に交互にはまり込んで前記合掌縁21を溶着するのであり、図1において前記合掌縁21の縁辺23を前記ローラの平行な稜14と谷15とが90度角で加圧し、前記合掌縁21に波状の溶着24を施すのである。
また前記ローラ13は、その周面における前記の平行な稜14と谷15とを部分的に削り取り、非シール円弧部17を形成するので、前記の波状溶着面24の一部には、前記包装体の内側から前記合掌縁の縁辺23に向けて円弧型に食い込む幅狭シール部30を形成することができるのである。
図1における包装体10の両端開口縁22のシールにおいても、同開口縁22の縁辺25に90度角で稜と谷とからなる波状シールを行い、この溶着面の一部に、包装体の内側から前記合掌縁の縁辺25に向けて円弧型に食い込む幅狭シール部31を形成する。
図4はトレイ35の開口縁36に、カバーフイルム40を溶着して密封する包装体であり、図5は、前記トレイの周縁フランジ36とカバーフイルム40とを、シール台37とシーラ38とで挟圧して溶着する状態を示すもので、前記シーラ38はその下面に平行な稜14と谷15とを交互に形成している。前記シーラ38によって、図4のフランジ36とフイルム40とを溶着するとき、前記フランジ36の縁辺39に対して前記シーラ38の平行な稜14と谷15とを90度角で作用させて、前記フランジ36に平行な波状の溶着41を施すのである。同時に前記の波状溶着面41の一部に、前記包装体の内側から前記合掌縁の縁辺39に向けて円弧型に食い込む非シール部の形成で、幅狭シール部42を形成することができるのである。
すでに説明したように図1及び図4それぞれに示す包装体の内部で空気膨張が起こると、この膨張空気圧は、円弧の非シール部内45に津波状に押し入り、ここに楔圧を加え幅狭シール部30及び42を押し開く。図3に示すように稜と谷とのかみ合いにおいては、前記稜の先端または谷底においてフイルムに対する加熱が不均等になりやすく、比較的小さな力で剥離しやすい状態になっているから、前記の幅狭い部分31及び42に空気の膨張圧が加わったときフイルムは容易に剥離して内部空気を排除するのである。
包袋を使用する包装体の斜視図 前記包装体のセンターシール機構説明図 前図の部分的平面図 トレイを使用する包装体の平面図 前図の部分的シール作用の説明図
符号の説明
10‥‥包装体
13‥‥センターシールロール
14‥‥稜
15‥‥谷
20‥‥フイルム
21‥‥フイルム合掌縁
22‥‥両端開口縁
23‥‥合掌縁の縁辺
24‥‥波状溶着面
25‥‥開口縁の縁辺
30‥‥幅狭シール部
31‥‥幅狭シール部
35‥‥トレイ
36‥‥シール部
39‥‥フランジの端縁
40‥‥カバーフイルム
41‥‥波状溶着面
42‥‥幅狭シール部

Claims (2)

  1. 食品の周りで熱可塑性フイルムを2つ折りすると共に、2つ折りした同フイルムの合掌縁を溶着して前記フイルムをチューブ化し、さらに同チューブフイルムの両端開口縁を溶着して形成した密封包装体であって、
    前記合掌縁の溶着または前記の両端開口縁の溶着を、シール面が稜と谷とを交互かつ平行に形成するシーラを使用して行うに当たり、前記合掌縁または開口縁それぞれの縁辺に対して前記シーラの平行な稜と谷とが90度角になるように、前記合掌縁及び開口縁に前記シーラを加圧して波状溶着を施すと同時に、前記波状溶着面の一部に、前記包装体の内側から前記合掌縁または開口縁それぞれの縁辺に向けて非シール部が円弧型に食い込む幅狭シールを形成したことを特徴とする開封装置。
  2. 食品を収容したトレイの開口縁にカバーフイルムを溶着して形成した密封包装体であって、
    前記開口縁の溶着を、シール面が稜と谷とを平行かつ交互に形成するシーラを使用して行うに当たり、前記開口縁の縁辺に対して前記シーラの平行な稜と谷とが90度角になるように、前記開口縁に前記シーラを加圧して波状溶着を施すと同時に、前記波状溶着面の一部に、前記トレイの内側から前記開口縁の縁辺に向けて、非シール部が円弧型に食い込む幅狭シールを形成したことを特徴とする開封装置。
JP2005002852U 2005-05-02 2005-05-02 包装体の開封装置 Expired - Lifetime JP3112238U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014012552A (ja) * 2012-07-05 2014-01-23 Seisan Nipponsha:Kk 減圧弁付き包装用袋
JP2020055591A (ja) * 2018-10-01 2020-04-09 出光ユニテック株式会社 容器

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